2024年6月17日月曜日

6月17日月曜日/水道事務所を訪ねる

◇ テレビ・雑誌

 朝、ゴミを出しに行ってから、もう少し眠りなおす。少々眠りすぎた。録画していたテレビ番組をあれこれ。今朝の「虎に翼」は、かつてのカフェの場に寅子が「轟法律事務所」を見つける。よねさん、轟のその後は、視聴者にはわかっていたが、寅子とはここで初めて再会することになる。轟を演じる戸塚純貴のコメディセンスがいい。

 土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」は、先週に引き続き、「ゲスト向上芸人」は真空ジェシカ。川北は今週は吉本新喜劇のハッピを着用している。さんまは「早坂営業」を認識している。今週はここに、同じ人力舎の岡野陽一とザ・マミィが加わった。錦鯉のまさのりさんによると、真空ジェシカのほうが話しかけやすく、マミィのほうがとっつきにくいという。そこからの会話の実演が真空ジェシカの真骨頂。代わるマミィをすぐに打ち切ったさんまがシビアだ。

 楽天マガジンのチェックをする。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載は野口五郎「私鉄沿線」を取り上げていた。ダックテールズの時代に、野口五郎をメインとしていた事務所と業務提携していた時期があった。芸能人大運動会などに出演していたことがあったのはそのためだったのか。40年ぶりに会った野口五郎は、クレイジーケンバンドは認識していたが、ダックテールズのボーカルと同一人物とは知らずに驚いたという。たけしの連載では亡くなった中尾彬を追悼していたが、都知事選の蓮舫にも少し触れていた。「週刊プレイボーイ」にも都知事選の記事がたっぷりと載っている。過去の都知事選のデータが面白く、猪瀬直樹が400万票もとっていたことに改めて驚いた。小池都政の8年間の仕事も細かくふり返られている。ほかのページでは、「THE SECOND」の準優勝同士、マシンガンズとザ・パンチが対談をしている。オール巨人の連載も「THE SECOND」について語っている。

◇ 三ツ境・瀬谷

 午後から外出。外に出てみると曇っていて、意外と涼しい。三ツ境にある水道事務所まで、歩いたことのない道を歩き、そう遠くはないのだが、初めて訪れた。料金が未払いだったため、振り込み用紙をもらう必要があった。事前に電話をしていたから、きちんと用意されていた。一応、受付のようにはなっているが、普段はここはあんまり利用者がやってくるようなところではなさそうだ。外に出ると、近くのローソンですぐに支払った。

 中原街道を進んでいくと、よく知る道に出る。この道をさらに進んでいくと、ブックオフにたどりつく。ひさしぶりに寄ってみたが、たいした本はない。110円の文庫本を1冊だけ買う。瀬谷駅まで歩き、図書館に寄れるかと考えていたが、そういえば、今日は月曜だから閉まる時間が早いんだった。水道事務所の時間しか気にしていなかったが、図書館は間に合わず、せっかく瀬谷まで歩いたのにあきらめることになる。

 瀬谷駅北口の壱角家に入り、冷やし中華を食べた。850円。この店に入ったのは初めてかもしれない。南口のイオンにドトールがあるのをグーグルマップから見つけ、行ってみると、ひっそりしていて居心地がいい。ここでしばらく読書をしてから帰る。行き帰りはラジオを聴きながら歩いた。今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・U字工事)と、先週の「伊集院光のちょいタネ」をまとめ聴きする。

◇ テレビ・読書

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・石川さゆり)を観て、それから、放送されたばかりの「しゃべくり007」を観た。こちらのゲストは上戸彩。光が丘団地の出身であることも知らなかったが、なかなかプライベートなことに踏み込む番組だった。仲がいい実の兄が別室から声だけの出演をする。小中高時代の同級生たちも登場した。最後には、上戸彩がファンだというミラクルひかるも登場。せっかくのミラクルひかるの時間が短く、もっと観たいと思った。

 夜、読書の続きをして、図書館で借りている、本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」を読み終えた。2021年刊、イースト・プレス。これも読みたかった本だったのだが、図書館で借りられるとは助かった。本橋信宏は別の本でもテリー伊藤のことを書いていたのをずいぶん昔に読んで、関係性がよくわからなかったのだが、知り合ったのは本橋信宏が大学生の時代、IVSテレビの若いディレクターだったテリー伊藤が大学生を主役にした特番を作ることになり、そのときに出演した早稲田大学の学生のひとりが本橋信宏だった。大学卒業後、本橋信宏はIVSテレビで働いていた時代があるのだ。だから、この本は単に他人が取材して書いた評伝ではなく、著者が関わり、体験したことが含まれている。その点では、小林信彦の一連の著作とも似ている。それにしても、ここに記録されている狂気の企画の数々、稲川淳二がソープ嬢になってニシキヘビにボディ洗いをしてくる、ヨネスケは恩師にボディ洗いを、あるいは、ある特番では動物プロダクションからアヒルと山羊とドーベルマンを借りてきて、「伊藤さんはどうもブレーメンの音楽隊をやりたかったみたいなんですよ」という証言など、声を出して笑う箇所がいくつもあった。そして、なによりも面白いのは、そんなテリー伊藤が「元気が出るテレビ」によってテレビに革命を起こしていく経緯だ。それ以前に、日本テレビには正力松太郎の死後に発覚した粉飾決算スキャンダルにより、大卒採用を中止にし、そのため、日本テレビは80年代に低迷することになった。そこにチャンスがめぐってきたのがテリー伊藤だったのだ。「元気が出るテレビ」を始めるときには、じつは、たけしはコントをやりたがっていたんだそうで、だからあのキャスティングだったのだと謎が解ける。コントができる野口五郎がいたのはそのためだったのか。しかし、テリー伊藤はコントには乗り気ではなく、番組はテリー伊藤好みのドキュメンタリータッチに方向転換していく。また、「たけしメモ」に関するテリー伊藤の証言もとても興味深い。「たけしメモ」のネタは作家たちではなく、たけしがひとりで作っていたというもので、収録1回目では、「たけしメモ」だけでじつは1時間やっていたという。伊藤「収録一回目で、たけしさんすごくいれこんでいて、たけしメモだけで一時間やったんですよ。おれも面白くてね。なんんか鬼気迫るものがあった。圧倒的に面白かった。これだけで十分。(略)プロデューサーに、『これは面白いから全部流しましょうよ』って言ったんだけど、局のほうは『いや、コーナーいろいろないと』ってことでだめだった。(たけしメモで)全部やってもいいくらいだったな。たけしさんもオンエアを見て、自分がやったやつ使ってくれるのが六分程度だから、何回かやっていくと、どうせ使ってくれないんだろうってなったのかなあ。だからおれも葛藤があったよね。(たけしメモが)絶対面白いのに、『これ八分でまとめて』とかなっちゃうんだから。おれは『面白いからCMまたいで2ロールで』って言うんだけど、それは日本テレビが許してくれなかったね。」 そしてもうひとつ、「ねるとん紅鯨団」および、とんねるずとの関係も興味がある部分だった。「元気が出るハウス」では儲けが入ってこなかったが、そのあとの「バレンタインハウス」ではきちんと契約を結んで大儲けをする。この事業を手がけていたのがのちの高橋がなり。「浅草橋ヤング洋品店」からは、テリー伊藤の演出はリアルタイムで意識して観ていたが、本橋信宏も思い入れが強いのか、「江頭グランブルー」の記述はやや美化しすぎではないかという気もした。その時代にはテリー伊藤は出版界にも進出し、「お笑い北朝鮮」や「お笑い革命 日本共産党」を著す。そして、「ビデオ安売り王」にも触れられていたが、どんなソフトが作られていたかの詳細は書かれていない。「テリー伊藤」と名乗るようになったのは「DIME」の連載からだったというのも知らなかったが、こうしてたどってみると、「テリー伊藤」になるまでが気が狂ったように面白いのだった。80年代から90年代にかけて、テリー伊藤の笑いがもたらしたものの重要性。良い面も悪い面も、もっと語られるべきではないか。

