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2021年9月22日水曜日

9月22日水曜日/ペースが崩れている

◇ 予定

 東京国立近代美術館の隈研吾展に行きたいと思っていたが、サイトを確認すると、もう予約ができなくなっていた。会期は、26日日曜まで。先週は野毛大道芸にも行きそこねてしまったし、アマゾンの障害があったために、得られるはずの金がおあずけになり、予定をぎりぎりまで決められなかった。本来ならば、だいぶ余裕は作れていたはずなのに、アマゾンのせいで予定ががたがただ。

 依然、伊集院は夏休み中の「伊集院光とらじおと」だが、今日はハライチが代打。少しだけ聴いて、ラジオを消し、サブスク解禁になったサケロックを聴きながら、いろいろと雑務を片づける。どうも、疲れがまだ残っている。


◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。土曜放送の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、岡野陽一、相席スタート山添の「金借りスクワッド」が再登場していた。ヒコロヒーは全額返済したために脱退したそうだ。岡野と山添の発言がいちいち面白く、さんまはなぜか、クズ側を擁護する。「さまぁ~ず論」は、サンドウィッチマンがゲストの2週目。さまぁ~ずに「お笑い実力刃」に出演してもらいたいという話になり、しゃべっていることが具体的で、これは期待したくなる。こういうときは、三村のほうが積極的だ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・朝倉さや)から「ナイツ ザ・ラジオショー」(ゲスト・とにかく明るい安村)を、すべては聴いていなかったが、つけたまま、いろんなことをやっていた。そのあとは「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(ゲスト・海堂尊)に切り換え、15時台のきたろうのコーナーまで聴いていた。

 夕方、ヤマトの営業所まで。さすがにもう、このまま涼しくなるのかと思っていたら、ひさしぶりにまたやや暑くなった。予報によると、明日は 30度を超えるようだ。二俣川に出て、相州蕎麦に入り、特製肉つけ麺を食べた。780円。くまざわ書店に寄り、一之輔さんの新刊を少し立ち読みする。高田先生が褒めていた、ラジオのことを書いたエッセイ集。あとがきには、笑組のゆたかさんから借りたカセットテープのことが出てくる。そのあとは、西友のイタリアントマトに入り、読書をするつもりだったが、眠気がひどく、今にも倒れそうなくらいに朦朧とする。音楽を聴きながら、少し眠り、それから読書をした。滞在時間、2時間ほど。

◇ 読書

 夜に帰宅し、部屋で読書の続きを。渥美清「きょうも涙の日が落ちる」を読み終えた。2003年刊。亡くなってからだいぶ経ってから出た本で、第一部がエッセイ、第二部、第三部が、対談、鼎談という構成だが、エッセイといっても、これは聞き書きだ。おおむね、1970年代のものが収録されていて、つまり、寅さんのイメージになるかならないかという頃だろうか。だから、「渥美清のフーテン人生論」というサブタイトルがついているが、どうも内容とはあっていない感じがする。最初のエッセイが「ぼくのアフリカ」というもので、これはちょうど、「ブワナ・トシの歌」の撮影時のことが語られていて、「日本の喜劇人」にも登場する象の行列の話も出てくる。渥美清の経歴を正確にわかっていなかったが、いくつかの対談で語られている話によると、埼玉の劇団に入ったのがキャリアのスタートで、いきなり浅草から始めたわけではない。旅まわりの劇団をやっていて、それから、横浜の劇団にいたり、川崎のストリップ劇場に出たりなど、このあたりの順序はよくわからないが、浅草に出ているときに「何かの間違いで電通のえらい人が見にきていて」、そこで誘われ、テレビに出るようになったのだという。第三部は、チャップリンとロイドについて、安岡章太郎との対談、それと、淀川長治、和田誠との鼎談が収録されている。この第三部にいちばん興味があったのだが、渥美清はあまりしゃべっていない。淀川長治、和田誠のロイド評が面白かった。

