2023年4月9日日曜日

4月9日日曜日/人間国宝の小走り

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。先月末に放送された神奈川県知事候補の政見放送を、今日、投票日当日になってようやく観た。候補は4名、登場順に、黒岩祐治、加藤健一郎、おおつあやか、岸牧子。それぞれ、制限時間6分。今どきの政見放送は、まるで「R-1」の1回戦のような惨状だ。無所属の加藤健一郎は、スパイによる電磁波がどうのこうのという話をしていた。おおつあやかというのがまたタチの悪い馬鹿で、NHKは古臭くてオワコンだとあいかわらず言うのだが、「政治家女子48党」なんというセンスのやつらがなにを言ってるのか。狂人と馬鹿に比べれば、という選択になるが、じつに虚しい選挙だ。黒岩のスキャンダルの記事は読んでいないが、屁でもないだろう。

 昨日、半分まで観た「ダウンタウンDX」2時間特番の後半を観る。後半は宮根誠司の初登場が目玉のほか、梅沢富美男、ウェンツ瑛士、黒谷友香、海原やすよともこ、見取り図、磯山さやか、ヒコロヒー、山之内すず、HiHi Jets 猪狩蒼弥というメンバー。しかし、金の話ばっかりしている番組だな。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」を。木曜は、天久聖一が ChatGPT でコントを作ったらどうなるかという話をしていた。パートナーはヒコロヒー。大竹まことがまじめな疑問を語り、天久聖一も珍しくまじめに答える。天久「これ、たぶん、2、3年すると、もっと完成したもの出してきそうな気がして。今のこの未完成なときに、一緒にコラボするみたいなほうが面白いものができるような気がして…」 大竹「完成形に近づくっていうことは、今、テレビでやってるコントなんかを、超えていくようなコントができるかもしれないってことですか?」 天久「超えると、ねえ、こっちが理解できないとただのほんとシュールなコント…」 大竹「いや、そうなんだけど、それなんだよ。今、現実のコントをやってる身としては、そこの壁があるわけじゃん、理解してもらえるかどうかの。だから、警官と泥棒みたいなコントがわかりやすく入っていくわけだよねえ。どう展開するかはみんなの腕にかかってはいるんだけど。」 天久「そうですね。あとやっぱりこう、笑ってる側、こちらの受けとめかたが変わってくると思いますね。なにを面白がるかみたいなのが、今はベタなとか定番な設定が、早くわからないと乗っていけないけど、なんか、観てるほうももっと変わったもの観たいっていうひとたちが増えたり、そういうひと向けの笑いって、そこからなんか新しいものが出てくるじゃないですか。だからこう、受け手側がもっと、面白がりかたを変えていくと、ほんと、ラジカル(ガジベリビンバ・システム)とかが登場したころって、そういう世間的な勢いもあったから、より不条理なものとか、そういうのを面白がる心の余裕があったわけで。だから、こういうAIの笑いとかも、なんていうんですかね、こういうのがどんどん普及することで、既存の笑いじゃ満足できないひとたちのグループが増えてく。」

 続けて、水曜のきたろうの回も聴くと、リスナーから、前日の「爆笑問題カーボーイ」で「SAYONARAシティボーイズ」についてしゃべっていたことが知らされていた。きたろうは「笑って人類!」を半分まで読んだようだ。奇しくも、ここでも笑いについて語られていた。大竹「俺も近ごろ考えてるのは、あれだよね、どれだけくだらない方向に、想像の翼が広がるかっていう話だよね。」 きたろう「意味のないことが面白いということだよね。」 大竹「それと、聴いてるひととかの、接点がほんとに難しいなあって。」 きたろう「それはもう、めっちゃ難しい。半分のひとはつまんない、そういうことに対して。半分のひとは面白いと思う。そんなに、10面白いってことはありえないからね、すべてのことにね。だから、その半分の面白がるひとたちをもっと面白がらせたいなあって気はあるよね。10は無理なんだよ、絶対に。」

 タイムフリーで、昨日の「田村淳のNewsCLUB」も聴く。ニュース解説は速水健朗。速水健朗が畑正憲の話をしていたのが面白かった。田村淳も強く興味を示していた。そのあとはオンタイムのラジオに切り替え、「安住紳一郎の日曜天国」を途中からつける。ゲスト、通訳者の橋本美穂というひとが出演していた。

 正午前から外出。まず、近所の小学校に寄り、統一地方選挙の投票をしていく。市議会選、県議会選はろくに下調べできず、外のポスターを眺め、政党で選ぶということにする。知事選のほうは、黒岩のほかは狂人と馬鹿と普通のおばさん。黒岩の圧勝に決まっているだろうが、その黒岩にも情けない記事が出ている。誰を選んでも不愉快だ。


 平沼橋まで出るのに、二俣川で各停に乗り換えようとすると、向かいのホームに停まっていたのは東横線直通だった。二俣川で乗り換えずに、西谷で乗り換えればよかったのに、うっかり降りてしまったから、西谷でまた乗り換えなおすことになった。ほんと、東横線やJRとつながったせいで、ややこしくなり、めんどうになった。新幹線を利用しない人間は新横浜に用はない。不便になっただけだ。

◇ 狂言

 今月も横浜能楽堂に行くため、平沼橋から紅葉坂まで歩き、その前にまず、県立図書館に寄っていく。「文學界」3月号の矢野利裕さんのエッセイを読みたかった。ブックオフについて書いていると知ったからだが、矢野さんはブックオフでバイトした経験があり、分類コードによって「文学」が規定される違和感について書いている。しかし、新刊書店でも同じような苛立ちはあったんだよな。のんびりとソファーに座って読んでいたが、はっと気がついた。そういえば、チケットを引き換え忘れてるじゃないか。早めに到着していたからよかったようなもんだが、せっかくのんびりできると思ったら、なにかしら抜けている。トイレに行きたかったのもあって、ついつい急いで図書館まできてしまった。グーグルマップで検索し、いちばん近そうなセブンイレブンを探すと、いつも利用している店舗よりも、高島町のほうに続く坂道を降りていったところにある店舗のほうがよさそうだ。10分もかからずに着き、チケットを引き換える。そこからは掃部山公園を抜けていくと、能楽堂までの近道だった。「掃部山」は「かもんやま」と読むことを今さら知った。