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2024年6月16日日曜日

6月16日日曜日/怒りに震えたコーナー

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をようやくひとつ。前回の更新からまただいぶ間が空いてしまった。録画していたテレビ番組をあれこれ。昨夜の「Nキャス」を観ると、小池百合子が都知事選に出馬表明したニュースのなかで、「AIゆりこ」というのをここで初めて知った。面白いんだけど、この予算、どこから出てるんだろうな。

 今朝の「サンデージャポン」は、田原俊彦が生出演のほか、今井アンジェリカ、成田悠輔らが出演。まずはバレーボールの話題から始まり、栗原恵がスタジオで解説をする。続いて、都知事選の話題。この番組でも「AIゆりこ」を紹介する。過去の都知事選の名場面集のようなVTRが面白かった。立花孝志が掲示板ジャックなんということをやっているのを初めて知ったが、細野弁護士によると、公職選挙法が想定していない事態ではあるが、税金によって得られたスペースを転売していることにあたるのではないかと解説する。スタジオには舛添要一も登場した。舛添は選挙ポスターの掲示板は不要という立場をとる。選挙ポスターは候補者が自分たちで貼るんだということは、以前、野末陳平先生のトークライブで知ったが、舛添によると、これが新人つぶしに使われているという。杉村太蔵によると「ポスターも貼れないやつが立候補なんかできるわけないだろ」ということがよく言われてるんだそうだ。そのあとには旧文通費問題を扱い、宮沢博行が取材に応えていた。スタジオでは、舛添に太田が反論する場面があった。番組終盤には TARAKO のお別れ会の様子を伝える。爆笑問題も光代社長とともに出席していた。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、こちらにも田原俊彦が登場。トシちゃんに中森明菜から「サンジャポ観てました」とLINEがきてたって。冗談かと思ったらマジなのか。14時台ゲストには、新刊を発売した中山秀征が登場。太田が、松野大介の小説「芸人失格」に触れると、中山「結婚式の日に発売だったんだよ。(笑)日を改めろと思いましたよ。」 太田「ちょっと説明すると、このひとの相方さんが松野ダイサク…、ダイスキ? 誰? 大介さんつって、あのまあ、わりと芸人芸人したかった…。だけど、ヒデちゃんのほうが圧倒的人気で、要するに、自分のやりたいことできなくて、ヒデちゃんのせいで自分はこう、ちょっと、うまくやれなかったっていうのを、のちに文学作品として、「芸人失格」っていう小説を出したの。それを俺は当時読んで、「いや、こんなこと言うことないじゃん!」っていうのもヒデちゃんに伝えたよね。覚えてる? 「あれはないと思う、俺は」って。だけど、松野さんもけしてね、悪いひとじゃなくて、太田プロライブで一緒になったりしてね、けっこう面白いネタやってんだよ。」 新刊にも書かれている「殿様のフェロモン」の話になると、太田もその当時は「今田、なんだこのやろう」と思って観ていたという。そして、これも新刊に書かれているナンシー関について、「殿様のフェロモン」でのナンシー関との電話対決を観ていた太田は、からだが震えるほど怒ったという。太田「俺はこいつ許せないって、俺はナンシー関を読みながら、ヒデちゃんのやってることをこういうふうに書くやつは、いくらなんでも許せないって俺は思ってた。」「「殿様のフェロモン」の、ナンシー関との直接対決、電話…、あれも俺、観てんだから。観てて、俺ね、テレビ観てて、からだが震えるほどね、怒りを感じたのはあれですよ、最初に。あの電話のやりとりね。ナンシー関がヒデちゃんを批判してるのわかってるわけ。で、フジテレビの連中は、全員吉本班なの。ほかの出演者も全員吉本なの。たったひとりヒデちゃんがいて、あんなアウェイないわけ。そいでナンシー関はボロクソ言うわけ。「あんた、なんですか、ダウンタウンより面白いんですか?」なんか言って、それをヒデちゃんが必死に笑いにもってこうとすんだけど、もっていけるわけないじゃん。俺は別にね、ナイナイも、今田も、別に嫌いじゃないですよ。加藤やなんかも嫌いじゃないけど、あのときのフジテレビの番組の、あの作りかたは、これはないだろ、いくらなんでもヒデちゃんメインでやっといて、こんな負け試合を仕込んどくかっていうのは、俺、からだが震えるほど…。あのときね、テレビの前でね、俺、出てないのに。ほんっとに怒りに震えたの、俺!」 太田はその当時にナイナイや吉本印天然素材に毒づいていたこともふり返る。太田はテレビを観ていて怒りに震えたことが過去に2回あるそうで、もうひとつは、「大石恵三」が終わったつぎの週に「大石恵三」の4人を「電波少年」がゲストに呼んだときだった。太田「それでいうと、俺、さっきね、テレビの前で怒りに震えたってのが「殿様のフェロモン」ていうのが1個あると…。俺、2回だけあるんですよ、怒りに震えた…、もうひとつあるんです。それは、ホンジャマカと、今でいうさまぁ~ず、バカルディが、「大石恵三」ってやったの、深夜に。それが日テレの「電波少年」の裏だったの。松本明子さんと松村くんが出て、「電波少年」の裏で、これがもう「電波少年」が圧勝したんですよ。で、フジテレビで「大石恵三」が始まったんだけど、撃沈したんですよ。(略)そしたら、つぎの週に、「電波少年」が「大石恵三」の4人をゲストで呼んだの。で、どうもお疲れさまでしたってやったわけ。別に松村くんと松本明子にはなんの恨みもないけど、土屋さんのその日テレのその…。」 中山「遊びごころ。」 太田「遊びごころと、俺、思えなかったの。俺、やっぱり、恵は嫌いだけど、当時は芸人としてやっぱり一緒にやってきたのがあって、あんなの失敗しろとは思ってたけど、じゃあ、失敗して負けたのを、つぎの週呼んできて、なんか馬鹿にすんなよって思って。俺は「殿様のフェロモン」とあのときだけ、テレビの前でほんっとに震えたの。2回震えたの、俺。」 田中「お前がテレビ観て怒りに震えたコーナーじゃないんだから、これは。」

