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2024年3月29日金曜日

3月29日金曜日/笑いと音楽を信頼する

◇ テレビ

 朝から大雨、風がうなるような激しい音を鳴らしていた。録画していた今朝の「ブギウギ」をさっそく観る。半年間観続け、ついに最終回。「ハッピー☆ブギ」のオープニングもなく、スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。羽鳥先生(草彅剛)は白髪になっていた。涙をこらえる茨田りつ子(菊地凛子)。指揮棒を振るのは服部隆之だ。最後は「東京ブギウギ」。しかし、15分はあっけないな。趣里のすごさをひたすら感じる半年間のドラマだった。

 インスタを開くと、木梨憲武の投稿から、とんねるずの武道館ライブが開催されることを知った。山は動いた。これはなんとしてでも行きたいじゃないか。ツイッターでも検索してみると、もちろん話題になり、大きく報道もされていた。

◇ 神保町・新宿

 昼から都内に。この時間には雨は止みかけ、強風のため、どうせ差せないから傘はもたずに出る。いったん、浜松町に出てから、水道橋に移動する。少し時間ができ、神保町のほうまでぶらぶらして戻ってきた。東京堂書店を覗き、矢口書店の外の棚から、300円の単行本を買っていく。

 その後は、いったん杉並区のほうまで行くことになり、新宿から帰ることになった。ひどい眠気で朦朧とする。昼食は食べそこね、夜になってからようやくまともな食事。新宿西口のすためしどんどんに入り、焼き牛めしを食べた。930円。あっちこっち移動することになったが、今日はブックの日でもあるのだ。新宿西口のブックオフに寄り、390円単行本を1冊。それから、地下を通り、新宿三丁目のほうに出て、靖国通りのブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。

 新宿三丁目から副都心線、東横線直通で横浜に戻ってくる。ひどい眠気が続き、電車内ではずっと眠っていた。閉店間際のビブレのブックオフにも寄るが、わずか15分程度の時間では300円分の本を選べず、なにも買えなかった。今月のブックの日は2店だけで終わる。

 イオンフードスタイルで買いものしてから戻ってくると、ビブレの前で、山本太郎が演説を始めていた。れいわ新選組の演説は水道橋博士が出馬したときに何度も観たが、しばらく眺めてみると、選挙期間中とは違い、オーディエンスからは鋭い質問がなかなか出ずに盛りあがりに欠けていた。質疑応答に制限時間を設け、そのゲーム性が以前に観たときには面白かったのだが、ここではつまらない質問を打ち切る理由にしているようで、山本太郎の対応がどうも冷たく感じてしまった。入り口をゲーム化するのはいいのだが、ゲームの先がなければまずいのではないか。

◇ テレビ

 人身事故があったようで、電車が停まっていて、帰宅は深夜になる。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は小林明子がゲスト。奇しくも、「不適切にもほどがある!」最終回の日に小林明子が「恋におちて」を歌うとはできすぎているではないか。

 そして、その「不適切にもほどがある!」最終回だ。ミュージカルで乗り切ってしまうところがやっぱりこのドラマの肝で、宮藤官九郎の笑いと音楽への愚直なまでの信頼を強く感じるドラマだった。笑いと音楽により、困難を乗り越えていく。「ブギウギ」もそのようなドラマだった。

2024年3月18日月曜日

3月18日月曜日/散文の基本

◇ 東京駅

 午前中から都内に。今日も風が強い。今日から寒くなるのかと思っていたが、まだ暖かいようだ。横浜から東海道線に乗り、東京駅まで。東京駅の丸の内側に出ることが意外とひさしぶりだなという気がした。夕方になり、遅めの昼食。地下通路にあるC&Cに入り、三元豚ロースかつカレーを食べた。750円。新大手町ビルのドトールに入り、ひと休み。モバイルバッテリーを使うようになり、そのおかげで、充電できる店をわざわざ探さなくていい自由を得られた。ラジオを聴きながら少し眠る。

