2021年9月10日金曜日

9月10日金曜日/杏仁豆腐

◇ 赤坂見附・永田町

 朝、目覚めるとまず、ブログの更新をひとつ。それから、タイムフリーで、聴きそびれていたラジオを聴きながら、梱包を片づける。録画していたテレビ番組をいくつか。「キョコロヒー」では、時間帯昇格の発表があった。

 昼前から外出。ひさしぶりに夏の暑さに戻った。気候の変化についていけていないのか、朝から鼻水が止まらない。電車内では眠くなり、読書もできない。午後から永田町に用事があり、だったら、赤坂見附でランチを食べようと思い、早めにやってきた。店は最初から決めていて、中国茶房8にまっすぐに向かう。この店は二度目で、7月に一度入り、赤坂見附でランチを食べる機会があれば、もはやここしかないと思っていた。ランチメニューの玉子とキクラゲと長葱炒めを食べる。550円。ドリンクをとりに行っているあいだに、もう料理がきていてびっくりする。早い、安い、旨い、いいところしかない。肉がない料理で、ここまで満足させられることもない。ご飯、スープ、サラダ、ザーサイに、ドリンクバーとデザートもつく。デザートの杏仁豆腐が恋しくてしかたがなかった。杏仁豆腐はひとかけらが大きく、あとからよそってくるものだから、前回は写真を撮りそこねたが、今回は忘れずに写真を撮った。今回もまた、動くのがいやになるくらいに満腹になった。ウーロン茶と、アイスコーヒーも飲み、すぐにまた、トイレに行きたくなる。





 永田町の、普通ならばちょっと入れないようなところに入る機会があり、帰宅は深夜近くなった。録画していたテレビ番組をいくつか。「A-Studio」は、千葉真一の息子の眞栄田郷敦がゲスト。「ネタパレ」の「ニュースターパレード」では、モシモシというトリオのコントの演出に、バカリズムが本気のダメ出しをしたのが面白かった。「タモリ俱楽部」は「空耳サマーコレクション」。奥田民生とEBIが出演。深夜、読みかけの本を読み終えようとがんばっていたが、あともう少しというところで眠気の限界になり、時間の記憶もない。

2021年9月9日木曜日

9月9日木曜日/傘を忘れる


◇ 新宿

 朝から都内に。雨降り。肌寒く、パーカーを着ていく。まだ早い時間に、飯田橋のなか卯に入り、かき揚げ丼小盛りとはいからうどんのセットを食べた。500円。トイレに入りたかったのに、トイレが故障中のようで、探しまわるはめになるが、地下鉄の飯田橋駅の入り口を降りると、改札の外にトイレがあり、九死に一生を得た。一昨日も新宿だったが、どういうわけかまた新宿に行くことになるもんで、南口のベローチェに入り、アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べた。コンセントがあり、スマホの充電をする。気がつくと、傘がない。あるところに傘を置き忘れてしまった。傘を置き忘れたのは、今年はもう2本目だ。まだぜんぜん傷んでいない、きれいなビニール傘だった。悔しい。雨は止んでいた。

 ツイッターを見ていたら、今日17時から、ルミネで村上ショージの独演会があることを知った。料金は500円。約1時間前にその情報を知り、目と鼻の先にいるので、行ってしまおうかとよっぽど思ったが、1時間後というのが半端だ。2時間後だったら、迷うことはなかった。ゲストがインポッシブルというのも惹かれず、読書をしたくて、読書を優先した。しかし、読書にも集中できず、どうも疲れている。

◇ 雑誌

 楽天マガジンで雑誌のチェックをして、「週刊文春」の宮藤官九郎の連載コラムにたまたま目を通すと、「クズ」という流行り言葉について怒っている。取材されたライターに、宮藤作品の登場人物はどれもこれもクズばかりだと言われ、宮藤はそれに引っかかる。「いや待て、この人にとって「クズ」って、そこまで重い意味はないのかもしれない。」「けど引っかかるわあ、開始5分でクズ。どれだけ立派な人間か知らないけど、作者が0から生み出し、俳優が命を吹き込もうとしているキャラクターを面と向かってクズと言い切る神経。例えば山田洋次監督に向かって「寅さんって、ハッキリ言ってクズだなって思うんですけど」って言うのかな、この人。」 ブルーハーツの詞も引用しつつ、「断固抗いたい。でないと先に進めない。インタビューの大部分の時間を費やして「社会に適応できない人、うまく生きられない人を、これまで一貫して描いて来た。それを『クズ』だと言うのなら、敬意をもってクズを肯定するのが作家としての使命だと思う」と、ずいぶん小っ恥ずかしいことを力説してしまって自己嫌悪。」「後日掲載された記事からは「クズ」に関する発言がまるまるカットされていた。なんだったんだ。ただ俺を不機嫌にさせたかっただけなのか?」 「週刊文春」ではそのほか、「新・家の履歴書」には、ロフトの平野悠が登場。東海林さだお「タンマ君」は、この令和の時代に禁煙パイポのCMネタ(「わたしはこれで会社を辞めました」)。

 Spotify で、これも気になっていた、ハンバートハンバートの新アルバム「FOLK3」をつまみ聴き。「今夜はブギー・バック」のカバーが聴きたかったのだ。ベローチェを出て、一昨日も寄ったばかりだが、一応、西口のブックオフに寄っていく。3冊買った。新宿から小田急線、藤沢行きの急行に乗り、途中から座れたが、寝過ごしてしまい、湘南台から戻ってきた。


◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「さまぁ~ず論」の銀シャリがゲストの回を、2週まとめて観た。さまぁ~ずのファンだという、銀シャリ橋本の熱っぽさが面白い。「M-1」は、漫才の残り時間を知らせるカンペを、希望のタイミングで出してもらえるというのはまったく知らない話だった。日曜放送の「おかべろ」は、店長役のノンスタ石田がなぜか不在で、代わりに麒麟川島が出演していた。ゲストはダイアン。昨夜の「はなつまみ」を観ると、こちらもダイアンがゲスト。お笑いナタリーで、爆笑問題と伯山の新番組が始まるとの記事を目にし、「はなつまみ」はどうなるのかと思っていたが、今月で終了してしまうのだ。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴き、聴きながらオンライン将棋を指し、そのまま、23時頃には眠る。

2021年9月8日水曜日

9月8日水曜日/CKBのカバーアルバムが最高だ

◇ ラジオ

 早朝から眠り、10時前にぱっと目覚めて、ラジオをつけた。「伊集院光とらじおと」の、甲本ヒロトがゲストに出ているところだけをオンタイムで聴いた。最後に、ヒロトから寺田寅彦の言葉が出たのを意外に思ったが、いや、どうなんだろうか。甲本ヒロトがどんな本を読んでいるのか、熱心なファンになると知っているのかもしれないが、ウィキペディアを見てもわからない。11時半からは「ビバリー昼ズ」。12時台のゲストには、小泉今日子が登場。昇太師匠とライブで共演するからその宣伝なのだが、まず、共演することに驚いたのだが、それにしても、小泉今日子が「ビバリー」に登場するとはびっくりする。高田先生の日にも出てないんじゃないだろうか。先週のゲストは柳家喬太郎で、落語界のキョンキョンから本物のキョンキョンにメッセージもあった。なんと、喬太郎のCDに小泉今日子が原稿を寄せたんだそうで、こんな時代がやってくるとは、喬太郎師匠がいつからキョンキョンと言い出したのかもわからないが、そのころには誰がこんなことになると思っただろう。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。こちらのゲストは小堺一機で、今日はラジオが面白い。

 夕方、ヤマトの営業所まで。雨降り。しかし、気温は高いようだ。二俣川に出て、相州蕎麦に入り、カツカレーを食べた。650円。それから、ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。2時間ほど、読書などをして、ドン・キホーテのダイソーに寄り、シールはがし液とクラフトテープを買ってから帰った。雨は止む。

◇ 音楽

 行き帰りは、Spotify で、クレイジーケンバンドのニューアルバムを聴きながら歩いていた。「好きなんだよ」という、楽しみにしていたカバーアルバムだが、昨夜、日付が変わってから配信はもう始まっていたが、大きな音で聴きたく、朝になるまでがまんしていた。(まあ、イヤホンで聴くなら、夜中に聴いても同じだったのだが。) 午前中に聴き始めたが、しかし、ラジオも面白く、まとまった時間が作れない。本当は、1時間14分、アルバム一枚を通して聴きたかったが、その時間を作れるまで待つこともできず、少しずつ聴くということになり、夜に帰宅して、ようやく最後まで聴けた。最後の「あまい囁き」が、ひっくり返りたくなるほどよかった。Ayesha のボーカルが、渚ようこのようにも聴こえる。いくつかの曲は、それぞれラジオで聴いてもいたが、それ以上に、このアルバムの流れが素晴らしい。多くのアーティストにカバーされている定番のような曲も多いが、それらの楽曲を聴いているうちに、終盤になると、CKBでしかありえないカバーが続き、CKBの世界に否応なく引きずりこまれていく。「時間よ止まれ」から「夏のクラクション」、それから、「横須賀ストーリー」から「よこはま・たそがれ」というあたりが、特にたまらなかったが、またくり返し聴いてみると、たまらないポイントは変わってくるかもしれない。剣さんの歌唱だけでなく、スモーキー・テツニ、Ayesha、それから、のっさんも、ボーカル陣の充実ぶりを改めて感じもした。歩きながら聴いていて、楽しくなってしまい、にやにやしてしかたがなかった。

 録画していた昨日の「うたコン」を観ると、なかにし礼特集に横山剣さんが出ると思って録画しておいたのだが、剣さんの出演は別のコーナーで、昭和歌謡という括りで「横須賀ストーリー」を歌っていた。演奏はクレイジーケンバンドではなく、番組のバンドの演奏で、剣さんに続き、柏木由紀も登場し、「渚のバルコニー」を歌った。この番組、剣さんひとりではときどき出ているような気がするのだが、バンドで出るということはないんだろうか。

 それから、YouTube も観てしまうが、クレイジーケンバンド公式チャンネルで、剣さんによる「好きなんだよ」楽曲解説があり、6本あったが、面白くてすべて観てしまった。音楽の話になると、詞から曲から、歌から演奏から、考察はいろんな角度からになり、そこにエピソードも挟まり、剣さんの話は止まらない。ユーミンと田島貴男は同じ星の異星人だとか、そこから矢沢に続く3曲は、アルバムのなかのパワースポットであるとか、二十数年前に中森明菜のために書いた曲が使われず、それがなんと、「あるレーサーの死」の原曲だとか。明日は朝から用事があるのに、眠るのがすっかり遅くなった。







