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2022年7月16日土曜日

7月16日土曜日/合いの手

◇ 生活

 朝、遅めに起きあがる。昨夜は涼しく、よく眠れた。つけっぱなしだったラジオからは「ナイツのちゃきちゃき大放送」が流れる。土屋さんがまたコロナに感染したようで、塙さんはリモート、スタジオには代役に狩野英孝が出演した。ラジオは中断し、ブログの更新をしようとするが、あたまが働かない。ラジオを聴く気力もない。

 食べものがなくなり、正午過ぎから外出する。雨降り。駅前の日高屋に入り、和風つけ麺と、餃子を食べた。ちょうど800円。それから、ドトールに入り、しばらく読書をしていく。一昨日買った「すばる」7月号に目を通すと、井上ひさしの未発表戯曲が掲載されていて、そういえば、「なんでも鑑定団」で発見されたというのはネットニュースで見たような記憶がある。しかし、一見さんには読みやすいページがなんにもない雑誌だ。


 雨は止んだ。夕方に帰宅する。今夜は六角橋商店街の「ドッキリヤミ市場」もあったが、またフリマはなく、開催発表も直前で、どうせまた雨だからと思い、今回は行かないことにした。8月はもともと開催がないから、フリマの再開は秋以降になるか。

◇ ラジオ・テレビ・映画

 タイムフリーで、今日放送の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、なんと、淳も体調不良で欠席だ。前の時間帯の「おかしば」コンビ(岡田圭右&柴田英嗣)が残留するが、柴田はつぎの仕事があるため、すぐに退席し、岡田がまるまる2時間代役を務めていた。ニュース解説には速水健朗が登場するが、初対面の速水相手に、岡田の合いの手はまったく漫才のテンポで、会話の空白を少しも作らない。ニュースの時間としてはそぐわないのだが、漫才師の能力により、誰もボケていなくとも時事漫才のようになる。「そうやなあ」「はいはいはい」「たしかにねえ」「ふんふん」「そうそうそう」「あるある」「そうやあ」「そこやねん」「なるほどなるほど」「そこかあ」「なかなかできんでえ」「ええ?」「ああそう?」「そやなあ」「へええ」「なるほどなるほどなあ」「ふんふんふん」「ふん」「はいはい」「ふーん」「そらそうやあほんとにねえ」「はあいはいはいはい」「あらっ」「ああそうですか」「はあなるほど」「ありましたねえ」「ようニュースで聴いたでえ」

 昨日の「金曜たまむすび」を聴くと、玉さんが西村賢太のお別れ会のスピーチの話をしていた。ネットニュースにもなっていたが、玉さんはべろべろになってしまい、用意した原稿は読まなかったそうで、生前、西村賢太とは一緒に飲むとひとの悪口になり、「当選した小さいひと」の悪口がいちばん盛りあがったといって会場を沸かせたという。これ以外にも博士のことをちくちくネタにしていてなによりだ。黙殺がやっぱりつらい。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」には、「国宝だって人間だ!」のコーナーに、奥村旭翠という琵琶奏者が登場していた。昨夜の「ネタパレ」を観ると、次長課長河本、チャンス大城、はんにゃ金田という珍しいユニットのコントあり。放送されたばかりの「Nキャス」も観てしまうと、統一教会の問題で、有田芳生が取材に答えている。安倍晋三、岸信介との関係もしっかりと扱っていた。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。是枝裕和監督の「真実」を観た。2019年公開。「万引き家族」のあとに撮った日仏共同制作の作品であり、カトリーヌ・ドヌーヴが主演のほか、キャストは外国人の俳優ばかり。普段の是枝作品に比べると、やけに楷書的に感じられ、いつもどおりの演出ができているのかなという感じがする。どうも野暮ったい映画だなと思い、あまり集中して観なかったが、子役の女の子はかわいくてよかった。子役の演出は、さすがは是枝監督だ。大物俳優たちには気を遣ったんだろうか。深夜2時半頃に眠る。

2022年2月7日月曜日

2月7日月曜日/読書・主体について



◇ 新宿・蒲田

 寒くて眠ってられず、早朝に目覚め、ラジオを聴きながらもう少し眠りなおす。テレビを観ながら、コーヒーをまたひっくり返してしまった。散らかっていて、まともにカップを置く場所がないというのがそもそもだめだ。朝から都内に。まずは有楽町に用があり、それから、代々木に行くことになる。昼食は、新宿西口を適当に探し、熱烈酒場ドンちゃんという店に入り、ランチメニューの鶏唐揚げ定食を食べた。750円。ブックオフに寄り、110円の文庫本の棚から1冊、岩本素白の本を、100円引きクーポンを使い、10円で買った。今日はあっちこっちに移動する日で、そのあとは蒲田に行くことになる。ブックオフにも、先月末に寄ったばかりだが、220円の単行本の棚に「ジャズ詩大全」がごっそりとあり、これはすべて買うしかない。そのほか、110円の文庫本を2冊と、雑誌の棚から「すばる」の最新号も220円で買っていく。このあとは川崎にも寄ろうかと思っていたが、いきなり荷物が多くなってしまった。川崎はやめ、蒲田から京浜東北線に乗り、横浜まで戻ってくる。


