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2022年8月30日火曜日

8月30日火曜日/NHKのバラエティ

◇ テレビ・ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アンタウォッチマン」は、なかやまきんに君の特集。ティーンに人気だというのは知らなかった。いったい、なにが起きているんだろうか。きんに君もまた、キングコングや山里らと同期の大阪NSC22期生だ。HGとの関係も初めて知るものだった。きんに君のスケッチブックネタの絵を先輩であるHGが描いていた関係で、「爆笑問題のバク天!」にきんに君が出る際に、HGも一緒に出演できないかときんに君がお願いした。それがHG大ブレイクのきっかけになったのだ。

 先週木曜の「ダウンタウンDX」を観ると、こちらはものまね芸人特集。トークだけでなく、まず、ひと組ずつ、ものまねメドレーをたっぷりと披露する。これはじっくり観ちゃうなあ。JP、よよよちゃん、ガリベンズ矢野、ミラクルひかる、古賀シュウ、沙羅、神奈月、たむたむ、原口あきまさが出演した。こうして観ると、原口あきまさがいちばんオールドスタイルに感じるくらいにほかが面白かった。

 先週火曜の「ビバリー昼ズ」を聴きそびれていた。タイムフリーで聴くと、この週も黒沢かずこはお休みで、乾貴美子が代打を務めていた。続けて、今日の放送も聴くと、黒沢かずこは今日から復帰だ。ラジオを聴きながら梱包を片づけ、午後、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。このわずかの時間に、ちょうど雨が降り始めた。今日はそれ以外には外出せず、午後も録画していたテレビ番組を片づけていく。

 NHKの「これって攻めすぎ!?世界旅行」という番組を、なんの番組かわからずに録画しておいたが、特番なのかと思ったら、毎週放送している番組なのか。高田純次、大久保佳代子の名が出ていたから興味をもったが、この回は、タイの旅の映像を観ながら、高田純次がコメントする。ガイドブックのキャラクターの声を大久保佳代子が担当し、タイを案内するのだが、大久保佳代子も顔を出している。

 先々週の金曜、19日にNHKで放送された「四大化計画」という番組も録画してみたが、これは4月に放送された特番の第2弾のようだ。世界の三大何々にもうひとつ提案し、「四大化」しようという知的教養バラエティとのこと。司会は内村光良。相席スタート山添、新井恵理那がプレゼンし、いとうせいこう、高橋ひかる、川島明、佐藤栞里、大久保佳代子がその判定をする。しかし、川島や大久保がVTRを観ながらなにかしゃべったり、山添に突っ込んだりすると、途端に凡庸な番組に感じられる。

 8月12日にNHKで放送された「はなしちゃお! 性と生の学問」も録画していた。1月に放送された特番の第2弾が、夏休み特集として、2週にわたって放送された。1月の放送は観逃していた。ラランドサーヤと、コンドームの妖精「まっきぃ」が案内役として番組を進行し、まっきぃの声をマキタスポーツが担当している。「これって攻めすぎ!?世界旅行」もそうだが、マキタさんが声をあてていることを先に冒頭で明かしてしまうのはどういうつもりなのだろうか。NHK自身が、NHKのパペット番組のスタイルを踏まえたパロディをやっているということになるのだと思うが、あまりにも形式的すぎるではないか。

 8月8日放送、やはりNHKの「職場遺産」という番組も録画していた。司会は東京03。会社の倉庫に眠る過去の商品や失敗作を調査し、その開発物語を東京03がコントで再現するという趣向もある。土田晃之、近藤春菜も出演し、これもやはり、VTRを観ながら土田や春菜がしゃべる。その形式が凡庸だ。

 同じくNHKの、パンサー尾形の「笑わない数学」という番組も気になっていた。2週録画して、ついに観てみたが、やはりというか、これも面白くない番組だった。あえて尾形のようなタレントを起用し、数学を理解せずにしゃべっている尾形をいじって面白がるという、民放のバラエティのまねごとを、かつてのNHKよりはうまくやっているとは思うものの、やはり白々しいものを感じる。民放のバラエティ番組で活躍しているタレントを連れてくる安易さが、番組をどうしようもなく凡庸な印象にしている。しかし、そこも狙いの範疇だろうか。民放の人材が実際にNHKに流れてきてもいるのだとは思うが、単に、民放でやりにくい企画をやるだけの場にされていないか。今のNHKには、かつてのフジテレビの深夜番組にも似た匂いのする、チャレンジしている番組がたくさんあるようには感じられるが、あのころのフジテレビのほうがよっぽど独創的だった。この違いはいったいなんだろうか。

 放送されたばかりの「さんま御殿」もすぐに観ると、「金銭感覚どうかしてる芸能人」というテーマで、貯める派と使う派に分かれ、貯める派の席にはなんと、漫画家の吉本浩二が出演していた。そのほか、赤井英和夫妻、くっきー、ヒコロヒー、相席山添らが出演するなか、「踊る!ヒット賞」には吉本浩二が選ばれた。この番組でのさんまの役割はただのインタビュアーではなく、演出家でもあるが、非芸能人が登場したときのほうが、さんまの演出家的側面はとても冴える。

 今日はテレビばかり観てしまい、ブログの更新にも時間を食う。やろうとしていたことがまるでできなかった。本も読めず、ラジオも聴けない。Spotify のニューリリースをチェックすると、森七菜の新アルバムが出ていた。「スマイル」と「愛のしるし」のカバーだけでも、90年代の若者としては聴きたくなるには充分。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴く。「タイタンライブ」で会ったダウ90000 のこと、それから、NHKの「最後の講義」という番組の柄本明の話をする。この放送はまったく知らなかったが、太田から語られるとものすごく面白そうだ。東京乾電池のなにも起きない芝居についても、太田は熱っぽく語っていた。

2022年7月17日日曜日

7月17日日曜日/ある松本人志論

◇ テレビ・ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。今日は「サンデージャポン」は世界陸上の放送があるために休止。大きいニュースが多いのに、なにやってるんだと言いたくなる。うちのレコーダーは2番組同時録画中のときは追っかけ再生はできないのだが、今日は「ワイドナショー」しか録画していないから、追っかけ再生で観てしまう。今週は松本人志は不在、ヒロミ、田村淳、神田愛花、ふぉ~ゆ~辰巳雄大、アインシュタイン河合ゆずるというメンバーだった。冒頭にはまず、この番組で以前に取材している国枝慎吾のニュースを扱い、つぎには、オズワルド伊藤とイワクラの熱愛報道を扱う。そして、CM明けにようやく、安倍晋三銃撃事件を扱った。神田愛花は事件現場を訪れてみたそうだが、それはともかく、神田愛花の統一教会の認識がどうも危なっかしい。続いて、参院選の話題を扱うが、生稲晃子とともに、水道橋博士の当選にも触れられる。この番組では乙武洋匡に密着していた。どうやら、赤坂で演説を聴いた日にちょうど密着していたようだ。

 「TVタックル」も追っかけ再生で観るが、参院選の話題をやらずに拍子抜けする。収録はいつなのだろう。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。ニュースコーナーでは参院選の話題もあり、水道橋博士の名前も出たが、特に掘り下げて扱いはしないものの、しかし、太田の声はちょっと嬉しそうだった。今週はゲストもなし。

 今日は外出せず、午後も、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた先週の「笑点」では、ハナコと宮治のコラボがあり、「キングオブコント」で優勝した犬のコントに宮治も参加し、岡部と一緒に犬の役をやった。大喜利は前週に引き続き、月亭方正が助っ人。今日の放送では、おいでやすこがとたい平のコラボがあり、大喜利の助っ人は晴の輔。昨夜の「お笑い向上委員会」は「バック・トゥ・ザ・芸人」特集の3週目。三浦マイルド、中川パラダイス、かもめんたる槙尾が登場し、この3人、みんな 2013年賞レースの覇者なのだ。中島知子も先週から残留し、雛壇側で活躍していた。昨夜の「ゴッドタン」は「熱い下ネタをやりたい選手権」という企画。「ネタギリッシュNight」のゾフィーのコントがこの企画に発展した。ゾフィー上田脚本の無人島コントを、劇団ひとりと矢作が演じる。東京03飯塚と角田には当て書きし、出張先のコント。最後は、上田と劇団ひとりのコンビがスパイのコントを演じた。劇団ひとりの芝居の面白さを堪能する回だった。