2021年9月7日火曜日

9月7日火曜日/青いものが並んでいる






◇ 新宿西口

 今日も朝から都内に。小田急線で新宿に向かうが、ずっと座れず、登戸のあたりで、呼吸がいよいよ苦しくなり、代々木上原で目の前の席が空き、たまらず座った。ひと駅だけでも座れて楽になる。新宿西口で昼食になり、雑居ビルの3階に、新宿レモンという店を見つけ、本日のおすすめランチから、チャーハン焼き餃子定食を食べた。780円。ランチはドリンクバーが無料になり、アイスコーヒーを飲む。NSビルまで行って、地上にあがり、都庁の前に出た。都議会議事堂の窓際に、青いものが並んでいるのが見える。ブルーシートをかぶせたもののようだが、いったいなにをたくさん並べているのだろうか。都議会議事堂の下の広場に降り、京王プラザホテルの脇を通り、西口まで戻ってきて、ブックオフに寄るが、めぼしいものはない。店内を2周まわり、じっくりと物色したが、それでもなにも見つけられなかった。

 代々木まで歩き、ブックオフにもう1店。意外や、こちらは買うものがたくさんあり、110円の棚に、岩波文庫のいい本がごっそりとあった。110円文庫本を 12冊、220円単行本を2冊と、量が多くなり、袋も買った。このあとはどこか、小田急線沿線のブックオフに寄りたいと思っていたが、代々木で荷物がいっぱいになってしまった。山手線で渋谷に出て、宮益坂のベローチェでひと休み。食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。コンセントがあり、スマホの充電をする。滞在時間、2時間ほど。東横線の各停で、のんびりと読書をしながら帰ってきた。帰宅前にコンビニに寄り、楽天カードの支払いをしたら、いつの間にか手数料が 220円になっていた。いつも、220円もしなかったと思うんだけども。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、昨日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、今週は、ゲストが叱られたエピソードを語るというテーマだそうで、オープニングの最後に少し、東京03の例の一件が話題に出た。叱られたといえば東京03だが、この件も、最近になって、テレビなどでもぽつぽつと語られる場面を目にするようになっている。「オールスター感謝祭」のあの場に、ナイツも出演していたのだ。止めにいこうとした西川きよしと、シルク・ドゥ・ソレイユがぶつかりそうになっていたなど、現場にいたものならではの証言があった。その直後のクイズでは、土屋が最後まで残ってしまい、紳助にコメントをふられても、はっきりと答えたつもりだったのに、放送を観たら、びびっていてぜんぜん声が出ていなかったという。

 聴きそびれていた先週火曜の「伊集院光とらじおと」も聴く。京須偕充がゲスト。伊集院が言うには、この放送時には、「圓生の録音室」はアマゾンで4万8千円もしていたようだ。録音風景の思い出を訊かれた京須は、圓生のきびしさよりも、和やかな場面のほうが記憶に残っているという。「圓生百席」のなかのおすすめを訊かれると、京須さんは「文違い」をあげた。小三治のすごさはどこかと訊かれ、京須「まるで日常の会話のように、落語じゃないようにしゃべれる落語家。つまり、一般の市民のね、テイストでしゃべれる…、つまり、「そうするってえと」で逃げてないというか」「無論、じゃあ、「そうするってえと」って言いかたをあのひとがしないのかというと、そうではないんですけど、いわゆる落語家の、これが落語の口調なんだよというかたちではやっていない。そうとうね…、そうなるまでには、時間かかってると思いますけどね。」  現在の落語家でいいと思うひとは誰かと訊かれると、京須「それはねえ、さっき、(京須のことを)現役とおっしゃっていただいたけども、そのう、いろいろ、取り引き関係もありますのでね。(笑)」

 録画していたテレビ番組もいくつか。まず、今日の「さんま御殿」を観ると、「せっかち軍団 VS のんびり芸能人」というテーマで、せっかち側に別所哲也が出ていて、くだものは皮を剥かずに食べるという話などをしていた。横浜には、ブリリア・ショートショートシアターという短編映画専門の映画館があり、閉館してしまったが、別所哲也はかつてそこの代表を務めていた。その映画館を開設したのが別所哲也であり、ショートフィルムのフェスティバルを主宰するほどの短編映画の愛好者だが、つまり、せっかちだから短編が好きだったということなんだろうか。

 土曜に放送された「アナザーストーリーズ」という番組では、志ん朝のドキュメンタリーをやっていた。再放送かなにかだろうとは思っていたけど、確認すると、2017年6月にBSで放送されたものだ。談志との関係にも大きく時間を割き、談志師匠の高座の映像では、麻原彰晃についてしゃべっているところを使っていて、なぜそこをと思った。亡くなった川戸貞吉や左談次師匠がインタビューに答えていた。川戸「口が裂けてもライバルとは言わなかったろうね。談志さんのことだから。たとえライバルと思ってても。」

 夜、鼻水がひどくなり、横になり、ラジオを聴きながら、2時間ぐらい眠った。深夜1時半頃に目が覚め、「爆笑問題カーボーイ」を途中から聴いたが、どこまで聴いたのか、記憶がはっきりしない。朝までブログの更新をしていたはずだが、そういえば、部屋のどこかに「圓生の録音室」があるはずだと思い、積み重なっている本をどけてみたら、小山田圭吾が表紙の「クイック・ジャパン」が出てきたのでびっくりした。1ヶ月半前に見つけていたら、読みなおしたかった。

