2023年8月16日水曜日

8月16日水曜日/お盆休みの終わりか


◇ 市ヶ谷・東京・品川

 朝から都内に。市ヶ谷まで出る用があり、昼食はカレーの王様に入り、ゴロゴロチキンカレーを食べた。650円。それから、ドトールに入り、ひと休み。少し読書をしていく。午後は市ヶ谷を離れ、総武線、中央線を乗り継ぎ、東京駅に着いてみると、構内には疲れ果てたようなひとびとがそこらじゅうにしゃがみこんでいた。みんな、それぞれキャリーカートを携え、お盆休みの終わりか。京浜東北線に乗り、品川に移動してみると、品川も東京駅と同様、しゃがみこんでいる連中がたくさんいた。新幹線が停まる駅はそうか。駅構内ではトイレに入ることもできず、改札を飛び出し、インターシティのトイレを利用する。お盆休みの客を避けるには、ここまでこなければならなかった。スマホの充電をしたく、港南口のマクドナルドに入ろうかと行ってみると、やはりここにも、お盆休みの客が詰めかけていた。

◇ 日ノ出町・黄金町

 品川から京浜急行に乗り、上大岡まで寝過ごし、日ノ出町まで戻ってくる。日ノ出町駅で下車すると、ぽつぽつと雨降りになった。イセザキモールまで歩き、ここのマクドナルドでは充電はできなかったかと席をまわってみるが、2階を見ても、3階を見ても、コンセントはない。雲雀洞の前を通ってみると、今日はシャッターが降りていた。イセザキモールを黄金町方面に進んでいくと、そのあいだに雨が何度か強くなる。黄金町駅の先には縁日が出ていた。ここは一六地蔵通りというようだ。しかし、この天候では商売にならないだろう。屋台をたたみ始めている店もある。



 黄金町駅のほうまで戻ると、角のローソンにイートインがあった。ここでスマホが充電できる。助かった。飲みものとパンをひとつ買って食べた。なぜここで時間をつなぐ必要があったかというと、映画を観る予定があったからだ。シネマジャック&ベティのスタンプカードが、あとひとつで満点になるというところで、有効期限切れが間近に迫ってしまった。なにか観なければと、劇場のホームページから吟味し、「アフターサン」という映画を観ることにした。17時45分の回。作品のホームページも事前にチェックし、評価が高いことも確認はしたのだが、しかし、興味の薄い映画を無理に観てもやっぱりだめだ。まったく乗れなかった。


◇ テレビ

 わりと涼しいかと思い、西横浜駅まで歩き始めてしまうが、歩いているうちにやはり汗をかく。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は藤田朋子がゲスト。「水曜日のダウンタウン」も追っかけ再生で観る。予告されていたとおり、前半はザ・マミィ酒井が仕掛けられる「プロポーズした彼女の実家がどんなにヤバくてももう引き返せない説」。後半は「ロケ中ミスをしたスタッフが次々とボウズになって戻ってくるとんでもないパワハラ現場テンションの作り方難しい説」。

 「あちこちオードリー」は、おぎやはぎ、劇団ひとり、松丸友紀アナがゲスト。「ゴッドタン」のメンバーがそろって登場。そういえば、おぎやはぎが売れたきっかけは「めちゃイケ」の「笑わず嫌い王」だったんだっけ。月亭可朝が待たされすぎたためにキレてしまい、登場しても横になったまま、10分間なにもしゃべらなかったという。その放送は観ているはずだが、これはよく覚えていないな。そのとき、ほかの出演者には、さまぁ~ず、くりぃむしちゅーもいたんだ。そうだった、芸歴の差はあるが、そのあたりは同時期に売れていった。劇団ひとりがテレビに出るようになったきっかけは「新しい波8」。そこから「本能のハイキック!」につながり、泣き芸が生まれた。「本能のハイキック!」では、オープニングの、20秒、30秒ぐらいのあいさつのために、6時間考えさせられたという、その当時の「めちゃイケ」チームの番組作りについても語られた。

2023年8月15日火曜日

8月15日火曜日/終戦記念日

◇ テレビ

 朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「サンデージャポン」を火曜まで観ることができないというのもひさしぶりだ。どうもやることが多く、ばてている。トップは日大アメフト部薬物問題から。理事長である林真理子の経歴を紹介し、古い映像もいろいろと流された。林真理子と友人だという茂木健一郎を良原アナが取材する。林真理子、太田光代と話す機会があったという茂木健一郎のツイートが紹介されていた。それから、自民党のエッフェル塔写真だが、あの松川るいというひとは、今さら思い出したが、「劇場版センキョナンデス」に登場していたひとだ。あの映画のなかでは、わりと好印象をもったのだけどな。

 少し眠りなおし、午後、かつやに行ってくる。ロースカツ定食を食べた。627円。25周年感謝祭だとかで、今日まで150円引き。昼食どきのかつやはさすがに混んでいた。ついでに駅前まで、買いものをして、すぐに帰ってくる。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、これも聴きそびれていた「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、オープニングには春とヒコーキが登場。そのあとの「カレンダーリクエスト」という企画では、満島ひかりがゲストだった。いつもはNHKで裏番組をやってるんだけど、高校野球の中継のために今日は休みなんだ。「石橋貴明のGATE7」は、2週にわたり、伊集院光がゲスト。最初の週はラジコで聴きそこねてしまい、これは YouTube で違法のものを聴いた。野球の話をする番組なのだが、最初の週では貴明のほうが話を脱線させ、伊集院が野球の話に戻そうとする。一昨日の2週目では、伊集院がサバンナ・バナナズについて語っていた。

