2022年1月8日土曜日

1月8日土曜日/冬の江ノ島




◇ 江ノ島

 早朝に目覚め、ツイッターを見ると、桂文枝が「新婚さんいらっしゃい!」を勇退とのニュース。今日も朝早くから外出すると、寒いのなんのって、陽当たりの悪いところは、路面がまだ凍っている。駅に早く着いてしまい、ホームで電車を待っている時間がつらかった。大和から小田急線に乗り換え、つい新宿方面のホームに昇ってしまいそうになるが、今日は逆方面だった。無事に座れ、藤沢からは江ノ電に乗り換え、七里ヶ浜まで。新年から七里ヶ浜というのもいいなと思い、仕事をひとつ作ったのだが、ずいぶん前に、鎌倉駅から江ノ島までずっと歩いてみたことがあり、このあたりを歩くのは初めてではないが、どうも記憶がはっきりしない。鎌倉高校前駅のあたりは、マンガやドラマの舞台になっているといって、写真を撮る連中が交通の邪魔になっているというようなニュースをいつか観たことがあったが、それもインスタグラムが登場してからの話で、歩いたのはそれ以前の時代だ。そのときにグーグルマップを確認したかも覚えていない。七里ヶ浜から海岸沿いの道路に出ると、すぐに江ノ島が見える。用を済ませ、江ノ島まで歩いてみようと思い、鎌倉高校前駅の手前から砂浜に降りてみるが、砂浜は歩きにくく、またすぐに道路に上がった。地図で見ると、稲村ヶ崎から西側は、江ノ電、道路、海岸が平行に並んでいる風景がしばらく続き、腰越の手前までくると、それが分離する。江ノ電は住宅街のほうに進み、海岸のほうも岬になっていて、道路から離れる。そういう地形だということも、グーグルマップを見ているから把握できることだ。岬には小動神社という神社があり、せっかくだから寄っていくことにした。「小動」を「こゆるぎ」と読むとはわからなかった。「腰越」を「こしごえ」と読むことも知らなかった。














 道路はまた海岸沿いに戻り、サーファーとすれ違ったりもするが、どこかで昼食にしたいと思いながら、いったん、片瀬江ノ島駅まで歩いていく。しかし、観光客向けの店は値段が高いような印象があり、江ノ島に入ってしまうと余計にだめだと思い、なによりも腹が減っているので、陸にいるあいだに決めてしまいたかった。江ノ島ビュータワーの1階、花みずきという店を覗くと、少々高いが、これ以上、探しまわるのもめんどうになり、スタミナ豚丼を食べた。968円。それから、江ノ島に向かった。



 江ノ島はそれほどひさしぶりなわけではなく、数年おきぐらいできている気がするから、なにも新鮮味はないのだが、一応、正月だから神社を目当てにするが、今日は土曜でもあり、けっこう混んでいた。ひとが多いと写真が撮りにくく、お詣りするのに並ぶのも煩わしい。さっきの昼食の際に、10円玉をうっかりすべて使ってしまい、お賽銭もあげられない。いったい、なにしにきたのだろうか。ひとつだけ、以前はこんなものはあったかなと思ったのは、あちこちに、自撮り用のカメラスタンドが設置されていたことだ。世間の流行とは無関係にあるのが江ノ島という印象があったが、江ノ島にも戦略家が現れたのだろうか。しかし、改めて歩いてみると、飲食店がずいぶんたくさんある。新しく店が増えたのだろうか。江ノ島に入ってしまうといちいち地図は確認せず、神社をたどるようにして、サムエル・コッキング苑の灯台を視界に入れながら、ぐるりと周囲を歩いていたのだと思うが、あとで地図を確認すると、どこをどう歩いたのかどうも把握できない。地図に載ってない店などが印象に残るせいか。とりあえず、岩屋がある島の裏側に出て、海辺に降りてみるが、なんのために降りるのかもよくわからない。ここまで歩くだけでも疲れてしまうが、考えてみたら、今日は七里ヶ浜から歩いているのだ。島の裏側までは遊覧船が出ていて、帰りはこれに乗ろうかともよっぽど思ったが、金を惜しみ、やっぱり歩いて戻ることにする。海辺から戻る階段が、じつに急勾配でぜえぜえ息切れした。わざわざ歩きまわったわりには、たいして楽しくなかった。





















 やっとのことで片瀬江ノ島駅に戻り、小田急線の各停に乗り、六会日大前に移動する。せっかくだから、近場のブックオフに寄らねばと思ったからだが、まるでいいものがなく、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。すぐ隣りにあったマクドナルドに入り、ようやくひと休み。ホットコーヒーと、アップルパイを食べ、スマホの充電をした。読書をしようとするが、店内が騒々しく、まるで集中できない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 1224人に。沖縄は 1759人、大阪は 891人、山口は154人、広島は 547人、愛知は 398人、兵庫は 246人、福岡は 229人、千葉は 239人、埼玉は 332人、神奈川は 354人。1時間ほどでマクドナルドを出て、湘南台まで歩き、相鉄線で帰ってきた。