2021年9月6日月曜日

9月6日月曜日/雨はきちんと降る


◇ 虎ノ門

 朝から都内に。思わず傘をもって出てきたが、ヤフーの予報を見ると、ずっと降らないようで、なんのためにもって出たのかわからなくなったが、正午を過ぎたらきちんと雨が降り始めた。予報はあてにならないが、しかし、むしろ、なんで傘をもって出たのだろうか。虎ノ門で昼食をとろうと思い、雨のなかを適当に歩きまわるが、なかなか決められない。鳥酎という居酒屋にようやく入り、ランチメニューの漬け鶏南蛮定食を食べた。800円。ドリンクも付き、アイスコーヒーを飲む。

 虎ノ門から、銀座線で渋谷に移動し、古書サンエーに寄っていく。外の百均の棚から、横山剣さんが表紙の知らない音楽雑誌があり、とりあえず、これは買っておく。道玄坂を横切り、センター街に出て、まんだらけにも寄るが、こちらではなにも買わなかった。東横線の各停で、眠りながら横浜まで戻ってくる。有隣堂に寄り、それからどうしようかと思っていたが、ブックオフも一昨日に寄ったばかりで、どこにも寄るところがなく、たまには早く帰ってしまおうかというので、夕方には帰宅した。雨はあがる。ツイッターから新規感染者数の確認をすると、東京は 968人になり、ついに千人を下まわった。大阪、千葉、神奈川も千人を下まわるが、神奈川は 971人で、東京よりわずかに多い。愛知だけが千人超えで、1190人。


◇ ラジオ・雑誌

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングはまず、たけしの襲撃事件について。その話から、40年前に弟子入り志願した松尾伴内の思い出話になった。12時台は、伊藤蘭がゲスト。高田先生が面白いことを言いすぎるせいで、伊藤蘭は途中まで笑ってばかりで、ほとんどしゃべれなくなっていた。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊ポスト」の「ビートたけしの21世紀毒談」は、雨上がり決死隊の解散に触れ、それから後半は、小山田圭吾や小林賢太郎、張本勲、メンタリストDaigo ら、最近の炎上騒動について語っていた。「だけどなんだか気持ちが悪いのは、「反論できないミス」をやらかした人たちを、完膚なきまでに叩きまくる世間だよ。叩かれるのは仕方がないとして「二度と仕事ができない」「社会的に抹殺される」ってレベルまで追い込む必要はないんじゃないかと思う。」「俎上に載っている人たちのやったことや言ったことが間違っているのは紛れもない事実だ。だけど、匿名のヤツラがそれを寄ってたかって叩くのも、同じくらい醜悪な気がする。」「ここ最近の炎上騒動のほとんどは「水に落ちた犬は叩け」って言葉がまさに当てはまるんだよ。」

 「キングオブコント」の決勝進出者が発表され、ツイッターから確認したが、結局、ユニット組は残らず、話題作りに留まるということになった。もちろん、残すつもりはあったのだろうが、準決勝までのチケットは売れただろうから、コロナ以降の客集めとして、当然、商業的な戦略でもあったんじゃないのか。

 聴きそびれていた先週月曜の「伊集院光とらじおと」も、タイムフリーで聴いた。宮本信子がゲスト。伊集院は伊丹映画の常連出演者だったが、じつは、宮本信子は、師匠の円楽とも、五代目円楽とも、テレビ番組で共演していたというから不思議な関係だ。今回は「キネマの神様」のプロモーションだが、現場はどうだったかと訊かれて、怖かったと答える。それは、山田洋次監督が怖かったのではなく、コロナのせいで、現場が普通じゃなかったという意味だった。これは当然、単にコロナのせいというよりも、志村けんが亡くなったのだからそうなったのだろうと理解したのだが、伊集院はそのような指摘はしていなかった。深夜0時前には眠る。

2021年9月5日日曜日

9月5日日曜日/たけしが襲われた

◇ 事件

 早朝6時前に目覚め、まず、ブログの更新をしてから、まだ眠いが、録画していた番組を観ようとしてテレビをつけると、いきなり、たけしが襲われたというニュースが流れて驚いた。アナウンサーの声のトーンから、無事だということはなんとなくすぐに感じとったが、襲ったのは四十代の男で、つるはしのようなものでクルマを叩いたという。昨夜の「Nキャス」の生放送後に、まさか、そんな事件が起きていたとは。今朝の「サンジャポ」でも、TBSで起きた事件でもあるし、たけしの事件を冒頭で伝えていた。

 ネットニュースにもなっていたので、今朝の「安住紳一郎の日曜天国」もタイムフリーで聴くと、たけしの事件について、オープニングでしゃべっていた。「たけしさんの乗るクルマは、普段、街中で見かけるようなクルマではなくて、本当に、一国の大統領が乗るようなVIP仕様なので、びくともしなかったようですけれど、怪我なくて本当によかったなと思います。」「よく、たけしさんはお弟子さんをお取りになるので、弟子入り志願のひとがダメ元で、たけしさんのクルマめがけて、声掛けてくるっていうのは私も何回も目にしていて、また、少し熱狂的、というか、常軌を逸して、興奮しているっていうような、まあそれは、なぜ興奮しているのかはいろいろ理由があるようですけども、そういうようなひとも、たまあにね、ちょっと、声を掛けてきたりするというような、懐の深いたけしさんだからこそ、なのかもしれませんが、そういうような状況もあったので、もしかすると、そういうところの延長線でなにかあったのかなと、いうような、想像をしていますが。」