 録画していた「徹子の部屋」を、まず、観そびれていた昨日の放送は海老名香葉子がゲスト。もうすぐ、90歳だとは。お元気だな。そして、今日の放送は傑作選。「戦争と私」というテーマで、三波春夫、加藤治子、高峰秀子、三代目江戸家猫八の過去の出演回の映像が流された。◆ 三波春夫の回は1977年放送。三波「とにかく、百日間、この陣地をわれわれは死んでも守らなきゃあならないって、そういう命令なんですよ。ところがとんでもない、5日間でもうそれこそお手上げですよ。退却しなくちゃならない。そりゃひどかったですよ、その、砲弾の音というのはすさまじかったですね。戦友が悲鳴あげるわけですよね。「あっ!」っつったら、まったく、肩から首からすぽーんとね、きれいになくなっちゃうんですよ。爆風ですね。それが目の前ですからね。じつにびっくりですね。」「あれは何日だったかな、たしか、(8月)14日の朝だったと思いますけどね。(略)僕ら、ぜんぜん知らんわけですよ。終戦をやっと知ったのが9月の9日の夜でした。でえ、そんときにね、ロシア語が聴こえるわけですね。目の前にくるんですよ、斥候がね。(三波春夫はにこにこして)斥候隊がね。5、6人きたんでしょうかね、あれ。入り込んできちゃったんですよ。きやがったなと思ってね。ちょうど手榴弾もってましたからね。ひとつ、(投げるしぐさ)投げたわけですよ。投げたら、それがほんとに、その朝の戦闘開始の音でした。」 徹子「それは三波さんがお投げになった?」 三波「ええ、投げた。したら、(にこにこしながら)びゅーっ、という独特の手榴弾の音でね。それから14日の激戦の火ぶたがきられましたけどね。ええ、そんとき、最後までロシアの兵隊がね、「ママ―、ママ―」って母親の名前を呼んでました。ニッポンの兵隊も「お母さん」っつってね。僕の戦友はね、僕にしっかりしがみつきながらね、「お母さん、お母さん、痛いよ痛いよ」って言いながら死んでいきましたよ。」「(略)だからそんときにまあなんという、戦争そのものの真っただ中ですから、もうなにも考える日もありませんね。自分がとにかく生きなきゃいけないんだ、相手を殺さなきゃならない、ってことですからね。ところがまったく、(にこにこしながら)顔も知らなきゃ名前も知らないやつと戦うんだから、戦争なんてじつに愚かなものだと思いましたよ。で、僕は非常に射撃が上手かったせいですかね、僕が撃つ弾がよく当たるんですよ。そうしたら、今度はソ連のほうでは飛行機を1台出しましてね。あのトーチカにいるのはその、大変その頑強なやつがいるってんでね。僕に向かって爆弾を落としましてね。ほんとに、まんまるいタドンみたいなのがすーっとくるわけですよ。それを見た瞬間にもうだめだったんですがね。ばあーっと、そのまま。3時間ぐらいよく寝てましたね。もうぜんぶコンクリートあたまからかぶっちゃいましてね。」 徹子「怪我は?」 三波「ええ、怪我はね、わずか、ここにちょっと傷が残ってますがね。(略)部隊長も誰もいないんですよ、僕が目が覚めたら。もう北詰(三波春夫の本名)は死んだもんだと思って。みんな、逃げて行っちゃってるわけですよ。(略)そりゃもう、さびしいもなにも通りこしてね、もううつろですね。背中は寒い、足の裏は寒いね。かすかにね、大砲の音が、どーんと遠くね、祭りの花火の音みたいに聴こえるわけですよ。足の裏から聴こえるもんですね、音って。そう思いましたね。耳が「あっ、これは浪花節やれなくなったな」と思いましたよ。」 ◆ 高峰秀子の回は1989年放送。高峰「もう戦後は終わった終わったってね、戦後は終わったかもしれませんよ、でも、戦前なのよ、もうね。戦後が終われば「前」なのよ。だから、けっしてね、ひとごとじゃないとわたしは思うんだけど、そういうこと言うと、古いババアだなんて言われるからね、あんまり言いたくないけど、絶対に、戦後が終わりゃあ戦前なのよ。」 高峰秀子は敗戦の日に特攻隊の慰問に行っていた話をする。長谷川一夫、山田五十鈴らと、1時間ぐらいのショーをやっていたのだ。玉音放送があっても、雑音でなにもわからず、ぴんとこないという感じだったという。戦争が終わったのに、特攻隊員たちはどんどん飛んで行ってしまったという話をしていた。◆ 三代目江戸家猫八の回は1978年放送。猫八は広島で被爆した体験を語る。兵隊として、死体を片づける作業をしていて、爆心地から2キロぐらいのところにいたのだ。猫八「ボーイングB29がきたわけですよ、そしたらね、四十代のね、二等兵がね、一つ星が、あとでみんな駆り出されたひとたちですよ。おとっつぁんみたいなひとがね、入ってきて、「(敬礼して)兵長さん、また飛行機がまいりました」って言うんですよ。「落下傘が落ちました」って言うんですよ。それが原爆なんですよ。その日はお天気でしたよ、8月6日の8時15分、晴天ですよ。太陽がさんさんと降り注いでる。それよりもっと明るかったんですよ。つまり、白い光線ってよく言いますけど。ぱあーっと明るくなった。なんだろうと思ってわたしね、おもて飛び出した途端に、どおんと音がしたの。後ろから爆風が、ばあーっときて、2メートルぐらい吹き飛ばされましたよ。これはなんかねえ、なんかわかんないけど怖いなと思ってね。臆病ですからね。すぐ、防空壕入って出てこなかったんですよ。そしたら、おもてで作業してた班長の兵隊が、兵舎に戻ってきたんですよ。「岡田(猫八の本名)、たしか、なんか、外出の支度してうろうろしてたけど、どうしたかな、あいつは。」「あいつはずるいからな。どっか逃げちゃったんじゃねえかな。」って、うわさしてるところへ「はい、ここにおります」って出てったんですよ、防空壕から。「あっ、やっぱりこいつだ。このやろう、このなかに隠れてやがった」って。とにかく、外出の支度してっからおもて行けって。見てこいって。」「だから、街へ出たときに、真っ黒に焼けただれたお母さんが赤ん坊を抱いて、それでもうとにかく、まだ小さい子もいるでしょ、ほかに。だから子どもの名を呼ぶね、おじいちゃんが孫の名を呼ぶ、奥さんが旦那の名前を呼びながら右往左往してる。まあ…、地獄ですね。地獄ですよ。ぜんぶ黒いですから。真っ黒ですよ、焼けたのが。それで、川んなかに熱くて逃げたひとが、そのまんまのこういうかたちでお亡くなりになってましたよ。わたし、今思い出してもね、泣けてきますよ。そりゃあ、二十何万というひとでしょ。なんの罪もないひとでしょ。僕ら兵隊ですからね。そのあと片づけに行くとねえ、やけどでただれたひとが道端へずーっと寝かされてんですよ。なかには目の見えないかたもいらっしゃる。足音が聴こえると、「兵隊さん、助けて。水ちょうだい。水ください」って言うの。だけど、水あげらんないんですよ。「軍医殿、水をやってもよくありますか!?」「いかん!」水やったら、ほら、なくなっちゃうでしょ。だから「いかん!」って言うんですよ。でも、このかたたちは、どうにもならないってことわかりますからね。目で、僕は軍医殿に、軍医殿に飲ませろとは言えないでしょう。目だけ(うなずいてみせる)。これでしょ? あったかくなっちゃった水筒の水を、「兵隊さん、おいしかったですよ」ってねえ。そのまんまですよ。何人も、何人も、わたしの水筒の水を飲んで息をひきとりましたよ。だから、わたしは、今だから言えますけど、そのひとたちがね、手を握りしめて、今、言っていいか悪いかわかりませんけど、「兵隊さん、かたきをとってください」ってみんな亡くなりましたよ。まあとにかく、僕はその地獄を見てきましたよね。それからその死体をぜんぶ、トラックへ積んで、太田川の堤防へ積みあげてるんですよ。どうしようもないですよ、だって。それで、ガソリンをかけて、荼毘に伏したわけですよ。そんなことってありませんよね。ですからね、再び、戦争はやっちゃいけません。」