 ばたばたしてしまったが、開演20分前には到着し、たいしてあせる必要はなかった。たまたま、図書館に寄るつもりで早めに着いていたのがよかった。今月も横浜能楽堂、普及公演の「横浜狂言堂」。手指の消毒と検温はまだ用意されていて、任意かもしれないが、みんな並んでやっていた。今年に入ってから毎月通うようになり、過去3回はすべて中正面の席で観たのだが、今回は、脇正面の通路よりも後ろ、凹んだ小部屋のようなところにある席になった。先月は当日券でも入れそうだと思ったくらいだったが、今月は人気があったようで、席が早く埋まっていた。当日券もなかったようで、断られているひとがいた。この人気の差がわからなかったのだが、いや、それもそのはず、プログラムを見てからわかったが、今日は人間国宝の山本東次郎が出るのだ。今年は毎月通おうと決めたので、なんにも調べずに予約したのだが、そんなことも知らずにチケットを買っている客は超少数派ではないだろうか。14時開演。過去3回は狂言が始まる前に前説的な話をする時間があったが、今回は構成が違っていて、いきなり狂言が始まる。前半は「素袍落」という演目。これが 45分ほどあり、休憩が 20分。後半は「猿座頭」という演目が 40分ほど。これがとても面白かった。4ヶ月目にして、初めて惹き込まれるように狂言を観た。冒頭、舞台に花が置かれるところから、そして、子どもの狂言師が演じる小猿のかわいらしさ。盲人が登場する話であることから、倫理的な問題も考えざるをえなかった。山本東次郎が出演したのはこの後半の「猿座頭」のみ。狂言を観る経験値はまだまだ浅いのだが、それでも、その芸の違いははっきりとわかるほどのもので、客席の空気もそれに呼応していたと感じる。「猿座頭」という演目は山本東次郎家では 60年ぶりに上演される、とても珍しい演目だったようだ。今回は話をする時間が最後にあり、過去の3回は若手が担当していたが、今回は山本東次郎がこれを務めた。演じ終えた山本東次郎は、すごいスピードの小走りで舞台に再登場した。客席との質疑応答もあり、最後に山本東次郎は舞を披露した。

◇ 野毛

 終演後、野毛山のほうに進み、中央図書館にも寄っていく。今回は県立図書館に先に寄ってしまったから、閉館まで時間に余裕があった。5階から順にじっくりとまわり、4冊借りていく。野毛坂をくだり、天保堂苅部書店にもひさしぶりに寄った。棚の新陳代謝がぜんぜんなさそうに見えるのだが、よく見ると、最近の本も少しはあるので、一応、入れ替わりはあるようだ。17時過ぎにようやく昼食。にぎわい座の裏、九彩苑という店の前を通ったら声をかけられてしまったので入ってみた。豚肉と野菜炒めを食べる。800円。そのあとは横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を2冊買う。東口のドトールに入り、ひと休み。帰る前に、ちょっと落ち着きたかった。帰宅前に、ツイッターから黒岩の当選を確認した。




◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、まずはスポーツの話題から始まった。那須川天心がサンジャポジャーナリストの顔を知っていたが、「ワイドナショー」にも出演したことがあるのに、那須川天心は「サンジャポ」を観てるんだろうか。そのあとには、畑正憲と坂本龍一の訃報をまとめて扱っていて、同時期に亡くなったからといって、このふたりを並べてしまうのも乱暴だ。爆笑問題は坂本龍一には番組で一度だけ会っているようだ。しかし、坂本龍一が亡くなったときに、たけしが「Nキャス」から消え、松本が「ワイドナショー」から消えているというのは惜しい。

 今朝の「ワイドナショー」も観ると、国山ハセンが初登場のほか、田村淳、ヒロミ、大橋未歩というメンバー。トランプの話題から始まり、続いて、畑正憲の訃報を扱う。フジテレビだからさすがに映像が豊富だ。そして、坂本龍一の訃報も扱うが、こちらでは「HEY!HEY!HEY!」の GEISHA GIRLS の映像が出た。東野の説明で思い出したが、そうだ、坂本龍一が「ガキの使い」の観覧にきていたのがきっかけだったんだっけ。そのあとは、ヒロミが「ライディーン」がディスコでかかってたという話を始め、ディスコの思い出話になってしまったのが余計だった。

 今日の「笑点」は、演芸コーナーに花房銀蝶という紙切り師が登場した。聞いたことのない名前だと思ったら、顔を見てわかった、このひと、芸人theブラストじゃないか。不思議に思い、検索してみると、芸人theブラストのときの名前は「つねむね」といい、つねむねのホームページがあるのだが、紙切り師として活動していることは書かれてあるのに、「花房銀蝶」という芸名は書かれていない。柳家松太郎に弟子入りしているということは書いてあり、そういえば、そんな噂をなにかで耳にしたことがあったような気がするが、しかし、柳家松太郎も「笑点」には出たことがないんじゃないだろうか。柳家松太郎というひとの経歴もよく知らなかったのだが、漫才協会のホームページを改めて確認してみると、柳家一兆に弟子入りし、花房蝶二から指導されたと書いてある。「花房」という名はここからきているのかとわかったが、この名前はどちらも知らなかった。松太郎もなぜ柳家なのかがわからなかったのだが、ちゃんとルーツがあるんだ。松太郎も、初舞台は「花房小蝶二」という名だと書いてある。となると、花房蝶二というひとが気になるが、花房蝶二を検索してみると、「ほぼ日」のインタビューで林家正楽がその名を出していて、正楽が小学生のときに初めて観た紙切り師が花房蝶二だったそうだ。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、ニュースのコーナーでは、坂本龍一の訃報を長めに扱っていた。14時台はなぎら健壱がゲスト。5年ぶりの出演だという。「半熟たまごっち!」という第一声、今朝の「サンジャポ」をきちんと予習してきていた。爆笑問題と共演していた「家族対抗ふるさとチャンピオン」の思い出話からめっちゃくちゃに面白かった。

