2022年6月4日土曜日

6月4日土曜日/れいわ新選組


◇ 後楽園

 どうも寝ぼけていたようで、早く目覚めすぎてしまい、録画していたテレビ番組を朝っぱらからいくつか観ていた。「タモリ俱楽部」や「週刊フジテレビ批評」。そのあとは、文化放送のいとうあさこの番組を、家を出るまでつけていた。朝から都内に。土曜の朝の電車はゆったりしていて、読書が進む。まず、御徒町のほうに用があり、そのあとに後楽園のほうまで移動することになったのだが、これがちょうど、都合がよかった。昼食は午後になり、メトロ・エム後楽園のカレーの王様に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。600円。

 今日15時から、れいわ新選組の決起集会が池袋で行われることをツイッターで知り、予定次第では寄れるかもしれないなと考えていたのだが、後楽園ならば、池袋までは丸ノ内線一本だ。どうせならば、水道橋から向かったほうが気が利いているかともちょっと思ったが、後楽園から一本で行けるものを、わざわざ水道橋駅までまわり道するのはさすがにめんどうになった。

◇ 池袋

 14時前には池袋に着いてしまった。れいわ新選組のツイートには、西口のマツモトキヨシ付近と書いてあり、行ってみると、すでにのぼりがいくつも立っている。時間をつぶすにも中途半端なのだが、東京芸術劇場の地下にベンチがあったはずだと思い、それもずいぶん前の記憶だったのだが、行ってみると、コロナ仕様で椅子はまばらに並べられてある。かろうじて、空いてる席を見つけて、少し読書をしていた。それよりも、体力的な心配があり、駅から離れ、まいばすけっとを探し、栄養ドリンクとエクレアを買って食べておく。


 池袋西口に戻ってきたときには、15時を少し過ぎてしまった。マツモトキヨシ付近というよりも、もっと正面寄りというか、広場になっているところにステージが作られていて、バンドが演奏をしている。ギャラリーの群れに加わり、見物しやすいポジションを確保しようと、写真を撮るのに逆光にならない、やや下手側に立った。しかし、この演奏がなかなか終わらない。日差しがきついところで、ただ突っ立っているのもきついものだ。15時半になり、ようやく変化があり、ステージ上に設置されたモニターにはれいわ新選組のプロモーション映像が流れ、山本太郎が登場した。ステージの脇には、水道橋博士のすがたもすでに見える。山本太郎の演説というか口上というか、独特な節をもつスピーチから始まると、ギャラリーの輪の外側からさっそく怒鳴りつけるような声が飛ぶ。なにを言っているのかと思ったら、「日本のゼレンスキーになれ!」と応援しているのだった。連呼しているので、山本太郎もさすがに無視はできず、最初は不審に思ったようだが、好意の声だとわかると笑顔で応じていた。だけど、先日、玉城デニーの発言が批判されたばかりだというのに、日本のゼレンスキーとは危なっかしい応援もあるもんだ。そして、山本太郎とともに今日の司会を務めるという、大石あきこも登場する。詳しくは知らないが、維新を激しく批判しているのがこのひとだ。れいわについての予備知識はほぼない状態でこの場にやってきているのだが、山本太郎が司会をやるのはわかるが、大石あきこというひとも話が上手い。元大阪府職員という肩書きしか知らないが、なぜこんなに話が上手いのだろう。明るく、政治家臭さがないのも長所だと思った。





 そしてこのあとは、山本太郎と大石あきこが司会進行役となり、候補者たちが続々と紹介され、登壇するという時間が続く。まずは、埼玉選挙区の候補予定者、西みゆかが登壇。続いて、比例区候補予定のつじ恵。このひとはバンド演奏のあいだに、ギャラリーのなかを名刺を配ってまわり、自分も一枚もらった。


