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2022年5月13日金曜日

5月13日金曜日/コントと映画2本

◇ テレビ・ラジオ・映画

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。大雨の予報だが、思いのほか、静かで明るい。これから大降りになるのだろうか。録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「徹子の部屋」は、錦鯉がゲスト。さっそく漫才を披露するが、黒柳徹子はあたまを叩くのがあんまり好きではないからどうだろうかと思うと、愁いを感じるという感想だった。漫才の感想としてはともかく、そのあと、それぞれの家族の話になると、たしかに愁いたっぷりの内容になる。渡辺が藤十郎に似ているといきなり言い出す徹子さん。錦鯉は、さすが、ふたりとも言葉がていねいだ。通じにくい言葉はきちんとわかりいやすい言葉に言い換えてしゃべる。この番組を観ていると、これが意外とできないひとが多い。

 昨夜の「アメトーーク!」は「元々コンビ組んでた芸人」。錦鯉渡辺&だーりんず小田、おいでやす小田&モンスターエンジン西森、インディアンス田渕&ミキ昂生、アインシュタイン河井&アキナ山名という4組が登場したが、どうも興味のないメンバーが多い。録画を停めたときに「スッキリ」をちらっと観たら、ナレーションの声を聴いて、あれっと思う。小倉智昭の声だとわかり、あとで確認すると、これはネットニュースにもなっていた。この番組をあまりきちんと観たことはないが、金曜日は週替わりのゲストが「天の声」を務めるようだ。小倉智昭というひとはそもそも、僕らが子どもの時代にはナレーションで活躍していたひとだ。テレビの第一線から退いたからといって、この話芸を活用しない手はないだろう。

 昼はラジオ。金曜の「ビバリー昼ズ」を聴くまではどうも落ち着かないと思っていたが、訃報から2日経ち、思いのほか、いつもどおりの明るい放送になっていた。若いころの思い出をしゃべり始め、なぜか春一番を偲んでしまう流れに笑った。上島、肥後が1年前に出演したときの音声が少し流れ、松村とアクリル板越しのキスをする場面では大騒ぎしていて、肝心の上島の声はよく聴こえなかった。オープニングはさっぱりと終わり、8月にまた明治座でイベントがあるという発表がある。12時台は、瀧川鯉昇、桃月庵白酒がゲストで、これもまた明るくて面白かった。ふたりは「ツユクサ」という映画に出演しているようだ。エンディングには、ダチョウ俱楽部の「ダチョウダンス」が流れた。

 午後は「金曜たまむすび」を聴きたくなり、TBSラジオに合わせた。ひさしぶりに聴いてみたけど、玉さん、孫がいるのか。オープニングが終わり、ニッポン放送の「中川家 ザ・ラジオショー」に切り換える。

 今日は外出せず、大雨の予報が出ていたから予定をなにも入れなかったのだが、大雨にはならなかったようで、外の様子はいたって穏やかだ。録画していたテレビ番組をあれこれ観ながら、その合間にブログをふたつ更新した。

 今日の「徹子の部屋」は、三人娘、伊東ゆかり、中尾ミエ、園まりがゲスト。中尾ミエのトレーニング風景を見せていたが、うちの母よりも歳上だと思うと驚異的だ。三人とも後期高齢者だが、「70代なんて、ずっと昔だわ。」と徹子さん。

 月曜の「しゃべくり007」は、出川哲朗がゲスト。以前、さんまがゲストのときに面白かった「クイズ私のこと覚えてる?」という企画が再び行われた。5人の女性と再会し、いつどこで会った誰かを当てる企画だが、1名はハズレで、出川ではなく、レギュラーメンバーの誰かと会ったことがあるひとが混じっている。そのひとりがなんと、くりぃむしちゅーと同じプライムワンに所属していた、みかずき組の白石美樹なのでびっくりした。

 日曜に放送された「ドリフに大挑戦スペシャル」の第2弾もようやく観た。本当は、水曜に時間があったから観ようと思っていたのに、その日はさすがに観る気になれなくなった。3時間の放送、すべてが面白いというわけにはいかないが、実験的な意味合いが強かった前回に比べ、今回はもうその域は超えていたと思う。前回同様、アンタッチャブル柴田と劇団ひとりのコンビが異常に面白く、今回のCM撮影コントにも涙が出るほど笑わされる。柴田とひとりは別々にほかのコントに出ても面白く、時代劇撮影のコントでは、ハライチ澤部に翻弄される役まわりの柴田が、ツッコミとコケで、全身を使って動きまわる。貧乏すぎる飲み屋のコントでは、劇団ひとりとガンバレルーヤまひるが共演していたが、まひるの活躍も前回の発見のひとつだった。そのほか、駕籠屋のコントではバイきんぐ小峠と錦鯉まさのりが共演し、さすがにこのコンビは呼吸が合うのだが、意外とベタではない錦鯉の漫才よりも、この台本のほうがまさのりの可笑しさが発揮されている気もする。バイきんぐ西村とまさのりが共演するコントもあったが、西村も動きの芝居が意外と面白い。逆に、東京03飯塚が出演するコントなんかは、飯塚はまるで目立たない。そして、なにもなければ気にしなかったようなコントだが、看守と囚人のコントでは、肥後克広、上島竜兵が、加藤茶、ハライチ澤部、ハリセンボン春菜と共演していた。この部分は公開収録形式だったが、意識的に観てみれば、ちょっと動作がのろいようにも感じられる。