 夕方から外出。遅い時間になってしまい、今日は外出はやめようかとためらうくらいだったが、星川まで行ってくる。イオン天王町のフードコート、牛角焼肉食堂にて、豚カルビ丼を食べる。825円。そのまま、フードコートでしばらく読書をしていく。なんの計画性もなしに星川にきてしまったが、星川だったら、図書館に返却する本をもってくればよかったとあとから気がついた。閉店間際のコーナンに寄り、買いものをしてから帰る。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、安藤優子、マキタスポーツ、フットボールアワー岩尾というメンバー。再登場のマキタさん、「グッディ」を降板させられた真相を当の安藤優子にぶつける。都知事選の話題では、スタジオには伊藤惇夫が登場した。淳が、蓮舫は公職選挙法違反に引っかからないのかと選挙管理委員会に電話をしたら、個別にジャッジはできないからと警察の電話番号を知らされた。それで、警察に電話をしてみると、選挙管理委員会は毎回こっちにまわしてくるんですよねとこぼしていたって。

 今日の「TVタックル」は「日本の防衛問題を考える」という特集。軍事ジャーナリストの井上和彦、古田貴之、石田健、眞鍋かをりらが出演。東国原が「宇宙人が攻めてきたら世界はひとつになるんじゃないか」と言ったら、「いや、宇宙人と組もうとするやつが出てくる」と言ったたけしがさすがだった。まるで、北野映画的な発想だ。

 昨夜の「ゴッドタン」は恒例企画の「腐り芸人セラピー」。おなじみ、ハライチ岩井、インパルス板倉、ノブコブ徳井が出演。「腐り芸人」には四千頭身が登場した。後藤に向かって、「覇気がない」とシンプルにおじさんの意見を言ってしまう徳井。

 今朝の「ボクらの時代」は、春風亭小朝、林家正蔵、春風亭一之輔とう顔合わせ。小朝だけが着物を着ていて、正蔵は背中側も前になっている変なポロシャツを着ていた。落語協会は現在、真打が多くて前座が少ない逆ピラミッドになっているという。ほんの何年か前には前座が増えすぎているような感じだったがなあ。小朝が言うには、木久扇に弟子入り志願にきた若者がずっと下を向いていて、机の下でツイッターをやっていたという。木久扇がちょっとそれ見せてって言ったら「木久扇面接なう」って書いてあったって。これはさすがに小朝のネタだろう。小朝は、前座には寄席の仕事を楽しんでほしいという。演者の出来がいいときにも関係なく、前座はすぐに幕を閉めるという。小朝は前座時代、聴きたい師匠の噺を長く聴きたくて勝手に時間を調整していたそうだ。一之輔さんが「嫌いなひとがいない」と言うと、小朝「いい意味で、人間馬鹿にしてるんでしょ?」「こちら(正蔵)は繊細すぎちゃってさあ」

2024年6月15日土曜日

6月15日土曜日/ヤミ市とその他のテレビ

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ラジオをつける。「木梨の会」に所ジョージがいるのはいつものことだが、光石研も生登場する。所ジョージが光石研のために作った「ミツケンサンバ」が先週発表されたが、今週は光石研が歌っているものがオンエアされた。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「週刊フジテレビ批評」と、それから、「虎に翼」の今週のダイジェスト。「虎に翼」は今週は花岡の死からスタートしていたのだった。

 昨夜の「ミュージックステーション」は2時間スペシャル。DA PUMP と ブレイキンの Shigekix が面白かった。そこにラッパーの TAKUMA THE GREAT も加わる。椎名林檎はAIとのコラボ曲を披露。あのちゃんと高校生マーチングバンドとのコラボもあった。イエローモンキーが5年ぶりの出演だというのだが、5年前に出ていれば特別に珍しいことではないだろう。Mrs. GREEN APPLE は、新曲の「Dear」ともう1曲、「青と夏」という曲を6年ぶりに披露した。この日の放送では「青春夏うたベスト25」というランキング企画もあり、この1位に選ばれたのが「青と夏」だった。新曲の「コロンブス」とどちらかが差し替えになったのだとは思っていたが、ランキング企画の1位のほうは急に差し替えたということはないだろう。番組内では差し替えが説明されることはなく、「コロンブス」の炎上についてはまったく触れられなかった。

 月曜に放送された「バカリヅカ」は、自分たちなりにカーリングに挑戦するという企画。ゲストに、おぎやはぎがふたりそろって登場した。ゲストはやけに豪華なのに専門家は呼べないという設定になっている。しかし、カーリングの映像はなぜか借りられるんだ。この番組、初回を観たときには期待したほどは面白くない番組だと思ったのだが、あとからだんだん面白くなっていった。いい時期の「タモリ俱楽部」のくだらなさのようだと思ったが、検索してみると、バカリズムと飯塚はインタビューですでにそのように語っていた。伊集院も同じような指摘をしていたようだ。

