2021年12月19日日曜日

12月19日日曜日/「M-1グランプリ2021」

◇ ラジオ・テレビ

 早朝、タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」の続きを聴いた。「常連さん」は能町みね子。11時台、柳楽優弥がゲストの部分は事前収録だった。続けて、「石橋貴明のGATE7」をオンタイムで聴きながら、少し眠りなおす。目覚めてまず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた「サンデージャポン」を放送直後に観ると、冒頭から、神田沙也加の急死、大阪のビル火災の事件と、重い話題が続いていた。ホテルガチャの話題では、先日の「細かすぎて」に出ていたみほとけがさっそく登場し、みちょぱのものまねでレポーターをする。番組最後は、たけしの「Nキャス」降板について、昨夜の番組での本人のコメントを紹介して終わった。「ワイドナショー」も観ると、こちらでは、たけし、上沼恵美子、坂上忍の降板をまとめて扱っていた。オダウエダの出演もあり、「THE W」とはまた別のコントをやった。午後はまたラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」は、年末恒例の「珍プレー好プレー大賞」。聴きながら、とりあえずオンライン将棋を指し、それから梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行く。そのあとも引き続き、「日曜サンデー」をつけたまま、聴きながら、また2時間ぐらい眠った。

◇ 賞レース

 夕方、17時半過ぎ、放送終了を待ってから、録画していた「M-1」敗者復活戦を観始める。司会は陣内智則と西野七瀬。コメント席には、ノンスタイル石田、銀シャリ橋本、スピードワゴン小沢が並ぶ。出場者は16組。出演順に、キュウ、アインシュタイン、ダイタク、見取り図、ハライチ、マユリカ、ヨネダ2000、ヘンダーソン、アルコ&ピース、カベポスター、ニューヨーク、男性ブランコ、東京ホテイソン、金属バット、からし蓮根、さや香。キュウは期待していたが、先日の「タイタンシネマライブ」で観たネタとは違った。決勝に温存したかたちだろうか。このなかではだんとつの売れっ子であるハライチがどう勝負を賭けてくるかに注目したが、これこそ、数年前に「タイタンシネマライブ」で観たことがあるネタで、全組観たなかでいちばん面白かった。変化球のネタなので、劇場仕様の漫才でそれよりも面白いものがあればそちらのほうがいいのだが、これはと思う組はなかった。同じく、すでに売れっ子のニューヨークは、嶋佐が稲垣吾郎を演じる漫才で、これもくだらなくてよかった。知名度のある組では、見取り図は前年以上のものはないと思い、アルコ&ピースは勝負に失敗していると思った。新鮮さでは、「THE W」で先に観てしまっているが、ヨネダ2000 が緻密で面白い。自分のベスト3を選ぶとすると、ハライチ、ニューヨーク、ヨネダ2000。そのほかでは、男性ブランコ、東京ホテイソン、からし蓮根は点が高くなると思ったが、加点のポイントはそれぞれ違うかもしれない。最後に登場したさや香は、漫才のスタイルも投げ出し、捨て身で引っ掻きまわしにいった。その姿勢はとても面白かった。

 「M-1」のサイトから順位予想を応募してみようかとも思っていたのだが、公式ツイッターをフォローしないとだめなようで、めんどうだからやめたが、応募するとしたら、1位から、敗者復活、ランジャタイ、オズワルドにしていた。

 敗者復活戦から間を置かずに、決勝戦も追っかけ再生で観始める。ドキュメンタリー調のオープニングがやたらと長く、「M-1」というコンテンツ(?)はドキュメンタリーの要素がどうやらどんどん強くなっている。マヂカルラブリーの開幕宣言があり、番組開始から 20分が経ち、司会の今田耕司と上戸彩がようやく登場する。審査員登場の演出も変わり、全員がいっぺんに登場するようになった。そして、いよいよ本選だが、その前に流れたサントリーのCMでは、ハライチ岩井と伊藤沙莉が出演していたのも妙なものだった。今年の「笑神籤」を引くのはメダリスト、阿部詩と水谷隼。例年どおり、出演順はそのつど決まっていくが、トップはまず、モグライダーになった。

 出演順は、モグライダー、ランジャタイ、ゆにばーす、ハライチ(敗者復活)、真空ジェシカ、オズワルド、ロングコートダディ、錦鯉、インディアンス、もも。半分の5組が決勝初出場だったが、一番にモグライダー、二番にランジャタイと、知られていないコンビが最初に出てしまったのはもったいない。モグライダーはどんな漫才をやるのか知らず、かなり面白いと思ったが、審査員の点は意外と低かった。ランジャタイにはいちばん期待していたのだが、むしろ、審査員たちの半数はランジャタイの芸風をすでに知っていて、あたまを抱えてみせるような空気を共有していた。志らく師匠ひとりが高得点をつけ、仲間はずれのようだが、おそらく、イリュージョンと理解されるだろうと思い、これにはとても納得がいく。この2組は、たとえば後半で、停滞してきたあたりに登場していれば、また違う結果になっていたのではと思わざるをえない。敗者復活戦をハライチが勝ちあがったのは納得の結果だった。以下の順位、2位の金属バットはそれほどとは思わなかったが、3位の男性ブランコが勝っていても面白いと思った。ニューヨークは8位、ヨネダ2000 は10位に留まる。勝ちあがったハライチだが、敗者復活とはまた違うネタをぶつけてきて、痛快だったが、これもなぜか審査員たちの点数は低い。上沼恵美子ひとりが高得点をつけ、上沼の主張にここは共感した。漫才サミット組の3名の評価は大きくズレることはなく、足並みがそろいすぎてしまうのも良し悪しだと思った。オズワルドの高評価は予想通りだったが、錦鯉は予想を超える高得点となり、去年とそこまで変化はないように感じたが、不思議なものだ。1本目は、1位はオズワルド、2位は同点で、錦鯉とインディアンスが並んだ。インディアンスもあいかわらずだが、この高得点には首をひねる。最終的には、錦鯉が5票を集め、優勝し、最後は人情裁きに落ち着いたという感じがした。

