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2024年11月17日日曜日

11月17日日曜日/「安部公房展」など

◇ 港の見える丘公園・中華街

 午前中から外出。どうも暖かい気がして、バーカーに逆戻りする。暖房が効いたところにいると、ジャンパーではけっこう暑くなる。横浜から根岸線に乗り、石川町まで。日曜のこの時間の電車は座れない。石川町の北口、まいばすけっとに寄り、サンドイッチを買って歩きながら食べる。元町を抜けていくと「よこはま運河チャレンジ」というイベントをやっていて、そういえば、以前にもちょうど開催時に通ったことがあった。今日も行き先は同じだ。

 元町・中華街駅からエスカレーターを昇り、アメリカ山公園に出る。港の見える丘公園を通り、神奈川近代文学館に。今年三度目の神奈川近代文学館は「安部公房展」。一般、800円。今回もイベントを申し込み、その前に展示を観ようというスケジュールで考えていたが、例のごとく、どういうわけかもたつき、到着が少し遅くなってしまった。正午には着きたかったのに、12時半になろうとしている。場内に入ってみると、入り口すぐの部屋はいつもはたいがい常設展になっているのだが、ここも「安部公房展」で使っている。企画展でこの部屋まで使っているのは初めて見た。時間が足りるかなと不安になり、通りがかったスタッフにイベントのあとに再入場できるか訊いてみたら、できるということなので安心した。いつも、先に観るかあとに観るかを迷っていたのだが、なんてことはない、これで時間を気にせずにのんびりとまわれる。安部公房についてはほとんど知識がないのだが、個人的に惹かれるのは、数学、演劇というキーワードだ。

 13時半を過ぎ、2階のホールに行くと、もう開場していた。川上弘美と三浦雅士の対談が今日のイベントなのだが、予約のメールが見つからず、変だなと思ったが、そういえば、今回は予約が埋まりかけていたから電話のみの受付になっていたんだった。当日清算、1200円。扇形になっている客席の右側、後方の席に座る。14時開演、現れた川上弘美の背の高さが目を引く。三浦雅士はほとんど準レギュラーのように神奈川近代文学館のイベントによく出ている。終演後には1階の展示室に戻り、音声と映像の展示を確認した。

 新山下のドン・キホーテに初めて寄ってみて、どんな飲食店があるのか確かめてみたかったのだが、ここで食べるのならば、中華街に行ったほうがいいという結論になる。日曜の中華街は客が多くてにぎやかだ。関帝廟の脇にある梅林閣に入り、中華丼セットを食べた。980円。この店では以前、店のなかに獅子舞が入ってくる場に居合わせたことがある。縁起のいい店。

◇ ラジオ・テレビ

 横浜スタジアムのそばのベローチェに入り、ひと休み。インスタ投稿とSNSの巡回。読書はせず、タイムフリーでラジオを聴いた。今朝の「石橋貴明のGATE7」を聴くと、武道館の話をするかと思ったら、どうやら武道館の前に収録されたものだ。今日の「爆笑問題の日曜サンデー」では、ニュースのコーナーのなかで、山の上ホテルを明治大学が取得したというニュースを扱っていた。太田と中沢新一の「憲法九条を世界遺産に」の取材はここで行われたんだな。

 イセザキモールのブックオフに寄ると、そういえば、少し前にリニューアルオープンの情報が出ていたが、棚が大幅に移動し、2階にあった書籍はほぼそのまま3階に移されたようだ。フロアガイドには「活字」と書かれている。そんな本屋があるかい。220円の単行本を2冊買う。横浜駅までは歩いて帰る。気になっていた兵庫県知事選のニュースをSNSから確認すると、おおよその予想どおり、20時ちょうどに斎藤元彦の当確が出たようだ。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」には、中間淳太、ゆうちゃみ、向井怜衣、谷田ラナらが出演。今週は岸博幸がコメンテーター側に座っている。玉木雄一郎の不倫の話題から始まり、BGMに「ワインレッドの心」をつけるワルノリ。スタジオでは、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子が「103万円の壁」を解説する。続いて、石破内閣の人事について、岸博幸がこの人事に怒ってるというので、なにかと思えば、今井絵理子と生稲晃子を「元タレント」呼ばわりして馬鹿にしているネット世論について怒っていた。そっちなのかいと思ったが、これは岸博幸が正しい。そのうえで、人事の戦略性のなさを批判する。それから、トランプ政権の人事、紀州のドンファンなどを扱い、番組終盤には松本人志の訴え取り上げについて、さんまがラジオで語った発言を紹介していた。