 アマゾンプライムで映画を1本。上島竜兵が出演している「映画 怪物くん」を観てみたくなった。2011年公開。藤子マンガのファンとして、ドラマ版は放送時に気になり、1話だけ観てみたのだが、原作の面白さをまったく殺しているドラマだと思った。それでもおそらく、藤子A先生は大野くんが主演してくれるというので大喜びしてたんじゃないかと思うが、改めてこの映画を観ても、大野智の俳優としての力量はまるでわからない。ヘタとも判断がつかないのは、ほかの俳優も、この映画のなかではほぼ魅力的に見えないからだ。(唯一、鹿賀丈史はさすがの芝居を見せていると思った。) 中村義洋監督だから、それなりの映画にはなってるのではとも思ったが、30分で集中して観るのはいやになった。上島竜兵、八嶋智人、チェ・ホンマンが怪物三人組を演じるが、この配役で、まともなコメディシーンをぜんぜん作らないという信じがたい映画だ。キャラクターデザインも藤子A先生のタッチとはほど遠い。

 Netflix で映画をもう1本。吉田恵輔監督「銀の匙 Silver Spoon」を観た。2014年公開。こちらにも上島竜兵が出演しているのだが、公開時の記憶はなく、原作も読んでおらず、どんな映画かもほぼわからずに観たが、思いがけずとても面白く、これは快作だと思った。上島竜兵の出番は少ないが、校長先生の役を好演している。深夜3時半頃に眠る。

2021年6月6日日曜日

6月6日日曜日/「日本の喜劇人」を読む(5)

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨日の「週刊フジテレビ批評」を観ると、日本映画批評家大賞授賞式、ギャラクシー賞贈賞式の様子を伝えていた。ギャラクシー賞の大賞は「世界は3で出来ている」というフジテレビのドラマで、これは観逃している。フジテレビが大賞に選ばれたのは31年ぶりなのだと。今朝の「サンジャポ」では、門倉コーチの失踪事件が気になったが、東スポの田才記者によると、日産スタジアムの近くの公園でやっぱり発見されているようで、そこまでは「FRIDAY」の記事と一緒だが、妻に連絡されていないために、妻はブログで否定しているのだという。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴きながら、少し眠ってしまった。後半には家電ロボットの特集をやっていて、愛されることを目指したロボットというのにはなかなかの驚きがあった。

◇ 読書

 夕方、ヤマトの営業所まで。午前中は雨降りだったが、もうすっかり止んでいた。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、新刊を眺めていく。ドトールに入り、クイニーアマンを食べて、しばらく読書。今日も「決定版 日本の喜劇人」の続きを読む。第五章は「道化の原点」と題し、脱線トリオ、クレイジー・キャッツ(この本ではこの表記)の名が目次にはあるが、改めて読むと、目次には名前がない石井均についてかなりページが割かれている。「ある種の挫折感を抱いて生きていた一人の学生」だったという小林信彦は、この時期、ストリップにのめりこみ、「ストリッパーの話になると、きりがないから、さておき、」と、ストリッパーの話をがまんして脱線トリオについて書き始めているのが可笑しい。小林信彦の体験の比重も多くなり、無名の芸人の名もたくさん記されている。石井均の楽屋を訪ねたエピソードが面白く、長部日出雄、永六輔が登場する。読みながら考えることが多く、ページ数のわりには読むのに時間がかかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「週刊さんまとマツコ」を観た。この番組はロケができないときはトークになるようで、ロケよりもトークのほうが面白い。「恋のかま騒ぎ」をふり返り、今の時代に復活させようと考えるのだが、マツコがいることで批評的になっている。「笑点」の演芸コーナーはロッチ。また無観客の収録に戻っていて、収録順がわからないが、地方収録のほうがむしろ観客を入れられるのか。

 聴きそびれいていたラジオをいくつか。水曜放送の「伊集院光とらじおと」をタイムフリーで聴いた。ゲストは小倉智昭。もともと吃音で、吃音を防ぐための言葉の工夫が独自の面白さになっていったという話には感じ入るものがある。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。金曜のゲストは桐野夏生。ゲストの本を読んでいないことも多い大竹まことが、桐野夏生の新刊は読んでいた。続けて、木曜、水曜と聴いていくと、水曜のオープニングでは、大竹まことが野田秀樹の舞台の話をしていた。

◇ 読書

 深夜にまた読書。徳川夢声「話術」をようやく読み終えた。2018年刊、新潮文庫。一度読みかけて、しばらく中断してしまっていたが、先日の「カツベン映画祭」をきっかけに、またあたまから読みなおしていた。残り半分ほどは一気に読んだが、前半よりも、芸の話になる後半のほうがギアが入る感じがある。久米宏の解説にも書かれていたが、この本が戦後二年で書かれていることにも驚く。深夜2時前に眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...