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2024年6月14日金曜日

6月14日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ テレビ

 朝早くに起きあがり、ゴミを出してから、今夜の「タイタンシネマライブ」のチケットを購入しておく。録画残量を空けなければならないため、朝から録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「バカリヅカ」を観る。5月末放送の回では、第1期のときにもやった「牽引ドライブ」をまたやっていた。今回は途中からゲストにオードリー春日が加わった。先週の回は「無限グルメを無限に食べてみよう」という企画。この回のゲストは朝日奈央。それぞれが、これなら無限に食べられるというものを無限に食べてみる。飯塚はお茶碗半分カレー、バカリズムはもつ鍋の締めのちゃんぽん、朝日奈央はざるそばミニ天丼セットを選んだ。火曜に放送された「アンタウォッチマン!」は、放送100回記念「ザキヤマナイト」という企画。山崎が選んだ「今見たい!やっぱりネタが面白い芸人」として、レギュラー、クールポコ、つぶやきシロー、Wエンジンが登場した。

◇ 有楽町・川崎

 午前中から都内に。だんだん夏になっていくようだが、朝から鼻水が止まらず、風邪薬を飲んでおいた。有楽町に出る用があり、帰りは東京駅方面に歩き、ひさしぶりにインデアンカレーを食べた。

 東京駅から東海道線に乗り、川崎に移動する。モアーズのブックオフに寄り、110円文庫本を1冊だけ買っていく。そのあとは銀柳街のドトールに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングだけ聴いた。磯山さやかが「秋山ロケの地図」に出演した話から、秋山が出演した「だれか to なかい」も高田先生は観ていて、杏と秋山のセッションを絶賛する。それから長時間、読書をしていく。

 TOHOシネマズ川崎にて、19時半から「タイタンシネマライブ」を観る。開演前にはキュウの単独ライブの告知があった。出演順に、しびれグラムサム、ジャンボタニシ、鎌、ネコニスズ、春とヒコーキ、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、キュウ、シティホテル3号室、ストレッチーズ、ラブレターズ、ウエストランド、さや香、BOOMER&プリンプリン、爆笑問題という15組。初めて観たジャンボタニシという男女コンビが面白かった。これは作家が書くようなコントではない。春とヒコーキは新興宗教の教祖の教えを倍速、違法ダウンロードで聴いているというコントだが、これは作家的な面白さだ。ネコニスズは赤ちゃんキャラになる。ウエストランドは「お騒がせしました」から始まり、セルフレジに怒る漫才。ゲスト陣、ラブレターズは釣りにきた金髪男とジュビロ磐田ファンの女のコント。さや香は余裕たっぷりの漫才。もし、若手で「THE SECOND」と同じルールの大会があったらさや香は強いだろう。BOOMER&プリンプリンは西遊記のコントだった。エンディングでは、ウエストランドもマイクをもつ。ラブレターズが脱いだシークレットブーツを田中が履いてみせた。プリンプリン田中は太田を抱えて暴れまわる。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。久保純子が13年ぶりの出演。50歳を過ぎて、ニューヨークで幼稚園の先生をやってるとは知らなかったな。タイムフリーで、ラジオ番組をいくつか聴いて、深夜1時頃に眠る。

2024年5月9日木曜日

5月9日木曜日/肌寒い日が続いている

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝、つけっぱなしだったラジオから、ヤーレンズとさや香の会話が聴こえる。「#ふらっと」は隔週木曜にヤーレンズがパーソナリティ。今日のゲストはさや香。ラジオを消して、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」は、寅子がついに高等試験に合格、日本初の女性弁護士が誕生する。仲野太賀の優三さんの名前はなかった。明暗が分かれる切ない場面。

 昨夜の「紙とさまぁ~ず」は鳴海唯がゲストの後編。「寒いからベンチコート持ってきて」とマネージャーに言ったら、電子レンジを持ってきちゃったときのノリツッコミを録音してもらえませんかというお願いに、きっちりと実演してみせる。「誰が冷めきったスープや」というセリフが絶妙。先週のものまねしかり、コメディセンスが素晴らしいな。「さまぁ~ずを分析すると?」というこの番組ではおなじみの質問では、今までのゲストのなかでは過去イチでたっぷりと書いてきた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」では藤田晋の新連載が始まる。「週刊新潮」には、小柳ルミ子のインスタ投稿が「エフェクト論争」を呼んでいるという小さい記事があったが、検索してみても、どこでそんな論争が起きているのかまるでわからなかった。「カーサBRUTUS」は「新しい東京」という特集。新しい学校のリーダーズが、麻布台ヒルズや東急プラザ原宿、歌舞伎町タワーなど、東京の新名所で撮影している。

 午後から外出。もうこのまま暑くなっていきそうな時期が少し前にあったが、思いのほか、肌寒い日が続いている。まず、二俣川に出て、銀行に用があり、それから今度は横浜に移動。東口のドトールに入り、しばらく読書していく。

◇ 読書

 図書館で借りている「作家と楽しむ古典」の2巻を読み終えた。2018年刊、河出書房新社。池澤夏樹編集「日本文学全集」の訳者たちのよる連続講義を書籍化したもの。堀江敏幸による「土左日記」、中島京子による「堤中納言物語」、酒井順子による「枕草子」と、面白く読んでいくが、「方丈記」の高橋源一郎があいかわらず寒々しく、つまらないことをさも面白いことのようにしゃべっている。ジジイだから感覚が時代遅れとしか言いようがない。「徒然草」の内田樹も謎の人選だと思ったが、これは意外と面白く読んだ。