 先週の日曜の深夜に放送されていた「新しいカギ特別編 正しい人の隠し方講座」という番組を録画しておいた。「学校かくれんぼ」の美術に注目し、解説した番組だが、タレントの出演はなし、椿原慶子アナウンサーが司会を務め、大まじめに教養講座番組のパロディにしている。椿原アナがくり抜いたコピー機から顔を出し、美術部のスタッフに真顔でインタビューをする。かつてのフジテレビの90年代の深夜番組のような味わいがあった。

 午後はラジオ。「田村淳のNewsCLUB」をつけていた。ニュース解説は木村草太、そのあとのゲストコーナーには中山秀征が登場した。田村淳と中山秀征とは、意外と珍しい顔合わせだろうか。淳は有吉と話していたときに、ふたりとも芸人を目指したわけではなく、テレビに出たいひとだったという共通点があったことを語る。淳は、中山秀征のようなスタイルのひとは意外と多いという。最後は細かい司会論に話が弾んでいった。

◇ 綱島・白楽

 午後から外出。横浜から東横線、綱島に出て、ブックオフに2店。まずは樽町のブックオフまで足を延ばし、220円の文庫本を1冊だけ買う。西口のブックオフでは、110円の文庫本を4冊、220円の文庫本を1冊、新書を1冊、単行本を1冊買っていく。それから、遅めの昼食。しぶそばに入り、ミニカツ丼セットを食べた。810円。

 夜になり、綱島から白楽に移動する。今月も六角橋商店街の「ドッキリヤミ市場」に。食品館あおばの裏にて、20時半から始まる、Mooney+椎野恭一+寺岡信芳のライブを観たかった。早めに到着し、その前のハモニカクリームズのライブから観ていたが、20時半からの予定が、実際には20時過ぎから始まっていた。椎野恭一は AJICO のドラマー、寺岡信芳はアナーキーのベーシスト。Mooney というひとを知らず、ほかのふたりに惹かれて観たいと思ったのだが、このふたりを従えているのが Mooney というひとで、年格好の想像すらしていなかったが、親分然としている。途中から、ほかにも飛び入りでメンバーが増えていく。期待以上に楽しいライブだったな。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜放送された「with MUSIC」を、椎名林檎の部分を観たくて録画しておいた。有働由美子によるインタビューがあるからこれは観たかった。そして、新アルバムから2曲、チャラン・ポ・ランタンももとのコラボ曲「ほぼ水の泡」と、DAOKO とのコラボ曲「余裕の凱旋」が披露される。実演はまだあまりやったことはないのだろう。昨夜の「Mステ」のAIとのコラボがいちばんさまになっていると思った。新しい学校のリーダーズからのコメントもあり、椎名林檎の長男と同年代なんだな。

 今夜の「ものまね紅白歌合戦」もさっそく観てみると、なんと、番組冒頭で、東野幸治が前回の放送でMCを卒業していたことが明かされた。今田耕司と霜降り明星に加え、スペシャルMCとして、なぜか剛力彩芽が登場する。今回、ホリが出演していたのだが、フジテレビの「ものまね紅白」は初出演のようだ。この番組は大半がパロディ企画で占められているのだが、ホリにはホリひとりでネタを披露する時間が与えられていた。旬のものまねでは、エハラマサヒロとアンドーひであきが Creepy Nuts をやっていて、別の番組で松浦航大がやっていたよりもこれはエハラのほうがよかった。その松浦航大は米津玄師「さよーならまたいつか」を披露する。「オトナブルー」は演歌歌手4人のものまね、レッツゴーよしまさが細川たかし、栗田貫一が森進一、布施辰徳が五木ひろし、ほいけんたが吉幾三のものまねで歌ったのだが、だけどこれ、栗田貫一ひとりでできるんじゃないか。ひとりが4人のものまねで「オトナブルー」を歌ったほうが絶対に面白いのである。JPが中山秀征になる「シューイチ」のパロディでは、栗田貫一が泉房穂のものまねをして、泉房穂本人も登場した。泉房穂はホリプロ所属だからこんな番組にも出るんだな。「音まねオールスターズ」によるスペシャルステージには、なんと、ケント・フリックが登場した。JPを中心に、ケント・フリック、佐藤文則(レイパー佐藤)、立川真司、こばやしけん太、藤井靖大、タッツィーネというメンバーの共演は、オールドものまねファンには嬉しい企画だった。番組最後は霜降り明星が司会をするショートネタのコーナー。「不適切にもほどがある!」のものまねがあり、中垣みなの吉田羊なんかは絶妙に上手いのだが、ノブ&フッキーのノブが古田新太としてここだけに登場したのはいったいどういう扱いだろうと思った。この番組の終盤に向かってしぼんでいくような構成はなんなんだろうか。

2024年6月14日金曜日

6月14日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ テレビ

 朝早くに起きあがり、ゴミを出してから、今夜の「タイタンシネマライブ」のチケットを購入しておく。録画残量を空けなければならないため、朝から録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「バカリヅカ」を観る。5月末放送の回では、第1期のときにもやった「牽引ドライブ」をまたやっていた。今回は途中からゲストにオードリー春日が加わった。先週の回は「無限グルメを無限に食べてみよう」という企画。この回のゲストは朝日奈央。それぞれが、これなら無限に食べられるというものを無限に食べてみる。飯塚はお茶碗半分カレー、バカリズムはもつ鍋の締めのちゃんぽん、朝日奈央はざるそばミニ天丼セットを選んだ。火曜に放送された「アンタウォッチマン!」は、放送100回記念「ザキヤマナイト」という企画。山崎が選んだ「今見たい!やっぱりネタが面白い芸人」として、レギュラー、クールポコ、つぶやきシロー、Wエンジンが登場した。

◇ 有楽町・川崎

 午前中から都内に。だんだん夏になっていくようだが、朝から鼻水が止まらず、風邪薬を飲んでおいた。有楽町に出る用があり、帰りは東京駅方面に歩き、ひさしぶりにインデアンカレーを食べた。

 東京駅から東海道線に乗り、川崎に移動する。モアーズのブックオフに寄り、110円文庫本を1冊だけ買っていく。そのあとは銀柳街のドトールに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングだけ聴いた。磯山さやかが「秋山ロケの地図」に出演した話から、秋山が出演した「だれか to なかい」も高田先生は観ていて、杏と秋山のセッションを絶賛する。それから長時間、読書をしていく。

