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2021年6月22日火曜日

6月22日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(9)

◇ ラジオ・雑誌

 朝、「伊集院光とらじおと」を途中からつけると、稲川淳二がゲストだった。ライブの魅力を温泉に例えていたのは見事で、まったくそのとおり、温泉は浸からなければ意味がない。タイムフリーで、昨日月曜の「ビバリー昼ズ」も聴く。アキラ100% がゲスト。月曜のエンディングの恒例、高田先生が平野ノラの子どもの成長を訊くくだりが毎度面白い。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「サンデー毎日」で、小林亜星の追悼文を岡崎武志さんが書いていた。2015年に「寺内貫太郎一家」出演者の座談会の司会をやっているのだ。ほんの6年前だが、2018年にはもう、出席者のうち、3名は故人になってしまった。「SPA!」の渋谷直角の連載マンガは、「週刊朝日」の松本人志の連載について描いている。一応、フィクションの体裁をとっていて、どこまでが実話かわからないが、同い年の渋谷直角の当時の実感はディテールまでじつに正確だと思う。たけしと松本の比較がよく議論されていたといい、この主人公はたけし派の発言にいらだち、上の世代にたけし派が多かったと書いているが、自分はまさに、渋谷直角と同い年だが、完全にたけし派だった。結果的には、たけしのバイク事故があったことで、その勝敗はうやむやになったような感じがある。「SPA!」では玉川太福の連載コラムも始まった。

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄っていく。「昭和50年男」の最新号の表紙は、なんと、コーネリアス「ファンタズマ」のデザインをそのまま使っている。アマゾンで検索すると、バックナンバーには高値がついているものもあり、これは値上がり確実ではないか。食欲なく、ドトールに入り、アイスコーヒーと一緒にクイニーアマンだけ食べておく。

◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きを読む。第九章は「大阪の影」。冒頭に、1963年に、大阪を主にした漫才史の番組の台本の依頼がNHKからあり、ほかに適任者がいるのではと念を押したが、NHKのちからを利用して、関西の芸能の歴史を調べるのもいくらかは意味のあることかと考えたということが書かれている。「東京では漫才は傍系の芸能であるが、大阪では、主流であり、(略)漫才史と芸能史は重なり合う部分が多い。」とあり、そもそも、漫才が傍系だったということが、漫才ブームのあとの時代しか知らないわれわれの世代には、注意深く読まないと気がつきにくいように思う。そして、この章ではなんといっても、澤田隆治について多く書かれている。一見、辛辣な書きかたにも見えるが、友人とも書いてあり、澤田が書いていたことに後年感動したとも書いている。大阪の芸能界の〈煮つまっている〉人間関係を「ここでは〈批判的でありながらも友人〉といった関係は成立しない。」と書いているが、まさに、澤田とは〈批判的でありながらも友人〉だったのだろう。

◇ テレビ・音楽

 ドトールは冷房がきつく、あまり居心地がよくなかった。西友、クリエイトに寄り、買いものして、夜に帰宅する。録画していた「さんま御殿」を観る。家族特集だが、土佐兄弟だけはただの家族ではないから、この特集のなかでは邪魔だった。平野レミ(義娘と出演)の発言をきっかけに、さんまがお笑い陣にボケをふっていく流れがあったが、平野レミに向かって「余計なことしてくれたな」とは、ツッコミとしてもあんまりな言葉だ。土曜の「お笑い向上委員会」も観る。おいでやすこが、もう中学生が活躍し、こがけんがネタをやろうとしているのに、音曲漫才の師匠たちの話になってしまうという流れに爆笑した。ザ・ダッシュ、東洋朝日丸・日出丸という名が出て、ザ・ダッシュがわからなくて検索したが、松本が「ごっつ」のコントのなかで歌っていたのがザ・ダッシュのテーマ曲なのだ。それで思い出したが、たしか、「ごっつ」にはご本人が出演した回もあった気がする。このあたりのベテランの名前はさすがに、出演者のなかでも、さんま、今田、中川家しか反応しない。

 ラジオを聴こうとすると、パソコンのラジコの地域判定がまた狂っている。なぜか北海道になっているが、スマホで聴くのもわずらわしく、北海道でも放送されている「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聴いた。Spotify のニューリリースから、上白石萌音のカバーアルバムを聴いてみる。あんまり興味が湧かない女優だが、「ミュージック・マガジン」の表紙になっていて、注目のアルバムなのだろうか。まりんのポッドキャストでも語られていたが、配信は演奏者がわからないのがつまらない。カバーアルバムで、作詞作曲者だけわかってもしょうがないんじゃないか。深夜2時前に眠る。