2023年4月8日土曜日

4月8日土曜日/東洋館に入れなかった

◇ テレビ

 午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「A-Studio+」は黒木華がゲスト。黒木華を初めて知ったのは山田洋次監督の「小さいおうち」だったと思うが、それよりもずっと前に、舞台でデビューしているんだな。ウィキペディアにあたると、野田秀樹、勘三郎との三人芝居なのだ。すさまじい。林海象が京都造形芸術大学の恩師だというのも知らなかったが、在学中に林海象の映画に出演もしていて、そのときの佐野史郎と一緒の写真も出た。事務所を紹介したのも林海象だという。そのほか、番組では、阪本順治、小日向文世、バナナマン日村にも取材をしていた。

 木曜の「ダウンタウンDX」は2時間特番。10年ぶりの大阪収録だというので録画しておいたが、期待したほどでもなかったか。まず、前半のブロックだけ観るが、前半は上沼恵美子がこの番組に初登場というのが目玉。そのほか、フワちゃん、ウエストランド、錦鯉、関ジャニ丸山隆平、高嶋政宏、ゆうちゃみ・ゆいちゃみ姉妹、えなこ、大久保嘉人というメンバー。「金銭感覚一斉調査」というテーマだったのだが、錦鯉のまさのりさんが、番組が用意した「藤子不二雄ランド」301巻セットを45万円で購入する場面があり、これにはちょっといやな気にさせられた。いや、まさのりさんは「藤子不二雄ランド」に思い入れがあるのかもしれないが、思い入れとは無関係に番組があっさりと用意してしまうのが乱暴すぎるんだよな。


◇ 浅草

 曇り空。午後から都内に。浅草に出て、まず、昼食。地下鉄の出口のすぐ目の前、いわもとQに入り、小鶏天丼セットを食べた。660円。それから、浅草東洋館に向かう。今日は漫才協会の公演に友近(水谷千重子)が出演するというので、これは観ておきたいと思ったのだが、ところがなんと、着いてみると、満員札止め(!!!)。東洋館で満員札止めなんて、考えもしなかった。東洋館に到着したのは14時過ぎ。予定では、出番は16時半からだから、これでもかなり早めに着いたつもりでいたのだが、ああ、読みが甘かったか。満員札止めと言われても、さすがにすんなりと帰る気にもなれず、窓口のおじさんに、帰るお客さんがいたら入れるんですかと訊いてみたら、入れないという。絶対に入れないのか、念のため、確認してしまったが、入れないというなら引き下がるしかないのか。今日はわざわざ、このためだけに浅草まで出てきたというのに、悔しいなんてもんじゃない。いわもとQに寄らなければ、もしかすると、入れた可能性はあっただろうか。しかし、ツイッターで検索してみても、東洋館も漫才協会も札止めの情報を出しておらず、なんにせよ、東洋館に着いてみないとわからなかった。東洋館なんて、かつては舞台上にも客を入れていたくせに、入場を断るとはずいぶん偉くなったもんじゃないか。






 途方に暮れてしまい、浅草をぶらぶらしようにも、観光客でごった返しているところをうろつくような気力はない。田原町のほうに歩き、Readin' Writin' にひさしぶりに寄った。それから、稲荷町のブックオフに寄るが、たいしていいものはなく、220円の単行本を1冊だけ買っていく。稲荷町のベローチェに入り、ひと休み。まだ釈然とせず、東洋館のタイムテーブルをここで改めて確認してみると、14時過ぎには着いていたのだから、第一部がまだ終わる前だったはずだ。入れないというけど、途中で帰る客がゼロとは考えにくいんだよ。窓口のおじさんもやけににやにやしたひとだったが、本当に入れないのかしつこく食い下がればよかった。

 ベローチェの外に出ると雨が降っていた。上野まで歩こうかと思っていたけど、傘がないからやめる。天気を確認してから店を出るんだった。稲荷町駅に飛び込み、銀座線に乗ったら、すっかり暗い気分になった。渋谷には寄らず、東横線に乗り、横浜まで戻ってくる。横浜に着いたら小雨になっていて、ビブレのブックオフに寄った。無駄に浅草まで往復した一日をとりかえせないかと思い、棚をじっくりと眺めていたら、ここでなんと、見事に掘り出しものを見つけたから暗い気分が吹き飛んだ。わからないもんだ。今日の運はプラマイゼロに着地する。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は、予告どおり、「子ども記者会見」のコーナーに爆笑問題が登場した。爆笑問題は来週にもまたぐが、今日のところは、どうも深みのある話にならなかった。ケミカルドラマ「愛の爆発」は、先日の特番で説明されていたとおり、草彅剛に替わり、稲垣吾郎が主演になった。ほか、満島真之介、本仮屋ユイカ、佐津川愛美、厚切りジェイソンが出演。

 今日は「報道特集」も、普段は観ていない番組だが、坂本龍一の特集があるというので録画しておいた。坂本龍一の特集は30分ほど、この番組が今まで取材してきた坂本龍一の映像をまとめたような特集だった。元ちとせに取材をしたり、金平茂樹がリモート出演したりなど。後半には「お笑い米軍基地」の特集があり、期せずして、これも興味をもって観た。主宰の小波津正光というひとは、「ぽってかすー」というコンビだったひとだ。U字工事、米粒写経らと「漫才バカ一代」というライブに出演していたコンビ。いや、解散しているのかもわからないのだが、相方の比嘉モエルも少し登場した。しかし、それにしても、こういう報道番組で扱われると、面白さがまったく伝わらないのは困ったものだ。まじめなことを語らせすぎていて、もうちょっと柔らかく紹介できないもんかな。知名度が増すのはいいのかもしれないが、こんな紹介では、面白いことのわからない客が集まるという悪循環が起こりかねないだろう。