 続いて、水道橋博士が登壇。政策というよりも、ことの経緯を語っただけにすぎない演説だったが、どうも言葉が流暢ではない。 大石あきこが岸田首相を「財務省の犬」と非難した発言(これもよく知らなかった。)を受け、「犬はわれわれ、飼い主は国民。僕はただの犬、あなたが飼っている犬です。」「僕があなたであり、あなたが僕である。」と、詩的表現で訴えかけるのはいいのだけれども、面白いことをいっさい言わないし、言おうともしないことに、三十年来の浅草キッドファンとしては戸惑わされる。

 そして、このつぎには、博士が「友人」として紹介し、ぜんじろうが登場した。壇上にあがる前から、ステージ脇のテントで、博士としゃべっているすがたが見えていた。ぜんじろうは応援演説ではなく、あくまでもスタンダップコメディで通した。まったく冗談を言わない博士のあとに、さすがにプロの芸を見せるぜんじろうにはほっとさせられる。






 続いては、3年前の参院選で当選した木村英子が登壇した。ステージの横にはスロープがとりつけられ、車椅子であがる。そのつぎには、比例区候補予定者、トランスジェンダーを公表しているよだかれんが登壇。マイノリティの候補者が目立つ。続いて、同じく比例区候補予定者の長谷川ういこが登壇。



 そして、ここでまたお笑いコーナーになり、山本太郎に「アニマル浜栗」と紹介されて登場したのはよしえつねおだ。アラレちゃんのかっこうで現れ、ものまねを披露する。博士が連れてきているわけだが、これは本当にひどいと思った。ぜんじろうのようなネタならばわかるが、れいわとはなんの関係もないこのひとを、ここに登場させることになんのプラスがあるのかまったくわからない。それどころか、マイナスではないのか。せめて、アニマル浜口のネタだけにすればいいのにと思うが、山本太郎もどういうつもりで認めているのだろうか。この時間、博士はギャラリーの側に混じり、一緒になって喜んで観ていた。(いや、ギャラリーはそんなに喜んでいたとは思わないが…。)



 続いては、衆議院議員のくしぶち万里が登壇。さすがは現職で、このひとの話は明晰でよかった。そしてまた、比例区候補予定者が続く。キムテヨンというひとの話には凄みがあった。そして、大島九州男、高井たかしと続くが、このあたりは議員経験者で、旧来の政治家臭い言葉づかいになってくる。そして、もうひとりの現職参議院議員、舩後靖彦も登壇する。舩後さんは代読でスピーチをしたが、「舩ちゃんと読んでください」といって笑いを起こしていた。多くの候補者たちはそれぞれジョークも交えていて、いちばんジョークを言わないのが水道橋博士だった。トリは大石あきこが改めて演説をする。今日の登壇者全員の演説を聴き、現職の衆議院議員であるふたり、大石あきこ、くしぶち万里が、いい意味で政治家臭さがなく、明晰さにも好感をもった。






 そのあとにはまた、山本太郎が政策を語るのだが、モニターを使い、比喩のために山羊のケンカの動画を用意したりなど、効果があるかどうかは別だが、面白くしようとする演出をいろいろと考えている。最初に登場していたバンドと同じだったのかはわからないが、演説のあいだもずっと、音楽の演奏を薄く続けていたのも面白い試みだった。

 18時からは、ギャラリーにマイクをまわし、質問をつぎつぎに受け付ける。ここでも演出があり、質問の制限時間は10秒にかぎられ、モニターにはカウントダウンが表示され、要領を得ない質問を長々としていると強制的に打ち切られてしまうのだ。これならば、多くのひとにマイクがまわることになる。そして、10秒以内に出された質問に、山本太郎が即座に答えていくのがすごい。まるでねづっちのなぞかけのように、芸としてはじつに見事で、山本太郎がいちばんの芸人だ。質問コーナーは1時間ほど続き、最後には記念撮影があるということで、列が作られたが、それには参加せず、集会の場をあとにする。15時過ぎから19時近くまで、4時間弱もの時間をまるまる立ちっぱなしで見物していたのだから、積極的支持者というわけでもないのに、われながらもの好きにもほどがある。





