ラベル 横浜中華街 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 横浜中華街 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年11月12日土曜日

11月12日土曜日/竹下景子の朗読

◇ ラジオ・テレビ

 早朝から少し眠り、ツイッターを開くと、トレンドに藤田まことの名がある。なにかと思えば、白木みのるが2年前に亡くなっていたというニュースだった。午前中、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中まで聴いて、それから、録画していた「ワルイコあつまれ」を観ると、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに松本隆が登場していた。「赤いスイートピー」の詞を、子どもたちの質問に答えながら丁寧に解説していた。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、先週に引き続き、「秋ドラマ辛口放談」の後編。ラジオに戻り、なんとなく、普段は聴かないFMヨコハマの畠山美由紀の番組をつけていたら、八代亜紀の「おんな港町」のカバーが流れ、誰が歌っているんだろうと思いながら聴いていたが、畠山美由紀がカバーしているのだ。Spotify で確認すると、2014年のアルバムに収録されていたのだが、こんなカバーがあるとは今まで知らなかった。畠山美由紀をあまり熱心に聴いたことはなかったが、自作曲の印象(その印象もあてにならないが)とはまるっきり違う迫力に驚いた。

◇ 石川町・中華街

 午後から外出。やけに暖かい日が続いているが、11月も半ばだというのに、いったいどうなっているんだろうか。まあ、過ごしやすくていいのだが、今のうちにできることはばんばん片づけておこう。いつもいつも、寒くなってから気がつくのでは遅いのだ。

 根岸線に乗り、石川町に出て、北口のまいばすけっとに寄り、飲みものとサンドイッチを買い、歩きながら食べる。元町に向かおうとすると、遠くからお囃子の音が聴こえ、中村川の橋の上にひとが溜まっているからなにかと思えば、近づいてみると、川を昇ってくる船を見物しているのだとわかった。お囃子はその船から聴こえていたのだ。なんのイベントだろうかと思ったが、橋を渡り、石川町駅の先まで進むと、パンフレットを配っていた。「よこはま運河チャレンジ」というイベントの運河パレードのようだ。







 元町を抜けていくと、今日は土曜だし、人出がなかなか多い。元町・中華街駅からエスカレーターに乗り、アメリカ山公園に出る。港の見える丘公園を抜け、神奈川近代文学館の「川端康成展」に再び、今回は展示は観ることなく、イベントのみ。竹下景子の朗読会を予約していた。のんびりしていたらすっかり余裕がなくなってしまったが、14時開演、5分前に到着し、ホールがある2階に階段をあがっていくと、ちょうど、2階にあがりきったところで目の前のエレベーターが開き、竹下景子が出てきたのでびっくりした。会場に入っていくところだったのだ。開演直前、ほかにお客もいない状況で、期せずしてすぐ目の前で出会うことになったが、もう視力がだめなのか、突然のことで焦点が合わず、視界がぼやけていたのが情けないが、客だと思って、こっちを向いてにこっとしてくれたのはわかった。ちょっと動揺しながら受付に行き、当日精算、1200円を支払い、慌ただしく客席に入っていく。完売しているはずだが、前から5列目、いちばん右端に空席を見つけ、そこに座った。開演時刻になると、竹下景子はさっそく登場し、一礼して椅子に着くと、すぐに朗読を始めた。落語みたいにマクラをぺらぺらしゃべることもなく、「掌の小説」から、まずは「骨拾い」という一篇を語り始めた。朗読は全9作。配布されたプログラムに作品名が書かれていて、前半にまず4作、「骨拾い」「バッタと鈴虫」「有難う」「日本人アンナ」を語り、45分で前半が終わった。15分休憩を挟み、後半は5作。「雨傘」「ざくろ」「五拾銭銀貨」「秋の雨」「雪」を語り、前半も後半も、ちょうど45分ずつだった。「掌の小説」は過去に読もうとしたことはあったのだが、かなり序盤のほうでやめてしまい、なにひとつ覚えていないのだが、この朗読でいきなり聴くよりも、読んでから聴いたほうがよかったかもしれない。早い話が、朗読を聴いていてもよくわからなかった。朗読を聴くこと自体があまりないのだが、竹下景子は、子どものセリフは子どものような声を出し、声色で演じる。話芸の調子ではなく、あくまでもお芝居なのだが、話芸に親しんでいるものからすると、これがちょっととっつきにくい感覚がある。どんな小説か、あたまに入れたうえで聴いたならばだいぶ違っただろうか。竹下景子はシックなドレス姿、グレイヘアにはなっていたが、あまり印象が変わらず、若々しい。さすがは女優で、可憐な雰囲気を保っている。このひと、子どものころからテレビで観てるけど、うちの親とあまり変わらない年齢かと思っていたが、ウィキペディアにあたると、まだ70歳にもなっていなかった。朗読が終わり、少し素でしゃべったりもするのかと思ったが、素でしゃべるのは本当に少しだけで、すぐに引っ込んでしまった。最後のあいさつすらもセリフを決めてきたような感じだった。









