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2022年11月20日日曜日

11月20日日曜日/ダウンタウンの影

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、今週も三谷幸喜は公演先からのリモート出演だった。中条きよしが委員会質問で新曲の宣伝をしたという、そのニュースは知っていたが、その映像はここで初めて観ることができた。この話題について、三谷幸喜は「僕なんかからするとですね、ああいう規格外のかたがせっかく政治家になられたので、それで規格外のことをおっしゃって、なにがいけないのかっていうね。気がしましたけどね。「仕事人」ですよ、だって。」と語り、「うそ」を歌い始めたところで安住に止められる。

 ポッドキャストを聴きながら、もう少し眠りなおし、2時間ぐらいで起きあがる。ブログの更新に手をつけるが、下書きがほとんど書かれていない日の場合は、その日の写真を手掛かりにして思い出していく作業になる。歩きまわっているような日は、スマホのバッテリー切れも心配だから、あんまりこまめに下書きもできなかったんだな。

 それからまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」と「ワイドナショー」、「TVタックル」「週刊さんまとマツコ」もざっと観てしまう。いったん、ラジオに移り、放送中の「爆笑問題の日曜サンデー」を、タイムフリーで追いかけて聴いた。14時台は、カンニング竹山がゲスト。話題はネットの炎上について。ラジオを聴きながらブログの更新を仕上げてしまい、また録画していたテレビを。「拾われた男」の第3話、それから、昨夜の「お笑い向上委員会」も。「ゴッドタン」は「腐り芸人セラピー」。ティモンディ前田、わらふぢなるおが出演。「笑点」も追っかけ再生で観てしまう。今週も大分での収録、演芸コーナーには錦鯉が出演。大喜利の助っ人は、先週に引き続き、今週も文治が務める。大喜利には、今週からリーチ座布団というものが登場するようになった。

 「ガキの使い」をずっと観そびれていて、9月の放送から録画が溜まっていた。日曜はいつも観るものが多く、大きいニュースがあるときなどは「サンデージャポン」と「ワイドナショー」で疲れ果ててしまうのだ。9月11日放送「対決&罰ゲームの歴史」の後編をまだ観ていなかった。まずは1993年放送、浜田がフランスまでエビアンを汲みにいく罰ゲームから。続いては、1994年放送、松本親子の「早朝親子寄席」。以降は順に、1995年放送、浜田がニューヨークの坂本龍一宅にシャーペンをとりにいく罰ゲーム。忘れていたが、そういえば、シャーペンの消しゴムをとりにもう一回行ったんだった。1998年放送、浜田が松本母とロスに行き、「タイタニック」のラブシーンを撮影する。1998年放送、浜田の「24時間日テレ営業中」。2000年放送、のちに「笑ってはいけないシリーズ」に発展する「24時間耐久鬼ごっこ」がここで登場する。2001年放送、松本の「ひとりぼっちの廃旅館1泊2日の旅」。このあたりからは、だんだん観た記憶があやしくなってくる。2002年放送、松本一家の「早朝松本レンジャイショー」。2002年放送、松本の「ノーリアクションパイ地獄」。これも今に続くパターンのひとつ。2003年放送、浜田がウラジオストクに。2003年放送、「絶対笑ってはいけない温泉宿」。タイトルに「笑ってはいけない」という言葉がつくのはこれが初めてだろうか。2004年放送、このときも「笑ってはいけない温泉宿」。2005年放送、「笑ってはいけない高校」。2006年放送、「笑ってはいけない警察24時」。このときから、ついに大晦日の放送になる。今回の放送でふり返るのはここまで。こうしてたどっていくと、圧倒的にインパクトがあったのは1995年までだとはっきりわかった。つまり、「遺書」がベストセラーとなり、「WOW WAR TONIGHT」が大ヒットした年。2000年以降になると、いよいよ忘れているものも多くなり、その時代は松本が坊主頭だったころと重なる。

 9月18日放送からは、3週連続の「D-1グランプリ」という企画があった。ダウンタウン40周年を記念し、ダウンタウンにネタで感謝を伝えるという企画。司会は今田耕司。審査はダウンタウンのふたりと藤原副社長。1週目には、錦鯉、FUJIWARA、どぶろっくが、2週目には、ココリコ&陣内智則、とろサーモン、ハリウッドザコシショウ&くっきー、ランジャタイが、3週目には、ナイツ、ZAZY、マヂカルラブリー、月亭方正&たむらけんじが出演した。とろサーモンの漫才はネタにダウンタウンをぜんぜんからめず、直近でいちばんウケたネタをかけ、宮崎はチャンネルが2個しかないからダウンタウンは観ていなかったというオチ。結果はまったく予想ができなかったが、どぶろっくが優勝した。10月30日放送は「サイレント図書館」にニューヨークが登場。11月13日放送は「浜田のめくり願望を叶えよう」という企画。これはくだらなくて面白かった。そして、今日放送、「みんなで川の流れのようにを歌い切ろう」は観ないで消去した。

 Spotify のポッドキャストで「問わず語りの神田伯山」を聴くと、「ちゃきちゃき大放送」で言っていたとおり、高嶋政伸を高嶋政宏と間違えて怒っている。そのあとには、マキタスポーツさんが主演する映画「MONDAYS」の話をしていた。「東京ポッド許可局」も、最近はポッドキャストで聴くようになった。聴きながら眠るが、深夜に目覚めてしまう。部屋ががさごそと、ネズミの気配を感じ、落ち着いて眠っていられない。「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のポッドキャストを、眠くなるまでずっと聴いていた。

2022年10月8日土曜日

10月8日土曜日/「キングオブコント2022」

◇ 生活・ラジオ

 早朝に起きあがり、「木梨の会」を途中からつけ、ブログの更新にとりくむが、眠くなり、もう少し眠りなおす。改めて起きあがり、ブログの更新。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴きながら、ごちゃごちゃと雑務を。アマゾンの値段をいじっていてたまたま気がついたが、今日売れた本の在庫数が減っていなくて、なんだこれはと驚いた。もしかすると、二重に登録していたのか、それとも、もともと在庫数を間違えて入力していたのか。なんにせよ、売れた本の在庫がまだあるのはまずい。在庫数をゼロに修正するが、ところが、数分後に確認してみると、なぜかまた在庫が1に復活している。何度やっても同じ結果になり、とりあえず、ないものを買われてはまずいから、絶対買わないような値段に上げておくが、怖いから、最近売れたものも確認してみると、昨日売れたものはやっぱり在庫数が減っていないことがわかった。一昨日のものは大丈夫。昨日から障害が起きているのか。セラーフォーラムもめったに開かないのだが、開いてみると、やはり、同じような障害が多数報告されていた。商品の登録ができないという報告もあったが、これに関しては、昨夜に登録したものはきちんと登録されている。障害だとわかれば、すっきりはするのだが、安心はできない。

 午後、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。午前中は雨降りだったが、午後には止んだ。文化放送の「田村淳のNewsCLUB」を途中からつけると、ニュース解説には堀潤が、ゲストコーナーには拉致被害者家族会代表の横田拓也というひとが出演していた。誰だろうと思ったら、横田めぐみさんの弟なんだ。みなとみらいに北朝鮮の工作船が展示されているというのは知らなかった。近くに行くことがあったら、寄ってみよう。タイムフリーで、裏番組の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も聴く。ニッポン放送は野球中継があるため、今日は1時間の短縮放送だった。どっちにせよ、いつもオープニングしか聴かないのだけど、東北では14時以降も放送されたようだ。富澤が、円楽の香典のお金を入れ忘れた話をしていた。

◇ テレビ

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「子ども記者会見」のコーナーに尾木直樹が登場。昨夜の「ミュージックステーション」は、ユーミンの特集があるというので楽しみにしていたが、ユーミンが出るわけではなく、本人不在の特集だった。「タモリ俱楽部」でも触れられていた、1993年放送「タモリの音楽ステーション」の映像をここで観ることができた。タモリ、ユーミン、YOSHIKI がトークをしていた。それから、スマホ投票で選ばれたユーミンの名曲から、清塚信也が即興メドレーを披露する。そのほか、90年代リバイバルソングトップ10 という企画もあり、まるで予想がつかないランキングだったが、1位には椎名林檎「丸ノ内サディスティック」が選ばれていた。TikToker のタイガなんていうひとも知らなかったが、このひとが「接吻」を踊ったことで再生数がアップしたとか。

 先月に放送された「ザ・ベストワン」を少し観始めるが、ぜんぶ観ている時間はなく、「キングオブコント」ファイナリストの集結企画だけ、本戦の前に観ておきたかった。このコーナーは、ファイナリスト発表の2時間後の収録。このメンバーを「M-1」司会の今田耕司が仕切る。前年優勝の空気階段も出演し、ファイナリストたちに質問をする。「絶対負けたくない今年のファイナリストは?」との質問には、かが屋、ビスケットブラザーズ、クロコップが、や団をライバル視する。ネルソンズ、かが屋、ビスケットブラザーズの3組には、2019年ファイナリストという因縁もあり。「空気階段が優勝すると思うのは誰?」という質問には、ふたりそろって、いぬを挙げた。このコーナーは15分程度で終わり、短くて助かった。

 続けて、先週日曜に放送された「キングオブコント直前SP」も観る。ファイナリスト10組にサプライズで、恩人からのビデオレターを観てもらうという企画。登場順に、ニッポンの社長にはトミーズから、かが屋にはモグライダーから、ネルソンズには行きつけの飲み屋の店長から、ロングコートダディには見取り図から、ビスケットブラザーズには元バイト先のママから、コットンには横山由依から、いぬにはニューヨークから、や団にはハリウッドザコシショウから。クロコップにはお見送り芸人しんいちから、ここだけはビデオメッセージではなく、本人が登場。最後は、最高の人間にドランクドラゴン塚地からビデオレターが届いた。

 録画中の「お笑いの日」のオープニングも観ておくが、今年もまた、ダウンタウンの漫才形式のトークから始まる。ダウンタウンにコントをやらせようとしているTBSの意向があるようだ。生放送部分に移ると、ダウンタウンが登場と見せかけて、ダウソタウソが登場する。ハリーポッター役、向井理の魔法により、本物のダウンタウンになるという演出。「ザ・ベストワン」のスタジオからは、コサキンがさっそく登場した。

 「キングオブコント」本戦3時間は録画の都合で追っかけ再生ができず、一気に観たいから、放送終了を待ってから観始めた。梅田サイファーのテーマ曲から始まるが、10組のファイナリストの情報をしっかりと歌詞に入れているなかなか手の込んだものだった。そして、審査員の紹介となるが、ナレーションを今野浩喜が務める。かまいたち山内、ロバート秋山、バイきんぐ小峠、東京03飯塚、松本人志が順に登場。それからあっさりと本戦が始まった。出演順に、クロコップ、ネルソンズ、かが屋、いぬ、ロングコートダディ、や団、コットン、ビスケットブラザーズ、ニッポンの社長、最高の人間(岡野陽一&吉住)という10組。

 トップのクロコップだけはどういうコントをやるのか認識していなかったが、昨年の傾向に続き、これはマンガ的な世界観を借用しているにすぎないコントだ。今年もこれが続くといやだなと思ったが、2番手のネルソンズはわりとオールドスタイル。結婚式に元カレが乱入するという設定のコントで、和田まんじゅうが可笑しいんだけど、笑いという点ではちょっと弱かった。このあたりから、司会の浜田が審査員コメントの時間に遊び始める。3番手のかが屋は、女上司とドMの部下のコント。賀屋の芝居がさっそく面白い。性癖ネタは去年の空気階段を踏まえた作戦だろうか、前回の決勝出場時に比べて、かが屋にしては強いネタをもってきた感じがしたが、しかし、審査員の点は意外と伸びない。4番手のいぬは問題作。キスをするだけのコントで、くだらなくて笑うんだけど、笑いのパターンがひとつしかなく、短い時間でもすぐに飽きてしまった。審査員はどう判断するかと思ったが、意外や、松本はここまでの最高点をつけた。飯塚はキスは禁じ手だと思うといい、評価基準が明確だ。5番手のロングコートダディは、料理人の長い帽子が看板に引っかかって落っこちるだけのコント。個人的にはこれがいちばん面白かったのだが、しかし、これがなぜか審査員の点は低い。6番手のや団はバーベキュー場のコント。死んだふりをすることから、異常な展開になっていく。今回の10組のなかでは、や団だけは生の舞台を何度か観ているが、3人ともがずっと変な空気をまとっているトリオだ。審査員の点は高く、や団がここでトップになった。松本が全組に違う得点をつけようとするのはわかっているので、ここからは極端に低いか、極端に高いかになると予想する。7番手のコットンは浮気証拠バスターのコント。坊主頭のきょんのほうが巧みな芝居で引っ張っていく。テレビでは何度も観ているコンビだが、今まで、ここまで上手いコンビだとは思っていなかった。審査員の点も高く、ここで1位タイになる。8番手のビスケットブラザーズは、野犬から助けてくれるセーラー服の男のコント。これもマンガ的な世界観を借用しているにすぎない。なんだか今年は汚い芸が多いなと思いながら観たが、しかし、審査員たちはなぜか高得点だらけになり、1位になった。9番手のニッポンの社長は、ロボットと少年のコント。クロコップ、ビスケットブラザーズが二次創作的ならば、ニッポンの社長ははっきりとパロディだった。ニッポンの社長には期待していたのだが、ショートコント的な展開に不満を感じた。暗転の多用に審査員の点も辛くなり、なんと最下位になってしまった。最後は、岡野陽一と吉住のユニット「最高の人間」。「岐阜ワンダーランド」というテーマパークのコント。それぞれ、演者としてはさすがの力量なのだが、しかし、これも借りものの世界観で、過激な部分がわりとイージーかなと思った。ファイナルステージは、や団、コットン、ビスケットブラザーズの順。や団は、気象予報士とずぶ濡れの男のコント。暴れまわるところが魅力だが、設定も細やかだ。コットンはタバコを吸う女のコント。演技で客をつかんでいく、きれいな芸風のふたり。審査員の優劣が分かれたが、飯塚は、や団のオリジナルストーリーに比べて、コットンはなにかのラブストーリーを踏襲しているから1点落ちると評価した。だけど、それではビスケットブラザーズの点が高くなるのは変だと思う。ビスケットブラザーズはバイト先の女子ふたりのコント。ディテールやリアリティとは無縁の異常設定で、1本目よりも笑うが、芸域がすごく狭くないだろうか。しかし、優勝はビスケットブラザーズ。今回の審査員の評価はかなりわからなかった。これはもう、バッファロー吾郎の二の舞にならないか。やっぱり、「M-1」とは違ってだらしがないのは、「キングオブコント」はどうもひとつの空気に流される。上沼恵美子とオール巨人、あるいは、上戸彩が「M-1」にいることがどれだけ大事か。いっぽう、「キングオブコント」では、ダウンタウンふたりが空気を支配してしまう。5時間の生放送の最後にこれがあることの弊害も感じる。

