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2022年12月28日水曜日

12月28日水曜日/作家としての大鶴義丹

◇ テレビ

 朝、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、録画していたテレビ番組をあれこれと。「明石家サンタ」は今年はクリスマスイブではなく、25日深夜の放送だった。「お笑い向上委員会」で選ばれたネルソンズ岸も電話出演。しかし、ここで改めてしゃべるのではなく、「向上委員会」でしゃべった映像を流し、ここでは商品を選ぶだけだった。いや、しかし、この番組が求めている不幸な話は内容よりも話術が肝なのに、同じ話だからって映像を流すだけなのはちょっと違うんじゃないか。

 「徹子の部屋」も3日分。月曜は松原智恵子がゲスト。今年2月に亡くなったという夫は黒木純一郎というジャーナリストで、有名なひとなのかわからないが、瀬戸内寂聴の本などを手がけていたそうだ。昨日火曜は山村紅葉がゲスト。西村京太郎追悼の回だった。そして、今日はタモリがゲスト。昨年末はひさしぶりの出演だったが、これで年末恒例のタモリの出演は本格的に復活か。最後に「来年はどんな年になりますかね?」と訊かれたタモリ、「誰も予測できないですよね、これはねえ。でもなんていうかな…、新しい戦前になるんじゃないですかね。」

 そのほか、観そびれていた「太田上田」(ゲスト・古舘伊知郎)を2週分、それから、「A-Studio+」も2週分(ゲスト・かまいたち、神田伯山)まとめて観たりなど。

 ブログをなんとか更新して、夕方、やや暗くなってから外出する。かつやに入り、遅めの昼食。味噌たまカツ丼を食べた。割引券を利用し、715円から100円引き。それから、ドトールに入り、読書をしていく。ブレンドは250円になったのか。一部の店舗だけかと思っていたら、みんな、この値段になっちゃったんだな。


◇ 読書

 夜に帰宅してからも読書を続け、大鶴義丹「女優」を読み終えた。2022年刊、集英社。今年読んだ本のなかで、今年に発売された本はこの1冊だけかもしれない。何年か前に、大鶴義丹の「昭和ギタン」という自伝的な小説を読んだら、これがべらぼうに面白く、なにしろ、唐十郎と李麗仙の息子であるから、その育った環境はすさまじく特殊なものなのだが、それを描く筆致にも惹かれ、大鶴義丹はやっぱり優れた作家なんだと認識するようになった。今作については大鶴義丹が「徹子の部屋」に出演した際にも語られていたが、母・李麗仙をモデルにした小説だというので、「昭和ギタン」を面白く読んだものとしては、これもぜひ読みたいと思っていた。初出は「すばる」の連載だが、奇しくも、この連載中に李麗仙は亡くなっている。しかし、読んでみると、思いのほか、フィクションの度合いが強く、主人公の母はたしかに李麗仙を思わせる経歴の老女優なのだが、主人公は小劇場の主宰者であり、五十代になってもバイトをしながら演劇を続けているような人物だ。「女優」というタイトルが指しているのは、母だけではおそらくない。母の物語でもあるのだが、むしろ、この小説は小劇場内幕モノのような面が強くないだろうか。大鶴義丹本人は若くしてテレビドラマで活躍したが、ここに描かれているような小劇場の世界を横目で見ていたということか。いや、現在の大鶴義丹は、新宿梁山泊に出演し、幼少期を過ごしたアングラ演劇の環境に回帰している。小説のなかには演劇論もかなり含まれていて、これは大鶴義丹の演劇への熱の表れではないだろうか。

◇ ラジオ・雑誌・ポッドキャスト

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。先週はずっと、ラジオで「M-1」の話題がよく出るので、そのチェックに忙しかった。この日はまず、14時台にはトレンディエンジェルがゲスト。今年は「キングオブコント」にも出場したそうで、準々決勝まで残っていたというのはぜんぜん知らなかった。そして、15時台には山田邦子が電話出演した。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」には年末恒例の「顔面相似形」が載っていた。ご時世的に、いつまで続けるのだろうかと心配になる企画だが、しかし、あいかわらずの馬鹿馬鹿しさで、ギリヤーク尼ヶ崎と工藤静香を並べた写真には笑ってしまった。そのほか、能町みね子の連載では「M-1」の山田邦子の評価について。ますだおかだ増田のラジオ番組のなかで、西川のりおが山田邦子について発言していたことは知らなかった。「新・家の履歴書」にはマキタスポーツさんが登場。「マキタ学級大文化祭」による借金を返済するため、ラブホテルでバイトしていた時期のことも語られていたが、そのバイトがBBゴローの紹介だったというのは知らなかった。その時期は、サンドウィッチマンが優勝したころだったか。マキタさんの経歴をたどるなかで、「東京ポッド許可局」についてはなぜか触れられていなかった。後半のページにはラジオ特集がたっぷりとあり、しかし、これはいっぺんには読みきれない。