 敗者復活戦が2時間半、決勝が3時間半。計6時間、ぶっとおしでテレビを観ているが、さらにその後も、観そびれていたテレビ番組を再生しながら、ツイッターのタイムラインを追いかけていた。ツイッターから、林家三平が「笑点」を降板するというニュースを知った。眠ったのは、たしか、深夜1時頃だったか。

2021年12月18日土曜日

12月18日土曜日/イワシフライ


◇ 新橋・川崎

 今日も朝から都内に。昼食は新橋で、適当に歩き、居酒屋光という店のランチメニューの看板を見て、ここに決める。地下の店に降りていくと、カウンターだけの狭い店で、満席で座れない。先に注文をとられてしまったが、待たされることになり、だったら、引き返してもよかった。食べ終わる客を待ち、ランチメニューのから揚げとイワシフライ定食を食べた。500円。それから、マクドナルドに入り、ひと休みしていく。

 用事を済ませて、夕方は川崎に寄り、近代書房の向かいのベローチェに入り、ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べた。メールの返信などをして、スマホのラジコで、しばらくラジオを聴いていた。今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」のオープニングを聴くと、塙さんが、TBSの特番でたけしに会った話をしていた。「浅草キッド」は自分のことだから恥ずかしく、まともには観ていないようだ。昨日の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、漫才の分析という学校の課題が出たというリスナーのメールを読んでいた。分析できないから面白いとする、剛の漫才観を興味をもって聴く。

 ベローチェを出て、古本屋を3店、近代書房、朋翔堂、ブックスマッキーと順番に寄るが、なにも買わなかった。どこかに「浅草キッド」は売ってないだろうかと探してみるが。最後はモアーズのブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊買い、100円引きのアプリのクーポンを利用した。電車に乗る前にトイレに入りたくなり、ダイスに寄ると、いつの間にか、5階に TSUTAYA BOOKSTORE ができていた。夏にはオープンしていたようだが、こちらの TOHOシネマズを利用することもなく、今まで気がつかなかった。ワンフロアすべてが TSUTAYA だが、まあ、特に面白みはない。東海道線が遅れていて、京浜東北線に乗り、のんびりと帰ってくる。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。明日の「M-1」に備えて、録画残量を作らなければならない。録画中の「Nキャス」も追っかけ再生で観ると、冒頭に、たけし本人から降板について語られる時間があった。23時過ぎ、「HONMOKU RED HOT STREET」を途中からつけ、聴きながら眠る。深夜に目覚め、録画しているテレビ番組をもう少し観る。ツイッターを見ると、神田沙也加が急死というニュースが。

2021年12月17日金曜日

12月17日金曜日/電車は眠い

◇ 錦糸町

 雨降り。今日も朝から都内に。渋谷から井の頭線に乗り、まず、明大前まで。乗り換えでは使うことのある駅だが、降りるのは、もしかすると大学生のとき以来ではないだろうか。明治大学の学園祭に、よゐことキャイ~ンのライブを観に行ったことを思い出した。今日はやたらと移動する日になり、つぎは荻窪に行き、それから、昼には錦糸町にたどりつく。ロッテシティのブックオフに寄り、220円の単行本を2冊、110円の新書を1冊買った。昼食にしようと思い、適当に歩くが、なかなか決められない。ぐるぐると歩きまわるはめになり、アルカイーストの地下に入り、珉珉という店に決めた。ランチメニューのA定食、卵とベーコンの中華炒めを食べる。670円。


 今日はもう早く帰ってしまおうと思い、錦糸町から横浜まで、横須賀線に乗ろうとすると、のんびり座って帰るつもりでいたら、この時間の横須賀線は混んでいた。昼間に錦糸町にくることなんてないからわからなかった。品川からようやく座れ、眠っていたら、駅員に起こされ、気がつくと、大船に着いていた。思いっきり寝過ごしていた。あわてて降りて、ホームの向かいの電車に乗り、また眠っていると、今度はなぜか北鎌倉に着く。てっきり、上り電車だと思い、確認せずに乗ってしまっていた。鎌倉まで乗り、鎌倉から横浜まで戻ってくる。電車に乗る時間が増えたが、ひたすら眠いだけで、読書もろくにできない。

 買いものをするため、横浜から星川に移動すると、少しこないうちに、星川駅はまた改築されていた。改札がある2階から、すぐ隣りのビルの2階にあるマクドナルドまで、もともとはつながっていたものが、一度、階段の昇り降りをしなければならなくなり、そのことを嘆いていたが、それがまた以前のように、2階と2階を直接渡れるように戻してあった。星川駅は今もまだ工事の途中だ。コーナンに寄り、プチプチとダンボール板を買っていく。時間帯を考え、電車が混雑する時間は避けたつもりだったが、この時間でもたいして空いているわけではなかった。コロナ禍の感覚があるせいか、電車はもっと空いているような気がしてしまう。

◇ テレビ・ラジオ

 夕方に帰宅すると、帰宅直前にちょうど宅配便が届いたところで、友だちが不要な本を送ってくれていた。中身を確認すると、いい本がいくつか入っていてとてもありがたい。本の登録をしながら、録画していたテレビ番組を観る。観そびれていた「お笑い実力刃」を順に観ていくが、9月放送のバイきんぐの特集はいいとして、その翌週の新企画「投稿!ツッコメCLUB」はつまらなかった。この番組はすべての回を録画保存するつもりでいたが、こういう企画モノの回はさすがにもう消去することにしよう。