 その直後の「Nキャス」の録画も少し確認すると、「キングオブコント」の優勝会見の様子からスタートしていた。今年からは三谷幸喜のコメントが聴けると思い、楽しみにしていた。三谷幸喜は、コットンきょんのインスタもチェックしていた。深夜3時前に眠る。

2022年10月2日日曜日

10月2日日曜日/白か黒か

◇ テレビ

 午前中にブログの更新をひとつ。午後になってから、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観た。有田芳生が出演することを先にツイッターで知り、これはしっかりと観なければと思っていた。さすが、ワイドショーのコメンテーターをやっていたこともあるひとだから、このような場にも堂々と登場する。スタジオには、鈴木エイト、ひろゆき、小原ブラスも出演。まず、有田芳生が太田を強く批判するポイントは、家族による保護説得を、統一教会が主張する「拉致監禁」という言葉を太田が使って表したことにあるようだ。太田「僕は有田さんにちょっとひとつ、誤解…、されてないかもしれないけど、言いたいのは、僕は統一教会側の意見を代弁してるわけではなくて、統一教会から、なにかその関係があるということもいっさいありません。」と前置きし、保護説得の歴史に乱暴なやりかたがあったこと、それがこの「空白の30年」により、初期の乱暴なものに戻る危険性を語る。しかし、これに関しては、鈴木エイトから否定される。

 山上容疑者が手紙を送った人物である米本和広の本を読んだという太田は「そのことはあまり報道されてないですよね?」「そういう問題もあるんだ、こっち側にはこっち側の問題もあるんだってことを、テレビがやっぱり公平に扱って、この問題っていろいろ難しいよねっていうことをやるべきだと思うんだけど、テレビは白か黒かっていうものを求めるから、どうしてもそういうことができにくい状態。で、なおかつ、僕はほんとはね、米本さんと有田さんが反目しあっている状態が、すごく悩ましいと思うんですよ。だって、思いは一緒じゃないですか。」 「いや、違うんだよなあ。」と有田。太田「でも、統一教会の問題を解決したいっていう大きな思いは一緒じゃないですか。」「専門家同士が対立しているときに、どっちの主張が正しいのかっていうのは僕らはわからないわけですよ。だから、そういうこともある、こっち側もあるってことを、両方報道するべきだって僕は思ってるんですよ。」「でも、太田さん、毎週同じこと言って恐縮なんですけど、やっぱり、公平も白黒もないんですよ、この場合は。」とデーブ・スペクターが割り込む。「太田さん忙しいから、あんまりテレビとかみんなのツイートとか読んでないかもしれないけど、昨日の「報道特集」観ました?」といって、「このつらいもの観れば、太田さん少しでも今までのような言いかたしないんですよ。だからやっぱり、毎回言ってるように、知らなすぎると思うんですよ。」 デーブのこの指摘には、太田は「別に言い訳するわけじゃないけど、「報道特集」は観てないんですけど、有田さんの本も、エイトさんの本も、紀藤(正樹)さんの本も、郷路(征記)さんの本も、米本さんの本も、読んでるんですよ。」

 杉村太蔵が、保護説得をしようとした家族側が裁判で負けている例をあげたが、有田芳生は「事実の問題としてひとつお伝えしときたいんだけど」と、保護説得がいろいろなトラブルになった事実は認めるが、「そういう行き過ぎは改めなければいけないし、もう改まってるんだけれども、だけどその問題において、刑事事件になったのはひとつもないんです。」 太田「民事ってことですか?」 有田「刑事で、ひとつもないんです。」 太田「だから、すべて民事ってことですか?」 有田「民事では裁判になりましたけど、刑事事件にはなってないんです。」

 杉村太蔵だけは太田の意見に理解を示していて、「サンジャポ」を毎週観ている自分もほぼ同じ理解なのだが、杉村太蔵は太田の主張を3点に集約する。すなわち、被害者の救済、再発の防止、信者が追い込まれてしまうことの懸念。杉村太蔵は、メディアで白黒つけるのは非常に危険だという考えを語り、被害者団体はなぜ解散請求をやってこなかったのかという疑問をぶつける。しかし、これについては、鈴木エイト、ひろゆき、デーブからいっせいに反論されてしまう。ここからは、なぜかなかなか解散請求ができないという法律の問題点も浮かんでくる。

 最後はMC論になり、ひろゆきは、「ミヤネ屋」や「ひるおび」は統一教会に訴えられているのに「サンジャポ」は訴えられないのはなぜかというと、統一教会にとっては都合のいい番組になっているということを語った。太田「僕は助けるつもりはないですよ、統一教会は。だけど、やっぱり、専門家のなかでもこれだけ意見が違うっていうなかで、エイトさんと有田さんでも微妙に意見が違ったり、山口(広)さんと郷路さんとか、あと、米本さんも、ひとりの現場を見てきたひととして、ぜんぜん意見が違う。それを、やっぱり、われわれはそれぞれの意見を訊かないとわからないと思うから、こっちの意見はどうですかっていうふうに、お伺いをたてたいっていう気持ちがあるわけですよ。それが統一教会寄りの意見である場合もあるし、有田さんの意見もわかるっていう場合もあるし、だから、もうちょっと、今の報道っていうのは、白か黒かっていうことに、なかなかテレビってそういうふうにしたがるし、お前は白なのか黒なのかってしたがるけども、これは白か黒かでは語れない問題だから、だから、僕の言ってることは「お前の言ってることははっきりしないよ」って言われんのかもしんないけど、むしろ、はっきりさせちゃうことに対する恐怖心というか、懸念が僕のなかにあるっていう。」「でも、これ、白黒で語れる問題なんですよ、申し訳ないけど。そこの誤解大きいと思いますよ。」とデーブ。しかし、杉村太蔵は「そこはデーブさん、だいぶねえ、僕も考えかた違う。そう簡単に白黒言える問題じゃないですよ。」 有田芳生は「私もコメンテーター12年半、ある番組でやってきましたけれども、イラク戦争のときに、MCのかたと意見がだいぶ違ったんです。一時、対立するようなこともあったんだけど、なんか、番組そのものの雰囲気がよくなくなってしまって、しゃべらなくなったときがあるんです。だからそういう、太田さんや田中さんの立場で主張をされてることに対して、まあ、この番組は違うかもわかんないけども、やはり、ちょっとあのう、遠慮しようとか、そういうひとも出てくる可能性はあると思うんですよね。だから、そういう立場にいるんだってことは理解をしていただきたいというふうに思うんです。」 エイト「僕はあまり遠慮してないですけどね。」

 この討論は番組開始48分まで続き、観ていて、へとへとに疲れた。そのあとはロシアの問題を扱い、中村逸郎が登場。それから、円楽、猪木の訃報を扱った。有田芳生は番組上はにこやかな表情も見せ、とてもよかったのだが、しかし、ツイッターを見てみると、杉村太蔵への批判をリツイートしていたり、なんだよこりゃと思った。これは、ツイッターになると馬鹿になる文化人のひとつの典型なのである。テレビ番組に呼ばれて、論敵と対峙しているときは真っ当なのに、ツイッターではツイッター内の空気に飲まれてしまう。いや、ツイッター側のみから眺めていると、おそらく、これはまるっきり逆に見えるかもしれない。ツイッター内では真っ当さを保ち、テレビでは空気に飲まれてしまったと理解されるだろうか。番組内では、ある番組のMC(「ザ・ワイド」の草野仁か?)と意見が対立し、番組の雰囲気が悪くなったという話をしていたが、いや、このツイッターでのふるまいを見ると、爆笑問題に忠告していた有田芳生のほうが空気に飲まれやすく、流されやすいのではないのか。放送後のツイートでは、望月衣塑子のツイート(今朝の「サンジャポ」の切り取り動画を引用リツイートし、有田芳生と鈴木エイトの本を太田は少なくとも読むべきだということを書いている。)を引用リツイートし、「太田さん、番組のなかで、僕の本を読んだと言っていたんですけどねぇ……。バランスの悪さは、これから修正されんでしょうか。」などと書いているのだが、それを言うなら有田芳生のほうだろう。太田こそ、過剰なほど、バランスをとろうとしているのだ。バランスなど気にせず、統一教会を徹底的に批判すべきだという話ならば理解はできるのだが、自分がバランスがあるつもりでいるのだから、有田芳生の状況認識能力には不安を感じざるをえない。この有田のツイートを引用するリツイートにはまともな反論も多く見られるのがせめてもの救いだが、大変、暗澹たる気持ちになった。ツイッターは世論ではない。もはや、2ちゃんねると変わらない。(その2ちゃんねるを作ったひろゆきのほうがテレビに順応しているというのも皮肉なものだが。)

 今日は外出せず、疲れてしまったので、休憩を挟んでから、今度は「ワイドナショー」を観た。今週は松本が出演したほか、ヒロミ、安藤優子、呂布カルマというメンバー。国葬を扱うが、そういえば、「サンジャポ」では国葬についてはほぼ扱っていなかった。こちらの番組では、安藤優子はもちろん、ヒロミも国葬に疑問を示すが、松本もなかなか常識的なことを言う。「やっぱりちょっと、うーん、なんか自民党らしいというか、自民党の悪いところが出ちゃってるなあというかねえ、やっぱり、強引に決めすぎたなあというのはありますよね。だから、もうちょっと、みなさんが納得できるように説得というかねえ、してあげないと、逆に僕は、安倍さんが非常にかわいそうだなあっていう気が…。昭恵夫人もそうですし、ちょっと、そう思いましたね。だから、反対のデモをするひとたちの気持ちも、正直、わからなくもない。ただ、黙祷のときに、騒いでいるひとたちの気はしれないなっていうのはありますね。やっぱ、ああいうときは静かにしようよって、思いますけどね。」

 夜になり、スーパーまでちょっと買いものに行き、それから、録画していた「笑点」を観た。今回は、オープニングと前半の演芸コーナーはつぶし、円楽追悼のVTRを放送した。大喜利の助っ人は鶴光。3月以来の再登場。

◇ ラジオ・配信ドラマ

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。この週はゲストコーナーがいつもより遅く、16時台にモト冬樹が登場した。ビジーフォーの解散ツアーがあり、その札幌公演の前座がなぜか爆笑問題だったんだそうだ。続けて、今日の放送を聴くと、先週のモト冬樹に続き、今週のゲストにはエド山口が登場し、連続モノになっている。桑田佳祐から知ったのだろうが、太田はエド山口の YouTube を観ている。これも観ておきたいと思いながら、今からすべて観ようとしても、もう膨大すぎてなかなか大変だ。その活動はジャンルを越境し、日本の音楽史、芸能史の生き証人のようなひとで、エピソードがいちいち、何年何月何曜日まで細かく出てくる。すさまじい記憶力に圧倒される。

 アマゾンプライムでドラマをひとつ。「熱海の捜査官」を観終わり、今度は「時効警察」を観なおしたいと思っていた。まず、第1話。2006年放送だったか。記憶よりも、意外とシャープではないというか、まだ第1話だからだろうか。ゲスト俳優には東ちづるが登場し、そういえば、サスペンスによく出る俳優がゲストに選ばれ、そこも遊びになっているんだったっけ。第1話は、笹野高史の演技がいちばん面白かった。

2022年9月24日土曜日

9月24日土曜日/雨降りはテレビばかり

◇ ラジオ・テレビ

 早朝にいったん目覚め、「木梨の会」を聴きながら、もう少し眠りなおす。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は尾崎世界観。川本真琴がサブスク批判のツイートをして、ネットニュースになっていたというのは知らなかった。午後は文化放送の「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は「文春WOMAN」編集長の井崎彩。ラジオを聴きながら梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。今日は雨降り。野毛大道芸に行くつもりでいたが、屋外の催しは中止だろうと思い、やめることにした。この土日の開催だが、明日は別の予定が入るかもしれず、はっきりしなかったのだが、その予定は無事になしになってくれた。明日は野毛大道芸に行ける。

 今日は外出せず、録画していたテレビ番組を片っぱしから観ていく。昨夜の「タモリ俱楽部」は「冷蔵庫の余りがち食材でダシとってみた」という企画。大久保佳代子、井上和香が出演。タモリの家は冷蔵庫が4台あり、2台は車庫にあるのだという。もらいものがやっぱり多いんだそうで、だから冷蔵庫が多いというのは談志師匠と同じだ。

 観そびれていた先週の「A-Studio+」は、岡田准一がゲストだった。一時期、ずいぶん中年らしい顔つきになったと思っていたが、こうして観ると若々しい。あれは役作りだったのだろうか。原田眞人の新作映画では、アクションの振り付けもしているという。そして、昨夜の「A-Studio+」は、劇団ひとりがゲスト。16歳ぐらいのときに、脚本家をやってみたいと思っていたというのは初耳だった。ひとり「芸人やりつつ、もうやってたんですけど。だから、学校とか通ってたから、その書きかたはわかってたんで。」 と言うから、脚本の学校に通っていたということか。コントが書けるから小説も書け、脚本も書けるのだと理解していたが、じつはしっかりと脚本の勉強をしていたというわけだ。鶴瓶はたけしに取材し、番組の最後には、たけしの言葉を鶴瓶が語るのだが、しかし、これはどうせならば、たけしの声で直接聴きたいと思った。

 月曜放送の「アンタウォッチマン!」も2週分まとめて観ると、2週にわたり、芸人ソングを特集していた。80年代からふり返り、まず、「ツービート・オール・ライブ・ニッポン」のレコードを流してくれるのが素晴らしい。そして、とんねるずにもたっぷりと時間を割く。VTRには今田耕司が登場し、「SO.YA.NA.」について証言した。東北版「DA.YO.NE.」を歌っていたのは、なんと、当時はアナウンサーだった伊達の妻なんだそうだ。今田耕司が「ナウ・ロマンティック」で「ミュージックステーション」に出演したときの映像も観ることができた。後編は 90年代後半から始まり、千秋、天野ひろゆきがVTRに登場し、ポケビ、ブラビについて証言した。最後は藤井隆。「ナンダカンダ」で歌手デビューの話を最初にもらったときには、戸惑いがあり、いやだったというのは意外なエピソードだ。MVの撮影現場で、照れるなんてのはプロ失格だと叱責されたのがきっかけでプロ意識が芽生えたのだという。