 16時前に終演し、港の見える丘公園の展望台から、フランス山をひさしぶりに通り抜けて、下まで降りていった。公園から歩道橋を渡り、人形の家の横を通り、マリンタワーの手前を曲がる。遅めの昼食にしようと中華街に入っていくと、もちろん、中華街も混んでいるのだが、慣れたもので、細い路地の店はそうでもないことを知っている。龍城飯店に入り、サービスランチのユーリンチーを食べた。チャーハン、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐がつき、660円。この店では何度も食べているのだが、今日はここの店のちびっ子たちが店内をうろちょろしていてにぎやかだった。


 横浜スタジアムの横浜公園を抜け、ベローチェに入り、ひと休み。眠くなり、読書はあまり進まず、音楽を聴きながら少し仮眠しようとするが、Spotify の料金を払いそびれていたら、スマホからは無料利用するには解約する必要があるようで、めんどうだから、結局もう、再契約してしまうことにした。数日前にしそこねていたメルカリの本人確認もやってしまいたかったが、マイナンバーカードがどうしても認証されず、もしかすると、アプリを新しいバージョンにしなければだめなのか、それがどうやら、自分のスマホでは古くてできない。せっかく、メルカリから金が借りられると思って小躍りしていたのに、あきらめるしかないのか。俺の小躍りを返せと言いたくなる。

 関内から、ラジオを聴きながら横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄っていく。しかし、まったく買うものなし。110円の文庫本をなんとか1冊選び、100円引きのクーポンを使い、10円で買っていく。

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を改めて聴いた。11時台は、コサキンがゲスト。なんと、横浜にぎわい座のナイツ独演会にコサキンがゲストで出演するのだ。ゲスト未発表の状態で、すでに完売しているのだが、こういうのを観逃すのは悔しいな。

 Spotify のニューリリースから、ブラック・アイド・ピーズの新アルバムを聴き始め、ブログの更新をしようとするが、眠くてだめ。いったん眠り、深夜にブログを仕上げていたら、朝になってしまった。

2022年9月23日金曜日

9月23日金曜日/バースデー

◇ 誕生日

 本日、47歳の誕生日。なにも変わらず、早朝から少し眠り、午前中にブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビを観る。「ダウンタウンDX」を2週分、先週は「大御所芸能人大集合SP」と題し、ゲストは芸歴50年以上、かつ、70歳以上ばかり。堺正章、加賀まりこ、中尾彬、八代亜紀、前川清、梅沢富美男という顔ぶれがそろい、ダウンタウンがいちばん歳下になるが、しかし、「ダウンタウンDX」って、そもそもこういう番組だったんじゃないか。過去のVTRもたくさん流れたが、まだ若手だったダウンタウンが、デラックスなゲストを招くというようなコンセプトではなかったっけ。番組初期は緊張感があり、本格的なバラエティショウを目指していたような気がするが、いつしか、クイズやゲームの要素が入り、だらだらした番組になっていった。堺正章と井上順が登場した回はよく覚えているが、まさに番組初期のころで、堺正章は最初は怖かったと浜田は語る。大御所だらけのこのメンバーがさらに大御所たちの話をするのはさすがに面白く、加賀まりこからは川端康成の話、そして、前川清が勝新太郎の話をすれば、中尾彬、加賀まりこからもさらに勝新の話が出る。堺正章が司会を務めたという内田裕也の誕生会で、アントニオ猪木が内田裕也にビンタをした話など、登場人物がみな強烈だ。