◇ 読書 

 夜、部屋で読書をし、杉田俊介「人志とたけし ―芸能にとって「笑い」とはなにか」を読み終えた。2020年刊、晶文社。著者の年齢を把握していなかったが、このひと、1975年生まれで同い年(早生まれの一学年上)なのだ。タイトルのとおり、前半に松本人志論とビートたけし論、それから後半には、対談、鼎談が、3本収録されている。先にネットで発表されていた松本人志論は面白く読んだ記憶があり、ずっと読みたかった本なのだが、まず、松本人志論から読み始めていくと、不思議な気もするが、あれっと思うくらいに、変だなと思う記述がかなりある。最初に読んだときには、そうは思わなかったのだろうか。note にこの評論が公開されたのは、2019年の夏だとまえがきには書かれている。それから加筆修正されているのかわからないが、その note の記事にリンクを貼ったツイートをリツイートした記憶もあるし、松本人志を批判的に分析しているこの評論にかなりうなずいたはずなのだが、改めて読んでみると、どういうわけか、うなずけない部分がかなり多い。はたして、同じものを読んでいるのだろうか。あるいは、3年のあいだに、こちらの松本人志観が変わったのか。いや、自分の松本人志観以前に、松本人志本人は確実に少し変化をした。ちょうど、この評論が公開された2019年夏には、吉本興業の闇営業問題があり、その後、おそらく、松本人志はこの騒動を通じて変化をしている。今、松本人志が炎上することはかなり少なくなった。この本のまえがきには、「私の方法は、人志とたけしの映画作品の中に、彼らの芸能と笑いの秘密を精神分析のように読み取る、というものであり、芸能者としての松本人志、北野武を総合的に論じるためには方法的に弱い、という批判は当然ありうると思う。ご批判をいただきたい。」と、著者もあらかじめ書いてはいるのだが、ここで読み解かれているのは、じつは、「ワイドナショー」の発言でのべつ炎上している松本人志のネットでのイメージにすぎないのではないだろうか。松本人志の「芸能と笑いの秘密」がそこまで読み解かれているのだろうか。そして、ここで参照されている芸能論というのは、山口昌男であったり、柳田国男であったり、こういっては身もフタもないとは思うが、あまりにも視点がインテリすぎる。松本のおもな仕事であるテレビについても、若いころに観た印象を語るだけで、現在の松本の仕事をどこまで点検しているのかはよくわからない。続く、たけし論はとても面白かったのだが、これはほぼ映画論に徹しているからだろう。「人志とたけし」と並べてはいるが、別に、このふたりは映画作家として並べられる存在なわけではない。たけしは映画史から読み解けても、松本は映画史からは読み解けまい。そもそも、この著者は、映画史からは外れるようなB級コメディ映画なんかはどのくらい観ているんだろうかという疑問も湧く。しかし、後半に収録された対談・鼎談を読んでいくと、杉田の松本人志論の不満はかなり補われていた。九龍ジョー、マキタスポーツ&矢野利裕、西森路代という3本で、けっこうなボリュームだったが、それぞれ夢中になって読んだ。対談・鼎談では、たけしよりも松本の話題が多くなり、九龍氏、マキタさんも杉田の松本論には異論を示していて、九龍氏の松本評にもっともうなずく。総体的には面白い松本人志論といってもいいだろうか。北野映画がその評価をすでに揺るぎないものにしているのとは異なり、松本人志という人物の評価はこの先もまだまだ揺らいでいくはずだ。

 熱心に読んだついでに、大きなお世話だが、変だなと思った記述をいくつか。P10「ジョーカーを擬した小梅太夫(!)のちょっとした人気。」 P128「たとえば元俳優であり、舞台・映画・テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍し、芸能についての素晴らしい評論(それ自体が芸能的な語りの実践のような評論)を書き続けてきた小沢昭一は」 P250「芸能と暴力といえば、僕が中高生のころは、とんねるずの影響がすごく強い時代だった。これはラリー遠田さんも強調しているけれど、彼らの笑いって、基本的にパワハラ的な笑いです。」 P286「たとえばれいわ新選組の山本太郎さんは、もともと北野武の番組のダンス甲子園で、「メロリンQ」という一発芸で出てきて、その後の俳優としての仕事はいまいちで、その流れの延長上で政治家になった。」

◇ 配信番組

 アマゾンプライムでドキュメンタリー番組をひとつ。宗教に関するものをなにか観たいと思い、探してみると、「カルト集団と過激な信仰」という番組の第5回で、「世界平和統一聖殿」が扱われている。あまりよくわからずに観始めてしまったが、よくよく確認してみると、どうやら、「世界平和統一聖殿」というのは「世界平和統一家庭連合」とはまた別の、統一教会から派生した団体のようだ。こっちのほうこそ銃を所持しているじゃないかとびっくりする。

 続けて、Netflix で、「ザ・ロンリー・アイランド バッシュ・ブラザーズを歌ってみた!」という番組を観た。わずか30分のコメディ番組。「リコリス・ピザ」に主演していたアラナ・ハイムのほかの作品はないかと検索していて見つけた。この番組にはハイム3姉妹で出演している。ザ・ロンリー・アイランドというのは、検索してわかったが、3人組のコメディグループの名前なんだそうで、「サタデーナイトライブ」で人気になったようだ。ヒップホップのミュージシャンでもあり、ヒットも飛ばしている。バッシュ・ブラザーズというのもなんなのかわからなかったが、大リーガーのカンセコとマグワイアのコンビが実際にバッシュ・ブラザーズと呼ばれていたんだそうで、日本だったらKKコンビを今の時代にネタにするようなもんだろか。深夜2時過ぎに眠る。

 

2022年6月15日水曜日

6月15日水曜日/壁にメガネ

◇ テレビ

 早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「刺さルール」は、笑い飯哲夫の副業に密着していた。奈良県で、実家の農家を引き継ぎ、週に2回は農業をやっているのだという。それだけでなく、小中学生を対象にした塾のオーナーも務めていて、若手芸人を講師に雇い、それはなぜかといえば、授業が面白くなり、芸人は話芸の訓練にもなるというウィンウィンの関係ということだ。しかも、塾の儲けはゼロでやっているというのだからすごい。西田にもやりたい副業を訊くと、西田は風俗店と答えた。

 「ホリケンのみんなともだち」は、木梨憲武とのロケの3週目。最後は、祖師ヶ谷大蔵の木梨サイクルの上階にある「なごみ堂」というカフェにたどりついた。テレビを観る時間はありますかとホリケンに訊かれると、憲武は「オモウマい店」を観ながら泣いてると答えた。ほかには「アメトーーク!」を挙げ、「しずる池田大好き芸人」を「あいつ最高だよ」と絶賛し、しずる、見取り図、ダイアンと、憲武から出てくる名前はみんな吉本だ。

 朝から都内に。しとしと雨降り。6月半ばだというのに、やけに寒い。パーカーを着ていく。まず、新宿まで、うちからは小田急線に乗るべきか、東横線に乗るべきかで、進行方向が逆になるのだが、もたついていたら1本乗りそこねてしまい、そうなると、出発時間によって、どちらが早いかが変わってしまう。小田急線に乗るつもりだったが、東横線で向かったほうがどうやら早そうだと思い、反対側のホームに移動するが、しかし、よくよく考えると、渋谷の乗り換えに時間がかかりそうだと思い、やっぱり小田急線で向かうことにした。まあ、たいして差があるわけではないのだが、1本乗りそこねたばっかりに、つまらないことで迷った。