◇ 読書

 帰りの電車内で、図書館で借りている、阿部昭「新編 散文の基本」を読み終えた。2022年刊、中公文庫。親本は1981年刊。文庫は、親本に関連エッセイ、対談を増補し、再編集したもの。阿部昭という作家は、岩波新書の「短編小説礼讃」をずいぶん前に読んだことがあり、それで知っているだけの作家だったが、この本を図書館で見つけ、読んでみたら大変面白かった。ここに書かれている文章観には、好きな考えかた、惹きつけられる考えかたが多々ある。自分の考えが補強されるような手応えが得られた気になった。後半は短編小説論。モーパッサン、チェーホフ、ルナール、国木田独歩、石川啄木、志賀直哉、菊池寛、芥川龍之介、梶井基次郎、三浦哲郎について論じられている。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P12-13「それはともかく、私がいぶかるのは「自分を表現する」というようなすこぶる現代風の言いまわしにひそんでいる嘘についてである。ちょっと耳にしただけでも、この言い方にはずいぶん病的なニュアンスがあることがわかる。自分の中にある何かを言葉にしたくてたまらないといいたげなこの言い方には、何をすればよいのかがまるで判っていないための不安や、いらいらした気分や、自信のなさなどが隠されている。(略)ところが、書くということは、そんなあやふやな症状とは反対に、きわめて簡単かつ自明のことで、紙と鉛筆さえあればいいわけだから。」

P20-21「だらだらと長ったらしく、あるいはくどくどとしつっこく、またデコデコと飾り立てた文章は、読むのも苦手だが、これもいまはじまったことではないから直りようがない。どうにでもお好きなようにといった格好でぶら下がっている形容詞というやつが、私は大嫌いだ。あとは、新かな、当用漢字で別に不自由しない。ザッパクな外来語、流行語のたぐいも、必要とあればどしどし取り入れたいと思っている。」

P29「小説も批評もむずかしくなる一方で、よほど専門的な関心がないとついて行けないようなものが多い。論議が論議を呼び、発明が発明を生んで、現代文学はますます専門家のものになってゆく。伝統的な書き方をかるく一蹴したような〝新しい〟小説が出てくると、その尻馬に乗った〝新しい〟批評家が「小説」が解体してゆくありさまを克明に分析して見せてくれる……。実験とか冒険とかいう名で呼ばれる現代文学のさまざまな試みが、今日ではもうそんなふうにしか人間をとらえがたいと言いたげな苦しげな表情をしていることに、読者もだんだん慣れてゆくのだろうか。」

P36「小説を読みながら、あるいは書きながら、私はよく「日記」と「手紙」というこの不朽のジャンルについて考える。率直な真実と、じかに相手に伝わる肉声という点で、この二つはあらゆる散文の土台である。」

P43-44「原則としていえば、好ましい言葉・嫌悪すべき言葉などというものがあるはずがない。好かれている、あるいは、嫌われているのは、言葉ではない。問題は、言葉そのものになく、そこに封じこめられた使い手(運び手)のニュアンスにあるのはわかりきったことだ。彼の自発性がどの程度のしろものであるのか、どの程度にその言葉を信用しているのか、軽蔑しているのか、その仕方が過不足ないものであるかどうか、等々といったことにかかっている。俗に言葉にうるさい趣味があるといわれる人が書いた文章というのは、すぐにわかるものである。私は勿論、そういう人たちの審美眼や潔癖には敬意を表するけれども、それこそ積年の恨みをのんだようなぐあいに文中に配置された或る一つのめざましい言葉が、散文の自由な流れをせきとめるように出っぱって、そこに小さな溜り水を作ってしまっているのを残念に思うことがある。その場所に、その言葉の代りに、もっと別の――その人から見れば――ずっとつまらない言葉が置かれてあったほうがよかったろうに、と思うことがある。」

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「ワイドナショー」は、鈴木おさむが初登場のほか、今田耕司、武田鉄矢、ベッキーというメンバー。鈴木おさむがここで初めて旧ジャニーズ問題について、そして、松本人志の休業についても語った。番組後半には「R-1」チャンピオンの街裏ぴんくが登場した。