 Spotify のポッドキャストで、ツイッターから見つけた「エッセンシャルラジオ」という番組を聴いた。「ブックオフ大学」についてしゃべっているというので、しっかりと聴いてしまったが、好意的に読んでくれているようでとてもありがたい。


2022年4月25日月曜日

4月25日月曜日/もう覚えられないのか

◇ 表参道・天王洲アイル

 朝から都内に。横浜から東横線に乗るが、座れず、コロナ前の混雑にすっかり戻ってしまった。満員電車に苦しくなるが、渋谷まで我慢してしまう。副都心線、各停に乗り換え、明治神宮前で降りる。交差点に新しい建物が建つようだが、前はなにがあったのか、まったく覚えていない。その後、平和島のほうまで移動し、昼食は立会川のあたりで、すき家に入るというつまらない選択になった。豚カルビ丼を食べる。580円。

 昼はだいぶ暑くなり、着てきたパーカーはカバンにしまいっぱなしになった。今朝、天気予報を見たら濃霧注意報が出ていたが、なるほど、遠くの景色がぼやけている。天王洲アイルのまいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って、歩きながら食べた。夕方、新馬場のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べ、スマホの充電をする。


 金の計算をし、連休中の予定をどうするかに悩んでいたが、ベローチェを出て、京浜急行の各停に乗り、読書しながら横浜に戻ってくる。ビブレのブックオフに寄り、220円の単行本を1冊、110円の文庫本を2冊買い、夜遅くに帰宅する。

◇ テレビ・雑誌

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、大鶴義丹がゲスト。去年亡くなった母、李麗仙の話が多くなり、李麗仙が過去の出演した回の映像も流れた。二世帯住宅で暮らしながら、しょっちゅうケンカしていたという親子関係が語られる。「しゃべくり007」も追っかけ再生で観ると、川栄李奈という女優がゲストで、朝ドラのヒロインだそうだが、この女優を知らなかった。この番組は即興芝居をする展開になるととても面白い。しかし、ウィキペディアにあたると、女優かと思ったら、元AKBのようで、「A-Studio」に出ていたと書いてあるが、だとしたら観ているはずなのに、ぜんぜん記憶にない。若い女の子の顔が覚えられなくなったとかいうおじさんの話はよく聞くが、それがついに我が身にもやってきたのか。地味にダメージ。

 昨夜の「ガキの使い」は、「どうせお前こんなん似合うんやろ選手権」に志らく師匠が登場した。おなじみの企画で、今回で15回目だそうだが、今まで一度もきちんと観たことがなかった。「相席食堂」に続き、志らく師匠はどういうモチベーションで出ているのか謎なのだが、月亭方正と志らく師匠の共演というのも、ちょっと珍しいんじゃないだろうか。芸歴はそこまで大きく違わないはずだが、方正は落語家になったのは遅いから、むしろ、志らく師匠のお弟子さんたちと同じ落語会に出ることがあるくらいだ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・モロ師岡)を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊ポスト」のたけしの連載は、吉野家の問題発言、園子温の疑惑、河瀨直美の東大祝辞について語っている。「Nキャス」がなくなったぶん、この連載もいよいよ貴重な場になってきた。園子温について「まァ、そもそもオイラはこの人の映画はゼンゼン評価してないし、特に興味もないんだけどさ。」って言ってるけど、「冷たい熱帯魚」は東スポ映画大賞を受賞してるんだけどな。そのほか、橋幸夫の歌手引退カウントダウン企画として、横山剣との対談もあった。構成は下井草秀。「週刊プレイボーイ」を読むと、オール巨人の連載は「伝説の一日」について語っている。裏話的なことはなにもないのだが、本番直前、メニエール病を患っている阪神がめまいに襲われるというハプニングがあったのだという。阪神巨人は「駐在さん」にも出ていたが、ライブビューイングで観ていたかぎりは、調子の悪さはまるで感じさせなかった。ラジオを聴きながら、23時頃には眠る。

2021年8月10日火曜日

8月10日火曜日/失敗はめぐる



◇ 東陽町・門前仲町

 今日は朝から都内に。門前仲町で、早い時間に昼食になってしまい、日高屋に入り、黒酢しょうゆ冷やし麺を食べた。東陽町に移動することになり、古本屋を検索してみたら、そういえば、錆猫さんの「古本と肴 マーブル」が東陽町だった。東陽町に寄る用がまずなく、せっかくだから寄ってみようと思ったが、お店まで行ってみると、緊急事態宣言のためにお休み中だった。残念。どこかでひと休みしたくなり、ベローチェに入ろうとするが、レジに行列ができている。これはだめだと思い、どうしようかと迷ったが、隣りのデイリーヤマザキに、広いイートインスペースがあり、こっちに入ることにした。ボトル缶のカフェラテと、フレンチトーストを買って食べる。ベローチェよりも安あがりになり、かえってよかった。予定よりも時間が空いてしまい、このあとの予定を再考する。門前仲町に戻ることにして、ブックオフに寄っていく。わざわざ寄ったかたちだが、買うものがたくさんあり、寄った甲斐があった。9冊購入。おまけに、なんのセールだかわからないが、1割引きになっていた。嬉しい。