◇ ツイッター

 昼頃にツイッターを見ていて、あばれヌンチャクの桜塚やっくんの相方が亡くなっていたことを知った。声優として活躍していたことも知らなかったが、コンビそろって若くして亡くなるとは驚く。あばれヌンチャクの本が手元にあり、それが数日前に売れたのが不思議だったのだが、日付を確認してみると、亡くなった日よりも前だ。誰がなぜ買ったのだろうか。

 六角橋商店街のツイートから、ドッキリヤミ市場が今度の土曜日に復活することも知った。昨日のツイートによる告知だ。開催予定日はわかっていたので、こまめにチェックはしていたのだが、ずいぶん直前になってからの告知だなと思ったが、フリマは中止なのだ。一応、様子を見に行ってみようか。

 夕方頃、天王洲アイルまで移動し、オーシャンスクエアのトイレに入ると、メガネの忘れものがビニール袋に入れられ、壁からぶら下げられていた。新馬場のベローチェに入り、しばらく読書していく。しかし、あまり集中できず、新馬場から京浜急行に乗り、読書しながら横浜まで戻ってくる。有隣堂に寄り、新刊のチェックをしてからすぐに帰った。




◇ ラジオ・読書

 夜に帰宅し、カップ焼きそばを食べながら、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・世良公則)を観た。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・温水洋一)を聴く。

 先週の「東京ポッド許可局」もようやく聴いた。今の時間帯に移動して以来、なかなかすぐには聴けなくなってしまった。今週は「思い出のVHS論」。マキタさんは、山梨では「オールナイトニッポン」が放送されていなかったため、たけし体験は「北野ファンクラブ」が大きいのだ。その地域差は考えたこともなかった。

 部屋で読書の続き。唐十郎・室井尚「教室を路地に! 横浜国大 vs 紅テント2739日」を読み終えた。2005年刊、岩波書店。一昨日の新宿梁山泊に合わせて読んでいた。室井尚という横浜国大の教授が、唐十郎を大学に迎え、その大学での活動を記録している本なのだが、唐十郎との共著にはなっているものの、ほぼ室井尚が書いている。どうもこのひとが出しゃばっているように感じられ、このひとが分析してみせる唐十郎論の部分よりも、唐十郎のエピソードそのもののほうが面白く、多くを物語っている。個人的な体験としては、横浜で開催された「大唐十郎展」で唐ゼミの芝居を観ていて、ツイッターを検索してみると2011年のことだ。その前には、2009年の開国博Y150の会場で唐ゼミのパフォーマンスを観ている。その時点では、唐ゼミがなんなのかはよくわかっておらず、今になってその成り立ちを理解した。

2022年3月11日金曜日

3月11日金曜日/ドラえもんと戦争


◇ 溜池山王・有楽町

 早朝から眠り、3時間ぐらいで起きあがる。録画していた昨夜の「アメトーーク!」は「ヤングマガジン芸人」。「ヤンマガ」は雑誌は読んでなかったけど、単行本で読んでいる作品はいくつかあるし、今でこそ、マンガはあまり読まなくなったが、ある時代までのマンガ界の状況はよくわかる。マンガのマーケットもそこまで巨大ではなかったのだ。大学生になったときに、まわりに青年誌を読んでるやつは多かった。出演メンバーは全員40歳オーバー。同い年のバカリズムが「稲中」が好きというのも、芸風的には意外に思うが、世代的にはなるほどと思う。自分は古谷実にはハマらなかった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴くと、12時台にはなんと、お見送り芸人しんいちが早くもゲストに登場。途中まで聴いて、午後は都内に。溜池山王まで出て、まず、昼食。南国亭に入り、ランチメニューのニラレバ炒め定食を食べた。850円。この店はたしか二度目。夕方には有楽町に移動し、電気ビルの地下、ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べた。コンセントがなく、スマホの充電はできなかった。

◇ マンガ

 ドトールで、マンガを1冊読む。今日はカバンに「のび太の宇宙小戦争」を入れてきた。何度目の再読になるだろうか。それこそ、子どものころにはくり返し読んでいるはずだが、ほんの数年前に「大長編ドラえもん」をまとめて読むことがあり、「ひとつき十冊」(という読書のイベント)でしゃべったことがあった。そのときにわかったのは、「大長編ドラえもん」ではやたらと戦争が描かれているということだ。今年のドラえもん映画がこのリメイクということもあり、ウクライナの情勢とも重なるのではと思い、今一度、読みなおしておきたくなった。数年前の再読時に、「大長編ドラえもん」のなかでは「のび太の宇宙小戦争」がいちばん完成度が高いのではと思ったが、のび太たちが遠い星の戦争に巻き込まれていく過程に無理がない。しゃべりだすと止まらなくなるロコロコの存在、そして、道具の効き目が切れるという、フリがちゃんと効いているし、このテーマをコメディとして描いていることにも改めて震える。戦闘シーンでは、スネ夫としずかちゃんが撃ち落とす相手は無人機だ。ラストシーンでは、逃げた独裁者は国民によって捕らえられる。


◇ ラジオ・映画

 東海道線に乗り、夜遅くに帰宅する。タイムフリーで、今日の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、マキタスポーツさんがゲスト。珍しい共演に期待したが、なんだかぎくしゃくしていて、どうも芸人同士の会話というふうではない。マキタさんが中川家を初めて認識したのは「お笑いダンクシュート」だそうだが、中川家の分析をそんなに本人の前でしなくてもと、聴きながら思った。今日は3月11日であり、震災のときにはなにをしていたかという話にもなった。

 Spotify のポッドキャストで、昨日木曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。大竹まこと、大久保佳代子、吉住というメンバーで、この日もまた「R-1」の話になった。大竹まことは月曜にもしゃべっていた感想をここでも話すが、吉住は褒められてるような返答をする。お見送り芸人しんいちは、吉住によると、メディアに出るとこの芸風はみんなに嫌われるんじゃないかと思い始めているそうで、「今、めっちゃ普通のことしか言わないんですよ。だから、優勝したあとからぜんぜん面白くないんですよ。」 大竹が、あいつがあんなに泣くとは思わなかったと言うと、吉住「ただそれがですね、ファイナリストみんなで見てたんですけど、あれ、泣いてないです。」 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FRIDAY」には、さっそく、お見送り芸人しんいちの記事が載っている。

 少し眠り、深夜に目覚め、アマゾンプライムで映画を1本。1985年公開の「のび太の宇宙小戦争」を観た。小学3年生だったのかという時間の経過に気が遠くなるが、この映画はテレビで放送された際に、録画して、冒頭から数分のセリフを暗記するほどくり返し観た思い出がある。劇場で観ているかというと、その記憶はどうもあいまいだ。改めて気にしたこともなかったが、脚本も藤子F先生によるものなのだ。しかし、コメディセンスは原作ほどには冴えず、演出のせいだろうか。武田鉄矢の「少年期」のインストバージョンが流れると、じつに辛気臭くなる。フォークソングと反戦というテーマについても考えたくなるが、アジトで「少年期」が歌われる場面には、60年代の影がもろにあるようで、苦笑せざるをえなくなった。こんなことは子どものころには気がつかないのだ。ギルモア将軍の声は、これは公開当時から認識していた(「コロコロコミック」で紹介されていた。)が、悪役商会の八名信夫が演じている。饒舌なロコロコは誰かと思えば、三ツ矢雄二が演じていたのだ。これはさすがの芸で、改めて唸らされた。

 深夜、だいぶ暖かくなったようで、靴下と腹巻をはずして眠りなおす。

2022年3月5日土曜日

3月5日土曜日/新橋・時間が空いた

◇ ラジオ・テレビ

 朝、やや遅い時間に目覚め、「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴く。「常連さん」はえのきどいちろう。銀座のロシア食品店の看板が壊される事件があったが、店主はウクライナ人だった、というニュースがあり、えのきどいちろうはこのニュース原稿の書きかたについて、店主はロシア人であろうとやってはならないことだと指摘する。11時台は、JPがゲスト。