 観そびれていた先週の「ぺこぱポジティブNEWS」を観ると、「1mmも知らない!」という新企画で、インティマシー・コーディネーターの特集をしていた。この肩書きをたしかに知らなかったが、ヌードや性的描写のシーンに立ち会うコーディネーターのことなんだそうで、西山ももこというひとが出演し、シュウペイがインタビューをする。ある劇団の稽古場に立ち会っている様子も映されていた。スタジオのコメンテーターには伊集院光とヒコロヒーが出演し、たとえば、バラエティで、ノリでキスをするケースなどについて、そこでまじめに語られていたこともとても面白かった。

 テレビばかり観ていたら夜になり、「Nキャス」も追っかけ再生で観始めると、冒頭、まずは台風の被害の状況から伝えている。静岡は観測史上1位の大雨になったんだそうで、新幹線で一夜を過ごしたという池谷裕二に電話をつないでいた。

 テレビ疲れで、いよいよ目を休めたくなった。ツイッターから知った、YouTube にアップされているラジオ番組を聴きたいと思っていた。昨年末の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に、オークラがゲストの回があった。聴こう聴こうと思っていたはずだが、年末年始は忙しかったのか、なぜか聴き逃していたのだ。ダウンタウンとシティボーイズの関係について、どうやらここで語られているらしいと知り、これは聴かねばならないと思った。ダウンタウン(松本人志)はラジカルの影響を受けているという説は真実ではないだろうか。だとすると、日本の笑いの歴史において、やはり、宮沢章夫は最重要人物だということだ。

 23時からはFMヨコハマをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら眠った。47歳になったばかりの一日は、おおむね、テレビを観ているだけで終わった。

2022年8月7日日曜日

8月7日日曜日/シャッターに貼り紙

◇ ラジオ

 早朝から4時間ぐらい眠る。タイムフリーで、金曜に放送されたヒコロヒーの「CURIOCITY」を聴くと、なんと、ゲストが伯山だった。おすすめの本を訊くことが多い番組なのだが、伯山は笑福亭松枝の「ためいき坂くちぶえ坂」という本を紹介していた。「問わず語りの神田伯山」を聴くと、笑い屋のシゲフジくんがみなし陽性になったそうで、代役の笑い屋に瀧川鯉丸さんが登場していた。ヒコロヒーの番組に出た話をこちらでたっぷりとしていたが、しかし、これはおそらく来週放送分の話だな。

 友近の「シン・ラジオ」も途中まで聴く。新潟の長岡花火を観に行ってきたそうで、誰に教わったのか、新潟の花火の音が神奈川でも聴こえたという話をしていたが、いや、同じ日にみなとみらいでも花火大会をやっていたんじゃなかったか。今週はついに、ちゃらんぽらん冨好がスタジオに登場した。登場するなり、いきなり漫談からスタートする。冨好の語り口に手本はあるのかとリスナーから質問があり、冨好は、月亭八方の「楽屋ニュース」の語り口を盗ませてもらっていると答えていた。

 ラジオを聴いていると音声が途切れ途切れになり、ネットの接続が悪いのかと思ったが、そうじゃない。まさか、スピーカーが壊れたのかとも思ったが、どうやら電源タップの不良だ。この電源タップは何年使っているのか。6個あるコンセントの半分がだめになってしまった。

 うっかりしていたが、今日は明治座の「ビバリー昼ズ寄席」のキャンセル席の発売日だった。また忘れてしまっていた。そもそも、今日はそれがあるからと思い、わざわざ、午前中の予定を入れずにいたのに、なぜ忘れてしまうんだ。発売は 10時からだったが、気がついたときには 12時40分を過ぎていた。「漫才協会ドラフト会議」はすでに売り切れ。同日昼の公演はまだ売り切れていなかったが、画面を進めると、S席しか残っていなくて、こんな高い席は買いたくない。10時に挑戦していたら買えただろうか。ああ悔しい。

◇ 渋谷・表参道

 午後は「爆笑問題の日曜サンデー」を途中まで聴き、14時前から外出する。今日はまた少し暑さが戻った。渋谷に出て、まず、まんだらけに寄り、階段の百均から2冊買う。道玄坂を横切り、古書サンエーにも寄ってみると、シャッターが閉まっていて、今日もまた休みかと思ったが、店の前で立ち止まり、写真を撮っているひとがいる。シャッターに貼り紙があり、もしかしてと思い、近づいてみると、その貼り紙は閉店のお知らせだった。なんと、今まで知らなかったが、6月30日に閉店していたのだ。上階のフライングブックスは残るようだが、ここにはあまり寄ることはないだろう。



 ハチ公前を通り、宮益坂のほうに抜け、どこかで食べようと思いながら歩くが、なかなか決められない。宮益坂をいったん登るが、また降りてきて、結局、富士そばに入った。冷やし味玉ミニカレーセットを食べる。550円。決まらないときは安いものを食べていればいい。宮益坂を登りなおし、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。日曜なのに、学生みたいな子たちがやけに多かった。それから、表参道のほうまで歩き、渋谷にまた戻ってきたときにはもう夜になっていた。


◇ 読書・テレビ

 帰りの電車で、「水木しげるのラバウル戦記」を読み終えた。1997年刊、ちくま文庫。親本は1994年刊。子どものころから、水木しげるに戦争体験があることは知ってはいたが、それに関する著書を、改めて読むことは今まで一度もなかった。今年はウクライナ侵攻があって以降、戦争に関する本をずいぶん読みたくなった。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「ワイドナショー」を観る。今週は松本が出演のほか、野口聡一、中居正広、Aマッソ加納というメンバー。日本吃音協会が「水曜日のダウンタウン」に抗議した件について、松本も常識的な受け止めかたをしていてよかったのだが、それよりも、野口聡一のお笑いマニアぶりに笑ってしまう。その「水曜日のダウンタウン」を観ていただけでなく、インタレスティングたけしをごく自然に「インたけ」と略してしゃべっていたのがすごかったが、そこはさすがに松本にも指摘されていた。野口さんの年齢を確認してみると、1965年生まれで、松本よりも歳下なんだな。

 「サンデージャポン」も観ると、こちらでは冒頭から統一協会の話題を扱う。スタジオにはまた、鈴木エイトが出演していた。堀江貴文が学生時代の宗教の勧誘の話などをすると、太田が「ホリエモンと僕は世代が一緒なので」って、さらっと嘘をついていたが誰も突っ込まない。「TVタックル」では、安倍国葬賛否について。「笑点」の演芸コーナーには、ザ・ぼんちが出演していた。ラジオを聴きながら、深夜1時前に眠る。夜中なのに部屋が暑い。

2022年7月24日日曜日

7月24日日曜日/読み心地のいい本


◇ 東京・日本橋

 今日は昼から都内に。東京駅から八重洲地下街を抜け、日本橋に出る。日本橋の小諸そばで食べようと思っていたが、行ってみると休みだった。日曜だと、こういうことがある。改めて店を探すとなると時間がかかると思ったが、近くになか卯を見つけ、ここでさっさと食べてしまうことにした。鶏唐丼とはいからうどんのセット。680円。それから、ベローチェに入り、ひと休み。そのあとの予定が大幅に縮まり、今日はずいぶん時間に余裕ができた。

◇ 読書

 横浜に戻る東海道線で、細野晴臣「HOSONO百景」を読み終えた。2017年刊、河出文庫。親本は2014年刊。「TRANSIT」の連載をまとめたもので、旅のエピソードとディスクガイドのような内容になっている。それに加えて、「PAPERSKY」というこれも旅の雑誌だが、その雑誌の連載も収録されていて、その構成を手がけているのは川勝正幸だ。じつに読み心地のいい本というか、ここ最近は政治的な本をけっこう読んでいたが、それらと並行し、この本を少しずつ読むことで精神のバランスを保っていたようなところがある。ここで紹介されている音楽は Spotify で探し、Kitty,Daisy & Lewis なんかはよく聴いていた。


◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワイドナショー」を観ると、今週は松本が出演のほか、渋谷凪咲、西川貴教、そして、呂布カルマが初登場。松本は、自分で用意してきた「キリトリ記事禁止」という手書きのプレートを自分の前に置いた。奇しくも、先週の「東京ポッド許可局」が「切り取り論」であり、切り取りを肯定的に語る回だった。しかし、今週はおおむね芸能ニュースばかり。独立リーグに入団した話題で、ティモンディがスタジオに出演。そのあとには、「ABCお笑いグランプリ」優勝のカベポスターも登場した。TKO木本のトラブルも笑いにできる範疇であり、大阪万博の話題も少しあったが、こういう回だからこそ「キリトリ記事禁止」を出せるタイミングだったのだろう。松本の出演が隔週というのはもとから決まっていることだが、安倍晋三銃撃事件についてはうまい具合にすり抜けていて、なにも発言していない。

 今日の「笑点」の演芸コーナーは、マジシャンGOと小遊三のコラボ。マジシャンGOというひとをまったく知らなかったが、「月曜から夜ふかし」で話題のマジシャンなんだそうだ。大喜利の助っ人には、柳家わさびが登場した。

 テレビを観ていたら息苦しい症状があり、テレビは中断し、音楽を聴きながら眠ることにする。これも細野晴臣の本で紹介されていた、喜納昌吉&チャンプルーズをひさしぶりに聴きたくなった。CDももっているが、そういえば何年も聴いていなかったと思い出した。5時間ぐらい眠り、深夜に起きあがる。そのあとは記憶がない。


2022年7月17日日曜日

7月17日日曜日/ある松本人志論

◇ テレビ・ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。今日は「サンデージャポン」は世界陸上の放送があるために休止。大きいニュースが多いのに、なにやってるんだと言いたくなる。うちのレコーダーは2番組同時録画中のときは追っかけ再生はできないのだが、今日は「ワイドナショー」しか録画していないから、追っかけ再生で観てしまう。今週は松本人志は不在、ヒロミ、田村淳、神田愛花、ふぉ~ゆ~辰巳雄大、アインシュタイン河合ゆずるというメンバーだった。冒頭にはまず、この番組で以前に取材している国枝慎吾のニュースを扱い、つぎには、オズワルド伊藤とイワクラの熱愛報道を扱う。そして、CM明けにようやく、安倍晋三銃撃事件を扱った。神田愛花は事件現場を訪れてみたそうだが、それはともかく、神田愛花の統一教会の認識がどうも危なっかしい。続いて、参院選の話題を扱うが、生稲晃子とともに、水道橋博士の当選にも触れられる。この番組では乙武洋匡に密着していた。どうやら、赤坂で演説を聴いた日にちょうど密着していたようだ。

 「TVタックル」も追っかけ再生で観るが、参院選の話題をやらずに拍子抜けする。収録はいつなのだろう。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。ニュースコーナーでは参院選の話題もあり、水道橋博士の名前も出たが、特に掘り下げて扱いはしないものの、しかし、太田の声はちょっと嬉しそうだった。今週はゲストもなし。

 今日は外出せず、午後も、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた先週の「笑点」では、ハナコと宮治のコラボがあり、「キングオブコント」で優勝した犬のコントに宮治も参加し、岡部と一緒に犬の役をやった。大喜利は前週に引き続き、月亭方正が助っ人。今日の放送では、おいでやすこがとたい平のコラボがあり、大喜利の助っ人は晴の輔。昨夜の「お笑い向上委員会」は「バック・トゥ・ザ・芸人」特集の3週目。三浦マイルド、中川パラダイス、かもめんたる槙尾が登場し、この3人、みんな 2013年賞レースの覇者なのだ。中島知子も先週から残留し、雛壇側で活躍していた。昨夜の「ゴッドタン」は「熱い下ネタをやりたい選手権」という企画。「ネタギリッシュNight」のゾフィーのコントがこの企画に発展した。ゾフィー上田脚本の無人島コントを、劇団ひとりと矢作が演じる。東京03飯塚と角田には当て書きし、出張先のコント。最後は、上田と劇団ひとりのコンビがスパイのコントを演じた。劇団ひとりの芝居の面白さを堪能する回だった。

◇ 読書 

 夜、部屋で読書をし、杉田俊介「人志とたけし ―芸能にとって「笑い」とはなにか」を読み終えた。2020年刊、晶文社。著者の年齢を把握していなかったが、このひと、1975年生まれで同い年(早生まれの一学年上)なのだ。タイトルのとおり、前半に松本人志論とビートたけし論、それから後半には、対談、鼎談が、3本収録されている。先にネットで発表されていた松本人志論は面白く読んだ記憶があり、ずっと読みたかった本なのだが、まず、松本人志論から読み始めていくと、不思議な気もするが、あれっと思うくらいに、変だなと思う記述がかなりある。最初に読んだときには、そうは思わなかったのだろうか。note にこの評論が公開されたのは、2019年の夏だとまえがきには書かれている。それから加筆修正されているのかわからないが、その note の記事にリンクを貼ったツイートをリツイートした記憶もあるし、松本人志を批判的に分析しているこの評論にかなりうなずいたはずなのだが、改めて読んでみると、どういうわけか、うなずけない部分がかなり多い。はたして、同じものを読んでいるのだろうか。あるいは、3年のあいだに、こちらの松本人志観が変わったのか。いや、自分の松本人志観以前に、松本人志本人は確実に少し変化をした。ちょうど、この評論が公開された2019年夏には、吉本興業の闇営業問題があり、その後、おそらく、松本人志はこの騒動を通じて変化をしている。今、松本人志が炎上することはかなり少なくなった。この本のまえがきには、「私の方法は、人志とたけしの映画作品の中に、彼らの芸能と笑いの秘密を精神分析のように読み取る、というものであり、芸能者としての松本人志、北野武を総合的に論じるためには方法的に弱い、という批判は当然ありうると思う。ご批判をいただきたい。」と、著者もあらかじめ書いてはいるのだが、ここで読み解かれているのは、じつは、「ワイドナショー」の発言でのべつ炎上している松本人志のネットでのイメージにすぎないのではないだろうか。松本人志の「芸能と笑いの秘密」がそこまで読み解かれているのだろうか。そして、ここで参照されている芸能論というのは、山口昌男であったり、柳田国男であったり、こういっては身もフタもないとは思うが、あまりにも視点がインテリすぎる。松本のおもな仕事であるテレビについても、若いころに観た印象を語るだけで、現在の松本の仕事をどこまで点検しているのかはよくわからない。続く、たけし論はとても面白かったのだが、これはほぼ映画論に徹しているからだろう。「人志とたけし」と並べてはいるが、別に、このふたりは映画作家として並べられる存在なわけではない。たけしは映画史から読み解けても、松本は映画史からは読み解けまい。そもそも、この著者は、映画史からは外れるようなB級コメディ映画なんかはどのくらい観ているんだろうかという疑問も湧く。しかし、後半に収録された対談・鼎談を読んでいくと、杉田の松本人志論の不満はかなり補われていた。九龍ジョー、マキタスポーツ&矢野利裕、西森路代という3本で、けっこうなボリュームだったが、それぞれ夢中になって読んだ。対談・鼎談では、たけしよりも松本の話題が多くなり、九龍氏、マキタさんも杉田の松本論には異論を示していて、九龍氏の松本評にもっともうなずく。総体的には面白い松本人志論といってもいいだろうか。北野映画がその評価をすでに揺るぎないものにしているのとは異なり、松本人志という人物の評価はこの先もまだまだ揺らいでいくはずだ。