◇ 再びラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「内村光良のオールナイトニッポン」を、ちょっとだけ聴けばいいかと思って聴き始めたが、最後まで聴いてしまった。「内村文化祭」の告知から、自身の文化祭の思い出になり、中二のときに、クラス劇でチャップリンの「キッド」をやったという話をしていて、活動弁士を舞台の脇に置いたというこの劇は、「アキオが走る」という内村の小説にもたしかそのようなエピソードが登場していた。中三では「自転車泥棒」を上演し、作演出を手がけたが、英検4級の試験と重なり、本番は演出を放棄したというのは中学生らしくもあるが、その年齢のときからすでに、映画と演劇の趣味が表れている。最近の内村は、名画座に行くようになり、電車に乗っているというからそれにも驚く。南原とは今年は2回しか会っていないそうで、仕事はまだ一度もしていないという。

 楽天マガジンで読んだ「東京グラフィティ」に、本と映画の特集があり、ひとりの作家の作品のベスト3を、ひとりのファンが選ぶという企画で、面白そうだと思い、目を通してみたが、選者と作家の組み合わせに意外と惹かれるものがない。選者には、有名人もいるが、無名人もかなり混じっている。にゃるらという 27歳の作家が北野武作品のベスト3を選んでいて、これは気になって読んだが、1位の「ソナチネ」について、「まず音楽がすごい」と、久石譲への評価がいきなり高い。「作品全体を通して悪いやつは死ぬとか、適当に生きてるやつは罰を受けるとか、たけしの死生観が現れているんですけど」という解釈にもかなり首をひねるが、2位には「HANA-BI」を、3位には「TAKESHIS'」を選んでいた。にゃるらというひとはどういう作家なのかと思い、検索してみると、「承認欲求女子図鑑」という著書が出てきた。

 深夜になっても蒸し暑く、疲れも残り、どうもペースが崩れた一日だった。深夜2時頃に眠る。

2021年9月20日月曜日

9月20日月曜日/「ブワナ・トシの歌」

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、昨日、途中まで観た「ワイドナショー」の残りを観てしまう。「親ガチャ」という言葉を知らなかったが、「サンジャポ」と「ワイドナショー」の両方でその話題を扱っていた。そのあともSNSネタで、人前での説教はどうなのかという話題があり、松本が、伊集院のパワハラ疑惑にちらっと触れていた。特に説明もなく、この番組だけを観ていても意味はわからない。少し眠りなおし、そういえばと思い、ラジオを聴く。「伊集院光とらじおと」は、新井麻希が今日で最終回なのか。伊集院は先週から夏休みで、今日の代打は大橋未歩。オープニングを聴くが、もちろん、疑惑に触れるはずはない。少しの時間、ラジオから離れ、横山剣さんがゲストとわかり、10時からまたオンタイムで聴いた。おなじみの「円楽のプレイボーイ講座」の話をするが、この話題で伊集院が不在なのは惜しい。伊集院と剣さんは会ったことはあるのだろうか。番組のエンディングまで聴くと、今日で最後の新井麻希に向けて、伊集院からのメッセージがあった。そこまでひどい関係とは思えないのだが、疑惑の真相はわからない。

 11時半からは「ビバリー昼ズ」。こちらも横山剣さんがゲスト。「俵星玄蕃」をカバーしようとしていたという話をFMヨコハマの番組では何度かしているが、それがついに、高田先生にも伝わったのが嬉しい。後半は、剣さんの好きな映画ベスト3の発表があり、3位はビートルズの「EIGHT DAYS A WEEK」、2位は「サマー・オブ・ソウル」と、音楽映画を選んでいたが、1位はいきなり、森田芳光監督の「失楽園」だった。高田先生と森田芳光の関係を、知って選んだのか、知らずに選んだのか。