 平沼のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊買う。跨線橋を渡り、西口に移動。ビブレのブックオフにも寄り、こちらでも110円の文庫本を1冊だけ買う。それぞれ、アプリのクーポンを使うから、本当は10円ずつ。ポイントで払い、1円も使わない。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は中村雅俊がゲスト。撮影に遅刻して、裕次郎を待たせたエピソードなどをしゃべっていた。孫娘がもう高校生なるという。もうひとつ、日曜に放送された「ボクらの時代」は、中村雅俊、榊原郁恵、小川菜摘という顔合わせ。渡辺徹がつないだ縁があり、榊原郁恵はもちろん、中村雅俊は文学座の先輩、小川菜摘は文学座の同期。小川菜摘によると、六十のお爺ちゃんなので、浜田は家のなかでは滑舌が悪いらしい。

 タイムフリーで聴いた今日の「ビバリー昼ズ」では、清水ミチコがまた沖縄の所ジョージの別荘を借りた話をしていた。プライベートビーチもあるというからすごいな。また別の話では、浅田美代子、中園ミホ、古市憲寿らと食事をしたという。そこに同席していた大空幸星というひと、「モーニングショー」や「朝まで生テレビ」に出ている25歳の若いひとだそうだが、中学生のころから木曜の「ビバリー」を聴いているんだそうだ。その時代はもう高田先生が倒れたあとになるのかな。

2023年12月24日日曜日

12月24日日曜日/「M-1グランプリ2023」

◇ ラジオ・テレビ・生活

 寒さのためにまるでよく眠れず、早朝に起きあがる。Spotify のポッドキャストで、昨日の「ちゃきちゃき大放送」のオープニングを聴いた。「M-1」の話をしているだろうかと聴いてみたら、塙さんが炎上について謝罪をしていて、まったく知らなかったからなんのことかと思いながら聴いた。検索してみると、11月14日の「ナイツ ザ・ラジオショー」でそれについて説明していた。もう1ヶ月以上も前のことだ。これもポッドキャストで聴けるから聴いてみると、オープニング、20分を過ぎたあたりからようやくその話をしていた。漫才協会のミーナに仕掛けたドッキリがひどいということらしい。

 ラジオを聴きながらもう少し眠る。紛失したカード類の再発行の手続きを今日も確認しなければならず、あたまがおかしくなりそうだ。この月末に引き落とされるものがいくつかあり、それが正常に行われるのか、まったく気が気でない。キャッシュカードをすぐに停めた口座がひとつあって、すると、その口座の金は、なにしろ身分証もないのだから、キャッシュカードが再発行されるまでは動かせなくなるということに気がついていなかった。なにに悩んでいるのかというと、ぎりぎりでやりくりしているので、残額が足りているのかがわからないのだ。財布とは別にしていて紛失を免れたカードもあって、ある引き落としはその生きているカードの銀行に変更してみたが、引き落としが有効になるのは来月からだというので、それじゃあ、なんにもならない。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今夜の録画をするための残量を作る必要があり、これも忙しい。昨夜の「Nキャス」を観て、それから、今朝の「サンデージャポン」を観る。ウエストランド、森香澄、小倉優子、若新雄純らが出演。安倍派の裏金問題の話題では、スタジオに自民党の佐藤ゆかりが登場した。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」(14時台ゲスト・阿川佐和子)をつけておく。

 夕方から外出。まず、PASMOを再発行するために駅まで。一昨日に二俣川駅でもらった再発行の用紙を渡し、ここでもまた古い保険証を見せる。すんなりと無事に再発行はできたが、チャージが残り140円だというのでがっくりした。財布が盗まれた日、平沼橋駅でPASMOに千円チャージしていて、現金は失ってしまったが、その千円だけは助かっている可能性に期待していたのだが、それもすぐに使われてしまったというわけか。愕然として、いったん駅を離れたが、もしかすると履歴が残ってるんじゃないかと思い、また駅に戻る。駅員には不審な顔をされる。しかし、駅員に確認してみると、再発行したカードには履歴がないという。その日のうちにもじつは横浜駅でも履歴を訊ねていて、そこでも履歴は残らないと即答され、そんな馬鹿なと疑っていたのだが、それじゃあそのときには確認できたんじゃないのかとしつこく訊くと、履歴はカードそのものからしか確認できないんだそうで、どっちにしろ無理だったようだ。てっきり、PASMOみたいなもんはデータがまとめて管理されてるのかと思っていたが、案外、ローテクなものなのか。PASMOというのは役に立たないものだな。しかし、それにしたって、横浜駅の駅員には履歴が残らないとだけしか言われなかったが、利用は停められたんじゃないのか。そのときに停めていれば、チャージはまだ使われていなかったかもしれない。そのくらい教えてくれたらいいのに。不誠実な駅員だ。あのやろう、腹立たしいな。

 なにか食べものを買ってから帰ろうというつもりでいたが、コークオンの万歩計を確認すると、もうちょっと歩けばスタンプがたまるから、遠くのスーパーまで遠征してみようという気になった。三ツ境のOKまで歩き、少しいい弁当とデザートも買っていく。今日はクリスマスイブだから、わびしいのはいやだ。