 熱心に読んだついでに、大きなお世話だが、変だなと思った記述をいくつか。P10「ジョーカーを擬した小梅太夫(!)のちょっとした人気。」 P128「たとえば元俳優であり、舞台・映画・テレビ・ラジオなど様々なメディアで活躍し、芸能についての素晴らしい評論(それ自体が芸能的な語りの実践のような評論)を書き続けてきた小沢昭一は」 P250「芸能と暴力といえば、僕が中高生のころは、とんねるずの影響がすごく強い時代だった。これはラリー遠田さんも強調しているけれど、彼らの笑いって、基本的にパワハラ的な笑いです。」 P286「たとえばれいわ新選組の山本太郎さんは、もともと北野武の番組のダンス甲子園で、「メロリンQ」という一発芸で出てきて、その後の俳優としての仕事はいまいちで、その流れの延長上で政治家になった。」

◇ 配信番組

 アマゾンプライムでドキュメンタリー番組をひとつ。宗教に関するものをなにか観たいと思い、探してみると、「カルト集団と過激な信仰」という番組の第5回で、「世界平和統一聖殿」が扱われている。あまりよくわからずに観始めてしまったが、よくよく確認してみると、どうやら、「世界平和統一聖殿」というのは「世界平和統一家庭連合」とはまた別の、統一教会から派生した団体のようだ。こっちのほうこそ銃を所持しているじゃないかとびっくりする。

 続けて、Netflix で、「ザ・ロンリー・アイランド バッシュ・ブラザーズを歌ってみた!」という番組を観た。わずか30分のコメディ番組。「リコリス・ピザ」に主演していたアラナ・ハイムのほかの作品はないかと検索していて見つけた。この番組にはハイム3姉妹で出演している。ザ・ロンリー・アイランドというのは、検索してわかったが、3人組のコメディグループの名前なんだそうで、「サタデーナイトライブ」で人気になったようだ。ヒップホップのミュージシャンでもあり、ヒットも飛ばしている。バッシュ・ブラザーズというのもなんなのかわからなかったが、大リーガーのカンセコとマグワイアのコンビが実際にバッシュ・ブラザーズと呼ばれていたんだそうで、日本だったらKKコンビを今の時代にネタにするようなもんだろか。深夜2時過ぎに眠る。

 

2022年5月29日日曜日

5月29日日曜日/ブックの日・東戸塚

◇ ラジオ・テレビ

 朝、やや遅めに起きあがり、録画していた昨夜の「Nキャス」を観ながら、スマホの画像をドロップボックスに移すが、昨日は大量に写真を撮ったので、とても時間がかかった。なんとなく、ラジオをつけてみると、この時間は「安住紳一郎の日曜天国」だ。ゲストの中野京子が絵画の話をしていた。TBSの良き面は、今や、安住紳一郎ひとりが支えている感がある。

 録画していた「ワイドナショー」を観ると、今週は松本が出演している。そのほか、東儀秀樹、武田鉄矢、根本宗子というメンバー。玉城デニー知事の「ゼレンスキーです」発言をトップで扱っていた。松本「オヤジギャグっていう言葉があるじゃないですか。僕はオヤジギャグなんてないと思ってて、それはね、違うんですよ。タイミングがオヤジなんですよ。オヤジって、タイミングがわかんないんですよ。ここでそれ言うかあ、っていうことを言ってしまうのがもうオヤジなんですね。」 そのあとは、阿武町の4630万円誤送金問題の話題を扱うが、この話題を引っぱりすぎだと松本。こんなことよりも、ワクチン廃棄の何兆円の額がうやむやになっているほうがえげつないと、きわめて真っ当なことを言う。ほかのコメンテーターたちも、まず、仕組みがわからないといい、興味も示そうとしないでいると、「ちょっと待ってください。じゃあ、興味あんの俺だけですか?」と東野幸治。東野のこの野次馬根性もまた芸人らしくていい。そのあとには、TikTok フォロワー数が1000万人突破のウエスPが出演し、続いて、NHKの番組でマナー講師が炎上したとか、納豆のフィルムをどう剥がすかとか、今週はヒマネタが多く、この番組はこういうどうでもいい話題のときのほうが面白い。

 午後もラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」は、今週は外山アナの担当だ。14時台は、垣花正がゲスト。TBSラジオに出演するのは本当に珍しいことのようだ。局の垣根を越えた交流に積極的な爆笑問題の番組をハブ空港に例える垣花。TBSの番組なのに、ニッポン放送の明治座のイベントの話にもなり、ここでもやはり、ハブ空港としての高田文夫が語られる。外山さん「今度さあ、(爆笑問題が)ニッポン放送の出られるでしょ? メンバー見て、TBSってバカだなあと思って。(笑)なんか、もったいないなあと思って。いろんなひとがいるのに、なんでこういうことをできないんだろうなって思って、なんかねえ、悲しくなっちゃって。」


◇ ブックの日

 今日はブックの日だから、ブックオフをまわる決まりになっているのだが、録画残量を作るために時間を食い、家を出るのがだいぶ遅くなってしまった。どうまわろうかと考え、今月はまず、鶴ヶ峰に。ブックオフの前に腹ごしらえをしておこうと、松屋に入り、プーパッポンカレーというのを食べた。ライス大盛り。690円。ブックオフに到着したときにはもう16時になっていた。じっくりとまわり、220円の単行本を1冊、110円の文庫本を4冊買う。今まで知らなかったが、アプリのクーポン以外に、鶴ヶ峰はブックの日は2割引きになるようだ。次回からは鶴ヶ峰を優先すべきか。


 鶴ヶ峰駅に戻り、横浜に移動する。2店目はビブレのブックオフ。ビブレの外壁にTENGAの店がオープンするとの垂れ幕があり、なにかが麻痺しているとしか言いようのない品のなさだ。2店目は買うものが見つけられずに苦戦する。店内を2周まわり、220円の単行本を1冊、110円の文庫本を3冊、なんとか選び出す。跨線橋をわたり、3店目は平沼に。昨日も寄ったばかりであり、ここでも苦戦するかと思いきや、まず、雑誌の棚から220円の本を1冊、あとはほいほいと、220円の単行本、110円の文庫本を1冊ずつ選び、まるで時間を食わなかった。

 横浜駅に戻り、今度は横須賀線で東戸塚に移動する。スマホのバッテリーがピンチで、ドトールに入り、充電をする。検索して、この店にコンセントがあることは事前に調べておいた。アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べ、充電されるあいだに1時間ほど読書をするが、ちょうど閉店時刻になり、なんにせよ、1時間しかいられなかった。

 4店目はオリンピックのブックオフ。21時閉店まで、1時間もなかったが、すいすいといい本を見つける。220円の単行本を2冊、110円の文庫本を4冊買う。最後、5店目は東口のブックオフ。ここも苦労なく、220円の単行本から、ハマのドンこと、藤木幸夫のサイン本を見つけたほか、110円の文庫本を4冊買っていく。


 東戸塚駅の西口から市営バスで帰る。いちばん後ろの席に座り、車内ではラジオを聴いていたが、なぜだか少しクルマ酔いしてしまった。終点の二俣川まで乗り、二俣川からは歩いて帰った。帰宅は夜遅くなり、録画していたテレビ番組をいくつか観る。「笑点」は、演芸コーナーにはU字工事が、大喜利の助っ人には、なんと、橘家文蔵が登場した。

 ダビングのセットをしてから眠ろうとしていたら、容量がぎりぎり足りず、編集に手間がかかった。早く眠るつもりだったが、眠りそこね、ブログをひとつ更新してから、深夜2時過ぎに眠る。

2022年5月15日日曜日

5月15日日曜日/笑いのひとの悩み

◇ テレビ・ラジオ

 午前中にブログの更新をふたつ。それから、録画していた番組を、まず、今朝の「ワイドナショー」から観た。今週は松本が出演のほか、大黒摩季、モト冬樹、ハライチ岩井という顔ぶれで、上島竜兵の訃報を扱う。ダウンタウンとダチョウ俱楽部の共演は「ひょうきん予備校」からになるのか。松本が言葉を詰まらせる場面があったが、さも、痛みをともなう笑いができなくなったことが原因であるかのように、それだけが理由とは思わないですけどと言いつつも、「BPOさん、どうお考えですかね?」と語気を強める。はたしてそうだろうか。モト冬樹はダチョウ俱楽部とは「ものまね王座」で共演し、どうやら親しい間柄だったようで、長年一緒にやってきたマネージャーのことも気遣っていた。

 「サンデージャポン」も観ると、こちらでは、昨日発表された、肥後、ジモンのコメントが読みあげられ、笑いにしている肥後のコメントにまた涙が出てくる。生放送ではない「ワイドナショー」には間に合わなかったのだろう。ダチョウ俱楽部は爆笑問題との関係ももちろん深い。1989年放送「お笑い秋の祭典」という番組から、戦国武将のコントをやっている若手時代のダチョウ俱楽部と、同じ番組で漫才をする爆笑問題の映像を流し、太田プロの2年違いの先輩後輩であることを最初に説明した。それから、日本テレビの「お笑いウルトラクイズ」の映像が流れたが、「サンジャポ」にはテリー伊藤がいるからだろう。訃報なのに、この映像には笑わされる。テリー伊藤は今週はスタジオ出演ではなく、VTRでインタビューに答えていた。TBSだから、1993年放送「つかみはOK!」の映像も流れ、西遊記のコントにはデーブ・スペクターが出演していた。妖術師を演じるデーブ・スペクターの手下を演じていたのは、佐藤あつしと松原桃太郎だ。上島は「サンジャポ」にも何度も登場していて、取材された名場面をたっぷりと流し、そして、「タイタンライブ」に出演した際の田中とキスする場面も見せた。上島の面白さをきちんと伝えるいいVTRだった。スタジオでのコメントでは、デーブは、お約束のギャグ以外のその場のアドリブも天才的だったと語る。太田はなにを語り出すのかといえば、南部さんとダチョウの方向性の違いについて、これはほぼおなじみのネタだが、きちんと笑いにし、しかし、そのあとには、若手時代にはほとんどしゃべっていなかったが、独立してからしゃべれるようになったというダチョウと爆笑問題の関係性が語られた。太田「芸人は先に死んだやつが負けですからね。」「どういじられてもしょうがないんですから。だから、それがいやでみんな生きてるんですから。」 

 午後、「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、ニュースコーナーで、こちらでも上島竜兵の訃報を伝える。ニュース解説の中村尚登さんからは、TBSの上司に連れられ、六本木のバナナパワーに出演していたダチョウ俱楽部を観たことがあるという思いがけない思い出話が語られた。太田も「サンジャポ」よりもこちらのほうがしっかりとダチョウについて語っていた。「ダチョウさんはとにかくね、われわれほんとに、南部さんがいたころから知ってるけど、後半はリアクション芸人みたいなね、からだ張ってっていうあれなんだけど、じつは、ダチョウ俱楽部っていうのは、間がいいんですよ、とにかく。間の芸人なんですよ。だからその、「聞いてないよ~っ!」とかいう、それが、あのひとたちの間じゃないと笑えない、だからこう、上島さんがさんざんやられて、「おいっ!」っていうときの、あの間なんだよね。あれをね、ほんとに練習するんですよ、ダチョウさんて、コントやるときに。まあ、やりすぎなぐらい練習してたのが、本番でわかるのね。間がぴったりすぎるから。それを逆に俺らは、間がよすぎるよって言ってたくらいで。だから、わりとその、からだを張って、とかって言われてるけど、じつは、ただからだを張ってもあの間にはならないんだよね。練習の鬼だったもんね。」「このひとたち、会議やって、稽古場で、ホワイトボードにこれどうかこれどうかって(ギャグを)100個ぐらい書いてな。それで選んで、実際に流行らせるって、なかなかね。流行語って、ぴょんと行ったのが流行るってのはあるけど、狙ってウケるってのはなかなかないんですよね。」

 録画していた「TVタックル」を観ると、ウクライナ情勢から経済の話題を扱い、成田悠輔がこの番組にも登場し、片目がマル、片目が四角のメガネをここでもやっぱりかけている。番組最後に上島竜兵にも触れ、東国原は「お笑いウルトラクイズ」での「人間カチカチ山クイズ」の思い出を語った。

 タイムフリーで、昨日放送された「伊東四朗・吉田照美 親父・熱愛」も聴くと、この番組ではニュースを扱うから、上島竜兵の訃報にも触れる。吉田照美は、上島と広川ひかるの結婚式の司会をやっているという縁があるのだ。伊東四朗「笑いのひとってのは、俺、なんとなくわかるんだよ。笑いのひとの悩みってのはね。でも、本人じゃないからまったく違うかもしれないけどね。なんとなく、うっすらわかるような気がするけど。」

 昼に放送された、ニッポン放送の「土田晃之 日曜日のへそ」も聴くと、冒頭に、遺体と面会した話をしている。夜には、放送されたばかりの「有吉弘行の SUNDAY NIGHT DREAMER」を、YouTube で探して聴いた。この番組を聴くこともまずないから、番組の形式がわからないのだが、この日の放送には、アルコ&ピース酒井と、宮下草薙の草薙も出演していた。土田は昼の番組という違いもあるかもしれないが、土田がかなり落ち着いて語っていたのとは違い、感情が行ったりきたりしているさまが生々しい。

 野沢直子のブログも読んだ。上島、ジモンとはテアトルエコーの養成所からの仲間であり、野沢もやはり「ひょうきん予備校」のレギュラーになり、そこでふたりと再会するのだ。野沢は「お笑いウルトラクイズ」でアシスタントを務めることも多かった。

 アマゾンプライムで映画を1本。これも上島竜兵が出演している「決算!忠臣蔵」を観た。2019年公開。同じ中村義洋監督でも、「怪物くん」とはまるでタイプの違う映画で、このアイデアを2時間の映画にするのは力業だが、俳優陣の芝居の応酬は観ていて楽しい。吉本興業製作で、岡村隆史を始め、西川きよし、桂文珍、板尾創路、木村祐一、村上ショージらも出演している。

 録画していたテレビ番組をほかにもいくつか。楽しみにしていた今日の「笑点」は、大喜利についに志らく師匠が出演し、演芸コーナーもなく、30分すべて大喜利。冒頭に、今までの因縁を説明するVTRがあり、「全身落語家読本」に書いてあることまで紹介されていた。