◇ ブログ

 ツイッターに、古い友だちから珍しくDMがあり、ツイッター12周年の通知が届いたそうで、12年前にツイッターを薦めたのが自分らしいのだが、まるで記憶になかった。ブログを始めたことだけを伝えたら、どうやら見つけてくれたようだが、伝えておいてなんだけれども、このブログ、どうやったら見つけられるんだろうか。だいたい1ヶ月遅れのペースで更新しているということは前にも書いたが、7月下旬のオリンピック開会式の日の更新をしてからアクセス数がやや増えていて、統計情報を確認してみると、なぜか半分以上がアメリカからのアクセスだ。1件だけ、ロシアからのアクセスもあり、まあ、海外のひとでも関心のある話題だとは思うものの、どうも不可解だ。

◇ ラジオ・テレビ

 午後は「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。パソコンのエリア判定がまた狂っていて、なぜか石川県になってしまっていたが、石川でも「日曜サンデー」は放送されていたから、問題なく聴けた。ラジコの出演者の表示が、石川の放送局では、まだ、江藤愛のままになっている。交通情報の時間は、石川ではBGMだけが流れているということも知れた。14時台ゲストは渡辺徹。聴きながらクリックポストを作り、15時前に、近所の郵便ポストまで投函に行く。

 録画していた「ワイドナショー」も観ると、東野幸治が夏休みで、田村淳が代わりにMCを務めていた。BPOのニュースを扱っていて、痛みをともなうことを笑いの対象とするバラエティを審議対象にするというものだが、ちょうど、淳と松本という当事者のようなメンバーになった。

 夜になって、ツイッターからニュースを見ると、たけしの襲撃犯は、6月に弟子入り志願をしていたという新事実が出てきた。ということは、安住がラジオで話していたことがかなり正確で、事件が起きたときにはTBSにまだ残っていたというから、警察に行ってきたという社員から、なにか情報を得ていたのかもしれない。ツイッターを見ると、この日の「Nキャス」の冒頭で、たけしが共産党に投票すると発言したというので、それを事件と結びつけてどうこう書いている連中がいたが、まともな感覚とはかけ離れているとしか言いようがない。その発言だけを切り取った動画も拡散されていて、放送を観ていればギャグ以外のなんでもないとわかるものなのに(観ていてもわからない人間もいるのだろうが)、放送直後の犯行であることを考えても、そんなはずがないだろう。

◇ 映画

 夜にスーパーまで買いものに行き、帰ってきてから、アマゾンプライムで映画を1本。黒沢清監督「DOORⅢ」を観た。黒沢清の名を初めて認識したのは「CURE」だったと思うが、ウィキペディアにあたると、この作品は1996年、「CURE」の前年に発売されたVシネマだ。田中美奈子が主演という時代だが、あの時代に観ていたら、驚くところはあったのかもしれない。「黒沢清の映画術」は売ってしまって手元にないが、参照したかった。

 タイムフリーで、聴きそびれていた金曜放送の「問わず語りの神田伯山」を思い出したように聴いたが、「ラフ&ミュージック」の爆笑問題をいじりまくっていて面白かった。伯山もやっぱり、浅草キッドの「お笑い男の星座」を読んでいるようだ。深夜0時頃に眠る。

2021年9月4日土曜日

9月4日土曜日/巣鴨・駒込・本郷

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚めて、録画していた昨夜の「ネタパレ」を観ると、後半はものまね特集で、ゆず姉&むらせが三浦瑠麗と古市憲寿を、ガリベンズ矢野がひろゆきのものまねをやっていた。いよいよ、このあたりがものまねの対象になってきた。「タモリ俱楽部」には、ハライチがふたりそろって出演し、「浦和総選挙」という企画。埼玉には「浦和」と名のつく駅が8個もあり、そのなかから「浦和神セブン」を決めるという、これはいい企画だった。

  聴きそびれていた「ナイツ ザ・ラジオショー」も、引き続き、順番に聴いていくが、水曜のオープニングでも、前日に話していた、球児好児の映像が見つからないという話の続きをしていた。火曜の話は、「ゲロゲーロ」のネタが YouTube にないところから始まり、商品化されているものがないかとアマゾンで探しても見つからない。そういえば、水道橋博士のライブで、ほたるゲンジが「ゲロゲーロ」のネタをコピーしていたことを思い出すが、ほたるゲンジはナイツが「ゲロゲーロ」のネタをやっている動画をもとにコピーしたのだという。ナイツがその漫才をやった番組を思い出し、その映像はマセキで保存されているはずだと調べたら、その時期は担当マネージャーが違い、それだけがなぜか保存されていなかったという話だった。最終的には、「漫才大行進ゲロゲーロ!」に球児好児が出演している回をチェックしていき、最終回に「ゲロゲーロ」をやっていたのを発見するのだが、水曜は、そのナイツのコピー版を録画していたというリスナーから、文字起こしが送られてきた。それから、話題はVHSの録画の思い出になっていき、塙の兄(長男)が深夜番組を録画していて、エロい番組かと思って再生してみたら、「カノッサの屈辱」という「すげえ真面目なやつだったからぜんぜん面白くなかった」という話をしていた。「カノッサの屈辱」をそういう番組と認識していることに驚いたが、もしかすると、教養番組のパロディだとわかったうえで面白くないと言っていたようにも感じられた。そのあとには、前日に開催された「芸人憲法学読本」というライブの話をしていて、とても面白そうだったが、しかし、2500円出して配信を観るほどのものだろうか。

