◇ テレビ
早朝にぱきっと目が覚め、ゴミを出してから、もう少し眠りなおす。つけっぱなしだったラジオから「ナイツのちゃきちゃき大放送」の冒頭だけ聴いて、それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「週刊フジテレビ批評」と「虎に翼」の今週のダイジェストを。
5月7日に放送された「THE SECOND」の事前番組を今日まで観そびれていた。決勝は今夜放送される。この事前番組では組み合わせ抽選会の様子を放送していた。今回のファイナリストのなかでは、最年長は結成26年のザ・パンチなのだ。ハンジロウはお笑いで食えてないのは僕らだけだという。ななまがりはパラレルワールドの海砂利水魚有田になり、架空の番号「アゼジュウ」を引いた。そのほか、予選敗退の漫才から、ザ・ぼんち、マシンガンズ、リニアの漫才も放送された。マシンガンズは予選の司会をしていたギャロップをいじっていた。
続けて、もうひとつ、放送中の事前特番も追っかけ再生で観てしまう。今夜放送される決勝のスタジオから生放送、ギャロップも出演。東野幸治が第1試合から順に対戦を解説する。第1試合はハンジロウと金属バット。金属バットに予選で負けた母心の嶋川が富山県議会議員であることも紹介されていた。ハンジロウは「たけし杯」の優勝にも触れてもらいたかったが、しゃもじから改名していることすら説明がない。第2試合はラフ次元とガクテンソク。このメンバーでは、関東の視聴者にとってはラフ次元がいちばんわからない。戦績を見ても「M-1」では準決勝にもあがっていないんだ。ラフ次元は昨年の「THE SECOND」では9位で補欠待機していた。ガクテンソクは結成してすぐに、アマチュアとして「M-1」準決勝まで進出しているのだ。「THE MANZAI」の映像は出たが、あまり触れられることはなかった。第3試合はななまがりとタモンズ。ななまがりが大会最年少となる。タモンズも「M-1」では準々決勝まで進めず、そういう意味では「THE SECOND」はネタ時間も審査法も違い、「M-1」とは大きく性質の違う大会だ。第4試合はタイムマシーン3号とザ・パンチ。ザ・パンチは16年前、2008年の「M-1」のファイナリストだが、その前に「爆笑レッドカーペット」に出ていたのを忘れていた。事前番組はこれだけでなく、今週月曜から金曜まで、深夜に10分番組が放送されていたのだが、こちらは東野の解説はなかったが、今日の事前特番の内容とほぼ重複していた。金曜日だけは裏番組の都合で録画できなかったが、どんな内容だったんだろうな。
母が回覧板をもっていくだけのことに手間取り、昨日の午前中にもっていったのかと思っていたら、回覧板がまだあるのを見つける。募金を募る封筒が入っていたから、そのせいで混乱していたのではと思った。隣りのうちにもっていけばいいだけだろうと思うのだけど、玄関を出ても、また回覧板をもって帰ってきてしまうというのが何度かくり返された。回覧板も簡単にまわせないようになると、ひとりで外出するのはもう無理かもしれない。
◇ 東神奈川・白楽
午後から外出。パーカーをカバンに入れ、家からはTシャツで出た。東神奈川に出て、まず、昼食にする。隆昌飯店という店に入り、中華風焼き鶏肉セットを食べた。780円。それから、神奈川図書館に寄ろうとするが、馬鹿みたいなのだが、時間をまったく気にしていなくて、着いたときにはちょうど17時、閉館の時間になってしまう。なんのためにわざわざ東神奈川にやってきたんだかわからない。
東神奈川駅のほうまで戻り、イオンのドトールに入る。今夜の「THE SECOND」の前に今週の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いてしまいたかった。今週のゲストには「THE SECOND」のファイナリストたちが登場していて、月曜のゲストはザ・パンチだった。ナイツとは同時期に「M-1」に出ていたが、ザ・パンチのほうがじつはぜんぜん先輩なのだな。ラジオを聴くだけでなく、読書もしたかったが、眠気がひどくなり、ぐったりする。
夕方になってから白楽に向かう。涼しくなり、カバンからパーカーを出した。六角橋商店街では今日は「ドッキリヤミ市場」があり、東神奈川から東白楽を経由し、県道を歩いていくと商店街の端っこにたどりつく。先に食品館あおばのトイレに寄っていこうとすると、裏の広場からもう歓声が聴こえる。しかし、トイレにはどうしても行きたかった。ウエルシアに寄り、飲みものを買ってから広場に入っていくと、友部正人のステージがもう始まっていた。19時10分開始のはずだが、早めに始められていたのか。広場は大盛況、ひとがびっしりいて、ぜんぜん前に進めない。ステージがあるわけではなく、友部正人は平たいところで歌っている。腕を上に伸ばせば写真は撮れるが、歌うすがたはなかなか見えなかった。後ろのビルの壁に映像も映されてはいたのだが、もちろん、じかに観たいに決まってる。友部正人も大道芸を意識していただろうか、このあとに登場するギリヤーク尼ヶ崎のことを歌った「大道芸人」という歌も披露した。アンコールもあり、しかし、後半になると歌いながら咳が出ていたのが少し気になった。友部正人のあとにはギリヤーク尼ヶ崎の大道芸が始まる。客が入れ替わるかと思ったら、ほとんど動かない。毎年のようにここでギリヤーク尼ヶ崎を観ているが、今まででいちばん遠くから観ることになった。落語の「お菊の皿」のようなもので、少ないオーディエンスで観ていた時代もあったのだが、いつの間にやら評判を呼び、オーディエンスが広場を埋めつくすようになっている。今年は55周年公演なんだそうで、しかし、昨年もここでは55周年公演と銘打ち、六角橋では55周年公演を2回やることになる。いつものように、商店街の石原さん、紀あささんが黒子になり、車椅子を押されて、観客のなかを通ってギリヤーク尼ヶ崎が登場する。始まる前の前説では立ち上がれるかもわからないような話をしていたが、なんのなんの、車椅子から立ち上がってみせたが、しかし、元気があるというような状態でもない。客を引っぱり出す踊りの場面では、踊りたいひとは出てきやすいように先に前に集められていて、今まで観たなかではもっともたくさんの客が参加する踊りになっていた。ギリヤークさん、マイクを向けられてもうめくような声しか出ない。去年はもう少ししゃべっていたかと思う。最後はバケツの水もかぶってみせた。
ギリヤーク尼ヶ崎が大道芸を演じていた時間、商店街のふれあい広場のほうでは、中村達也がドラムを演奏していた。この商店街はいったいなんなんだと思うが、行ってみると、当然のことながらこちらにも大変なひとだかりができている。車道にひとがあふれ返り、交通整理のひとたちもいるのだが、クルマはひと混みのぎりぎりを通っていく。ドラムの音はよく聴こえていたが、中村達也のすがたはまったく見えなかった。腕を伸ばしても写真も撮れない。前のほうに動画を撮っている客がいて、そのスマホの小さい画面に映る中村達也をかろうじて確認できたくらいだった。
(続く)