 TOHOシネマズ川崎にて、19時半から「タイタンシネマライブ」を観る。開演前にはキュウの単独ライブの告知があった。出演順に、しびれグラムサム、ジャンボタニシ、鎌、ネコニスズ、春とヒコーキ、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、キュウ、シティホテル3号室、ストレッチーズ、ラブレターズ、ウエストランド、さや香、BOOMER&プリンプリン、爆笑問題という15組。初めて観たジャンボタニシという男女コンビが面白かった。これは作家が書くようなコントではない。春とヒコーキは新興宗教の教祖の教えを倍速、違法ダウンロードで聴いているというコントだが、これは作家的な面白さだ。ネコニスズは赤ちゃんキャラになる。ウエストランドは「お騒がせしました」から始まり、セルフレジに怒る漫才。ゲスト陣、ラブレターズは釣りにきた金髪男とジュビロ磐田ファンの女のコント。さや香は余裕たっぷりの漫才。もし、若手で「THE SECOND」と同じルールの大会があったらさや香は強いだろう。BOOMER&プリンプリンは西遊記のコントだった。エンディングでは、ウエストランドもマイクをもつ。ラブレターズが脱いだシークレットブーツを田中が履いてみせた。プリンプリン田中は太田を抱えて暴れまわる。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。久保純子が13年ぶりの出演。50歳を過ぎて、ニューヨークで幼稚園の先生をやってるとは知らなかったな。タイムフリーで、ラジオ番組をいくつか聴いて、深夜1時頃に眠る。

2024年6月13日木曜日

6月13日木曜日/和田町から歩いた

◇ テレビ

 早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「街行く人のあだ名当てられるまで帰れません」という企画。マテンロウ、ママタルト、パンプキンポテトフライ、そいつどいつ、きしたかのが対決。これはあんまり面白くなかった。後半は「電気イスゲーム」。岡野陽一、相席スタート山添、みなみかわ、三四郎小宮が対決する。これは次週に続く。昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「自作自演占い」。ノブコブ吉村、野田クリスタル、ウエストランド井口がゲスト。「トリッキーな笑いが理解できない」という吉村。野田は思想系の芸人について語る。

◇ 和田町・星川

 眠気とだるけがひどいが、朝から外出せざるをえない。昨日よりは涼しい感じ。和田町に出て、まず、まいばすけっとに寄っていく。飲みものとライトミール、それと、タオルをうちに忘れてしまい、売ってないかと探したが、見当たらず、代わりに2枚100円程度の雑巾を買った。さっそく開封し、雑巾をハンカチのようにポケットに入れる。横浜国大のほうに用があり、和田町からグーグルマップを見ながら歩いていった。

 和田町駅には午前中に戻ることができ、鶴ヶ峰に移動する。ブックオフに向かい、110円の文庫本を1冊、220円の新書を1冊、単行本を1冊買う。ついでに、ワットマンでも買いものしていく。電車内で眠りたくもあり、横浜まで遠征。ビブレのブックオフにて、220円の文庫本を1冊、単行本を1冊買う。

 星川まで戻り、ここでようやく昼食にする。ガストに入り、日替わりランチを食べた。読書をしていこうと考えていたが、眠気がひどくてだめ。冷房がきついのにも耐えられず、すこぶる居心地が悪い。がストを出て、保土ヶ谷図書館に寄ってから、結局、駅のベンチで読書の続きをした。

◇ 読書・テレビ・雑誌

 駅のベンチで、安西水丸「左上の海」を読み終えた。2021年刊、中公文庫。それぞればらばらな単行本から選ばれた、嵐山光三郎セレクトによる安西水丸の短篇小説集。編集協力として、坂崎重盛の名もある。安西水丸のエッセイは読んだことがあったが、小説をきちんと読んだのは初めてだった。いや、これはとても好きな文体だ。安西水丸のマンガ作品にも共通するリリカルな感触は想像ができたが、それ以上にひんやりした部分がよかった。帯文を綿矢りさが書いているのも信頼度を高めたが、そうなんだ、綿矢りさの文体にも通ずる心地好さがある。解説も嵐山光三郎。亡くなった2014年3月のこと、「三月十四日に東銀座で立川志らくの落語独演会があり、席に着くと隣席に水丸がいた。」と書いてある。これを読むまでは、てっきり、嵐山光三郎が誘ったのだと思っていた。

 まだ薄明るい時間に帰宅する。昨日、水道料金の振り込み用紙が届くはずだったのだが、それがどうやら届いておらず、どういうわけだろうかと思っていたが、今日もやっぱり届いていないから水道局に電話をしたが、もう受付時間は終わっていた。場合によっては命にかかわるだろうに、平日の日中しか受け付けないって、おかしくないか。

 録画していた今日の「徹子の部屋」はコロッケがゲスト。この番組は14回目の出演だという。過去の出演回の映像がふり返られ、1992年、32歳のときはちあきなおみを、1998年、38歳のときは河村隆一を、2003年、43歳のときはさだまさしをやっていた。今の芸風になったのは3人の助言のおかげだといって、赤塚不二夫、タモリ、所ジョージとのエピソードを語る。また、淡谷のり子からの苦言について、松山千春のカツラが開くものまねで怒られ、フランク永井で褒められたが、淡谷先生は美川憲一のものまねには笑っていた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」に長井秀和による書評が載っていた。評している本は文春新書の「池田大作と創価学会」。これはいったい書評なんだろうか。長井の肩書は西東京市議となっている。

2024年6月12日水曜日

6月12日水曜日/「トノバン」など

◇ テレビ

 朝、ゴミを出しに行ってから、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」では、ハ・ヨンスとの再会があった。昨夜の「#バズ英語」は世界のライブカメラを特集する。XXCLUB の映画コーナーは「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」を紹介、原作・脚本家のレイチェル・ジョイスにリモートインタビューをする。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」は「ポイ」を学ぶ企画。「ポイ」というものは見たことはあったが、これが「ポイ」という名称だというのは初めて知った。MIZYU のツインテールはまさにポイの動きをしている。

