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2022年6月12日日曜日

6月12日日曜日/ラジオを聴く日曜日

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、よく眠れず、どうもまた、胃が痛くなる症状が出る。録画していた昨夜の「Nキャス」で、「ハードロック兄妹」と紹介されていた子たちの動画が面白かった。ギターを弾く三宅音太朗くん10歳と、ベースを弾く音寧ちゃん8歳。演奏テクニックもすごいのだとは思うが、ミュージシャンだというお父さんが「顔で弾く」と教えているその成果がすごい。


 10時からはラジオ。「安住紳一郎の日曜天国」のゲストが、今週は山下達郎だというので、これはオンタイムで聴いた。この番組、普段はそれほどしっかり聴いているわけではないが、たまに聴くと、中澤有美子さんの笑い声がとても気持ちがいい。山下達郎は 11時台に登場。なぜこの番組に出ることになったのかもわからないのだが、探り合う感じもなく、すんなりと会話に入っていく。山下達郎に関するさまざまな伝説について、真偽を確認すると、「盛りすぎですよ」と本人は語る。三亀松に弟子入りするはずだったという伝説について、それから、落語の話にもなり、現役の落語家では、喬太郎、志の輔の名前が出た。TBSラジオの出演は 10年ぶり、つまり、「大沢悠里のゆうゆうワイド」以来だったようだが、安住「大沢悠里さんと懇意にされてたことは知ってるんですけど、一応、大沢悠里さんから、私、担当を引き継いだと自負してますんで。」

 録画していた今朝の「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を続けて観て、それから、午後はまたラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。14時台は、千秋がゲスト。田中と山口もえの結婚に至る経緯をいろいろと知っている千秋の暴露が面白かった。ドラミちゃんの声優を担当している千秋だが、ドラえもんのオーディションを受けるように薦めたのは田中だったそうだ。(ドラミちゃんのオーディションはなかったが、このときの主要5役のオーディションがきっかけになり、あとで抜擢された。)

 15時前、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。14時前にすさまじいどしゃぶりになり、こりゃかなわないなと思っていたら、15時前にはぴたっと止んでくれた。それ以外には外出せず、部屋で読書をするが、今日は読む本が定まらず、いくつかの本をつまみ読み。

 夜にもまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「週刊さんまとマツコ」は、名古屋のローカルスターとして知られているという、女装家のしおりさんの特集。昨夜に放送された、ランジャタイが大活躍の「さんまのお笑い向上委員会」も観た。今日は「山下達郎のサンデー・ソングブック」も聴きたくなり、タイムフリーで聴きながら、ブログの更新をひとつ。

 夜、Netflix で映画を1本。「ユーロビジョン歌合戦」という、ウィル・フェレル主演のコメディ映画を観た。ユーロビジョンというのがなんだかわからなかったから、ウィキペディアにあたってみると、「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」という大きな音楽コンテストがあるようで、ヨーロッパではよく知られているようだ。映画を観ていたら眠くなり、深夜2時頃に眠った。

2021年12月15日水曜日

12月15日水曜日/その時代の浅草

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。疲れてしまって、ラジオを聴きながら、もう少し眠りなおす。横になったまま、11時半からは「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は、今週は「浅草キッド」の出演者が続けて登場し、今日は門脇麦がゲスト。考えてみれば、昇太師匠が前座の時代は、この映画で描かれている時代とそう遠くはないのだ。当然、まだフランス座はあり、前座時代、こっそりとフランス座を観せてもらっていたという。こんな話は今まで聴いたことがなかった。すると、浅草キッド(水道橋博士・玉袋筋太郎)がフランス座で修業していた時代にも、昇太師匠はすでに浅草演芸ホールに出ていたというわけか。同時代に浅草で過ごしながら、それぞれからお互いのその時代について語られたことはあるだろうか。じつは、昇太師匠や東貴博のほうが、ナイツよりも浅草のことをよっぽどよく知っている。昨日の「ビバリー昼ズ」もタイムフリーで聴くと、この日は鈴木保奈美がゲストだが、しかし、なによりも、東貴博から東八郎と深見千三郎との関係が詳しく語られていたのが面白かった。子どものころに深見千三郎と一緒に銭湯に通っていたという東貴博の話がとにかく面白い。映画に出てくる東八郎の、あの場面は原作にはないものだが、晩年の深見千三郎のめんどうを見ていたのが誰あろう東八郎なのだ。映画でも描かれていた工場は、東貴博の母の関係する会社で、そこで仕事を与えつつ、ときどき、東八郎が浅草で舞台があるときには深見千三郎に出てもらっていたという。その舞台がテレビ中継され、その映像が残されているということなのだ。その関係がわからなかったから、映画のなかでは深見千三郎に引導を渡しているように感じられ、東八郎がちょっと悪者のように描かれていると思ってしまった。東八郎がめんどうを見ているという明確な描写はなかった。鈴木保奈美とのトークでは、タップダンスがなぜ重要なのかというと、コントはリズム感だと明解に答える。間を叩き込むためにタップを習わされたという、東貴博自身がその最後の世代なのだ。