2022年4月17日日曜日

4月17日日曜日/ボグダンさん

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「Nキャス」を、ときどき中断しながらざっと観ていた。オープニングの三谷幸喜がまだまだ面白い。ロシアへの経済制裁のニュースが気になるが、丸亀製麵もマクドナルドも、営業停止したのに無断営業しているというのがすごい。

 今朝の「ワイドナショー」を観ると、今週は松本が出演している。2週間前の「伝説の一日」の漫才について、松本の言葉がここでようやく聴けた。漫才の直後に今田がトイレまでついてきてしゃべり続けていたこと、EPOの「DOWN TOWN」の出囃子を使うことには浜田がこだわったということなど。松本のほかの出演者は、オズワルド伊藤、寺島しのぶ、清塚信也という顔ぶれで、芸能界の性加害問題を今週も扱うが、この話題のときに、ハラスメントの話になってしまうのはどうもまずいんじゃないのか。先週、三浦瑠麗が言っていたように、性加害だとすると犯罪なのだから。ハラスメントのような新しい概念について、昔はこうだったけど、今はこうなったという話ではなく、犯罪は今も昔も犯罪だ。そのあとは、(兄の前で)伊藤沙莉の熱愛報道、天竺鼠瀬下の不倫報道、佐々木朗希の完全試合、関東と関西で意味が違う意外な言葉ランキングという話題が続いた。この番組では、ついに今週はウクライナのニュースを扱わなかった。

 今朝の「サンデージャポン」は、ウクライナ情勢をトップで扱っていた。プーチンの側近がもつ黒いカバンについての解説がじつに怖い。それから、河瀨直美の東大祝辞について。太田のコメントは冷静なもので、ロシアが悪であるとする正義を疑うことは、学生たちへの問いかけとしては重要なことであると語る。そのあとは、マッチングアプリの話題と、若林有子アナの韓国グルメレポートが続いた。

 生放送ではない「TVタックル」でもウクライナの特集。たけしが「Nキャス」に出なくなり、たけしの発言を聴けるのは今やこの番組だけだ。ロシア人YouTuber のあしやというひとがスタジオに出演していて、ロシア批判をしているひとなのだそうだが、そのため、もうロシアに帰ることは困難だという話をしていた。そのあとには、ウクライナのキーウで暮らしているボグダンさんというひとに中継をつなぎ、現地の状況を伝える。日本語がしゃべれる35歳の男性。たけしによると「ボグダンさんは俺んとこに連絡がきて、「タックル」でちゃんとやってくれって言われて、ああ、じゃあボグダンさん紹介しようっていう」という経緯があったようだ。当然、壮絶な状況のなかでこの中継に出演しているのだと想像するが、数時間おきに空爆の警報が鳴る戦時下での生活は、地震と似ている部分があるとボグダンさんは語る。地震があったからといって、翌日に会社に行かないかといったらそんなことはない、その感覚と似ていて、仕事があるひとは通常に近い状態で働いているのだという。15歳まで神戸で暮らしていたというので、おそらく、阪神大震災も経験しているだろう。それに引き換え、ボグダンさんに質問するひろゆきの口調が軽くていやになるが、ひろゆきの認識の古さをボグダンさんが指摘する場面もあり、侵攻開始から露わになった事柄についてボグダンさんは強く語る。大竹まことや東国原からも質問があったが、たけしはほぼ無言だった。ボグダンさん「最後にひとつだけ言わせてください。たけしさん、僕はほんとにたけしさんのことが大好きです。ウクライナ国民のたぶん半分ぐらいはたけしさんのことを、北野武、世界の北野武で知ってます。たけしさんの番組に、こうやって僕が出演することも、非常に大きな、ウクライナ人にとって、なんていうのか、誇りに感じる部分も出てくると思います。この場をお借りして、本当にありがとうございます。」「いや、ありがとうございます…。役に立たなくてすみません。」とたけしは苦笑いした。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけっぱなしにして、こまごまと雑務。14時台は、渡辺正行がゲスト。新刊が出たというタイミングでの出演だが、コント赤信号の「ひょうきん族」のギャラが、3人合わせて4万5千円だったというのは驚きだ。いったん、近所の郵便ポストまで投函に行き、すぐに帰ってくる。タイムフリーで、聴きそびれていた金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」、土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も順に聴いていくと、月曜のナイツに続き、中川家、サンドウィッチマンも、漫才サミットの公演の話をしていた。ラジオを聴きながら、少し昼寝。

 引き続き、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ボクらの時代」は、安野モヨコ、伊藤理佐、二ノ宮知子という女性マンガ家3人が出演。3人ともテレビで観ることは珍しく、二ノ宮知子はテレビ初出演で、素顔も出さず、サングラスをかけて出演していた。安野モヨコの叔父が小島功だというのは初めて知ったかもしれない。「週刊さんまとマツコ」は、世間から忘れられた芸能ニュースの特集。初めてパチンコとコラボした芸能人は河内家菊水丸だそうだ。今日の「笑点」は、30分まるまる大喜利。冒頭で、円楽からの手紙を紹介した。助っ人は南光。昨日放送の「太田光のつぶやき英語」を観ると、今週もウクライナ情勢をしっかりと扱っている。XXCLUB のコーナーは、パトリック・ヒューズにインタビュー。「太田上田」がテレビ神奈川でも放送されていることに今さら気がつき、先月から録画するようになったが、一昨日金曜の放送は劇団ひとりがゲスト。収録はいつなんだろうか。「浅草キッド」について、太田とまたケンカになる。ひとりはたけしと1対1で話を聴く機会があったというが、それをぜんぶ真に受けて、美化された映画が「浅草キッド」なんだと太田。「太田上田」の放送に気がついたのは、「白黒アンジャッシュ」のテレビ神奈川での放送時間を調べていたからだが、話題になった渡部の復帰の回は、気をつけてチェックしていたつもりだったが、どうも録画しそこねてしまったようだ。それとも、テレビ神奈川では放送されなかったのだろうか。それ以降、「白黒アンジャッシュ」も録画を続けているのだが、まだ一度も観ていない。深夜0時半頃に眠る。

2022年4月16日土曜日

4月16日土曜日/「キングオブコントの会」など

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。どうも元気がなく、起きあがれず、寝っ転がったまま、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴き始めたら、わりと簡単に元気になり、起きあがって仕事をする。1曲目にかかったビリー・スチュワートの「SUMMERTIME」が強烈で、Spotify ですぐに確認した。チェス・レコードというのも初めて知り、勉強になる番組だ。番組後半には、剣さんが五木寛之について語っているのも珍しくて面白かった。「雨の日には車をみがいて」という本についてだが、五木寛之はカーマニアなのだ。五木寛之と会ったというのは媒体はなんだろうか。五木寛之も剣さんのクルマの本を読んだそうだ。そして、フォーク・クルセダーズの「青年は荒野をめざす」のオリジナル・ラブのカバーをかけた。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。桂子師匠のツイッターが乗っ取られたというのを知らなかったが、確認してみると、アカウント名が変更され、ツイートの大部分は削除されてしまったようだ。「常連さん」のコーナーで、能町みね子もその話題をするが、そこまでの状況を誰も把握していないようだった。あとで、水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いてみると、桂子師匠のツイッター乗っ取りの話をここですでにしている。ラジオを聴きながら、少し昼寝。

◇ テレビ

 今日は夜にスーパーに買いものに行った以外の外出はせず、例のごとく、録画していたテレビ番組を片っぱしから観ていく。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「子ども記者会見」のコーナーに海老名香葉子が登場した。子ども記者たちに戦争体験を語っていたのがとてもよかった。

 昨夜の「ネタパレ」は、ダイヤモンドの動かない漫才が面白かった。ふたりそろって直立不動のまま、動きのボケの描写をずっとしゃべる。この手は盲点だ。じつは野沢は骨折していたそうで、そのための苦肉の策だったのだろうか。そのあとにやった「骨折ショートコント」も面白かった。

 昨夜から始まった新番組「ゴリエと申します。」も録画しておいたが、われわれの世代からすると、欽ちゃんが復活したときのようなニュアンスに似ていないだろうか。50歳目前のゴリだが、ウィキペディアにあたってみると、「欽ちゃん走るッ!」のときがちょうど、欽ちゃん50歳なのだ。タイプもスケールも違うが、動きのコメディアンという点では共通しているとも考えられる。1997年生まれ、25歳の丸山礼がゴリエの大ファンで、娘という設定で出演しているのだが、初回はコントなし。

 ちょうど一週間前に放送された「キングオブコントの会」も、3時間の放送を中断しながらようやく観る。審査員だった、松本人志、さまぁ~ず、バナナマンと、歴代王者たち、初代のバッファロー吾郎と、3代目のキングオブコメディ以外、12組がそろった。前回は王者以外もけっこう出ていたのだが、今回は王者ばかり。今野浩喜も出すわけにはいかないのだろうか。それに加えて、JPがものまねする松本に出演者があいさつに行くコーナーがコントの合間にあった。すでにウィキペディアにデータがまとめられているので便利だが、コント13本、各王者が1本ずつ脚本演出を担当している。(残りの1本は松本作。) すべて面白いかというとそうでもないのだが、4本目、ジャルジャルが担当した「脚本家とエグゼクティブプロデューサーの奴」がとりわけ面白く、これにはびっくりしながら笑わされた。出演が、ジャルジャルと岩崎う大3人だけというのもすっきりしている。この相性のよさにも驚かされたが、ジャルジャルの笑いに、う大がきれいに溶け込んでいた。現実とは違う層に存在しているかのような3人で、いずれも特異なコメディアンである。コントのあとには、そのコントについてスタジオでトークになるのだが、なぜかこのコントのときだけは、スタジオでのトークがなかった。6本目、かもめんたるが担当した「墓参り」もまた面白かった。墓に生えた大根を演じる岩崎う大の芝居に笑わされる。これはくだらないなあ。9本目、シソンヌが担当した「喫茶店」も作家性が強い。このコントにはエキストラも多く出演し、ドラマ的なカメラ割りで撮られている。山内、福徳、小峠という強い演者が脇役を務めているのがむしろ難点なくらいだった。11本目、ハナコが担当した「お座敷遊び」は、ハナコとバナナマンの2組のみが出演する。ハナコはほかのコントにあんまり出ていないなと思ったけど、裏番組の「新しいカギ」にも出ているからか。最後13本目は、松本が担当した「落ちる」というコントで、前回に比べると、いちだんと特殊な設定のコントをもってきた。初手からもう異常であり、そこから、松本特有の狂った論理により駒を進めていく。ここでもまた、う大が活躍していた。

◇ マンガ

 夜にマンガを1冊、しいやみつのり「赤塚不二夫先生との下落合呑べえ日記」を読んだ。2015年刊、小学館。しいやみつのりという名前は初めて知ったが、フジオプロの第3期チーフアシスタントだった人物だ。マンガとコラムにより構成された本で、なんの気なしに読んでみたが、タモリに関する記述に知らないことがあったので驚いた。しいやみつのりは1973年にフジオプロに入社し、タモリが現れた時代を間近で見ていたことになるが、フジテレビの「歌謡ヒットプラザ」という番組で、フジオプロからの中継があり、そのときにどうやらタモリが出演しているようなのだ。マンガには、地味なおじさんとして描かれている。ウィキペディアをあたると、「歌謡ヒットプラザ」は1975年7月から1976年3月まで放送。タモリのテレビ初出演は、1975年8月放送の「土曜ショー」(NET/現・テレビ朝日)とされていて、その番組を観ていた黒柳徹子から赤塚不二夫に電話があり、それが「徹子の部屋」(「13時ショー」)の出演につながったというのは伝説のように語られる話だが、それについても、この本のなかのコラムを読むと、「土曜ショー」で紹介されたのは赤塚不二夫が撮った「原始人、東京に現る」という自主映画であり、その映画のなかでタモリが牧師のネタをやっていたということだ。こちらが本当だとすると、タモリはその番組に出ていたのかはっきりしない。(映画の紹介以外で、出演していたという可能性もある。) てれびのスキマ氏の「タモリ学」もつい確認してしまうが、この本は2014年刊で、しいやみつのりの本はそのあとに出ている。「タモリ学」の連動企画だった「大タモリ年表」がまだネットで読めるが、そこでは「歌謡ヒットプラザ」には触れられていない。「タモリ学」は今年に文庫化されているのだが、はたして書き足されているのか。

 夜にまた、ブログの更新をひとつ。タイムフリー切れぎりぎりで、聴きそびれていたラジオ番組を聴こうとするが、聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚め、ダビングのセットをしてからまた聴きなおすが、聴き終わらないうちにまた眠ってしまった。

2022年4月10日日曜日

4月10日日曜日/日記とダビング

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、今日も朝から録画残量との戦いになり、ダビングのセットをして、そのあいだにブログの更新をひとつ。ラジオをつけ、「石橋貴明のGATE7」をオンタイムで少し聴き、それから、先週の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いてなかったことを思い出し、タイムフリーで聴いた。完全に忘れるところだったが、良原アナに代わり、先週から山本恵里伽アナが新アシスタントになっている。午前中にもう少し眠り、起きあがり、ブログの更新をもうひとつ。

 午後になってから、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、ウクライナのニュースで、この番組にも渡部陽一が出演していた。「ワイドナショー」も観ると、今月から松本の出演が隔週になり、今週は不在。ヒロミ、田村淳、トラウデン直美、三浦瑠麗、武田鉄矢というメンバー。まずは藤子不二雄A先生の訃報を扱ったが、そういえば、「サンジャポ」ではまるで扱われなかった。この番組に武田鉄矢がいてよかったと初めて思ったが、「ドラえもん」の映画の主題歌を多く手がけているのはもちろん、F先生だけでなく、A先生ともゴルフをしたりなどの親交があったのだ。だけど、この話題は松本のコメントも聴いてみたかった。松本は、赤塚不二夫からは明確に影響を受けているが、おそらく、藤子マンガについてもなにか語るべきことがあったのではないだろうか。そのあと、園子温の性加害報道も扱われ、この話題も「サンジャポ」では扱われなかったが、この件に関しても、古い映画の現場をよく知っている武田鉄矢がなにをしゃべるだろうかと興味をもって聴いた。

 録画を停めたときに、放送中の「ザ・ノンフィクション」をちらっと目にしたら、シングルマザーの大道芸人を追いかけていて、あんざいのりえさんというのは、誰かと思えば、アコる・デ・ノンノンのことだ。気がつかずに、録画しそこねてしまった。