 今週はラジオも聴くものが多く、タイムフリーで、まずは昨日木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台は、高田文夫先生がゲスト。高田先生ひとりでしゃべりっぱなし、スピードも情報量もすさまじい。映画「浅草キッド」の話題から、たけしとの出会い、それから、ポール牧、石倉三郎、安岡力也と、登場人物は広がっていく。続けて、今朝の「春風亭一之輔 あなたとハッピー!」を聴くと、こちらも高田先生がゲスト。「ラジオショー」では、こちらでは落語界の話をすると予告していたが、結局は、こちらでも同じく、たけしとの出会いを語る。二日連続でこの話をしているから、こちらのほうが話がブラッシュアップされているようで、渋谷にたけしを呼んだ初対面というのは、どうやらNHKのインタビューなんだというのがここで初めてわかった。

 今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、こちらは劇団ひとりがゲスト。高田先生が意外とここではきっちりとインタビューをしていて、どこよりも面白い撮影秘話を聴けた気がする。Netflix はハラスメントの講習があるとか、それから、松村邦洋の所作指導の様子も具体的に語られる。ものまねをスローにやってみせるという指導法が面白い。撮影現場では、劇団ひとりが厳しいぶん、松村には現場をほぐそうという意識がはっきりとあったようだ。関係ないのに、古舘伊知郎のものまねでセリフをやってみせていたというのには笑った。

 放送直後の「問わず語りの神田伯山」もすぐにタイムフリーで聴いた。Netflix がこの番組のスポンサーについたということもあり、映画「浅草キッド」の話題から始まるが、師弟の物語という点から、円丈の「御乱心」の話につながり、さまざまな例を挙げつつ、師弟関係とはどういうものかをたっぷりと語っていたのが面白かった。それから話題は、古舘伊知郎を師と仰ぐ清野茂樹の話になっていく。

 Spotify のポッドキャストでは「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。昨日木曜のオープニングに、光浦靖子がひさしぶりに登場していた。光浦は今、帰国しているのだ。「紳士交遊録」のコーナーも、木曜のみうらじゅん、水曜のきたろうと、聴きながら梱包を片づけ、そのうちに眠る。深夜0時は過ぎていたか。

2021年12月16日木曜日

12月16日木曜日/中野・東中野


◇ 中野

 朝から都内に。昼食は中野で、裏通りを適当に歩き、餃子酒場という店に入り、ランチメニューのニラレバ炒め定食を食べた。650円。サービスで餃子もついた。満腹。サンモールのマクドナルドに入り、少し読書をする。ブロードウェイにもひさしぶりに寄った。入り口からすぐのエスカレーターで3階まで昇り、奥まで歩き、タコシェを覗いていく。以前、ブロードウェイに寄った際に、営業しているのかわからずに心配になったが、今日はきちんと営業していてほっとした。外に出て、早稲田通りをブックオフを目指して歩いていくと、古本案内処という店があり、なんだろうと思う店名だが、普通の古本屋のようだ。外の均一棚にカッパ・ブックスの野末陳平「姓名判断」を見つけ、店内に入っていくと、どうってことのない店のようで、なかなかいい本がある。小林信彦(中原弓彦)「世界の喜劇人」「植木等と藤山寛美」、平岡正明「タモリだよ!」が、300円、500円という値段なので、これは迷わず棚から抜く。ほかにも買いたい本がごろごろあったが、そんなに金を使う予定ではなかったので、セーブしてしまい、4冊だけ買っていく。しかし、つぎに中野にくる機会はいつになるだろうか。ブックオフではあまり買うものなし。110円の新書を1冊のみ。それから、東中野まで歩き、東中野のブックオフにも寄るが、こちらも買うものがない。せっかく寄ったのだからと思い、なんとか探して、110円のコミックを1冊買った。




 東中野から総武線、新宿から山手線に乗り換え、渋谷に出て、新南口のベローチェに入る。読書するつもりだったが、眠くてだめ。ラジオを聴きながら、ぐったり眠ってしまった。目覚めてからは、ラジオを聴きなおしながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをしていた。「週刊文春」と「週刊新潮」に、ともに、たけしの「Nキャス」降板記事があった。「BRUTUS」の読書特集にも目を通すと、伯山が円丈の「御乱心」を紹介していた。本文を読むと、取材はどうやら円丈の訃報の前のようだ。ほかには、島田さんが庄野潤三の本を紹介していた。滞在時間、2時間ほど。まんだらけにも寄りたかったが、疲れてしまい、もう帰ることにする。東横線の急行に乗り、座らずに横浜まで戻ってきた。横浜まで戻ると有隣堂に寄りたくなるもので、新刊のチェックをしていく。小川榮太郎「作家の値うち」を少し立ち読みすると、又吉の評価がやけに高い。来年の手帳を買わねばと思っていたが、そういえば、去年はヨドバシカメラで買ったんじゃなかったかと思い出し、ヨドバシで買っていくことにする。ポイントを使い、安く買えた。

 帰りの電車内で、安岡章太郎「歴史への感情旅行」を読み終えた。1999年刊、新潮文庫。親本は1995年刊。90年代のエッセイが多く収録されていて、自分にとっては時代の距離感がつかみやすかった。作家について書かれているものが面白い。安岡章太郎の本を読むこと自体が初めてだったが、もう少しなにか読んでみよう。