 夕方、ヤマトの営業所まで。吉野家に寄り、カリガリ牛カレーを食べた。二俣川に出て、ドン・キホーテのダイソーに寄り、イヤホンを買いなおした。5月に買った 330円のイヤホンが断線してしまい、結局、半年程度しかもたなかった。高音質だという 330円のイヤホンをまた買ったが、やはり、半年程度しかもたないものなのだろうか。ドトールに入り、2時間ぐらい読書をしてから帰る。来年の手帳をくまざわ書店で買おうと思っていたのに忘れてしまった。


◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、先週土曜に放送された「細かすぎて伝わらないモノマネ」を観た。2時間以上、ずっと面白いと思わせるこの装置はつくづくすごい。貴明によると、山下達郎は「細かすぎて」をツアーの移動中にバスのなかで観ているのだという。

 タイムフリーで、「ナイツ ザ・ラジオショー」も順番に聴いていく。昨日火曜のオープニングでは前日の「THE W」の話をしていて、塙さんもオダウエダがいちばん好みだったようだ。昨日は劇団ひとりがゲスト。この部分は事前収録だったようで、深見千三郎の映像が残っていないという話をまだしている。今日の放送は松村邦洋がゲストで、こちらも面白かった。

 夜に映画を観ようと思っていたのに、時間が作れず、深夜1時頃に眠る。

2021年10月28日木曜日

10月28日木曜日/眠れなくなる

◇ 雑誌・テレビ・ラジオ

 朝、ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「週刊新潮」を読むと、里見清一という医師の連載コラムで、小三治のことを書いていた。尾形悦郎という恩師とともに志ん朝のファンだったようだが、志ん朝亡きあと、恩師は正蔵を評価していたが、里見清一はそれには賛同しかねたといい、こん平についてもボロクソに書いている。落語について書かれたコラムで、ここまで遠慮のないものはなかなか目にしない。現在は三三のファンのようだ。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・ドランクドラゴン&ヒコロヒー)を観て、それから、「ぺこぱポジティブNEWS」を観た。ゲストコメンテーターには、オズワルド伊藤が登場した。この番組に、ぺこぱと同世代の芸人が登場するのは初めてだ。

 タイムフリーで、聴きそびれていた昨日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台は小遊三がゲストだった。にゅうおいらんずのアナログレコードが出るのだ。11時半からは、今日の「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」もつけっぱなしに。オンタイムで聴いたり、タイムフリーで聴いたりしていると、今はいつの放送を聴いているのか、ときどきわからなくなる。Spotify のポッドキャストで、先週金曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、蛭子能収がゲストだった。パートナーは室井佑月ではなく、なぜか小島慶子だったが、選挙の関係だろう。蛭子さん、目の前にいるのが大竹まことだとわからなくなる会話があり、それが3回くり返された。

 午後、近所の郵便ポストまで投函に行き、今日はそれ以外の外出はなし。ラジオを聴いてばかりになるが、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いた。クレイジーケンバンド「I Like Sushi」から、ドリフの「のってる音頭」、所ジョージ「寿司屋」という寿司メドレーが楽しかった。Spotify でドリフを聴こうと思い、「グリーン・グリーン」の替え歌を初めて聴いて、これにもびっくりするが、関連アーティストをたどっているうちに、フランク永井の「WOMAN」というアルバムを見つけた。なんだこれはと思い、検索してみると、山下達郎がプロデュースをして、80年代に出したカバーアルバムのようだ。こんなレコードが存在していることを知らなかった。フランク永井の自殺未遂のニュースはリアルタイムの記憶はあるが、確認すると、1985年のことだった。そのとき、10歳の自分はフランク永井を認識していたのだろうか。「WOMAN」は1982年のリリースだ。