 それから、もう1週、昨夜の放送は「バラドル大集合SP」。松本明子と磯山さやかが出演しているから、これは「ビバリー昼ズ」を聴く前に観ておかなければならないと思った。ほかは、森口博子、鈴木紗理奈、峯岸みなみ、藤田ニコル、山之内すずというメンバー。新旧のバラドルをそろえたかたちだが、だけど、藤田ニコルや山之内すずは「バラドル」とは呼ばれないだろう。実際に「バラドル」と呼ばれていたのは松本明子と森口博子の時代だけではと思うが、やはり、このふたりのエピソードが圧倒的に面白く、これはひとつのテレビ史だ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、さっそく、昨夜の「ダウンタウンDX」を話題にする。そのあとには、秋分の日は 1948年に制定されたという話をしていたが、子どものころからずっと秋分の日が誕生日なのに、いつから制定されたかなんてことはぜんぜん気にしたことがなかった。つまり、高田先生に言わせると、ピーマン、ジュリー、秋分の日は、高田先生と同期だということである。




◇ 関内・中華街

 午後から外出。曇り空。雨の予報なので、傘をもっていく。根岸線に乗り、関内まで。昨年の誕生日と同様、今年も放送ライブラリーに遊びにいくことにした。事前に検索し、観る番組は決めておいた。1989年1月15日放送の「笑っていいとも!増刊号」。昭和天皇崩御により、休止になった翌週の放送。つまり、平成最初の放送なのだが、当時の記憶もあるが、この週は平日の「いいとも」の時間には「友達の輪」の傑作選を放送していた。この日の増刊号は、その前週、新年は3日間は通常の放送があり、それと年末の特大号を合わせた総集編となっている。冒頭、山中秀樹がそのような説明をし、最初のVTRは年末特大号の「Mr.レディー」。山中秀樹が「きれいなオカマさんが登場致します。」と、今では絶対に発せられないようなセリフを言う。この特大号は、このコーナーに今まで出演した「Mr.レディー」たちが審査員になり、男性レギュラー陣が女装をして、つぎつぎに登場する。トップにさんまが登場し、関根勤、鶴瓶、所ジョージ、小西克哉(!)、渡辺正行、鶴太郎と続くから豪華だ。この特大号もリアルタイムの記憶があるが、みんな三十代だったんだな。さんまの女装を見たひとりのMr.レディが、うちの店にそっくりな子がいるといって、日出郎の名を出していた。「家族の肖像」というコーナーは、有名人の家族が登場し、誰の家族かを当てるクイズコーナー。回答者に、佐野量子、中井貴一、デーモン小暮が出演し、佐野量子だけがレギュラーだったはずだが、「動物に例えるとなんですか?」というお決まりの質問をしている。登場した家族は、逸見政孝の娘。回答者たちが逸見さんの娘に質問をするのだが、タモリがほとんど答えてしまっていて、こんなに下手な司会だったっけと思うが、それを突っ込むという文化もまだない。最後に現れた逸見さん、白髪混じりだが、このとき、43歳というのにも驚いた。フリーになったばかりのころだ。続いて、「サックスは最高」は、小倉久寛のおなじみのコーナー。回答者は、ウッチャンナンチャン、ゆうゆ、ピンクの電話。回答者の後ろにはチャイルズのすがたもある。続いて、「タモリ・さんまのんなあほな!」は、このタイトルはなにかと思うが、おなじみの雑談コーナーだ。おそらくまだ結婚したばかりのさんまが、正月に、子どもと駒沢公園で凧上げをした話をしている。「テレフォンショッキング」は3日だけ、少女隊の藍田美豊、松本伊代、村上弘明が出演。タモリの若い女性タレントへの接しかたが、やっぱりちょっと気持ち悪い感じがあり、この当時は嫌われていたのも納得がいく。昭和最後のゲストが村上弘明で、翌週は川上麻衣子につなげているのだが、放送は休止になり、あとで調べてみると、出演日がその翌週になっても問題なく出演したようだ。続いて、タモリと野沢直子が司会をする「その気で見ればウリふたつ」のコーナー。有名人に顔が似ているという素人がつぎつぎに登場するだけのコーナーなのだが、といっても、たいして似ているひとが出てくるわけではなく、じつに素朴なコーナーだ。未成年の出場者が多かったが、正月休みだからか。このあとは「いいともハイライト」として、各コーナーのダイジェストになる。「お染ブラザーズの考えると今夜も眠れない」のコーナーは、レギュラーだった染之助染太郎が正月は忙しかったということか、ウンナンが代役を務める。染之助染太郎は電話出演し、その電話を八木亜希子がもってきて、ウッチャンに渡した。そのつぎは、なんのコーナーなのか、清水ミチコのピアノ弾き語りのネタが少し放送されている。続く、「オグちゃんの家庭でできる体操講座」というコーナーは特別企画だったんだろうか、小倉久寛が家庭にある品物を使った体操をレギュラー陣に教える企画。このコーナーも、ウンナン、ゆうゆ、ピンクの電話、チャイルズが、それぞれ体操着姿で出演し、ゆうゆのブルマ姿にタモリが反応する。ウッチャンが鮮やかなバック宙をやってみせる。最後は「金言・格言色紙でどうじょ」のコーナー。所ジョージが正月旅行のために欠席し、佐野量子が代役を務めていた。そしてまた、山中秀樹がスタッフルームからあいさつをして、さんま、野沢直子の曜日(金曜日?)のエンディングが流れて番組が終わった。放送時間は 91分。