 夜遅くにブログの更新をひとつ。今日はずっと家にいたのに、ひとつしか更新できなかった。終戦記念日に戦争に関する映画をなにか観たいとも思っていたのだが、その時間もなくなった。深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2023年8月14日月曜日

8月14日月曜日/雨の可能性がある


◇ 竹橋・星川

 朝から都内に。昼食は竹橋のパレスサイドビル、てけてけに入り、ランチメニューのチキン南蛮定食を食べた。850円。夕方には横浜に戻り、この時間ならば、星川の図書館にぎりぎり間に合うと思い、星川に寄ることにした。月曜は閉館が早く、17時まで。閉館10分前に入り、雑誌だけ借りようと目当てをしぼり、3冊借りていく。

 マクドナルドに入り、ひと休み。借りてきたばかりの「文學界」7月号をすぐに読む。「甦る福田恆存」という特集を見つけ、これを読んでおきたくなった。中島岳志と浜崎洋介の「神なき世界をどう生きるか」と題した対談で語られていた、「楽屋」という表現は重要な部分だと思った。中島「『人間・この劇的なるもの』で、福田は世界は舞台だ、とは書いていないんですよね。全部が舞台になったら、常に演じていなければならないから、自殺してしまうと言うわけです。舞台から引っ込んで、自分が演じていた役を味わいなおす「楽屋」が必要なんだと。福田の私小説への批判も、端的には、そこには楽屋がないことから来ている。最後まで守るべき自分の場所としての楽屋を持つことこそが、福田の個人主義の根幹にあると思います。」


 コーナンに寄り、切らしているコピー用紙は絶対に買わなければならなかったが、ついでに、ダンボール板ももう少しでなくなってしまうから買いたかったのに、そういえば、天気をまるで気にしていなかった。予報では雨の可能性があり、だとすると、ダンボール板を運んでいる最中にゲリラ豪雨にでも遭ってはたまらない。せっかく星川に寄ったのに迷うが、用心して、ダンボール板を買うのは見送ることにする。無計画に、思いつきで行動するから、なんにも用事が片づかない。帰宅前には、やはり、雨がぱらつき、ダンボール板は買わなくて正解だったが、いや、星川に寄ったことがそもそもの不正解だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「Nキャス」を観そびれていた。アメリカのフェスに YOASOBI が出演したことを扱っていたけど、新しい学校のリーダーズが出演していたことは触れられず、映像にも登場しなかった。土曜にはポケモンの世界大会とやらが横浜で開催されていたようで、ポケモンのイベントがあることは知っていたが、「ピカチュウ大量発生」というのは4年前に観ていたから、まあ、がんばって観に行かなくてもいいかなと思ってたんだけど、世界大会のことはあとで知った。別のニュースではドローンショーがあったことも知り、夜にやっていたのなら、関内にいたのだから観に行けばよかった。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは宮藤官九郎。高田先生がなんの脈絡もなく「たこ八郎を超えた」と言い始めたのがまずよくわからなかったが、そのあとに、クドカンがザ・たこさんのライブに出演するという告知がある偶然に笑う。トークも密度が濃く、とても面白かった。なにしろ、「離婚しようよ」「季節のない街」「こんにちは、母さん」と、話題作が同時に3本あるのだからすごい。山田洋次の演出の話が面白かった。最後に、高田先生にもっと褒めてくださいよと催促すると、高田先生は、昔、小林信彦が「ビートたけしのオールナイトニッポン」を褒めてくれた話をした。エンディングでは、ザ・たこさんの曲が流された。