 昨夜の「ワルイコあつまれ」は、まず、「ワルプロジェクト101」という新企画があった。「歌うまワルイコ」を発掘するというオーディション番組のパロディになっている。司会はクリス・ペプラー。香取慎吾、稲垣吾郎が審査員を演じるコント仕立てで、審査員にはアンミカも並んでいる。挑戦者の男の子に対し、香取、稲垣は、きびしいことを言う審査員を演じるのだが、歌を披露すると驚き、最後にはベタボメするという展開だった。続く「美味しゅう字」のコーナーには初めてゲストを迎え、片桐仁が参加した。「国宝だって人間だ!」のコーナーには狂言の茂山七五三が登場。もしかするとと思い、確認してみたら、去年9月に横浜能楽堂で観ていた。そのときには国宝だとは知らず、なんのありがたみも感じずにもったいないことをした。国宝になったばかりだったはずだが、そんなことはなにも言ってなかったんじゃないか。この番組で初めて知ったが、このひとは 40歳までは銀行員と狂言師を兼業していたという変わり種なのだ。そんなひとでも人間国宝になれるというのにはちょっと驚く。「人間国宝でも狂言でスベりますか?」という子どもからの質問に、茂山七五三は「しょっちゅう」と即答した。狂言では「スベる」なんて言葉は使うのかいなと思うが、その場合はアドリブでギャグを入れるという。最後に子どもたちに伝えたいことを訊かれ、「日本の芸能というのは、確立されたのが、室町から以降。ですから、日本の芸能のルーツを探ると同時に、話術、というのをやっぱり見て、日本のよさを充分に知ってもらいたいと僕は思います。」と話した。「話術」とはなんだろうかな。

 今日の「徹子の部屋」は渡部絵美がゲスト。母がフィリピンのひとだということを今まで知らなかったな。両親は戦禍のフィリピンで出会ったという。スケート選手としての現役時代を知らないから、渡部絵美のことを改めて知る機会も今までなかった。引退直後の1980年、21歳のときに出演した回の映像も流された。

 午後から外出。いよいよ暑くなってきた。うちを出る前に、SNSから桂ざこばの訃報を知る。横浜駅の東口から日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。シンフォステージの隆昌酒家という店を初めて利用し、よだれ鶏の定食を食べた。900円。

◇ 映画

 キノシネマ横浜みなとみらいにて、観たかった映画「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」をようやく観る。16時50分の回。この劇場、JCBのカードが使えず、現金払いになってしまってひやひやした。水曜サービスデイ、1300円。ここは前方の席でも観やすかったと思い、空いている2列目の席に座った。映画は加藤和彦のドキュメンタリー。ここ数ヶ月ほど、この映画のことをまったく意識していたわけではないのだが、4月にはたまたま観覧を申し込んでいたトークイベントできたやまおさむの話を聴く機会があり、その前には牧村憲一の本を読んでいたりとか、不思議とつながっていったという感じがある。加藤和彦について、ある程度の知識はあったが、知れば知るほど、もっと知りたくなっていく人物だ。関係者たちの証言によってたどられていく加藤和彦の軌跡。映画は、若い世代によるトリビュートバンドが「あの素晴らしい愛をもう一度」をレコーディングによって締めくくられ、そこにはきたやまおさむと坂崎幸之助もいる。

 夜遅くに帰宅し、また改めて「トノバン」に関することを検索して調べていたら、つのだ☆ひろのウィキペディアから、石井明美の「CHA-CHA-CHA」の冒頭の英語のセリフはつのだ☆ひろだということを初めて知った。


2024年6月11日火曜日

6月11日火曜日/「世界の喜劇人」を読む

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝早く、ゴミを出すために起きあがると、昨夜のうちに玄関にまとめておいたゴミの袋がネズミに食い破られている。まったくなんなんだろうな。散らかしたゴミ屑を搔き集めて、袋に入れなおして出してくる。朝のうちにブログの更新をしようとするが、眠くなってだめ。

 つけっぱなしだったラジオは、パンサー向井の「#ふらっと」が始まる。火曜のパートナーはココリコ田中。9時台ゲストには太田光が登場した。爆笑問題とココリコとは「はばたけ!ペンギン」で共演していた関係だ。あるとき、ココリコの楽屋に遊びに行ったら今田耕司に出会ったという話をしていた。考えてみたら、爆笑問題は、ココリコ、今田東野、ダウンタウンと、そのときどきで肩を並べる相手が変わっていっているのだ。そのあとには新刊の「芸人人語」について話す。向井はこの本も読んでるし、爆笑問題のラジオも聴いていて、太田のことをとてもよくわかっている。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「NHKニュース7」を観ると、寒川町の工場が火事になり、それを生中継で伝えていた。昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画の「もしものピンチ対策会議」。ゲストは滝沢カレン。今回も勝俣の模範回答に感心させられる。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「SPA!」の「エッジな人々」にはピエール瀧とマッコイ斎藤の対談が、「昭和50年男」では土屋敏男と喰始が対談していた。

 部屋が暑くなり、冷風扇を今季初めて使う。下に差し込む水槽が汚れてしまい、それを風呂場にもっていって、洗うところから始める。ラジオを聴きながら少し眠りなおし、水道局から料金未払いの通知がきていたから、それの確認の電話をする。引き落としがうまくいってなかったのがそのままになっていたようで、振り込み用紙とクレジットカードの登録の用紙を届けてもらうことになった。ひとつひとつ片づけていくしかない。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、東貴博が今週も熱海五郎一座の話をする。東は伊東四朗にときどき「八っちゃん、元気?」と訊かれるんだそうで、舞台をこなすほどしっかりはしていても、そこはうちの母と変わらないのだろう。

 夕方から外出。だんだん暑くなってきた。あてもなく、とりあえず横浜に出て、昼食にする。ジョイナス地下の大龍に入り、餃子定食を食べた。990円。有隣堂に寄り、現物を見てみたかった「月刊Takada」をようやく確認する。「Hanada」と同じく、オピニオン誌の売り場に1冊だけ差してあった。表紙はまるで「Hanada」だが、中身は「笑芸人」みたいな本だと思った。東口に移動し、ドトールに入る。読書に専念しようと思うが、眠くなり、まず、音楽を聴きながら1時間ぐらい眠ってしまった。それから読書をする。

