2021年12月10日金曜日

12月10日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、もう少し眠りなおす。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台は、水道橋博士がゲスト。「浅草キッド」にWモアモア役で出るはずだったそうで、これには驚いた。博士の「今気になるひとベスト3」があり、3位はカージナルス、2位はコラアゲンはいごうまん、1位は森田芳光。カージナルスの著書「湯ヶ島キッド」は、博士から語られるとたしかに面白そうだ。フライデー事件後、たけしがこもっていたのが湯ヶ島で、高田先生はそこにひとりで訪問しているのだ。コラアゲンについては、一之輔さんと二人会をやっていることを高田先生は知らず、驚いていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊現代」の井筒監督の映画評コラムでは、「BELUSHI ベルーシ」を絶賛していた。「米国の芸人は政治風刺をして一人前だ。日本の風刺芸人は元ザ・ニュースペーパーの松元ヒロだけか。」

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は年末恒例の「反省会」。品川庄司、わらふぢなるお、ウエストランド、コウテイ、ネルソンズというメンバーで、とても面白かった。ネルソンズの岸が考える口笛なるおの新しい芸名が面白かった。岸の面白さを初めて認識する。負け顔ができないというふぢわらには、変わっていくと思うと品川がアドバイスする。最近の品川は、哀感が漂っていて、感じがいい。

 「吉住のアナタとコント」という「THE W」の優勝記念番組も観た。吉住が、子役の村山輝星、実演販売士のタイガー尾藤、シソンヌじろうという3名それぞれとコントをする。さすが、じろうとのコントはアドリブの駆け引きが面白い。水曜の「ぺこぱポジティブNEWS」は、伊集院光と、ジャニーズの高橋優斗がゲスト。「ポジティビト」という新企画があり、松陰寺が田村淳を取材する。淳が「itakoto」という遺書動画サービスをやっていることは知らなかった。取材する前に、松陰寺が実際に遺書動画を撮るところから始まる。まさか、この番組が死を扱うようになるとは思わなかった。田村淳との対談は次週に持ち越し。今日の「徹子の部屋」は、佐野史郎がゲストだった。多発性骨髄腫であることを、この番組で初公表し、ネットニュースにもなっていた。番組では、そのあとに、亡くなった野際陽子、大杉漣との交友関係も語られていた。


 夕方から外出。まず、さがみ野に出て、ブックオフに寄っていく。しかし、特に買うものはない。110円の文庫本を1冊だけ、100円引きのクーポンを利用し、10円で買った。相鉄ライフの東秀に入り、豚焼肉丼を食べる。それから、海老名に移動する。ビナウォークのドトールに入り、パンは食べずに、ブレンドのみ。ドトールはもう、ろくなパンがなくてだめだ。読書をしたいが、眠気がひどく、スマホでラジオを聴きながら、30分ほど眠った。それからようやく読書。円丈の「落語家の通信簿」を、以前、少し読みかけただけで放置してしまっていたが、改めて読み始めることにする。滞在時間、1時間40分ほど。


◇ ライブ

 TOHOシネマズ海老名で、「タイタンシネマライブ」を観る。19時半開演。以前の開演時刻にようやく戻った。開演前には、「ウエストランドのぶちラジ!」のイベントの映像を流していた。出演順に、春とヒコーキ、日本エレキテル連合、パーマ大佐、シティホテル3号室、YES!アキト、ダニエルズ、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、XXCLUB、キュウ、ウエストランド、鬼越トマホーク、BOOMER&プリンプリン、爆笑問題。今回もゲストが貧弱な回だが、なんといっても、鬼越トマホークには笑わされた。このライブの特殊な空気をいじり、本ネタはやらず、オールアドリブの漫才でひっかきまわす。鬼越から、BOOMER&プリンプリンのマツケンサンバのコント、それから、爆笑問題という流れで、今回はなんとか面白くなったという感じだった。鬼越までの流れがとにかく重い。タイタン勢ではキュウが気になったが、漫才コントをやっていたのが珍しかった。「M-1」の敗者復活用のネタだろうか。たしか初登場だと思う春とヒコーキは、あんまり好きなタイプの笑いではないと今まで思っていたが、けっこう面白かった。エンディングはゲストが順に登場し、みんな、タイタンのオリンピックのTシャツを着ていた。ぴったり2時間で終演。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「ネタパレ」で、もも、ジグザグジギー、どぶろっくなどを観て、続けて「タモリ俱楽部」を観ると、アニメの「背景さん」の特集をしている。タモリが「君の名は。」や「千と千尋の神隠し」をどうやら観ているようなのが少々意外だった。それから、タイムフリーで、今日の「問わず語りの神田伯山」をさっそく聴くと、ちょうど、円丈の「落語家の通信簿」の話をしていて、志らく師匠のことをまたいじっていた。

 Spotify のポッドキャストで、水曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「紳士交遊録」のコーナーを聴いた。このコーナーは、きたろうが出る水曜だけはだいたい聴いている。きたろうが珍しくスーツだと壇蜜が言うと、きたろうはこれは喪服だという。お世話になった関根サーカスの団長の奥さんが亡くなったそうで、きたろうは関根サーカスで、石丸謙二郎とともにピエロをやっていたのだ。その話は以前に聴いたことがあったかもしれない。それから、関根サーカスの思い出話が続き、終盤には、通りかかった中村ゆうじが飛び入り出演した。聴きながら梱包を片づけ、深夜3時過ぎに眠る。

2021年12月9日木曜日

12月9日木曜日/「ポカスカ寄席」

◇ ラジオ

 朝8時半、つけっぱなしにしていたラジオから、伊集院の声が聴こえて起きあがる。寝不足が続いていたが、昨夜はよく眠れた。しかし、鼻水が止まらない。ラジオをつけたまま、ブログの更新をひとつ。ツイッターを見ると、「伊集院光とらじおと」の終了が決定的という東スポの記事が出ていた。