◇ ラジオ・読書・雑誌

 横浜西口のベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。松本明子は今週もお休みで、高田先生と磯山さやかのコンビ。オープニングで、西村賢太を偲ぶ高田先生に涙が出そうになる。この番組に出演したときの音声も流れ、聴いた記憶があるが、2011年、震災の直前の出演だったか。松村邦洋と同い年だと言われると、死の早さを実感する。高田先生が「賢太」と下の名前で、まるで高田家の息子のように呼んでいることを磯山さやかが指摘していた。

 今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、土屋さんがコロナになり、塙さんはニッポン放送の別スタジオからリモート出演。平野ノラと、代役にニッチェも出演。聴きそびれていた先週木曜の放送も聴くと、カミナリがゲストだったが、最後に、漫才協会入りを放送中に決断していた。錦鯉と同じパターンだ。塙さんが、(事務員の)空さんから連絡がいくと言っていた。楽天マガジンで雑誌のチェックもすると、「週刊ポスト」では、横山剣、武正晴、岡田晴恵の新連載が始まっていた。剣さんの連載の構成は下井草秀だ。たけしの連載は水島新司追悼。

 ベローチェで、石原慎太郎「天才」を読み終えた。2018年、幻冬舎文庫。親本は2016年刊。当時、ベストセラーになっていた記憶はあるが、読むまでよくわかっていなかったが、これ、小説なのだ。カバー裏表紙の紹介文を読んでも、小説とは書いていない。田中角栄を描いた本だとはわかるが、読み始めると、田中角栄がいきなり「俺」として語り出し、いったいなにが始まったのかと思う。そのくらいに、石原慎太郎が小説家であることを忘れていたということだが、あとがきによると、この文庫の解説も書いている森元孝という学者に、田中角栄のことを一人称で書いたらどうかと薦められたのが執筆のきっかけになったそうだ。一人称小説が石原のどうやら得意なスタイルなようで、森元孝はそれを高く評価し、解説にも詳しく書かれている。石原が政治から引退した直後に、森元孝は「石原慎太郎の社会現象学」という評論を著し、「政治家であったがために不当に埋没させられてきた私の文学の救済となる労作」に、石原は感謝のための会食を開き、その席でそのようなことを言われ、石原は強い啓示を受けた気になったという。森元孝の解説では、「今も忘れないが、石原さんの顔が、瞬間、子どものようにパッと明るく輝いた。」と書いている。

 買ったばかりの「すばる」2月号にも目を通す。「すばるクリティーク賞」を受賞した、鴇田義晴の「90年代サブカルチャーと倫理 ―村崎百郎論」を読みたかった。大澤信亮、杉田俊介、浜崎洋介、上田岳弘による選考座談会も読む。最終候補作に残った、壱村健太というひとのたけし論も評価が高く、杉田俊介はいちばんに推し、大澤、上田もいちばん面白く読んだというが、評論としては弱いということか。上田岳弘が「今回は「主体」について考えようとしている批評が多いなと思った」と語っていることにはどきりとさせられた。「僕が作家として課題だと思っているもの、いま小説に書かれるべきものと言ってもいいんだけど、それは日本という国も人々も「主体」が持てないでいることと、もう一つは、反出生主義のことなんです。Twitter をはじめとするSNSが普及して、何かの意見があればその反対意見を同じ熱度で思っている人が存在することが明らかになってきた。そうした時に何かを強く思うこと、主張することが、ばかばかしいというか無意味な感じがして、思考の足場を失ってしまうのが主体の不在という状況に繋がっているように思っています。であれば、そもそも何も思わない方がいいのではないか、むしろ何も思いたくないと潜在的に感じてしまう欲望が生まれているような感じもあります。そういった無力感がベースとしてあり、もともと生まれない、生まないことを是とする、反出生主義的な空気が現代をうっすらと覆っているように感じます。」

◇ テレビ

 ベローチェに3時間も長居し、星川のコーナンにも寄りたかったが、荷物が増えたため、今日はやめておく。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。一昨日土曜に放送された「ミュージックフェア」は、宇崎竜童&阿木燿子の特集。木梨憲武、横山剣の共演に期待したが、中井貴一、佐藤浩市ら、憲武チームが番組の空気を支配し、剣さんはちょっと影が薄かった。同じく土曜に放送されていた「本家が聴かせてもらいます」も観る。ヒコロヒー、トンツカタン森本が司会を務める、「歌ってみた」動画を本家アーティストが視聴するという番組。レギュラー放送は初回だけ観て、そもそも、登場する本家アーティストを知らなかったのでついていけなかったのだが、なぜか、Ado という豪華ゲストを迎え、夕方の半端な時間に 20分番組として復活した。

