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2022年7月18日月曜日

7月18日月曜日/タイミングがいい

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。タイムフリーで、先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴き始めると、聴きそびれていたと思っていたのだが、途中から、どうも聴いたことがある話をしている。しかし、オープニングをぜんぶ聴いていたのか、それとも、少しだけ聴いていたのかが記憶にない。そもそも、印象に残る話をしていないのだ。選挙の翌日の放送だが、あれだけいろんな事件が起きていたのに、まったく社会的な話をしない。逆にむしろ、ナイツが時事ネタをやっているモチベーションはいったいなんなんだろうという気すらしてくる。昼はオンタイムで「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は、夏木ゆたかがゲスト。高田先生がニッポン放送の看板なら、夏木ゆたかはラジオ日本の看板だが、高田先生とは同い年なのだ。同い年ゆえ、高田先生の軽口に応戦するゲストというのが新鮮で面白かった。今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、祝日の特番のためにお休み。今日が祝日だということを土曜まで気がつかずに、うっかり、平日のつもりで予定を考えていた。 


◇ 鶴ヶ峰・星川

 午後から外出。ここ数日はずっと涼しかったが、また少し暑くなる。まず、鶴ヶ峰に出て、松屋に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。630円。それから、ドドールに入り、しばらく読書をして、日が陰ってきたころにブックオフを目指した。着くまで知らなかったが、この連休は店舗限定のセールをやっていて、本が 20パーセント引きになっていた。ちょうどいいときにきたもんだ。「ユリイカ」のバックナンバーを2冊、各220円のほか、110円の文庫本を4冊買っていく。鶴ヶ峰駅に戻り、今度は星川に移動する。マクドナルドに入り、アイスコーヒーとチーズバーガーを食べながら、読書の続きを。

◇ 読書

 山本太郎「#あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組」を一気に読み終えた。2019年刊、集英社。取材・構成として、木村元彦、雨宮処凛の名もある。今回の参院選で、水道橋博士の出馬をきっかけに、れいわ新選組の街宣イベントを何度か観ることになり、れいわをもうちょっときちんと知っておきたくなった。今のタイミングでなければ、この本を読もうという気にはならなかったろう。れいわ新選組は、2019年4月に旗揚げ、7月には参院選があり、舩後靖彦、木村英子が当選する。この本はその年末に出版された。山本太郎を含めた、その参院選の候補者10名のスピーチとインタビューを収録しているだけのシンプルな構成なのだが、それぞれ、よくこんなひとたちが集まったものだと思う壮絶な人生ばかりだ。野原善正という候補者は沖縄の創価学会員でありながら、創価学会に批判的であり、「政治改革するための手っ取り早い方法は、公明党を潰すことです。」と言っている。こんなひとがれいわから出馬していたとは知らなかった。当時、マスコミでは扱われたんだろうか。このひとによると、山本太郎の演説は、創価学会や公明党が正常だったころに主張していたことと同じようなことを言っているらしい。「発想というのが王仏冥合や日蓮仏法のヒューマニズムに基づく、また平和思想に基づく改革というかな。政治を手法にする改革、まさしく、それです。だから太郎さんと池田先生が言っていることは、けっこうかぶってくるんですよ。創価の精神、昔の公明党にはあった平和思想、そういうのは、もう学会にはない。歴代3代会長の創価の精神、日蓮仏法の血脈は、山本太郎さんとれいわ新選組に流れ通っています。」

 びっくりして、マクドナルドの椅子から転げ落ちそうになるが、コーナンに寄り、封筒とダンボール板を買ってから帰った。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・泉ピン子&村田雄浩)を観る。それから、タイムフリーで、先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」の続きを聴いた。14時台は、みなみかわがゲスト。漫才協会主催の「漫才新人大賞」にピーマンズスタンダードが出場したとき、漫才協会陣の体たらくに師匠の誰かが怒っていたというみなみかわの記憶に、ナイツがおぼん師匠だと答えてしまっていたが、これは澤田隆治先生のことだろう。そのとき、客席にいたから覚えている。その年に「M-1」決勝に進出した、馬鹿よ貴方は、メイプル超合金、ほかにはランジャタイも出場していた。この年を最後に漫才協会外部からの出場がなくなり、つまらない大会になった。続けて、先週火曜のオープニングを聴くと、相席ケイさんが体調不良で、代打がはるかさんだった。「ホラン千秋です」というボケに対し、塙さん、どうやらTBSの選挙特番は観ていたようだとわかる。