 今日は朝から都内に。小雨が降り、肌寒く、パーカーを着ていく。横浜から東横線で渋谷に出て、渋谷から山手線に乗った途端、自分のそばに立っていた男に、タトゥーだらけの男が詰め寄ってきた。どうも、その男に写真を撮られたと思ったのか、それとも実際に撮ったのかわからないが、スマホのアプリを開かせる。すぐそばでそのやりとりをやられて、どうなることかと思ったが、写真はなかったようで、タトゥーだらけの男は別の車両に歩いていった。


◇ 巣鴨・駒込・本郷

 巣鴨に行く用があり、時間がかかる予定だったが、すぐに片づいてしまい、予期せぬ時間ができた。巣鴨は6月に一度、志學亭に寄るためにきているが(入れなかったが)、周辺にはもう寄るところはなく、グーグルマップを見て、駒込に行ってみようかと思う。福音館書店が巣鴨にあることを知らなかった。福音館書店の建物の手前を左に曲がり、まっすぐ進むと駒込駅に出る。六義園というのがあり、門は閉まっていたが、その目の前に地下鉄の出口があり、すくそばにドトールがあった。横断歩道を待っていたら、曲がろうとしているクルマの後ろのクルマが激しくクラクションを鳴らす。そんなにもたついていたようには見えなかったが、少し進むとすかさず追い抜き、横に並ぶと、停止線がどうのこうのと怒鳴りつけていた。そんなにコワモテ風の男にも見えなかったが、今日はいらいらしている人間が多いのか。あおり運転があれだけニュースになっても、それに近いことをやるという神経がわからない。ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。ミルクとガムシロをとったつもりが、ミルクをふたつとっていて、席は2階にあり、1階に戻るのもめんどうなので、アイスコーヒーにミルクをふたつ入れて飲んだ。コンセントがあり、スマホの充電をする。


 寄れそうな古本屋をグーグルマップで検索してみると、そういえば、BOOKS青いカバが駒込だった。青いカバを初訪問。外の均一本から、一冊だけ買っていく。パソコンに向かって作業をしていた小国さんに、「こんにちは、ご無沙汰してます」と声をかけたが、誰だかわかってもらえなかった。駒込駅まで戻り、南北線で東大前に移動する。本郷の古本屋はまだまわったことがなく、この機に行ってみようと思った。ところが、行ってみると、ほとんど閉まっている。そもそも、今は大学が休みなんだろうか。しかたなく、ただ散歩ということになり、本郷三丁目まで歩いた。ようやく昼食ということにして、キッチンセブンという店で、サービスランチを食べた。ハンバーグとカニクリームコロッケ、ソーセージ、ナポリタンの盛り合わせに、スープ、ライスが付く。600円。






 これ以上、無闇に歩くのもいやになり、本郷三丁目から丸ノ内線に乗り、霞ヶ関から日比谷線に乗り換え、中目黒から東横線の各停に乗った。途中から座れ、眠っていくが、元町・中華街駅まで眠り、横浜駅まで戻ってきた。ビブレのブックオフに寄り、5冊買う。ジョイナスの地下に潜り、有隣堂にも寄っていく。

 夜に帰宅し、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた昨日の「A-Studio」(ゲスト・松田龍平)を観た。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴き、聴きながらオンライン将棋を指し、またテレビを観ることにして、「Nキャス」を追っかけ再生で観ながら、本の登録をした。テレビは途中で切りあげ、23時からはラジオ。「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら眠った。

2021年9月3日金曜日

9月3日金曜日/辞任の意向

◇ ラジオ

 朝8時半頃に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。今日も雨降り。午前中に、近所の郵便ポストに投函に行く。それから、録画していた昨夜の「つぶやき英語」を観た。ずいぶんひさしぶりの放送で、2か月ぶりの収録だったようだ。XXCLUB の映画コーナーで紹介していた「テーラー」というギリシャの映画は、ちょうど、「週刊文春」のシネマチャートでも扱われていて気になっていた。

 11時半からはラジオをつける。「ビバリー昼ズ」は伊藤克信がゲストで、森田芳光の話をしていた。森田芳光の全監督作のブルーレイボックスが発売されるというので、特設サイトを確認してみると、なんと、「そろばんずく」だけは収録されていないのだ。版権元許諾が得られずに収録ができなかったという注意書きがしてある。ニュースの時間には速報が入り、なにかと思えば、菅総理が辞任の意向だという。総裁選不出馬を表明したというので、録画していた「徹子の部屋」も中止になり、「ワイドスクランブル」が延長していた。代わりに録画されていたそれを、せっかくだから観てみると、総理の会見はわずか2分ほどしかなかった。

 夕方、駅前の郵便局まで、レターパックを出しに行く。小雨が降り、寒くて、パーカーを着ていく。二俣川まで歩き、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、半熟卵のミラノ風ドリアを食べた。金の計算をして、それから、読書をする。滞在時間、2時間ほど。帰りには雨は止み、ちょっと蒸し暑くなった。