2021年6月3日木曜日

6月3日木曜日/職務質問

◇ テレビ

 早朝5時半前に目覚め、録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観た。鬼越トマホークのケンカネタをマネージャーに仕掛けられるドッキリ。それから、芸人が出したCDの売り上げワーストランキングについての説。ワーストテンのなかでは唯一、9位の大木こだまひびき「チ」だけは発売当時に買っている。小室哲哉プロデュースなのだが、この当時、たしか、小室哲哉は吉本所属だったはずだ。2位のハリセンボン、5位の土田晃之&柳原可奈子の曲は「ケロロ軍曹」関連だが、同じ「ケロロ軍曹」関連では、おぎやはぎの「ケロロダンシング」は買った。アニメは観たことがないのにCDを買ったのだが、逆に、アニメのファンが買わないからこの結果なのだろう。



◇ 田町

 今日も朝から都内に。田町に用があったが、電車賃節約で、泉岳寺から歩いていく。途中、コンビニに寄り、シュークリームを買って食べた。昨日、楽天マガジンで読んだ雑誌で、シュークリームとユンケルを合わせると疲れに効くという記事を見たからだが、ユンケルの代わりに、エナジードリンクを一緒に飲んだ。午後、周辺を少しぶらぶらし、昼食は饂飩四國というお店で、ランチメニューのぶっかけセットを食べた。700円。慶應大の前のベローチェに入り、少し仮眠してから、しばらく読書をした。

 寝不足のせいか、今日はやけに疲れていて、このあと、五反田のブックオフに寄ろうかと思っていたが、やっぱりもう帰ろうかと、迷いながら田町駅に向かっていた。改札に入ろうとしたところで呼び止められ、誰かと思えば警官だ。職務質問である。なにか不審に見えたのか、見えていたとすれば、迷いながら歩いていたせいだろうかと思ったが、なんにしろ、気分のいいものではない。この警官ともうひとりの警官も寄ってきて、カバンを開けて、懐中電灯で照らされ、中身をまさぐられた。それから両腕を前に伸ばさせられる。すぐに解放はされるが、理由ぐらい訊けばよかった。しかし、なにか余計なことを訊けば、ますます怪しまれるのだろう。なぜ両腕を伸ばさせたのかといえば、あとで気がついたが、注射の痕がないかということか。痩せている人間が、疲れた顔をして歩いていたから、それかと疑われたのだ。たまたま前日に予防接種でもしていたら、どこかに連れていかれたのかもしれない。職務質問を受けたのは人生二度目で、そのときは、働いていた書店を辞めるときで、ものすごく怒りながら歩いていたから不審に思われてもしかたがないと思った。



◇ 五反田

 結局、五反田には寄ることにして、山手線に乗る。五反田のブックオフは、1階の売り場は電波が入らず、せどり泣かせの店である。いい本があり、寄った甲斐あり。計5冊買う。大崎広小路駅から、池上線で長原に移動し、ブックオフにもう1店。初めて降りる駅で、初めて訪れる店舗。小さい店で、2冊だけ買ったが、ここでもいい本を見つけた。グーグルマップを見ながら、住宅街を抜け、北千束駅まで歩く。大井町線で自由が丘に出て、東横線に乗り換え、横浜に戻ってきた。帰宅前にコンビニに寄り、「週刊文春」の小林信彦の連載を立ち読みしていく。今週は亡くなったかたがたについて、田村正和、細野邦彦、澤田隆治ときて、最後は坪内祐三。細野邦彦という名前はたしか、澤田先生がゲストの「電波少年W」でも出ていた。それで名前を覚えたばかりだったが、ほぼ同じ時期に亡くなっていたとは驚く。

 夜に帰宅し、タイムフリーで「ビバリー昼ズ」を聴こうとするが、ラジコの検索窓に「ラジコ」と入れてしまい、かなり疲れていると思った。DMの返信をする必要があり、そのために YouTube の動画も観なければならなくなり、細かい話は避けて返信するが、訊かれるから、結局は余計な返信をすることになった。やりとりが続き、深夜0時頃に眠る。