 午前中に、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」を観た。劇団ひとりと大泉洋がゲスト。Netflix の「浅草キッド」は今日から配信開始だが、たまたま目にしたキドカラ―大道のツイートによると、今日はフライデー襲撃事件の日でもあるようだ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、こちらでももちろん「浅草キッド」の話をしている。日付が変わってすぐに配信されるのかと思いきや、何時から配信されるのかがわからないようだ。深見千三郎の映像がまったく残っていないと土屋は言うのだが、昨日、土屋が東貴博に会った際、その話をしたら、東は深見師匠をよく知っていて、「うちに映像あるよ」と言われたという。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけていた。14時台は、神奈月がゲスト。ラ・ママから頭角を現したひとで、その時代の芸人の名がたくさん出てきたのを興味深く聴いた。ウッチャンナンチャンや大川興業がトリをとっていた時代だ。神奈月という芸名は、松竹梅の松みのるに提案されたものだというのは知らなかった。11月生まれだというと、神無月を提案され、それに決めたが、神無月は10月で間違っていたという話。

 夕方から外出。もっと早く出るつもりだったのに、すっかり遅くなった。昨日は雨だからよくわからなかったが、いつの間にか、だいぶ寒くなっている。横浜から、京浜急行で日ノ出町まで。イセザキモールまで歩き、マイカリー食堂に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。580円。


 読書の時間を作りたく、躊躇したが、やっぱり、ブックオフの近くにいるのに寄らないわけにはいかない。短時間でまわろうと、2階だけに狙いをしぼるが、なかなかいいものが見つかった。どんなに短時間でも寄ってみるものだ。110円の文庫本を6冊、220円の単行本を1冊買う。レジでアプリのクーポンを見せると、店員が無言のまま、ひとのスマホの画面を触り始めるので、なんだこいつはと思った。なにかを確認したいのならばそれを言うべきだし、確認するときは、失礼しますのひとことでもあるべきだ。あとの予定まで、1時間弱の余裕があり、ドトールに入り、読書をする。食べたいパンがなにもなく、ブレンドのみ。最近のドトールはパンをおろそかにしているのか、ドトールとの付き合いかたをいよいよ考えなおしたくなる。

◇ 演芸会

 18時半過ぎ、「ポカスカ寄席」を観るため、横浜にぎわい座に。予約したチケットを、2階の窓口で引き換える必要があるので、早めに到着した。席は4列目のいちばん端っこで、すぐ隣りには桟敷席がある。この劇場も、最前列はやはり空けている。後方の席も空いていて、あまり売れていないようだ。19時開演、幕が開くと、ポカスカジャンがさっそく板付きで現れる。この「ポカスカ寄席」は4年ぶりの開催で、省吾が脱退してからは初めてであり、復活してくれたことがまずは嬉しいが、以前は、ゲストが3組、お笑い、落語家、ミュージシャンという組み合わせが基本形で、にぎやかな会だった。しかし、今回は、ゲストは昇太師匠のみである。前半はポカスカジャンがたっぷり。ビートルズの曲にドリフのギャグが登場する「ビートルズだよ!全員集合」というネタは、新生ポカスカジャンの初めてのライブで披露されたネタだった。「ひょっこりひょうたん島」の替え歌は、ASKAが捕まったときに作られたネタだと思うが、それこそ、この「ポカスカ寄席」で観て、笑った記憶がある。そして、今日の会は「ポカスカ忠臣蔵」というサブタイトルがついていて、これが目玉の演目だ。忠臣蔵の登場人物をロックミュージシャンに見立て、張り扇をドラムのように使い、ロックの名曲を演奏しながら講談を語る。初披露かと思ったら、夏の単独ライブで一度やっているようだ。最後はおなじみの「八兵衛の一番長い日」だが、ポカスカジャンのネタには、好きなネタもあれば、そうでもないネタもあり、こういう湿り気のあるネタはあまり好きではない。さだまさしの元の曲も「水戸黄門」も、考えてみると、二十年以上前に作ったようなネタだろうからしかたがないのだが、題材がずいぶん古い。新しめのネタにしても、ドリフとビートルズだ。仲入り後は、ゲストの昇太師匠が登場。ここまで、いまひとつ温度があがらない客席に感じていたが、じわじわとほぐしていく話術はさすがだ。噺はおなじみの「人生が二度あれば」。エンディングは、昇太&ポカスカジャンのコラボ企画。昇太師匠は今日が誕生日だそうで、マクラでそれをしゃべっていたが、この時間に、布目館長がバースデーケーキをもって現れた。ポカスカジャンのネタを、昇太師匠が加わり、いくつか披露し、最後はいつもの「笑点・バイ・ミー」になった。これもあまり好きではない。しかし、最後はまさかのアンコールまであり、盛りあがったというよりも、これで終わっちゃうのという物足りなさからのような気がした。2時間よりもだいぶ短く終演する。ロビーに出ると、ガリガリ君のカレンダーとタオルが置いてあって、ひとつずつもらっていった。


◇ 読書

 横浜駅まで歩くことにし、平沼のブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買った。帰りの電車内で、藤井青銅「「日本の伝統」の正体」を読み終える。新潮文庫。親本は2017年刊、今年1月に文庫化。初詣や恵方巻、喪服、土下座、あるいは、民謡や演歌、古典落語、江戸しぐさなど、現在の社会に溶け込んでいる伝統っぽいものが、本当に伝統なのかを突き止めていく。専門家ではない目線で、平易な文章で書かれていて、とても読みやすかった。同じ放送作家でも、その姿勢は百田尚樹とは大違いだ。ペリー来航の時代、攘夷派の多くが、鎖国は日本の伝統だと思っていたというのは、著者も書くとおり、よくできすぎている。「つまり、幕末の一部の連中は、二百年前にできた制度を、五十年前にできた言葉で「ずっと昔からの日本の伝統だ!」と叫んでいたことになる。よくできすぎているだけに、かえって不気味になる戯画のようだ。ここまで本書を読んできた方にはもちろんおわかりだろうが、これはなにも「幕末」に限らない。「鎖国」に限らない。」