2023年4月7日金曜日

4月7日金曜日/ずぶ濡れ・くたびれる

◇ 麹町・永田町・渋谷

 朝から都内に。雨の予報なので、傘をもって出る。家を出るなり、風が強くてたまらない。昼食は麹町、銀菜という店に入り、ランチメニューのニラレバ定食を食べた。748円。この店は何度か入っている。永田町駅のほうに歩いていくと、都道府県会館の地下、改造社書店というのが気になり、ちょっと覗いてみたくなった。こじんまりとした店内、右側の棚にはやっぱり政治関連が多く、上向きに立てて並べてある新書の背表紙の上に重ね、数冊ずつ平積み、あるいは、面陳してあるような工夫がいい。左側の棚には旅行ガイドが多かった。都道府県会館だからか。文芸書や趣味の本はほとんど置いてないようだった。なにも買わないのにじっくりと棚を眺めていたら、「なにかお探しですか?」と店のおじさんに声をかけられ、ちょっと気まずかった。ここは老夫婦でやっているお店のようだ。


 外に出ると、風が強くなり、うなるような音をたてる。麹町のベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。三浦瑠麗と談春師匠が「FRIDAY」に撮られたことをここで初めて知った。明治座の「立川流三人の会」のロビーで三浦瑠麗を見かけ、落語が好きなことも知らなかったから、なんでこんなところにいるんだろうと思ったくらいなのだが、あのあとに談春師匠と会っていたとは驚いたな。さっそく、楽天マガジンでその記事を確認する。「FRIDAY」には坂本龍一の追悼記事もあり、ついでに、今日配信されていた「週刊ポスト」も読むと、たけしの連載でもやっぱり坂本龍一を追悼していた。「戦場のメリークリスマス」撮影時の思い出を語っている。「これで、生き残ったのはオイラだけになっちゃったよ。」

 ベローチェを出ると、雨が降った形跡があり、あれっと思ったが、ここで初めて、傘をあるところに置き忘れてきたことに気がついた。馬鹿だな。つまらない損害ばかりする。麹町から渋谷経由で帰ることにし、渋谷に寄ることもしばらくなかったから寄りたかったのだが、地下からセンター街に出ると雨が降っている。雨に濡れながら、まんだらけにわざわざ寄ったが、なにも買うものがなく、いよいよ面白くない。ビニール傘を買いなおしてしまおうかと、ツルハドラッグに飛び込むが、800円もするので阿呆らしくて買えなかった。雨に濡れながらセンター街を抜け、渋谷駅に戻ってきた。

◇ テレビ・ラジオ

 雨は止まず、ずぶ濡れになりながら夜に帰宅する。録画していたテレビをいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・樋口恵子)を観て、それから、火曜の「さんま御殿」を観る。この日は3時間スペシャル、2ブロック目には爆笑問題が登場した。ウエストランドも共演、野間口徹が初登場のほか、芳根京子、松本若菜、後藤真希、みちょぱ、岩井勇気、陣内智則、エルフ、もう中学生といういいメンバーだった。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」もようやく聴くと、オープニングではまず、「SAYONARAシティボーイズ」について語っていた。太田が文化放送の西川あやのの番組に出演したときに会ったシティボーイズの話。そのあとには「ビバリー昼ズ」に出演した大崎洋を話題にする。大崎の本について、「俺は一気に9回読んだけどね。」と太田。大崎と坪田信貴が「ナイツのちゃきちゃき大放送」に出演した際、太田の小説に嫌味を言っていたようで、そういえば、これも聴きそこねていた。Spotify のポッドキャストで、先週の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を確認すると、大崎洋と坪田信貴が出演したそのトークもポッドキャストになっていて、聴くことができた。この日は、11時台のゲストには戸田恵子が登場し、これも聴く。

 今日の「トーキョー・エフエムロヒー」もタイムフリーで聴いたのだが、ヒコロヒーが「NHK短歌」に出ることは知っていたが、初回はもう放送されてしまっていたのか。観たかったのに録画しそこねてしまった。再放送も今日の昼に終わってしまったようで、ならば、NHKプラスで観てみようかと、ログインしようとしたら、それができなくて困った。一度、登録はしているはずなのに、パスワードを確認するための入力をしても、メールが送られてこない。しかたがないから、登録をしなおすが、これはすんなりとメールが届く。登録しなおしてわかったが、これは仮登録で、本登録せずに放っておくと、解除されてしまうようだ。以前はなんの番組を観るためにどうやって使ったのかも覚えていないのだが、ファイヤーフォックスでは観ることができないようで、そんな馬鹿なと思ったが、しかたがないから、スマホにアプリを入れてスマホで観ようと思うが、ここまでの作業でくたびれて、もう観る気力が失せてしまった。

 寝っ転がって、スマホからインスタを見てみたら、新しい学校のリーダーズが「THE FIRST TAKE」に登場したというので、これは YouTube でさっそく確認した。23時頃には眠る。

2023年4月6日木曜日

4月6日木曜日/新番組をあれこれと

◇ 生活

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、ラジオを聴いたりなどしていたら午後になった。ツイッターから、畑正憲の訃報を知る。

 午後、ダイソーまで買いものに。ジャンパーを着て出たら、ジャンパーではもう暑いくらいだ。天気はいいが、風が強い。かつやにも寄り、タレカツとうま煮の合い盛り丼を食べた。759円。1時間ぐらいで帰ってくる。


◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をあれこれと。テレビ朝日の「バラバラ大作戦」の新番組がいくつか始まり、とりあえず、気になる番組はひととおり観てみようと録画しておいた。まず、火曜深夜放送、「140×875」というハナコの新番組から。ツイッターの文字数制限である140字でできることを表現していく番組ということだが、初回は、大御所ゲストの要望をもとに140字以内でコントを作るという企画。この大御所とは誰かと思えば、大和田伸也が登場し、これはまったく予想できない人選だった。大和田伸也がマジシャンを演じ、秋山と菊田がその助手、そして、ステージにあげられる客を岡部が演じるというコントだったが、なるほど、140字に収めないといけないので、必然的にセリフが少なくなるというわけだ。初回は面白かったが、最後に次回の予告が少し流れ、コットンきょん、和田まんじゅう、ジェラードンといった顔ぶれが登場し、一気に凡庸なお笑い番組の空気になってしまっているようだ。