◇ テレビ・ラジオ

 帰宅は夜になり、録画していたテレビ番組をいくつか。中華街の特集が気になり、「カンブリア宮殿」を録画しておいたが、正確には「ブタまんの江戸清」の特集だった。会長の高橋伸昌は、横浜中華街発展会の理事長も務めているという人物だ。江戸清のパティは、ロッテリアの絶品チーズバーガーにも使われているそうで、BtoB事業が9割を占めるという。と言われても、「BtoB」というのがなんなのかわからず、検索して理解したわけだが。この番組を観ることもまずなく、村上龍のすがたをひさしぶりに観たが、ものすごく爺さんになっていた。ウィキペディアを見るとまだ七十前なのに、歳上の村上春樹のほうがぜんぜん元気で、走ってるから、やっぱり健康なのだろう。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週元日放送の「HONMOKU RED HOT STREET」をようやく聴くと、1曲目は細川たかし「レッツ・オンド・アゲイン」だった。これはオンタイムで、元日に聴けばよかった。多岐川裕美「酸っぱい経験」、バーブ佐竹「青いゴムゾーリ」なんて曲もかける。聴きながら、オンライン将棋を指し、いったん眠り、深夜に目覚め、朝まで、Netflix で「イカゲーム」の続きを観た。第6話では、今までの主要な登場人物が多く死ぬ。

2022年1月7日金曜日

1月7日金曜日/雪が残る

◇ 大手町

 朝早くから外出すると、雪が薄く積もっていて、路面が凍っている。安い靴で歩いていると、すっ転びそうで怖く、駅まで歩くだけでも気が抜けなかった。今日は朝から都内に。大手町の地下を通り、大手町ビルヂングでランチにしようかと思っていたが、混雑で決められず、新大手町ビルヂングまで足を延ばすと、こちらはさほど混んではいなかった。霧笛屋という店に入り、生姜焼き定食を食べる。850円。ランチタイムは、コーヒーの無料サービスもあった。八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながらしばらく眠り、読書をしていく。午前中、道路を見ていると、雪が溶けていく過程がわかり、しかし、日陰にはまだ雪が残っている。ビルから門松が搬出される様子もちらほら目にした。


 東京駅から、京浜東北線で蒲田に移動し、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を3冊買い、100円引きクーポンを利用。さっと買って、さっと出て、蒲田から京浜東北線に乗り、横浜に戻ってくる。ビブレのブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買い、ここでも100円引きクーポンを利用した。ブックオフ2店をぱっぱとまわり、クリエイトで買いものをして、夜に帰宅した。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 922人に。沖縄は 1414人、大阪は 676人、広島は 429人、埼玉は 214人、神奈川は 251人。

◇ テレビ

 録画していた、1月2日にテレビ東京で放送された「新春!お笑い名人寄席」を観た。この番組、毎年録画しているけど、録画したままで何年も観そびれていて、何年ぶりにまともに観るのかわからないが、生放送ではなくなったのか。浅草演芸ホールからの中継だが、演芸の最中に客席を映すと無観客であり、客席には、司会の東貴博や、晴れ着すがたの女性タレントが数人座っているが、拍手や笑い声は入っている。海外のシットコムみたいなスタイルだ。ぜんぜん関係ない笑い声をはめているのか、それとも、実際の映像を観せた笑い声を改めて収録しているのかわからないが、こうなると、客との相性も関係なく、寄席にはハマらなそうな四千頭身が出たりもしている。サンド軍とナイツ軍の若手対決のコーナーもあり、サンドとナイツが中心になるくらいなので、数年ぶりに観るものからすると、全体的にはかなり若返っているという感じがする。NHKの「東西寄席」なんかは、爆笑問題が長らく司会をしているが、それよりもさらに若い世代がいよいよ中心になってきた。おぼん・こぼんの場合はちょっと特殊な状況にあるが、そのほか、ベテランと呼べるような芸人の出演は、マギー司郎と、小朝が「美人大喜利」の司会をやっていたくらいだ。なぜかただひとり、ケーシー高峰だけは過去の漫談の映像が流されていた。現在のお笑いが活況すぎるせいか、そういえば、こういう過去の演芸をふり返るような番組はめったに放送されなくなってしまった。2時間の番組を最後まで観て、それから、ラジオやポッドキャストを聴きながら、22時過ぎには眠る。

2022年1月6日木曜日

1月6日木曜日/雪・眠りそこねて

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から5時間ぐらい眠り、起きあがって、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」を観た。新年1回目の放送は、キングコングがゲスト。それぞれ、なにかと悪い評判がつきまとうコンビだが、ふたりそろって迎えているこの番組は、キングコングというコンビの面白さをきちんと差し示そうとしている。芸人を信頼している番組だ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。ラジオの天気予報を聴き、外を見ると、雪が少し積もっている。今日は映画を観に行くつもりでいたが、外出する気が萎えてしまった。年末に観そこねた「偶然と想像」を観たく、シネマジャック&ベティのホームページからタイムテーブルを確認すると、2月でもまだ上映している。もうちょっと延期にしてもいいか。午後も引き続き、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけっぱなしにしておくと、14時台は、林家三平がゲストだというので、これはぜひともオンタイムで聴いておきたかった。

 雪が降るなか、15時前に、近所の郵便ポストまで投函に行く。ちょっとの距離だが、鶴ヶ峰のダイソーで買った手袋を初めて着けていった。雪景色を写真に撮ろうかと、近くの神社に寄っていくが、先に写真を撮りまくっているおじさんがいて、一緒に撮るのはいやだから、本堂の前まで進まずに、手前で引き返して帰ってきた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 641人に。昨日からの増加率がすさまじい。気になる府県を抜き出してみると、沖縄は981人、大阪は505人、京都は121人、山口は181人、広島は273人、兵庫は106人、愛知は159人、千葉は111人、埼玉は150人、神奈川は152人。神奈川県民としては、厚木基地で69人、キャンプ座間で12人という数字も怖い。