◇ 読書

 4月から読んでいた、小林信彦「決定版 世界の喜劇人」をようやく読み終えた。3年前に買った「決定版 日本の喜劇人」と同じく、この本も渋谷のシネマヴェーラの上映会にて、サイン本を購入した。もう何年も前からだが、うちには一生かかっても読みきれない量の本がつねにあるから、このような4千円近くもする本を新刊で買うことは今やとても珍しいことである。「決定版 日本の喜劇人」を読んだときと同じく、文庫版と比較しつつ、この本もていねいに読んでいこうと思っていたのだが、しかし、「日本の喜劇人」と比べると、そもそもの自分の知識量が及ばず、なかなかそこまで深く読み込むような根気はなかった。「日本の喜劇人」も「世界の喜劇人」も初めて読んだのは新潮文庫版だった。十代か、ハタチ過ぎかというころだったろう。「日本の喜劇人」に関しては、普段から自分が触れている現在の芸能の世界とつながるものであり、興味が尽きることはなく、何度かくり返し通読しているし、それ以上にたびたび参照してきた。それに比べると、「世界の喜劇人」に対する興味はかなり手前にある。いや、初めて読んだときは本当にわからない記述が多く、だから、読みなおすこともほぼなかったし、そのころからすると、今はかなり理解できるようになったとは思うのだが、それもアマゾンプライムなどで古い喜劇映画を簡単に観ることができるようになったからで、ごく最近になってからがらりと状況が変わったということだ。やっぱり、この手のものは観ないことにはわからない。小林信彦も、自身が観たものに対象を限定している。この「決定版」は全体の4分の3はその新潮文庫版を底本としているのだが、残りは、それ以降の喜劇に関するエッセイがほかの本から搔き集められていて、編集者のセンスの問題だが、これで決定版だと言われてもという気はちょっとする。改めて読んでみると、誤解していたことに気がついたのはジェリー・ルイスに対する評価だ。小林信彦はジェリー・ルイスを評価していないのだと思っていたのだが、辛辣なことも書きつつ、そのいっぽうでは「そんなに腹が立つなら見なきゃいいじゃないかといわれるかも知れないが、何度も裏切られながら、一つでも面白いギャグがあればと、小屋に足を運ぶのは、こっちが芯から〈好き〉だからなんだ。それほど意地が汚く、それほどギャグに飢えているのである。少しはこちらの気持も察してもらいたいというものである。」ということも書いている。小林信彦といえばマルクス兄弟で、マルクス兄弟やウディ・アレンについては多くのページが割かれているが、メル・ブルックス、ジョン・ランディス、ジム・キャリー、スティーヴ・マーティンといったあたりの評価も面白い。むしろ、こういうところにこそ、小林信彦の考えが読みとれる気がする。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「さんま御殿」の2時間スペシャルを観る。前半は女子高出身特集。ヤバいTシャツ屋さんのありぼぼというひとが初登場。どんぐりたけしと結婚したのはこのひとか。後半は「いろんなバイトを経験した苦労人」という特集。オードリー若林がこの番組には7年ぶりの出演。若林がウーバーイーツを始めた話をしたのだが、それに対して、岡田義徳が 37歳のときに派遣のバイトをやっていたという話にも驚きがあった。芸能活動を休んで、強制撤去の仕事などをやっていた時代があったのだ。

 タイムフリーで、太田光がゲストだった先週金曜の「武田砂鉄のプレ金ナイト」をようやく聴いた。この番組は今まで聴いたことがなかったが、オープニングでは武田砂鉄がえんえんとひとりしゃべりをするのか。タブレット純のライブの案内の時間が間違っていて、もし遅刻していたら、同じ列の数席左には高田文夫、数席右には加藤登紀子がいて、どちらかを立たせることになっていたという話。これを聴いた高田先生が「ビバリー」でもそのまま話していた。オープニングのあと、ゲストの太田がすぐに登場する。TBSラジオのチン毛事件の話題から始まるが、この番組でも話題の中心は新刊の「芸人人語」だ。さすがは太田で、武田砂鉄の著書をちゃんと読んだうえで臨んでいたが、ゲストのコーナーは 30分強ぐらいであっさりと終わってしまった。続けて、深夜は「爆笑問題カーボーイ」。太田は気象予報士の長谷部愛さんの本も読んでいて、その内容を細かく説明できるくらいにちゃんと読んでいるのには驚かされる。太田はあれだけの仕事量をこなしながら、どうしてこんなに本を読めるのだろう。

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2024年6月10日月曜日

6月10日月曜日/高田文夫と大人計画

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」は花岡の死から始まる。轟とよねさんがひさしぶりに登場した。戦争のあと、生きているかもわからなかった。

 昨日の「ワイドナショー」は、今田耕司、鈴木おさむ、河井ゆずる、三田友梨佳が出演。今田耕司が鈴木おさむのお疲れ会を開催したそうで、お笑い勢に混じり、談春師匠も参加したようだ。靖国神社の落書き事件は、TBSの番組では観なかったニュースだが、フジテレビのこの番組では扱っていた。しかし、このニュースを扱いながら、政治的なこと、歴史的なことを話せるコメンテーターがひとりもいないのはまずいんじゃないか。そのあとには、ボディビルの大会で優勝した東京ホテイソンのショーゴが、コンビでスタジオに登場した。

 昨夜の「だれか to なかい」は杏とロバート秋山がゲスト。先に杏が登場し、10分ぐらいしてからロバート秋山が登場した。杏がギターを弾き、「TOKAKUKA」をコラボした。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴いた。この番組をオンタイムで聴くのは初めて。パートナーは増山さやか、テーマは「ブームに乗りました」。続けて、「ビバリー昼ズ」を聴く。TBSの武田砂鉄の番組を聴いたという高田先生、太田がゲストだったから聴いたんだろう。武田砂鉄がタブレット純のライブに行った話をしていたそうで、客席にいた高田先生の名前を出していたようだ。12時台ゲストは阿部サダヲ。「不適切にもほどがある!」で使われた「チョメチョメ」という言葉だが、山城新伍の「アイ・アイゲーム」のクイズは高田先生が作っていたというのは初めて知ったかもしれないな。作家陣の下には三谷幸喜もいたという。高田先生は「笑アップ歌謡大作戦」の作家もやっていたそうで、山城新伍の話はあんまりしないけど、座付き作家のように仕事をしていた時期があったんだな。阿部サダヲがまた改めて話していたけど、阿部サダヲはトラックの運転手をしながら、当時、始まったばかりの「ビバリー」を聴いていて、「OWARAIゴールドラッシュ」で優勝した吹越満のライブを観に行くようになり、そこで大人計画のチラシと出会ったのだ。宮藤官九郎もそうだが、松尾スズキもまた「ビートたけしのオールナイトニッポン」を聴いていたわけで、高田文夫という存在が大人計画にもたらしている影響はまったく小さくないものではないだろうか。それにしても、今日は高田先生のツッコミがぽんぽん飛び出る。笑いっぱなし、ずっと面白かった。