 午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は、ひさしぶりの「空耳アワー」。安齋肇のほか、ビビる大木、青山テルマという謎の顔ぶれ。昨日の「徹子の部屋」は、ロバートがゲスト。梅宮辰夫の体モノマネを披露し、秋山と梅宮辰夫の交流の話が多くなるが、秋山の父が大部屋俳優だったというのはぜんぜん知らなかった。有名な話なのだろうか。最後に、ロバートの「邪念ゼロ」のコントを黒柳徹子と一緒にやるのは出色の面白さだった。これは笑ったなあ。ロバートが自分たちの笑いを貫いたかたちだが、徹子さんも、この趣旨をけっこうちゃんと理解していて、邪念ゼロをやってみせる。その状態のまま、番組のエンディング曲が流れ始め、徹子さんがもうひとこと聴こうとするが、ロバートの3人は邪念ゼロを続け、徹子さんをあきらめさせたのがすごい。番組終了間際に、徹子さん「それで、なんなのこれ?」

◇ 新橋

 午後から外出。風が強く、すぐに髪がぼさぼさになる。横須賀線に乗り、新橋に出て、ニュー新橋ビルで食べようと思い、ひさしぶりに地下に降りてみるが、決められない。チャーハンの店に行列ができていたが、有名店なのだろうか。土曜はどこも混んでいていやだ。1階の岡むら屋に入ろうとすると、なんと、岡むら屋がなくなっているので驚いた。いつの間になくなってしまったのか、代わりにスンドゥブの店になっていた。こうなるともう、候補がなくなってしまう。あてもなく歩き、新橋十番という店を見つけ、豚トロ丼を食べた。780円。富士そばの居抜きだろうかと思うような店内だったが、岡むら屋の安さにはかなわないものの、この値段ならば満足の味だ。虎ノ門ヒルズの手前のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をするつもりで入ったが、ソファー席にコンセントがなく、しかたなく、高い椅子の席に座るが、この席はくつろげないからいやだ。


 ベローチェで、読書を1時間ほどして、それから、内幸町で用があったのだが、それがなしになってしまった。時間がぽっかりと空いてしまい、とりあえず、虎ノ門から銀座線に乗り、渋谷に出た。古書サンエーを覗くが、なにも買わず、道玄坂を横切り、センター街に進み、まんだらけに寄っていく。階段の百均から3冊買う。渋谷を離れ、東横線の渋谷始発の各停に乗り、のんびりと横浜に戻ってきた。ビブレのブックオフに寄り、220円の単行本を1冊、110円の文庫本を4冊買っていく。今月のアプリのクーポンをもう使ったような気がしていたが、まだ残っていた。もう少し読書をしていきたく、駅から遠いほうのマクドナルドに入り、アイスコーヒーと、チーズバーガーを食べた。ひさしぶりにチーズバーガーを食べたら、記憶よりもだいぶ旨かった。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 赤染晶子「うつつ・うつら」を読み終えた。2007年刊、文藝春秋。収録作は「初子さん」(初出2004年)と「うつら・うつら」(初出2005年)の2作。芥川賞受賞作の「乙女の密告」を以前に読み、すごく面白かったのだが、書かれた順番はこちらのほうが先なのだ。「文學界」1月号の「笑ってはいけない?」という特集で、藤野可織がこの作品に触れていたのだが、期待したような笑いは意外と少ないと感じた。「乙女の密告」を先に読んでいなければ、読もうとはしなかったかもしれないが、しかし、マドモアゼル鶴子という漫談家を主人公にした演芸場の物語だから、おそらく、笑いや芸人に特別な関心があったのだろう。今の時代とは違い、2005年に芸人を題材にした小説は珍しいはずだ。(2005年は「タイガー&ドラゴン」の年でもある。)

 年中、鼻がぐずぐずなのでわからなかったが、眼がかゆくなり、どうやら今日は花粉がひどい。昨日もずっと鼻水が止まらなかった。春は好きではない。疲れ気味。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「アメトーーク!」の「しずる池田大好き芸人」がかなり面白かった。もうひとつ、昨夜の「バズリズム」に、奥田民生が出るので観てみたいと思ったのだけど、録画を観ると、バカリズムはコロナで休みだった。フジファブリックの山内というひとが代役でMCを務めていた。奥田民生が日本テレビに出演した古い映像がいろいろと流れたのが貴重だったが、日本テレビの初出演は「爆風スランプのお店」なのだ。

 ブログをひとつ更新し、それから、聴きそびれていた先週の「東京ポッド許可局」をタイムフリー切れ前に聴くと、奇しくも、マキタさんの選曲で「アジアの純真」を流していて、その当時の、マキタさんが公園通り劇場に出入りしていたころの気分が語られていた。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を1局指し、深夜0時頃に眠る。

2022年2月27日日曜日

2月27日日曜日/「彼らは生きていた」

◇ テレビ・ラジオ・映画

 ラジオをつけっぱなしで眠り、朝、録画していた今朝の「林家正蔵の演芸図鑑」を確認すると、録画が途中で切れていた。昨夜、眠る前にダビングのセットをして、ぎりぎり、この番組が始まる前にはダビングは終わるはずという計算だったが、放送時間に食い込んでしまったのか。パルト小石追悼で、ナポレオンズの名場面集だったのに。これは完全なかたちで保存したかった。再放送はあるだろうか。しかし、その場面は録画されていたのだが、そのあとには、ボナ植木ひとりでのステージ。それから、正蔵の落語「紋三郎稲荷」があり、対談のゲストは喬太郎だったが、対談が始まり、すぐのところで切れていた。

 ブログをひとつ更新してから、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観た。ウクライナ侵攻のニュースを冒頭から 30分以上、たっぷりと扱い、スタジオでは「SNSと戦争」というテーマで語るが、ひろゆきはともかく、ほかには桝本壮志だとか、あんまりぱっとしないメンバーだった。丸山礼がいたが、珍しく、それ以外に芸人はいなかった。この番組はどのタイミングで出演者を決めているのだろう。解説に、黒岩亜純というTBSの前モスクワ支局長が出演し、53歳と年齢が出ていて、老けているが、爆笑問題よりも歳下だ。そのあとは、田中聖の逮捕の話題を扱っていた。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」でも、ニュースのコーナーではウクライナ侵攻を扱う。14時台は、内博貴がゲスト。ぜんぜん知らない名前だと思ったが、ジャニーズのひとで、関ジャニやNEWSに所属していたようだが、顔も浮かばない。舞台を中心に活躍しているようだ。15時台、「サンデー芸人ランキング」のコーナーには、マキタさんが登場した。注目するおすすめのアーティストランキングを紹介し、3位は DEEN、2位はジャニーズの HiHi Jets、そして、1位は島津亜矢。DEEN がシティポップのカバーアルバムを出してるとは知らなかった。島津亜矢は「歌うまい歌」を流すのかと思ったら、ほんのさわりだけしか流れない。このタイミングだから、ライブの宣伝のための出演かと思ったが、ネタを披露することもなかった。このコーナーだけではもの足りない。



 ラジオを聴きながら梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行く。今日は珍しくよく売れた。オンライン将棋を1局指し、ブログの更新をもうひとつ。夕方から、録画していた今朝の「ワイドナショー」を観た。東野は復帰するが、松本は今週も不在。松本の席にはアンジャッシュ児嶋が座った。そのほか、東儀秀樹が初登場。宮内庁で働いていたという経歴は知らなかった。感染対策のため、古市憲寿はオープニングはリモート出演していたが、ウクライナのニュースになると、スタジオにいた児嶋と入れ替わり、古市がスタジオに座った。このコーナーには、中村逸郎という筑波大学の教授もリモート出演する。このひとは昨夜の「Nキャス」にも出ていたが、どういう学者なのかはまだよくわからない。しかし、思いのほか、この番組にしては硬派な内容だった。東儀秀樹がウクライナで演奏した際に、ロシア圏で喜ばれそうな曲をサプライズで演奏しようと準備をしていたら、その曲だけはやめてくれと止められたエピソードは、両国の歴史を表す、理解しやすい話だと思った。そのあとは、田中聖逮捕の話題をこの番組でも扱うが、ウクライナのあとではまったくどうでもいい。