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか観てから、ブログの更新をもうひとつ。深夜1時頃に眠る。

2021年12月8日水曜日

12月8日水曜日/ぐにゃぐにゃの傘

◇ 池上・高井戸・浜田山

 雨降り。今日も朝から都内に。まず、横浜から東横線、日吉から多摩川線に乗り換え、蒲田まで出て、最後は池上線に乗り換える。池上までたどりつくのに、4回も乗り換えた。雨のなか、池上から西馬込に向かって歩いていくと、吞川という川に出て、風景を写真に撮ろうと、スマホをかまえようとすると、強風をくらい、ビニール傘がひっくり返った。川は風の通り道になっているのだろうか。一度折れ曲がると、折れ癖がつき、そのあとも何度もひっくり返ることになる。写真を撮ろうとさえしなければ、傘をだめにすることもなかったか。

 その後、大きく移動して、京王線の高井戸まで。風雨で髪はぼさぼさに、マスクも濡れてしまい、あまりにもひどいので、高井戸地域区民センターのトイレに入り、ここで身づくろいをした。15時過ぎにようやく昼食。松屋に入り、トマト牛プレめしを食べた。490円。駅ビルのドトールに入り、ひと休み。ブレンドと、味わいまろやかクランベリーチーズを食べた。疲れきってしまい、読書もできず、スマホのラジコで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。昇太師匠は、当然、円丈の話をする。「もうね、そりゃあ、いろんな噺家さんに影響受けましたけど、やっぱり、もっとも影響を受けたのは誰かってもし言われたら、円丈師匠っていうことになりますからね。」 円丈を語る口ぶりにも熱がこもっている。大学時代、友だちに誘われ、ジァンジァンに東京乾電池を観に行ったときに、公演スケジュールに「実験落語」を見つけたという。



 日が暮れても、雨はまだ降っている。ドトールを2時間ほどで出て、ぐにゃぐにゃの傘を差し、ひと駅隣りの浜田山まで、夜道を歩いていく。ブックオフに寄りたかったからだが、わざわざ寄ったのに、あまりいいものはない。110円の文庫本を1冊だけ買った。浜田山から井の頭線で渋谷に出て、まんだらけにも寄っていく。こちらでは、階段の百均から3冊買う。東横線の各停に乗り、座って帰ってくる。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「水曜日のダウンタウン」はオンタイムで観た。「久しく見ていない女タレントが死ぬほど整形していても指摘しづらい説」と「売れない芸人対抗、楽屋の弁当持って帰り王決定戦」。どちらも面白かった。いったん眠り、深夜に目覚め、Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングトークを順に聴きながら眠りなおそうとしていたら、月曜の放送で、大竹まことが円丈の訃報に触れていた。シティボーイズで、円丈の会に出ているのだ。そのまま、聴きながら眠りなおす。

2021年12月7日火曜日

12月7日火曜日/品川駅港南口


◇ 品川・川崎

 今日も朝から都内に。昼食は品川の港南口、包丁やという店に入り、ランチメニューの若鶏から揚げのセットを食べた。ご飯大盛り、味噌汁、生卵、漬け物がつき、650円。品川からすぐに帰らず、どこかに寄っていこうと思い、東海道線で川崎に移動する。近代書房の向かいのベローチェに入り、まずはひと休み。疲れがひどく、読書はまるでできない。雨の予報が出ていて、傘をもって出てきたが、16時過ぎでもまだ降らない。ベローチェを出て、近代書房に寄るが、なにも買わず、ひさしぶりに朋翔堂にも足を延ばすが、こちらも買うものがない。モアーズのブックオフにも寄り、こちらでは5冊買った。220円の単行本を2冊、220円の新書を1冊、220円の文庫本を1冊、110円の文庫本を1冊。川崎駅の反対側、ラゾーナの丸善にも寄ってから帰った。帰宅直前に、ようやく小雨が降る。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夜に帰宅し、土曜に放送された「IPPONグランプリ」を観た。この番組を観るのはひさしぶりで、いつも録画はしておくが、観ないうちに録画残量が足りなくなり、消去してしまうことが続いていた。大喜利にはどうも興味が薄い。放送中の「セブンルール」も追っかけ再生で観てしまう。この番組もめったに観ないが、今週からは3週連続のお笑いスペシャルになるようで、興味をもって録画しておいた。まず1週目は、蛙亭イワクラに密着。劇場のバックヤードの場面で、ネルソンズが映り、しゃべっていた言葉がテロップにもなっていたのに、発言者は「芸人」と表記され、名前を出してもらえないのはあんまりだと思った。「セブンルール」のスタッフ、ネルソンズも知らずにお笑いスペシャルかよ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「ニューズウィーク日本版」は櫻井翔が表紙で、「櫻井翔と「戦争」 埋没した家族の記憶」と題したノンフィクションを掲載していた。2週連続企画だそうで、今週前編に目を通すと、12ページにわたり、櫻井翔自ら文章を書いている。そういえば、櫻井翔はあるテレビ番組で、辺見庸「もの食う人々」を愛読書に挙げていた。

 タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、漫才協会の理事会の話から、またまた球児好児の話題に。先週の東洋館では語りきれなかった話がまだまだたくさんあるようだ。それから、ケイさんから談笑一門の話になり、ナイツが佐賀の旅館の落語会で一緒になった先代円歌の話など、面白い話が多かった。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を。聴きながら眠ろうとするが、なかなか眠れず、うとうとしていたが、深夜3時過ぎに目が覚め、改めて眠りなおす。