 放送ライブラリーを出て、外を歩きながらツイッターを開くと、村田兆治が暴行容疑で逮捕というニュースが目に入り、これにはびっくりした。記事を読むと、空港で金属探知機に何度も引っかかったことに怒り、女性検査官に暴行を働いたという。暴行という言葉の強さにぎょっとするが、具体的には、肩を強く押しただけのようで、怪我をさせたりとかはさすがにしていないのだろう。とはいえ、野球選手のような体格のいい男に肩を強く押されるのは恐怖だとは思う。今では野球はまったく観なくなってしまったが、十代までは野球ファンだったから、むしろ、あの名選手がという純粋な気持ちが自分には強くある気がした。

 中華街に行ってみると、祝日だから混んでいる。雨も降り始めた。ぐるぐると歩きまわり、保昌に決め、牛バラ肉カレーご飯を食べた。990円。食べ終えて、細い路地を歩いていくと、ある店の前にひとだかりがあり、団体客かと思ったら、担架が置いてあるのが見える。じきに、その店のなかから顔色の悪い若い女性が連れられて出てきた。


 混んでいる中華街からは脱出し、横浜スタジアムの脇のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲みながら、まず、「いいとも」のメモをまとめておいた。そのあとは、しばらく読書をする。誕生日にはなにを読もうかと考え、そういえば、今日は藤子F先生の命日でもあるから、藤子F先生のSF短編を読みなおしてみようかとふと思った。本箱から、中央公論社の愛蔵版を引っぱり出してきたら、奥付は、昭和63年の5版になっている。おそらく、この本は中学生のころから手元にあるはずだ。当時、中央公論社といえば、「藤子不二雄ランド」を出していた出版社だった。この全3巻のぶ厚い愛蔵版を、少しずつ読みなおしていきたい。子どものころに藤子不二雄両先生から受けた影響は計り知れないものがあり、自分のルーツのひとつとして、とても大きい存在であることは間違いないのだが、しかし、その比重の高さはやはり十代のころのものか。

 横浜に戻り、ビブレのブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。帰りの電車で、向かいの席に座っていたお婆さんたちのおしゃべりを聴くともなしに聴いていると、「マツジュンとか櫻井くんとか、みんなコロナになっちゃったのね」と、嵐の話になった。帰宅前に、スーパーで買いものをしていく。雨はざんざん降りになり、靴のなかまでぐしょぐしょに濡れた。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。中村雅俊と渡辺徹がゲスト。文学座の先輩後輩という間柄。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」(ゲスト・ハリウッドザコシショウ)を聴きながら、ブログをもうひとつ更新する。ラジオを聴きながら眠り、深夜に目覚め、またすぐに眠りなおした。

2022年6月30日木曜日

6月30日木曜日/象の鼻テラスにて

◇ 関内・中華街

 早朝に目覚め、タイムフリーで、聴きそびれていたラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをして、それから、録画でテレビ番組をいくつか。なにをそんなに忙しくしていたのか、日曜の「サンデージャポン」を観るのに木曜までかかってしまった。昨夜の「水曜日のダウンタウン」も観た。「マツケンサンバを踊りながら泣くことなど出来ない説」のキンタローが面白かった。

 正午過ぎから外出し、関内まで。まず、ランチタイムを狙って中華街に行ってみると、どこで食べようかと迷ってしまうのだが、この暑さでは、あんまり歩きまわってもいやになる。なにに迷うのかというと、あとの予定があるから、必要以上に満腹になるような店は避けたいのだが、軽く食べようと思うとかえって難しいのが中華街だ。冒険はせず、何度か入ったことのある老北京という店に決め、ランチメニューの海鮮焼きそばを食べた。500円。