 それから、地下鉄を乗り継ぎ、渋谷にも寄っていく。まず、古書サンエーを覗くが、ここでは買うものなし。道玄坂を横切り、センター側からY字路の交番の前に出ると、ひげガールの宣伝カーが走っていた。通りすぎてから気がつくが、トラックの後部が、米山ババ子哀悼への感謝を表す広告になっていて、急いで写真を撮ろうとしたが、間に合わなかった。今さら気がついたが、この「米山ババ子」という名は「ヨネヤマママコ」をもじっているのだろうか。まんだらけにも寄るが、ここでもなにも買わない。門前仲町のブックオフだけで荷物が重くなり、じっくり物色する気力もなくなってしまった。渋谷から東横線で横浜まで戻ってくる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 2612人に。神奈川は 1572人。埼玉は 1166人。千葉は 860人。大阪府 697人。東京は落ち着いてきたようにも見えるが、気になるのは神奈川だ。

 もう少し読書していきたく、横浜西口のマクドナルドに入ろうかとも思ったが、西口のひとの多さに、やめたほうがいいんじゃないかという気になった。体感的には、ひとの密度は渋谷とあまり変わらないような感じがする。それから、今度、ムービルにネイキッドロフトが越してくることを知り、楽しみにしているが、ムービルに寄ってみても、その告知はまだ見当たらない。今日は10日だから、ムービルは料金が安い日で、本当は映画を観たかった。

 横浜から星川に移動し、ここでマクドナルドに入った。星川駅もずいぶん改築され、マクドナルドの入り口は改札からすぐだったものが、一度、外に降りて、階段でまた上がらなければならなくなった。マクドナルドはいい迷惑だろう。アイスコーヒーと、新商品のスパビーというのを食べた。当たり前のように「スパビー」とだけ書いてあって、スパイスビーフだとは思うが、あだ名をそのまま芸名にするタレントみたいだ。しばらく読書をして、それから、コーナンに寄り、ダンボール板を買っていく。3枚買って、束ねるようにお願いしたら、店員の青年が、ダンボールに直接テープを貼ってしまい、そのテープを剥がしたら、ダンボールが禿げてしまった。青年はかまわずそのまま束ねようとするので、ツッコミの声を思わず出しそうになるが、穏やかに静止し、交換をお願いした。しかし、その青年はなんだかちゃんと謝らないのだ。そばを通りがかったおばさんの従業員に、禿げたダンボールをどうしたらいいかを訊き始めたが、それよりもまず、ダンボールの交換が先だろう。おばさんの従業員がすぐに交換を申し出てくれたから、スムーズには済んだのだが、だめな若い店員に出会うことがやけに多い。もしかすると、自分がだめな書店員だった因果応報だろうか。いや、書店でバイトを始めたばかりのころはそうだったということだが、どうもそのときの失敗が、めぐりめぐってやってきているような気がする。ダンボール板はかさばるため、星川からは、空いてる電車を待ってから帰った。

◇ 読書・雑誌

 マクドナルドで、宮沢章夫「サーチエンジン・システムクラッシュ」を読み終えた。2005年刊、文春文庫。表題作の初出は「文學界」1999年10月号。芥川賞候補にもなったはずで、いずれ読もうと思いながら、もう20年以上も経っていた。読みながら思い浮かべるのは、やはり、宮沢章夫の舞台で、2000年代に観ていた遊園地再生事業団のトーンを感じていた。あれらの舞台に先行して、このような小説が書かれていたのだ。

 楽天マガジンで読んだ「婦人公論」の大鶴義丹のインタビューが面白かった。李麗仙の追悼記事なのだが、ここで語られているような唐十郎の様子は、どこか報じたところはあっただろうか。「母が亡くなった翌日、父はその遺体に対面しました。僕が母の死を知らせ、迎えに行ったのです。12年に転倒により脳挫傷の大ケガを負った父は、体もやや不自由です。その父が、母の亡骸に向かい、手を叩き、劇中の歌を歌ったりと、かぶいてみせるんですね。そして最後に、「李麗仙、また逢おう!」と。」

 深夜0時過ぎから、アマゾンプライムで映画を観始めてしまったが、そういえば、「爆笑問題カーボーイ」があると思い出し、映画は中断して、深夜1時からラジオをつけた。いつも聴いているラジオを、なぜ、忘れてしまうんだろう。オープニングは、オリンピックの閉会式について、肯定的な話をずいぶんしていた。聴きながら眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...