◇ 雑誌など

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観ると、今日は追悼特集だ。バイク好きの小三治が、つなぎを着て出ている映像が珍しい。タイムフリーで、聴きそびれていた一昨日の「爆笑問題カーボーイ」をようやく聴くと、生放送で、おいでやす小田、やす子がゲストで登場していた。ラジオを聴きながら、また楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「週刊ポスト」の巻頭と巻末のグラビアに「お笑いスター誕生」の特集があり、これはじっくり読みたかった。でんでん、コロッケ、おぼん・こぼん、ブラザートムのインタビューがあり、取材者は誰かと思えば、岡野誠さんだった。ブラザートムのインタビューによると、ブラザーコーンは近藤伸明の名で、この番組の作家をやっていたようだ。4時間ぐらい眠り、深夜に目覚めてしまい、朝までにブログの更新をひとつ。

2021年12月15日水曜日

12月15日水曜日/その時代の浅草

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。疲れてしまって、ラジオを聴きながら、もう少し眠りなおす。横になったまま、11時半からは「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は、今週は「浅草キッド」の出演者が続けて登場し、今日は門脇麦がゲスト。考えてみれば、昇太師匠が前座の時代は、この映画で描かれている時代とそう遠くはないのだ。当然、まだフランス座はあり、前座時代、こっそりとフランス座を観せてもらっていたという。こんな話は今まで聴いたことがなかった。すると、浅草キッド(水道橋博士・玉袋筋太郎)がフランス座で修業していた時代にも、昇太師匠はすでに浅草演芸ホールに出ていたというわけか。同時代に浅草で過ごしながら、それぞれからお互いのその時代について語られたことはあるだろうか。じつは、昇太師匠や東貴博のほうが、ナイツよりも浅草のことをよっぽどよく知っている。昨日の「ビバリー昼ズ」もタイムフリーで聴くと、この日は鈴木保奈美がゲストだが、しかし、なによりも、東貴博から東八郎と深見千三郎との関係が詳しく語られていたのが面白かった。子どものころに深見千三郎と一緒に銭湯に通っていたという東貴博の話がとにかく面白い。映画に出てくる東八郎の、あの場面は原作にはないものだが、晩年の深見千三郎のめんどうを見ていたのが誰あろう東八郎なのだ。映画でも描かれていた工場は、東貴博の母の関係する会社で、そこで仕事を与えつつ、ときどき、東八郎が浅草で舞台があるときには深見千三郎に出てもらっていたという。その舞台がテレビ中継され、その映像が残されているということなのだ。その関係がわからなかったから、映画のなかでは深見千三郎に引導を渡しているように感じられ、東八郎がちょっと悪者のように描かれていると思ってしまった。東八郎がめんどうを見ているという明確な描写はなかった。鈴木保奈美とのトークでは、タップダンスがなぜ重要なのかというと、コントはリズム感だと明解に答える。間を叩き込むためにタップを習わされたという、東貴博自身がその最後の世代なのだ。

 夕方、ヤマトの営業所まで。吉野家に寄り、カリガリ牛カレーを食べた。二俣川に出て、ドン・キホーテのダイソーに寄り、イヤホンを買いなおした。5月に買った 330円のイヤホンが断線してしまい、結局、半年程度しかもたなかった。高音質だという 330円のイヤホンをまた買ったが、やはり、半年程度しかもたないものなのだろうか。ドトールに入り、2時間ぐらい読書をしてから帰る。来年の手帳をくまざわ書店で買おうと思っていたのに忘れてしまった。


◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、先週土曜に放送された「細かすぎて伝わらないモノマネ」を観た。2時間以上、ずっと面白いと思わせるこの装置はつくづくすごい。貴明によると、山下達郎は「細かすぎて」をツアーの移動中にバスのなかで観ているのだという。

 タイムフリーで、「ナイツ ザ・ラジオショー」も順番に聴いていく。昨日火曜のオープニングでは前日の「THE W」の話をしていて、塙さんもオダウエダがいちばん好みだったようだ。昨日は劇団ひとりがゲスト。この部分は事前収録だったようで、深見千三郎の映像が残っていないという話をまだしている。今日の放送は松村邦洋がゲストで、こちらも面白かった。

 夜に映画を観ようと思っていたのに、時間が作れず、深夜1時頃に眠る。

2021年12月14日火曜日

12月14日火曜日/「和田誠展」


◇ 東新宿

 昨夜は寒くてよく眠れず、足が冷えてしかたがない。なかなか布団から出られない。やっとのことで起きあがり、朝から都内に。東新宿に用があり、昼は新宿三丁目方面に歩き、金太郎という店に入り、サイコロステーキ定食を食べた。600円。雨にも降られ、寒くてたまらない。ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べた。ラジオを聴きながら、少し眠る。ツイッターから、たけしが「Nキャス」降板との記事を目にする。滞在時間、2時間半ほど。