2021年5月17日月曜日

5月17日月曜日/澤田隆治先生




◇ 新川崎・川崎

 朝早くから外出。気温があがると思い、Tシャツで出る。実際、外に出るとやや生暖かいが、小雨に加え、風が強い。髪がたちまちぼさぼさになった。傘をもって出たが、まったく差さずに雨はじきに止んでしまう。横須賀線の新川崎まで用があり、初めて降りる駅だったが、そのあとは平間駅まで歩き、南武線で川崎に出る。昼食はマイカリー食堂で、ロースかつカレーを食べた。ベローチェでひと休み。DMの返信などに時間をとられ、読書がぜんぜん進まない。ベローチェの向かいに近代書房があるが、川崎に寄れるときはなぜか月曜にあたることが多く、近代書房は必ず定休日だ。モアーズのブックオフにだけ寄っていく。6冊買い、100円引きのアプリのクーポンを使った。京浜東北線でのんびり、読書しながら帰ってくる。

◇ ラジオ・YouTube

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングで、澤田隆治先生の訃報に触れられていたが、高田先生は「俺はあんまり好きじゃなかったけどな」と言っていた。澤田隆治というひとは高田先生にとっても怖いひとだったのだろう。12時台ゲストは、森三中黒沢かずこがついに登場した。高田先生に質問攻めになり、カウンセリングのような放送になった。そこで語られた高田先生のテレビ論。「テレビは四十までのもんだよ。」「作るほうも出るほうもね。四十までわあわあやって、そんとき才能あるときにわあーって作ってさ。あとはさ、だめだよ、それで売れなかったら。」「年寄りが出てきて作るもんじゃないじゃない。だって、芸をちゃんと見せるもんじゃないんだからさ。若いひとがばあーって動きまわってりゃいいんだからさ。大通りみたいなもんだから、わあーって動いてりゃいいんだから。古典芸能なんかはじっくり極めてくから、落語でも講談でもね、きっちりきっちり芸でやってきゃいいけど、テレビってメディアは大通りだからさ。」 

 「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、オープニングはやっぱり澤田先生の話になるが、相手が平野ノラでは話が通じない。年末恒例の「漫才大会」で、「漫才の殿堂」を表彰するコーナーがあったが、ある年からいきなりなくなった、その経緯について語られていた。「漫才大会」というイベントのなかでは不評だったのかもしれないが、個人的には、岸野師匠と澤田先生のトークはとても興味深いものだったし、春日三球もあそこぐらいでしか観る機会はなく、意義のある企画だと思っていた。ナイツも、じかに知っている師匠は大事にしているが、歴史的な感覚は欠けているのかもしれない。

 YouTube で、観そびれていた「電波少年W」の澤田隆治先生がゲストの回を観る。2月に放送されたもので、「電波少年」のチャンネルでは期間限定の公開だったが、澤田先生のチャンネルでも公開されていて、こちらはフルサイズ、しかも、挿入される「てなもんや三度笠」の映像もそのまま観ることができる。松本明子、松村邦洋、土屋敏男と一緒に、てれびのスキマさんも出演していた。全員が同じスタジオにはいないような雰囲気だったが、どのようなかたちで収録しているのか。結果的に貴重な放送になり、澤田先生から面白い話がたくさん出ていたが、松本明子、松村邦洋の知識がまばらで頼りない。「THE MANZAI」を観たときに「負けたと思ったね」というのはすごい証言だが、ほかではしゃべっていることなのかどうか。

 澤田先生には二度お会いする機会があり、一度目というのが信じがたい縁であったが、二度目は澤田先生が新刊を出された際に、八重洲ブックセンターでサイン会があり、それに伺いごあいさつをした。覚えていただいているかわからなかったが、説明したら、わかってくださった。そのサイン会の前には講演があり、高齢で、目を悪くされているという話だったが、手元で本を読むために、本に焦点が合うようにしたコンタクトレンズを入れていると語られていた。あいさつしても、顔なんか見えてなかったのかもしれない。「花王名人劇場」の10周年記念に放送をまとめた「笑人間」という1000ページを超えるぶ厚い本があるが、この本には「上巻」と書いてあり、調べてみてもどうやらこの本は上巻しか存在しない。そのことを澤田先生に直接訊ねてみたら、「今、下巻を作っている」というので仰天した。平成元年に上巻が出た本の下巻である。