◇ 映画

 午後から外出。京浜急行に乗り、日ノ出町まで。まずは昼食ということで、イセザキモールの和気食坊という店に初めて入った。チャーシューと玉子炒め。650円。客がぜんぜんいない店だなと思ったら、不思議なもので、自分が入ってから、料理が出てくるまでの短い時間で、たちまち満席になった。横浜シネマリンに映画を観にきたのだが、まだ少し時間があり、有隣堂まで行って、戻ってくる。少し時間をつぶしすぎ、上映10分前になってしまった。 

 渥美清特集をやっていて、「ブワナ・トシの歌」を観ておきたかった。月曜はメンズデー、1100円。席はもうソーシャルディスタンス仕様ではなく、すべて入れている。だいぶ埋まっていたが、前のほうが空いていて、むしろ、そのほうがありがたい。2列目の真ん中の席をとった。今年は「日本の喜劇人」を読んだので、今年中にこの映画が上映されるとなれば、観ないわけにはいかない。観ようと決めてから、その箇所を軽く読みなおしはしたが、帰宅してからまた読みなおさねばならないと思った。この映画ってノンフィクションだったっけと思うほど、役名が出てくるまでは、本当にちょっとわからなくなってしまったが、渥美清の演技は素に近いように見える。いったいどういう演出をしているのかと思うが、現地のひとびとに演技(?)をさせていて、アフリカのドキュメンタリーのなかに、渥美清ひとりが紛れ込んでいるような映画だった。羽仁進監督のほか、清水邦夫、和田誠、武満徹と、その時代(1965年公開)の最先端の文化人が集結している。上映後は、映画評論家の高崎俊夫のトークイベントがあり、顔も名前も知らない評論家だったが、小林信彦の「おかしな男 渥美清」と「日本の喜劇人」にも触れ、どちらも優れた著作であることをまず語っていたが、小林信彦の「ブワナ・トシの歌」に対する見解には不満があるようだ。トークは 30分ぐらいはあっただろうか。それにしても、両隣りに客がいる状態で映画を観る感覚がひさしぶりで、冷房もやや弱い気がして、熱気でむわっとしていた。映画を観ている最中も、あたまがぼーっとしてしまった。帰り際、客席の後ろに、ジャック&ベティの支配人が立っているすがたを目にする。



 シネマリンを出て、イセザキモールを黄金町方面に向かい、雲雀洞に寄っていく。歩きながら、ツイッターを確認してみたら、いつもは月曜は定休日だが、今日は開けているとわかった。外のワゴンに、ちょうどいい具合に、和田誠が描いた渥美清が表紙の「話の特集」があり、こんなものを目にしたら買わないわけにはいかない。「話の特集」を3冊買う。店内で、しばらく雑談してから失礼し、馬燈書房にも寄り、外のワゴンから文庫本を3冊買った。イセザキモールを関内方面に戻り、ブックオフにも寄り、4冊買っていく。それからやっと、ベローチェでひと休み。アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べた。しかし、閉店時刻まで、1時間しかいられず、もっと読書をするつもりだったが、うまくいかなかった。渥美清「きょうも涙の日が落ちる」を少し読み始めると、この本はちょうど、「ブワナ・トシの歌」についてのエッセイから始まっている。

 電車で帰るつもりでいたが、まだ余力があり、横浜東口まで歩いてしまう。平沼のブックオフにも寄り、110円文庫本を2冊買っていく。トイレに行きたくなり、アソビルに寄ったが、店はぜんぶ閉まっていて、入っていいのかなと思いながら、おそるおそる使わせてもらった。

 帰宅前に、銀行のATMに寄り、入金をする必要があったのだが、通帳を見ると、手数料が110円引かれていて、なんだこれはと思う。画面をよく読まずに進めてしまったが、今までまったく手数料を引かれることはなかったのに、どうして引かれたのかと思い、帰り道、歩きながら、スマホで銀行のサイトを確認すると、手数料は、21時までは無料、それ以降は110円と記載されている。今までは、手数料無料の優遇条件を満たしていたようで、それで引かれなかったようだが、優遇回数が終わってしまったということなのだろうか。だったら、別にぜんぜん急ぐ入金でもなく、明日に入金すればよかったのだが、110円、ただお賽銭をあげたようなかたちになってしまった。銀行に賽銭をあげても、ご利益があるわけがなく、一日の最後につまらない失敗をした。