 Spotify のプレイリストで、Night Tempo のシティポップの番組を聴きながら、深夜0時頃に眠る。どうも、ひどく疲弊している。

2022年2月5日土曜日

2月5日土曜日/田園都市線をくだる

◇ 溝の口・あざみ野・つきみ野・中央林間

 今日は朝から、川崎市の溝の口まで用があり、それから、イトーヨーカ堂のマクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーと、アップルパイを食べる。イープラスからチケットを予約するつもりだったことを思い出し、10時を数分過ぎてはいたが、難なく購入できた。ひさしぶりに値段が高めのチケットを買ったが、人気があるかと思っていたけど、即完にはならないのか。

 溝の口という街もめったに寄るところではなく、時間があるので、ブックオフをまわろうと考え、マクドナルドで計画を考える。ここからいちばん近いのは、田園都市線のひと駅隣り、梶が谷にブックオフがあり、ひとまず、そこまでは歩いてしまうことにする。ブックオフ以外の古本屋もないかと、グーグルマップで検索してみると、溝の口駅の西側にブックマートがあり、通り道になるからちょうどいい。溝の口駅を越え、西口に出ると、西口商店街という昔懐かしい雰囲気が残っているような一角があり、「古本買入」という看板が線路に向けてある。古本屋があるのかと通ってみるが、それらしき店はない。商店街を抜け、反対側に出ると、こちらからも看板は確認でき、近寄れないところに取り付けてあるためによく見えなかったが、スマホのカメラで拡大してみると、明誠書房という店名が判明した。改めて検索してみると、どうやらもう閉店した店のようだ。看板だけが残っているというわけか。




 ブックマートにたどりつき、店内を覗いていくが、しかし、ここでは買うものなし。グーグルマップを見ながら、梶が谷方面に歩いていく。ブックオフを目指していると、ちょうどその途中に、古本屋がもう1店あり。グリーンブックという店だが、あいにく、シャッターが閉まっていた。ブックオフにたどりつき、ここでは、110円の文庫本を3冊買った。梶が谷駅から田園都市線に乗り、あざみ野に移動する。2店目のブックオフでは、110円の文庫本を3冊、110円の新書を2冊、220円の単行本を2冊買っていく。昼食を食べそびれていて、あざみ野駅周辺をうろうろしてみるが、ここでは決められなかった。あざみ野から、今度はつきみ野に移動する。電車内で、CMなどを流しているモニターをなにげなく見ると、西村賢太の訃報を伝えていて、思わず二度見した。すぐには信じられない。





 つきみ野に到着し、本日3店目のブックオフに。110円の文庫本を3冊、新書を1冊、コミックを1冊、220円単行本を1冊買う。つきみ野から中央林間に移動し、夕方になってしまったが、ここでようやく食事にする。大阪王将に入ろうと思い、エトモ中央林間の2階にあがると、同じフロアに文教堂があり、先に少し寄っていく。「キネマ旬報」のベストテンを立ち読みしてから、それからようやく大阪王将に入り、焼豚チャーハンを食べた。780円。中央林間から鶴間に移動し、最後にもう1店。鶴間のブックオフでは、110円の文庫本を9冊買った。大和かどこかで読書していこうというつもりでいたが、疲れてしまってだめ。帰ることにする。


◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、本の登録をしながら、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日放送の「ザワつく!金曜日」を録画しておいたが、番組終盤に前日収録の部分があり、石原慎太郎を偲ぶコーナーが作られていた。「作家で政治家」と言われるけれども、良純からすると、「作家」のイメージだということを話している。長嶋茂雄と石原慎太郎の息子が出演している番組というすごさがこういうときには発揮される。それから、放送中の「Nキャス」を追っかけ再生で観始めると、始まると同時にニュース速報が入り、オリンピックの試合結果が伝えられる。生放送に、わざわざ速報を入れるというのもよくわからないのだが。この番組で密着取材を続けているトリル・ダイナスティも面白いのだが、この番組でももちろん、石原慎太郎の訃報を扱い、続けて、西村賢太の訃報も伝えられた。たけしからは西村賢太と一緒に飲み歩いたときのことが語られ、そのころから体調が悪いと言っていたのだという。

 タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、いつもの漫才からは始まらず、出水アナと渡辺峻アナがスタジオにいる。土屋さんが発熱のためにお休みと伝えられ、昼頃、コロナ感染というネットニュースを目にしたが、この時点では陽性とはわからず、塙さんは地下駐車場で待機し、駐車場からリモート出演という珍しい放送になっていた。聴きそびれていた、先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も聴いた。石塚英彦、三村マサカズが時間差でゲストに登場し、これは聴き逃してはならなかった。石塚と三村もひさしぶりの共演だったようで、サンドウィッチマンのふたりが好きだったという「大石恵三」の話になり、その前身番組である「ホンとにバカだね」にも触れていた。石塚が共演した志村けんの話も興味深く、石塚は志村に、壁のぶつかりかたを教えてもらったという。今年還暦だという石塚だが、関口宏が還暦のときには「フレンドパーク」で共演しているのだ。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...