 

2021年12月6日月曜日

12月6日月曜日/西新宿


◇ 西新宿

 寝坊の夢を見て、ああ夢かと思ったら、実際に寝坊していた。朝から都内に。混んでいる小田急線で新宿まで。西新宿に用があり、昼食はアイランドタワーの地下、カレーの王様に入り、ゴロゴロチキンカレーを食べた。590円。1階にあがり、ドトールでひと休み。午後、ブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買っていく。100円引きクーポンを利用し、120円。帰りは渋谷から東横線に乗り、無事に座れ、読書をしたかったが、眠くてしかたがない。夕方になり、二俣川で降り、ヤマトの営業所に寄ってから帰る。 

◇ テレビ・ラジオ

 日が暮れてから帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「週刊さんまとマツコ」は、YouTuber の川原おばあちゃんが再登場。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、当然、オープニングは円丈の話をしている。今年は、仁鶴、小三治、川柳、円丈と、落語界の大きな存在が立て続けに亡くなったのだ。さらに、12時台は、白鳥師匠がゲストというタイミングのよさで、そういえば、円丈も「ザ・ノンフィクション」で特集されていたんだった。認知症かと思われていたが、じつは硬膜下血腫で、あたまから髄液が出るため、認知症と同じ症状が出ていたことが今年になって判明したそうだ。その手術のリハビリの最中に肺炎になり、それが原因でからだが弱っていったという経緯をしゃべっていた。聴きそびれていた先週の「問わず語りの神田伯山」も聴くと、こちらでは談志師匠の「ザ・ノンフィクション」について語っていた。

 昨日聴いた「村上RADIO」でかけていた中国のブルース、Long-ge「Playing Mahjong」という曲を、検索して、しつこく探していたら、中国語では郭明龍という名前だとわかった。曲名は「打麻将」。 Spotify でも見つけられた。夜遅く、ブログの更新をふたつ。深夜0時頃には眠ったんじゃなかったろうか。

2021年12月5日日曜日

12月5日日曜日/円丈の訃報

◇ 訃報

 早朝に目覚め、午前中は録画していたテレビ番組を観たり、ラジオを聴いたりしてから、もう少し眠りなおす。放送されたばかりの「サンデージャポン」を録画で観ながら、ツイッターを見ると、円丈の訃報を目にして、声を出して驚いた。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。14時台は、品川ヒロシがゲスト。いつもどおり、聴きながら梱包作業を片づけたりなど。

 円丈の動画を観たくなり、YouTube で探すと、シブゲキのチャンネルが「実験落語neo」の高座を公式に公開していた。円丈の「ランボー 怒りの脱出」の動画を観る。それから、掛布と共演した金鳥のCMも探して観た。有名人が誰か亡くなったときに、すぐに動画を探して観ようという気にはなかなかならない性分だが、円丈の場合にそうはならないのはなぜだろうか。個人的な思い入れよりもまず、円丈の場合はまず、歴史的な意味合いのほうを強く感じた。小三治の訃報を目にしたときの、ちからが抜けた感触とは違う。それはおそらく、小三治が、ある時代までの落語観に基づけば最後の名人であり、小三治の死により失われるものを大きく感じたからで、対して、円丈は、ある時代以降の落語界の先頭に立った革命家であり、現在活躍する落語家の多くが円丈の影響下にあるという事実のせいだ。

 

 

 夕方、すっかり暗くなってから、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、松屋に寄り、ビーフ牛プレめしを食べた。490円。ずっと食べたいと思っていて、ようやく初めて食べることができた。二俣川までの往復は、歩きながら、スマホでラジオを聴いていた。聴きそびれていた、先週日曜に放送された「村上RADIO」をようやく聴く。村上春樹の選曲がいつも面白く、中国のブルースが気になり、聴きなおしたくなるが、Spotify で検索しても見つからない。そのあとには、渋谷のレコファンで若者に声をかけられた話をしていて、ここで会うのは三回目だからもう声をかけてもいいんじゃないかと、その若者がそう思っていたという話だった。村上春樹は渋谷のレコファンによく行っていたようだ。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、少し眠ってから、放送直後の「THE MANZAI」を録画で、3時間の番組を一気に観た。出演順に、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、タカアンドトシ、NON STYLE、マヂカルラブリー、和牛、ミルクボーイ、かまいたち、千鳥、テンダラー、霜降り明星、銀シャリ、パンクブーブー、ウーマンラッシュアワー、ミキ(プレマスターズ勝ち抜き枠)、海原やすよともこ、博多華丸・大吉、おぎやはぎ、ナイツ、笑い飯、とろサーモン、中川家、爆笑問題。冒頭には、最高顧問、たけしのコントもあった。ウーマンラッシュアワーの漫才のスタイルには疑問もあるが、この番組だけはきちんと場を与えているその姿勢は支持したい。たけし賞に、かまいたちが選ばれていたのはなぜだかよくわからなかった。

 Spotify で「ナハナハラジオ」を聴きながら、深夜2時半頃に眠る。

2021年12月4日土曜日

12月4日土曜日/読書芸人・新旧ものまね

◇ テレビ・ラジオ

 目が覚めると、早朝6時ぴったり。ラジオをつけると、「木梨の会」に B'zの松本孝弘がこれから出演するというので、珍しいのでずっと聴き続けてしまった。ブログの更新をひとつしてから、もう少し眠りなおす。