 東口に移動し、東池袋一丁目のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、あんぱんを食べながら、スマホの充電をした。それから、ブックオフに寄り、110円の文庫本を4冊、220円の単行本を8冊買っていく。閉店した飯田橋店でもらった 50パーセントオフクーポンをここで利用した。

 帰宅は深夜0時頃になった。録画していた「Nキャス」を観ると、林真理子が日大理事長に就任という話題から始まり、続く、給付金詐欺のニュースでは、容疑者の風貌はまるで子どものようだ。さんざん批判された能登町の巨大イカに観光客が激増しているというのはいいニュースだと思った。深夜2時頃に眠る。

2022年6月3日金曜日

6月3日金曜日/外は雷

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「ビリヤード芸人」。長州小力をテレビでひさしぶりに観た。「ぺこぱポジティブNEWS」は「オールナイトニッポン」とのコラボ企画。三四郎、佐久間宣行をゲストに迎え、ラジオブースでトークをする。佐久間を中心にテレビやラジオの話になるが、松陰寺は、おすすめのラジオ番組に「辛坊治郎ズーム」を挙げていた。佐久間が最初に聴いた「オールナイトニッポン」は水曜2部の伊集院光だそうで、また、パーソナリティがスターになっていく感覚がいちばん強かったのは大学生のころに聴いていたナインティナインだったという。佐久間宣行というひとは 1975年生まれの同い年なのだが、(しかも、テレビ東京に入社するようなひとなのに、)電気グルーヴや浅草キッドの名前はぜんぜん出ないんだな。そして、ここでもまた「オモウマい店」を話題ににしている。この企画は次週に続く。

 水曜の「キョコロヒー」は、番組イベント密着スペシャル。「この客席のひとたちとおんなじ職場やったら、わしなんて嫌われて終わっていたのに」というヒコロヒー。この番組、始まってからまだ1年程度しか経っていないのに、この着実な歩みはすごい。

 Spotify で、坂本慎太郎の新アルバムを聴きながら、ブログの更新をひとつ。しかし、どうも気力が湧かない。

◇ ラジオ・テレビ・ポッドキャスト

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、「お笑い有楽城」で優勝したダニエルズがゲスト。午後は「中川家 ザ・ラジオショー」。冒頭、気象情報があり、関東地方で竜巻注意報が出ているという。ラジオを聴きながら梱包作業をし、中川家のオープニングが終わったら投函に行こうと思っていたが、そのあいだにも雷がごろごろ鳴り、いつ降り出すか心配だから、ラジオは中断して先に行ってきた。

 16時過ぎからは、友近の「シン・ラジオ」をついにオンタイムで聴いた。外で雷が鳴っているというスタジオから、高校生のときに、雷が鳴ったタイミングで友だちとなぎなたで決闘していたという思い出が語られる。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。

 夜も録画していたテレビ番組をいくつか。録画したままでずっと手をつけていなかった「白黒アンジャッシュ」をようやく観るが、渡部が復帰の回は録画されておらず、そもそも、テレビ神奈川では放送されたのかもわからない。その翌週のザ・マミィの回から順に観ていく。

 今日の「徹子の部屋」は、汀夏子がゲスト。汀夏子というひとのことをよく知らなかったのだが、美空ひばりや寺山修司のエピソードも語られ、思いがけず、前のめりにさせられた。

 メルカリで注文していたミニ冷蔵庫が届くが、思ったよりもだいぶ小さかった。自分の部屋に冷蔵庫が欲しかったのだが、これはどうやって工夫して使おうか。とりあえず、乱雑な部屋に置き場所を確保するだけでもひと仕事だ。

 Spotify のポッドキャスト「聴漫才」の2本目、ジャルジャルの回を聴いた。さすが、やっぱりすこぶる面白い。夜にまた、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながら眠る。