◇ 賞レース

 2時間ほどで帰宅し、さあ、今日は「M-1グランプリ」を観るのだ。18時半、放送が終わるのを待ってから「M-1」敗者復活戦の録画を観始めた。司会は陣内智則と西野七瀬。審査員5名、ノンスタイル石田、かまいたち山内、錦鯉渡辺、野田クリスタル、アンタッチャブル柴田が並んでいる。今年はルールが変わり、会場は新宿三角広場に移った。21組が3ブロックに分かれ、観客投票による勝ち抜き戦を争う。この対戦方式は「THE W」に近い。◆まず、Aブロック。1番手は華山、2番手はぎょうぶ。それぞれ、準決勝とは違うネタだったかなと思ったが、記憶だから不正確だ。最初の対戦は、僅差で華山が勝ち残った。華山のキャラクターは準決勝のときにも印象に残っていた。しかし、この勝敗方式はちょっとテンポが出ないな。それに、登場順は準決勝の点が低い順ではないかと思うのだが、だとすると、準決勝の成績が見えてしまうのはこの方式の欠点ではないか。3番手はロングコートダディ。これも準決勝とは違うネタだったが、準決勝と同じなのは、去年のロングコートダディとは違うしゃべくり漫才をぶつけてきたという点。その結果、平凡になってやしないかと思ったが、しかし、これはロングコートダディの圧勝。4番手はニッポンの社長。これは準決勝と同じネタだった。コンプライアンスへの皮肉をこめていて、これは準決勝でも面白かったのだが、なんと、この敗者復活戦では時間切れになった。これはロングコートダディがダブルスコアの勝利。5番手は 20世紀というコンビ。準決勝の印象が薄い。幼稚なネタだと思ったが、これもロングコートダディが勝つものの意外と差がつかなかった。6番手はママタルト。準決勝と同じネタだったが、最近のニュースのネタも足してきた。ママタルトを勝たせても面白そうだがどうだろうかと思っていると、ママタルトが僅差で勝利した。このブロックの最後はヘンダーソン。準決勝はばつぐんの出来だと思ったが、その同じネタ。笑いどころたくさん、しっかりと面白かった。結果は、これも大差ではないが、ヘンダーソンが見事に勝ちあがった。客席では、おいでやす小田がレポーターになり、観客に感想を訊く。◆続いて、Bブロック。1番手は豪快キャプテン。ここも準決勝の印象が薄い。2番手は鬼としみちゃむ。キャラクターの強いコンビだが、ネタはどうだろうか。結果は鬼としみちゃむが圧勝。3番手はスタミナパン。準決勝のネタはとても印象に残った。「ほーんとにウンチしてまーす。」というこれ以外のネタはあるんだろうか。これは僅差でスタミナパンの勝ち。4番手はトム・ブラウン。このネタにも準決勝から笑わされた。これはちょっと圧倒的ではと思ったが、トム・ブラウンが僅差で勝った。5番手はエバース。トム・ブラウンのあとにじつに落ち着いた漫才。準決勝とは違うネタだったか、準決勝よりも出来がいい気がした。難しい対戦だと思ったが、結果はエバースの圧勝。トム・ブラウン、惜しくも敗退する。6番手はナイチンゲールダンス。準決勝と同じネタだったかな。これはエバースのほうがいいかなと思ったが、ナイチンゲールダンスがダブルスコアで勝利した。このブロックの最後はオズワルド。さて、どうなるだろうかというところだが、準決勝とは違うネタをぶつけてきた。しかし、おとなしい。このネタでオズワルドが決勝に進んでも面白くないだろう。ナイチンゲールダンスの勝ちでもいいのかなと思う微妙な対戦だったが、結果はナイチンゲールダンスが圧勝。Bブロックはナイチンゲールダンスが勝ちあがった。◆ニュースの時間を挟み、いよいよ、Cブロック。1番手はドーナツ・ピーナツ、2番手はきしたかの。ドーナツ・ピーナツのほうがうまいかなと思ったら、ダブルスコアでドーナツ・ピーナツの勝ち。3番手はシシガシラ。ここもひとつのネタしかないんじゃないかと思ったら、準決勝とは違うネタだ。ハゲネタのバリエーションだけなんだけど、可笑しいよなあ。結果はなんと、シシガシラが圧勝。4番手はダイタク。準決勝とは違うネタだった。きれいな漫才で好きなんだけど、ああ、ダイタクが負けてしまった。ダブルスコアでシシガシラの勝利。5番手はななまがり。準決勝と同じネタだったかな。シシガシラと比べたらななまがりに決まってるだろうと思ったら、なんと、僅差でシシガシラが勝利した。6番手はバッテリィズ。アホのキャラは印象に残るコンビ。これはシシガシラだろうと思ったら、シシガシラの圧勝。そして、Cブロックの最後はフースーヤ。ここも準決勝と同じネタだったか。こうなるとシシガシラを応援したいが、なんと、シシガシラが勝ちあがる。いい結果になったと思った。ヘンダーソン、ナイチンゲールダンス、シシガシラという3組の決戦。最後は、5人の審査員がこの3組に投票し、敗者復活の1組が決定する。結果は、番組放送終了5分前を切ってから発表された。なんと、結果はシシガシラが4票獲得、ヘンダーソンが1票獲得。敗者復活はシシガシラに決まった。クロウト審査ならばヘンダーソンに間違いないだろうと思ったのだが、そうなるか。びっくり。最終的にはとても意外な結果になった。誰が誰に投票したかはわからないシステムだが、ヘンダーソンに入れたのは誰だったのだろう。