 明日は朝早くから外出するため、ポッドキャストでも聴きながら早めに眠ろうとするが、あたまが覚醒してしまったのか、ぜんぜん眠れなくなった。昼間はやたらと眠くなったのに、眠りたいときに眠れない。布団も寝心地が悪い。あたまの向きを逆にしたり、工夫を凝らし、深夜1時過ぎになんとか眠った。

2021年7月7日水曜日

7月7日水曜日/「日本の喜劇人」を読む(13)

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、聴きそびれていたラジオ番組を、タイムフリーやポッドキャストなどであれこれと聴きつつ、雑務を片づけ、合間に読書もしていた。家にいるのだから、のんびり読めばいいのに、数分ずつのこまぎれの読書。いったん、近所の郵便ポストまで出て、昼間は「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴いていたら、少し眠ってしまった。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。ゲストの AMEMIYA が、元相方が脚本を書いてるというので、検索してみると、西条みつとしという名前で、誰かと思えば、あれきさんだーおりょうだった。そういえば、これは前にも確認したことがあったはずで、よっぽど関心がないのか、すぐに忘れてしまう。タイムフリーで、日曜の「山下達郎のサンデー・ソングブック」も聴いた。Spotify ではなにを聴いてるんですかというリスナーからの質問に、Spotify では落語しか聴きませんと答えていた。

 夕方、駅前まで買いものに出て、すぐに帰ってくる。家を出た直後にアマゾンから注文があり、大きいものが売れてくれた。大きいというのは物理的なことで、本のサイズが大きく、出品しているくせに、いざ発送するとなると、どうすればいいのか困るようなしろものだ。いつも利用しているクリックポストやクロネコDM便とはわけが違い、手元に準備がなんにもない。あと1時間早く注文があれば、もしくは、あと1時間遅く外出していれば、今日中に箱ぐらいは用意できたのに。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者は920人に。

◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きをまだ読んでいる。後半、「日本の喜劇人2」の第二部、藤山寛美の章を読んだ。この本全体を通して、自分の知識がいちばん追いつかないのがこの松竹新喜劇に関する箇所で、松竹新喜劇に関してはなにしろ、映像でも観たことがないし、人名もわからない。しかし、1990年に亡くなった藤山寛美の訃報は、リアルタイムでの記憶がたしかにあるのだが、そのとき、中学2年生だった自分が、少なくとも、藤山寛美の名前は知っていたということか。この章の導入部に、「EXテレビ」で島田紳助が引用したという談志師匠の発言が出てくるが、中学2年生のときに、立川談志という名前を認識していたかはわからないが、「EXテレビ」は観ていたとしてもおかしくはない。後年、談志を通じて多くのことを学習したが、もしかすると、上岡龍太郎を通じて、意識せずに学習していたこともあったのかもしれない。「決定版」の後半は「日本の喜劇人2」となってはいるが、植木等も、藤山寛美も、小林信彦はじかに関わり、ここに書かれていることはその個人的な体験が主である。渥美清、横山やすしについては、それぞれ一冊の本が書かれているが、「決定版」の後半部はむしろ、それらの作品に連なるもので、しつこいようだが、「日本の喜劇人」とセットに組むのは無理矢理な感じがする。

◇ テレビ・音楽

 録画していた「ゆりやんと七人のツッコミ」という番組を観た。「R-1」の優勝特番で、ゆりやんレトリィバァが作ったVTRを、ゆりやんが選んだ七人に観せ、ツッコミを入れてもらうという企画。その七人とは、陣内智則、粗品、かまいたち濱家、千鳥ノブ、おいでやす小田、見取り図盛山、ハリセンボン春菜というメンバーで、見事に吉本ばかりだ。七人それぞれ、別々に映像を観て突っ込んでいるので、言葉がかぶるという都合はあるだろうが、ツッコミの音声が消されている場合があり、それに気がつくと、どうも面白みが半減する。目論見ほどには、ツッコミが面白くならなかったという感じがするが、ただし、ゆりやんの映像はすこぶるくだらなく、笑わされるポイントはツッコミではなく、映像そのものだった。こういう番組は、構成作家を思わずチェックしたくなる。それから、「しゃべくり007」の2時間特番もざっと早まわしで観た。こちらは、戸田恵梨香とハリウッドザコシショウの即興芝居がいちばんの見どころだった。