◇ 読書

 大村崑「崑ちゃん」を今日は朝から読み始め、帰宅してから、深夜に読み終えた。たまたま手元にあった本で、澤田先生の話が出てくるだろうと思って読んでみたら、どういうわけか、ぜんぜん出てこないのであてが外れる。とはいえ、「やりくりアパート」の時代の話はある。予想を超える面白い本で、しみじみしたところがなく、陽気なトーンに貫かれているという点では、以前に読んだ小松政夫の著書とも共通している。楽しそうなタイトル、楽しそうな表紙なのに、田岡一雄との付き合いがさらっと書いてあったりして、2016年刊だから、吉本の闇営業騒動のあとだったら、こんな記述は削られるに違いないだろう。キャバレーのボーイをしていた時代の写真が載っていて、先日の「アメトーーク!」では「キャバクラボーイ芸人」があったばかりだが、大村崑もまた、この時代はなかなか悪そうな顔をしている。渥美清、トニー谷、米朝らとの交流の話もすこぶる面白かった。深夜1時前に眠る。

2021年5月16日日曜日

5月16日日曜日/テレビ・ラジオ・マンガ その2

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、充分に眠れていないが、録画残量が足りていなかったと思い、録画していた「Nキャス」を消去するために観る。途中まで観て、そこまで消去し、もう少し眠りなおしてから残りを観た。パレスチナのニュース、ニシキヘビの続報、花澤香菜の特集など。疲労が抜けずに、テレビを長々と観ているのもなかなかつらい。ツイッターから知った、是枝監督のホームページのメッセージを読んだ。「思惑」と題する、池江璃花子を撮影した「センターレーン」というショートムービーについての文章。是枝監督に批判が向けられていることも知らなかった。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台ゲストは斉藤安弘。ラジオを中断して、録画していた今朝の「サンジャポ」を先に観た。喉押さえマンという少年を初めて知った。またラジオに戻り、聴きながら梱包作業をして、もう出かけようとしていると、そういうときにかぎり、注文がもう1点増える。

◇ マンガ

 夕方、ヤマトの営業所まで。その前にまず、吉野家に寄り、肉だく牛丼を食べた。二俣川に出て、ドトールに入り、読書をしていく。今日はマンガを2冊。どちらも最近、ブックオフで買ったものだが、まず、天久聖一「サヨナラコウシエン」を読んだ。2018年刊。パーツはトリッキーだが、これはオーソドックスな人情噺。続けてもう1冊、タナカカツキ「部屋へ!」を読む。2012年刊。読んでみるまではわからなかったが、著者が水草水槽の魅力に魅せられていく過程を描いているマンガといえばいいだろうか、この内容はタイトルからはまったく想像できなかった。都市生活において、自然とどう関わっていくかという話にもなっていて、予測を超えた刺激的な作品だった。大学時代に「バカドリル」を読み、衝撃を受けた世代だが、天久聖一の活動はその後も追いかけていたが、タナカカツキがどういう活動をしているのかはまるで認識していなかった。作中のセリフにもあるように、日常のなかでの表現を模索していたのか。対して、天久聖一は徹底して非日常の表現だったのではないか。


◇ 再びテレビ

 雨降りになっていたが、大降りにはならずに済んだ。夜に帰宅し、録画していた今朝の「ワイドナショー」を観た。Aマッソ加納が初出演。なによりも本人が戸惑いながら出演しているようなたたずまいだった。ニシキヘビのニュースでスタジオに登場した、パンク町田の解説が面白い。逃げ出してから一週間以上経ち、ニシキヘビの危険性についての詳しい解説を初めて聴いた。続けて、昨夜の「さんまのお笑い向上委員会」も観る。天竺鼠が主役の回のはずが、川原とくっきーの漫才から、漫才リレーになり、くっきーの独壇場になっていった。くっきーのTシャツにモザイクがかかっていて、コンプライアンスに引っかかるというので、途中で衣装チェンジになっていたのには笑ったが、ツイッターで検索すると、田代まさしのマーシーズのTシャツだということがすぐに判明した。お笑いナタリーにはモザイクのかかっていない写真が出ていたらしい。しかし、これが放送できないというのもよくわからない。深夜0時前、ツイッターを見て、澤田隆治先生の訃報にびっくりする。深夜1時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...