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2023年8月13日日曜日

8月13日日曜日/狂言から伊勢佐木町

◇ テレビ

 早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ライブ・エール」を観たかった。司会は内村光良と桑子真帆。NHKホールからの公開収録。冒頭、Snow Man、ももクロ、郷ひろみと続き、出演者全員がステージに残ったままの光景がなんだかもう「紅白」のようだ。NHKの音楽番組はすべて「紅白」っぽく見えるようになってきた、というか、「紅白」がドレスダウンしてるってことだろう。聖火ランナーも務めたという106歳の現役理容師のお婆さんがNHKホールに登場し、このお婆さんの好きな曲というのが細川たかしの「北酒場」で、細川たかしとは以前もこの番組で共演しているようだ。細川たかしに「ご自分であたまはおやりになるんですか?」と訊いていた。そして、新しい学校のリーダーズの登場だが、まさか、こんなにNHKに出まくるようになるとは思わなかった。「オトナブルー」の首振りダンスに、今回は内村だけでなく、桑子さんも参加する。第2部は坂本九メドレーから始まった。ちょうど、この放送日だった昨日は坂本九の命日にあたる。鈴木雅之と長屋晴子の「見上げてごらん夜の星を」と、続く「明日があるさ」では、第1部の出演者たちも残っていて、みんなで歌ったが、新しい学校のリーダーズはもういなかった。第2部では宇多田ヒカルをいちばん観たかった。ここは事前収録のVTRとなっていた。内村との対談もあり、24年ぶりの再会だそうで、その24年前の「笑う犬の生活」で共演した映像も出された。これはその当時に観た記憶がある。あのころ、ウッチャンは35歳。宇多田ヒカルは今、40歳だって。宇多田ヒカルは新曲の「Gold ~また逢う日まで~」を披露。




◇ 狂言

 2時間ぐらい眠りなおし、昼から外出。平沼橋に出て、まず、まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買って食べておく。紅葉坂まで歩き、今月も横浜能楽堂、月イチの普及公演「横浜狂言堂」に。当日券を購入し、今月も脇正面の席で観る。14時開演。最初のお話の時間は野村万蔵が務める。野村万蔵という名前は数少ないあらかじめ知っていた狂言師の名だが、南原清隆と一緒に「現代狂言」というのをやっていたからその関わりで覚えたのだっけ。つい先日には親子三代で「徹子の部屋」に出演していたこともあり、よりきちんと認識できたが、今の万蔵の亡くなった兄がひとつ前の万蔵で、疎い人間からすると、狂言師の名前というものは変わるものだから誰が誰やら混乱する。落語には親しんできたから、襲名ぐらい把握できるはずだと過信していたが、急に狂言を観始めても覚えられやしない。ましてや、落語みたいにひとりずつ出てくるわけじゃないんだから。前半の演目は「雁大名」。シテは万之丞。1月にこの公演に初めてきたときは最初のお話を万之丞が務めていた。もしかすると、そのときにも万蔵は出ていたのだろうか。わからない。休憩時にロビーに出てみると、窓の外は雨降りになっていた。後半の演目は「八幡前」。シテは野村拳之介。万之丞と拳之介は万蔵の息子だ。この「八幡前」はプログラムのあらすじを読んだだけでも面白いと思った。コント的な芝居をしていた。

 雨はたいした降りにはならず、助かった。今月も県立図書館に寄り、そのあいだに雨は止む。中央図書館にも寄り、まず先に、6冊返却する。これがあるから今日は荷物が重かった。新たに2冊借りていく。野毛坂を降り、イセザキモールに向かうと、ブックオフの脇に出る入り口に「KOREATOWN」と書かれたアーチがある。こんなところにこんなアーチがあったかなと、先日もあれっと思ったが、アーチの下部には今年の6月に寄贈されたものと記されてあった。寄贈者には金田総合グループ会長の金田時男の名がある。「アウトレイジ」に出ていたあの金田時男か。ここから少し離れたパーキングには、夫人の金田知子のポスターが何年も前からずっと貼られていて、ポスターには「世界のキタノが応援する歌手」の文字がある。偶然かどうか、ビートきよしのお店も、この近くで開いたり、潰したり、また開いたりをくり返しているのだけど、ツービートと福富町のこの関係はいったいなんだろうか。






◇ 読書

 17時過ぎにようやく昼食。東北大飯店という店に入り、油淋鶏定食を食べた。660円。また安い店を見つけてしまった。そのあとは、ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。図書館で借りた、五木寛之「デラシネの時代」を読み終えた。2018年刊、角川新書。先日読んだ東浩紀の対談集からこの本に関心をもって読んだが、五木寛之の本を読むのは初めてだ。五木寛之の思考に初めて触れていく部分が多かったが、中盤からは健康の話ばかりになり、なんだかゆるい本だ。親鸞に関心をもったときに、五木寛之の小説も読んでみたくなったのだが、この本では鴨長明にも触れられ、ああ、自分の関心とつながっていくものだ。「スイングする生き方」として、宮沢賢治にも触れられる。P130「人間の思想や生き方はそのときの時代に対応しながら、その人の年齢とともに時々刻々と移り変わっていく。このことを、私は動的な人間観と呼んでいます。ずっと変わらないスタティックな見方ではなく、刻々と移り変わり、常に変化して止まないダイナミックな見方のことです。それは右へ左へとぶれながら動いていく人生ですから、スイングする生き方と言ってよいでしょう。」

 伊勢佐木町のブックオフに寄り、220円の単行本を2冊、390円の単行本を1冊買っていく。アプリのセールで、20パーセントオフ。ラジオを聴きながら横浜駅まで歩き、帰りの電車内でも読書する。

◇ テレビ

 帰宅は夜遅くなり、疲れているが、録画残量を作るためにテレビを観なければならなかった。観そびれていた先週の「ガキの使い」は「コロッケものまねベストテン」の後編。前の週に5位まで発表され、後編は6位から。6位は錦鯉まさのりの森進一、5位は松本のちあきなおみ。4位は浜田の岩崎宏美、3位は月亭方正の中森明菜、2位はココリコ遠藤の美川憲一、そして、1位はランジャタイ国崎のロボ五木ひろし。国崎だけがだんとつに素晴らしく、コロッケの芸を見事にコピーしていた。今夜の「ガキの使い」は大阪焼肉ホルモンふたごを食べ尽くすという企画。録画はしていたが、これは観ないで消去する。深夜0時半頃に眠る。