2022年6月2日木曜日

6月2日木曜日/開港祭の横浜銀蝿

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。森本毅郎のラジオをつけたまま、もう1時間ぐらい眠りなおした。録画していた昨夜の「あちこちオードリー」は、中川家と高橋ひかるがゲスト。高橋ひかるは、中川家が優勝した「M-1」初回と同じ、2001年生まれなのだ。おじさんの話を聴くのが面白いという話を高橋ひかるがしていて、その流れのなかで、岡田斗司夫のジブリの解説を聴いているとちらっと言っていて、思わず巻き戻して確認してしまった。

 からだじゅうが痛くて、テレビを観る根気がない。数日前から続く、胃がきゅうっとなる症状はなんなのか。横になり、Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。昨日水曜のオープニングから、火曜のオープニングを。11時半からはオンタイムのラジオに切り替え、「ビバリー昼ズ」を聴くと、昨夜の「水曜日のダウンタウン」のK.カズミを話題にしていた。午後も続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いていると、来週のゲストの XXCLUB が、すでにゲストにきたことがあるかないかという話をえんえんとしているのがやけに面白かった。

 ラジオは途中できりあげ、14時前から外出する。天気良し。小学生が歩いているのを見かけ、今日は開校記念日だから学校は休みなんだと気がついた。いや、今から開港祭に行こうとしているのに、学校のことはまったく意識になかった。

◇ 横浜・みなとみらい

 まず、横浜に出て、西口五番街の龍王を覗いてみると、珍しく行列がない。なにかの媒体で紹介でもされたのか、ここしばらくは必ず行列ができていて、入れずにいたが、ひさしぶりにここで食べていく。ムースールー丼を食べた。大盛り無料、600円。

 東口に移動し、ポルタから日産ギャラリーに抜け、みなとみらいに出る。高島中央公園を通り抜けていくと、ここも開港祭のイベント会場のひとつになっていて、縁日などが出ていた。小さい子どものいる家族連れが多く、この近所に住むひとびとだろうか。飲みものを買っておこうと、まいばすけっとに寄り、それから、まっすぐ海に向かって進んでいくと、パシフィコ横浜ノースという建物がいつからあるのかわからないが、この脇が遊歩道になっていて、臨港パークに通じている。このルートは初めて歩いた。インターコンチネンタルホテルのほうまでぐるっとまわらないと臨港パークには入れないと思っていたが、臨港パークに行く用もめったにないのだけど、このルートならば、横浜駅から歩く場合はすぐに着く。






 今日はライブがお目当てだが、開演時刻の1時間前には着いてしまった。会場を眺めてまわれば時間はつぶれるだろうとも思っていたが、さすがに時間をもてあまし、あんまり歩きまわっていて、ライブの前に疲れてしまうわけにもいかず、日向は暑いから、日陰を探し求め、ぷかりさん橋の前までやってきた。ホテルの裏の半円形の階段になっているところに、同じように涼みにきたひとがたくさんしゃがんでいた。ここで少し、休んでおく。

 ライブは 16時20分開演。16時過ぎぐらいから動き出し、どのあたりで観ようかと、斜面の上のほうからステージに向かい、そろそろと降りていくと、コーンで四角に囲われたエリアがいくつも作られていて、有料エリアもあるようなのだが、案内も不充分でよくわからない。通路での観覧は禁止。動きやすい場所にいたほうがいいという意識もあったのか、結局、観覧エリアには入らず、しかし、通路にもなっていないような、ステージ上手側、横から眺める位置を確保し、10分前から待機した。