◇ さらにテレビ・ラジオ

 ブログの更新をしてから、早い時間にいったん眠り、夜にはまた、録画していたテレビ番組を観ていた。年末と年始に放送された「紙とさまぁ~ず」を2週分、尾田栄一郎がゲストの回をまとめて観た。この番組の形式ならば、テレビにはなかなか出ないようなゲストも迎えられるというわけだ。

 続けて、年末に放送された「ヒコロヒー×霜降り明星せいや 清純異性交遊」という特番を観た。ヒコロヒーとせいやは、近畿大学の先輩後輩という間柄なのだ。どういう番組かわからずに録画しておいたが、観てみると、これが想像以上に面白い番組だった。ヒコロヒーとせいやがクリスマスの横浜でデートをするという設定なのだが、恋愛リアリティショーでもなければ、街ブラ番組でもない。言うなれば、街のなかでコントをやっているような番組なのだが、ヒコロヒーがひたすらふざけ倒し、せいやがツッコミにまわるという、その役割分担がまず新鮮に感じられた。のびのびとふざけているヒコロヒーは、ほかの番組ではなかなか観ることがないんじゃないか。しかし、内容的にはまるで良質なラブコメ映画のようだ。日本のバラエティ番組を観ていると、即興芝居をあっさりやっていて、演劇として、じつはかなり高度なのではと思うことがよくあるが、寺山修司たちがやっていた街頭劇なんかも、バラエティ番組では、ずっとカジュアルなかたちで実現できている。この番組では、山下公園を歩いていると変なひとが入ってきて、収録が中断するところまで映していた。企画演出・井上将司、構成・堤映月、演出・田村優典。

 ブログをもうひとつ更新して、さっさと眠るつもりでいたら、やたらと時間を食った。深夜になり、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。大竹まことはまだ冬休みで、小島慶子、吉住、太田英明アナというメンバーだったが、CLP問題について、小島慶子がひとりでえんえんと説明を続けるという妙な放送になり、これはさすがにちょっとおかしいんじゃないかと思った。小島慶子のツイートを見ていないから、この問題のことはぜんぜん知らなかった。吉住はほぼしゃべることなく、つぎのコーナーの準備に移ってしまった。

 小島慶子のせいで、いよいよ眠れなくなり、同じく、Spotify のポッドキャストで、年末から配信が始まっていた、速水健朗とおぐらりゅうじの「すべてのニュースは賞味期限切れである。」という番組を聴いた。初回は、豊崎由美の TikToker 批判を俎上に乗せていたが、ツイッターから離れている身からすると、またツイッターのトラブルかという気にもさせられる。それでも眠れず、Netflix で「全裸監督」をついに観始めた。第1話には、桂雀々、板尾創路も出演していた。

2022年1月5日水曜日

1月5日水曜日/喜劇に関するものばかり

◇ テレビ

 録画しているテレビ番組をつぎつぎに観る日々。年末にNHKで放送され、いちばん気になっていた番組、「ロッパグラム 転生したら戦時中の喜劇王だった件」をようやく観た。古川ロッパとインスタグラムを合わせて「ロッパグラム」というわけか。ドラマといっていいのか、満島真之介と、元ブルゾンちえみの藤原しおりが出演する。満島真之介がロッパを演じるのはどうなのかと思うが、なぜかロッパに転生してしまったという設定なので、ロッパらしく演じる必要もなく、無理がないといえば無理がない。最後は現代に戻り、ここはドキュメンタリー調になり、満島真之介は役を離れ、早稲田の演劇博物館を訪れる。演出、下田彦太。

 これも年末にNHKで放送された「笑福亭仁鶴と訪ねる大阪の笑い100年」という番組を観ると、観るまでわからなかったが、2013年に放送された番組の再編集版だった。その2013年の番組は観逃している。エンタツ・アチャコの時代から始まり、漫才の珍しい映像をいろいろと観ることができたが、最新の時代になると、麒麟、かまいたちといったあたりも並べられ、これを歴史にするのはちょっと気が早いんじゃないのか。NHKばかり観ているようだが、大晦日に放送された「太田光のつぶやき英語」の特番には小林克也が登場し、これもとても面白かった。

◇ ラジオ

 午前中にブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、林家たい平がゲスト。オープニングからすでにその話題になっていたが、昇太、たい平がそろえば当然、「笑点」の人事問題について盛りあがることになり、新年から明るい放送で楽しかった。ラジオを聴きながら梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。午後にもまた、ブログの更新をもうひとつ。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いたりもしていたが、年末年始は大竹まことは休暇に入ってしまう。昨日火曜は、はるな愛とタブレット純がしゃべり、文化放送の女性アナウンサーもなじみのないひとが登場していた。

 らじるらじるで、1月3日放送の「東京ポーキュパインコレクション」も聴いた。今回、4回目の放送は、1曲目は「ホンダラ行進曲」、2曲目は「買物ブギー」、そして、3曲目にはなんと、円丈の「恋のホワンホワン」をかけた。ケラが円丈について語るのが意外だった。4曲目はアントニオ古賀の「クスリ・ルンバ」。続いて、松尾スズキの「キレイ」と、自作の「すべての犬は天国へ行く」のサントラからそれぞれ1曲ずつ、それから、「時効警察」のサントラが出ているとは知らなかったが、そのサントラから、麻生久美子が歌う短い曲を3連発。前半最後の曲は、ケラのカバーアルバムから「誰も知らない」をかけた。後半は、NO LICENSE、PANTA&HAL、あがた森魚&緑魔子、ヒカシュー、逆柱いみりの漏電銀座と続き、折坂悠太のアルバム「平成」から1曲、最後は、レインコーツ、スリッツと、洋楽2曲で終わった。