 Spotify で KERA のアルバムが配信されていたので、深夜、さっそく聴いた。毎度思うが、Spotify は配信開始日をどこかにきちんと表示してもらいたい。「まるで世界」というカバーアルバム。KERA の歌声は特に好きということもなく、曲によるというところだが、「マリリン・モンロー・ノー・リターン」がこのアルバムではまず好きだ。聴きながら眠る。いよいよ部屋が暑くなり、自分の体温が不快で、なかなか眠れなかった。

2021年4月11日日曜日

4月11日日曜日/在庫が傷んでいく

◇ ビートたけし

 4月21日は「民放の日」なんだそうで、その特別サイトから、たけしのインタビューが YouTube で限定公開されていることを知った。11分ほどのその動画を観てみると、現在のテレビは集中させるだけの魅力がなく、環境音楽みたいなものになっているというようなことが、自戒を込めて語られていた。思い出のテレビ番組を訊かれ、「雲の上団五郎一座」を挙げていることも興味深かった。あるいは、それとは別に、ツイッターから、たけしの公式サイト(T.N.ゴンの公式サイト?)が今さら開設されたことも知った。たけしらしい笑いが随所にある嬉しいサイトだ。



◇ 在庫

 アマゾンで販売している本で、何年も前から売れ残っていた本がようやく売れてくれたが、本の山から引っぱり出してみたら、思っていたよりもどうも状態がよくない。ただ置いてあったわけではなく、ほかの本が売れるたびに山を動かし、あっちに積んだりこっちに積んだりしていたからだと思うが、状態は「良い」にしてあったので困った。これはキャンセルにすべきかと迷ったが、幸い、注文者は出版社で、資料用だろうと思い、許容範囲と判断して発送することにした。個人のお客さんだったら、ちょっと心配なものはキャンセル扱いにさせてもらう。それもクレームを恐れてのことで、お客さんのことを考えるならば傷み具合を改めて説明すべきだろうが、メールでのやりとりで状態を伝えるのも難しく、理解がすれ違う可能性はどうしても避けられない。そう思うと、キャンセルのほうが損はないかということになる。しかし、それ以前に反省すべきは、在庫の保管状態に問題があるからそうなっていることで、改善すべきこともまるで改善できないまま、まことにだらしがなく続けている。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤで読書をしていく。期間限定メニュー、ミルクアイスのせシナモンプチフォッカを食べた。読書の合間にツイッターを少しだけ見るつもりが、マリエの一件に進展があり、だいぶ追いかけてしまった。太田光代社長の謎のツイート。たかまつななの note の記事も読んだ。尾崎世界観「祐介・字慰」を読み終える。いやな小説だと思って読んでいたが、村田沙耶香の解説にもあるとおり、終盤に小説が動き出す。


◇ ラジオ

 ドリンクを飲みすぎたせいか、帰り道、低血糖症状が出て、歩いていて変な汗が出た。帰宅して、軽食でもとりながらテレビを観るつもりだったが、腹痛になり、横になってラジオを聴いた。今日の「山下達郎のサンデー・ソングブック」をタイムフリーで聴くと、村上ポンタ秀一特集だった。中原理恵の「個室」は、最近、Spotify で聴いて、山下達郎と吉田美奈子の作だと気がついたのだが、これも村上ポンタ秀一のドラムだったのだ。追悼特集は次週に続く。かが屋の「24時のハコ」という番組も聴いてみると、かが屋に太田が意味深なことを言ったとのことだが、それがなぜマリエの話になったのか。光代社長のツイートはなにをきっかけにしたものだったのか。金曜の「問わず語りの神田伯山」を聴くと、伊集院とフワちゃんの件についてしゃべっていて、これには声を出して笑った。そうこうしているうちに腹痛は治まり、深夜0時過ぎに眠った。