 まずは明和電機が登場。開港祭になぜ明和電機なのか。横浜開港祭はだいたいいつも、横浜にゆかりのアーティストのライブがあり、今年はそもそも、このあとに登場する横浜銀蝿の出演を先に知ったのだが、情報を確認してみると、明和電機も出演するとわかり、ちょっと考えつかない組み合わせである。今の時代になって、明和電機のライブを観ることになるとは思わなかった。セッティング中に、風で楽器が倒れたりなどして、15分遅れのスタートとなったが、まあ、こういう野外ライブでは非常に脆弱な芸だ。道具に頼る芸をポール牧に怒られたという伝説があるが、楽器そのものの面白みが取り柄なのに、遠くから眺めているとそれが伝わりにくい。ヤンキーホーンという楽器があり、横浜銀蝿に合わせて、ヤンキーホーンを使う曲を用意してきたのだと思うが、肝心のそのヤンキーホーンが壊れてしまったようで、その曲はなしになった。横浜銀蝿のファンもすでにいちばん前に陣取っていたのだが、さすがはおとなのお客さんで、思いのほか、好意的に受け入れられていたようだった。




 明和電機のライブは 17時20分頃に終わり、続いては横浜銀蝿の登場。セッティングのあいだに、自分の前に立っていたひとがいなくなり、いちばん前に出て、カバンも地面に置き、観る態勢を作っていたのだが、ライブが始まる直前になり、スタッフがやってきて、観客にしゃがむように指示を出す。明和電機の時間はなんだったんだと思うくらいに、急にスタッフがぴりっとし始めた。通路にもひとがかなり溜まっていて、地べたにしゃがみ、すっかり腰を据えているひとも多かったが、直前になってからどかされていたのはかわいそうだった。もっと早めにアナウンスしてあげればいいのに。タイムテーブルは15分遅れのまま、17時35分頃にライブはスタート。その前に男性が出てきて開演のあいさつをしたが、開港祭におけるこのひとの立場がまるでわからなかった。そしていよいよ、横浜銀蝿が登場。「ぶっちぎり Rock'n Roll」で始まり、「羯徒毘璐薫'狼琉」と続くが、なんと、2曲目にいきなりハプニングが発生。ステージと観覧エリアには距離があったが、そのあいだのスペースを、ステージに向かってゆっくりと歩いていく大柄な男のすがたが目に入る。スタッフだよなと思いながらも、どうも変だなと思って眺めていると、ステージの下にはマイクスタンドが並べてあり、男はそれを手にして、ふりまわし始めたからこれは明らかにハプニングだ。スタッフたちもその瞬間まで状況がわからなかったのだと思うが、ふりまわし始めた瞬間にスタッフが一気に駆け寄り、すかさず押さえつけ、そこからは見事なもんで、あっという間に数人がかりでステージの脇のほうに引きずり出していった。思いがけないハプニングに観ているほうは興奮したが、演奏を止めることなく続けていたのはさすがだった。このハプニングのせいだったのか、このあたりでギャラリーもさらに増えて、同時に、有名曲に反応して集まってきた客もいたのだろう。目の前の通路には次第に客が溜まっていき、スタッフが注意してもまたすぐに溜まり、最終的にはルールはうやむやになった。横浜銀蝿をリアルタイムで知るファンの中心は、おそらく、自分よりも歳上、五十代以上だと思うが、通りすがりの若いひとも意外と反応していたのが不思議で、なかにはひとり、特攻服を着た気合の入った若い兄ちゃんもいたが、こういう若者はさすがに例外中の例外だとは思う。3曲目は「男の勲章」を演奏し、おそらく、世代を超えてもっとも知られる曲はこれだろう。そのあとは「I Love 横浜」「ツッパリ High School Rock'n Roll(登校編)」「お前サラサラサーファー・ガール おいらテカテカロックン・ローラー」「だからいつもの Rock'n Roll」と続いた。四十代後半の自分にとっては、リアルタイムで知る横浜銀蝿の代表曲といえば「ツッパリ High School Rock'n Roll(登校編)」であり、「男の勲章」は嶋大輔の代表曲、あとは、聴けば知ってはいるのだが、タイトルはなんだっけというくらいの認識の曲ばかりで、しかし、どれを聴いても知ってはいるのだから、当時、どれだけヒットしたかということだ。(セットリストはのちに公式ツイッターで確認した。) 初めて観た横浜銀蝿のライブだったが、バリバリダンス、三三七拍子などのお決まりの振り付けもあり、翔のMCも手慣れたもので面白かった。18時20分頃に終演。観ていた場所のすぐ後ろには物販のテントがあり、ライブを終えた明和電機の社長がTシャツに着替えて商品を売っていた。