 夕方に放送された「週刊さんまとマツコ」もすぐに観た。テレビ以外で稼ぐ「次世代芸人たちの新金儲けスタイル」という特集で、鬼越トマホークが出演し、YouTuber、オンラインサロンの解説をする。鬼越の事情通っぷりに笑う。スタジオには、字幕翻訳で稼ぐチャド・マレーン、ワインエキスパートの資格を取得した髭男爵ひぐち君も登場した。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。ピーター・ジャクソン監督の「彼らは生きていた」を観た。日本では2020年に公開され、観たいと思っていたが、観そこねていた。アマゾンプライムでは「ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド」のタイトルで配信されている。第一次世界大戦のドキュメンタリー映画だが、しばらく観たところで映像に色がつく、その場面に、ぱあっと生々しさが広がるような感覚があった。実際の映像に、現在の技術で着色を施しているのだ。それに加え、実際の兵士たちにインタビューした音声によって構成されている。字幕を読み続けることになるので、まるで読書のように映画を観る。観ている最中はちょっと退屈なくらいにもなったが、最後まで観たときに、いったいあれはなんだったという感覚になる。ひょっとすると、兵士の感覚を疑似体験していたのではと気がつき、これはなんだかすさまじい映画だと思った。実際の戦場の光景をえんえんと観る時間が続くが、不思議と、その最中にはあまり感情は動かされなかった。しかし、それが戦場のリアリティなのではと、最後まで観たときに気がつかされる。戦争には滑稽さがあるという証言が映画の前半のほうにあったが、たしかに、これが現実なのに、モンティ・パイソンを観ているような気にもさせられる。ほかにも、はっとするような証言がいくつかあったが、これはメモをとりながら観たほうがよかった。戦争が終わったときに、仕事をクビになったような気分だったという証言もすごい。兵士たちが市民生活に戻ったあとの落差も感じさせられ、市民生活は別世界だとの声もあった。観ている最中よりも、観終わったときに激しく迫りくる映画だった。

2021年11月20日土曜日

11月20日土曜日/円覚寺の落語会

◇ 北鎌倉

 今日も午前中から外出するため、まとまった時間が作れず、ブログの更新が滞ってしかたがない。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけっぱなしにしておくと、「常連さん」のコーナーは今週は能町みね子で、ニュースにはぜんぜん触れず、「M-1」の話ばかりで終わってしまった。11時過ぎには、文化放送の「おかしば」を少し聴いた。10月から始まった、ますだおかだ岡田とアンタッチャブル柴田の番組だが、この番組はまだちゃんと聴いたことがなかった。

 出発は正午前になる。なにも考えずに昨日までと同じ服装で出てしまったが、今日はわりと暖かいようだ。横浜から、湘南新宿ラインの下りに乗り、北鎌倉まで。


◇ 落語会

 北鎌倉の円覚寺で行われている、北鎌倉お坊さんアカデミーの落語会をひさしぶりに訪れた。コロナを挟むと、なにもかもがひさしぶりという感じだが、北鎌倉の駅を降りると、観光客がとても多い。円覚寺の入り口で写真を撮ろうとすると、ひっきりなしにひとが通り、写らないように撮るのに苦労する。以前は、落語会の料金とは別に円覚寺の拝観料を払っていたが、入り口で落語会を観にきたと伝えると、拝観料なしで入場できるようになった。早くそうしてほしかった。まだ少し時間が早く、ベンチに座り、のんびりとスマホを見ておく。ここは境内の奥のほうに進むと、圏外になってしまうのだ。




 13時近くになり、佛日庵に向かう。円覚寺の境内にはお寺がいくつもあって、佛日庵はそのうちのひとつだ。佛日庵の門をくぐると、ちょうど、マキタさんが連れのひとと外に出てきて、おおっと思ったけど、そのままぐるっと、建物の裏のほうに歩いていった。受付はいつもは庭でやっていたが、今日は玄関のなかだった。3500円、当日精算。小さい女の子が検温をしてくれた。和やかな雰囲気の会である。本堂を横長に使うかたちの会場になっていて、高座から下手側、奥の席がまだ空いていて、そちらに座る。そういえば、始まってから気がついたが、いつもは高座の目の前は、床にじかに座る席になっていたが、今日はぜんぶ椅子席だ。

 13時半開演。まずは、プロデューサーの植竹公和さんが登場。この会はいつも植竹さんの前説で始まるが、ひさしぶりに聴く植竹さんの声はがさがさで弱々しく、いったいどうしちゃったんだろうと思った。そんな声だから、漫談のようなことを言っても反応が悪い。なかなか自己紹介をせず、この会に初めてきた客は、このひとは誰なのかと思っただろう。続いて、住職が登場し、お寺の説明などをする。住職の話は客も安心して聴く。この会は落語会になるまでが少々長い。今回は「三遊亭兼好の独演会」と題し、そこにマキタスポーツさんがゲストで入る。開口一番は、兼好の弟子の兼太郎。二ツ目のようだが、観るのは初めてかもしれない。噺に入る前に、こっそりと、座布団の前に時計を置いたように見えたが、そんなことをする落語家は初めて見た。噺は「五目講釈」。続いて、兼好が登場する。どうやら今日は、兼好のお客がほとんどのようだ。マキタさんとの共演はおそらく初めてで、マキタさんを自分の客に紹介する必要もあり、マクラではマキタさんの印象などをぺらぺらとしゃべっていた。兼好とマキタさんは同い年なのだ。しかし、兼好というひとは、笑い仮面をつねにかぶっているような感じがあり、本心がどうもつかめない。噺は「花筏」。仲入りを挟み、続いてはマキタさんだと思っていると、譜面立てを用意しているのでどうも変だ。なにかと思えば、歌手でもある住職の妻が登場し、1曲歌った。常連の客ばかりならともかく、今日は初めてのお客が多かったようで、落語会を観にきたのにいきなり住職の妻の歌を聴かされても困惑するしかない。まるで歓迎されない空気のなかで、歌うほうもつらいだろう。そして、いよいよマキタさん。マキタファンとしては、こういう会にどんなネタをもってくるだろうというのが興味になる。演芸的なネタと、単独ライブでやるようなネタとの配分はどうなるのか。普段から演芸場に出ているような芸人ではないので、その都度、ちからが入りすぎてしまうきらいがあるが、今日はだいぶ軽く、柔軟な感じがした。ギターのチューニングが狂ってしまったのをなおすところから、アドリブで笑いにしつつ、音楽ネタ(マキタさんの言葉でいう「オトネタ」)をたっぷりと。童謡を星野源っぽく歌うネタはひときわ反応がよく、個人的にもこのネタは好きだ。あのネタはやらないのかなと思うネタがいくつかあったが、もう終わりかというくらい、あっという間だった。そして、兼好がもう一席、「不動坊」を。最後は全員登場し、記念撮影タイムと、サイン色紙が当たるジャンケン大会があった。3時間弱で終演。しかし、客席がどうもノッてないというか、どういう会なのかわからない戸惑いのような空気がずっとあった。