 そして、本編は録画しながら追っかけ再生で観ていく。前段が長いのは例年どおり、新宿のビルの屋上から生中継で、ウエストランドが漫才をする。井口が「プシュー」をやった。放送開始10分を過ぎてから、司会の今田耕司と上戸彩が登場した。そして、舞台裏のドキュメンタリーからファイナリストの紹介へとつながるオープニング。20分を過ぎ、ここで初めて今田耕司がしゃべるんだ。25分過ぎ、審査員が紹介される。中川家礼二、冨澤たけし、塙宣之、博多大吉、山田邦子、海原ともこ、松本人志が順に登場した。塙の炎上に松本がさっそく触れる。礼二は「ラジオショー」で予告していたとおり、今田の協力のもと、でたらめ中国語のあいさつをした。敗者復活戦の様子もここで伝えられる。三角広場に中継がつながり、パラレルワールドからきた上戸彩が「笑神籤」を引き、トップバッターは若貴に決まった。シシガシラはテレビ朝日に到着。レポーターだったおいでやす小田も一緒についてきている。今田が電車移動だったことを明かしてしまったが、これは秘密だったようだ。今年の「笑神籤」を引く役には栗山英樹と岡本和真が正装で登場。ほかの賞レースとは違うのはこのような部分で、「M-1」だけが国民的行事になり得ているところだ。

 番組開始から45分を過ぎて、いよいよファイナルステージが始まった。1番手は令和ロマン。ネタに入るまでに時間を使いすぎな感じがする。余裕たっぷりなのだが、しかし、なにか散漫な印象のネタだった。審査員の点数は高め。2番手は敗者復活のシシガシラ。敗者復活は意外な結果に感じたが、しかし、視聴者投票ではむしろ勝ちあがらなかったかもしれない、ルール改正だからこその勝者か。準決勝のネタをここで出してきた。コンプライアンスへの皮肉だが、敗者復活戦のネタよりもこっちのほうがイージーな感じはする。うーん、ヘンダーソンだったらなあと思ってしまったな。審査員の点数は控えめ。3番手はさや香。ここできたか。準決勝と同じホームステイのネタだ。しかし、53歳のブラジル人を受け入れたくないという結論は、シシガシラとは逆に、あまりにもコンプライアンスに無頓着に感じられて心配になる。気迫と熱はこもっていたが、怒鳴り合ってボルテージを高めていくのもイージーではないかな。これは点が割れた。山田邦子は高得点、松本は低い点をつけた。4番手はカベポスター。ここも準決勝と同じネタ。落ち着いた漫才を引っぱっていく手腕はさすがだが、笑いはだいぶおとなしい感じがする。審査員は点が低かった。6分や8分、劇場のサイズの漫才ならいいのだけど、「M-1」の4分では難しいという意見が共通していた。ここでシシガシラの敗退が決まるが、シシガシラは敗者コメントできっちりと笑いをとった。5番手はマユリカ。準決勝とは違うネタだった。マユリカは準決勝の結果から疑問をもっていたが、漫才の腕はどうなのだろうか。審査員の点数はまあまあ高かった。富澤が特に高得点をつけたが、大吉は緊張を指摘していた。6番手はヤーレンズ。準決勝と同じネタだった。ヤーレンズも準決勝ではあまりいいとは思わなかったのだけど、ここでは準決勝よりも笑いがうまくハマっていった感じだった。審査員では、松本がここまでの最高点をつける。富澤、海原ともこも高得点。7番手は真空ジェシカ。準決勝と同じ映画館のネタ。準決勝ではすごく面白かったんだけど、しかし、ヤーレンズとは逆に、準決勝よりもなんだかうまくハマってない感じだった。審査は点が割れた。大吉が意外と高得点をつけるが、低得点の審査員にはどっちつかずに感じられたか。「笑いは遠近感」と語る松本は高評価。8番手はダンビラムーチョ。ダンビラムーチョが決勝でどう評価されるか、ここにはとても興味があった。爆発があるとしたらここだとも思っていたが、爆発はせずか。しかし、どこに出しても盛りあがる芸だとは思うんだよな。審査員たちは点が低かった。1曲目が長かったのが敗因だろうか。塙さんは点は低いが、寄席ではいちばんウケる芸だと評価する。9番手はくらげ。ここも決勝に残るとは思わなかったコンビ。準決勝と同じネタだが、滑舌が悪く、たいした発明があるようにも思えないし、なぜ勝ち残らせたのだろう。審査員たちの点も低い。トリはモグライダー。いちばんの売れっ子がよくぞ最後まで残った。ここも準決勝と同じネタ。準決勝と同じ調子であればと思ったが、ちょっとゆったりしすぎていたかな。どうも緊迫感に欠ける。審査員の点は低かった。最終決戦は、さや香、ヤーレンズ、令和ロマンの3組に決まった。さて、最終決戦。トップは令和ロマン。堂々としていて、勢いを持続している。2番手はヤーレンズ。ここも1本目の勢いをどう持続するかの勝負。最後はさや香。「見せ算」というこのネタには妙に惹き込まれてしまったのだが、いや、難しい。3組を比較すると、さや香が優勝でもいいのかなとも思ってしまったのだが、結果は、令和ロマンが4票、ヤーレンズが3票を獲得し、優勝は令和ロマンに決まった。最後の最後にコメントをふられた山田邦子、「さや香が最後のネタぜんぜんよくなかったもん。」のひとこと。最高。SNSをざっとチェックして、深夜3時頃に眠る。

2023年9月25日月曜日

9月25日月曜日/子どもたちに訊く

◇ 神田

 朝から都内に。一気に寒くなり、パーカーを着ていく。冬服を買わなければならないな。横浜から横須賀線に乗り、新日本橋までずっと座れなかった。昼食は神田駅の近くで適当に店を探し、BAN蔵という店に入り、日替わりランチのジューシーチキンステーキというのを食べた。550円という安さだが、量も少なかった。そのあとは、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしたかった。