2021年3月20日土曜日

3月20日土曜日/村上ポンタ秀一の自伝

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画しておいた「サワコの朝」を観ると、野村万作、萬斎、裕基が、親子三代そろって出演していた。裕基くんの子どものころの稽古風景を観ていると、涙が出てくる。TBSラジオ、「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけると、オープニングで佐々木宏を話題にしていた。塙さんはマクドナルドのCM撮影で会ったことがあるのだ。午後は文化放送、「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説に、神奈川新聞の田崎基記者が出演していた。ツイッターで名前を見かけるひとだが、この番組にはよく出演しているのだろうか。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄っていく。立ち読みしそびれていた「週刊文春」をチェックしようとしたら見当たらない。例の渡辺直美の記事が載っているわけだが、売り切れてしまったんだろうか。アマゾンにはまだ在庫がある。ドトールに寄り、アイスコーヒーとジャーマンドックを注文した。読書をしていると、大きめの地震があった。その場でニュースを確認すると、宮城県で震度5だと。

◇ 読書

 村上ポンタ秀一「自暴自伝」を読んだ。以前から読みたいと思って手元に置いてあった本で、記憶が混乱するが、訃報の前になぜか読み始めていたようで、妙なタイミングになった。読み始めてみたらこれがべらぼうに面白い。文庫解説の小西康陽は、音楽の「あばらかべっそん」と書いている。(小西康陽が正岡容の役どころと書く)真保みゆきによる聞き書きというかたちをとった、語られる自伝なのだが、芸談という側面もある。村上ポンタ秀一という名前をいつ覚えたのかわからないのだが、テレビ番組で演奏しているのをよく目にするドラマーであった。「ポンタ」という名は子どもの記憶に残る。この本のなかでも触れられていたが「やまだかつてないテレビ」にも出ていた。しかし、ジャズドラマーなのかなという漠然としたイメージはあったが、その経歴を考えたこともなく、この本を読んで初めて認識したことばかりだったが、関西人というイメージもなかった。赤い鳥のメンバーだったというのもいつ知ったのだろうか。あの「翼をください」と村上ポンタ秀一というのがどうも結びつかなかったが、赤い鳥もけして「翼をください」だけのバンドではまったくないというのはだいぶあとになって知った。自分の聴いてきた音楽をさかのぼっていくと、日本のロック史のようなものはなんとなくつかめていったが、それは東京のロック史で、関西にはまた別の歴史があるのだ。東にティン・パン・アレーがいた時代に、西には赤い鳥がいた。あるいは、スタジオミュージシャンとして関わった歌謡曲の数々のすさまじさ。この本にあるこのあたりの話は、一般読者に訴求力があるんじゃないかという聞き手の狙いもあり、まさに、自分のような読者にはここがすこぶる面白い。ピンク・レディー、山口百恵、郷ひろみ、沢田研二など、同時に、筒美京平や都倉俊一といった職業作曲家についても語られる。まあ、登場人物のじつに多種多彩なことに圧倒されるが、それだけ、関わってきた仕事のジャンルが多岐にわたるということであり、この人脈がこの本の大きな魅力になっていて、山下達郎や大貫妙子、吉田美奈子、YMOの面々、80年代になると、矢沢永吉、尾崎豊、井上陽水、玉置浩二、泉谷しげる、忌野清志郎といった名前が登場する。仲がいいのかと思うとボロカスにけなしたりして、どっちなのかと思うが、やっぱり仲がいいのだろう。その容赦ない人物評が面白い。要するに、ひとったらしというやつで、村上ポンタ秀一の語り口が見事にこの本には表されている。70年代にはヘロインの不法所持で逮捕されているというのも知らなかった。今、アマゾンで五千円近い値がついているが、それでもこの本は売るのが惜しくなる。

 夜に帰宅し、音楽でも聴きながら早めに眠ってしまおうとするが、眠れずにラジオをつけた。「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聴くと、やはり、村上ポンタ秀一の死に触れていた。「六本木のベンちゃん」のドラムもそうだったのか。ラジオを聴きながらようやく眠り、深夜に目覚めると、大瀧詠一がサブスク解禁になっていた。

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...