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2022年3月2日水曜日

3月2日水曜日/川崎に寄り道


◇ 霞が関・川崎

 朝から都内に。また霞が関まで行くことになり、昼は虎ノ門に出て、昼食にはまだ少し早い時間かと思ったが、ランチタイムサービスの貼り紙を店頭に見て、リトルタイガーという店に入り、虎ノ門カレーというのを食べた。380円。セルフサービスで、ゆで卵とコーヒーがついたが、あとからやってきた客たちは、ほとんどみんな、店に入るとすぐにゆで卵を手にとり、それから席に着いていて、じつに慣れている。

 新橋駅まで歩き、東海道線で川崎に移動する。モアーズのブックオフに寄るが、しかし、まるで買うものがない。雑誌の棚から、林家ペーの本をなんとか見つけ、220円の本を、100円引きクーポンを利用して買った。銀柳街に出て、トイレに行きたくなり、チネチッタのほうまでまわるが、チネチッタの裏のあたりをひさしぶりに歩いてみると、ちょっと歩いたところにロック座はまだしっかりとあるし、ソープランドがいくつもある。この街のいかがわしさを長らく意識せずに過ごしていた。おもて通りに戻り、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、あんぱんを食べた。昨日読んだ「BRUTUS」の歌謡曲特集がまだ効いていて、Spotify で、BOOWY やチェッカーズをしばらく聴き、それから、ラジオを聴きながら、少し眠る。そのあとにようやく読書を始めるが、衝立ひとつ隔てた隣りの席の客が、電話でしゃべっていてうるさい。うるさいからもう出ようかなと思っていると、別の客が注意してくれて、電話がうるさい客は外に出ていった。せっかく静かになっても、店に入ってから3時間も経つので、自分も出ることにする。近代書房に寄り、外の百均から、中上健次特集の雑誌を2冊買った。朋翔堂にも寄るが、こちらではなにも買わなかった。



◇ 読書

 川崎から東海道線に乗り、横浜に戻り、もう少し読書したく、東口のドトールに入った。柄谷行人「世界史の実験」を読み終える。2019年刊、岩波新書。あとがきによると、丸善ジュンク堂で行われた講演をもとにした本で、世界史の本かと思って読むと、柳田国男論について多く語られている。難しいとは思いながらも、しかし、語り口のうまさのせいか、あまり苦労なく読み進められた。ノマドについて書かれたところ(P114~)などは興味をもって読んだが、定住以前のノマドと、定住以後のノマドがあるというのは、言われてみればそうだ。前者が「山人」、後者が「山地民」であり、柳田はこれらを区別した。遊牧民や芸能的漂泊民は山地民に類似し、柳田の考えでは、日本の武士は山地民であったという。「このタイプのノマドは、現存する国家に対抗するとしても、国家それ自体を否定するものではない。むしろ新たな国家を作り出すだけである。」「重要なのは、定住農民に依拠したと見なされる柳田国男が終生追求した「山人」こそ、まさに網野がいう「原無縁」に対応するということである。私自身はそれを、「原遊動性」(U)と呼んでいるのだが、それは定住以後には失われ、また忘却されたものである。それについて実証的に語ることはできない。」

 ぽつぽつと雨降りになった。夜遅くに帰宅し、タイムフリーでラジオを聴いているうちに眠ってしまう。深夜に目覚め、ラジオを聴きなおしながら、オンライン将棋を1局指し、待った10回の挙句、あきらめて負ける。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...