◇ 展覧会

 新宿三丁目から、30分ぐらい歩き、初台の東京オペラシティアートギャラリーまで。今週いっぱいで終了する「和田誠展」にようやく訪れる。そのうち行こうと思いながら、まるで予定が作れずにいたが、せっかく新宿にいるのだから、今日しかチャンスはないと思った。一般料金、1200円のチケットを買い、館内に。さすがになかなか混雑していた。館内、写真撮影可なのが嬉しいが、混み合っていると、そう撮ってばかりもいられない。雑誌の記事などで展示の様子は少しは知っていたが、入るとまず、左側の壁に似顔絵がずらりと飾ってある。談志師匠の絵は「話の特集」の表紙になっていた絵だ。この部屋には柱が等間隔に並び、それぞれの柱の四面に一歳ずつ、和田誠の年表が作品とともに書かれている。プロ以前の時代の作品も、幼少期のものなど、よく保存されているものだ。ほかの展覧会でもそう思ったことがあるが、幼少期からすでに、芸術家になることがわかっているかのように作品がきちんと残されている。展示は年代順に並んでいたのかわからないが、初期の仕事や、あるいは、絵本や児童書など、子ども向けの仕事、それから、パロディや言葉遊び、ひとコマ漫画など、この部屋には稚気を感じさせるものが並ぶ。つぎの部屋になると、ぐんとおとな向けの仕事ばかりになり、右側の壁には和田誠が手掛けてきたさまざまなポスターがびっしりと飾られていた。芸能好きにとっては、ここの壁は特に面白い。舞台のポスターが多く、その出演者を確認してはいちいち喜んでいた。「小堺クンのおすましでSHOW」や、小さんの落語会のポスターなんかもあった。壁は囲いになっていて、囲いの内側に入ると、映画の仕事や、音楽、エッセイ、装丁の仕事などが展示されていた。手前のスクリーンには、監督作のダイジェストが。奥のモニターではアニメーションが上映されていて、アニメのほうは立ち止まってしばらく観ていた。壁の反対側にまわると、そちらには「週刊文春」の表紙絵がびっしりと飾られてあった。この部屋を出ると、廊下には和田誠の著書200冊がずらりと並び、こんなにたくさんの著書があったのかと圧倒される。その脇には、家族との仕事のコーナーもあった。17時過ぎに入場し、1時間ぐらいでまわれるかと思っていたが、閉館時間の19時まで、2時間あっても足りないくらいだった。最後にはまた映像があり、製作風景を撮ったこの映像は、以前、たばこと塩の博物館の展覧会で観ているような気もするが、立ち止まって観始めると、面白くて観入ってしまった。映像は30分以上あった。閉館まで残り3分になり、急いで上階に昇り、せっかくだから、企画展以外の展示もざっと観てまわった。






 新宿まで歩いて戻り、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊だけ買う。代々木のブックオフにも寄り、こちらでも、110円の文庫本を1冊だけ、アプリの100円引きクーポンを使い、10円で買った。南新宿駅から小田急線に乗り、各停で座って帰ってきた。

 帰宅は夜遅くなり、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。はなわ夫妻がゲスト。よくネタにされている奥さんが、ネタのとおり、かわいらしかった。パンを食べたら腹が痛くなり、もう眠ってしまおうと思い、横になっていたら、少し回復した。Netflix で検索していて、モンティ・パイソンがあるとわかり、「空飛ぶモンティ・パイソン」のシーズン1第1話を観た。DVDももっていて、観なおそうと何度もチャレンジしているが、いっそ、Netflix でぜんぶ観なおしてしまおうか。そう思いながら、深夜1時前に眠る。

2021年12月13日月曜日

12月13日月曜日/「THE W 2021」

◇ ラジオ

 早朝から眠り、4時間ほどで目覚めた。午前中、タイムフリーで、聴きそびれていた「ナイツ ザ・ラジオショー」を順に聴く。先週火曜は、ルシファー吉岡と紺野ぶるまがゲスト。先週水曜は、東京ホテイソンがゲスト。11時半からは、オンタイムで「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台のゲストは今週は「浅草キッド」特集になり、初日の今日は大泉洋がゲスト。高田先生と対談するのかと思い、楽しみにしていたら、スケジュールが合わなかったようで、ナイツによる別収録のインタビューになっていた。この番組は初出演かと思ったら、14年前に一度出ているらしい。聴いた記憶がないが、高田先生とはしゃべったのだろうか。そのときには、ドン川上のものまねをしたそうだ。映画「浅草キッド」の終盤、深見師匠とたけしが居酒屋で会う場面で、大泉洋の世代(1973年生)では当たり前にわかることだが、柳楽優弥の年齢(1990年生)では、たけしの普通のトークの感じがわからないというのは、そういえばそうかと頷いた。たけしのトークがどれだけ面白かったかというのが、柳楽優弥の年齢では体験としてないのだ。続けて、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、こちらも大泉洋がゲスト。やはり別収録で、「ビバリー」といっぺんに収録したのかわからないが、こちらのほうが話が弾んでいる感じはした。

 ラジオを聴きながら梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に。夜にもう一度、スーパーに買いものに行き、すぐに帰ってきた。それ以外は、今日は外出らしい外出はなし。