 今朝の「ワイドナショー」には、田村淳、古舘伊知郎、バカリズム、豊崎由里絵が出演。淳が青い髪にしたことをラジオでしゃべっていたが、それをここで初めて確認できた。まずは総理大臣指名選挙の話題から始まり、続けて、玉木雄一郎の不倫も扱う。そして、松本の訴え取り下げについて、先週の放送には間に合わなかったようだが、今週はしっかりと扱われていた。淳は「大前提、復帰してほしい」と断りつつ、「でも僕はやっぱりもやもやしていて、松本さんの復帰はしてほしいけど、なんか手放しで「よかった」って言える状況には今なってないので、松本さんのクチから、なぜどこが事実無根だったのかとか、僕は松本さんのクチから聴きたいなと思ってるんですね。」 淳はスピードワゴン小沢とクロスバー直撃渡邊センスのことも心配していた。古舘は静かな口調できちんときびしいことを語る。「残念だなあと思うのは、やっぱり、取り下げるくらいだったら、戦いますって言わなければよかったと思うんですね、今さら遅いですけど。やっぱり、みなさんが感じてらっしゃるように、同意なのか不同意なのか、この強制性のことに関して、物的証拠がなかったっていうことは、これは藪の中なわけですよね。「もし傷つけたのなら」という仮定は、これは違うかなって正直思いました。あの、みなさん芸人さんやられてて、吉本にいらっしゃるお二方なんか、ほんとつらいというふうに思います。僕はだからこそやっぱり第三者の目でね、松本さんとも付き合いもあったし、あいかわらず天才だと思ってんですよ。でも才能とこれは別なので、ひとつ考えたら、やっぱり今回の件は残念だったなと思うし、あともうひとつ、僕がいちばん引っかかるのは、古いと言われること覚悟で言うんですけど、遊びかたがだめだなっていうふうにつねに思いますね。自分がかっこいい遊びができちゃいないですよ。多少なりとも東京以外でも、いくつかのところで、後輩芸人が女性を連れてきてくれて、飲み会があるってことは、結果、そこでそれ以降のことに至らなくても、ベッドが置いてあるスイートルームで、そういう宴会が行われてる…。すごいひとなんだからお店貸し切りにして楽しめばいいじゃないですか。(略)僕はあのかたちがだめだって気がすごくします。あれはないだろうと。」

2022年5月14日土曜日

5月14日土曜日/再び吉田健一展・本牧

◇ テレビ・ラジオ

 今朝は大雨。録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」は、「地球の歩き方」がコロナ禍で始めた「旅の図鑑シリーズ」の特集。そのボツ企画を、編集スタッフたちがプレゼンする。ハライチ澤部、市川紗椰が出演。9時からはラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴いた。「常連さん」はやくみつる。一週間のニュースを紹介するなかに上島竜兵の訃報は含まれてはいたが、そのあとのトークではなかなか触れられない。まず、相撲の話題を語り、それから、最高齢のラッコが死んだニュースには触れるが、ダチョウの死には触れなかった。ナイツはまだまるで語ろうとしない。そのあと、11時からはニッポン放送に切り換え、「アッコのいいかげんに1000回」のオープニングだけ聴き、続けて、裏番組の文化放送の「おかしば」のオープニングも追っかけ再生で聴いた。

 雨上がる。昼から外出。やや蒸し暑くなり、Tシャツで出るが、一応、カバンにパーカーは入れていく。横浜から根岸線に乗ると、大混雑だったが、関内で空いた。石川町で降り、元町を進み、なにか食べておきたいと思うが、コンビニがない。元町・中華街駅まで歩き、改札前にあるデイリーヤマザキで、シュークリームを買って食べた。駅の案内表示を見ると、エスカレーターで、アメリカ山公園まで昇れるようだ。案内表示に従い、エスカレーターに乗ってみると、商業ビルになっていて、どこで外に出るのかと思いながらエスカレーターに運ばれていくと、最上階、4階から外に出るともう公園になっている。坂道を歩いていくよりも、うんと楽だ。つながっていると知らなければ、この公園をわざわざ通ることもないから、今まで気がつかなかった。