 ツイッターを見ると、なんと、野末陳平先生がツイッターを再開したようだ。今日から再開したようで、このタイミングでたまたまそれを見つけられた自分にも驚くが、ツイッターだけでなく、YouTube を始めたと告知しているのでさらにびっくりする。陳平先生、90歳。どれだけお元気なのですか。

2022年5月31日火曜日

5月31日火曜日/少し時間があった


◇ 溜池山王・千鳥ヶ淵

 昨日から胃がきゅうっとする痛みが続く。なんらかのストレスか。今日も朝から都内に。小雨。傘を差して出るが、もたずに出てもよかったかもしれない。気温も難しく、昨日は寒くなったから、今日はカバンにパーカーを入れていく。昼食は溜池山王にて、すき家に入り、牛カルビ丼を食べた。630円。この直前にメルカリでちょっとした買いものをしてしまい、少し倹約しなければと思った。ドトールに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、読書をした。

 そのあとは千鳥ヶ淵のあたりに移動することになり、少し時間があったので、千鳥ヶ淵戦没者墓苑に初めて入ってみた。




 記憶がはっきりしないが、麹町から地下鉄に乗り、渋谷に移動する。まんだらけに寄り、階段の百均から1冊買っていく。東横線で帰る途中にブックオフに寄りたくなり、綱島とどちらにしようかと迷い、自由が丘にする。110円の文庫本を3冊、220円の単行本を2冊買う。

 帰りの電車内で、赤瀬川原平「ゼロ発信」を読み終えた。2003年刊、中公文庫。親本は2000年刊。2000年に読売新聞で連載された小説なのだが、まるっきりエッセイのような形式で書かれている。そういえば、芥川賞も受賞している尾辻克彦ではなく、これは赤瀬川原平名義だ。

 夜遅くに帰宅し、録画していた昨日の「徹子の部屋」(ゲスト・柄本時生)と、それから、放送されたばかりの「さんま御殿」を観た。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、黒沢かずこが、昨日の野末陳平先生の放送にびっくりしていた。ほかにもいくつかラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをして、深夜0時頃に眠る。

2022年5月30日月曜日

5月30日月曜日/門前仲町にて


◇ 門前仲町・五反田

 早朝に起きあがるが、どうも寝ぼけていて、今が何曜日かわからない。のどにかゆみがあり、風邪薬を飲んでおく。朝から都内に向かうが、なにも食べずにいたら、胃がきゅうっとするほど腹が減る。おまけに寝不足で、ふらふらになった。午後、門前仲町まで行くことになり、ブックオフに寄るが、買える本がなにも見つけられなかった。ブックオフの手前の天かめという立ちそば屋に入り、カツ丼を食べる。550円。

 その後はまた新木場にまわることになるが、朦朧としながら、ブックオフの 11パーセント引きクーポンを使いきらなければならないと思い、東京駅から山手線に乗り、五反田に向かった。2階の売り場からまわり、220円の単行本を3冊、110円の新書を3冊、文庫を1冊選び、千円を超えさせた。トモズに寄り、栄養ドリンクとスフレを買って食べる。大崎広小路から東急線を乗り継いで帰る。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 電車内で、市川真人「芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか」を読み終えた。2010年刊、幻冬舎新書。著者は 1971年生まれ。村上春樹論の部分は面白かったのに、中盤の「走れメロス」論のあたりからは、つまらない比喩をひとりで面白がって使っているようで、読んでいてじつに恥ずかしい本だった。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「ガキの使い」を2週分、もう中学生24時間インタビューをまとめて観たが、期待したほど面白くならなかった。土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」は、XXCLUB のコーナーがついにリモートではなくなった。「トップガン」新作のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーにインタビュー。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生、昨日の「日曜サンデー」を聴いていたようで、外山アナのセリフを面白がって再現する。12時台は、野末陳平先生がゲスト。志ららさんも付き添いで出演していた。90歳の陳平先生、信じがたいようなバイタリティ。「ドライブ・マイ・カー」を映画だけでなく、村上春樹の原作も読んでいる。Netflix、アマゾンプライムも観ているそうで、きっかけは「全裸監督」で、「全裸監督」は2回観たという。「浅草キッド」も観ていて、当時を知っている陳平先生からすると、当時の情景がないのが物足りないと。先生のストリップ好きはよく知られているが、それだけでなく、今はチアダンスを観るために大学野球にも足を運んでいるそうだ。

 ラジオを聴きながらオンライン将棋を指し、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊現代」の伊集院静の連載エッセイを読むと、たけしと2年半ぶりにゴルフをした話を書いていた。

