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2022年1月24日月曜日

1月24日月曜日/地下の入り口はどこか


◇ 新宿・市ヶ谷

 朝から都内に。大和から小田急線で新宿に向かうが、大和から立ちっぱなしになると、新百合ヶ丘のあたりで息苦しくなることが過去に何度かあったが、今日はついに顔から血の気が引き、たまらず、登戸でいったん降りた。ベンチで少し休み、つぎの急行に乗っていくが、さっきの急行よりも混んでいて、またすぐに気持ち悪くなり、下北沢でまた降りて休んだ。昼食は新宿西口で、しんぱち食堂に入り、鶏生姜焼き定食を食べた。825円。マクドナルドに入り、読書をしようとするが、眠くなり、ほとんど読めなかった。

 その後、市ヶ谷に移動し、駅から川を挟んで北側を歩くと、このあたりはまったく大日本印刷ばかりである。「外濠書店」という看板が目に留まり、気になり、ちょっと入ってみると、本が並べてあるスペースはあるが、実際の書店ではなく、なにかの企画なのだろうかと思うがわからない。すぐに出たが、外には「どのドア展」というポスターがあり、その展覧会がどれだったのかもわからない。あとで検索すればいいやと思い、あんまりきちんと見なかったが、検索してみても、なぜかまったく情報がない。今どき、そんなことがあるのだろうか。そして、市ヶ谷でまたマクドナルドに入り、ホットコーヒーと、カスタードパイを食べるが、疲れがひどく、腹がくだる。栄養ドリンクを飲もうと、ドラッグストアを検索してみると、マクドナルドのすぐ裏にクリエイトがあるとわかり、行ってみると、完全に調剤専門の店舗だった。そういうクリエイトもあるとは知らなかった。代わりに、近くにマルエツプチを見つけ、栄養ドリンクはそこで買うことができたが、看板を見ると、地下にダイソーがあるようで、そういえば買うものがあったことを思い出すが、しかし、入り口がわからない。マルエツプチの店頭で商品の整理をしていた店員さんに、地下の入り口はどこかと訊いてみると、道路の向こう側を指し、日高屋の先だとか言い始めるので、いったいどういうことかと驚いたが、どうやら、地下鉄の入り口を訊かれたのだと勘違いしたようだ。落ち着けばそんなわけがないとは思うが、一瞬、地下が道路の向かいまでつながっているのかと思った。ダイソーに降りる階段は、なんてことはない、マルエツプチの店内の奥にあった。シールはがし液を買いたかったが、見つからない。ダイソーの店員は忙しそうにしていて、訊きにくいので、セロテープだけ買った。




◇ 雑誌・読書・テレビ・ラジオ

 市ヶ谷駅から南北線に乗り、目黒線直通、日吉から東横線に乗り換え、横浜まで戻ってきた。有隣堂に寄り、「映画秘宝」を立ち読みする。年始恒例の「ベスト&トホホ」だが、去年はあまり映画館に行かなかったから、観たものはあまりない。あとは気になる回答者をつまみ読みしていくが、なんと、らく人さんがなぜかアンケートに答えていた。どういうツテがあったのだろう。そういえば、ブラック師匠の日本映画ベストテンはなくなってしまったんだっけか。去年の号になにが書かれていたか、まるで覚えていない。

 帰りの電車内では、内田百閒「私の「漱石」と「龍之介」」を読み終えた。1993年刊、ちくま文庫。親本が 1969年刊というのが意外な気がしたが、内田百閒の著作のなかから、夏目漱石と芥川龍之介に関する文章を集めたという、この企画が、まるで今もなお新鮮な感じがする。だからこそ、手にとったのだが、漱石、龍之介、百閒、それぞれが今でもポップに読めるというのはいったいなんなんだろうか。装丁もぜんぜん古臭くないのだけど、新装版とも書いてないから、最初の文庫化からこの装丁なんだろうか。手元にあるのは、2013年、13刷。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「お笑い向上委員会」では、今田の婚活という企画から、今田とやす子の夫婦漫才が始まり、フジモン、陣内はすかさず客にまわると、夫婦漫才を野次り、さんまは寄席の支配人になり、お詫びをするというその連携がすごい。さらにそこへ、落語家になって出ていくゆりやんにも爆笑した。その一連の流れは説明して説明しきれるものではないが、こんなことを毎週のように即興でやっているこの番組は、やっぱり、異様に面白い。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、陽性者だらけのこの番組では、高田先生だけはなぜか元気でいる。水曜の昇太師匠の代わりも高田先生が務めるようだ。12時台は、稲川淳二がゲスト。高田先生が元気かと思えば、稲川淳二もそれ以上のスピードで、軽快にしゃべりまくる。怪談ではない稲川淳二のトークが嬉しいが、後半には短い怪談も語り、最後には「喜んでいただけましたでしょうか?」という往年のフレーズも出た。続けて、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、ドランクドラゴンがナイツの代役を務めたが、第一声はリモートの土屋さんから始まった。聴きそびれていた先週木曜のオープニングも聴くと、この日はしずるが代役を務めている。ナイツはこの日から休みになったのだ。