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2023年8月12日土曜日

8月12日土曜日/寿町フリーコンサート

◇ 寿町

 朝に起きあがり、ブログを更新しようとするが途中でやめる。朝からもう暑く、気力がもたない。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」は「夏ドラマ辛口放談」の後編。「はまり役大賞」に、木村隆志は「この素晴らしき世界」のマキタスポーツを選んでいた。今朝の「ワルイコあつまれ」は、まず、「好きの取調室」にはシャークジャーナリストの沼口麻子というひとが、「国宝だって人間だ!」には京舞の井上八千代が登場した。

 昼から外出。関内に出ると、湘南乃風のTシャツを着たひとをちらほら見かける。近くでライブをやってるのか。南口のすき家に入り、ニンニク牛カルビ丼を食べていく。710円。このあとはしばらく屋外にいるから、スタミナを考える必要があった。ローソンストア100 にも寄り、ドデカミンを買っていく。


 4年ぶりに本格開催される「寿町フリーコンサート」を観るため、寿町に。交流センターの建物が建てなおされてからは初めて訪れた。すっかりきれいな建物になり、以前のあの独特な雰囲気からは見違えるように変わっていた。ライブにとっては、あの暗さ、あの重さがよかったのだが、もちろん、本来の目的からすると、明るく健全な場であるべきだ。ライブは13時半から始まっていたはずだが、30分ぐらい遅れて到着すると、最初の出演者、ジュンマキ堂とニューパラダイスチンドンの演奏中。以前は建物がちょうど舞台状になっていたが、そこが広場に変わり、地べたに日除けのテントを建てている程度のステージで演奏している。今年の出演者たちは初めて観るひとばかり。にぎやかなバンドのあとは、津軽三味線奏者の蝦名宇摩さんというひとが登場した。娘さんたち、三姉妹が一緒に演奏する。岡山に住んでいるようで、このために家族でやってきたのか。むわっとする暑さのなかで聴く民謡が心地好かった。ひと組終わるたびに、会場にはカンパを集めるカンパ隊がまわる。このタイミングで、自分も受付でカンパし、ポスターをもらえた。

 続いてはティポンシュというバンドが登場したが、この時間に会場を離れ、寿公園の夏祭りを覗いたりなどする。この暑さのなか、ライブをずっと観ていてもまいってしまう。石川町駅のほうまで歩き、栄養補給をしようかというつもりでいたが、まだ腹も減らず、たいしてのども乾いていなかった。なにも買わずに戻り、寿町のまわりをぐるりと歩いた。以前は野良猫をよく見かけたけど、今日はまったく見ない。いなくなっちゃったんだろうか。ライブは撮影禁止だから、猫でも撮ろうかと思っていた。



 16時前に会場に戻り、16時半からはT字路sのステージ。これをいちばん楽しみにしていた。場違いなファンが詰めかけるのではないかと思っていたが、そうでもなかったようだ。ファンだらけではない、寿町の客をきちんと相手にする。客席と目線の高さも変わらず、まるでストリートライブのようだが、いや、こういう環境のときこそが芸の見せどころで、T字路sのことなんて知らないようなお客さんたちも、圧倒的な迫力で惹きつけていった。こういう場面を目撃できる喜びといったらないものだ。「襟裳岬」や「スローバラード」といったカバー曲も披露し、じつに素晴らしい。自分にとっても、初めて観るT字路sのライブが、この暑さの寿町というのは不思議な体験だった。


 夕方になり、日が少し陰ってくる。最後の出演者は TEIYU CONNECTIONS。交流センターの2階にもあがってみたくなり、2階からライブが始まるのを観ていたが、演奏を聴いて、これは下に降りて観なければと思った。事前にあまり情報を確認していなかったが、じゃがたらのドラマ―、中村ていゆうのバンドで、実質上、ほぼじゃがたらなのだ。ボーカルは南流石。じゃがたらの曲を連発し、これには興奮させられる。もちろん、じゃがたらのライブなんて、年齢的にも体験しようがなかったのだが、こういうかたちで今になって味わえるとは驚いたな。「真っ赤な太陽」のカバーもあり、最後は「上を向いて歩こう」を歌った。寿町フリーコンサートだと、寿〔kotobuki〕の「前を向いて歩こう」が長らくおなじみだったが、今日は本当の「上を向いて歩こう」だ。今日は坂本九の命日でもあった。最後には残っている出演者たちも加わった。山崎春美のすがたがあったが、ティポンシュというグループのメンバーなんだ。


 18時15分頃に終演し、寿町を離れる。さすがに腹が減り、まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買って食べた。伊勢佐木町まで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。インスタとスレッズに投稿をする。そのあとには、Spotify でじゃがたらを聴きながら横浜駅まで歩いた。帰宅は夜遅くなり、今日のライブを反芻しながらしばらくぼんやりとする。録画していたテレビ番組をいくつか観て、ラジオも少し聴き、深夜1時頃に眠る。

2023年8月11日金曜日

8月11日金曜日/牛カルビ丼を食べる

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜に放送された「ものまねのプロ162人がガチで選んだ本当に似てる!歌ものまねランキング」という番組を。テレビ東京のこの特番、今までぜんぜん観たことがなかったけど、初めて録画してみた。ウィキペディアでは「ものまねランキング」という項目になっている。司会は出川哲朗と宇賀なつみ。スタジオには、伊集院光、アンミカ、パンサー向井、松村沙友里、佐藤勝利、原口あきまさ、ホリ、みかん、レッツゴーよしまさらが出演。ランキングを紹介しながら、その紹介者のほうにもいろいろと遊びがあるという構成といえばいいのか。ランキングはガチなのかもしれないが、番組は全体的にふざけている。17位にランクインした柴山サリーのZARDのものまねでは、ノブ&フッキーのノブが徳光和夫になり、キンタローの水卜麻美がマラソンをする。番組終盤にキンタローはスタジオに到着し、ゆうぞうとダンシング谷村が「サライ」を歌った。9位の KING&K-ing のチャゲ&飛鳥のものまねでは、古賀シュウが武田鉄矢、ミラクルひかるが浅野温子になり、「101回目のプロポーズ」を再現する。そのほか、ジョニー志村のタモリが司会をする「ミュージックステーション」再現コーナーもあった。ランキングは他局のものまね番組でもおなじみのひとが多いが、半分ぐらいは初めて知るひとで、1位の小林穂高という福山雅治のものまねをするひともまったく知らないひとだった。14位の Takuya Nagabuchi というひとは、長渕剛の歌唱法の変化を4期に分け、それぞれ真似てみせるのが見事だった。いずれは他局でも観ることになるだろうか。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・吉幾三)を聴きながら、仕事をあれこれと。午後には録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・宇崎竜童&阿木燿子)をすぐに観た。それから外出し、吉野家に入り、牛カルビ丼を食べる。624円。駅前のドトールに入り、しばらく読書をして、夜に帰ってくる。