◇ 賞レース

 夜、録画している「THE W」を、放送中に追っかけ再生で観始めた。昨日は事前特番もあり、それも録画して、今日の昼間に観ていた。司会は、フットボールアワー後藤と、水卜麻美。審査員は、ヒロミ、久本雅美、ハイヒールリンゴ、友近、笑い飯哲夫、アンガールズ田中、ミルクボーイ駒場。決勝進出者は10組。今年も対戦方法は変わらず、Aブロック、Bブロックに分かれ、それぞれ勝ち抜き戦になる。まず、Aブロックは、出演順に、ヨネダ2000、紅しょうが、茶々、TEAM BANANA、オダウエダという5組。評判のヨネダ2000 がさっそく面白く、一応、漫才ではあるが、非常に音楽的な構成をしている。リズムネタよりもさらに複雑なものが現れたという感じがする。紅しょうがは古めかしい漫才。茶々はひとりコントだが、どうも素人臭く、そのわりに戦略的すぎる感じがあった。TEAM BANANA も、ひと昔前の毒舌という感じで、関西の女芸人にあるご意見番の系譜をなぞっている。いちばん楽しみにしていたオダウエダは期待どおりに面白く、声を出して笑ったのはオダウエダだけだった。紅しょうがと最後まで競ったが、最終決戦にはオダウエダが勝ちあがった。出演順の運も大きかったかもしれない。続く、Bブロックは、出演順に、天才ピアニスト、女ガールズ、ヒコロヒー、スパイク、Aマッソという5組。天才ピアニストは上沼恵美子以外のネタを初めて観たが、特別、性別を感じさせることのない、アイデアにきちんと笑いがあるコントだった。これはオダウエダとも共通する。女ガールズは素人臭いどころか、本当に素人の3人組で、特にどうというところもなかった。ヒコロヒーはひとりコントだが、演じる部分があまりなく、新作落語のようだった。コントという形式になぜこだわっているのだろう。ヒコロヒーは1票もとれず、天才ピアニストにストレート負け。天才ピアニストは暫定席でのコメントもぜんぶ面白い。スパイクのコントも初めて観たが、女の子っぽい感じが強い。男のコントに置き換えると、ちょっとチャラい感じがする。Aマッソは珍しく奇をてらわず、オーソドックスなコントをぶつけてきた。天才ピアニストがずっと勝ち残っていたが、Aブロックと同じパターンで、最後の出番だったAマッソが勝ちあがる。しかし、今年は国民投票枠というのが新たに設けられた。この投票により、天才ピアニストが復活し、最終決戦に勝ち残った。3組による最終決戦は、Aマッソ、天才ピアニスト、オダウエダという順になり、Aマッソは、ここで昨年同様、プロジェクションマッピングの漫才を再びぶつけた。なぜこのネタにこだわるのか。こんなのは賞レースではなく、単独ライブでやればいいネタだと思う。審査員の最終得票は見事に割れ、2票、2票、3票という差で、オダウエダが優勝した。納得の結果。天才ピアニストがもっと上手ければと思うが、純粋に笑いの点では、オダウエダが飛び抜けていたと思う。プロジェクションマッピングよりも、チープな小道具のほうが面白い。蓋を開けてみれば、「キングオブコント」ともまるっきり違う傾向の結果が表れ、「M-1」や「キングオブコント」の結果だけで、これが今のお笑いのすべてのように分析をすることには、いったいどれだけの意味があるのかという気にもさせられる。

 3時間の放送を集中して観ると、なかなかの疲労になるが、録画残量を確保するために、このあと、さらに、消去するためだけの無駄なテレビを2時間も観ることになった。深夜1時過ぎ、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」を聴いた。昼にオンタイムでも少し聴いていたが、オープニングから、木村多江、安藤玉恵が出演し、阿佐ヶ谷姉妹と共演する。聴き終わると、なぜだか Spotify の接続がとぎれてしまった。ネットは生きているので原因がわからない。ラジコに切り替え、「深夜の馬鹿力」をオンタイムで聴きながら、深夜2時頃に眠った。

2021年12月12日日曜日

12月12日日曜日/「浅草キッド」を観た

◇ ラジオ

 朝8時半頃に目覚め、午前中、タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。11時台は、ビートきよしがゲスト。ニッポン放送の「浅草キッド」スペシャルウィークのラインナップには名前がなかったが、TBSのほうでゲストに招いたのは見事だ。きよしは映画はまだ観ていなかったが、その当時の話はすこぶる面白い。当時のたけしの発言の再現とはいえ、無頓着に「ブス」を連呼するきよしに笑わされる。そのあとは、ツービート以前のきよしヒストリーが語られたが、深見師匠がまるくなってから入ってきたのがたけしで、きよしはそれ以前の深見師匠が怖かった時代を知っているのだ。たけしよりも先にフランス座を出たきよしは、ゆーとぴあホープに紹介されたレオナルド熊の弟子とコンビを組む。ところが、弟子が不義理をしているというので、レオナルド熊は漫才をやらせないと怒ったという。「そんときの熊さんは、テレビ出る熊さんとぜんぜん違うから。ポン中だから、あのひと。」「だからもう、あたまがおかしいんだよ。」「枕の下から出刃包丁だよ。「お前この野郎、漫才やるんだったら指詰めろ」だからね。」

 昨日の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も聴いた。こちらは、高田文夫先生がゲスト。コンビは関係が対等だとぶつかり合うといい、おぼん・こぼんの関係が「5対5」だとすると、ネタを書いている富澤と比べ、伊達は「6対4」の「4」だとからかう。伊達がこんなにからかわれていることが珍しい。伊達が「「高田笑学校」はやらないんですか?」と訊くと、「やんないもなにもさあ、やってもいいんだけど、浅草キッドがさあ、おぼん・こぼん状態だからさ。」「そうだよ、今のきみらとやってもいいんだよな。スタートしてもな、みんなでもう1回な。」 話はあっちこっちに飛びつつ、おぼん・こぼんやセントルイス、てんやわんややますだおかだにまで、会話のはしばしに漫才の歴史が表れる。高田先生は、ビートきよしが出演したその日の朝の「ちゃきちゃき」もしっかり聴いていた。

 録画していた今朝の「サンデージャポン」をすぐに観ると、パラリンピック開会式に出演した和合由依さんがスタジオに生出演していた。13歳の和合さんは、爆笑問題マニアなんだそうだ。13時からはまたラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台は、園子温がゲスト。音楽と映画ではどちらが上かというリスナーからの質問に、音楽のほうが上だと即答した。音楽はお手軽に作れるところがすごく、映画は、表現にお金が介在するからだめだという。対して太田も、漫才のいいところは誰でもただで作れるところだと。

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄っていく。文芸誌に目を通すと、「文學界」が笑いの特集をしているのが気になる。西友で買いものをして、夕方には帰ってきた。ブログの更新をしてから、早い時間に眠り、夜遅くに目覚めた。