 クイーンズスクエア側から臨港パークの外に出ようとすると、今からやってくる客もとても多く、なにかと思えば、これから花火があるのだ。ビル風が強く、この時間になるとだいぶ涼しい。クイーンズの丸善に寄り、それから、1階のベローチェに入ろうかと思っていたが、どうも気が変わり、円形広場に出てみると、大道芸をやっていた。横浜美術館のほうに進み、グランモール公園のドトールに入ることにした。アイスコーヒーと、アップルパイを食べる。早く帰ろうかとも思いかけたが、やっぱり、帰宅前に日記の下書きを作っておきたくなった。

◇ テレビ

 ドトールを出て、遠まわりして、平沼のブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買ってから帰った。帰宅は夜遅くなり、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、六平直政がゲスト。六平直政というひとはかなり好きなのだが、いつ観ても明るく、パワフルにしゃべりまくっていて、話もとても面白い。四谷ホワイトでの、たけしとの初対面の話は初めて聴いたかもしれない。勘三郎と一緒に会ったこの対面が、のちに「BROTHER」の出演につながることになる。

 高田先生も観ていた「ロッチと子羊」という番組を、7回目にして初めて確認した。今回は、野毛の居酒屋の店主の悩み相談という、ちょうど興味のある街が登場する回だった。いつもはどういう番組なのか知らないからわからなかったが、最後に撮影協力として横浜にぎわい座のクレジットがあり、巻き戻してよく観ると、NHKのスタジオではなく、どうやら、のげシャーレで収録したようだ。「横浜野毛飲み屋街編」は次週に続く。

 深夜に放送されていた「霜降り明星のゴールデン☆80's」という特番を録画しておいた。BSフジの番組で、これが3回目のようだが、地上波での放送は今までされたことはあるのだろうか。ゲストは登場順に、内海光司&佐藤アツヒロ、浅香唯、海援隊。90年代生まれの霜降り明星だが、せいやのマニアっぷりが面白い。

2022年6月1日水曜日

6月1日水曜日/胃の負担について

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。更新しながら、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴いていた。爆笑問題の番組で名前がよく出る「ドッキリ!ハッキリ!」の三代澤さんの話をこの番組でもしている。17時台は、ちゃらんぽらん冨好が電話出演するコーナーが毎週あり、この日の放送では、玉置浩二のしゃべりかたのものまねを初披露していた。芸歴43年の冨好、桑田佳祐の曲では今までは「SKIP BEAT」がいちばんものまねしやすかったが、今は「SMILE」がいちばんになっているそうで、花月でものまねするといちばん拍手がとれるそうだ。

 先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」も今ごろ聴いていた。14時台は、古賀シュウがゲスト。芸人を始めたのは 34歳からで、それまでは生命保険のセールスマンをやっていたという経歴は知らなかった。コージー冨田とは素人ものまね番組で知り合った仲で、コージーのブレイクに刺激を受けてプロになったというのはいい話だ。最後に、今、やろうとしているものまねを訊かれると、枝雀師匠という意外な答え。じつはちゃんと芸事が好きなひとなのかもしれない。

 11時半からは「ビバリー昼ズ」。12時台は、春風亭ぴっかり改め蝶花楼桃花がゲスト。女としてのいい時期を落語の修業に費やさなければならなかったというようなことを言っていて、恋愛など、私生活のことを言っていたのだと思うが、しかし、演者としてもこれはそうじゃないだろうか。ぴっかりの高座をたまに目にすると、いつの間にかババ臭くなってしまったと感じていたが、これは男の場合もそうで、真打ちになるころにはみんなジジ臭くなってしまう。苦労してようやく真打ちになるのが当たり前のような空気すらあるが、若いうちからどんどん売り出してやるような環境がもっとあってもいいんじゃないか。期待の若手のように呼ばれていた落語家が、ようやく真打ちになったときには、期待の若手でもなんでもなくなっているということを今までもけっこう目にしてきた。それでも、落語界の内側にこもり、かぎられた落語ファンだけを相手に商売をしていれば済むような世界だが、落語会の外側ではまるで通用しないようでは悲劇だ。