 録画していた「アメトーーク!」の「本屋で読書芸人」を観た。収録はスタジオではなく、映ってすぐに、下北沢のB&Bだとわかった。カズレーザーのほかは新しいメンバーになり、Aマッソ加納、ティモンディ前田、ラランドニシダ、ゾフィー上田の4名が初登場。MC側にはケンドーコバヤシも出演する。それぞれが紹介した本のリストはネットのどこかに出ているだろうが、ニシダは純文学が好きなようで、「文學界」や「現代思想」も入れているのにはちょっと驚いた。ラランドニシダには今までなんの興味もなかったが、内田百閒を紹介するニシダに初めて興味をもつ。それぞれの自宅の本棚を映した場面は、一時停止しながらいちいちチェックしてしまうが、加納の本棚には、和田誠「お楽しみはこれからだ」が7巻そろっていたほか、司馬遼太郎、星新一、古川ロッパ「ロッパ随筆」、井上ひさし「喜劇役者たち」、景山民夫「転がる石のように」などが確認できた。上田の本棚には、談志、モンティ・パイソン、山崎努「俳優のノート」、「別役実のコント教室」、平田オリザ「演技と演出」、いとうせいこう「今夜、笑いの数を数えましょう」「マルクス・ラジオ」、宮沢章夫「東京大学地下文化論講義」などが確認でき、勉強熱心さが窺える。上田の祖父が有隣堂の元副社長だというのにも驚いた。

 昨夜の「ものまね王座決定戦」も、いつも録画しっぱなしで忘れたころに観たりということになるが、珍しく、すぐに観た。形式もよく把握していないが、トーナメント方式の決戦というのが年に一度の恒例になっているようで、日本テレビに出ていた荒牧陽子がフジテレビに初参戦というのが今回の目玉になっていた。それからもうひとつ、新旧の対決という趣向にもなっていたのだが、新だか旧だかよくわからない出演者も多かった。最初に登場した「新」のほうの出演者は、ブルーノ・マーズのインパーソネーターというひとで、インパーソネーターというのもなんだかわからなかったが、本人にかぎりなく同化するのが今のモードのひとつとしてある。その対戦相手は栗田貫一で、森進一のものまねで「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌った。似顔絵に例えるならば、片や、写真と区別がつかないところまでたどりつこうとしているのに対し、栗田貫一には栗田貫一のタッチが明確にある。すると、かつてはこの番組で、針すなおの似顔絵が使われていたことともパラレルに感じられる。ざっと早まわしで観ていくが、面白く観たのは、まず、ビューティーこくぶの杉山清貴。ビューティーこくぶも、この番組では「旧」の側になる。ノブ&フッキーは、フッキーが沢田研二の「TOKIO」を歌っていると、ノブが扮する現在の沢田研二本人が登場する。エハラマサヒロが、美輪明宏「メケメケ」をやったのもよかった。この番組でつねに面白いのはミラクルひかるだが、今回は、広瀬香美、工藤静香、八代亜紀という3人のものまねで決勝まで進み、工藤静香で歌う中島みゆきの「ファイト!」がとりわけ面白かった。そして、荒牧陽子は、MISIA、坂本冬美、倖田來未を披露し、あっさりと優勝をかっさらっていった。この4時間という長さの特番、早まわししながらでも一気に観るつもりはなかったが、思いのほか、面白く、一気に観てしまった。過去の名場面も流れ、なんと、おぼん・こぼんの和田アキ子のものまねの映像を観ることができた。いくつも流れない名場面に、おぼん・こぼんが選ばれるというところにまで事態は進んでいる。

 ラジオも、オンタイムで聴いたり、タイムフリーで聴いたりしていると、なにを聴いて、なにをまだ聴いていないか、聴いている番組が多すぎるため、わからなくなってしまう。今日は「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけながら雑務をこなし、途中で、聴きそびれていた「田村淳のNewsCLUB」の先週の放送を聴いていた。それから、今日の「田村淳のNewsCLUB」を聴いていると、どっちが今週の放送だったか、聴いてるそばから記憶がごちゃごちゃになる。今日は、ニュース解説に速水健朗が登場し、そのあとのゲストコーナーには、テレビ朝日の平石直之アナウンサーが登場した。テレビのアナウンサーでも、なんの番組に出ているのかも知らず、顔がわからない。

 夕方、すっかり薄暗くなってから、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、くまざわ書店に寄ると、少量だったが、「アメトーーク!」で紹介された本のコーナーができていた。在庫があるものでなんとか作ったという感じで、版元や取次には事前に情報は流れていないのかな。西友のイタリアントマトに入り、2時間ぐらい読書をして、かつやに寄り、カツカレーを食べてから帰る。年末感謝祭だそうで、明日まで550円なので、せっかくだから食べておきたくなった。サイズは松竹梅の竹で、量が多いのではと心配したが、無理なく食べられた。


◇ 読書

 夜に帰宅し、読書の続きをし、千野帽子「物語は人生を救うのか」を読み終えた。2019年刊、ちくまプリマー新書。ブックオフで見つけた本だが、この本には前著があり、その続編だとは読み始めるまで知らなかった。しかし、まえがきには、続編というよりも、この本だけでも読めるように書いたと書いてあるので、気にせずに読んでしまう。物語論の本だと思って読んでいくと、終盤にいきなり著者の体験が語られ、その内容に驚きつつ、なんだこの本はという戸惑いを感じながら読み終えることになった。

 23時からはラジオをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いていたが、終盤で眠ってしまい、30分ぐらいで目覚め、録画していたテレビ番組を少し観て、深夜1時頃に眠りなおした。

2021年12月3日金曜日

12月3日金曜日/忙しなく食べる

◇ 東京

 昨夜はポッドキャストを聴きながら少し眠ってしまい、早朝から改めて眠るが、大きめの地震があり、目が覚めた。山梨で震度5だったようだ。近頃、やけに地震が多い。なんとか4時間ぐらい眠り、ツイッターを見ると、和歌山でも震度5の地震があったようだ。

