ラベル 池袋西口公園 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 池袋西口公園 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年12月17日土曜日

12月17日土曜日/「東京キャラバン」

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に起きあがり、ブログの更新をしようとするが、あたまがまわらない。タイムフリーで、先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をようやく聴くと、1曲目は「エルピス」の主題歌から始まった。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴く。「常連さん」は能町みね子。やはり、「M-1」の話題が多くなる。能町みね子は山田邦子支持。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「世界のボロボログルメ三番勝負」という企画。大橋未歩が出演していたが、タモリとは初対面だというのが意外だ。今朝の「週刊フジテレビ批評」では、放送作家の座談会企画があり、2022年のテレビ界を語る。伊藤正弘、たむらようこ、宮地ケンスケというメンバー。宮地ケンスケって、誰かと思えば、ニブンノゴ!のひとだ。この立場で出演しているせいもあるか、たたずまいがもう芸人のそれではなかったな。

◇ 池袋

 午後から都内に。横浜から東横線の副都心線直通に乗り、池袋まで。まず、昼食にしようと、西口に出て、池袋演芸場の周辺を適当に歩きまわってみたが、入りたくなる店がまったくない。池袋をうろつくこともあまりなかったが、歓楽街に境界がなく、気がつくとやけに風俗店が多いエリアにいたりする。駅前まで戻り、結局、富士そばに入り、カレーかつ丼をひさしぶりに食べた。620円。混んでいて、入り口からすぐの席しか空いていなかったのだが、自動ドアが壊れていて、開きっぱなしになっている。寒いから手動で閉めるが、つぎにきた客がまた開けっぱなしにしていく。再び閉めても、今度は出ていく客が同じことをする。閉める係をするのも阿呆らしいからもうあきらめたが、池袋という街はマナーが悪い人間しかいない。




◇ 演劇

 地下に降りたところにナチュラルローソンを見つけ、暖かい飲みものを買っておいたほうがいいかと思い、ペットボトルのコーヒーを買った。トイレに行きたくなり、東京芸術劇場の地下に入っていくと、間の悪いことに、ちょうど公演が終わったところだったようで、トイレに行列ができていた。外に出てみると、建物の前の広場に透明な巨大な人形が寝ている。謎のアート。これから観る公演とは関係があるのかどうか。

 西口公園の野外劇場では、10月に野外劇を観たばかりだが、そのときにもらったチラシから「東京キャラバン」という無料公演を知った。前田敦子が出演、野田秀樹が演出だというから豪華だ。これで無料ならば観ない手はないと思い、チラシを見るなり、すぐにメールで申し込み、抽選制だったが、のちにメールが届き、無事に当選した。会場に着いてみると、当日券の列もできている。検温、手指の消毒をし、スマホからデジタルチケットを見せて入場する。指定席だったが、席は入場時にわかり、これは入場順に席をふっているんだろうか。E列23番。真ん中の通路に近い良い席だった。しかし、この時期に野外公演は寒い。入場時には使い捨てカイロが配られた。




 16時半開演。会場の外から音楽が聴こえ始め、ステージ横、さっきの透明な巨大な人形があるほうから出演者たちがやってくる。浅草ジンタが「男はつらいよ」を演奏しながら、大勢の出演者たちを引き連れ、隊列を作り、ゆっくりとステージにあがってきた。琉球舞踊、アイヌ古式舞踊、日本舞踊、三社祭礼囃子、人形劇師、現代美術家、ダブルダッチチームなど、さまざまなジャンル、さまざまな文化的背景をもつ出演者たち。そのなか、ひときわ目立つ前田敦子はシャボン玉を飛ばしながら現れた。それぞれのパフォーマンスがありながら、ステージでは物語が進行していく。その物語を引っぱっていくのはもちろん前田敦子で、「不思議の国のアリス」や「ピーターパン」をモチーフとしていたものだったが、さすが、優れた女優であることはわかってはいたのだが、舞台の上では、別に熱演しているわけでもなく、トップアイドルならではの存在感がある。この部分には東京キャラバンアンサンブルという集団も共演し、この集団は俳優たちなのかよくわからなかったが、野田秀樹らしさを感じさせる過剰さや言葉遊びが多く演じられる。各パフォーマンスは、その道の名人のような芸から、高校の郷土芸能部までが参加していて、水準がわからない部分もあったが、それらの異なる文化をシャッフルしてみせるところに面白みがあった。これだけのものを無料で観られるというのは大変な贅沢だ。最後は「蒲田行進曲」の演奏とともにエンディング。前田敦子が出演者たちを紹介していき、演出の野田秀樹も名前を呼ばれた。野田秀樹は客席後方のテントにいたのだ。上演は1時間強、17時40分頃に終演した。しかし、それにしても寒かった。気候がいいときだったら、もっと楽しかったろう。