 ラジオを聴きながら、梱包作業をするが、プリンターが紙詰まりを起こし、無駄に時間を食った。15時前に、いったん近所の郵便ポストまで投函に行き、それからまたすぐに改めて外出する。まず、かつやに寄り、気になっていた大人様ランチをようやく食べた。759円。お子様ランチのおとな版ということだが、しかし、お子様ランチとは構造が違い、オムカレーをベースに、トッピングを乗せているというものだ。そのトッピングとは、チキンカツ、エビフライ、揚げウインナー。いや、これは四十代のおとなには胃の負担がすごい。


 そして、二俣川まで歩いていく。二俣川のらあめん花月の前を通りがかると、YouTuber の SUSURU から花が贈られていた。ジョイナステラスのくまざわ書店を覗き、それから、ドトールに入り、読書をする。

◇ 読書

 ドトールで、村上春樹「風の歌を聴け」を読んだ。2004年刊、講談社文庫の新装版。若いころに一度読んでいるはずだと思っていたが、読書メーターに登録しようとすると、すでに登録されていて、たった5年前に読んでいた。そんなに記憶に残らないかとびっくりするが、しかし、もしかすると、三度目の再読だったのだろうか。それにしては、内容を覚えてなさすぎるにもほどがある。若いころならば、あまり理解できなかったんだなと思えるが、5年前とはどういうことなんだ。本はなにげなく読んでも、なにも残らないというわけか。今回、読みなおしたくなったのは、村上春樹について書かれている評論を立て続けに読んだからで、さすがに今回は意味のある読みかたができたと思う。そうはいっても、元ネタになっているアメリカ文学の知識がまるでないから、理解したとはなかなか言いにくいのだが、ジョークの部分に新たに気がつけたのではという気はする。

◇ テレビ・ポッドキャスト

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「おしゃれクリップ」のゲストが木梨憲武だったので録画しておいた。「おしゃれイズム」のあと、リニューアルされてから初めて観たが、憲武の幼少期を知るご家族にインタビューしたりなど、取材力がすごい。それから、「ホリケンのみんなともだち」もひさしぶりに録画しておいたが、こちらにも木梨憲武が登場した。TBSラジオの生放送に迎えにあがり、行き当たりばったり、ノープランのドライブになり、名倉潤・渡辺満里奈夫妻の自宅にいきなり押しかけ、そのあとには、所ジョージの世田谷ベースを訪れる。

 放送中の「水曜日のダウンタウン」も追っかけ再生で観てしまうと、こちらは1時間まるまる、「伝説の女〝K.カズミ〟の真相に迫る」という企画。都市伝説のようなこの話をそもそも知らなかったから、あんまり興味がないないままに観始めたが、真相が気になり、最後まで惹きつけられた。都市伝説というものがいったいどうやって作られていくのか、その発生の解明でもあり、とても面白いノンフィクションだった。「水曜日のダウンタウン」という番組はいろんなことができる器だ。しかし、こういうひとがいるのだとすると、落語の「そば清」も、タネとなる実話があったのではないか。

 Spotify で、今日から配信が始まった「聴漫才」というポッドキャストを聴いた。22組の漫才師が約30分のノンストップ漫才を聴かせるという企画で、どこが制作しているのかはわからないが、出演する漫才師は吉本だけだとわかり、ちょっとがっかりしたものの、平日毎日配信というのはすごい。初回の配信は笑い飯。しかし、聴いてみると、完成された漫才を配信するというわけではなく、このポッドキャストのための漫才だから、かなりいい加減なものだった。次回はジャルジャルだというから、もうちょっと期待してみようか。 

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...