◇ 読書・ラジオ・テレビ

 高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」を読んだ。2022年刊、講談社。芥川受賞作。この作家の作品を読むのは2作目だが、文体は読みやすいのに、どうも興味を惹かれるところがなく、すいすいとは読み進められなかった。描かれているのは、職場の人間関係、三角関係。底意地の悪さを感じる書き手だが、しかし、読んでいる最中に印象は変わっていく。どこに着地するんだろうという終盤だったが、結局、これはどこに着地したのか。芥川賞の選評も確認してみたくなったな。

 タイムフリーで、昨夜に聴きながら眠ってしまった月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴きなおした。夏休みのナイツの代打をカンニング竹山が務める。パートナーは平野ノラ。そして、14時台ゲストにはピエール瀧が登場した。元「たまむすび」のレギュラーだったふたりをニッポン放送でそろえるとはすごい。期待する顔合わせだったが、ここだけは事前録音だった。瀧はまだ生放送には出してもらえないのだろうか。話題はまず、清水エスパルスの試合前に行われた電気グルーヴのライブから。このライブの動画はツイッターに出まわっていて、おおむね確認することができた。サッカー、野球、そして、ドラマ「サンクチュアリ」も話題にする。野球の技術の話からは今の若者論にもなり、パンク精神が流行っていないという話になった。

 これもタイムフリーで、先週金曜の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴くと、名言をメールで募集していたのだが、ファンタスティック原田から「未来はいつも面白い」という太田の言葉が届けられていた。そういえば、ヒコロヒーが「はなつまみ」に出演したときにこの言葉について話してたんだっけ。Spotify のポッドキャストで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、こちらにもヒコロヒーが出演している。木曜の週替わりパートナーのなかでも、売れっ子のヒコロヒーが意外と登板回数が多い気がする。ゲストコーナーにはTAIGAが登場。これも嬉しい。

 夜にもまた録画していたテレビ番組をいくつか。日本テレビの夕方の「news every」を録画しておいた。というのは、「笑点」が閉場する前の国立演芸場で収録されたんだそうで、それがニュースで扱われるということを知ったからだが、しかし、国立演芸場で収録するというのがそんなにたいそうなものかね。楽屋の入り口には、出演者の札のほかに、円楽、歌丸、先代円楽の札も用意され、粋な計らいだとナレーションが入るのだが、いや、単にニュースの取材が入るから用意しただけじゃないのか。

 月曜の「週刊ダウ通信」は、吉原怜那がメインの企画「あの人に会って謝りたい」。なぜか銀シャリ橋本がリポーターを務める「探偵!ナイトスクープ」スタイルのVTRだ。吉原が謝りたい相手は、幼なじみだというつばきファクトリー小野瑞穂。彼女がハロプロの研修生になっていたそのころ、吉原は虹の黄昏の単独ライブに行っていたという。10年ぶりの対面の瞬間となるが、いや、思いのほか、感動的な場面だった。銀シャリ橋本も涙ぐんでいた。

2023年8月10日木曜日

8月10日木曜日/言葉とコンピューター


◇ 虎ノ門・渋谷

 朝から都内に。昼は神谷町から虎ノ門のほうに向かい、珉珉という店に入り、ランチメニューの餃子一人前定食を食べた。600円。そのあとには渋谷のほうに移動し、宮益坂のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。夏休みのナイツの代打に伊集院光が登場するというので楽しみにしていた。パートナーは箕輪はるか。伊集院から高田先生の話が出るのが珍しい。「俺ねえ、高田文夫さん、ラジオの師匠としてっていうか、勝手に…。高田文夫さんは、自分の育ててるひとがいっぱいいるから、僕はそこに入ってないから、高田文夫さんからしたら、お前のこと知らないって思うかもしんないけど、高田文夫先生のひとことですごい開眼したことがあって。ニッポン放送で、そうやって出てきましたっていうときに、高田文夫さんがゲストに僕を呼んでくれたことがあるんですよ。で、僕は緊張してるわけですよ。僕はその、高田さんの集まりにも、高田文夫先生じゃないひとから誘われて、浅草キッドとかから誘われて、あいさつ行こうかっていうのもちょっと遠ざけてたから。どう思われてんだろうなとか、あと、あれがたけしさんの前でたけしさんをいちばん盛りあげてた高田文夫なんだって思うと緊張すんじゃん。入ってきたら、今日のゲストこのかたですって、ガチャって入ってくるみたいな展開で、生放送で。そのとき、高田先生が言ったギャグが、「どうしたんだ、新巻鮭を2本ももって」って言ったの。普通にきたの。「シルクハットが似合ってるなあ」「だけど、裸はだめだぞ」って立て続けに言うのよ。それが超面白くて。だからそんときに、ラジオってそういうことなんだと思って。」 そして、14時台は志らく師匠がゲスト。これまたわくわくさせられる顔合わせだ。落語家としては伊集院のほうが入門は早いが、志らく師匠のほうが歳上、しかも、伊集院は落語家を辞めているというねじれた関係にある。伊集院が「呼び捨てでいいんだよな、呼び捨てで。立川志らくです。」と紹介すると、志らく「どうも、伊集院師匠、ご無沙汰してます。」 話はまず、若手時代に共演した際に伊集院が抱いていた誤解から始まり、それから、師弟関係について語られていった。伊集院「それこそ、それがわかるひとと話をしたいなってずっと飢えてたんですけどね、今、どんどんコンピューターがあたまよくなってるじゃないですか。ええと、それを使ってるひとたちも似たような感覚になってくと思うんですけどね。コンピューターってビッグデータだから、たとえば、いい言葉、褒め言葉をいっぱい知ってるから、褒め言葉をいっぱい言ってるっていうことは、これは誹謗中傷ではない。で、あと、貶し言葉も、あまた貶し言葉をぜんぶビッグデータで入れてるから、こういうことを言ってることは悪口であるってことをやるから、これは誹謗中傷だから表示できませんみたいなことをやってくれる世の中にもうほぼなってるけど、僕、談志師匠に唯一褒められたことがあって、前座のときに大勢ひとがいるなかで、俺を急に指差して「馬鹿のなかではましな馬鹿」って言ったんですよ。すっごい嬉しくて。ほんとに、大袈裟じゃなくて、帰り、ずーっと笑ってるぐらい。「こいつはそういう意味で言やあ馬鹿んなかではましな馬鹿だよ。太ってるぶんだけましだ。」って言って。その要するに、目につくからってことなんだけど。この褒め言葉をたぶんコンピューターは理解しないと思う。」「これを言うと、コンピューターはもっとあたまよくなってくから、それすらも理解するようになりますよって言うんですね。みんな言うんだけど、僕が思うのは、その手前に、たとえば、家でアレクサに話しかけるときに、一回聞きとれないと、こっち側が合わせて、「アレクサ、今日の、天気は、」って訊くじゃないですか。あれをやるってことは、こっち側が合わせていくことだから、おそらく、この褒め言葉は通じづらくなってるってところで、言葉なんてのは通じる言葉、通じなければ意味ないから、減らしていくじゃないですか。そうすっと、コンピューターがうわまわりしてあたまよくなるより先に、言葉の理解と言葉の使いかたのほうが、俺は死滅していくと思うんですよ。」 