2022年3月4日金曜日

3月4日金曜日/品川シーサイド



◇ 三田・両国・品川シーサイド

 朝から都内に。電車内では読書をしようとするが、眠気がひどく、ろくに読めなかった。横浜から京浜急行に乗り、泉岳寺に出る。三田まで用があり、今日はちょっと力仕事をするはめになり、筋肉が痛くなった。あっちこっちにやけに移動する日で、昼食は両国になり、キッチン南海があるのを見つけ、あんまり混んでいないなと思い、ここでしょうが焼きライスを食べる。700円。ボリュームたっぷり。ライスの量が多く、食べきるのがなかなか大変だった。しかし、入り口に消毒液もなく、どうも清潔感のない店だと思い、不安にもなったが、食べ終わって外に出ると、外に出してある看板の上に、消毒液が乗せてあった。これは気がつかない。





 そのあとは、品川シーサイドまで行くことになり、スマホの充電をしたかったが、充電できる店が見当たらない。青物横丁まで歩き、京浜急行で横浜に戻ってくる。ベローチェに入り、ひと休み。甘いものが食べたかったが、パンは売り切れていた。しばらく読書をして、夜遅くに帰宅する。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、昨日もしゃべっていた野末陳平先生とのランチ会の話をまたしている。松村邦洋によると、90歳の野末陳平先生、高橋しょう子がお気に入りだそうで、深田えいみ、三上悠亜も認識していることに、松村が驚いていた。聴きそびれていた先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」もようやく聴いた。剣さん、意外と YouTube をよく観ているようで、ひろゆき、ヒカル、はじめしゃちょーといった名前が挙がる。

 録画していたテレビ番組もいくつか。「ミュージックステーション」はだいだいいつも録画しておくが、今日の放送は、上原ひろみの「上を向いて歩こう」のところだけ観た。ここだけは「タモリの音楽は世界だ」みたいな雰囲気があったが、「卒業式で歌いたい曲」のランキングなんかは、今さらそんなことを言ってもしかたがないが、タモリの趣味嗜好とはなにひとつ関係がない。水曜放送の「キョコロヒー」は、太陽の小町(という男女コンビ)のつるがいじわるな言い返しかたを添削する「いじわる選手権」がすっかり定着。同じく水曜放送の「ぺこぱポジティブNEWS」は、飲み会企画の第2弾。今回は、ぺこぱとアラサーアイドルの飲み会。だらだらとテレビをひととおり観て、ブログをひとつ更新し、ラジオを聴きながら、深夜1時過ぎに眠る。

2022年3月3日木曜日

3月3日木曜日/観ていなかった番組

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」では、「芸人が今までで一番スゴいと思ったコメント調査」の第2弾があり、ハリウッドザコシショウが、オール巨人の「弟子やったらパンパンやな」というセリフを挙げていた。ものまねネタにもされるかなり有名なセリフなのだが、当時、「ガチンコ!」という番組はまったく観ていなくて、実際のこの映像を観るのは初めてだった。しかし、今、四十代後半になる自分よりも、下の世代にはこの場面は絶大な認知度があるようだ。「ガチンコ!」や「学校へ行こう!」といったジャニーズの番組が、どうやら、TBSの現在のバラエティの源流にあたり、「リンカーン」から「水曜日のダウンタウン」に至る番組につながっていくということはあとからわかるが、リアルタイムではわからず、まるで追いかけていなかった。世代的に、自分には「元気が出るテレビ」の亜流に見えていたのである。80年代、90年代のテリー伊藤、および、たけし、とんねるずを本流と考えるならば、現状は、亜流がそれらに取って替わられているかのようだ。ノブコブ吉村が挙げた、有吉がハマコーを追いかける番組も知らなかったが、「悪魔の契約にサイン」という番組で、これもゼロ年代終盤のTBSのバラエティ番組だ。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、新企画「思ってたのと違う発表会」。ラランド、真空ジェシカ、コットン、ゾフィー、ウエストランドが、ひと組ずつ順番に出演した。「爆笑問題さんが優しすぎる」という真空ジェシカ。

 ツイッターを見ると、テンダラー浜本が不倫というニュース。これはダメージになるんだろうか。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」は清水ミチコが春休みで、高田先生とナイツという組み合わせ。高田先生、野末陳平先生、松村、伯山というメンバーのランチ会があったそうで、陳平先生と松村で、スマホをとり出し、お気に入りのAV女優を見せあっていたというからくだらない。それから、タイムフリーで、昨日の「ビバリー」を聴くと、オープニングのあとに秋元康が登場していた。幻冬舎から歌詞集を発売するとかで、少し前に松田聖子が登場したときと同じく、この日は一日中、秋元康はニッポン放送の各番組に出ていたようだ。続けて、昨日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、こちらは、秋元康は 14時台のゲストとして登場していた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」の五木寛之の連載は石原慎太郎について書いていた。五木寛之と石原慎太郎は生年月日が同じなのだ。読書欄、栗原裕一郎の連載コラムでは、「文學界」3月号掲載のAマッソ加納の小説を「これまでの短編には感心したことがなかったが、今作なら芥川賞候補の射程内だろう。」と評価している。