◇ 読書

 部屋で読書も。新年一冊目の読書は、チェーホフの「かもめ」を読んでいた。1998年刊、白水uブックス。小田島雄志の訳で、読みやすいなと思いながら読んだが、あとがきによると、1998年に上演された台本をもとにしてあるそうで、かなり新しい訳なのだ。上演を観たこともなく、なんの知識もない状態で、しかも、戯曲を読むことにも慣れていないが、すいすいと面白く読めた。テーマにも興味をもつ。こうなると、いずれ機会があれば、上演を観てみたくなる。続けてもう一冊、「ワーニャ伯父さん」も読み始める。

 ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 390人になり、一気に増えてきた。沖縄は 623人というから怖い。大阪は244人、神奈川は93人。都市部だけでなく、地方もいくつかの県は100人を超えている。山口県の米軍岩国基地が 182人というのはなんなんだろうか。基地は別扱いになるのか、山口県は104人という数になり、そのうち、70人は岩国市在住だという。

 夜になり、スーパーに買いものに行き、すぐに帰ってきた。テレビを観ながら弁当を食べ、ラジオを聴きながらオンライン将棋を指した。いったん眠り、深夜に目覚めて、少し読書をして、朝までにブログの更新をもうひとつ。ただ黙々と、ブログの更新をするだけの人間なのかもしれない。

2022年1月4日火曜日

1月4日火曜日/寒い・寒い・鶴ヶ峰

◇ ラジオ・雑誌

 何度か目覚めながら、朝7時半過ぎまで眠り、夢を見ていて、初夢だと思い、早朝には記憶していたが、眠りなおしているうちに記憶がぼんやりしてしまった。あんまりおめでたいような夢ではなかった気がする。まず、ブログの更新をひとつ。毎日毎日、こんなことに時間を費やしていていいのだろうか。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は今日から通常運転。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。相席ケイさんが談笑一門の新年会に参加した話をしていた。14時台は、ビックスモールンがゲスト。新メンバーのグリが、小学生のころからビックスモールンに憧れ続け、メンバーとして加入するまでの過程が、劇的というのかなんなのか、すこぶる面白さだった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」のオール巨人の連載では、今年も「M-1」の総括をしていた。最終決戦で、オズワルドに投票した理由がていねいに説明されている。前年に、巨人は大きな声で突っ込むようにと、対して、松本は静かな感じがいいと、まるで逆の意見をしたことについて、巨人は部分的なこと、松本は全体的なことの指摘であり、けして違うことを言っていたわけではないとする。今回はそのふたつの意見を消化していたとの評価だが、2本目は前年のような「どっちつかずの漫才に戻ってしまった」といい、最終的には、1本目と2本目のトータルで判断したという。続いて、出場全組についてもていねいな評価が語られているが、文末には「来年は家で見ます。」のひと言があった。


◇ 鶴ヶ峰

 15時過ぎから外出。まず、かつやに寄り、カツ丼を食べた。ヤマトの営業所までDM便を出しに行き、二俣川に出て、それから、寒いからよっぽどどうしようかと思ったが、鶴ヶ峰まで歩いてしまうことにする。通り道にある本村神明社に寄り、五円でお詣りをしていく。寒いなかを歩いてきて、腹が冷えたせいか、おじぎをした途端に屁が出た。鶴ヶ峰に行きたかったのは、ブックオフに行きたかったからだが、ブックオフにたどりついたときには、すっかり手がかじかんでいた。まず、上階のダイソーで、手袋と、ついでに、腹巻きを買った。前々から、冬は腹巻きが必要だとずっと思っていたのだ。下階のブックオフに降り、鶴ヶ峰店はひさしぶりだったが、なかなかいいものが見つかり、わざわざやってきた甲斐があった。正月のウルトラセールは今日まで。4冊買い、550円から20パーセントオフ。

 ブックオフを出て、鶴ヶ峰駅のほうに歩いていく。ゆで太郎はつぶれてしまい、その場所は薬局になっていた。ミスタードーナツに入り、ブレンドと、ダブルチョコレートを食べる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 151人に。沖縄は 225人で、こちらも心配だ。大阪は124人、神奈川は55人になった。読書をするが、換気のために窓が開いていて、店内はずっと寒い。耐えられずに、1時間ほどで出た。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していた、年末の「アメトーーク!」の5時間半特番を観た。さんまの出演がすっかり恒例となり、この番組では、売れっ子若手芸人たちと共演する。松本が、お笑いを五輪書になぞらえているのを何度か聴いたことがあるが、さんまからも五輪書という言葉が出る発言があり、松本とのお笑い観の違いを考えたくなる。さんま「笑いの五輪書なんてものは1ページで終わりやから。あとはもう、ノートやから。新しいもの入れたり、言葉を考えたりするだけのことやから。」