 「週刊さんまとマツコ」は、夕方18時台から昼間13時台に引っ越し、初回は1時間スペシャル。麒麟川島がMCを担当し、43年間サバイバル生活をしていたという「洞窟オジさん」の特集だった。ざっと早まわしで観るつもりでいたが、予想よりも面白く、しっかりと観てしまう。最初にまず「洞窟オジさん」という本を見せられたさんま、「俺はかなり本屋通ってるけど、知らない。」と言っていた。さんまがかなり本屋に通っているというのはなかなか珍しい発言じゃないだろうか。

 タイムフリーで、先週日曜に放送されてこれも聴きそびれていた、文化放送開局70周年記念特番の「吉田照美のてるてるワイド」を聴いた。放送当時に構成作家をやっていた宮沢章夫がゲストに登場するのを楽しみにしていた。痩せたとは知っていたが、声の感じがずいぶん変わってしまった気がする。当時のきわどい企画について、今の時代にそれをしゃべっているだけでも危なっかしいと思いながら聴くが、その当時は小学生だったから、もちろんこの番組を聴いたことはない。最近はオズワルドのラジオを聴いているという宮沢章夫だが、荒川強啓や久米宏の番組が終わったことにも触れつつ、文化放送は大竹まことの番組を残してもらいたいというようなことを言っていた。宮沢章夫の出演は10分程度で終わる。番組終盤にはもうひとり、同じく作家を担当していた小山薫堂が出演し、当時の話のなかに、加藤芳一、川勝正幸、高橋洋二らの名前も出た。

 ラジオを聴きながら、シュレッダーを使い、紙ゴミをたくさん処理する。やり始めるまでがなかなかめんどうで、油断をするとすぐに紙ゴミが溜まってしまう。夜にもブログの更新をもうひとつ。ツイッターを見ると、お笑いナタリーの記事で「G-1グランプリ」の結果を知ることになった。優勝は磁石。決勝に残ったメンバーを見て、ちょっとこれは期待していた顔ぶれとは違うかなと思い、決勝のチケットは買わなかったのだが。

 いったん眠り、深夜に目覚め、ダビングのセットをする。それから、Netflix でドラマを観ようとしたが、ひどく眠くなり、1話を観ることもできずに、中断して眠りなおした。日記の更新とダビングだけで追われていた一日。

2022年4月3日日曜日

4月3日日曜日/「伝説の一日」

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「お笑い向上委員会」を観ると、お見送り芸人しんいち、ZAZY、サツマカワRPGら、「R-1」ファイナリストが出演。ZAZYはあとからこの場に登場したようで、どうやら放送順を入れ替えてまで、しんいちとZAZYのケンカを優先的にオンエアしたようだ。今日も朝から録画残量との攻防戦になり、「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を録画する時間に間に合うようにダビングをセットしたつもりだったが、番組開始にわずかにかぶってしまったようで、そうなると、標準録画に切り換わってしまう。いつもは15倍で録画しているのに、標準ではまるで残量が足りず、「サンジャポ」も「ワイドナショー」も録画が途中で切れてしまっていた。計算がうまくいったと安心していたのに、ほんの数秒の差の失敗だ。気がついたときにはもう手遅れで、標準録画で残量をすべて使ってしまったのでは、午後以降も録画ができなくなるため、「サンジャポ」をすぐに観て、消去するしかない。良原アナが新MCになり、初回の放送。ウィル・スミスの事件の疑惑を、デーブ・スペクターが解説しているところで録画が切れてしまった。

 タイムフリーで、金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、ここでもウィル・スミスについてしゃべっていた。剛「「ウィル!」って言われてんのやろな、いろんな先輩に。」といって、すかさずミニコントに入る。剛「ウィル!」 礼二「はい!」 剛「お前、やったなあ。」 礼二「いやあれちゃうんですよ、ほんま。」 剛「ウィル! 」 礼二「はい!」 剛「ウィル! 呼んでる、アカデミー賞のひとが。」 礼二「えっ、なんですか?」 剛「お前、殴ったんやて?」 礼二「ああ、はい! いや、あれは…」 剛「ウィル!」 礼二「はい!(笑)そんな下っ端ちゃうねん。(笑)」 剛「絶対、そんなやて、今。」 礼二「事務所呼ばれて。」 剛「来週ぐらい、冗談に変えられてるかな?」 礼二「ああ、なるほど。」 剛「「ウィル~!」言うて、こうな、殴られるフリされるんちゃうかな。ウィル~!」 礼二「「うわああ、もう、待て待てえ」言うて。」 剛「やめてくださいよぉ。終わったことなんですから。」 礼二「そんなんやったらええのにな。」 剛「「ウィルに変なこと言わんとこ。殴れらるわあ。」言われてるよ、たぶん。」 礼二「「殴らへんわあ」言うてね。客席に向かって。」

 午後から都内に。今日は雨降り。寒い。小田急線で新宿に出て、まず、昼食を。雨降りだから地下で済まそうと思い、京王モールのほうまで進むが、決められず、小田急線の改札まで戻ってきた。改札のすぐそば、わおんという店に入り、牛すじ煮込みのぶっかけ丼定食を食べた。700円。量が少なそうに見えたが、意外と食べ甲斐がある。



◇ ライブ

 吉本興業の創業110周年特別公演「伝説の一日」のライブビューイングを観るため、ルミネtheよしもとに向かう。雨降りで外に出たくないから、小田急百貨店のなかを進んでいくが、当てずっぽうで進んでいたら、屋根のない遊歩道のようなところに出てしまった。なにしろ、ルミネに行くのがひさしぶりすぎて、どこからどうやって行くのか忘れてしまった。結局、外に出ることになり、ルミネ1に到着し、どうも違うような気がすると思いながら案内表示を見るが、ルミネtheよしもとは見つけられず、これはわからないと思い、グーグルマップで検索して、ようやく思い出した。ルミネ1ではなく、ルミネ2のほうだ。南口だということはわかっていたものの、西側と勘違いしていて、本当は東側だ。ようやくたどりついてみると、なんでそんな勘違いをするのかと思うくらいにはっきりと思い出す。すぐそばのタワーレコードにはしょっちゅう寄っていたのに、もう何年入っていないかわからない。エスカレーターで上階に上がっていくと、見覚えのある風景がなく、記憶がまたあやふやになるが、ブックファーストが閉店したのももうずいぶん昔になるか。


 ルミネtheよしもとに到着すると、ロビーにひとが溜まり、ちょうど開場が始まったところだった。まず、予約したチケットを発券しなければならないのだが、発券機の場所もわからず、見つけるのにきょろきょろしてしまった。「伝説の一日」2日間全8回公演のうち、今日2日目の3回目と4回目のチケットを予約していて、この時間にいっぺんに発券しておく。自由席、整理番号順の入場。37番だが、入場してみるとまだ空いていて、ゆうゆうと前方の席に着いた。C列まではふさいでいて、ライブビューイングなのにふさぐ必要があるのかと思うが、普段の公演のままにしてあるということだろう。F列の通路脇の席に座り、いったん、トイレに行こうとするが、扉も後方の1箇所以外はふさがれていて、入場する客の横を通り抜けていくしかない。場内ではスタッフが、飲食は禁止と、しつこくアナウンスして歩いている。飲みものすら禁止ということで、だったら、入場する前に多めに飲んでおくんだった。

 15時5分、本日3回目の公演が開演。この会場のMC、スリムクラブが登場する。今回の公演は配信もあるのだが、せっかくだから、劇場の盛りあがりのなかで観たほうがいいかと思い、ルミネを選んだのだが、思いのほか、会場は寂しい雰囲気だった。吉本の各劇場で行われているのだが、無限大や神保町のような小さい劇場のほうが盛りあがっていただろうか。しかし、ああいうところは劇場のコアな客が詰めかけるような気もしたから、ルミネがいいだろうと思ったのだ。前回、100周年のときは映画館でライブビューイングがあり、別に会場に芸人が登場したわけでもなく、なのに、映画館はとても熱気があったように記憶しているが、配信があるなら配信で観ればいいやということなのか、コロナ禍で配信が当たり前になり、ライブビューイングというものの意味も変わってしまったのかもしれない。スリムクラブの役割も、MCというよりもただの前説で、会場に熱気もなく、どうも乗りきれない。スクリーンにはNGKの舞台が映され、あちらではレギュラーが前説に登場した。当然、向こうは熱気があり、盛りあがっている。NGKのほうが開演すると、スリムクラブは引っ込む。

 まず始めは口上から。あべこうじが司会を担当し、中田カウス、海原やすよともこが登場し、口上を述べる。それから演芸になり、16組が登場。出演順に、さや香、スーパーマラドーナ、ビスケットブラザーズ、2丁拳銃、横澤夏子、あべこうじ、まるむし商店、中田カウス「漫才のDENDO」というコーナーにすゑひろがりず、コロコロチキチキペッパーズ、月亭方正、ジャングルポケット、ライセンス、木村祐一、COWCOW、テンダラー、海原やすよともこ。メモをしそこねたので記憶があいまいになってしまったが、たしか、中田カウスのコーナーのあとだかに換気休憩があり、この時間に、ペットボトルをロビーに持ち出し、水分補給をしておいた。中田カウスのコーナーは普段の劇場でもやっているようだが、軽くなでるような他愛のないインタビューをするだけで、若手をカウスと共演させる目的以上の中身はなく、それよりも、カウスひとりのあいさつのほうがよっぽど面白く、こういう特別公演なのだから、漫談の時間にでもして、カウスの話芸を聴かせてくれたほうが嬉しかったのにと思うが、そもそも、カウスボタンの漫才でないことが残念である。まるむし商店の漫才を観るのもひさしぶりで、東京のテレビでは観る機会がないが、劇場で熟成されたような漫才がとても楽しい。月亭方正は落語形式だが、わずかな時間であり、漫談のみ。木村祐一の「写術」もひさしぶりに観たが、これは今も劇場でやっているのだろう。プログラムにはゆにばーすの名があったが、コロナで欠場になったようで、どうやら、さや香はその代演だ。やすよともこの漫才のあとには、NGKでは幕が降ろされ、その幕の前を使い、「幕間SP」という余興の芸を見せるコーナーになる。おいでやすこがが司会を担当し、エンペラー、アイロンヘッド、囲碁将棋、ガリットチュウが登場。

 そして、このあとはいよいよ、ダウンタウンの時間になる。今日の公演は、これがいちばんの目当てなのだ。ダウンタウンがいったいなにをするのかも発表されていなかったが、EPOの「DOWN TOWN」が流れ、ここからもう昂揚させられたが、ステージ下からセンターマイクが現れ、やっぱり漫才なんだとわかる。NGKもどよめいていたのだと思うが、こうなるともう、のめり込んで観るしかない。「DOWN TOWN」をイントロからたっぷりと聴かされ、「DOWN TOWNへくり出そう」という歌詞が出てきたところで、ダウンタウンが登場。漫才といっても、フリートークのようにして始まるわけだが、しかし、松本のなかにはシナリオはどこまであったのだろうか。落語のマクラのようにして、場の空気を確かめると、本題に入っていく。すでに決めていたのだろう、ダウンタウンの漫才の代表作である、クイズのネタの形式を松本はこの舞台に選んだ。ある世代にとっては、かつての「ガキの使い」で毎週のように繰り広げられた、フリートークが自然と漫才の呼吸になってしまう全盛期のダウンタウンが記憶にあるはずだが、このシチュエーションにはそれを乗り越えるようなマジックがある。段階を踏み、じわじわとギアを上げていくだけの時間がたっぷりとあるのもよかった。松本的な狂った論理展開と、それに釈然としない浜田。この釈然としない時間がずっと可笑しく、型どおりのツッコミは意外とぎりぎりまで温存している。黙るほど得点が高くなるという「静か静かクイズ」が飛び出したあたりはダウンタウンの真骨頂で、いちばん笑わされたのはここだった。そのあとは、終わりかたを探る展開に感じられたが、最終的には物語性を求めたというところか。漫才を終わらせるのは浜田の役目であり、クイズの形式だけで最後まで押し通すのかもわからなかったが、最後までこの形式で通し、浜田のツッコミにより締めくくられた。30分ほどの漫才。いや、持ち時間はもっと長かったはずなので、まだまだ続くと思いながら観ていたのだが、ふたりは時間は把握していたのだろうか。ルミネは、スリムクラブが再び登場し、スリムクラブが悪いわけではないが、ダウンタウンの漫才のあとではちょっと余計な気がした。

 3回目の公演が終わり、いったん、ルミネの外に出る。あいかわらずの雨降りだが、ドン・キホーテまで出かけ、栄養ドリンク、シュークリームを買い、ドン・キホーテの裏口で食べてしまい、すぐにルミネに戻った。18時半開演、4回目の公演はE列に座る。せっかくだから、さっきよりもMC席が観やすい席を選んだ。この会場のMCは、この回はショウショウが担当した。2日間の公演、千秋楽最後の回は「さんまの駐在さん」をたっぷりと。作・久馬歩、演出・小松純也。まず、さんまが登場し、続いて、今田耕司、岡村隆史が登場し、3人とも警官の衣装を着ていて、コメディの舞台なのだが、これもフリートークから始まる。この3人を中心にして、ほかの登場人物は入れ替わり立ち替わり、記憶がどこまで正しいかわからないが、ほぼ登場順に列記すると、間寛平、村上ショージ、黒沢かずこ、川畑泰史、オール阪神巨人&プラス・マイナス、ジミー大西、中川家、熊元プロレス、NMB48(渋谷凪咲・小嶋花梨・上西怜)、椿鬼奴、島田珠代、見取り図&かまいたち、次長課長、アインシュタイン&アキナ、マヂカルラブリー&空気階段、桂文枝、モンスターエンジン、おいでやすこが、NON STYLE、ミルクボーイ、ザ・ぼんちという豪華キャストだ。劇中で触れられていたが、月亭八方も本当ならば出演する予定だったが、コロナになってしまったようだ。ゆりやんレトリィバァもコロナになり、おそらく、熊元プロレスがその代役だったのではないだろうか。役柄がしっかりとあり、物語に関わる登場人物もいれば、一場面だけの出演もある。ザ・ぼんちなんかはスジをまったく把握しておらず、とにかく出されたというような感じだった。それにしても、さんまのバイタリティがすさまじく、3時間にもおよぶ舞台を、軽やかに演じるというのではなく、さんまの年齢で、ほぼ出ずっぱり、笑わせどおしで突き抜けるというのは並大抵のことではない。ジミー大西の活躍に笑い転げさせられるのもこの舞台ならではだが、さんまとジミーが卒業証書の筒を引っぱり合う場面で、さんまから咄嗟に「道具屋」のクスグリが出たところは聴き逃せない部分だった。コメディが終わったあとにはエンディングがあり、吉本の岡本社長が登場し、あいさつをした。舞台上には出演者が大集合し、最後には吉本芸人のヒットソングメドレー、「アホの坂田」から「笑顔のまんま」までの大合唱で大団円となった。ルミネにショウショウが再登場し、終演したときには 21時50分だった。