 聴きそびれていた先週火曜に放送された「トーキョー・エフエムロヒー」は、前週に予告されていたとおり、ミイナ・オカベがゲストだった。ミイナ・オカベのファンだというヒコロヒーだが、ミイナ・オカベもヒコロヒーのことを認識していた。

 夕方から外出。明日の予定がなかなか決まらず、この時間まで身動きができずに困っていた。どうも疲れていて、だるさがある。二俣川に出て、ジョイナステラス3のフードコートに行ってみるが、ここは無駄に値段の高い店ばかりだ。下の階に戻り、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べる。530円。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は小林幸子がゲスト。16年ぶりの出演。1980年に出演した回の映像が流れたが、この前年に「おもいで酒」がヒットし、そのときに知名度があがったということなのかな。小林幸子はいかりや長介にアフリカに行くことを薦められていたそうだ。

 今夜の「しゃべくり007」は大泉洋がゲスト。大泉洋の娘が中学生になったそうで、今どきの中学生の気持ちを学ぶため、娘と同世代の中学生女子たちがスタジオに集められた。番組後半には、大泉洋の娘の推しだというIVEが登場した。大泉洋とレギュラーメンバーが即興コントになる場面もたくさんあって面白かった。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。ジャッキー・チェンの「プロジェクトA」を観た。ジャッキー・チェンの新作映画が公開されていて、劇場で観たいと思っているのだが、その前に過去作をいくつか観ておきたくなった。ジャッキー・チェンの映画はアマゾンプライムではたくさん配信されているのだが、まずはこの代表作。ところが、「プロジェクトA」を字幕版で観ようとすると、「見放題」になっているのはどうやら吹替版のみのようだ。いきなり出鼻をくじかれたようだが、しかたなく、吹替版で観ることにする。「プロジェクトA」を観るのは、もしかすると、小学生ぶりかもしれない。それも、小学生だから意識的に観ているわけではなく、テレビで放送されていたものを、おそらく、ところどころ観ているだけなのだが、こうして改めて観てみると、覚えている場面はたくさんあったが、終盤の展開はまるで記憶になかった。当然、惹き込まれるのはアクションシーンで、しかし、時計台から落下してみせるようなシーンよりも、ダンス的に華麗な部分が楽しい。ドラマとして惹き込まれるかといったら難しい。コメディとしてもかなり無邪気で、大笑いするような場面はなかった。香港映画の無邪気な時代でもあるだろうか。吹替のちからで笑いにしている部分も多い。

2024年6月9日日曜日

6月9日日曜日/黄金町バザール

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「Nキャス」は、前の時間帯のバレーボール中継が早く終わったのかなんなのか、普段よりも早く番組を始めていたようだ。そんなこともあるのか。都心からカラスが消えたという特集をやっていた。カラスの代わりに猛禽類が増えているらしい。増山江威子の訃報も扱われる。去年、毒蝮三太夫の YouTube に出演していたそうで、その音声が流された。

 昨夜の「ゴッドタン」は恒例企画の「みなみかわの相談相手オーディション」。まずはオズワルド伊藤が登場、続いて、きしたかのが登場し、高野と伊藤が大ゲンカになる。きしたかのと伊藤は同期なのだ。

 今朝の「サンデージャポン」には、ホリエモン、カズレーザー、山崎怜奈らが出演。TBSで中継するバレーボールの話題をさらっとやって、それから、都知事選の話題に移る。少子化対策に関しては、ホリエモンの移民の受け入れというのがいちばん正しい気がする。続く、裏金問題では、太田が語ったところでいつもならば話がまとまるのだが、そのあとに堀江が異論を長々と語り、それに対して太田がまた応える。つぎのコーナーに進むはずが、この対話に時間が割かれ、ここは生放送の面白さだった。しかし、堀江が生放送中に指をぽきぽき鳴らしていたのが気になる。耳障り。番組終盤になり、松本人志の裁判の話題も扱う。

 「TVタックル」も追っかけ再生で観てしまう。東国原、泉房穂、前田裕二、長谷川ミラらが出演。こちらでも都知事選の話題。小池百合子、蓮舫のほかは、どこの番組も石丸伸二と田母神敏雄だけしか取りあげないのだが、この番組ではその他の全候補者の名をテロップでは出していた。しかし、たけしは蓮舫に対してまったくコメントせずか。歴代都知事の選挙戦をふり返るVTRもあり、こうして観ると、青島幸男はやっぱりかっこいと思ったな。


◇ 日ノ出町・黄金町

 午後、15時近くなってから外出する。ずいぶん遅くなってしまった。気候が半端だが、半袖のポロシャツで出る。京浜急行の日ノ出町に出て、中央図書館に寄ってから、「黄金町バザール」をまわる。今日が会期の最終日、19時に終了する本当にぎりぎりに慌ただしくまわることになった。黄金町アートブックバザールに着いたのは16時頃だったか、まずはパスポートを引き換えるところから始まる。

 途中で雨に降られ、ガード下で雨宿りをする時間もあったが、2時間ほどでまわり終えた。アートを鑑賞したというよりも、義務を果たしたという感じだ。ここでようやく遅めの昼食にする。イセザキモールの錦珍楼に入り、肉野菜炒め定食を食べた。800円。それから、関内方面に歩き、ブックオフに寄ってから、横浜駅までは歩いていく。平沼のブックオフにも寄ってから帰る。帰宅前にまた雨に降られた。

 夜遅くに帰宅し、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。ゲストコーナーは Spotify のポッドキャストで聴いた。今日の14時台ゲストは野間口徹。爆笑問題とは「さんま御殿」で共演していた。太田が野間口を意識したのは「ブラッシュアップライフ」だというからつい1年前からなのだが、そういえば、太田は「VRおじさんの初恋」も観ていたのだ。親族代表というユニットでコントをやっていたプロフィールを知ると、太田はタイタンライブに誘う。妻も俳優だということはここで初めて知った。どこかの舞台で観ているかもしれないな。続けて、聴きそびれていた先週の回も聴く。先週のゲストは平泉成。経歴をまるで知らなかったが、市川雷蔵、勝新太郎、寺山修司といった名前が出てきて、とても興味深かった。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...