 今日は昼から都内に。東海道線に乗り、東京駅に出る。昼食は八重洲地下街の梅もとに入り、醤油ラーメンを食べた。340円。なんの変哲もない立ちそば屋のラーメンを、昼どきの混雑する店で、忙しなく食べる。大手町で用を済ませ、ちょっとひと休みしようと思い、グーグルマップでドトールを見つけるが、大手町の地下にいったん入ってしまうと、どこから出られるのかがなかなかわからない。グーグルマップでは無理で、あちこちにある案内図を確認することになるが、大手町は何度通ってみてもややこしい。新大手町ビルヂング1階のドトールに入り、アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べた。読書する気力はなく、スマホのラジコで、1時間ぐらいラジオを聴いていた。



 夜になり、東京駅から京浜東北線に乗り、蒲田で途中下車する。ブックオフに寄ると、「すばる」の12月号が 220円で売っていた。100円引きのクーポンを使い、120円で買う。蒲田からまた京浜東北線に乗り、夜遅くに帰宅する。

◇ テレビ

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、奥田瑛二と安藤桃子の親子がゲスト。安藤桃子はどこの家庭の父親も女性問題があるのが普通だと思っていたそうで、街を歩く女性の顔を、娘に確認に行かせていたという話がひどすぎて笑った。黒柳徹子がぜんぜん笑わずに聴いていたのも面白かった。「ミュージックステーション」もざっと観る。東京事変はなんだかこの番組にしょっちゅう出ているような気がする。水曜の「キョコロヒー」に続けて、「ぺこぱポジティブNEWS」を観ると、こちらにもヒコロヒーがコメンテーターとして出ていた。今回は教育がテーマで、齋藤孝もリモート出演する。大学の授業で、論語をショートコントにさせているというのが気になった。

 ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指し、楽天マガジンで雑誌のチェックをしてから、ブログの更新をしようとするが、眠くなり、やっぱりやめた。深夜2時ぐらいに眠る。

2021年12月2日木曜日

12月2日木曜日/「浅草キッド」再読

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝、ブログの更新をふたつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。火曜の「徹子の部屋」は、鈴木ヤスシがゲスト。昨夜の東洋館の会で、球児師匠の同級生だという話をしていた。球児師匠も高田先生もこの放送を観ていたようだ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングではもちろん、ナイツが昨夜の東洋館の話をする。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊新潮」を読むと、羽田圭介の「滅私」という小説の書評を、なんと、島崎和歌子が書いている。震災をきっかけにミニマリスト生活をしているとはぜんぜん知らなかった。そのほか、談四楼師匠による、水道橋博士「藝人春秋diary」の書評も載っていた。読みそびれいていた「週刊プレイボーイ」には、松岡ゆみこの連載対談があり、志の輔師匠がゲストだった。1日発売の雑誌は量が多く、月刊誌まではなかなか読みきれない。

 夕方、ヤマトの営業所まで。歩いているうちに、あたりはみるみる暗くなった。二俣川に出て、ドトールに入り、ブレンドと、アップルパイを食べた。食べたいパンがないから、しかたなくアップルパイを食べたが、どういうわけか、近頃、ドトールはすっかり好みのパンを置かなくなってしまった。しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 ドトールで、ビートたけし「浅草キッド」を読み終えた。1992年刊、新潮文庫。ということは、自分が17歳のときか。初めて読んだのは、記憶がはっきりしないが、たぶん十代だったんじゃないだろうか。それ以来、きちんと読みなおしたことはなかったから、およそ四半世紀ぶりの再読だ。順番でいうと、そのときには、「浅草キッド」という歌のほうは先に知っていたのではなかったか。そしてまた、浅草キッドというコンビも、ラジオやテレビですでに活躍し始めていた。浅草キッドの活躍が文庫化よりも先であることに改めて驚きがあるが、だからむしろ、われわれの世代は、水道橋博士と玉袋筋太郎の浅草キッドを通じて、「浅草キッド」という物語の重みを受け止めていたという面が強く、じかに読んだ記憶よりも、浅草キッドから語られる「浅草キッド」の印象のほうが勝っていたかもしれない。あるいは、たけし自身も、浅草時代については、さまざまなかたちでくり返し語っている。「浅草キッド」という歌についても、この歌は長らく、知るひとぞ知る名曲であり、たけしファンにとっては踏み込まれたくない聖域のような部分だったと思うが、ここ数年で急激に有名になったという感じがしている。個人的にも、たけしファンとして、カラオケで誰かに「浅草キッド」を歌われると不愉快になるくらいだったが、今や、たけし本人により「紅白」でも歌われてしまったし、ファンのエゴで大事にしすぎることにも無理がある段階にきているだろうか。