◇ 映画

 深夜0時を過ぎてから、Netflix の利用をついに始めた。料金の計算法をきちんと確認はしていないが、日付が変わってからすぐに登録したほうが、少しは得なんじゃないかと思った。Netflix に登録したのは劇団ひとり監督の「浅草キッド」を観るためで、きちんと落ち着いて観る時間を作りたく、配信開始から3日遅れになった。さっそく観ると、映画は、現在のたけしから始まる。特殊メイクをした柳楽優弥は現在のたけしのすがたそのもので、すごいとはラジオでは聴いていたが、ここにまず驚きがあった。それから、時代はぽんと飛び、ツービートがキャバレーで漫才をする場面に移る。柳楽優弥とナイツ土屋のツービートだが、この柳楽優弥は特殊メイクではなく、たけしを演じている。この場面で、つまみ枝豆がキャバレーの支配人を演じていることと、そして、ツービートの営業の場面に、たけしが歌うホンモノの「浅草キッド」が流れると、この世界にすんなりと引き込まれてしまった。しかし、少し観ていくと、原作(新潮文庫)からはだいぶ離れているということもわかってくる。門脇麦が演じる踊り子との恋の部分は、完全にこの映画のための創作だ。深見千三郎の妻は、原作を読むと、志の川亜矢という三十代半ばの踊り子なのだが、鈴木保奈美の役名は違っていて、ここも別モノと考えていいだろう。原作では、志の川の姐さんを始め、踊り子たちの実名が多数登場し、彼女たちにかわいがられ、後楽園プールやゴーゴークラブに一緒に遊びに行ったエピソードも出てくるが、裸で歩きまわっている彼女たちを見ていると、恋愛対象というよりも仕事仲間という感じだったということも書いてある。映画は、前半のハイライトはタップダンスのシーンで、原作のディテールを拾うことよりも、芸で結ばれた師弟関係をダイナミックに描いてみせる。劇団ひとりの情熱を感じるシーンだ。原作では、ツービートの結成はじつは終盤なのだが、この映画ではそこのバランスも違っていて、ツービートとして売れていくたけしに対する深見師匠の感情を多く描いている。東八郎の登場も原作にはないものだが、いったい、なにをもとにして脚本を作ったのか。ツービートの漫才の場面は、ナイツ土屋はさすがは本物の漫才師の匂いを出すが、柳楽優弥はやはり漫才師の漫才とはまるで違う。柳楽優弥の演技には鬼気迫るものはあるが、あのビートたけしが面白いひとに見えないというのはまずいんじゃないだろうか。ここはどうしても越えられない壁かもしれないが、まあ、淋しげな青年であったたけしに焦点を絞った結果だろう。深見師匠の死、それから、最後の10分間、現在のたけしが過去のフランス座を訪れるシーンもまた、わかっちゃいるけど感動的だった。たけしが歌うホンモノの「浅草キッド」の効力を改めて感じもし、ぱっとアニメに切り換わり、桑田佳祐の主題歌とともにエンドクレジットが流れ出すところも気持ちがいい。長所も短所もあるが、とても好ましい映画だと思った。

 深夜、朝までにブログの更新をもうひとつ。

2021年12月11日土曜日

12月11日土曜日/学芸大学

◇ 虎ノ門・赤坂見附

 朝から都内に。横浜から東横線、中目黒から日比谷線に乗り換え、虎ノ門ヒルズまで。土曜は電車が空いていて、ずっと座れた。それから、新橋に出ようかと思っていたが、グーグルマップを見ると、新橋よりも赤坂見附のほうが近いようで、虎ノ門から赤坂見附まで初めて歩いてみる。赤坂見附に寄るならば、中国茶房8で食べていきたくなるが、土曜でもランチメニューはやっていた。Aセット、台湾風鶏太モモかけご飯を食べる。スープ、サラダ、ザーサイ、ドリンクバー、杏仁豆腐がつき、この店はたった 550円で満腹にさせてくれる。





◇ 渋谷・学芸大学

 赤坂見附から銀座線に乗り、渋谷に出て、古書サンエーに寄るが、なにも買わない。まんだらけにも寄り、こちらでは階段の百均から1冊買っていく。まだ時間が早く、渋谷から東横線に乗り、学芸大学に移動し、古本屋をまわっていくことにした。学芸大学に寄ることもめったにないが、まず、駅の西側に出て、流浪堂を覗いていく。なにも買わず、駅の東側に移動し、ブックオフを目指す。ブックオフでは、110円の文庫本を3冊買った。飯島書店にも寄るつもりだったが、閉まっていた。最後は、SUNNY BOY BOOKS に寄る。なにも買わなかったが、店内を覗いていくと、ZINE なども置いている店で、柿内正午さんの本が平積みしてあった。



◇ 読書

 東横線に乗り、各停で眠りながら、横浜に戻ってきた。東口のドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べ、読書をしていく。三遊亭円丈「落語家の通信簿」を読み終えた。2013年刊、祥伝社新書。この本で書かれていたことに対して、志らく師匠がツイッターで怒っていたのも記憶に新しいが、もう8年前のことになるのか。あのころの志らく師匠は、ツイッター内ではまだ好感度が高かった。この本は、一度、読みかけで中断してしまっていたが、第一章の落語入門書のような部分が余計だ。「二つ目以上は全員、「師匠」と呼びましょう。」と書いてあったり、現在は常識とされていることを疑いたくもなるが、まあ、円丈から落語に入門してもしかたがないし、第一章は漫談のように読み飛ばせばいい。しかし、第二章以降、落語家評になるとこれがすこぶる面白い。こちらも漫談的ではあり、芸の評価と人物評が入り混じり、私情も含まれるものだが、だからこそ面白く、きちんと読んでいくと、核心を突くような批評がところどころに現れる。おそらく、祥伝社新書の編集者の志が低いためにつまらない本になっているので、再編集して、文庫で出しなおせば好著になるのにと思うが。