 新宿から小田急線に乗り、深夜0時近くなって帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワイドナショー」でもウィル・スミスの件を扱っていたが、松本も東野も、ウィル・スミスの立場で語っていたのが不思議だ。「TVタックル」でもウィル・スミスについて。たけしは、カミさん連れて出て行っちゃえばよかったのにと言っていた。ウィル・スミスがその場に残っていたのは受賞が決まっていたからで、出て行けば、アカデミー賞にもクリス・ロックにもダメージを与え、歴史的な場面になったのにと。なるほどと思いながら、深夜1時過ぎに眠る。

2022年3月21日月曜日

3月21日月曜日/銀座・目やにか皮膚か

◇ 東京・銀座・新橋

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。もう1時間ほど眠りなおすが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。東海道線に乗り、東京駅まで出る用があり、昼頃、トイレに入ったときに鏡を見ると、右目のまぶたの下に目やにがこびりついている。驚いて、洗い落とそうとするが、なかなか落ちず、目やにに見えたけれども、皮膚から垢が出ているのか、それとも、別のなにかなのか、赤くなっていて、箇所が箇所だけに怖い。朝、家を出る前には鏡を見ているから、その段階でこうなっていたら気がつきそうなものだが、いつからこうなっていたのだろうか。なにか重大な体調不良のサインかもしれず、怖いから自撮りしておき、指でつまむようにして、皮膚のカスのようなものは取り除いた。



 地下通路を通り、国際フォーラムに抜け、有楽町駅まで歩いた。有楽町で昼食にしようかと、交通会館の地下なども覗いてみるが決められない。有楽町の駅前では、若い兄ちゃんがボールを使ったパフォーマンスをやっていた。銀座側に進み、泰明小学校の前を通り、そういえば、談志師匠が通っていた美弥というバーがこのあたりだったはずだと思い、確認したくなり、グーグルマップで検索した。店はもう閉店してしまったが、それでも検索には引っかかる。当然、美弥には入ったことはないが、美弥の上階にある中華屋には一度だけ入ったことがあり、それもひとに連れられて入ったので、場所をはっきりとは覚えていなかった。線路沿いに新橋駅まで歩くが、新橋には昨日もきたばかりだ。なんの面白みもないなと思いながら、あてもなく、新橋駅前ビルに入り、地下にカリカルという店を見つけ、欧風カレーを食べた。920円。食券制、カウンターだけの店だが、カレーポットで出すような、なかなか本格的なカレーだった。まだ時間が早いのだが、どうも気力が落ちていて、寄り道する気も起きず、新橋から東海道線に乗り、横浜まで戻ってきた。祝日は混雑していて面白くない。夕方には帰宅する。



◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「サンデージャポン」を観ると、小浜桃奈という18歳のタレントが、ウクライナ情勢について語るホリエモンの分析をにこにこして聴いていて、なんとも珍妙に感じられた。なにも考えずにただ笑顔にしているのか、それとも、共感の笑顔なのか。なんにしても、にこにこするような話題ではまったくない。「ワイドナショー」は先週は休みだったんだっけ。昨日の放送は「R-1」から2週経ち、お見送り芸人しんいちが出演。あとからZAZYも登場する。「TVタックル」を観ると、この番組でもついにウクライナ情勢を扱っていた。スタジオには、ひろゆき、海野素央、中村逸郎など。中村逸郎は「ワイドナショー」にも出演していた。

 今日の夕方にNHKで放送された「笑いの正体」という番組、「漫才を解き明かす」というテーマで、松本人志、水道橋博士、フットボールアワー後藤、ナイツ塙、かまいたち、粗品、野田クリスタルにインタビューし、スタジオパートには、中居正広、劇団ひとり、ケンドーコバヤシ、松嶋尚美が登場するという豪華さだ。40分、集中して観ていたらあっという間だったが、「笑いの正体」とか言いつつ、あまりにもダウンタウンを中心にした内容であり、これはこれで興味はあるものの、なにか肩透かしを食ったような気になる。構成は高須光聖。水道橋博士はツービートからの影響を語り、これで少しはバランスをとってみせたということかもしれないが、博士にもダウンタウンの衝撃を語らせている。ならば、松本のインタビューをもっと掘り下げてくれればいいのだけど、紳助竜介からの影響などは今さら驚くような話ではないし、じゃあ、紳助竜介は誰から影響を受けたんだということにもなると思うが、そこは追究してくれない。重要かと思えるのは、松本の根本は「日本語遊び」にあると語っているところと、ダウンタウンはハイヒールやトミーズに比べると、じつは売れるのが遅く、京都花月で鍛えられたという証言か。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、4月から火曜レギュラーになる黒沢かずこが、オープニングのあとに登場した。高田先生の話を聴くだけで知恵熱が出るという黒沢に笑う。12時台は、山内惠介がゲスト。こちらは高田先生とトークが弾みまくるのだが、まだ三十代だというのにはやはり少しびっくりする。今日は祝日で、「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みだった。聴くもの観るものが多すぎるので、むしろ、ほっとする。ラジオを聴きながら眠ってしまおうと思っていたが、眠気が飛んでしまい、深夜1時からは「深夜の馬鹿力」をオンタイムで聴いた。伊集院、コロナから復帰。ラジオを聴きながら、深夜2時前に眠る。

2022年3月6日日曜日

3月6日日曜日/「R-1グランプリ2022」

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログを更新。ラジオを聴きながら、もう少し眠りなおし、タイムフリーで、聴きそびれていた月曜の「伊集院光とらじおと」を聴いた。錦織一清がゲストで、つかこうへい、ジャニー喜多川から受けた演出についてしゃべっていたことがとても面白かった。今やすっかり、メインの仕事は演出家なのだ。最後に時間があまり、伊集院が、CM中に話していたことだといって、つかこうへい作品の演出はやらないんですかと訊いたら、「熱海殺人事件」の木村伝兵衛役を神田伯山がやったら面白いんじゃないかと答えたという会話を明かした。火曜の「らじおと」も聴くと、こちらは石井竜也がゲスト。「カールスモーキー」の意味が「軽く煙に巻く」という意味だとは、今さら初めて知った。伊集院とは古い関係で、ニッポン放送の番組のつながりなのかと思ったら、円楽のおかみさんがまだ無名だったころの米米CLUBのファンで、円楽宅にライブを知らせる電話がかかってきていたのだという。伊集院は「河童」が大好きなようで、映画監督の経験について掘りさげた質問をしているのが珍しく、愚痴も引き出している。石井が茨城の出身だということも認識していなかったが、福島に近いところだそうで、震災の被害も東北同様に大きかったのだ。

◇ ニュース

 録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、冒頭から40分、ウクライナ情勢を扱っていた。扇情的なBGMが気になったが、ウクライナの被害状況、それから、ロシア国内の様子もたっぷりと伝えていた。文字情報でしかニュースを追っていなかったから、改めて映像で観ると、呆然とさせられる。ウクライナからの避難民が多くやってきているという、ポーランドとの国境、コルチョバからの生中継もあり、ショッピングセンターが避難所になっていて、よちよち歩きの子どものすがたも映される。

 今朝の「サンデージャポン」も、冒頭から46分、ウクライナ情勢を扱う。扮装解決のスペシャリストだという永井陽右が出演していて、どういう人物なのかよく知らないが、プーチンはサイコパスだとデーブ・スペクターが言うと、サイコパスだとしても、たとえ悪魔のような人物だとしても、対話をして、理解をする必要があるという点で、永井と太田の意見は一致していた。しかし、ウクライナからの国外退避を選択肢のひとつとする、橋下徹の別の番組での発言をわざわざ紹介していたのはどういう意図だろうかと思う。この番組の意図を考えようと、録画を何度か観なおしてしまうが、世界からは降伏すべきという声もあるという流れで、橋下の発言を紹介し、そのあとには、ウクライナ人 YouTuber のサワヤン兄弟にインタビューし、彼らは、現地の人間からすると、降伏という選択はありえないという。橋下の発言は、一見、平和的にも感じられ、橋下らしからぬ意見であるために、なにを言ってるのかわかりにくかった。デーブが言うには、出国を禁じていても、兵士になる強制はしていないという誤解がひとつ、なおかつ、降伏したほうがいいというのは平和ボケだと、強い言葉を使う。太田も、ウクライナ人の歴史から考えるべきだという意見。杉村太蔵も、ロシアは非難されるべきであり、共感する必要はないが、理解する必要があるとは言っている。アメリカよりも、ロシアとウクライナのほうがじつはわかりあえるはずだという太田の発言は曲解されそうだが、ツイッターを見ると、案の定、変な批判がちらほらとある。橋下についても検索すると、右寄りの連中からの批判がどうも目立っている。

 「ワイドナショー」は松本がコロナから復帰し、コメンテーターは、田村淳、乙武洋匡、根本宗子というメンバー。ウクライナ情勢のニュースでは、中村逸郎という学者がまた登場していた。根本宗子は初めて知ることが多いといい、自分の歴史認識の浅さを恥じつつ、松本はいつどのようなタイミングで歴史を学んだのかという質問をしていたが、根本宗子は、なぜ、松本が歴史に詳しいと思っているのだろう。松本はウクライナの国旗すら知らなかったと言うが、「でも、やっぱり、ロシアと中国は絶対なにかしでかすだろうなっていうのは、けっこう、十年…、それ以上前から思ってましたね。」と、まるでマンガのような認識を語る。それから、今回、みんながウクライナを守ろうとしていることに感動していると松本は続けたが、「サンジャポ」で太田が警戒していたのは、まさに、このような単純な図式での理解ではないのか。中村逸郎の服装がGジャンなのが気になったが、そこは最後に松本も指摘し、服が間に合わなかったと答えていた。番組終盤には、この番組で連続して追いかけている「乙武義足プロジェクト」の続きもあり、わかっていながらも、これには感動させられた。

 「TVタックル」はコロナの話題をやっていたが、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広という人物がしゃべっているときに、たけしが半ばにらみつけているような怪訝そうな顔をしてじっと見ているので、思わず、録画を巻き戻して話を聴きなおしてしまった。たけしは話に割り込むことはせず、なにを思ってその顔なのかはわからなかったが、たけしのそのその顔をわざわざアップで映している編集の狙いはなんだろうか。シリアスな話題なのに、竹田恒泰がにやにやしながらしゃべっているのも不愉快だった。

◇ 賞レース

 夜は「R-1グランプリ」の放送があり、昨夜に放送された事前特番を先に観て、それから、録画しながら、結果を知ってしまわないように、放送中に追っかけ再生で観ていく。司会は今年も、霜降り明星と広瀬アリス。昨年から司会が霜降り明星に替わったことで、番組としては、まだまだ成長の余地はあるのではないだろうか。番組は、お台場、フジテレビの外からの中継で始まった。それからまず、昨年のチャンピオン、ゆりやんのまじめなインタビューがあり、スタジオに移り、オープニングとなった。そして、審査員紹介となるが、すでに着席しているのも「M-1」などとは違うところだ。陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル、ハリウッドザコシショウという5名が並んでいる。それから、いよいよ本戦。決勝進出者は8名、登場順に、kento fukaya、お見送り芸人しんいち、Yes!アキト(復活枠)、吉住、サツマカワRPG、ZAZY、寺田寛明、金の国渡部おにぎり。まず、お見送り芸人しんいち、吉住が面白く、このふたりは予想どおりだったが、サツマカワRPGはまさかのひとりコントで、今まできちんと観損ねていたと思い、認識を改めた。昨年から進化を見せたZAZYには驚きはあったが、しかし、笑うまでにはなにか足りない。ギャガ―とフリップ芸はもう食傷気味なのだ。審査では、バカリズムの点がトップからいきなり辛く、これはいいぞと思った。「舞台上の本人以外の要素があまりにも大きかった」というのが、バカリズムの kento fukaya 評。審査員5名のうち、バカリズムひとりだけが、圧倒的にシビアで的確なコメントをしていた。結果は、1位はZAZYになるが、2位はまさかの3名同点。お見送り芸人しんいち、吉住、渡部おにぎりで再投票となり、しんいちが3票、吉住が2票を獲得し、しんいちが決勝進出。個人的には吉住のほうがいいと思ったが、吉住には、小籔とバカリズムが投票していた。全組の点数を見ると、バカリズムはなんと、意識してかどうか、全員に違う点数をつけるという松本人志方式だ。ファイナルステージは、しんいち、ZAZYという順になり、しんいちは1本目も2本目もほぼ変化がなく、これはZAZYに決まりかなと思ったが、3対2で、お見送り芸人しんいちが優勝した。かなり意外な結果になったと思ったが、安定感はしんいちがいちばんだったかもしれない。しかし、吉住のコントが、メッセージ性が強いといういじられかたをするのはどうかと思い、それよりも悪口を喜ぶというのは、審査員たちは総じて、人間的な成熟度にちょっと問題があるんじゃないか。「M-1」がうまくいっているのは、審査員に、上沼恵美子、オール巨人というおとながいるせいもおそらくあり、このふたりが抜けるとすると、一気に幼稚化するのではという心配があるが、しかし、単におとなの判断でもだめなのがお笑いというものだろう。

 ツイッターから、西村京太郎の訃報を知る。タイムフリーで、「爆笑問題の日曜サンデー」を聴きながら、23時頃には眠る。

2022年1月30日日曜日

1月30日日曜日/活躍する代役

◇ テレビ・ラジオ・音楽

 早朝から4時間ぐらい眠り、午前中に梱包し、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。録画していた今朝の「ワイドナショー」を観ると、ニセモノの松本人志とニセモノの東野幸治がいきなり登場する。なんと、JPと原口あきまさによるものまねのオープニングで、たっぷり3分。松本が濃厚接触者になり、自宅待機になったようで、ツイッターを見ていなかったから知らなかった。今週はコメンテーターも多めで、ヒロミ、バカリズム、西川貴教、EXIT兼近、眞鍋かをりが並ぶ。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台は、TIMがゲスト。TIMからすると、爆笑問題とは接点がないという感覚でいるのが不思議に感じたが、「ボキャブラ天国」には2ヶ月しか出ていなかったというから意外だ。デビューは遅かったが、じつは、年齢は爆笑問題と変わらない。ツイッターからニュースを見ると、松本明子もコロナ感染となったようで、明日の「ビバリー」はいったいどうなるのか。