 またすぐに東京芸術劇場の地下に潜り、地下通路を抜けて、東口に移動する。サンシャイン脇のベローチェに入り、ひと休み。少し仮眠をして、それから読書もするが、あまり集中できなかった。さっきの入場時にもらった使い捨てカイロが、今ごろになって熱くなる。使い捨てカイロなんて、あんまり使ったことがないけど、最後はどう処分したらいいのか。

 ベローチェの外に出ると、雨がぽつぽつと降り始めていた。ブックオフに寄っていく。110円の文庫の棚にいいものが多く、高瀬隼子の文庫本を見つけて喜んだのだが、本を開いてみると、カバーと中身が違っていた。買う前に気がついたからよかった。一応、店員にこのカバーの中身はないかと訊いてみると、真っ先に「た」の棚を探しに行き、もう1冊在庫がないかを探したのだと思うが、この中身の本と入れ替わってないかを確かめてもらいたかったし、110円の棚ではない可能性も考えてくれるとありがたかったのだが、いちいち細かい注文を出すのもためらわれ、これはあきらめた。110円の文庫本をほかに7冊買う。

 ブックオフを出ると、雨はより強くなっていた。早足で池袋駅まで。副都心線に乗り、座席に座ると、そのはずみで唾液を誤飲し、咳が止まらなくなった。その途端、隣りに座っていた女が立ち上がってどこかに行ってしまい、不愉快な気にさせられる。ひとが苦しんでるのに逃げるとはなんだ。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 雨に濡れながら、夜遅くに帰宅。録画していたテレビ番組をあれこれと。「Nキャス」を観て、それから、今朝の「ワルイコあつまれ」を観ると、「子ども記者会見」のコーナーに松岡修造が登場していた。なんだろうか、たいしたことは言ってない気がするのに、なぜこんなに子どもたちを惹きつけるんだろう。ひとりの女の子は松岡修造に夢を問われ、不安を語りながら涙を流してしまった。宗教家のような能力だ。松岡修造は最後に「Believe Me」と言った。

 タイムフリーで、昨日金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いておきたいと思い、というのも、「M-1」の話をするかと思ったからだが、ぜんぜんしなかったからこれは別に急いで聴かなくてもよかった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FRIDAY」には、天才ピアニスト、錦鯉、はりけ~んず、コットンきょんのインタビューがあり。そのほか、仲本工事の妻、三代純歌のインタビューもあり、「週刊新潮」の悪評記事をここで否定していた。

2022年10月21日金曜日

10月21日金曜日/漱石山房・嵐が丘

◇ ラジオ・テレビ

 朝に起きあがり、ニッポン放送をつけていたら、一之輔さんの「あなたとハッピー」では「オールナイトニッポン」2部の特集をやっていて、真璃子と篠原美也子が出演していた。一之輔さんは同世代だけれども、このあたりはぜんぜん聴いてなかったな。録画していた昨夜の「アメトーーク!」は恒例の「立ちトーーク」。小籔千豊、友近、笑い飯西田、ロッチ中岡、シソンヌ長谷川、出川哲朗、バイきんぐ小峠、アンガールズ田中、佐久間一行、お見送り芸人しんいちというメンバー。ラジオに戻り、「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生が仲本工事の思い出を少ししゃべっていた。




◇ 早稲田

 ラジオは切りあげ、正午過ぎから外出する。天気がいい。東横線、副都心線直通に乗り、西早稲田まで。西早稲田駅から早稲田通りには出ず、諏訪町の交差点から早稲田方面に歩いていった。まず、昼食。キッチンオトボケに入り、ジャンジャン焼き定食。690円。早稲田にくると、いつもこの店になってしまう。店内では、おじさんの客が「もうだめだ」と弱音を吐いていた。この時点でもう、14時を過ぎていたのだが、あんまりのんびりしている時間はない。

 キャンドゥに寄り、飲みものだけ買い、下校する小学生たちが通る細道を進み、漱石山房記念館に向かう。開館5周年記念の特別展「夏目漱石と芥川龍之介」が開催中。特別に観たい展示というわけでもなかったのだが、今年1月に初めてこの記念館に訪れてみて、いい場所だなと思い、ときどき覗いてみたいという気になった。漱石と龍之介、互いの手紙が多く展示されていて、漱石が芥川龍之介を励ます手紙などをじっくりと読んだ。しかし、つぎの予定があるから時間も気にしていて忙しない。映像の展示があり、椅子に座って観始めたが、眠りそうになり、これは途中でやめる。どうも落ち着かず、1時間もかからずに外に出てしまい、せっかちでよくないのだが、裏の公園にも入ってみると、ここはおそらく、普段から小さい子たちの遊び場になっているようで、あんまりうろうろしていては迷惑かと思い、あやしいものではありませんよという顔をしながら、ぐるっとまわっただけですぐに公園を出ていく。