◇ 再びラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていた「ナイツ ザ・ラジオショー」を順番に聴いていくが、火曜のオープニングでしゃべっていた、球児好児の「ゲロゲーロ」のネタの動画が見つからない話は、謎めいていて面白かった。

 先週の「HONMOKU RED HOT STREET」も聴きそびれていた。1曲目にかけていた、Mighty Crown & SAMI-T「Internet Bad Boy」が強烈。この週も、スモーキーテツニは濃厚接触者のため、横山剣さんひとりの放送だった。2曲目は、グッチ裕三も大好きだというエル・チカーノ。3曲目は、所ジョージ「中国民話・白蟹傳」という、この曲は初めて聴いた。「ホング・コングの逆襲」というLPの収録曲。そのあとには川谷拓三の曲もかけるし、この番組の選曲はこれだから聴き逃せない。

 夜にまた、ブログの更新をしようとすると、やたらに時間を食う。深夜に映画を観たかったが、明日は朝から用事があり、あきらめて、深夜0時過ぎには眠った。

2021年9月2日木曜日

9月2日木曜日/ラジオを聴くかアマゾンプライムか

◇ ラジオ・テレビ

 早朝から眠り、9時過ぎに目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。録画していた昨夜の「キョコロヒー」を観て、それから、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、清水ミチコとナイツで「ラフ&ミュージック」の話に。松本、内村の対面の場面に、清水ミチコもいたらとはやっぱり思うところだ。午後の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、ますだおかだがゲスト。東洋館にゲスト出演したときに、東京二師匠に新人だと思われた話に爆笑する。このエピソードは、ナイツがしゃべっているのも聴いたことがあったと思うが、本人たちから語られるとまたいちだんと面白かった。ラジオを聴きながら、クリックポストを作り、近所の郵便ポストまで出しに行ってくる。今日は朝から雨降りで、肌寒い。

 少し読書してから、夜にまた、スーパーまでに買いものに行き、すぐに帰ってきた。録画していた今日の「徹子の部屋」を観ると、間寛平夫妻がゲスト。例のごとく、間寛平がギャグをやらされることになっても、夫婦での出演だと、ひやひやしないで観ていられた。

 ツイッターから知った、フリーナンスというサイトに公開された石野卓球のインタビューを読んだ。加齢をテーマにしていて、小山田圭吾に触れているところもあり、とても面白かった。聞き手は高岡洋詞。「こないだの小山田(圭吾)くんの事件みたいなことがあると、明日は我が身じゃないけど、結局人気商売だから、どこに地雷が埋まってるかわからないなって。ただ俺の場合、もともとヒール的な要素が強いから、裏切られた感もないっていう強みはありますけど(笑)。」「若いころってなかなか自分はこうだってことを認めたがらないじゃないですか。自分にはもっともっと可能性があって、いま表に出ているのは氷山の一角でしかないみたいな。でも実はそうでもなかったっていう(笑)。そのことにだんだんと気づき始めるんですよね。」 自分に期待しなくなるのかと訊かれると、「というより、自分に失望をしなくなるっていう感じです。」

◇ 映画

 夜、アマゾンプライムで映画を。黒沢清監督「旅のおわり世界のはじまり」を観た。2019年公開。前田敦子が、ウズベキスタンに訪れたテレビ番組のレポーターを演じていて、前田敦子そのままのような雰囲気で出ている。アイドル映画のようだと思いながら観ていた。黒沢清作品には観ていないものもまだまだたくさんあるが、これは知らない作風だ。アマゾンプライムでもう1本、「曖昧な未来、黒沢清」というドキュメンタリーも観た。「アカルイミライ」撮影時のメイキングだが、「アカルイミライ」(2003年公開)は未見で、どうも興味が続かない。ドキュメンタリーの撮りかたが面白くないのだろうか。黒沢清の発言の多くは、「黒沢清の映画術」という本でも語られていたと思う。アップリンクの浅井隆が登場していて、登場するたびに、いかにもパワハラしそうな顔だと思ってしまった。

 深夜1時からはラジオをつけ、「ナインティナインのオールナイトニッポン」をオープニングだけ聴いた。「ラフ&ミュージック」の裏話を聴きたかったからだが、河田町の時代からすると、松本は別人だと話していた。

2021年9月1日水曜日

9月1日水曜日/「ドライブ・マイ・カー」

◇ テレビ

 9月になった途端に、ウソみたいに涼しくなってしまった。朝はまず、ブログの更新から手をつけるが、時間がかかり、仕上げられなかった。録画していたテレビ番組をいくつか。土曜日の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、この番組では「ものまね三銃士」と呼ばれている、くっきー、ハリウッドザコシショウ、ガリットチュウ福島が登場した。くっきー、ザコシショウは、放送上は「ラフ&ミュージック」に続いての出演ということになり、番組内でもそのことを言うのだが、もちろん、「向上委員会」はそれ以前に収録されている。さんまは「ラフ&ミュージック」という番組があることすら知らない様子だった。それにしても、くっきーの発するひとことがすべて面白く、視覚的な印象がどうしても強いが、意外と、言葉で笑わせるひとでもある。