 月曜深夜に放送された「でか美ちゃんのオールナイトニッポン0」が気になり、タイムフリーで、ぜんぶは聴かなかったが、オープニングだけ聴いてみた。ファーストサマーウイカがコロナになり、この週は、でか美ちゃん(旧名・ぱいぱいでか美)とベッド・インがもともとゲストだったことまでは把握していたが、ベッド・インも濃厚接触者になったために、でか美ちゃんひとりで代役ということになったようだ。聴いてみると、急な代役とは思えないほど、ひとりしゃべりが上手い。「ワイドナショー」のJPしかり、この代役ラッシュで、チャンスをものにするタレントも少なくないのかもしれない。高田先生まで「ぱいぱいでか美」というワードを気に入ってしまっていたが、改名にはまだなじめず、しかし、いい効果を生んでいるということだろうか。

 ラジオを聴きながら、少し昼寝して、しばらく間が空いてしまったが、ブログの更新をひとつ。1ヶ月半遅れの更新でずっとふんばっていたが、ついに1ヶ月半をオーバーしてしまった。今日のような外出する用がなにもない日に、少しは縮めておきたいものだが。

 録画していたテレビ番組をいろいろと。今朝の「ボクらの時代」は、元フジテレビアナウンサーの3人、山村美智、河野景子、近藤サトが出演。「笑点」の演芸コーナーはサンドウィッチマン。「週刊さんまとマツコ」は、2大バラドル(?)、島崎和歌子と磯山さやかの特集。盛りあがりすぎて、まさかの2週またぎになった。「鎌倉殿の13人」も観ているが、どうも集中できないでいる。たくさんいる登場人物がまるで把握できず、こうなるともう、大河ドラマは苦手だと思うしかない。先週に引き続き、大泉洋が眠っていると、西田敏行の後白河法皇が夢枕に立つというコメディシーンがあり、これはくり返しのギャグになっていくのだろうか。「ガキの使い」は、空気階段・鈴木もぐらがおなじみの「七変化」シリーズを。全身アディダスというかっこうの松本、冒頭でいきなり、「今日の僕のかっこう、爆笑の太田にまたなんか言われそうですけどね。」と言い出すのには驚いた。30年前の事件が、まさか、こうやってネタにされる日がくるとは。かたまりが誰に憧れているのかも再確認し、松本は太田の名を何度も口にした。「ラフ&ミュージック」で太田と共演し、そのことで楽になったのは、松本のほうなのかもしれない。

 アマゾンプライムで、「さよなら2021年」という番組を観た。前年にも配信された番組(「さよなら2020年」)だが、毎年恒例になるのだろうか。タイトルからわかるとおり、年末の番組だが、観よう観ようと思っているうちに1月末になってしまった。出演者はコメディエンヌばかりで、順に登壇し、スピーチをする。わからない出演者ばかりで、観ながら検索をしてみるが、日本語では情報が得られない女優ばかりだ。テレビで人気のタレントたちなのだろうか。ホストはイヴォンヌ・オージ。登壇順に、チェルシー・ペレッティ、ドゥルセ・スローン、メーガン・ストルター、アパルナ・ナンチェーラ、Xマヨ、ジェーン・フォンダ、イヴォンヌ・オージ。ジェーン・フォンダだけはわかるが、80代のジェーン・フォンダがここに混じるのはすごい。チェルシー・ペレッティというひとはウィキペディアに項目があり、ジョーダン・ピールの妻だとわかった。ほかには、アレッシア・カーラという歌手や、シーラ・Eも登場し、とても豪華だ。前年に出演していたレイチェル・ブロズナハンも、客席にすがたがあり、少しだけ登場する。レイチェル・ブロズナハンはこの番組のエグゼクティブ・プロデューサーでもあり、同じく、エグゼクティブ・プロデューサーであり、ヘッド・ライターにもクレジットされていた、ベス・カルブの名前も覚えておきたくなる。いや、大河ドラマの登場人物を覚えるよりも難易度高そうだが。

 チェルシー・ペレッティが出演していると知った「ブルックリン・ナイン-ナイン」という刑事ドラマが Netflix にあり、これもさっそく観てみると、2013年にスタートした人気シリーズのようだが、さすがにちょっと古臭い感じはする。ロウセンスなギャグに笑ってしまうが、これはそんなにがんばって続きを観るほどのものでもないか。

 Spotify で、Ado のファーストアルバム「狂言」を、数日前から少し聴いていたが、ようやくすべて通して聴いた。サザンが「勝手にシンドバット」で現れた当時、キワモノ的な存在に思われたというのは話としては知っているが、自分もやはり、「うっせぇわ」に対してキワモノ的な印象をもっていたと気がつき、同じようなことを思ってしまうもんだなと反省したくなった。このアルバム、きちんと聴いてみれば、ノベルティソング的にとても面白く、歌芸としての力量にも惹かれる。それは、ものまね番組で歌われているのを観ていて気がついたことでもあった。深夜2時半頃に眠る。

2021年10月13日水曜日

10月13日水曜日/テレビとラジオばかり

◇ テレビ・ラジオ

 何度か目覚めながら、朝8時半頃まで、なんだかずいぶん眠ってしまった。まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた昨夜の「さんま御殿」3時間スペシャルを、ときどき中断しながら観た。最初のブロックは芸能人有名人の妻の特集。山口もえ、中村仁美、安めぐみ、加藤綾菜などが出演していた。最後のブロックは二世特集。石橋穂乃香を通じて、さんまが貴明についてしゃべり、貴明について、娘がさんまにしゃべる。田原俊彦の娘、前川清の息子なども同様に、あるいは、最初のブロックでは、田中裕二、大竹一樹についても、さんまと間接的に共演をしているようで面白かった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、当然、オープニングでは小三治師匠の思い出が語られる。そういえば、昇太師匠は「笑いがいちばん」で共演していたのだ。小三治と松居直美が司会の時代に、柳昇、昇太、小遊三、八方というメンバーで、アパートを舞台にしたコントをやっていた。そんなに大昔ではないのだけど、考えてみるとすごいメンバーだ。この時代、おそらく、録画保存してあるビデオが手元にたくさんあると思う。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。一週間遅れで、安藤なつもおぼん・こぼんの話をする。ついに一週間、この番組はこの話題でもちきりだった。この番組ではおなじみの「早坂営業」にも、おぼん・こぼんが登場するかもしれないという。「キングオブコント」の話題は、おぼん・こぼんにすっかり食われてしまった感すらある。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」には、番組放送翌日のおぼん・こぼんツーショットの記事が載っていた。

 今日も、近所の郵便ポストまで投函に行く以外には外出せず。午後、部屋で読書をするが、眠くなり、どうもしゃきっとしない。アマゾンプライムで映画を1本。昨日に引き続き、ドゥニ・ヴィルヌーヴの監督作を観たいと思い、「ボーダーライン」を観た。2015年公開。序盤こそは語り口に惹かれたものの、昨日観た「静かなる叫び」とは違い、こちらは、まるっきりエンターテインメントのなかで残酷なシーンを描いている。気力もいまひとつだったせいか、最後まで乗れなかった。あんまり進んで観たくない映画だと思った。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。今日の「ラジオショー」でも爆笑問題に触れていたが、冒頭からさっそく、おぼん・こぼんの話を始める。先週金曜の「タイタンライブ」に向けて作っている漫才に、おぼん・こぼんのネタがあったために、それをどうするかというので、太田はわざわざ「水曜日のダウンタウン」を確認することになったという。おぼん・こぼんのネタが原因で、爆笑問題がケンカになっているのが可笑しい。「水曜日のダウンタウン」をぜんぜん褒めない太田だったが、しかし、太田が「水曜日のダウンタウン」を観たという話をラジオでするなんて、太田と松本が「ラフ&ミュージック」で共演する以前ではありえなかったことで、話している内容はおぼん・こぼんの仲なおりだが、そこに、太田と松本の関係も重ねたくなった。「カーボーイ」は最後までは聴かず、聴きながら、深夜0時頃に眠った。

2021年10月10日日曜日

10月10日日曜日/小三治の訃報

◇ 訃報

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。午前中に「サンデージャポン」を観て、午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台のゲストは國村準。ラジオを聴きながら、ようやく、ワクチン接種の予約をする。予定が作れないのと、単にめんどくさいのとで、ずいぶん遅くなってしまった。10月半ばまではなにも予定は入れられず、10月20日に1回目を。しかし、昨日の振り込みの失敗があり、途端に金が心配になってきた。こんなことでペースを乱されてはたまらない。ツイッターからニュースを見ていて、小三治の訃報にびっくりする。Yahooニュースは13時45分、その1時間後に知った。ラジオをずっとつけていたのに、ラジオからはそのニュースは流れなかった。

 午後、近所の郵便ポストまで投函に行き、それから、録画していた今朝の「ワイドナショー」を観た。ハライチ岩井が出演していて、今年は「M-1」ラストイヤーで、1回戦から出場しているというので驚く。オープニングでは、おぼん・こぼんについても扱った。そのあとは、「キングオブコント」で優勝した空気階段が出演し、「キングオブコント」とは別のコントを披露した。松本に憧れの芸人を訊かれ、かたまりは「爆笑問題の太田さん」と堂々と答えた。松本「シンクロニシティといっていいのかなんなのか、みんな、見事に、ストーリー性のあるコントが集まったじゃない? これはなんなんだろう、今年から急にと思って。」 岩井「「キングオブコント」のほうが劇場寄りになったような感じがするんですけどね。なんか、テレビでやるコントっていうよりは。」

 夕方、1時間ぐらい眠り、夜にまた、スーパーまで買いものに行ってくる。ツイッターからニュースをチェックすると、毎日新聞に矢野誠一のコメントが出ていた。志ん朝、談志、小三治が亡くなり、「三巨頭がいなくなった」と語っている。続けて、「今の若い噺家は、おしなべてうまい。しかし、下手だけれども、どこか面白い人がいないといけない」って、それ、小三治とは関係ないんじゃないか。市馬会長のコメントも各紙に出ていた。「「もうあんなに沢山、薬を飲まなくてもいいんだな」と思うと、少しだけほっとします。」というのは、身近で見ていたひとならではの言葉だ。

 夜にまた、ブログの更新をひとつ。深夜0時過ぎには眠る。

2021年10月3日日曜日

10月3日日曜日/松本人志の採点

◇ 品川・五反田

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、昨夜に少しだけ観た「Nキャス」の残りを観てしまう。台風の目に大量の氷を投入すると風速が弱まるという、人為的に台風の勢力を弱める研究の特集は興味深かった。さいとう・たかをの訃報では、「ゴルゴ13」がなぜか理容室によく置かれていることに着目し、その理由というのが、さいとう・たかをが元理容師だからだというのだが、しかし、それははたして理由になっているのだろうか。そのあとには、油壷マリンパークの最終日の様子を伝えていて、この部分は保存する。

 午前中から外出。10月だというのに、まだまだ暑い。緊急事態宣言解除後、電車はいよいよ通常の日曜の混み具合になった。横浜から横須賀線に乗るが、横須賀線では座れた。品川に用があり、昼食は、港南口の目利きの銀次に入り、シーフードカレーを食べた。500円。とりあえず、どこかでコーヒーにするかと、アレア品川のドトールに行ってみるが、混雑していてやめる。インターシティのサンマルクカフェならどうだろうかと思ったが、行ってみると、こちらも混んでいた。宣言解除後の日曜はこうなるか。くまざわ書店に少し寄り、インターシティを離れる。今日は品川で時間をつぶすだけで帰ろうかと思っていたが、品川で時間をつぶせなければ予定も変わる。



 山手線で五反田に移動し、ブックオフの向かいのベローチェに入り、アイスコーヒーとあんパンを食べた。2時間ほど過ごし、そのあとはもちろん、ブックオフに寄るが、五反田までわざわざ寄ったわりにはたいした本は買えず、110円文庫本を2冊のみ。大崎広小路から、東急線を乗り継ぎ、横浜まで戻ってきた。夕方になると、電車の冷房が少し寒く感じる。


 星川に寄り、電車の混雑の時間を避けるため、ひとまず、マクドナルドに入る。アイスコーヒーとスパチキを注文したら、ホットコーヒーが出てきた。まあ、涼しいからどっちでもいいんだけど。1時間半ほど、読書など。ちびちび読み進めていた、別役実「都市の鑑賞法」をようやく読み終えた。別役実のこの種のエッセイは、つねになにかしら携帯し、絶え間なく読んでいたい。

◇ テレビ・ラジオ・ツイッター

 コーナンに寄り、封筒とダンボール板を買い、20時半頃に帰宅する。録画していた今朝の「サンジャポ」を観ると、今週は、21年目突入スペシャル。「キングオブコント」で優勝した空気階段も出演し、木梨憲武の乱入もあり、過去の名場面集もあり、盛りだくさんの内容だった。飯島愛の名場面をさらりと見せていたのもよかった。

 タイムフリーで、今日の「日曜サンデー」を聴くと、冒頭で「キングオブコント」の話をしていた。ジェラードン、ニッポンの社長と、自分の面白いと思ったところをきちんと指摘してくれている。昨日土曜に始まった「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も聴く。月曜から金曜に加え、土曜も毎週聴いていたら大変なのだが、初回だけは最初から最後まで聴いてみることにした。アシスタントは金曜と同様、東島アナ。平日の「ラジオショー」とは違い、土曜は音楽もかけるんだ。14時台ゲストには、和田アキ子が登場。

 ラジオを聴きながら、ツイッターから昨日の「キングオブコント」の感想をいろいろと見てみると、コントの内容から時代を読み解こうとするものが多く、芸の話がなんにもないのには辟易する。「誰も傷つけない笑い」のときと同じで、時間が経ってみれば、あれがどれだけ奇妙なものであったか。Yahooニュースに「キングオブコント」の記事があり、これも読んでみるが、書き手は誰かと思えば、堀井憲一郎だった。「松本人志の採点でも裁量しきれなかった「キングオブコント2021」の熾烈さ 「空気階段」優勝の背景」というタイトルの記事で、松本の採点が、全組になるべく違う点をつけようとしているという指摘には驚かされる。「M-1」も「キングオブコント」も毎回観ていて、誰が誰に何点をつけたかというチェックも毎回しているのに、このことには今までまるで気がついていなかった。たしかに、松本の点数は、横並びで見たときには極端に高かったり、極端に低かったりすることがたまにあり、なぜこのネタにそんな点数をつけるのだろうと、そのたびに不思議に思っていたが、なんと、たったそれだけの理由だったのか。さすがの指摘だが、しかし、堀井憲一郎はそのスタイルを「かっこいい」と書いていて、それのどこがかっこいいんだとは言いたくなる。松本人志というひとは、つくづく、自分の設定したルールでしか考えようとしないひとではないのか。そう思いながら、深夜0時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...