◇ 池袋

 グーグルマップを見ながら有楽町線の江戸川橋駅まで歩くと、地下鉄の入り口の前に、外国人の撮影隊がたむろしていた。こんなところになんの用があるのだろうか。有楽町線に乗り、池袋に移動する。「東京芸術祭」の公演、野外劇「嵐が丘」を観るため、池袋西口公園に。「ナイツのちゃきちゃき大放送」に片桐はいりが出演した際にこの公演の告知をしていて、料金100円だというので、すぐに予約した。16時になり、ちょうど受付が始まるところだったが、開演まではまだ少し時間があり、受付はあとまわしにして、混雑する前に会場の写真を何枚か撮っておく。それから、ドラッグストアに寄り、栄養ドリンクとエクレアを買って食べておいた。東京芸術劇場の地下に降り、ロビーにある椅子に座り、開演が近くなるまで休憩する。歩いてばかりで、疲れてしまった。




 池袋西口公園に戻ると、テントには、当日券キャンセル待ちの列ができていた。整理番号順に入場しているのかと思ったが、チケットを引き換えてみると、チケットのどこにも番号はなく、スタッフのひとに訊いたら、すぐに客席に入れた。入り口で、黄色いリストバンドをもらって装着する。この劇場を今まで知らなかったが、「池袋西口公園野外劇場グローバリングシアター」というのが正式名称だ。席は2種類、500円のファーストエリアと、100円のエンドエリアとがあり、自分はエンドエリアを予約したのだが、舞台は使わず、中央のスペースを囲み、円形に客席が作られていて、席にあまり差があるようには感じない。自由席だが、自分が座った席のすぐ後ろにはカフェがあり、こっちの席のほうがよっぽど特等席だと思ったが、まあ、カフェで飲食するほうが料金は高くなるだろう。劇場には囲いがあるわけでもなく、通りすがりのひとも自由に見物できる。17時開演だが、その10分前ぐらいからなにか声がしていると思っていると、声の主は片桐はいりだ。すでに役に入り込み、しゃべったり歌ったりしながら、客席のまわりをうろうろしている。開演時間になると、演出家の小野寺修二が中央に登場し、前説をした。登場人物がいろんなところから現れるので、公演中にトイレなどで席を立つ場合は注意してくださいというようなことを言う。出演者の人数は多く、一般的によく知られている俳優は片桐はいりだけだが、小劇場やダンスの世界では活躍しているひともいるようだ。阿佐ヶ谷スパイダースの富岡晃一郎は過去に観たことがある。「嵐が丘」というのはもちろんエミリー・ブロンテの「嵐が丘」なのだが、この原作の内容もよく知らず、この公演を観てもなおよくわからなかったのだが、それでもとても面白かった。マイムやダンスの技術が駆使された動作のすべてが美しく演出されていて、小野寺修二がかつて結成していた「水と油」というグループの公演が好きだったのだが、それを思い出しもした。そして、形式を理解するまでに少し時間がかかったが、この作劇では演者と話者が一致しない。演者本人がセリフをしゃべるのが当たり前だとすれば、セリフがあらかじめ録音されたものである場合、あるいは、演者とは別の演者がそのセリフを発している場合もあり、これがすぐにはわからなかった。ましてや、円形の舞台であり、正面がない。誰がその瞬間に中心にいるのか。ここが演出の面白いところだったが、これは説明するのがなかなか大変だ。公演中にあたりはじわじわと暗くなっていき、70分ほどで終演した。



 東口に移動し、サンシャイン脇のベローチェに入り、ひと休み。大量のチラシを袋でもらったのだが、ここで初めて中身を広げてみると、「嵐が丘」のなかなかしっかりしたパンフレットが入っているので驚いた。「東京芸術祭」だから、助成金でも出てるんだろう。演劇の会場で大量のチラシをもらうこともひさしぶりのことで、デジタル化の流れとコロナが重なり、チラシなしの会場も増えていると思うが、もらったチラシを一枚ずつじっくりと眺めるこの時間がなにより楽しい。演劇をいちばんよく観ていたころは、チラシで得る情報というのがなによりも大きく、それをもとに連鎖的に足を運んでいくということをしていた。今日のチラシのなかにまたこの野外劇場の公演を見つけ、無料イベントなので、スマホからさっそく申し込んだ。有名人が出演するから倍率はどうなるか。

 ベローチェを出て、サンシャイン通りのブックオフに寄っていく。なかなかいい本あり、110円の文庫本を3冊、新書を1冊、220円の単行本を買った。所持金を気にしていなかったが、ちょっとピンチになった。池袋から副都心線、東横線直通の急行に乗り、横浜に戻ってくる。

 深夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、TRFがゲスト。普段から芸能ニュースをよく見ているようでも、覚えていないことも多いのだが、DJ KOOが5年前にすさまじい手術をしているということを知らなかった。深夜3時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...