 センター街を抜け、まんだらけに寄り、階段の百均から3冊買っていく。渋谷から移動し、学芸大学のブックオフにも寄った。110円の文庫を1冊、220円の単行本を3冊買う。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。ゲストは板尾創路。10年ぶりの出演だそうだが、前回の出演は観逃しているかもしれない。父が川柳作家だったというのも初めて知るような気がする。長女が亡くなったことにも触れる。前回出演時に亡くなった話をしていて、そのときの映像も流された。次女はカナダに留学し、これも知らなかったが、今は家族でバンクーバーに住んでいるという。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の「新・家の履歴書」に三遊亭白鳥が登場していた。取材は岸川真。タイムフリーで、月曜の「ラジオショー」も聴き始めるが、聴きながら眠ってしまう。ひどい疲れ。深夜0時前だったか。

2023年8月9日水曜日

8月9日水曜日/真打トライアル

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。「ランジャタイのがんばれ地上波!」の「ネット弁慶-1グランプリ」が面白かった。トンツカタン森本、しずるKAZMA、流れ星たきうえというメンバー。タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組も。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」の14時台は海原やすよともこがゲスト。以前、この番組のオープニングでNGKに男闘呼組がやってきた話をしゃべっていたが、その放送を男闘呼組はメンバー全員でラジコで聴いたんだとか。

◇ 下北沢

 午後から都内に。朝から雨が降ったり止んだり。まるで亜熱帯の気候のようで、家を出るとすぐにべとべとした雨が降り始めるものの、雨を浴びていたほうが気持ちがいいくらいの暑さだ。今朝は食べものを切らしてしまい、なにも食べていなかった。スーパーでパンをひとつ買い、駅のホームで食べていく。小田急線に乗り、下北沢まで。つい2週間前にも下北沢にはきているが、そのときと同じく、まず昼食にしたいと思っても、ランチタイムを外れてしまうとなかなか決められない。今回も無駄に歩きまわるはめになる。先日は閉まっていたほん吉に今日は寄れた。外の棚から、110円の単行本を1冊買う。ひさしぶりにヴィレッジヴァンガードにも寄り、ピーコックストアの上階にある三省堂にも寄った。ここの三省堂に寄るのは初めてかもしれない。3階にあるが、冷房が弱く、店内は蒸し暑かった。昼食は遅い時間になってしまった。結局、富士そばに入り、食べたくもない冷やし肉富士そばを食べた。650円。マクドナルドに入り、ひと休み。ここも冷房が弱い。読書をするが、集中力がない。じっとしているだけで疲れる。






◇ 落語会

 立川らく兵さんの真打トライアルの会を観るため、北沢タウンホールに。当日精算、2500円。らく兵さん本人からこの会の案内をいただき、直接予約したら、前方の真ん中の席をとってもらえた。しかし、知ってるひとが出てくるのをこんなに近くで観るのもかえっていやなんだけども。すぐ目の前の席にMさんがいたので声をかける。このあたりは知り合い席なのか。後方は空席が多く、集客には苦戦しているようだ。客席の年齢層の高さも気になった。最近はよその落語会にもあんまり通わなくなってしまっているが、若い落語ファンはどのくらいいるんだろうか。19時に開演し、まず、らく兵さんが出てきてあいさつをする。そして、すぐに志らく師匠を呼び入れた。真打トライアルというのは立川流ならではの会なのだが、師匠に落語を聴いてもらい、真打になってもいいかというお墨付きをもらうための会だ。師匠の誕生日が近く、弟子一同からの誕生日プレゼントとして、還暦祝いの赤いTシャツが渡された。演目は予告されていたとおり、一席目には「子別れ」を、休憩を挟み、二席目には「紺屋高尾」を口演した。どちらもたっぷり、普通の会ではなかなかないような重い組み合わせだが、「紺屋高尾」のほうが笑いは起きていたと思った。しかし、それにしても硬いという感じはする。二席が終わり、最後は師匠の講評。さっそく、真っ赤なTシャツを着て現れた。師匠の指摘するらく兵さんの弱点に納得する。ほんと、そのとおり。真打トライアルの会は2ヶ月連続で行われ、今回は前編。師匠が真打と認めるか否か、その結果は来月の後編に下される。まあ、ここ数年の傾向ならば、真打には問題なくなれるのだろうと思い、なんにも心配はしていないのだけど。終演後にロビーに出ると、働いているお弟子さんたちもそろいの赤いTシャツ姿になっていた。