 午後から外出。雨の予報が出ていて、ビニール傘をもって出る。海老名で映画を観ようと思うが、その前に、さがみ野で降り、ブックオフに寄っていく。しかし、わざわざ寄ったがまるでいいものなし。110円の文庫本を1冊だけ買っていく。ブックオフを出ると、小雨が降り始めていた。海老名に移動し、温かいものが食べたくなり、らあめん花月に入り、嵐げんこつラーメンを食べた。720円。それから、ビナウォークのドトールに入り、ブレンドとクイニーアマンを食べた。3日前に買った「村上春樹 雑文集」をさっそく読み始めてみたが、「小説家とは、多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを生業とする人間」という、核心に迫るような言葉がいきなり現れ、これは読んでおいて損はない。



◇ 映画

 TOHOシネマズ海老名で、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観た。3時間弱の大作だが、これだけは劇場で観ておきたかった。もう1本、山田洋次監督の「キネマの神様」も劇場で観たいと思っていたが、年寄りが観る映画だと決めつけているのか、どこの劇場も午前中の上映ばかりで、これは観に行けない。17時50分の回、上映開始15分前にチケットを買ったが、売り切れ寸前で驚いてしまった。座席は間隔を空けた販売ではあるが、どのくらい宣伝されているのかもわからず、そんなに埋まっているとは思っていなかった。1列目、2列目の端っこに、3席残っているのみ。普通だったらとりたくない席だが、今から帰るわけにもいかず、2列目の右端の席をとった。上映直前にチケットを買うのが当たり前だと思っていたが、今やもう、ネットで事前に買ったほうがいいということかな。今日はファーストデイ、1200円だが、シネマイレージカードの更新があり、300円余計にとられてしまい、なんのために安い日にきたのかもわからなくなった。スクリーンは4D上映にも使うスクリーンで、座席はゆったりしていたが、座ってみると、やっぱり、スクリーンを斜めに観るかたちになり、あまりいい席ではない。隣りの席のお客さんがなかなかやってこなくて落ち着かなかったが、予告編が始まってから、お婆さんがやってきた。コントみたいな状況だが、お婆さんはビニール袋をもっていて、直前までがしゃがしゃと音を鳴らし、映画が始まってもずっと抱えているので勘弁してもらいたかったが、少ししたら、隣りの空席に置いてくれてほっとした。

 開始直後はお婆さんのビニール袋が気になってしまったが、映画にのめりこむまでにはさほど時間はかからなかった。席の悪さもすぐに気にならなくなる。序盤に多くのことが語られ、これだけで別のドラマが作れるくらいの惹きつけられる展開があったが、真に語られることはその先にあった。濱口竜介監督の前作である「寝ても覚めても」を予備知識もなく観て、わけもなく惹き込まれたのは、不穏な空気と違和感にだったが、今作の序盤、セックスシーンで、西島秀俊の背中と霧島れいかの顔を映す場面があり、その表情にはぞっとさせられる。この演出がまず、不穏だった。その先は、西島秀俊と三浦透子の物語になり、そして、もうひとつの主役がクルマだった。村上春樹の原作はどうなっているのか知らないが、映画では、クルマが走ることで、人間の心理も走るような感じがある。移動距離と心理の動きが連動していて、たしかにそういうことはあると思わせる。クルマの移動が脳に及ぼすものの謎を描いているのではと思うくらいだ。車内の場面で、岡田将生が語る顔にもまた、不穏な空気がある。それから、戯曲が重要なものとして登場するが、戯曲というのもまた不思議で、起きたことも、これから起こることも、あらかじめ、チェーホフがすべて言い当てているかのようだ。多言語で、さらには手話も含まれ、会話がなされるという、特殊な手法が成立する演劇もまた、謎に満ちている。隣りの席のお婆さんは、手話の場面になったら一緒に手話をやっていて、このお婆さんはいったいなんなんだと驚かされた。ラストシーンも、想像させる幅のあるもので、3時間観てもなお、観るものはこの映画を完結させられない。

◇ ラジオ

 すぐに帰るつもりが、読書に集中していて、電車を乗り過ごしてしまった。夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、日曜に放送された「村上RADIO」を聴いた。不定期の放送でかなり聴き逃しているが、今回は村上作品に登場する音楽の特集。坂本美雨もいない、村上春樹ひとりの放送だった。終盤は眠ってしまい、2時間ぐらいで目覚め、また、終盤を聴きなおした。ラストに菅首相の言葉を引用し、ジョークで批判していた。それがネットニュースになっていたおかげで、この放送を知れたのだが。

 そういえばと思い出し、Spotify のポッドキャストで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。はるな愛がパラリンピック開会式の舞台裏をしゃべっていた。この放送で、なだぎ武もゲストに出たと知り、その回も探して聴いた。8月19日木曜の放送。こちらでも開会式の裏話をしている。はるな愛は公募だが、オファーされたであろうなだぎ武も、ボランティアみたいなもので、ギャラはほとんど出ていないようだ。弁当は塩むすびが出ただけとも話していた。あの予算はいったいどこに使われているのか。

 昼に聴きそこねた、今日の「ビバリー昼ズ」も聴いた。柳家喬太郎がゲスト。また映画に出演したそうで、その話が中心になる。深夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか、ざっと早まわしで観て、消去する。「お願い!ランキング」は、「はなつまみ」ではなく、別の企画をやっていた。深夜になると、少し肌寒いくらいになった。Spotify で「ドライブ・マイ・カー」のサントラを聴きながら、映画を反芻しつつ、朝まで、ブログに手をつける。


ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...