 続いて、これも火曜深夜の新番組、「ジェシカ美術部」は、真空ジェシカがアートを学ぶという番組。初回はチョーヒカルというボディペイントアートのアーティストが登場した。企画構成には夢屋まさるの名があった。月曜深夜の「週刊ダウ通信」は、ダウ90000 のメンバーがそれぞれロケ企画に挑戦し、そのVTRをメンバー全員がスタジオで観るという形式の番組。

 観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」を3週分、3月21日、3月28日放送は2週にわたり、「R-1さん、もういいでしょう?」と題し、芸歴10年以上、出場資格を失った4人が、情熱と思いを伝え、来年こそは出場させてもらおうとする企画。登場したのは、街裏ぴんく、ギフト☆矢野、三福エンターテイメント、浜村凡平太という4人。審査員はマツモトクラブが務める。前編はまず、「ここが変だよR-1」として、「R-1」について討論をする。翌週、後編にはそれぞれがネタを披露した。考えてみれば、現実的に、芸歴10年以上のピン芸人のネタをテレビで観る機会はなかなかないわけで、この番組にしては意義のある企画だと思った。ランジャタイ国崎のピンネタ、「ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん」も観ることができた。4月4日放送は「もう中学生のおグッズ!」が復活し、「ランジャタイのがんばれ地上波!」のタイトルがぜんぜん出ないという放送だった。シソンヌ長谷川も出演し、9年前のシソンヌのネタをランジャタイが真似る。

 3月21日に放送された「劇団90001」というNHKの特番もようやく観る。劇団ひとりとダウ90000 が出演し、身近な出来事やニュースをコントにする番組。これはいいコンセプト。劇団ひとりとダウ90000の共演は今までなかったのか。トークの部分で、蓮見翔は「コントのスカパラみたいになりたくて」と語っていたが、メインボーカルを毎回替えるように、次回があるとすれば、今度は劇団ひとりではなく、別の芸人(俳優?)を迎えた番組になるのだろうか。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週木曜の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツは春休みで、清水ミチコと鈴木拓のコンビ。同日、先週木曜の「ラジオショー」は、藤森慎吾と箕輪はるかのコンビ。14時台のゲストには、中田敦彦がシンガポールからリモート出演した。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴いた。パートナーはヒコロヒー。古い音楽も好きなヒコロヒーが、坂本龍一をよく知らなかったというのは少々意外だ。CMの印象が強いというのは、ウィキペディアにあたってみると、1999年のリゲインのCMのことだろう。1989年生まれのヒコロヒーからすると、GEISHA GIRLS にしたって幼少期になるわけだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の巻頭グラビアには坂本龍一の追悼記事があり、能町みね子の連載コラムでは「タモリ俱楽部」の終了について書いているのだけど、ここで邪推していることと、あとのページにある記事の内容とがちぐはぐだ。「週刊新潮」にも「タモリ俱楽部」終了の記事があり、こちらでは安齋肇に取材している。そういえば、「文春」には黒岩の記事が載っているはずだが、電子版ではカットか。夜にブログの更新をもうひとつ。深夜2時頃に眠る。

2023年4月5日水曜日

4月5日水曜日/「劇場版 センキョナンデス」など


◇ 黄金町

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。午後から外出。風が強く、歩きながら鼻をかもうとしたら、ティッシュが吹き飛ばされてしまった。黄金町に出て、めしきんぐに入り、生姜焼き定食を食べた。780円。そのあとは、イセザキモールのバイアップにひさしぶりに寄った。外の均一棚とワゴンが、以前は入り口の左側だけだったのが、右側にもできている。なかなかいいものあり、110円の文庫本を3冊、新書を1冊、そして、店内の棚もざっと見てみたら、ちょうど探していた本が、なんと、300円で売っていたので跳びあがりそうになった。今、アマゾンではこの本に二万円をつけている馬鹿がいて、さすがにその値段では売れるわけがないとは思うが、この本は珍しい本ではないから探せば見つかるんじゃないかとは思っていた。思いがけず、この店でじっくりと時間を使い、ちょうどいい時間になる。



◇ 映画

 シネマジャック&ベティにて、「劇場版 センキョナンデス」を観る。16時5分の回。水曜サービスデーではあるが、平日の昼なのになかなか混んでいて、前から2列目の右端というやや観にくい席をとる。この映画、プチ鹿島さんとダースレイダーの YouTube の番組から生まれた企画だが、その番組はほぼ観たことがなく、(水道橋博士についてしゃべっていた回を気になって観たのみ。)YouTube の番組を観ていたら、すでに知っている映像も多かったのかもしれないが、この映画はあくまでも独立した映画として楽しんだ。しかし、まあ、これが面白いのなんの。映画の前半は大島新監督の「香川1区」とも重なる部分だが、四国新聞の記事について追いつめていくところが見どころ。じつは、四国新聞にずっと監視されていたというオチにはぞっとさせられる。後半は昨年夏の衆院選を追いかける。菅直人の「闘うリベラル」発言に注目し、大阪での維新との戦いを追いかけるのだが、そのさなかに、安倍晋三銃撃事件が発生する。それに対する戸惑いも、隠さずに映像に収めていく。上映後には舞台挨拶があり、ダースレイダーと、予定ではプチ鹿島さんが登壇するはずだったが、事情がわからないのだが、プチ鹿島さんが出られなくなり、プロデューサーの大島新に変更になった。共同プロデューサーの前田亜紀さんのすがたもこの場にはあった。大島新によると、この映画には今までのドキュメンタリー映画にはなかった点がふたつあり、ひとつは映画にするつもりがなく撮っていたという点と、もうひとつは、監督が派手で画面によく映るという点であると。安倍晋三が撃たれた日を記録した映画も、今のところはこれだけしかないのだ。舞台挨拶が終わり、ロビーに出たところで、真心ブラザーズの桜井秀俊をお見かけする。たしか、横浜に住んでるんだよね。にぎわい座でも何度かお見かけしている。