◇ 講演

 港の見える丘公園に進み、先週に続き、今週も神奈川近代文学館に。「吉田健一展」の展示は観ないで、今週は講演のみ。すぐに2階にあがる。余裕をもって出てきたつもりだったが、10分前の到着になってしまった。扇形の客席、右側後方に空いてる席を見つけ、あいだに入れてもらった。先週とだいたい同じような位置に座った。2週連続の講演、今週の講師は三浦雅士。先週は吉田健一の文学についての講演だったが、今週は批評がテーマになっている。14時から講演は始まり、三浦雅士は登場するなり、余談から始まった。ウクライナ、そして、中国の話をしていたような気がするが、先週の松浦寿輝がじっと座ったまま、静かに語っていたのとは対照的に、三浦雅士はテンション高く、立ちっぱなしで、右に左にうろうろしながら、身振り手振りを混じえ、ときおりアジるような口調でしゃべった。こういう感じのひとだとは知らなかった。いや、話は面白いのだが、うねうねと蛇行するような話で、なかなか要約するのは難しい。配られた資料には目次が記されているだけで、文体について、社交について、それから、「ユリイカ」の編集長として吉田健一とじかに交わした会話、折口信夫や小林秀雄との関係などが語られ、ゴシップ的に読み解いていくようなところが面白い。今週は両隣りの席が埋まっていて、腕を動かすには不自由だから、あまり細かくメモもとらなかった。三浦雅士は、結局、最後まで座ることなく、2時間、ノンストップでしゃべりまくった。



◇ 新山下・本牧

 今週は本牧に寄っていこうと思い、新山下のほうに降りる。味奈登庵に寄り、つけ天そばの大盛りを食べた。968円。食べ終わり、テーブルにそば湯のポットが置いてあると思い、そばつゆに注いで飲んでみると、ぜんぜん熱くない。季節によって冷たいバージョンもあるのかなと思い、飲み干してしまうと、そのあとから店員さんが四角い湯桶をもってきた。そば湯と思って注いだのは、どうやらお茶だ。やばい、恥ずかしい、と思うが、平静を装い、会計を済ませて逃げるように出てきた。「ごちそうさまでした」の声も出なかった。ひとつわかったことは、そばつゆはお茶で割っても飲めるということ。




 本牧まで歩き、まず、ブックオフに寄る。220円の単行本を2冊買った。本牧通りを山手方面に歩きながら、古本屋をいくつかまわる。池田屋に寄ると、自動ドアの内側に猫が座っている。店内に入ろうとすると、猫は外に出てきてしまい、店主が追いかけていった。なにも買わず、続いて、ブックスターにも寄るが、ここでもなにも買わない。山手駅のほうに折れ曲がり、自然林にも寄った。10代のころからある古い店だが、なかなかこちらまでくることもなく、せっかくだからなにか買おうと思い、外のワゴンから110円の新書を1冊と、店内からもう1冊、ショパン猪狩の本を500円で買った。



 山手から横浜駅に戻り、東口のドトールに寄ろうかと思っていたが、閉店時刻が早いかなと思い、やっぱりやめる。西口に移動し、有隣堂に寄ってから、地下のドトールに入った。ラジオを少し聴いて、それから、今日の講演の資料を広げておさらいをする。ツイッターから、お笑いナタリーの記事で、肥後、ジモンのコメントがようやく発表されたことも知った。

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、サンドは上島の話をしていた。伊達はブログに書いたというので、そのブログも読んだ。そのほか、YouTube で、すぐには観る気になれなかった、山田邦子の動画、南部虎弾の動画も観た。

 眠ってしまおうかと思っていたが、眠気が飛び、録画していた「Nキャス」を観る。冒頭に山梨県の女児行方不明の事件の速報があり、それからすぐ、上島竜兵の訃報を扱っていた。上島が亡くなってから、その日の朝に「スッキリ」を少し観たが、それ以外にはまとまった報道を観ていなかったから、ここで改めて、亡くなったのだと認識させられるような感覚が湧いた。中西正男の分析や著書からの引用はともかく、コロナ禍で持ちネタが制限されたこと、竜兵会の飲み会がなくなったことなどに原因を求めるような、深く理解する気のないVTRだと思ったが、三谷幸喜のコメントが聴けたことはよかった。上島竜兵とは同い年の三谷幸喜は、自然の風景を観て感動することはあっても笑うことはない、笑いは人間が作ることで自然界にはない、だからすりへらすのかなと、とつとつと語りながら涙した。

 YouTube で探し、今日放送のさんまの「ヤングタウン」を聴きながら、深夜2時過ぎに眠る。

ブログ アーカイブ

6月30日日曜日/弘明寺と野田クリスタル

◇ 弘明寺  朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「にちようチャップリン」はトリオコント師の特集。や団、青色1号、ゼンモンキー、インスタントジョンソンが出演。しかし、眠気がひどくてしかたがない。横になり、ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠りなおした。午後になり、あわただし...