 5時間半特番のすべてを観るのは大変なので、「家電芸人」と「運動神経悪い芸人」はざっと早まわしにする。いずれも、好評企画だからこそ、この年末特番のなかに組み込まれているのだが、この長時間特番のなかにあるために、ずっとまともに観たことがない。最後の「アメトーーク大賞」も年末恒例で、むしろ、この部分さえ観ておけば、この番組どころか、お笑い界全体の潮流すらもだいたいつかめるようなものだ。出川のカースタントと、江頭の逆バンジーもあり、「笑ってはいけない」は休止になったというのに、この企画はまるでそれに抗うかのようだが、お笑い界の潮流は、表面的には世間の目を気にしながらも、実態はこちらにあるのではと読める。大賞には麒麟川島が選ばれ、「ラヴィット!」など、この番組外での活躍も含めた受賞という感じだったが、意外や、川島はここで感極まるすがたを見せる。出川の最後の言葉もエモーショナルであり、番組内でふり返られるのは通常回のみだったが、本来ならば、この番組のこの年いちばんの事件は、まぎれもなく、雨上がりの解散だったはずだ。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていた年末のラジオ番組をいくつか。先週火曜放送の「劇団ひとりと鈴木保奈美のオールナイトニッポンGOLD」をようやく聴いた。もちろん、映画「浅草キッド」を宣伝するための番組だが、わりとなんでもないような会話から始まっていた。劇団ひとりが、マキタさんから「浅草キッド」がよかったという連絡があったことをしゃべっていたが、後半には柳楽優弥が電話出演し、柳楽優弥も、マキタさんからメールが届いたことを明かしていた。エンディングには「ハイサイおじさん」と「SOULコブラツイスト」が続けて流れた。

 先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、勝俣州和がゲストで、これも面白い話をしていた。まず、食レポのテクニック批判がなかなか痛烈で、食べ終えてからコメントを言うのならばわかるが、食べながらコメントを言うのは嘘だと語る。しかし、スタッフに要求されればそれもできるというから、タレントとしてはプロフェッショナルだ。そのあとには、勝俣がバラエティ番組に出始めた時代には存在した派閥について、さらに、アイドルだった CHA-CHA の時代の話と、さかのぼるように語られた。

 深夜に、昼間に寄った神社を検索して確認しようとすると、鶴ヶ峰に、大谷翔平が参拝した神社というのがあると知った。寄った神社とは別の神社で、鶴ヶ峰稲荷神社というのがそれなのだが、先に知っていれば、こちらにも寄りたかった。地図を見ると、そういえば、何年か前にこの付近でお祭りがあり、露店が出ているのをたどっていったらこの神社にたどりつき、お詣りしたことがあった。はまれぽの記事(2018年)によると、大谷翔平とのゆかりは地元のひとにもあまり知られていないようだが、現在はどうだろうか。

 夜に本を一冊読み終えたかったが、時間が足りずにあきらめる。ブログの更新をもうひとつしようとするが、これも書きあげられなかった。ことごとくだめだ。深夜1時過ぎ、「爆笑問題カーボーイ」を途中からつけると、のいる・こいるの話をしていた。ラジオを聴きながら眠る。

2022年1月3日月曜日

1月3日月曜日/映画と初詣

◇ テレビ・ラジオ

 昨日よりはよく眠れたが、しかし、寒くてなかなか起きあがれない。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。Eテレの年越し番組を、なんの番組かわからずに録画しておいたが、「Eテレ0655」「Eテレ2355」というミニ番組があり、どちらも観たことがない番組だが、それの特番だった。「たなくじ」というのはこの番組でやっていたのかと、今さら知った。佐藤雅彦のユーフラテスが製作している番組なのだ。テレビはたくさん観ているようで、いかに決まった番組を決まったようにしか観ていないか。昨日は「ワルイコあつまれ」を観たが、年末年始のほかの番組を観ていても、Eテレの番組は良質で、音楽あり、コントあり、本来の意味でのバラエティ番組の形式がここには受け継がれている。

 日本テレビの「笑う大晦日」も録画しておいたが、裏番組の「紅白歌合戦」ではずいぶん五輪開会式の模倣をしていたが、こちらはこちらで、ドローンショーで始まっていた。長時間の番組であり、ひとまず、冒頭だけ観て中断する。少しずつ観ることにしよう。

 正午からはラジオ。月曜だが「ビバリー昼ズ」はまだ始まらず、ニッポン放送は「萩原健太のシティポップ・クロニクル」という特番を放送していた。年末には爆笑問題の特番を聴いたが、年始にもシティポップの番組を聴くことになった。

◇ ウルトラセール

 午後、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、横浜に移動する。正月恒例のウルトラセールを目当てに、ビブレのブックオフに。とはいえ、3日目だし、さほど期待はせずに物色するが、110円のコミックの棚に思わぬものを見つけ、びっくりする。たまたま補充されたばかりだったんだろうか。この店はもう、この1冊で充分。店内はとても混雑していて、文庫の棚では、店員が数名がかりで忙しく補充をしていて、まるで落ち着いて棚を見ることができないが、どうもたいしたものはなさそうだった。4冊買い、550円から20パーセントオフ。高額な買いものをするわけでもなければ、ブックの日(300円引き)のほうが得なのだが、それよりも、年末年始の買い取りの多さに期待ができるかもしれない。棚になにがまぎれているかわからない。

 今日は映画を観るため、横浜駅からは伊勢佐木町まで歩くつもりでいたが、例のごとく、家を出るのにもたついたために、そんな時間の余裕はなくなった。おとなしく根岸線に乗り、関内まで移動する。イセザキモール、カトレヤプラザのGUで買いものをして、それから、こちらでもブックオフに。それなりにいいものがあり、5冊買う。1階のレジには大行列ができていて、店員に、地下のレジが空いていると案内されるが、行ってみると、地下のレジも混んでいた。適当なことを言う店員だ。余計に待たされたのではと思う。夕方になり、和記食坊という店に入り、叉焼と玉子炒め定食を食べた。650円。この店は二度目だが、けっこう気に入っている。