◇ 和田町

 夕方には横浜に戻ってくる。朝はあんなに涼しかったのに、この時間になるとパーカーでは暑い。お届けものがひとつあり、和田町で下車。この駅で降りるのもかなりひさしぶりなはずだ。グーグルマップを見ながらお届け先にたどりつくが、ところが、その住所の家には表札がなく、住所表示もないから、本当にこのお宅なのか確信がもてない。家のまわりをぐるっと歩いていくと、子どもがふたり、野球をやって遊んでいたから、この子たちに訊いてみようかと思っていると、この子たちのほうから「こんにちは」と声をかけてきた。礼儀正しい子たちだ。顔が似ていたから兄弟かな。しかし、住所と名前を見せても、その家かどうかは子どもらもわからず、そういうものか。近所のうちでも住所なんかわかんないもんな。ひとが住んでいる気配もなかったから、誰か住んでいるのかも訊いてみたが、病院に行っているようで、あんまりいないんだとか。それ以上のことはわからず、子どもらに「ありがとう」と言って引き返し、確証はもてなかったが、もうそのお宅に違いないだろうと結論づけ、郵便受けに放り込んでいく。めったに降りない和田町なので、せっかくだから、帰る前に北口の商店街を歩き、写真を撮っていった。






◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は傑作選、夫婦特集。2017年放送、梅沢富美男&池田明子夫妻(2017年放送)、三原綱木&ケイ・アンナ夫妻(2014年放送)、勝野洋&キャシー中島夫妻(2019年放送)、佐藤B作&あめくみちこ夫妻(2017年放送)。昨夜の「まつも to なかい」は布袋寅泰と HIKAKIN がゲスト。

 昨夜の「おかべろ」はビスケットブラザーズとさや香がゲスト。さや香石井の妻が8歳下で子どもっぽいため、ビスブラ原田がさや香の石井が中学生とつきあっているという噂を広めたら、東京で干されかけたという話に笑う。ハナコの岡部に伝わり、ワタナベでは石井が逮捕されるのは秒読みだと噂されていたという。間寛平と村上ショージの「ヤギとひつじ」は今年も「キングオブコント」に出場し、準々決勝で敗退していたということもここで初めて知った。

 テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊現代」の養老孟司と茂木健一郎の対談が面白かった。このふたりに東浩紀を加えた3人で、講談社現代新書から本を出すようだ。養老孟司と東浩紀だけでいいような気もするけどな。中沢新一の連載エッセイではジャニーズ問題について書いている。話はさらに、古代ギリシャのように少年愛を文化的行為とみなしていた社会について、部族社会にあるイニシエーションについてと広がっていく。「世界中のあまたの「ジャニー氏」たちの行為も、広い目で見れば、このような少年愛の劣化した末裔である。」 数週前の「サンジャポ」では、たしか、太田もこれに近いことを語っていた。

 「週刊プレイボーイ」のオール巨人の連載では、亡くなったおかゆうたについて語られていた。岡八朗門下の弟弟子である。そのほか、大島新のインタビュー、華丸大吉のインタビューも読んだ。

 タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、冒頭からすぐにカントリーズえざおを話題にしていた。やっぱり、ナイツからこの話を聴きたかった。14時台ゲストには、なんと、東出昌大が登場。今日はこのあと、立川吉笑の真打トライアルを観に行くと言っていた。そういえば、「落語ディーパー」で共演してたんだっけ。寄席でナイツは観たことがないんだそうで、落語協会の寄席は観ているのかと思えば、意外なことに、ロケット団の名前を出されてもなぜか知らないんだ。コロナの前などは、酒を飲みながら観ていて、記憶があいまいになって帰っていたという。そして、現在の狩猟生活についても語られたが、これがすこぶる面白かった。なんだか超然としているひとだ。しかし、酒とタバコはがんがん嗜んでいるようだ。東出昌大がひろゆきとアフリカを旅する番組というのも知らなかったが、検索してみると、abema の番組なんだな。その旅では、毎晩、ひろゆきと酒を飲んでいたという。

 Spotify のポッドキャストで、「植竹公和のアカシック・ラジオ」の最新回を聴いた。水道橋博士がゲストの後編。博士が霜降り明星をこんなに高く評価しているとは知らなかった。番組後半には原田専門家が登場し、博士の身内びいきの悪癖が出ていた。

 今夜もまた眠りそこね、ポッドキャストを聴き続ける。なぜ夜になると眠気が飛ぶのか。

2023年1月17日火曜日

1月17日火曜日/チャーハンを食べた


◇ 日本橋・新橋・渋谷

 朝から都内に。東京駅から日本橋を通り、神田のほうまで歩いた。昼は新橋のほうに戻り、春夏冬という店に入り、ランチメニューのカレーチャーハンと小ラーメンのセットを食べた。750円。それから、南青山のほうに移動し、渋谷まで歩いた。新南口のベローチェに入り、ひと休み。ブレンドのレギュラーがついに280円になったか。スマホの充電をしながら、金の計算をする。外に出ると小雨が降っていた。


◇ 読書・テレビ・ラジオ

 帰りの電車で、福田恆存「人間・この劇的なるもの」を読み終えた。これは再読。新潮文庫。初めて読んだときにすごく刺激を受けたような記憶はあったのだが、なにに刺激を受けたのかあんまりよく覚えていなかった。坪内祐三の解説をいちばんよく覚えていた。薄い本だし、これはまた、ことあるごとに再読しよう。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「さんま御殿」は今年注目の新星が集結し、勝俣州和以外は初登場という回だった。桂二葉、さや香、天才ピアニストらが登場。さや香石井の動きの面白さは漫才ではわからなかった部分だ。二葉さんは2回のチャンスを2回ともきちんと笑いにする。「踊る!ヒット賞!!」に選ばれる活躍だった。