 電車内で、図書館で借りている「小説幻冬」4月号の太田光特集を読む。「笑って人類!」の発売に合わせた特集だが、石戸諭によるインタビューはネットにも公開されていて、それはすでに読んでいた。特集といっても、このインタビューと書店員からのメッセージが見開き2ページにあるだけのもの。ほかに読みたいページはなく、借りるほどのものでもなかったか。しかし、くり返し読んでも、太田のインタビューはとても面白かったのだが。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・マルシア)を観て、Spotify のポッドキャストでは、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。壇蜜はお休み、水谷加奈といとうあさこというメンバー。インスタに投稿してから眠る。

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2023年8月8日火曜日

8月8日火曜日/長者町の夜

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。少し眠りなおし、午前中にブログをもうひとつ更新した。昨夜は「細野晴臣イエローマジックショー」を録画するためにがんばって残量を空けていたのだけど、台風のニュースのために放送はなしになっていた。観そびれていた日曜の「ニュース7」の録画を観ると、前日土曜の東海道線の事故を伝えていた。電柱が電車に激突したというなかなか大きな事故だったことを今さら知った。

 タイムフリーで、昨日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は坂崎幸之助がゲスト。なんと、来年70歳か。坂崎と高田先生の関係もよくわからなかったが、会話はじつに弾み、坂崎はギターを弾きまくる。タブレット純の名前も出た。墨田区出身、坂崎重盛が叔父だっていうのも今まで知らなかったな。

 録画していた今日の「徹子の部屋」もすぐに観る。柏木由紀子がゲスト。1982年放送、坂本九が40歳のときに出演した回の映像も流れた。亡くなって38年、結婚していた期間は14年か。孫から教わったという「チルい」「エモい」の意味を徹子さんに教えていた。

◇ 紅葉坂・伊勢佐木町・長者町

 午後から外出。横浜の東口に出て、平沼のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊買う。高島町のほうに歩き、ひさしぶりに戸部のバーグに。何度か寄ろうとしていたのに閉まっていたということが続いていたので、日曜ではない今日がチャンスだと思った。スタミナカレーの玉子は「生」と「焼き」を選べ、「生」を選ぶ。800円。満腹。この店、外からは店内の様子が見えにくいが、なかからは外がけっこうよく見えるんだな。外から店の写真を撮りたいと思っていたけど、やめてしまった。




 バーグがある通りを進んでいくと紅葉坂の上に出る。県立図書館に寄り、まず、本の返却。読みかけだったが、古本でも買えたので返してしまう。「波」のバックナンバーがあり、借りていこうかと思ったら、これは貸し出し禁止だった。残念。野毛坂のほうに進み、中央図書館にも寄っていく。借りられる上限があと1冊だけで、雑誌でも借りようかと物色する。5階の芸術関係の本があるフロアに雑誌もあることに今さら気がついた。ジャンルによって、各階に分けて置いてあるんだな。「文藝春秋」のバックナンバーを借りたいとも思っていたが、中央図書館は貸し出しが多いようで、欠けている号が多い。競争率が少なそうな別の図書館で探そうか。1階の雑誌コーナーから、太田光特集の「小説幻冬」を借りていく。今年の4月号だが、こんな特集があったとは知らなかった。「小説幻冬」は本屋でもあんまり平積みはされてないか。

 野毛坂を下り、イセザキモールに出て、ブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を2冊、220円の文庫本を1冊買う。そういえば、イセザキモールの不二家は閉店してしまうのか。前を通ると、閉店を知らせるのぼりが立っていた。この店に入った記憶はなく、もしかすると、子どものころに連れられたことがあるかもしれないが、なじみの風景が失われる寂しさはある。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、インスタからあれこれと動画を観始めたら止まらなくなってしまった。読書もするが、集中力がなく、ほとんど読めなかった。




 ベローチェを出て、ブックオフの角を曲がり、福富町のほうに歩いていく。ビートきよしの店がまた新たにオープンしたと知り、場所を確認しようと思っていた。あらかじめ、ツイッターから住所を調べて、グーグルマップを見ながら向かう。「スタバ」ならぬ「スター場」というお店。雑居ビルにすんなりと発見した。



 21時過ぎ、MELODY KOGA さんのライブを観るため、試聴室その3に。店内に入ると、部屋の真ん中にシートがぶらさげられ、空間がなぜか区切られている。カウンターには飲んでいるお客さんもいたが、ドリンクをもらい、シートのなかに入っていくと、そこがライブのスペースになっていた。ライブは昼の12時から始まっていて、例のごとく、超時間のライブだ。すでに9時間が経っている。最後の1時間だけ聴こうと思い、この時間にやってきたのだが、1時間なんてあっという間で、時間の感覚が失われていく。ライブは22時前に終わった。歌詞のなかに戦争に関係すると思われる単語がいくつかあり、新作も混ぜてあるのかと思ったが、終演後に KOGA さんに訊いたら、もともとある歌詞をけっこう変えていたようだ。KOGA さんのライブは2月以来だったが、今回は終演後に KOGA さんとふたりだけでしゃべる時間がたっぷりとあった。このコロナ禍のことなどをあれこれと。3年以上の時間が経過すると、驚くような話もあるもんだ。店の真ん中をシートで区切っていた理由もわかり、空調の関係かなとも思っていたが、今日は静かなライブだから、試しにスペースを区切ってみたそうだ。



 横浜駅まで歩き、帰宅は深夜になった。帰宅前、どしゃぶりになる時間が少しあったが、弱まったところを見て、駅から走って帰ってきた。録画していた「ニュース7」だけ観て、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴く。太田が直木賞受賞作について語っていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをして、深夜2時頃に眠った。

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1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...