◇ 大船・藤沢

 円覚寺を出て、すぐに北鎌倉駅の改札を通る。狭いホームにびっしりとひとがいて、混み合っている場所を避け、前のほうまで進んだら、ちょうどグリーン車が停まる位置だった。急いで前の車両に移動し、飛び乗る。混雑の横須賀線で、大船に移動した。まず、どこかで食事にしようとぶらぶらするが、いい匂いは漂ってくるのに、入りやすい店がない。17時前になり、日が暮れる時間になると、酒を出すような店は遠慮してしまう。さんざん歩きまわり、大船B級グルメタウンというのを見つけ、ここで食べることに決めた。パンチョ、金沢ミルカツカレー、豚になれという3店が一緒の店舗になっている。店員は3店共通のようだ。「豚になれ」なんという店は知らなかったが、ここの豚丼を食べた。680円。ご飯がべちょべちょで旨くなかった。それから、ブックオフに寄る。大船店に寄るのはかなりひさしぶりだと思うが、あまりいいものはなかった。220円の単行本を1冊と、雑誌の棚から、松本隆と昭和歌謡特集の「ミュージック・マガジン」を買っていく。


 大船から藤沢に移動する。まず、南口に出て、ぽんぽん船の様子を見ようと、フジサワ名店ビルに寄ってみると、ぽんぽん船はどうやらついに閉店してしまったようだ。しかし、よく最近まで持ち堪えていたものだと思うが、ぽんぽん船はあとはどこが残っているだろう。ガード下をくぐり、北口に出ようとすると、出口がわからない。そのまま、ビックカメラの地下につながっていて、ビックカメラ内から1階に出るが、1階は1階で、歩道橋で空にフタをされているような状態になっている。いったん、2階に上がり、歩道橋を通ったほうが現在地がわかりやすい。藤沢でもブックオフに寄るが、ここもまた、買うものを見つけるのに苦労する。しかし、2周まわると、不思議となにかしらいい本は見つかるものだ。1周目でなぜ見落とすのかは永遠の謎である。





 マクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーにしたが、店内は暖房が効いていて、アイスコーヒーのほうがよかった。大船で買ったばかりの「ミュージック・マガジン」8月号をじっくりと読む。松本隆インタビュー、横山剣インタビュー、そして、80年代昭和歌謡ベスト100。滞在時間、2時間半ほど。藤沢から小田急線、大和経由で帰ってきた。

 帰宅は夜遅くなり、録画している「Nキャス」を追っかけ再生で観る。「お笑い向上委員会」と録画時間がかぶると思っていたが、フジテレビは野球が延長したようで、映画の「トップガン」を放送していた。パソコンのラジコを使おうとすると、地域判定がまた狂っていて、滋賀になっている。なんでこんなに頻繁に狂うんだ。滋賀の番組を聴いてもしかたがないので、スマホのラジコを使い、聴きそびれていた番組を聴く。先週の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は、ロケット団がゲストだった。しかし、聴きながら眠ってしまい、目覚めてまた聴きなおすが、また眠ってしまい、気がつくと朝になっていた。

2021年11月7日日曜日

11月7日日曜日/マキタ学級20周年

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、ラジオをつけるが、聴きたい番組がなく、たまたま文化放送に合わせてみると、北方謙三の「三国志」のラジオドラマを放送していて、伯山が語りをやっている。以前、「問わず語りの神田伯山」でしゃべっていたのはこれのことかと初めてわかった。他局ならば、番組内で宣伝するはずもなく、ツイッターを見ていないからそれっきりでわからなかった。10月から始まっていたとは知らなかった。7時からはTBSラジオに切り替え、「石橋貴明のGATE7」をつけておく。真中満、村田真一、広沢克己が出演していて豪華だったが、真中を「ニッポン放送ショウアップナイターの解説」と紹介していて、考えてみると、TBSは野球中継をやめてしまった局なので、そこで野球の番組をやっているというのも面白いものだ。録画していた昨夜の「Nキャス」を途中まで観ると、新庄の新監督就任会見を初めて映像で確認できた。ラジオやネットのニュースでは目にしていたが、新庄みたいな人物は映像で観たほうがいい。たけしも新庄をベタ褒めしていた。そのほかには京王線の事件が気になる。鉄道はセキュリティ強化の流れになるのだろうか。


 朝から都内に。昼食は高円寺のくいしんぼで、日替わりランチのバターチキンカレーとハンバーグを食べた。750円。東高円寺駅から丸ノ内線に乗り、新宿三丁目に移動し、ベローチェに入り、アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしながら、ただぼんやりと過ごす。



◇ ライブ

 ベローチェを出て、マキタ学級20周年ライブを観るため、東新宿のレッドクロスというライブハウスに向かう。行ったことがあるライブハウスだったか、着いてみるまでは記憶がはっきりしなかったが、ここは初めてだ。16時開演、直前に会場に到着すると、同じように、直前にやってくる客がぞろぞろと列を作っている。なかに入ってみると、とても狭い会場だ。こういう会場でライブを観る感覚というのもひさしぶりで、ドリンクを引き換え、開演を待っていると、ライブは10分遅れで始まった。マキタさん、スーパーモリノ、ウチノファンタジーという3人編成、そろいのボーダーのシャツに革ジャンというすがたでステージに現れた。しかし、あとのMCによると、ボーダーのシャツはそろえたわけではなく、偶然、そろってしまったようだ。「マキタスポーツのテーマ」から「芸人は人間じゃない」と、いきなり代表曲が続く。マキタ学級には2枚のフルアルバムがあるが、今日の演奏曲はおおむねそのアルバムからの曲だった。コミックバンドスタイルなし、純粋にロックバンドスタイルのマキタ学級のライブを観ることがとてもひさしぶりだった。20周年としては、あまりにもこじんまりしたライブのようにも最初は思ったが、むしろ、マキタ学級をよくわかっている客ばかりで心地がいい。「黒い車」という曲なんかは、改めていい曲だと思った。アンコールが2回、「男達のメロディ」と「オレの歌」が聴けた。終演後には「WON'T BE LONG」が流された。すみやかに会場を出ようとすると、入り口のところにいた浅知恵太郎さんがあいさつをしてくれた。ほんと、浅知恵さんはいいひとで、覚えていてくれて嬉しい。外に出て時間を見ると、17時45分。約1時間半のライブだった。

 靖国通りのブックオフに寄っていく。110円の文庫と新書を、合わせて4冊買った。まだ時間が早いので、西口のブックオフにも寄った。こちらでは、110円の文庫本を2冊買う。新宿から小田急線、藤沢行きの急行がちょうどやってきて、大和までは乗り換えなしで帰ってこれた。夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、昨夜の「東京ポッド許可局」を聴くと、「WON'T BE LONG」をここでもかけていた。深夜0時前に眠る。

2021年7月12日月曜日

7月12日月曜日/錦糸町

◇ 貧乏暇なし

 早朝に目覚め、6時を過ぎると、もうじわじわ暑くなってくる。ラジオをつけておくと、今日からいよいよ四度目の緊急事態宣言という話題を。朝から都内に。小田急線で新宿まで出て、西口から地上に出ると、もう陽射しが強い。西新宿駅のほうに歩いていくと、ぼろぼろの紙袋を両手にもった白人のホームレスとすれ違った。もともとはきれいな身なりだったような形跡が感じられ、いったいなにがあったら異国の地でこうなるのか。西新宿駅までは、通勤するひとの群れが絶えずに続いていた。そのあと、まるっきり移動することになり、昼食は両国で、串かつでんがなという店に入った。ランチメニューのとろとろ牛すじカレーを食べる。600円。それから、錦糸町に移動し、ロッテシティのブックオフに寄っていく。220円の単行本を1冊だけ、アマゾンで異常な高値のついている本を発見し、そんな値段で売れるとはとうてい思えないが、これはもちろん買っておく。楽天地ビルの地下のドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーとクイニーアマンを食べた。読書はする気にならず、Spotify で音楽を聴いていたが、冷房がきつい。