◇ 映画

 横浜シネマリンで観る、今年最初の映画は「太陽を盗んだ男」。シネマリンでは「魔界転生」「ヒルコ 妖怪ハンター」とともに、沢田研二主演作を特集していて、この三択ならば、まあ、「太陽を盗んだ男」だろう。16時35分の回で観るのに、時間をもてあまし、やや早めに、20分前には劇場に入るが、すでに席はだいぶ埋まっていて、いつもうっかりするが、オンラインで予約するという発想が抜けている。しかし、ひとりぶんならどうとでもなるので、D列を選んだ。チケットの窓口の兄ちゃんは、ずいぶんかったるそうにしゃべる。席に着くと、両隣りには年配のおじさんが座り、窮屈になった。客席の年齢層はだいぶ高そうだ。上映時間を気にしていなかったが、2時間半もある。「太陽を盗んだ男」は、ずいぶん前にテレビ放送で一度観たっきりで、この映画の熱烈なファンは多いが、自分にはそこまでの情熱はない。序盤に少しうとうとしてしまい、初見ではないとはいえ、もったいないことをした。明確に覚えていたシーンも多いが、コメディ的なシーンがあちこちにあることには改めて注意を向けたくなった。皇居や国会議事堂、あるいは新宿の風景など、東京のロケ地にも関心がある。

 映画を観たあとにはベローチェに入り、ブレンドと、あんぱんを食べた。まず、「太陽を盗んだ男」を検索し、データ面をいろいろと確認したくなる。読書もするつもりだったが、年末に買った「レコード・コレクターズ」(2020年12月号)の大貫妙子特集を読むだけで時間がつぶれてしまった。年末年始はやけにシティポップに触れている。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 103人に。21時閉店まで、2時間弱で店を出た。


◇ 初詣

 横浜駅まで歩きながら、ついでに、初詣を済ませようと思い、野毛坂に向かい、成田山に寄っていこうとするが、時間が遅かったか、閉まっていて、お賽銭は入れられなかった。柏手と礼だけしようとすると、背後にあった照明が急につく。防犯用によくある、ひとが通ると感知するようになっているあれだ。おかげで、写真は撮りやすくなった。例年ならば、年明けすぐの夜中か、あるいは、それ以降の昼間にお詣りすることはあったが、3日の夜がどうなっているかは知らなかった。成田山の裏に抜け、伊勢山皇大神宮にも進むが、こちらは入り口が柵でふさがれていて、境内に入ることすらできなかった。一応、路上から手を合わせてみるが、こんなことでご利益はあるんだろうか。




 横浜駅まで歩きながら、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。この番組は早くも通常どおり。ナイツはこの放送のすぐあとにNHKの生放送があるという無茶なスケジュールだ。年末には、三平、宮治、昇太と一緒の落語会があり、その話も改めてしていた。平沼のブックオフにも寄るが、なにも買うものなし。夜遅くに帰宅し、元日に放送された「あたらしいテレビ」を録画で観た。司会はかまいたち。いくつかの座談会のVTRを、かまいたちらがモニタリングするというかたちの番組だった。テーマ曲がなぜかエレカシで、新しくない。「あたらしいテレビ」という番組になってからは2年目だが、千原ジュニアが司会をしていた「新春TV放談」の和やかさと比べて、「あたらしいテレビ」は話がずいぶんシビアになっている。それぞれの話を聴いていたら、だんだん息苦しくなってきた。深夜1時半過ぎに眠る。

2022年1月2日日曜日

1月2日日曜日/正月はテレビとラジオ

◇ ラジオ

 深夜遅くから眠るが、寒くて眠っていられず、3時間ぐらいで目覚めてしまった。早朝にブログの更新をひとつ。それから、ラジオをつけると、「石橋貴明のGATE7」に高津臣吾が出ていた。そのまま、本仮屋ユイカの「ONE-J」を聴きながら眠り、3時間ぐらいして、「安住紳一郎の日曜天国」の声に目を覚ました。ヤマザキマリの話が面白くて起きあがるが、これは傑作選だったのか。

 今日も外出せずに、ラジオとテレビばかり。午前中にニッポン放送で放送されていた「欽ちゃんとオードリー若林のキンワカ60分!」という特番をタイムフリーで聴いた。ラジコの番組表からたまたま発見した番組だが、そういえば、「文學界」に載っていた國分功一郎との対談でも、若林はコント55号の名を出していた。考えに考えて作った革新的な漫才が、じつはコント55号と同じ構造で、革新を目指してたどりついたものは古典だったという話だった。若林は欽ちゃんに対し、タメ口混じりで、ばんばん突っ込んでいく。いつの間にやら、これが許される関係性だったのか。若林が東京の築地の出身だということも今さら知った。

◇ テレビ

 昼に放送されていた「さんまのまんま」の新春スペシャルをさっそく観る。ゲストが何組も入れ替わり立ち替わり登場するかたちだが、まず最初は、劇団ひとりと大泉洋が一緒に登場し、もちろん、「浅草キッド」の話にもなる。さんまの感想に対し、ネガティブな部分に、ふたりそろって過剰に反応してみせるのがコント的だったが、ここはもう少し、さんまの感想をまともに聴きたくもあった。バカリズムとさんまの共演も珍しく、注目して観たが、バカリズムもやっぱり「ひょうきん族」への愛着が強いんだなという部分がとても表れていた。そして、毎年恒例、今田耕司のおすすめ芸人コーナーには、今年は上戸彩が同席する。「M-1」の司会のコンビということになるが、「M-1」では見えない上戸彩の笑いの好みがここでは見えていて、そういう好みなのかとちょっと複雑な気にもさせられた。TCクラクション、無限グットマン、ハイツ友の会、下川はじメロディという4組が登場。番組最後には視聴者プレゼントがあり、バカリズム作成のマスクがほしくなり、番組のホームページを開いて、こういうものに初めて申し込んだ。100名分といっても、倍率はかなりのものだろう。