 イセザキモールに出て、関内方面に歩いていく。ブックオフに寄るが、まるでいい本がみつからず、しかし、今日はバイアップでいい本が買えたので、ここは早々にあきらめた。110円の文庫本を1冊だけ買っていく。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、趣味のインスタ投稿。それから、しばらく読書をしていく。

◇ 読書・ラジオ

 一昨日に中野のブックオフで買った「ミュージック・マガジン」をぱらぱらと読んでいた。2017年6月号、特集は「日本のヒップホップ・アルバム・ベスト100」。発売時にもざっと立ち読みしたような気がするが、ランキングのあとに載っている Creepy Nut と DOTAMA の対談が、ランキングに対する不満を語りまくっていてとても面白かった。そのほか、ゆるふわギャング、ZEEBRA のインタビュー、荏開津広と二木信の対談も読む。

 図書館で借りていた、川本三郎・鈴木邦男「本と映画と「70年」を語ろう」も読み終えた。2008年刊、朝日新書。本と映画について語っている本だと思って読んでみたのだが、タイトルにある「70年」というのは「1970年」のことなのか、(どこかに説明してあったのかわからないが、見つけられなかった。)対談はおおむね、「政治の季節」だったその時代のことが語られている。川本三郎の経歴をよく知らなかったのだが、鈴木邦男とは同世代、団塊の世代の少し上の世代であり、思想的立場は逆のふたりだが、ともに新聞社出身、逮捕歴があるという共通点がある。話題の中心になっている部分ではないのだけど、主語に関して話していた箇所が面白かった。以下、引用。P158 鈴木「森達也さんが、「主語が複数になると、述語は暴走する」と言っていたのですが、よくそんなこと考えたなと思いました。「私はこう思う、俺はこう思う」というのが、複数になると「我々は~しなくちゃいけない」と暴走する。森さんが対談の中で、ぽろっとしゃべったんだけど。本当はずっと考えてたんでしょうね。そういうかっこいいフレーズを(笑)。」 川本「私はものを書くようになってから、「僕」という主語を使わないと決めたんです。「私」にしたんです。二〇代のときは「僕」で書いてますけど、「僕」を主語にすると、文章が甘えちゃうんですね。「僕~しちゃった」っていうふうに、饒舌な文章になる。でも「私」にすると、文章が不自由になる。あえて、不自由なほうを選んだ。私の文章に「僕」というのはほとんどない。さらに五〇歳過ぎてから気が付いたのは、日本語っていうのは面白い言葉で、主語がなくても成立するんですね。だから「私」もとっちゃった。」 この箇所になぜ反応したくなったのかというと、このブログを始めたときにも、まさに、「僕」は使わないようにしようと考えていたからだ。「私」もしっくりこないから、「自分」と書いてみたりしているのだけど、主語を使わなくて済むところは使わないようにしていた。そうか、知らないうちに文章を不自由にするほうを選んでいたんだな。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・原沙知絵)と、それから、「水曜日のダウンタウン」もすぐに観る。タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「伊集院光 ザ・ラジオショー」の続きも聴いた。14時台は三宅裕司がゲスト。ニッポン放送の番組で、伊集院と三宅裕司の対談となればこれは聴き逃すわけにはいかなかった。深夜3時頃に眠る。

2023年4月4日火曜日

4月4日火曜日/疲れ気味・回鍋肉



◇ 新橋・秋葉原

 だいぶ疲れ気味だが、朝から都内に。動くとやや暑くなり、元気が出ない。午前中に昼食を済ませてしまう。ニュー新橋ビルの地下、美食小屋に入り、回鍋肉を食べた。600円。この店は三度目。午前中はまだ空いていた。午後は岩本町のほうに移動し、ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をする。帰りは秋葉原のほうにまわり、ブックオフに寄っていく。しかし、ここは本の価格設定が高めで、買えるものがさっぱり見つからず、110円の文庫本を2冊だけ。その代わりに、CDのフロアを初めて物色してみたら、これがなかなかいいものあり、370円のCDを2枚、550円のCDをこれも2枚買った。


◇ 読書・テレビ・雑誌・音楽

 ベローチェで、遠野遥「改良」を読み終えた。朝に読み始めて、一日で読んだ。2022年刊、河出文庫。親本は2019年刊。この作品で文藝賞を受賞した、遠野遥のデビュー作にあたる。遠野遥はやっぱり可笑しいんだよな。以下、平野啓一郎の解説より。「この文体は、確かに新鮮だが、しかしどこかで心当たりもあり、人によっては、カミュの『異邦人』を思い出すかも知れず、また私は、横光利一の『機械』を連想した。」「私は嘗て、「『機械』には、ただ心理だけがあり、感情がない。」と書いたことがあるが、『改良』に読者が感じる違和感も、これと似ている。主人公の〝納得〟する理屈は、その一文だけ取り出してみれば、瑕疵なく意味をなしているが、しかし、普通なら、状況に対してそれを適用しようとした時、何かもっと感情的な抵抗があるはずなのではないか、と感じられる。この小説に、どことなく人間の思考を学習したAIが書いたかのような雰囲気があるのは、そのためである。」

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。「徹子の部屋」を観そびれていて、3日分溜まってしまっていた。先週金曜は八代亜紀、月曜は和田アキ子、そして、今日火曜は桂宮治がゲスト。一之輔さんが新レギュラーになる前の収録だったのかもしれない。そのほか、先週土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」では、XXCLUB がM・ナイト・シャマラン監督にインタビューしていた。

 楽天マガジンで「週刊朝日」を読むと、嵐山光三郎の連載エッセイは「タモリ倶楽部」終了に合わせ、2ページまるまる、タモリについて書かれていた。これは次号に続くようだ。巻末ページでは「山藤章二のブラックアングル」傑作選が始まる。