 外に出ると、ぽつぽつと雨が降り始めている。本屋に寄っておきたく、駅ビルの有隣堂に行ってみるが、ごく小さい、面白みのない店だった。遠まわりになるが、アルカキット錦糸町の9階にある、くまざわ書店にも寄った。有隣堂よりも、こちらのほうがだいぶ大きい。「フリースタイル」の最新号を見つけ、立ち読みすると、和泉晴紀が「グッとラック!」について好意的な内容の4コママンガを描いていた。

◇ テレビ・ラジオ

 錦糸町から横須賀線で、ずっと眠って帰ってくる。どういうわけか、今日はまったく読書ができなかった。夕方には帰宅し、録画していた「明石家紅白!」を観た。「漁港の肉子ちゃん」の主題歌を歌っているという稲垣来泉という10歳の女の子が出演し、吉田拓郎のカバーを歌ったが、上手く歌うわけではなく、こんなに普通の子どもの歌でいいんだというような子どもの歌いかただった。そのいっぽう、今の時代、もっと歌の上手い子どもは山のようにいるだろうに、どうやら、わざわざ子どもっぽい歌のほうを選択している。10歳の子では、すぐに子どもではなくなってしまうのに。あるいは、花澤香菜は、歌うときの所作が、四十代の人間からすると、われわれの十代のころのようなアイドルの型に見える。その時代のアイドルは、十代か二十代前半だったはずで、まさにその時代のアイドルだった斉藤由貴も出ていたが、斉藤由貴は現在五十代、そして、アルフィーは前期高齢者だという。

 昨夜の「おかべろ」は、ナイツがゲスト。ナイツの歴史を網羅的に扱う内容で、漫才協会の師匠たちの写真がいちいち出るのもよかった。そういえば、NONSTYLE 石田とは、2008年の「M-1」で戦った間柄なのだ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。高田先生、「ちゃきちゃき大放送」で「今こそ高田文夫」を提案していたのをちゃんと聴いていたようだ。12時台ゲストは山田雅人。続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴く。こちらのゲストはマキタスポーツさん。マキタ学級のウチノさんが、塙さんと同じコールセンターのバイトをしていたというのは初めて知った。塙さんが「東京ポッド許可局」の「M‐1」分析をけっこう聴いているというのも。しかし、オトネタの話をしているのに、ギターがないため、実演がなかったのは惜しい。深夜1時頃に眠る。

2021年4月13日火曜日

4月13日火曜日/放ってあった雑誌

◇ メルカリ

 午前中、テレビを観ながらメルカリの登録作業をする。だいぶ前に、友だちからたくさん送ってもらっていた「Number」のバックナンバーをずっと放ってあった。思い返してみると、オリンピックに合わせて売ったほうがいいかと保留したような気がするが、そうすると忘れてしまうもので、オリンピックの前にラグビーのブームもあったが、ある号は値上がりしていたのに、気がついたときにはもう遅いという時期になっていた。オリンピックもこの状況では、値上がるタイミングももうないだろう。最低価格の300円でメルカリに出品していくが、それでも売れるかというと難しいに違いないわけで、まあ、ほかにルートもなく、出さないよりは出しておくかというくらいのもんである。本来ならば、六角橋のドッキリヤミ市場あたりで安く売ってしまいたかった。

◇ 読書

 夕方、駅前の郵便ポストまで。小雨が降る。あいかわらず肌寒い日が続く。マクドナルドに寄り、ホットコーヒーを飲み、スパチキを食べ、読書をして、夜に帰宅した。ツイッターを見ると、大阪の新規感染者数がついに千人超えとのニュース。

 石井遊佳「百年泥」を読んだ。新潮文庫。2018年の芥川賞受賞作。「文藝春秋」に載っていた高山羽根子のインタビューで、三十代半ばから社会人向けの文章教室に通い始めたということをしゃべっていたが、若竹千佐子、石井遊佳も、高山羽根子と同じ先生の文章教室に通っていたという。なんという芥川賞作家輩出率なのか。石井遊佳の文体はあまりなじめず、わずか160ページ程度の小説ながら、なかなかすいすいとは読めなかったが、面白いイメージはいくつもあった。

◇ ラジオなど

 夜、タイムフリーで「東京ポッド許可局」を聴いた。土曜の放送にまだ慣れず、どうも聴きそびれてしまう。今回の「お笑い語り論」はとても面白かった。マキタさんが主導の回で、内側からの語りではなく、外側からの評論の重要さを強調する。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に載っていた、島田裕巳によるオンラインサロン潜入記事が面白かった。中田敦彦、西野亮廣のオンラインサロンの会員になってみて、現在のオンラインサロンはゆるやかな繋がりのコミュニティであり、かつての新宗教のようになっていくと結論づけている。

 ほかにも、ポッドキャストなどを聴いていたが、眠ってしまい、気がつくと深夜1時を過ぎていて、「爆笑問題カーボーイ」をつけるが、聴きながらまた眠ってしまう。深夜3時半頃に目覚め、朝までにアマゾンプライムで映画を1本。大島渚監督「東京戦争戦後秘話」を観た。1970年公開。素人の俳優たちが生々しい。セックスシーンひとつとっても、この時代のなかではそうとう過激だっただろう。

2021年2月4日木曜日

2月4日木曜日/ジングルベル

◇ ニュース

 今朝の「グッとラック!」を観ると、森喜朗が「有名人は田んぼを走ればいい」と発言したそうで、その発言を受け、田村淳が聖火ランナーを辞退したという。その YouTube も確認する。有名人の役割はひとを集めることであるのに、ひとを集める必要がないのであればタレントは身を引きべきとは、まったくそのとおりだ。さらに、よくよく聴いてみれば、この発言への反発というだけではなく、いかなるかたちであってもオリンピックを開催するという森喜朗の姿勢に対する反対表明である。そのニュースの当事者がこの番組にいる。田村淳がこの番組に加わり、この番組は明らかに面白くなっているのだが、この番組を終わらせることはすでに決まっている。田村淳の加入から、半年も経たないうちの結論である。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、「週刊文春」だけ立ち読みした。読書する場所を求め、ドン・キホーテ上階のサイゼリヤに。ハヤシ&ターメリックライスを食べた。今日も複数の本を並行して読んでいく。ふと気がつくと、店内には「ジングルベル」が流れていた。それから注意して聴いていると、クリスマスソングがずっと流れている。サイゼリヤはメニューに間違い探しが載っていることでも知られるが、BGMが間違っている場合もあるのか。

◇ ネットでは

 夜、録画してあった昨夜の「バナナサンド」を観た。ゲストは中川家。「あれなら練習すればできるわ」と思う漫才師として、礼二がキングコングの名を言わされる展開に笑うが、いやしかし、それは中川家の力量だからできるという話だ。なんだかネットニュースになりそうだなと思い、検索してみると、案の定、やっぱりなっている。もちろん、収録は西野が吉本を辞める前だ。西野叩きに都合よく使われてしまうのは、礼二にとっても本意ではないだろう。この礼二の発言は伊達に引き出されたようなものだが、サンドウィッチマンが優勝した2007年の「M-1」で、最後まで優勝を競ったのがキングコングという因縁もある。

 ツイッターで、石野卓球が水道橋博士を「元お笑い芸人」とディスりまくっている(弄りまくっている?)ことを今になって把握した。日曜から始まったのか。菊地成孔と町山智浩のケンカもまだ続いていて、今朝は町山の反撃を見ていた。タイムラインを見てないのに、揉めごとのツイートばかり気になって追いかけて見てしまう。ぎすぎすしているツイートを追いかけ、勝手に疲弊していることに大いに矛盾を感じた。

 Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ」のポッドキャストを聴いた。マキタスポーツさんが今日のゲストだった。ちょうど「週刊文春」では、朝井リョウの「私の読書日記」で「越境芸人」がとりあげられていた。「越境者の文章」と題し、芥川賞・直木賞の候補者に名を連ねる芸能人の話題で始まり、松井玲奈の小説、ふかわりょうのエッセイ本も紹介されている。冒頭の話題では、ある小説家が講演で語っていた、小説家は人生の最後に目指せばいいもの、という言葉が思い出されている。