 昨夜の「キョコロヒー」は「言ってみたいセリフ劇場」に石破茂が登場した。石破茂は、たまたま観ていた「演芸図鑑」でヒコロヒーのコントを認識したそうで、「なんって面白いのって思いましたね。「村の生贄」ってのは秀逸に面白かったねえ。近年、稀に見る面白い芸人さんですね。ものすごい印象が強烈でね。で、笑わせようと思ってやってない。ひたすらなんかこう重い雰囲気でやっとんだけどね。印象に残るね、じつに存在感のある、あれができるひとはほかに観たことがない。すごい! はい、ファンです。」

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴くと、東貴博が小西マサテルから本が届いたという話をしていて、その経歴を詳しくしゃべっていた。「ナインティナインのオールナイトニッポン」で知られる放送作家だが、そもそもは、その名前だけは知っている「チャチャ」というコンビだったということを、つい最近、週刊誌で知ったばかりだった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「SPA!」の「エッジな人々」にウエストランドが登場していた。深夜1時からはオンタイムのラジオに。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2022年12月18日日曜日

12月18日日曜日/「M-1グランプリ2022」

◇ テレビ・ラジオ

 ラジオをつけたまま、早朝から4時間ぐらい眠り、ダビングのセットをしてから、ブログの更新をひとつ。2ヶ月遅れの更新。年内にもうちょっと縮められるだろうか。録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、トップは防衛増税の話題だ。防衛研究所の高橋杉雄が登場し、解説する。そのあとには、サッカー日本代表の権田修一が出演した。鈴木エイト、高橋杉雄が、ガチのサッカーファンとして権田に質問をする。そのあとは、「N高」というネットの高校の特集があり、こんな高校があること自体を知らなかったが、なんと、そこの生徒として、石黒ヨンペイ(石黒サンペイの息子)が登場したのには驚いた。番組終盤には旧統一教会の話題があり、このあとに放送される「報道の日」で、飯干景子独占インタビューがあるというのをここで知ったが、とても気になるものの、残念ながら今日は録画する余裕がまったくない。

 続けて、「ワイドナショー」も観て、それから、「爆笑問題の日曜サンデー」を途中からつけた。14時台は、阿川佐和子がゲスト。聴きながら少し眠る。

◇ 賞レース

 起きあがり、さあ、いよいよ「M-1」。今日は外出もせず、余計な情報も入れないように、じっくりとテレビにかじりつく一日だ。録画中の敗者復活戦を追っかけ再生で観始める。司会は例年どおり、陣内智則とヒロド歩美。ノンスタ石田、スピードワゴン小沢も出演。出場者は17組。出演順に、シンクロニシティ、ママタルト、からし蓮根、THIS IS パン、オズワルド、令和ロマン、ストレッチーズ、カゲヤマ、ビスケットブラザーズ、ななまがり、ダンビラムーチョ、ハイツ友の会、ケビンス、ヤーレンズ、ミキ、かもめんたる、マユリカ。コウテイは体調不良につき、欠場した。このなかで、まったく初めて観るのはカゲヤマだけだろうか。時間切れに笑ってしまった。前半9組が終わったところで、視聴者の採点メモの集計が発表され、その時点で、令和ロマンがトップだったのにはちょっと驚いた。僅差で、オズワルドが2位。知名度を考えると令和ロマンがすごいのだが、どうも小慣れすぎていて、ちょっといやな臭みがついてきたようにも感じた。一般的な知名度が出る前に、ライブシーンですれた芸になってしまうのは危うい。オズワルドも不発。面白かったのは、まず、THIS IS パン。恐竜の動きをする男と、たんたんとした女性のツッコミ。いいコンビ。ストレッチーズの水掛け論のネタも面白かった。後半は、森山直太朗を歌うだけのダンビラムーチョ、激しいアクションのケビンスが面白かったが、いちばん笑わされたのはななまがりだった。デートの設定で、彼女役の初瀬に「こんなの初めて」と言わせる言動を彼氏役の森下がつぎつぎにする。ななまがりはそのあとのコメントの時間でも、「パラレルワールドからきた上戸彩」にさらに笑わされる。そのほか、ヤーレンズも気になっていたのだが、あんまり面白くなかった。ミキもなぜ残ったんだろうと思うようなネタ。かもめんたるにも期待していたが、これも弱いと思った。今年はスマホの投票の時間に間に合い、初めて投票してみた。ストレッチーズ、ななまがり、ケビンスという3組を選ぶ。観る前には予想もしていなかった顔ぶれに投票した。今年はたまたま、前日に野外劇場の客席がいかに寒いかを体験することになったのだが、テレビで観ていても、これはつらいだろうと思うような風の強さを感じた。演者の顔に影ができるのも気になった。照明はどうなっているのか。


 ツイッターを少し覗いてみると、トレンドには「M-1」関連が並び、コンビ名が多く入るなか、ストレッチーズの「水掛け論」が入っていた。C-C-B笠浩二の訃報にも驚く。決勝戦の前に「笑点」の録画を観てしまうと、こちらの演芸コーナーにはナイツが登場していた。