 楽天マガジンで読んだ「週刊プレイボーイ」には、「まだ売れてない50代芸人集合!」という特集があり、コラアゲンはいごうまん、プリンプリン、冷蔵庫マンのインタビューが載っていた。ボキャブラブームで売れたプリンプリンが「まだ売れてない」という扱いはないだろうと思うが、漫才協会に入るまではコンビでの活動はほとんどしていない期間があったとは、「タイタンシネマライブ」で毎回観ているからわからなかった。「週刊ポスト」を読むと、たけしの連載では「笑点」の人事について語られていた。「なんで一番若い三平が外れなきゃいけないんだっての。」と、三平よりも「笑点」という番組にそもそも批判的。そのつぎのページには、「5年後の「笑点」メンバー大予想」という記事もあり、予想しているのは、ヨネスケ、堀井憲一郎、広瀬和生、細川貂々、雨宮萌果という面々だが、広瀬和生は、馬るこ、わさび、わん丈を有力候補として挙げ、テレビ的な感覚からはだいぶずれている。

 ツイッターからニュースを見ると、神奈川の新規感染者数は 5276人となり、過去最多を更新。コロナ以外では、宇都宮線の車内で、喫煙を注意した高校生が暴行を受け、重傷を負ったというニュースが気になった。まったく不快な事件だ。加害者の二十代の男を、まわりの乗客は誰も止めなかったという。眠る前に配信ドラマを観たかったが、疲れているのでやめた。ラジオを聴きながら、深夜0時前に眠る。

2021年4月29日木曜日

4月29日木曜日/ブックの日とビニール傘

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。ヒコロヒーと齋藤京子の「キョコロヒー」が面白く、ダンス番組という体裁にしてあるところが発明で、ダンスとはまるで関係のないトークをしているかと思えば、思い出したようにダンスの企画になる。今回は、寺門ジモンの肉の話をBGMにして、プロのダンサーにコンテンポラリーダンスを踊らせていた。「あちこちオードリー」は、ケンドーコバヤシと蛙亭がゲスト。ケンドーコバヤシの、横山ノックにドロップキック未遂事件は知らなかった。テレビを観ながら、本の登録をする。午前中にもう少し眠りなおすが、どうもあたまが働かない。昼はラジオ。11時半からは「ビバリー昼ズ」をつける。今日は祝日で、「ナイツ ザ・ラジオショー」は休みだが、ナイツと清水ミチコの「ビバリー」は通常どおりにあるのだ。13時からは「ラジオショー」の代わりに、ニッポン放送では、天野ひろゆきの矢沢永吉特番が放送された。去年も、天野の音楽番組に矢沢が出演する特別番組があったが、今回は矢沢が出演するわけではないというので、これはオンタイムで聴かなくてもいいかと思い、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に替えた。しかし、そういえば、大竹まことはいつも祝日は不在なのだった。光浦靖子、ヒコロヒーと、やついいちろうが代打で出演していた。

 午後から外出。雨降り。家を出てすぐに、ビニール傘が突風でひっくり返った。雨のなか、まず、ヤマトの営業所まで。二俣川駅の手前でもまた突風に遭い、ビニール傘はいよいよ差せない状態になった。横浜に出て、有隣堂に寄り、雑誌の売り場を眺めていくと、「せりふの時代2021」なんてムックが出ていた。かつての「せりふの時代」は小学館だったが、これは演劇出版社から出ている。どこかでビニール傘を買いたいと思い、ドン・キホーテに寄り、400円強のものを買った。ひとまず、ムービルの日乃屋カレーに入り、カツカレーを食べる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数が千人超えだという。