 アマゾンプライムでドラマを。ロバート・ゼメキス製作総指揮の「プロジェクト・ブルーブック」を1話だけ観た。もはや思考力が低下しているのか、ぼんやり観ていたらよくわからなかった。

2021年1月3日日曜日

1月3日日曜日/ウルトラセールと初詣

◇ ブログの更新

 正月からブログの更新ばかりしていて、今日も午前中はブログの更新だけでまるまるつぶれた。忙しくて書きそこねていた年末の日記を、年が明けてからこつこつと書いている。

 13時からラジオをつけると、「爆笑問題の日曜サンデー」が平常どおりに放送されている。爆笑問題はNHKの生放送に出ているはずではと思ったが、こちらは録音だった。聴きながら梱包をして、15時過ぎには外出。かつやに寄り、コクうま味噌カツ丼を食べてから、ヤマトの営業所まで歩いた。

 二俣川から横浜に出て、ビブレのブックオフに。正月恒例のウルトラセールだから行かねばとは思うが、20パーセントオフということは、1500円未満の買いものであれば、毎月のブックの日を利用したほうが割引率は高い。しかし、店内はとても混んでいる。ここでは結局、3冊しか買わなかった。跨線橋を渡り、平沼のブックオフにも寄るが、こちらではなにも買うものなし。

◇ 初詣

 もっと早く家を出ればよかったのだが、すっかり日が暮れてしまった。こんな時間から初詣に。正月三が日は初詣を控えるようにというような話もあったが、初詣の名所に行くわけではないから別にいいだろう。高島町から桜木町方面に歩いていく。紅葉坂の下から、紅葉坂を登らずに、斜めに伸びる坂道を進んでいくと、伊勢山皇大神宮がある伊勢山皇大神宮には毎年のようにきているが、例年ならば、どこかでカウントダウンをしたあと、帰り道にある神社に寄りながら朝までに帰るというのがだいたいのお決まりになっていた。今まで気にしたことがなかったが、考えてみれば、ついでに初詣を済ませているようで、そんな無精な態度ではご利益を期待できるわけがない。坂道は薄暗く、平常時ならばたくさん出ているはずの露店が今年はぜんぜんない。しかし、坂道をあがりきると、神社の前には少し店が出ていた。神社の敷地内にはもっと店が出ている。敷地内に露店が出ているかどうかなんてことにも注目したことはなかった。参拝客はぱらぱらという感じだったが、3日にくることも今まではなかったから比較はできない。五円玉でお詣り。お賽銭のことを忘れていたが、財布に小銭があってよかった。続けて、すぐ近くの成田山にも。こちらでは二十円を。要するに、あまっていた小銭を処分した。






 野毛坂を下り、福富町を横切り、イセザキモールに。ブックオフにもう1店。ここでは6冊買った。有隣堂も少し覗いていく。ベローチェでひと休み。読書をたくさんするつもりだったが、しばらく居眠りをしてしまう。あたまがぜんぜんまわらず、どうもひどい水分不足だったのではないかと思う。3時間ほど過ごして、横浜駅までは歩いて帰った。

 夜遅く帰宅。録画残量を作ることばかりを優先しなければならず、正月番組を思うように観ることができない。YouTube で、年明けすぐに生配信していたマキタさんのライブをようやく観た。コミックバンドスタイル、3人編成のマキタ学級。定番ネタばかり、ベスト盤のようなライブだった。

2020年12月23日水曜日

12月23日水曜日/学校化したバラエティ

◇ 学校化したバラエティ

 マキタスポーツさんのツイートで知った、矢野利裕さんが note で公開した「『M‐1グランプリ』とお笑い民主主義」と題した評論がとても面白かった。バラエティ空間が学校化しているという重要な指摘。松本人志論として重要。2014年に書かれた記事の転載だが、しかし、6年経った今もなにも変わっちゃいないどころか、「M‐1」が復活したことでますます強化されていると感じる。「正解」「不正解」という言いかたに着目しているところは特に目からウロコだった。

◇ 買いもの

 今日は昼から都内に。神田から始まり、半蔵門で解散。半蔵門にきたら、東京チカラめしに寄りたくなってしまう。最盛期にはすさまじい勢いで店舗が増えていた記憶があるが、今や、都内には新宿と半蔵門の2店だけしかない。食べるのはいつも、定番の焼き牛丼。

 

 半蔵門線で渋谷に出て、まんだらけに寄っていく。百均の棚に、なんと、「黒沢清の映画術」が。天久聖一の初期作、「やんちゃブック」と「僕が固い石をぶつけると、君は「痛い」といってくれるだろうか。」も買えた。

 東横線で横浜まで戻り、ヨドバシカメラにも寄った。笑組ゆたかさんからラジオ番組の貴重なテープをお借りしていたが、テープを再生する機械が部屋から見つけられず、ラジカセを買わなければと思っていた。売っているのかなという心配がまずあったが、意外と普通に売っているのでほっとする。改めて買おうとするといくらなのかもわからなかったが、いざ現物を見てみると、今は、マイクロSDカードやUSB接続が使えるものがさほど高くない価格で売っているので驚いた。カセットテープをデータ化してパソコンに取り込もうとすると、なにも調べてなかったくせに、恐ろしく手間がかかることのような気がしていたのである。うちに眠っている古いカセットテープのことを考えれば、せっかくだからこっちのほうがいいと思い、五千円弱のものを買った。

 ゆたかさんからはCD‐ROMもお借りしていて、それをパソコンに取り込むDVDドライブも壊れてしまったのでそれも買っていく。それらを買わなければならないことを考えると憂鬱にもなったが、ヨドバシカメラはポイント還元率が素晴らしく、思ったよりもかなり安く済んだ。買いそびれていた来年の能率手帳も、ここで売っているのを見つけ、ついでに買っていく。

◇ 今日のテレビ

 深夜、年末恒例の「ビートたけしの公開!お笑いオーディション」を観る。矢野さんの評論を読んだせいで、ここはいったいどういう学校なのかと思うが、ここでは学校的な論理はまるで通用しない。しかし、この番組を学校化される以前のバラエティと考えるのもなにか違う気がする。とはいえ、たけしの趣向を知るには面白い番組で、とろサーモン、ハリウッドザコシショウがすんなり合格していた。

2020年12月18日金曜日

12月18日金曜日/起点

◇ 貧乏暇なし

 今日は昼からの仕事があり、夜に大手町で解散。八重洲地下街のてんやで、天丼を食べた。東京駅のマクドナルドで、読書をしてから帰る。

 笹山敬輔「昭和芸人 七人の最期」を読み終えた。2016年刊。文春文庫。つい先日、小松政夫が亡くなり、そして今年はなんといっても、志村けんの死という事件があった。だいぶ前から手元にあった本だが、読むのは今かという気になった。笹山敬輔というひとは1979年生まれで、自分よりも歳下の書き手に教わることはあるだろうかとも思っていたが、ダウンタウンを起点としてエノケンやロッパを語ってしまうところが新しく、同時に、戸惑いもする。自分とはたった4歳の差でしかないのだが、下の世代の書き手という印象をより強く受けた。

◇ オトネタ大賞

 今日、YouTube でライブ配信されていた、マキタスポーツさんの「オトネタ大賞」を深夜に観た。今年は昨年のようなライブもなく、授賞式でもなく、ハシノイチロウさん、カンノアキオさん(4×4=16)とのトークで、今年の音楽シーンをふり返るような内容になった。告知が直前までされてなくて、カンノさんがここに出ることにもちょっと驚いた。音楽シーンをふり返るといっても、そこは「オトネタ」的な視点になるのだが。音楽雑誌などもそれなりに目を通しているつもりだったが、知らない話が多く、音楽の最前線にまるでついていけてないことに改めて愕然とする。1時間45分ほどの動画。

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...