 そして、約45分遅れで「M-1」決勝戦を追っかけ再生で観始める。前段がたっぷりと、昨年の王者、錦鯉のドキュメンタリーのダイジェストからつながり、現在の錦鯉が生登場する。かつて住んでいたアパートの部屋を模したセットのなかにいる錦鯉。壁が開くと、そこはテレビ朝日のロビーだ。トロフィーの返還にスタジオに向かっていく。番組が開始して、10分以上が経ってから、司会の今田耕司と上戸彩が登場。そしてまたドキュメンタリー。予選の様子から、ファイナリストの発表の場面があり、ここでようやくファイナリストが紹介される。ここまで20分。「M-1グランプリ」のタイトルが現れ、番組開始25分で審査員が紹介される。中川家礼二、サンドウィッチマン富澤、ナイツ塙、立川志らく、博多大吉、山田邦子、松本人志が順に登場。「決勝にランジャタイがいない」と、志らく師匠が冒頭から淋しがる。ひさしぶりに審査員を務める大吉は「なんで僕なんですか」「ひとことだけいいですか? 太田さんのせいですよ!」 初めて加わった山田邦子は、松本に「だいたいねえ、あなたが私のこと、しんどい先輩とか言うから。」「今日、鬼越トマホークに会えると思ったけどいないのよ。」 

 屋外の敗者復活戦会場からの中継があり、それから、番組開始40分頃からついにファーストラウンドが始まる。「笑神籤」を引く役には、今年は那須川天心が登場した。まず始めに名前が引かれたのはカベポスターだ。今回のファイナリストのなかでは、唯一、漫才師の匂いをもつコンビだと思っていたのだが、そのカベポスターがトップに登場してしまった。大声コンテストのネタ。かなりいいと思ったけど、審査員の点は意外と低い。カベポスターは優勝候補だと思っていたくらいなのだが。2番手は真空ジェシカ。シルバー人材センターのネタ。真空ジェシカは去年の「M-1」以降、すごく好きになったコンビだが、ひとつひとつのネタは面白いものの、展開があんまりうまくない感じもする。「大喜利と漫才を融合したような」と解する大吉は、後半は失速という評価。松本は辛い点をつけ、「ボケに対してのツッコミが大きすぎる」と評した。3番手は敗者復活組。17位から全順位が発表されるが、まさか、ストレッチーズが最下位とは思わず、自分が面白いと思った組の順位は案外低かった。上位2組、オズワルドと令和ロマンが残り、オズワルドが復活を決める。まあ、前評判どおりの結果だが、しかし、令和ロマンは大健闘だろう。さて、オズワルド。なにか秘策があるのではとも思っていたが、披露したのは敗者復活戦と同じネタだ。これは弱い。審査員たちが敗者復活戦を観ていたのかはわからないが、大吉はそれを把握していた。礼二、富澤は、前半の出来に点が辛くなる。4番手はロングコートダディ。マラソンの世界大会というネタ。これは奇策。これも大喜利的だが、構成がシンプルで美しい。前後の動きを使い、漫才らしさにとらわれない自由さもあった。ロングコートダディはやっぱり好きだな。審査員の点は、割れるかと思ったら、軒並み高い。しかし、時間が短かったという塙さんの指摘があり、大吉も「20秒残していた」と。これは指摘されないとわからなかった。5番手はさや香。ボケとツッコミを入れ替えてからは初めて観た。三十代になってから衰えを感じるというネタ。この審査員たちの前でそんなネタはどうなんだろうか。関西の人気者意識がいやなのだが、テンションの高さのわりには笑うところはないと思ったが、審査員の点は高かった。ここでさや香が1位になる。半分の5組が終わり、後半には見事に荒れそうなメンバーが残った。6番手は男性ブランコ。音符運びという仕事。バカリズムの発想にあまりにも似ているのだけど、演技が細かく、笑わされた。浦井の死にかたが面白い。審査員の点は割れたが、松本はここまでの最高点をつけた。7番手はダイヤモンド。どんなネタでくるかと思ったが、このネタ、レトロニムというやつだ。野沢の言葉が聴きとりづらく、どうも基本的な技術の問題がある。審査員の点も低く、最下位になった。CM後、審査員にここまでの講評をふると、山田邦子は、今朝、紳助にメールをしたことを明かした。8番手はヨネダ2000。餅つきのネタ。去年の「THE W」で初めて観たときから、この漫才はリズムネタの進化型だと思っている。笑ったけど、展開がもうひとつあればどうなったか。いや、この展開のなさがテクノ的でもあるのだけど。審査員の点数は、志らく師匠がやっぱり高く、「女版ランジャタイを観てるようなね」と。塙さんも最高得点。そして、なんと、タイタン2組が最後まで残るという嘘みたいな展開に。9番手はキュウ。ぜんぜん違うものを言うネタ。キュウのネタはたくさん観ているだけに、ああ、ほかのネタのほうがと思ってしまったが。キュウらしいかというと、もっとキュウらしいネタはあるのにと思う。審査員の点も低くなった。ぴろ「松本さんの点数低かったんで…、太田さんの事務所だからかなあとかちょっと思っちゃいました。」 最後はウエストランド。あるなしクイズのネタ。今年は「タイタンシネマライブ」でウエストランドの好調ぶりを観ていて、これでいくだろうと思っていたネタをやっぱりもってきた。それゆえに肩入れもするのだが、いちばん笑ったけど、ラストの着地がちょっと危なっかしくも思う。しかし、なかなかの高得点をたたき出した。3位に入り、これには興奮。志らく「今の時代はひとを傷つけちゃいけない笑いが主流なんですよ。それが傷つけまくるでしょ? だから、あなたがたがスターになってくれたらば、時代が変わるんですよ。」 最終決戦には、ロングコートダディ、さや香、ウエストランドという3組が残った。意外と間を置かずに始まり、トップはウエストランド。まさかのあるなしクイズ2連発できた。最後は「M-1」にまで毒づきまくる。見事に引っ掻きまわした。2番手はロングコートダディ。タイムマシンのネタ。面白いはずなのに、ウエストランドのあとではおとなしく感じてしまう。最後はさや香。さや香がここで爆発すればどうなるかと思ったが、出だしにどうも緊張が見えた。技巧的にはウエストランドよりも上だとは思うものの、笑いははるかに弱い。結果ははたしてどうなるか。あたまを抱える審査員たちのすがたがあったが、ふたを開けてみれば、大吉以外の6名がウエストランドに投票し、ウエストランドが優勝した。