 つい数ヶ月前に「浅草迄」(2000年刊)を読んだときにも考えていたが、青春期に新宿の文化に浸り、それから、そこを抜け出し、浅草に向かってしまったという経緯に、ビートたけしの最大の特異性があると感じている。そこには、ある種の挫折があったのではと想像していたが、「浅草キッド」の第一章を読みなおしてみると、どうも考えが揺らぐ。たけしが浅草に訪れたのは昭和47年(1972年)の夏。「浅草キッド」は浅草六区の街に降り立つ場面から始まるのだが、ということは、たけし、25歳。それまでは、新宿、渋谷、池袋で遊びまくっていたこと、自称フーテンを決め込み、「風月堂」に入り浸り、新宿の「ビレッジゲート」でボーイをしていたことが冒頭2ページに書かれている。学生運動の時代は終わり、フーテン仲間たちはたむろして、芸術論などを吹っかけあっていたが、たけしはそれにはなじめず、嘘臭さを感じていた。たけし自身のことにしても、一生、フーテンやジャズ喫茶のボーイをやっていくのかと思うとみじめになり、そんなときに、突然、浅草に行って芸人になろうと思い立つ。「見るまえに跳べ」というオーデンの言葉もここに登場する。これを読むと、たけしのほうから新宿文化に見切りをつけたという感じでもあるが、しかし、これがどこまで忠実に実際の気分を表しているかは検証のしようがない。そして、浅草を訪れたたけしはまず、迷わず松竹演芸場に向かうのだ。松竹演芸場は色物専門の劇場であり、まず、ここで再確認されるのは、(この記述のとおりであるならば、)たけしにはコメディアンになる思いが明確にあったということだ。このときに、たけしはストレートコンビのコントを観て、なんの魅力もない舞台だったという感想をもつ。そのあとに目に留めたのがフランス座の看板で、看板には深見千三郎の名があった。たけしが深見千三郎の名を知ったのはこのときが初めてではなく、何年か前にロック座で観た記憶があり、深見千三郎という喜劇役者をあらかじめ認識していた。たけしはその場で、テケツのおばさんにコメディアンをやりたいと頼みこみ、ばたばたとエレベーターボーイになることに決まる。ここまでが第一章に描かれている。よく知られる師弟のドラマになるのは第二章からで、この先は記憶の誤差はあまりなかったが、斉藤清六が仲間だったことは忘れていた。

◇ 賞レース

 21時前に帰宅し、録画していたテレビを観るつもりだったが、ツイッターを覗いてみると、21時40分から、GYAO!で「M-1」ファイナリスト発表記者会見の生配信があることがわかり、テレビはやめて、パソコンの前で待ちかまえることにした。「M-1」の準決勝が今日だということも、今朝まで知らなかった。去年と同じく、今年もパブリックビューイングで観ようというつもりでいたのに、今年は情報がぜんぜん出ないと思っていたら、確認してみると、パブリックビューイングは大阪の1会場でしかやらず、それ以外の地区ではやらないのだ。配信チケットもあるようで、そっちに移行したということなのか、しかし、配信開始は明日の正午からになっていて、決勝進出者は今夜発表されるのに、そのあとに配信されて、そんなものを観ても楽しみは半減以下だと思うが、それでもチケットが売れるのかよくわからない。ファイナリスト発表記者会見も、去年は、ライブビューイングの最後に、この会見の部分は生中継で上映されたんだった(準決勝は時間差で上映されていた)。昨年同様、今年も麒麟川島が司会だ。準決勝は数時間前に終わり、発表もすでに終わっている。その発表の模様を見せつつ、それと同時に決勝進出者が順に生登場する。発表順に、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ。エントリー順でもなければ、出番順でもなく、これはなんの順番なのだろうか。最初にインディアンスの名前が呼ばれ、まだ勝たせるのかと、そこをまず意外に感じた。しかし、去年、ライブビューイングを観た感触では、納得のいく結果にはなっているのだろうとは思う。インディアンスにはなにか秘策があるのだろうか。オズワルド、錦鯉も2年連続で勝ち残る。このメンバーだと、オズワルド以外には大本命はいないのではないか。初めての決勝進出が5組。ももは「ネタパレ」で観たことがあり、同じスタイルのネタだとすると、そんなにウケるのかと不思議に思う。名前はよく目にするが、まったく観たことがないのが真空ジェシカで、この会見で、小ネタをいちいち用意しているすがたは面白かった。ロングコートダディは関西の実力者で、数年前の「キングオブコント」でも面白かった。モグライダーはどんな漫才になっているのか気になる。個人的にもっとも肩入れしたいのはランジャタイだが、賞レースで評価される前に、テレビの露出が妙に増えてしまっているのが心配だ。会見の場で、もっとも積極的に笑いを仕掛けていたのはランジャタイ国崎だったが、決勝の場ではどうなるか。ハライチやニューヨークはだめだったか。キュウも可能性はあると思っていた。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、森光子の没後十年番組で、太田が加藤茶と対談した話をしていた。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。今日木曜(小島慶子&ヒコロヒー)、昨日水曜(壇蜜&いとうあさこ)のオープニングを順番に聴いているうちに眠ってしまった。深夜に目覚め、聴き続ける。月曜は伊集院静がゲストだった。新作小説の題材になっている漱石の話をする。伊集院静は、阿佐ヶ谷姉妹にどうやら好感をもっている。大竹まこととはゴルフをする仲だとは知らなかった。

2021年12月1日水曜日

12月1日水曜日/「ザ・東京漫才」

◇ 上野・浅草

 朝、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台は、大槻ケンヂがゲスト。昇太師匠、昨日、ナイロンを観てきたといって、ケラの話から始めるこのサブカルチャー教養度の確かさ。高田先生がよく「芸能IQ」ということをいうが、乾貴美子とともに、水曜日は「サブカルチャーIQ」が高いのだ。午後はそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。

 14時前から外出。外に出ると風が強く、髪がすぐにぼさぼさになった。まず、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、横浜に移動し、御徒町に向かった。上野広小路のブックオフに寄るが、まるでいいものがなく、110円の文庫本を1冊だけ買った。アプリの100円引きクーポンを利用すると、10円で買えるのだからただみたいなものだ。店内には中年男のビームせどりがいて、品のよさそうなおじさんだったが、片手には白手袋をはめてバーコードを読んでいた。ブックオフを出て、アメ横を通り抜け、稲荷町方面に歩いていく。もう1店、稲荷町のブックオフではいいものが買えた。110円の文庫本を5冊と、220円の単行本を1冊買っていく。さらに、浅草まで歩き、てんやに入り、天丼を食べた。この店、記憶もあやふやだが、たしか、以前はセルフサービスになっていて、めんどうな店だと思ってしばらく敬遠していたが、ひさしぶりに入ってみたら普通のてんやに戻っていた。