 Spotify で、今日も坂本龍一の楽曲を聴きあさっていたのだが、「B2-UNIT」というアルバムを初めてまともに聴いてみたら、これ、かなり好きだと思った。なぜもっと早く聴かなかったんだろう。坂本龍一のポッドキャストもあるのだが、これは J-WAVE の番組だったんだろうかな。



2023年4月3日月曜日

4月3日月曜日/名作落語本を読む

◇ 生活

 深夜にコインランドリーに行きそびれ、早朝に行ってくるが、今日は先客が1名、あとからもう1名やってくる。このコインランドリーに3名もいるのは今まで経験した最大人数だ。ほかの2名は、洗濯と乾燥がいっぺんにできる機械を利用していたからよかったが、自分がいつも使っている 400円の洗濯機は1台しかないから、誰かが使っていたら、タイミングが悪ければ、30分は待たされるはめになる。だから、誰もいないであろう深夜を狙っていくのだが、こうなると、早朝は避けたほうがいいかな。

 少し眠りなおしてから、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は坂本龍一の話から始まった。「戦場のメリークリスマス」撮影時に、「ビートたけしのオールナイトニッポン」で、ラロトンガ島からのニセ生中継をした話。

◇ 東京・中野

 午後から都内に。まず、東京駅に出て、丸の内口の地下のいろり庵きらくに入り、かき揚げ天玉そばを食べた。570円。八重洲のほうに用があり、そのあとは、大手町から東西線に乗り、中野に移動する。サンモールからブロードウェイに進み、タコシェにひさしぶりに寄った。外に抜け、早稲田通りに出る。古本案内処に寄りたかったが、今日は休みだった。残念。ブックオフにだけ寄っていく。ツイッターからちらっと情報を目にしていたが、この店舗、今月いっぱいで閉店してしまうのか。20パーセントオフセールをやっていて、ついつい買う量も多くなる。110円の雑誌を2冊、コミックを4冊、220円の単行本を1冊、550円の雑誌も1冊買った。それから、このあとのためにあれば買っておきたいと思っていた、柳家小三治「落語家論」も見つけることができ、390円だが、これも買っていく。



 荷物が一気に重くなった。中野駅のほうに戻り、ベローチェに入り、ひと休み。スマホを充電しながらツイッターをしばらく見ていたら、バッテリーが減っていることに気がついた。このコンセント、電気が通ってないのか。まわりを見ると、このカウンターの客は誰もコンセントを使っていない。すぐ横にいた客は、壁にあるコンセントにパソコンをつないでいた。なんだいこりゃ、使えないなら使えないって、どこかに書いとけよ。スマホを充電したいからベローチェを利用しているのに、これじゃあ阿呆らしいから、充電できる席に移動した。コンセントがついている席はほかにもあったのだが、しかし、これも挿しこんでみないと充電できるかはわからなかった。


 ベローチェを出て、中野駅の南口から線路沿いに進み、ギャラリー街道にて開催される「名作落語本を読み、語る会」に。志ら玉さん、寸志さん、稲田和浩さんの3人が名作落語本について語る会。今回で5回目だが、今のところ、皆勤賞だ。19時20分開演、15分前に到着する。狭い会場、毎回、空いている席に座るという感じだが、今回はいちばん前になった。今回の課題本は小三治の「落語家論」。ついさっき、ブックオフで買ったのはこのためだったのだが、読んだのはずいぶん前で、とても面白かった記憶はあるが、細かくは覚えておらず、いつ売ってしまったのか、手元にはなかったから読みなおすこともできなかった。この本は2007年に文庫化、親本は2001年刊と、2000年代に書籍化されたのだが、初出は古く、小三治四十代のときの筆である。この3人で、さて、どういう話になるだろうかと思ったが、ちょっと意外なくらいに肯定的な話にはならない。正直に言って、この5回のなかではいちばん自分の読みかたとはズレを感じることになったが、しかし、今日までに読みなおすことができていれば、その感じかたはまた変わっただろうか。考えが行ったりきたりするという寸志さんの指摘があったが、それは、考えの軌跡に忠実に書きたい、あるいは語りたいということではないのか。小三治のマクラについても、マクラと呼んではいるものの、随談と理解するべきものではないのか。談志批判と捉えている箇所にも疑問を感じたが、もちろん、志ら玉さん、寸志さんは、兄弟弟子の距離感というものをわかっているだろうから、そういうものかなあと思いながら聴いたのだが。この本の内容から離れた、その後の小三治の立場の変化について、志ん朝、談志がいなくなったことにより、小三治が特別な存在になったという点には大いにうなずいた。21時前に終演。

◇ テレビ・雑誌・音楽

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「キョコロヒー」は放送開始2周年、2周年記念スペシャルゲストにシソンヌ長谷川が登場した。ヒコロヒーは長谷川の奥さんとも仲がよく、長谷川の家に遊びに行く間柄なんだ。テレビを見ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」に「タモリ俱楽部」最終回特集があり、玉袋筋太郎、ホリプロの南田マネージャー、安齋肇のインタビューが載っていた。じつに絶妙な人選。

 Spotify で、坂本龍一の曲を聴きたく、ウィキペディアを見ながら、関連曲を聴きあさりもしていたのだが、坂本龍一が郷ひろみのアルバムをプロデュースしていたとは今まで知らなかった。1983年にリリースされた「比呂魅卿の犯罪」というアルバムだが、坂本龍一のほか、忌野清志郎、中島みゆき、矢野顕子、糸井重里らが詞曲を提供し、演奏にはYMOが参加している。