 夜遅くに帰宅し、いったん眠り、深夜に目覚める。録画していた「週刊さんまとマツコ」を観ると、今週はMISIAが登場し、30分まるまるトークだった。来週は木村拓哉が登場するようで、なんだかよくわからない企画よりも、シンプルにトークのほうがこの番組はいい。奇しくも、MISIAもアフリカについて語っていた。

2021年2月11日木曜日

2月11日木曜日/ビートたけし杯

◇ 今日の読書

 夕方、ヤマトの営業所まで品物を出しに行き、駅前のドトールで読書をしてから帰る。「日本の名随筆」の別巻、和田誠・編「芸談」を読み終えた。たしか、どこかの古本屋で、なにも買わずに出るわけにもいかず、なんとか選び出した本だった。「芸談」というタイトルから期待したものとは内容はちょっと違って、映画やクラシック音楽、テレビの演出などについての随筆も含まれている。「多岐にわたるアーティストによる広い意味での「芸談」」だと、あとがきにも書いてある。奥付を見ると、1996年に出た本なのだが、目次を見るともっと前に出た本なのかと思ってしまった。エノケン・ロッパについて書かれた徳川夢声の随筆で始まり、ほぼ時代に沿って構成されているが、最新のほうはせいぜいタモリが登場するくらいなのだ。しかし、あとがきでは、和田誠が直接集めた芸談が紹介されていて、そこにはさんまや小泉今日子の言葉もあった。「テレビの中では大阪弁の言い回しを変えたり、大阪弁を東京のリズムで喋るように工夫してます」という、さんまのこの発言はとても面白い。

◇ 寸評

 夜、YouTube の「江戸まちたいとう芸楽祭」の公式チャンネルで、「ビートたけし杯 お笑い日本一」の配信を観た。今朝のテレビでこの話題が扱われていたのをたまたま目にして、昨日開催されていたことを知ることになった。ツイッターを見ていないから、情報を知りそこねていた。過去2回は会場で観覧しているが、今年はリモート版になり、配信のみ。アーカイブが残されていてよかった。90分弱の動画。たけしを中央に、アル北郷、〆さばアタルが両脇に座る。会場はどうやら、雷5656会館にセットを作っていたようだ。

 出場者は8組。出場順に、オキシジェン、母心、女将、Yes!アキト、サスペンダーズ、ママタルト、ジーター、ニュークレープ。今年は、芸歴20年までという制限が設けられた。しかし、過去2回の出場資格がどうだったのかはよく知らない。この8組のネタを動画で観て、たけしが審査をしていくのだが、寸評の時間がたっぷりあって、これがとても面白かった。Yes!アキトみたいな芸にも真っ正面から寸評を語り、年末の公開オーディション番組のときとは姿勢が違う。会場での審査ではここまでの詳細な寸評は聴くことができず、リモート化したことによるありがたい副産物だ。特に、改善策が明解に指摘されるのが面白く、さすが、これは演出家の意見だと思うものがあった。たとえば、サスペンダーズの喫茶店のコントでは、コーヒーを置いてるのか、ケーキを置いてるのか、ちょっとした所作で違いをつける、それを実際にやってみせる。あるいは、椅子は正面ではなく、横に向けたほうがいいというのも目からウロコだった。ジーターのラーメン屋のコントには、怒ると地が出てしまうという指摘。地に近いほうがハマっているのではと、これは逆に考えるひとが多いだろうという気がするが、舞台は作りものだから、怒るときも芝居でないといけないというのだ。

 優勝がオキシジェンだということは事前に知ってしまっていたが、準優勝には母心が選ばれていた。優勝賞金は上限30万円というルールで、母心が10万円、オキシジェンが20万円と分配される。母心は落語をネタにした漫才だったが、歌舞伎のネタだったら優勝だったのではという気もした。

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1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...