 今年はタイタンにはいろいろあっただけに、最後の最後にこの明るいニュースは嬉しい。放送を観終わってから、ツイッターを観始めたら止まらなくなった。ひさしぶりに深夜にツイートもしてしまう。ウエストランドは「誰も傷つけない笑い」のアンチテーゼというよりも、傷つく自分をガードしている感じがする。だから、時代と合ってないこともないと思うということを書いておいた。昼に聴きながら眠ってしまった「日曜サンデー」を聴きなおしながら、深夜0時過ぎに眠った。

2021年12月29日水曜日

12月29日水曜日/今年最後のブックの日

◇ ブックの日

 朝、ブログの更新をひとつ。寒くて、なかなか起きあがれない。録画していた昨夜の「さんま御殿」の4時間特番を途中まで観ると、オダウエダがさっそく初登場している。別のブロックには高市早苗が出演していて、勘弁してくれと思うが、芸能事務所に所属しているわけでもないだろうに、いったいなんなんだろうか。テレビは切りあげ、ラジオをつける。「伊集院光とらじおと」(ゲスト・キムラ緑子)を聴きながら、だらだらと雑務を。「ビバリー昼ズ」は昨日が年内最後の放送で、代わりにジェーン・スーを聴いてみるが、正午からはやっぱりニッポン放送に替えた。正午からは、コトブキツカサが映画の特番をやっていた。

 午後から外出。29日はブックの日。午前中からブックオフをまわるつもりでいたのに、だらしなくしていたら、動き出すのがだいぶ遅くなってしまった。まわるルートに悩んでいたが、うちからの定番コースで、まずは大和経由で、1店目は鶴間から攻める。なかなかいいものが見つけられず、あきらめかけていたところで、中川志郎「パンダがはじめてやってきた!」を発見した。ここはこれで充分。5冊買う。2店目は相模大野に移動。「鶴光のなじょなじょ512発!!」など、ここでも5冊買う。ボーノ相模大野を通りがかると、1階の広場では吹奏楽部の演奏会をやっていた。日常が戻りつつあるのか。



  相模大野から町田に移動し、15時半を過ぎ、ようやく昼食にする。どこで食べようかまるで決められず、ずいぶん行ったりきたりするが、町中華の町田真心に入り、回鍋肉定食を食べた。730円。食べたらすぐにブックオフ。3店目もあまりいいものなし。110円の文庫と新書を3冊、そのほか、雑誌の棚から「文學界」1月号を520円で買った。町田店だけはブックの日は1割引きでもあったのに、1割引きはやめてしまったのか、850円から、アプリのクーポンの300円引きのみ。

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ラジオを聴き、聴きながら、1時間ぐらいは眠ってしまった。読書もするつもりでいたが、ちっとも読めない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数が 76人になり、ちょっと増えてきた。1時間半ほどでベローチェを出て、今度は古淵に移動する。町田駅からJRに乗らなければならなかったのだが、ところが、うっかり小田急線の改札を通ってしまった。あわてていたわけでもなく、券売機でチャージまでして、ゆったりと行動していたのに、改札を通ったあとにようやく気がつく。窓口に戻り、間違えて入ったと言って、取り消してもらうが、駅員が「間違えて?」と疑うように冷たく復唱したのにはかちんときた。なんだあの態度は。

 4店目は古淵のブックオフ。川勝正幸の本などがあると、スルーはできない。5冊買う。5店目は十日市場に移動。安達祐実の母の本など、珍本がほいほい見つかるが、500円に達することなく、難航する。(アプリの300円引きクーポンは、500円以上の購入から利用可なため。)店内を2周まわり、なんとか買うものを見つけ、やっと 500円超え。つぎは中山にも寄るつもりだったが、22時閉店まで、時間がわずかしかない。無駄足になっても馬鹿らしいから、中山はあきらめ、横浜まで移動する。最後は平沼のブックオフに寄れるかと思っていたが、移動中にスマホからホームページを確認すると、こちらも22時で閉店だった。以前は23時まで開いていたのだけども。このようにして、今年最後のブックの日は、ぼやぼやしていたら5店しかまわれずに終わった。



◇ テレビ・ラジオ

 23時過ぎに帰宅し、「ゴッドタン」の「マジ歌選手権」をオンタイムで観た。この番組での、フット後藤、劇団ひとりの面白さはなんということだろう。バカリズムのマジ歌は、まるで、いつもここからの「悲しいとき」みたいだったが、もしかすると、バカリズムぐらいになると、誰も指摘するひとはいなくなっちゃってるんじゃないだろうか。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、パンクブーブー哲夫がゲスト。当然、「M-1」の分析をたっぷりということになるが、哲夫はNSCでは講師もやっているそうで、分析は面白く、うなずきもするけれども、なんだか受験テクニックを教える予備校の先生みたいな感じもしてしまう。ただの予備校の先生であって、大学教授の内容には及ばないというレベルの分析をする芸人が何人か思い浮かぶ。先週の「ハライチのターン!」も聴いておかねばならなかった。当事者として、「M-1」のふり返りをたっぷりとする。敗者復活戦の舞台裏の話はさすがに面白く、さや香への共感が示されたりなどしていた。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...