 あとの予定まで1時間ぐらいあり、ROXのドトールに入り、読書をする。Netflix の映画にそなえ、「浅草キッド」を再読しておきたくなった。いったい何年ぶりに読むだろう。まず、第一章を読みなおしただけで興奮してしまったが、新宿で青春時代を過ごしていたたけしが、なぜ浅草に向かったのかという最大の謎を、長年、「浅草キッド」の冒頭を読みなおさずに考えていたのは迂闊としか言いようがない。ざっと再読しようというつもりだったが、ていねいに読めば時間がかかるだろう。新潮文庫のカバーデザインが南伸坊であることにも改めて気がついた。


◇ 演芸会

 18時半過ぎ、浅草東洋館に。「ザ・東京漫才」という漫才協会の公演を観るためで、高田文夫先生が外部理事に就任し、それを記念した初めての企画とあれば、観逃すわけにはいかない。会場に着いてから、外の看板にある貼り紙で、昭和こいるの休演を知った。先月の漫才協会の席に続き、今回も休演か。入り口が少し混み合い、階段を昇っていくひともいたが、東洋館はやはり、エレベーターで上階にあがるほうが気分が出る。今日は指定席で、早くチケットを買ったから、前のほうの席になった。3列目だが、最前列は客を入れていなかったから、実質、2列目だ。

 19時開演。まず、ナイツとU字工事が登場し、企画説明などを。しかし、前説の必要がないくらいに、今日の客席は最初から熱気があった。そのあとは、漫才が5本続く。出演順に、ロケット団、ビックボーイズ、U字工事、球児好児、ナイツ。ここにビックボーイズが混じるのが珍しいが、なべかずおがフランス座で修行経験があるためだ。漫才はあいかわらずだが、パントマイムも披露した。球児好児は先月に観た際に驚かされたが、またも国定忠治のネタで、やっぱり、現在の球児好児はすさまじく面白い。ナイツは、漫才のスタイルがなぜかミルクボーイや鬼越トマホークみたいになってしまい、時事ネタ漫才をやろうとすると、今度は、球児好児の「ゲロゲーロ」のネタのスタイルになってしまう。ラジオでしゃべっていた独演会でやったネタというのはこれかとわかり、観ることができて嬉しかった。仲入りを挟み、後半はトークコーナー「漫才師の漫才史」となり、高田文夫先生が登場する。球児好児のふたり、ナイツのふたりも椅子につく。しかし、東京の漫才の歴史をふり返るはずの企画が、その前に、球児好児の歴史をふり返っていたら、これが異常に盛りあがってしまった。球児師匠の名古屋時代の話は、数年前の「お笑いセメントマッチ」にコント青年団(服部健治は球児好児の弟子)がゲストで出た際に触れられ、それで少しは知っていたが、その経緯の詳細が抱腹絶倒の面白さ。もう涙を流しながら、笑いどおしだった。しかも、球児好児ヒストリーでさえも、下積み時代までしか語りきれず、まだまだ全貌がわからない。もともとの企画内容とはまったく違ってしまったが、これはちょっと、なかなかないくらいの異常な面白さの会になった。トークに途中から加わるはずだったなべかずおも、最後に呼ばれ、宴会芸を見せるだけという変な出番になる。なべかずおと一緒にフランス座で修行をしていたのが浅草キッドで、浅草キッドの名が出て、それから映画「浅草キッド」の告知が最後にあった。2時間弱で終演。幕が閉まり出すと、閉まりかけの幕のあいだから球児師匠が顔を出し、「ゲロゲーロ」のひとことに沸いた。帰り際、客席に泉麻人を発見する。入場時はエレベーターを使ったので気がつかなかったが、塙さんの新刊に合わせ、今日の出演者を野球カード風(?)にしたものが階段の壁に展示されてあったが、じっくりと見ることもできず、下に降りてしまう。

 浅草駅に向かうのに、新仲見世を通ってみると、「浅草キッド」の宣伝の垂れ幕がずっと並んでいた。仲見世に出て、雷門をくぐり、浅草駅に着く。時間がまだ早いので、銀座線に乗り、渋谷経由で帰った。





 帰宅は夜遅くなり、録画していた「あちこちオードリー」をすぐに観た。ゲストは、ビビる大木とAマッソ。大木の「笑う犬」の苦労話が面白く、この番組では「はねトび」や「めちゃイケ」の裏話もよく語られるが、当時のフジテレビのコント番組のスケールの大きさを感じはするものの、80年代のフジテレビが築いた遺産の、そのあとに入社してきた社員たちがいかに調子に乗っていたかという話にも感じられる。だからフジテレビはだめになったという話だ。

 タイムフリーで、「ロケット団の定例ラジオ」の今日の放送を聴き、それから、Spotify でニューリリースのチェックをしたりなど。そういえば、球児好児が「ナイツ ザ・ラジオショー」にゲストで出た際にしゃべっていたことを思い出し、Spotify で「百恵ちゃんまつり」を聴いてみた。球児好児はどうやら「百恵ちゃんまつり」という山口百恵のコンサートに出演しているらしいのだが、これはライブ盤のレコードになっていて、Spotify でも聴けるのだ。ところが、「百恵ちゃんまつり」は第4回まであり、ミュージカル仕立てになっていて、芝居の部分に出ているのだと思うが、クレジットもなく、どこに出ているのかもわからない。順番に聴いていく以外に確認のしようがなく、声だけの判断では確証もないが、しかし、第4回を少し聴いてみると、「私は神の子?」という曲のあとの芝居に出てくる「うるせえなバカヤロウ!」のセリフは間違いないだろう。真相はいずれ突き止めるとして、深夜2時頃に眠る。

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1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...