◇ 放送ライブラリー

 それから、放送ライブラリーに寄り、2時間ドラマを1本観た。1988年放送、筒井康隆原作、明石家さんま主演の「おれは裸だ」というドラマが気になった。原作は 10代のころに読んでいるはずだが、まるで覚えていない。さんまと筒井康隆だから、当然、コメディだろうと期待して観ると、なかなかシリアスなドラマだった。脚本家と演出家を検索してみると、社会派ドラマを得意とする布陣のようだ。浅丘ルリ子や佐藤慶と共演する 30代のさんまがさすがに若々しい。

 開港記念会館の向かいのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、今週も「水曜日のダウンタウン」の話をしている。オープニングだけできりあげ、しばらく読書をするが、冷房がきつく、鼻がぐずぐずになった。 

 ベローチェを出て、象の鼻テラスで上演される演劇を観るため、象の鼻パークに向かう。今日はこれに合わせて、そのついでに中華街と放送ライブラリーに寄ったというわけだが、ベローチェの冷房がきついからつい出てしまったけれども、時間がまだ早く、開場時刻にもなっていない。しかたがないから、公園内をぶらぶらして、写真を撮ったりなどしていた。この時間になると、過ごしやすい気温にもなり、平日だからひともそれほど多くない。








◇ 演劇

 19時開演、15分前になり、そろそろと入り口に向かった。笠木泉が主宰する演劇ユニットといえばいいのだろうか、スヌーヌーの「モスクワの海」という公演を観る。岸田戯曲賞の候補になった作品の再演、しかも、横浜での上演ということなので、これは観ておきたくなった。神奈川県民割というので予約していたのをすっかり忘れていたが、入場時に身分証の提示もなんにもなかったけど、よかったんだろうか。自由席、2600円。会場には丸椅子がコの字型に並べられ、囲まれた部分が舞台ということになる。出演者は、松竹生、高木珠里、踊り子ありという3名のみ。ひとりだけ男性、松竹生というひとは観たことがあるかわからないが、高木珠里は明確に印象に残っている芝居があり、踊り子ありという名前は確実に覚えるものの、今日まで顔と名前が一致していなかった。俳優としていちばんよく認識しているのが笠木泉なのだが、脚本家、演出家としての作品を観るのは初めてだ。笠木泉といえば、宮沢章夫作品の印象が強く、どうしても、宮沢章夫からの影響を意識して観ることになる。しかし、よくわからなかったところも多く、岸田賞の選評を改めて読みなおさなければと思った。上演時間は1時間強だったか。開演前にアナウンスしていた女性が笠木泉かと、終演後に気がついた。舞台に立っていないすがただと意外とわからない。客席には、エレキコミックやついのすがたがあった。やついはひと目でわかる。コの字型の客席だから、向かいのお客さんがよく見えるのだ。

 横浜駅まで歩いてしまうことにして、赤レンガ倉庫の前からワールドポーターズのほうに進み、汽車道を歩いた。ロープウェイができてからは、汽車道を歩くのは初めてだったか。みなとみらいを歩いているあいだは涼しかったが、横浜駅までたどりつくとずいぶん蒸し暑くなった。夜遅くに帰宅し、テレビを少し観て、ラジオを聴きながら眠った。

2022年5月28日土曜日

5月28日土曜日/ハマフェス〈後編〉


◇ 中華街

 続いてのお目当ては中華街のパレードだ。コロナによる延期やらで、通常ならば春節にやるはずのパレードを、この時期にやることになった。その前に昼食にしようと思い、中華街も混んでいるが、混んでいるのは大通りばかりで、観光客にはわかりにくい細道にある店を狙う。龍城飯店に決め、豚肉と玉子キクラゲ炒めを食べた。600円。