 そういえばと思い、たけしの公式サイトからは坂本龍一へのコメントも読んだ。深夜1時頃に眠る。


2023年4月2日日曜日

4月2日日曜日/あっという間に夕方

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。どうも疲れが残っている。ラジオを聴いたりしながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが書きあげられず、ラジオを聴きながら少し眠りなおした。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」と、それから、「ワイドナショー」を。今週は今田耕司が出演。松本が抜けた穴は、今田と田村淳の2本柱になるようだ。今週はそのほか、オズワルド伊藤、石原良純、神田愛花というメンバー。BeReal というSNSが紹介され、若者に人気のアプリを60歳のおじさんに体験してもらう企画などは、まるで「噂の!東京マガジン」の逆パターンのようだ。「TVタックル」は、阿川佐和子がコロナで欠席し、珍しく、たけしが司会を務めていた。今朝の「サンデージャポン」に出演していた若新雄純が、こちらにも出演している。「サンジャポ」で知ったひとを「TVタックル」でも観るというケースがけっこうある。

 昨夜の「Nキャス」は、4月1日、エイプリルフールの放送だった。三谷幸喜がオープニングからウソの情報をしゃべり、エンディングでは、ウソのニュース原稿を読んだ。これはエイプリルフールの遊びとしてはなかなか質がよかった。エイプリルフールという日は、起源がよくわからないのだが、ジョークの日と理解してはだめなのだろうか。ウソをついてもいい日とすると、ウソをつけばなんでもいいと思っている馬鹿が現れ、さらには、それを見て、エイプリルフールそのものを否定するようなやつも現れる。ずいぶん野暮だ。野暮と野暮のこのような醜い争いは、至るところで発生しているではないか。

 テレビを観ていたら、あっという間に夕方になった。外出するつもりでいたのに、うまくいかない。今週はやけに忙しく、今日までまるでゆとりがなかった。夜になってから、スーパーに買いものに行ってくる。そのついでに、吉野家で食べてくる。牛丼並、448円。吉野家なんて遅くまで開いてるもんだと思っていたが、この店は21時に閉店、あと15分というところでぎりぎりだった。



 帰宅して、ブログの更新の続き。なんとかもうひとつ書きあげた。ツイッターを覗くと、坂本龍一の訃報に声が出る。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「笑点」は、ひさしぶりに後楽園ホールでの収録。演芸はなすなかにし。今日の「週刊さんまとマツコ」は、バカリズムをゲストに迎え、バカリズム厳選「東京ロケ弁コレクション」という企画。MCは川島明が務める。バカリズムはインスタにロケ弁の画像をアップし続けているんだそうで、それがこの企画になった。さんまがバカリズムに会うのは「さんまのまんま」以来、二度目のようだが、バカリズムはマツコとの共演も珍しいようだ。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、14時台のゲストには又吉直樹が登場。「笑って人類!」の感想を言わせたい太田だが、太田も、又吉の小説やエッセイの感想を多く語る。太宰治の話が多くなったが、そうか、太宰治と爆笑問題が共演していた可能性というのは考えたことがなかったな。たしかに、太宰治が長生きしていれば、ありえないことではなかったか。

 昨日から始まった「SAYONARAシティボーイズ」の初回も聴いた。とても嬉しいレギュラー化。特番と同様、ヒコロヒーのナレーションもそのままだ。番組は大竹まこと作のコントから始まった。そのあとはトークという構成の30分番組。

 深夜にコインランドリーに行くつもりが、ラジオを聴きながら、1時間ぐらい眠ってしまった。気がつくと早朝という時間になっていて、それからようやくコインランドリーに行ってくる。

2023年4月1日土曜日

4月1日土曜日/面白くならない映画



◇ 新木場・大森・川崎

 今日も朝から都内に。昼食は東雲のゆで太郎。限定メニューの肉とじ丼セットを食べた。700円。写真を撮りそこねてしまい、しかたがないから、食べ終わってから撮った。そのあとは新木場のほうまで行くことになり、予定として考えていなかったから調子が狂う。新木場はだめだ。

 今夜は映画を観てしまおうと思い、映画のスケジュールを調べながら、予定の立てなおし。まず、新木場から京葉線、東京駅から京浜東北線に乗り、大森に移動する。西友のブックオフに寄るが、しかし、買うものなし。220円の単行本を1冊だけ買う。店内、暖房が暑かった。今度は大森から川崎に移動し、東口に出ると、スタチューの大道芸が目に入る。市議会選の選挙演説もちらほら。地下には潜らず、地上からダイスの前を通り、銀柳街に入っていく。モアーズのブックオフにも寄るが、こちらも買うものなし。いつもは見ないCDの棚のほうまで初めてまわってみたが、目ぼしいものはなんにもない。220円のコミックを1冊だけ買う。川崎はだめだ。



◇ 映画・テレビ

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ツイッターを徘徊。そのあとはしばらく読書をする。図書館で借りた本を読み始めるが、読む本がたくさんあり、どれから読んでいこうかしぼれずに困る。

 夜になり、ダイスのTOHOシネマズ川崎に。評判の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」をようやく、21時ちょうどの回で観た。アカデミー賞作品賞受賞作でもあり、かなり期待していたのだが、なんだかなあ、これがアカデミー賞なのか。面白くなりそうな感じはずっとあるのだけど、しかし、どうも面白くならないんだな。笑いに決着をつけず、するっと逃げる感じがある。いや、主題はそこではないのだろうが、だけど、面白くないものをわざわざ親切に読み解こうとすることにどれほどの意味があるだろうか。だったら、娯楽作品ではなく、専門書のひとつも読んだほうがマシではないか。指がソーセージになるあたりから、松本人志の映画のようだと思い始めたのだが、実際に影響はないのだろうか。後半はだいぶ眠くなってしまった。そもそも、寝不足で映画を観るからよくないのだ。


 深夜に帰宅。雨降りになり、帰宅前にずぶ濡れになった。ことごとく、間が悪い。録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「タモリ俱楽部」は最終回。「タモリ流レシピを訂正しよう」という企画、田中裕二、劇団ひとり、市川紗椰が出演し、これはいいメンバーだと思った。スタッフの笑い声がいちだんと大きい感じがして、さすが、最終回は現場の盛りあがりがすごいのだろう。ああ、しかし、これで終わりか。あっさりとした最終回。深夜3時頃に眠る。

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1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...