◇ ブックの日

 今日はブックの日だが、この雨降りでは気が進まない。とりあえず、ビブレのブックオフから寄ることにして、続いて、跨線橋をわたり、平沼に。心配したが、跨線橋でも突風に遭い、さっそく傘がひっくり返る。2店目もいいペースで買いものし、雨が弱まれば伊勢佐木町まで歩くことも考えていたが、この傘では歩きたくない。横浜駅に戻り、京浜東北線で鶴見に移動する。鶴見のブックオフなら駅から近いからいいだろうと思ってのことだが、駅からブックオフまで歩くわずかな距離で、また突風に遭い、ビニール傘の骨はぐにゃぐにゃに曲がってしまった。買って何時間も経っていないのに、いつからこんなに貧弱なビニール傘を売るようになったのか。しかし、鶴見のブックオフでもいいものが買え、今日はどの店も無駄足にならないのが救いだ。鶴見でひと休みしたい気もしたが、傘代以上の利益は作りたいと思い、さらに川崎に移動する。川崎は地下から歩いて行けるので傘を差さずに済む。モアーズのブックオフで、今月は終わり。この時点で19時前。ドトールが21時まで開いていたら入ろうと思ったが、20時閉店だったので帰ることにする。アゼリアのベンチで、カバンの中身を整理して詰めなおすと、カバンがぱんぱんになった。4店しかまわれなかったが、冊数にするとかなり買えた。京浜東北線でのんびり帰る。電車内、読書はあまり進まず。どういうわけか、ここのところ、眠気がずっとひどい。


◇ 再びテレビ・ラジオ・読書

 夜に帰宅し、本の登録をしながら、録画してあるテレビ番組を片づけていく。観そびれていた2年前の「徹子の部屋」を引き続き観ているが、柳生博の回がとてもよかった。若い時代から知る黒柳徹子に「柳生くん」と呼んでほしいと頼むところから始まり、八ヶ岳の生活、息子の死、妻の認知症、亡くなった八千草薫についても語られた。聴きそびれていたラジオも聴く。月曜の「伊集院光とらじおと」は、半田健人がゲストだった。1984年生まれ、関西出身。震災までは古いものが残っていたが、東京に出てきたときに、東京のほうが古いものが残っていると思ったという。こういう話は言われてみないと気がつかない。ラジオを聴きながら、あいかわらずオンライン将棋も指しているが、気を抜いて指していると、馬鹿みたいにがたがたな負けかたをする。指せば指すほど、実生活でもそういうところがあると思わされる。ゴールデンウイークは特に、気を抜いているととんでもない失敗をしそうで怖い。

 深夜、池内紀「作家の生きかた」を読み終えた。池内紀が偏愛する作家たちが、人生のマイナス要素をいかにしてプラスに転じたか、というところに着目したエッセイで、内田百閒の「借金」から始まっている。内田百閒の作品には借金の特性がとりこまれているといい、その特性とは「借金が首尾一貫して人を非論理な状態に押しやることである。」「つまり、借金をすると、借金暮らしにとどまらず、つねに奇妙な非論理を日常として生きなくてはならない。」という、ここからもう面白かった。深夜1時過ぎに眠る。

2021年3月16日火曜日

3月16日火曜日/日比谷



◇ 日比谷

 朝から都内に。東横線が停まっていて、湘南新宿ラインを使うはめになり、交通費が余計にかかった。昼食は半蔵門線になり、東京チカラめしで焼き牛丼を食べた。なんだか、やたらとあちこちに移動する日で、最後は日比谷にたどりつく。横浜銀行のATMに寄る都合があったが、日比谷の近辺にはなく、新橋まで歩いた。日比谷シャンテのあたりを歩くことがものすごくひさしぶりで、下手すると、十年以上ぶりかもしれない。東京ミッドタウン日比谷などができて、まったく知らない街になっていた。ゴジラがあるのも知らなかった。そういえばと思い、シャンテの3階、HMV&BOOKSに初めて寄る。花田菜々子さんはここで働いてるのだと思うが、見つけられなかった。5年ほど前に面識があり、しかし、会っても誰だっけということになりそうである。ニュー新橋ビルのATMで金をおろし、コンビニで支払いを済ませなければならなかった。ベローチェに寄り、読書をしていく。滞在時間、1時間半ほど。まだまだ読書したく、新橋から京浜東北線でのんびり帰る。

 内田百閒「東京日記」を読み終えた。岩波文庫。自分の興味からすると、とっくに読んでいてもいいはずなのだが、不思議と縁がなく、内田百閒は通ってこなかった。宮沢章夫、別役実からたぐりよせるように読む。その先にはもちろん、漱石もいる。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...