 ドトールを出て、西口に移動し、ビブレのブックオフにも寄っていく。結局、今日はここで買う本がいちばん多くなり、7冊買った。夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。テレビを観ながら、本の登録を済ませ、ブログの更新をひとつ。23時からはラジオをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。剣さんがプラスチックスをかけるとは少々意外だった。深夜0時過ぎからはまた、録画していたテレビ番組をいくつか観て、深夜3時過ぎに眠った。

2021年12月10日金曜日

12月10日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、もう少し眠りなおす。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台は、水道橋博士がゲスト。「浅草キッド」にWモアモア役で出るはずだったそうで、これには驚いた。博士の「今気になるひとベスト3」があり、3位はカージナルス、2位はコラアゲンはいごうまん、1位は森田芳光。カージナルスの著書「湯ヶ島キッド」は、博士から語られるとたしかに面白そうだ。フライデー事件後、たけしがこもっていたのが湯ヶ島で、高田先生はそこにひとりで訪問しているのだ。コラアゲンについては、一之輔さんと二人会をやっていることを高田先生は知らず、驚いていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊現代」の井筒監督の映画評コラムでは、「BELUSHI ベルーシ」を絶賛していた。「米国の芸人は政治風刺をして一人前だ。日本の風刺芸人は元ザ・ニュースペーパーの松元ヒロだけか。」

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は年末恒例の「反省会」。品川庄司、わらふぢなるお、ウエストランド、コウテイ、ネルソンズというメンバーで、とても面白かった。ネルソンズの岸が考える口笛なるおの新しい芸名が面白かった。岸の面白さを初めて認識する。負け顔ができないというふぢわらには、変わっていくと思うと品川がアドバイスする。最近の品川は、哀感が漂っていて、感じがいい。

 「吉住のアナタとコント」という「THE W」の優勝記念番組も観た。吉住が、子役の村山輝星、実演販売士のタイガー尾藤、シソンヌじろうという3名それぞれとコントをする。さすが、じろうとのコントはアドリブの駆け引きが面白い。水曜の「ぺこぱポジティブNEWS」は、伊集院光と、ジャニーズの高橋優斗がゲスト。「ポジティビト」という新企画があり、松陰寺が田村淳を取材する。淳が「itakoto」という遺書動画サービスをやっていることは知らなかった。取材する前に、松陰寺が実際に遺書動画を撮るところから始まる。まさか、この番組が死を扱うようになるとは思わなかった。田村淳との対談は次週に持ち越し。今日の「徹子の部屋」は、佐野史郎がゲストだった。多発性骨髄腫であることを、この番組で初公表し、ネットニュースにもなっていた。番組では、そのあとに、亡くなった野際陽子、大杉漣との交友関係も語られていた。


 夕方から外出。まず、さがみ野に出て、ブックオフに寄っていく。しかし、特に買うものはない。110円の文庫本を1冊だけ、100円引きのクーポンを利用し、10円で買った。相鉄ライフの東秀に入り、豚焼肉丼を食べる。それから、海老名に移動する。ビナウォークのドトールに入り、パンは食べずに、ブレンドのみ。ドトールはもう、ろくなパンがなくてだめだ。読書をしたいが、眠気がひどく、スマホでラジオを聴きながら、30分ほど眠った。それからようやく読書。円丈の「落語家の通信簿」を、以前、少し読みかけただけで放置してしまっていたが、改めて読み始めることにする。滞在時間、1時間40分ほど。


◇ ライブ

 TOHOシネマズ海老名で、「タイタンシネマライブ」を観る。19時半開演。以前の開演時刻にようやく戻った。開演前には、「ウエストランドのぶちラジ!」のイベントの映像を流していた。出演順に、春とヒコーキ、日本エレキテル連合、パーマ大佐、シティホテル3号室、YES!アキト、ダニエルズ、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、XXCLUB、キュウ、ウエストランド、鬼越トマホーク、BOOMER&プリンプリン、爆笑問題。今回もゲストが貧弱な回だが、なんといっても、鬼越トマホークには笑わされた。このライブの特殊な空気をいじり、本ネタはやらず、オールアドリブの漫才でひっかきまわす。鬼越から、BOOMER&プリンプリンのマツケンサンバのコント、それから、爆笑問題という流れで、今回はなんとか面白くなったという感じだった。鬼越までの流れがとにかく重い。タイタン勢ではキュウが気になったが、漫才コントをやっていたのが珍しかった。「M-1」の敗者復活用のネタだろうか。たしか初登場だと思う春とヒコーキは、あんまり好きなタイプの笑いではないと今まで思っていたが、けっこう面白かった。エンディングはゲストが順に登場し、みんな、タイタンのオリンピックのTシャツを着ていた。ぴったり2時間で終演。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「ネタパレ」で、もも、ジグザグジギー、どぶろっくなどを観て、続けて「タモリ俱楽部」を観ると、アニメの「背景さん」の特集をしている。タモリが「君の名は。」や「千と千尋の神隠し」をどうやら観ているようなのが少々意外だった。それから、タイムフリーで、今日の「問わず語りの神田伯山」をさっそく聴くと、ちょうど、円丈の「落語家の通信簿」の話をしていて、志らく師匠のことをまたいじっていた。

 Spotify のポッドキャストで、水曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「紳士交遊録」のコーナーを聴いた。このコーナーは、きたろうが出る水曜だけはだいたい聴いている。きたろうが珍しくスーツだと壇蜜が言うと、きたろうはこれは喪服だという。お世話になった関根サーカスの団長の奥さんが亡くなったそうで、きたろうは関根サーカスで、石丸謙二郎とともにピエロをやっていたのだ。その話は以前に聴いたことがあったかもしれない。それから、関根サーカスの思い出話が続き、終盤には、通りかかった中村ゆうじが飛び入り出演した。聴きながら梱包を片づけ、深夜3時過ぎに眠る。

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...