 午後もまた、録画していたテレビ番組を観る。今日の「徹子の部屋」は、内田有紀が 24年ぶりの出演。観そびれていた「お笑い実力刃」もまとめて観たが、1月放送の回では、ビビる、ノンキーズの再結成があり、また別の回では、アンタッチャブル、サンドウィッチマンが嫉妬した芸人という特集があり、佐久間一行、U字工事が出演した。U字工事が高校生のときに「AHERA」に出ていたというのはぜんぜん知らなかった。あの番組は欠かさず観ていたから、ということは、「浅草お兄さん会」で初めて認識する前に、知らないうちにテレビで観ていたということか。栃木弁の漫才にした理由を語るところで、浅草キッドと「浅草お兄さん会」についてももちろん触れられる。

 夜、Netflix で映画を1本。「チック、チック…ブーン!」という映画を観たが、どんな映画かもあまり調べもせず、じつにいい加減なものだが、楽しそうな映画だと思って観始めたら、ジョナサン・ラーソンという35歳で亡くなった作曲家の物語で、これはもう少し調べてから観たほうがよかった。しかし、スピルバーグの「ウエスト・サイド・ストーリー」を観たときにも感じたことだが、アメリカ人にとってのミュージカルというものを、うまく理解できないもどかしさがまだまだある。


 夜もまた、録画していたテレビ番組を観る。放送直後の「太田光のつぶやき英語」を観ると、2週前の放送でもウクライナの情勢をこの番組では扱っていたが、その後、情勢は激変し、2週前の放送に登場した、キエフの街歩き動画を配信していたウクライナの男性が、今日の放送では番組のリモート取材に答えていた。今週は XXCLUB の映画のコーナーもあり、「ザ・バットマン」を紹介し、ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツにリモートインタビューをする。早乙女が俳優としてのアドバイスを求めると、絶句されてしまったのが可笑しい。

 今日は外出もせず、ブログの更新をふたつ。テレビやラジオばかりという一日になり、この日記には、ある程度、整理して書いているが、本当はもっと順番は入り乱れていて、書き残すほどでもないものもなかにはある。深夜には、Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。昨日水曜は、間寛平がゲスト。大竹まこととは同い年。ステージ4の癌だったというのをよく知らなかったが、そこから回復するまでのすさまじい話をしていた。それから、木登りしていて、木から落っこちて肋骨を折ったという話もして、大事故なのだが、どういうわけかいずれも可笑しい話になる。深夜1時過ぎに眠る。

2021年11月21日日曜日

11月21日日曜日/談志没後十年

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜はラジオを聴きながら眠り、何時に眠り、何時間眠れたかもわからない。さまざまなことが滞っているせいか、胃がどうも緊張状態にある。朝、ブログの更新をひとつ。それから、昨日読んでいた「ミュージック・マガジン」の昭和歌謡特集を見ながら、Spotify で楽曲のチェックをしていた。録画していた今朝の「サンデージャポン」をすぐに観ると、大谷翔平がMVPに選ばれた話題で、メジャーリーグ通として知られる向井万起男がVTRに登場した。田中の摘出した睾丸を診断したのが向井万起男だったとは知らなかった。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴く。14時台のゲストは誰かと思えば、松岡ゆみこだった。11月21日、談志師匠の命日に合わせた出演。「海老名美どりです」という第一声から始まり、しゃべりっぱなしで、なかなかプロフィール紹介までたどりつかない。爆笑問題との親しさもよく知らなかったが、父親譲りのアクの強さで、最初から最後までずっと面白かった。ちょうど、ゆみこさんの「ザッツ・ア・プレンティー」を昨日から読み始めていて、談志師匠が亡くなった直後に出版された本だが、つい最近、ブックオフで買うことができた。亡くなるまでの介護の日々を綴った日記を本にしたもので、とてもじゃないがなかなか読む気になれなかったが、没後十年を機に読んでみようとようやく思えた。昨日から、ゆみこさんの言葉をえんえんと聴いている感覚がある。