 元日には「ワルイコあつまれ」の第3回、第4回が放送され、これもしっかりと録画した。第3回には、慎吾ママが豊臣秀吉にインタビューするコーナーがあり、秀吉を竹中直人が演じていた。化学を学ぶコーナーでは、草彅剛が、國村準、平岩紙と共演し、なぜか韓国ドラマ風になっている。別のコーナーでは、稲垣吾郎が陶芸家に取材をしていると、そこに「マツケンサンバ」を踊る香取慎吾が登場する。教育番組の体裁をとりながら、この番組は良質のコントを作ろうとしている。第4回にはまた、子ども記者たちによる記者会見のコーナーがあり、欽ちゃんが質疑に答えた。第2回では「週刊文春」の新谷学が登場したコーナーだ。子ども記者に混じり、香取慎吾も欽ちゃんに質問をぶつける。そのあとには少年少女合唱団のコーナーがあり、荒木とよひさが登場し、テレサ・テンの詞を解説していた。第4回のエンドクレジットには、構成に戌井昭人の名もあった。

 深夜には読書。一冊読み終えたかったが、体力がもたなかった。Spotify で音楽を漁りながら、深夜3時過ぎに眠る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 84人に。

2022年1月1日土曜日

1月1日土曜日/元日

◇ 元日

 早朝にいったん目覚め、ラジオをつけると、「木梨の会」を放送している。聴きながら、もう少し眠りなおす。ラジオは通常どおりなのかと思うと、「ナイツのちゃきちゃき大放送」は休みで、駅伝を放送していた。元日はまず、ブログの更新から。日付順はまだあとまわしにして、新年のごあいさつを先にする。ツイッターに年賀のDMをわずかにいただき、その返信もしていた。

◇ テレビ

 録画していた「紅白歌合戦」を、今回は特に期待していた箇所もなく、ざっと早まわしで観た。ここ数年と比べると、極端なくらいに、ずいぶんバラエティ色が薄められている。お笑い芸人を排除しているのかと思うくらいだったが、裏では「笑う大晦日」をやっていた影響もあるのだろうか。司会は大泉洋と川口春奈。審査員では、三谷幸喜、小池栄子がお笑い要員のようになっていた。前半の最後には、五輪開会式の劇団ひとりのシーンの再現から「マツケンサンバ」につなぐ流れがあり、さらには、パラリンピックのパフォーマーたちも登場していた。この演出家は誰なのだろう。劇団ひとりの登場が、今回、ほぼ唯一のバラエティタレントで、これは大泉洋との関係もあるだろうか。後半は「ドラクエ」のテーマ曲から始まり、すぎやまこういち追悼の意味もあるからこれはいいとは思うが、今回の「紅白」は、なんだか五輪開会式のやりなおしのようなことをいちいちやっている。開会式の演出をさんざん模倣しながら、あとに登場した Perfume の振り付けには、MIKIKO の名がクレジットされていた。バラエティタレントはぜんぜん出ないのかと思っていると、三山ひろしのけん玉企画には、ぺこぱが参加していた。このけん玉も何年続いているのか知らないが、かつての小林幸子の衣装のように、「紅白」内だけで盛りあがる恒例企画になっている。中村佳穂とミレニアム・パレードの登場は、数少ない期待していた箇所だったが、このあたりから番組の流れもよくなってきたようで、そうなると単純なもので、どれもこれも面白く感じられていった。五輪の演出以外は、今がいつの時代かわからないような場面も多いが、藤井風、YOASOBI と続くあたりはさすがに今っぽい。とはいえ、鈴木雅之の「め組のひと」に、佐藤善雄と桑野信義が参加しているのなども前のめりに観てしまうのだが、薬師丸ひろ子の「Woman"Wの悲劇"より」に松任谷正隆がピアノで参加したりなど、新しい曲、新しいアーティストばかりが今の時代の反映ではない。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」には、KREVA、MIYAVI が参加していて、これなんかは本当に浅はかな今っぽさの演出なのだが、氷川きよしは美空ひばりの「歌は我が命」を歌い、この歌は知らなかったが、ここには現在の氷川きよしが溢れている。しかし、さだまさしの出演などは、どう解釈していいのかよくわからない。終盤、布袋寅泰、MISIA のステージにも、もちろん、オリパラをからめた演出があり、いつの間にやら国民的歌手のような扱いの MISIA だが、最後は藤井風とのコラボになった。これが最新の「紅白」だ。今回は、紅組白組の組分けは関係なしに進行していたが、結局、最後には紅組の勝利を発表するのだから、なんのために組分けがないかのような進行をしていたのかも意味がわからなかった。舞台転換中のスタッフのすがたを、おかまいなしに映している場面が多いのも気になったが、これも今までの「紅白」ではなかったんじゃないか。