 パレードは 15時半からだが、そういえば、どこでやるのかも知らず、適当に歩いていると、山下町公園にひとだかりがあり、どうやらここから出発するのだとわかる。時間になると、爆竹の音がして、煙がもくもくと舞いあがった。ひと混みのなかを、白や黄色の中国の獅子舞のあたまが通っていくのが見える。どういうわけかこの中国の獅子舞が大好きで、もこもこしている造形に愛嬌があり、動きも楽しい。そのあとに楽団が続き、太鼓やシンバルをじゃんじゃん鳴らしていてにぎやかだ。それから、ドラゴンが続く。このパレードを観るのは初めてではないから、山下町公演前を通過したあとは、慣れたもので、裏道を先まわりして関帝廟の前で待ちかまえて見物した。関帝廟の前でひと踊りあり、中華学院の先まで進むと、観光客はあまりついてこなくなる。先頭にはチャイナドレスの女の子たちが横断幕をもっていて、女の子の写真を熱心に撮っているおじさんたちもいるのだが、あんまり先まわりしていると仲間だと思われてはいけない。こっちは獅子舞のほうがかわいい派なので、獅子舞に熱心にスマホを向けていた。



















 西の端まできて折り返し、善隣門までやってくるとまた観光客でごった返すようになる。善隣門の前でも行進は立ち止まり、獅子舞たちの演舞、それから、ドラゴン隊も走りまわり、ぐるぐると輪を描く。楽団も打楽器を激しく鳴らしているのだが、観光客たちも、近くまでこないと意外となにをやっているのか気がつかないようだ。そのいっぽうで、常連らしき客たちもいて、獅子舞にご祝儀をくわえさせたりもする。演じ手はおおむね十代の学生たちに見えるが、楽団には子どもも混じっている。獅子舞たちは身体能力の高い兄ちゃんたちで、獅子舞がにょきっと伸びる動作などは、後ろ足の役が前足の役をもちあげているようで、または、後ろ足の役の肩の上に、前足の役がぴょんと飛びあがる。人間ふたりぶんだから、かなりの高さにまで伸びる。隊列を先導しているかのような兄ちゃんたちも、気がつくと土台の役をやっていたりして、あまり注意深く観察はしそこねたが、入れ替わったりもしていたはずだ。華やかだが、やっているほうはそうとうな労力だろう。メインの通りを進み、東側までやってくると、また山下町公園のほうに曲がっていくのだが、ここまで見物して、終わりは見届けずに離れた。およそ1時間ほどのパレードを追いかけて観ていた。





















◇ 山下公園

 ひと休みしようと思い、山下公園前のマクドナルドに入る。疲れてしまい、ラジオを聴きながら、1時間ぐらい仮眠した。それから再び、山下公園に。17時45分からライブがあり、ちょっと過ぎてしまったが、ちょうど、瑛人が登場したところだった。瑛人が登場すると知れば、やっぱり観てみたいじゃないか。いきなり「香水」を歌い、この曲を聴けただけでも満足だ。計3曲の短いライブだったが、せっかくだから、瑛人のあとも観ていきたくなった。つぎに登場したTEEというひとは知らなかったが、「ベイビー・アイラブユー」という有名な曲を歌った。やはり、計3曲。司会者もいて、誰だか知らなかったが、ラジオのパーソナリティかなにかだろうか。最後は Crystal Kay が登場。2曲歌い、それから、アンコールでもう1曲。結局、3曲なのだが。 Crystal Kay のライブになると、ここにも望遠レンズのようなカメラで熱心に写真を撮っているおじさんがいて、いったい、Crystal Kay が誰だかわかって撮ってるんだろうか。次第に薄暗くなり、ライブは 19時には終わった。





 スマホの充電をしたく、山下公園から、開港記念会館前のベローチェを目指して歩くが、ひとつ海側の通りを歩いていて、ずいぶん通りすぎてしまった。わざわざ引き返して入るが、しかし、閉店時刻を確認しそびれ、30分程度ですぐに閉店になり、ちっとも充電できなかった。横浜駅まで歩いてしまおうと思い、桜木町からみなとみらいを進む。新高島のあたりから遠まわりして、平沼のブックオフに寄るが、なにも買うものなし。夜遅くに帰宅する。

 ツイッターをそれほど追いかけているわけではないが、ここ数日は、開くたびに、水道橋博士の動向が目に入ってくる。近しいひとからの批判、あるいは黙殺という不幸な状況も招いているようだが、個人的には、景山民夫が宗教にのめり込んでいったときのことを思い出す。ファンだった人物が変わっていってしまうのを、十代で経験したことは今にして思えばとてもよかった。今朝には、プチ鹿島さんがどうやら博士について発言したことを知り、確認するのが怖かったが、YouTube で「ヒルカラナンデス」という番組を、結局、気になって観てしまう。ブログの更新をして、深夜2時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...