 夕方に2時間ぐらい眠り、夜になり、昼に放送されていた「ザ・ノンフィクション」を録画で観た。談志師匠のドキュメンタリー。ある時期から、息子の慎太郎さんがつねにカメラをまわしていて、撮りためていたその膨大な映像を編集して番組にしたものだ。あるいは、談志師匠自ら、自撮り撮影しているものもある。記録することに対するこのすさまじい執着。森繫久彌とじゃれ合うすがたなども貴重だが、それ以上に、弱い談志のすがたがたくさん残されている。映像を観るよりもひと足先に「ザッツ・ア・プレンティー」を読み始めていたため、本に書かれていることを映像で確認するようなことになった。しかし、最後に竹原ピストルの歌が流れるのはなんともいやだった。談志夫妻にこんな曲はどうもそぐわない。この番組は14時から放送され、「日曜サンデー」にゆみこさんが出演していたちょうど真裏だった。14時24分が亡くなった時刻だそうで、ちょうどその時刻に、テレビではこの番組を、ラジオにはゆみこさんが出演していた。

 

 続けて、談志没後十年にちなんだ番組をもう1本。MXでついさっき放送されたばかりの「復活!言いたい放だい」の録画を観る。「談志・陳平の言いたい放だい」を、志らく・伯山のコンビで復活させた。伯山は志らく師匠のご指名だったようだ。志らく師匠のひとりしゃべりから始まり、まずは過去の名場面集。途中で、野末陳平先生もゲストで登場し、お元気そうでなにより。そのあとは、談志の落語に焦点をしぼり、高座の映像のダイジェストを流し、スタジオでは芸論になった。志らく師匠が、談志は下手に演ろうとしていたというと、「下手に演る」とはどういうことか、伯山が志らくに訊ねる。伯山から見ると、談志の講談はちょっと違うと言い、「うーん、上手い下手じゃないんですよ。なんだろうな、あれたぶん、先代の馬琴先生、五代目の馬琴先生からとってんじゃないかなあって思うんですけど」「五代目の馬琴って、志ん生師匠みたいに、落語でいうと、崩してるんですよ、ちょっと。自分が腹に入れてるから。自分のからだに。だから、あれは楷書の修羅場ではないんですよ。草書の修羅場なんですね、うまく言うと。ただ、ネタに関しては、談志師匠の「慶安」だとか「青龍刀権次」だとかいろいろあるじゃないですか。ああいうのはね、「小猿」もそうですけど、ああ、お上手だなあ。今、講釈師でこれだけできるひといるかなあ、っていうようなものはありますけど、ぜんぶじゃないんですね。やっぱりその、談志師匠のレベルとはいえ、他ジャンルなんで、いやこれはね、師匠ね、そりゃあダメですよ、っていうのも、生意気にありますね。」 志らく「たぶんね、「三方ヶ原」やなんかはね、ノスタルジーと思い入れの部分が強いと思うんですよ。そこの部分が好きだから、これを、講釈を上手くやってくれって弟子に言ってるんじゃなくて、俺のこのノスタルジーの部分を愛せ、っていうことなんですよ。だからその、歌なんかでも、歌謡曲を歌えと。で、サザンオールスターズを歌おうがね、さだまさしを歌おうがかまわないんだけども、どんなに上手く歌っても談志はオッケー出さない。俺が好きな三橋美智也のような、ディック・ミネのような、岡晴夫の、それを愛してるという感じで歌ってくれれば、多少音程が外れたっていいんだと。それとね、たぶん、講談は似てる、おんなじ部分があると思う。」 伯山「あと、僕ね、つくづく感じるのは、講釈とか浪曲に対して、談志師匠は、けっこうノスタルジーが強いっていう。落語に関しては、まさに、さっきの「やかん」、あれはまあ、志らく師匠もおっしゃるようにイリュージョン落語というか、やっぱ「伝統を現代に」から始まり若いころから。でも、談志師匠も、落語に関しては革新の部分と、最後にはやっぱり、江戸の風が吹くかどうかが落語の勝負だって言ったりっていう、統一はされてないですよね。矛盾も孕んでいながら、それも、でも落語なんだよっておっしゃるような。」 そのあとは、談志が好きな映画について語り、最後は談志を離れ、ふたりで最近の話題についてしゃべった。2時間番組の後半は、2005年に放送された「芝浜」をノーカットでみっちりと流した。このインプロビゼーションでしゃべる「芝浜」が、伝説化している2007年の「芝浜」につながる。

 談志に浸る一日。テレビを観終えて、「ザッツ・ア・プレンティー」をもう少し読み進めてから、深夜1時過ぎに眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...