 午後にラジオをつけると、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は通常どおりに放送していた。14時台は、U字工事がゲスト。聴きながらオンライン将棋を指し、梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。そのあとは、部屋で読書をし、眠くなり、昼寝をした。こうしていると、元日という感じがなんだかまったくない。今年もまた、外出しない元日になるが、しかし、部屋でなにをしたらいいのか、どうも定まらない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 79人に。

 外出しないでいると、正月はテレビだけで感じるということになるが、今年は「笑点」の正月特番を観た。毎年、この正月特番は観ていないのだが、今年は新メンバーの発表があるというので、まんまと観るはめになった。毎年恒例の綾瀬はるかが司会をする大喜利を初めて観た。それから、「ヒルナンデス」とのコラボ大喜利、女性ゲストを迎えた振袖大喜利、上方落語家との東西大喜利と続く。演芸は、ナイツの漫才と、玉川太福と一緒に城島茂が浪曲に挑戦する特別企画があった。そして、最後に新メンバーが発表される。新メンバーは桂宮治。いざ発表となると、ずいぶんあっさりとした発表だと思うものだったが、引っぱるような知名度ではないから、そりゃそうだろう。大本命の抜擢で、落語ファンならば驚きはないだろうが、紹介VTRがしっかりとあり、それからなんと、顔を売るために日本テレビの各番組にこれから出演するという。

 年明けすぐに放送された「おもしろ荘」も観る。出演順に、ブラゴーリ、ハナイチゴ、三匹、ゆめちゃん、あっぱれ婦人会、ニュートンズ、マリーマリー、チカトプライド、スナフキンズ、ぱーてぃーちゃんという10組。うわさのあっぱれ婦人会を初めて観ることができた。男女コンビのハナイチゴ、半魚人と人魚のコントをやった三匹が面白かったが、結果は、3位はブラゴーリ、2位はニュートンズ、優勝はゆめちゃんになる。ゆめちゃんは「ネタパレ」でも観ていて、ブルゾンちえみに似ていると思っていたが、それは出川が指摘していた。この番組で不思議とハマってしまったパターンか。今年は歌謡祭という企画もあり、このコーナーには、ねこ屋敷、シマッシュレコード、衝撃デリバリー、片倉ブリザードが出演した。歌謡祭はシマッシュレコードが優勝する。

◇ 音楽

 昨日、爆笑問題の音楽番組を聴いてから、泰葉の「フライディ・チャイナタウン」が気になり、Spotify で、ふと、「Flyday Chinatown」で検索してみると、この曲をネタに海外のラッパーがラップしている曲なんかが配信されている。すごい現象になっているものだが、サンプリングネタでは、泰葉には印税は入らないだろう。泰葉のホンモノの「フライディ・チャイナタウン」はなぜか配信されていない。YouTube でも検索してみると、藤井風が「フライディ・チャイナタウン」をカバーしている動画があった。


 Spotify で、MELODY KOGA さんの新譜「Fruits」も聴いた。大晦日に聴こうと思っていて、聴きそびれてしまった。3年前までは、大晦日は 毎年、MELODY KOGA さんの年越しライブに行っていたのだ。なんと、去年は4枚もアルバムを作っていて、年の瀬にこのニューリリースを見つけ、なんて精力的なのかと驚かされた。

新年のごあいさつ2022

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

2022年 正月

ドジブックス 佐藤晋

 

 (寅年にちなみ、千葉市美術館「大・タイガー立石展」より、おめでたい富士山をモチーフにしたネオン絵画。2021年7月3日撮影。)


◆ 古本市

 現在、古本市参加の予定はありません。

書籍

 夏葉社から絶賛発売中、「ブックオフ大学ぶらぶら学部」という書籍に執筆者のひとりとして文章を寄せております。「佐藤晋」の名で書いております。よろしくどうぞ。


執筆者:武田砂鉄・大石トロンボ・山下賢二(ホホホ座)・小国貴司(BOOKS青いカバ)・Z(せどらー)・佐藤晋・馬場幸治(古書ビビビ)・島田潤一郎(夏葉社)・横須賀拓

夏葉社 2020年11月 税込1430円 ISBN 978-4-904816-34-9

◇ とみさわ昭仁さんにブログで褒めていただいてます。2020年8月11日「ブックオフ大学ぶらぶら学部 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

◇ 柿内正午さんのポッドキャストで「ブックオフ大学ぶらぶら学部」について語られています。2020年7月「ポイエティークRADIO」第1回(17分頃から)

◇ 純文学YouTuber つかっちゃんに褒めていただいてます。2020年8月25日「【書評】ついにブックオフ大学に入学することができました!『ブックオフ大学ぶらぶら学部』岬書店【純文学・オススメ小説紹介】」

ブックオフオンラインでも購入可! → 「ブックオフ大学ぶらぶら学部

◆ 座談会

 ブックオフ30周年記念の公式サイト「ブックオフをたちよみ!」にて、2020年に公開された座談会に参加しております。

〈前編〉1日に15店も回る!? 異常にブックオフが好きな男たちのオススメ店舗は?

〈後編〉【驚愕】ブックオフ通による、ブックオフ通のための、ブックオフの楽しみ方

通常業務

 各サイトで古本を販売しております。こちらがもっとも重要なドジブックスの通常業務となります。よろしくどうぞ。

◇ メルカリ https://www.mercari.com/jp/u/569679254/

◇ アマゾン https://www.amazon.co.jp/s?me=A3PRJ4NGXH4EUM&marketplaceID=A1VC38T7YXB528

◇ FC2ショッピングカート http://dojibooks.cart.fc2.com/

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◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...