 今朝の「ブギウギ」では、美空ひばりをモデルにしたような水城アユミという歌手が出てきたのだが、母が蒼井優という設定になっていて、事実とは違う架空の人物になっている。和田勉のような人物も出てきて、これは中村倫也が演じている。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」には「不適切にもほどがある!」効果で「トゥナイト」の特集記事があり、乱一世、南美希子、雪野智世の座談会が載っている。横山剣さんの連載では、浅野ゆう子の「セクシー・バス・ストップ」について書かれていた。熱海五郎一座の楽屋で浅野ゆう子とあいさつをしたそうだ。「サイゾー」の特集は「新しいテレビと芸能界」。コメカ氏がテレビとお笑いの関係を批評的に語っている。取材・構成はおぐらりゅうじ。更科修一郎による「不適切」およびクドカン論も面白かった。

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2024年3月15日金曜日

3月15日金曜日/母を連れていく

◇ 洋光台

 深夜にコインランドリーに行き、帰ってきてから、必要な書類があったために、えんえんと机まわりの片づけをしてそれを探していた。疲れてしまい、少し横になったら、そのまま、2時間ぐらい動けなくなる。午前中に外出し、平沼橋まで。昨日、置き配をしても大丈夫ですかとメールをして、その返事をいただいたのは深夜近くだった。承諾を得たので、早い時間に届けに行く。早い時間に届けなければと思ったわけではなく、今日は午後に予定があるから、この時間に届けるしかなかったのだ。お届け先のマンションはこの時間には管理人室も開いていて、ひとこと言っておこうかとも思ったが、不審がられてもめんどうかもしれないと思い、黙って置き配していった。すぐに平沼橋駅に戻り、急いで帰ってきたのだが、そうだ、チケットの引き換えもしておこうと思い出し、セブンイレブンに寄ってから帰った。

 午前中に帰宅し、今度はすぐに、母を連れて出かけなければならない。自分は同じかっこうですぐに出るだけだが、母の仕度に時間がかかり、予定よりも1時間遅くなるが、きっと予定よりも1時間は遅くなるだろうと想定し、1時間早く予定を組んでおいたから、待ち合わせの時間には数分遅れるだけで済んだ。洋光台の叔父宅まで。夕方まで滞在し、帰りはクルマで上大岡に送ってもらった。ガストに入り、母と食事。上大岡から京浜急行で帰ってくるが、母を座らせることができる電車を待っていたら、やたらと時間がかかった。疲れているせいか、母の会話は混乱している。こっちもへとへとに疲れた。今日のうちにやらなければならないことがあったが、もうあきらめることにする。

◇ ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングのあとに、伊集院光が登場。「ビバリー昼ズ」の前の時間帯に新番組が始まるため、そのあいさつに、ほんの短い時間の出演だったが、高田先生とはすさまじい早口の応酬になる。そもそも、高田先生と伊集院の会話なんて、今まで聴いたことがあっただろうか。新番組は録音番組だが、生放送も実現するかどうか。12時台ゲストにはタイムマシーン3号が登場。高田先生のご指名だったようだ。番組後半には、福山雅治からこの番組にメッセージが寄せられ、松村邦洋の声かと思って聴いていたら本人だった。

 深夜、録画していたテレビ番組をあれこれと。深夜になって、ようやく今朝の「ブギウギ」を観る。「徹子の部屋」(ゲスト・野口健)も観て、それから、今日放送された「不適切にもほどがある!」第8話を観た。昭和の時代に喫茶「すきゃんだる」に訪れていた小泉今日子が、令和の現代に本人役として登場した。小泉今日子の読んでいる本が「怪盗ルビイ」とは気が利いている。彦摩呂の登場にも笑わされた。

2024年3月12日火曜日

3月12日火曜日/弁当が売れ残っている

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、日記の下書きをしてからもう2時間ぐらい眠りなおす。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」では、愛子ちゃんの8歳の誕生会があり、育って、別の子役になった。

 今日の「徹子の部屋」は堺正章がゲスト。2000年放送、53歳のときに出演した回の映像が流され、娘の幼稚園でかくし芸をやった話をしていた。現在は 77歳、喜寿を迎える。父・堺駿二は享年54歳。親子で共演した写真が残っていて、その2000年に出演した回でも同じ写真を公開していた。そのときには、父の亡くなった年齢になるという話をしている。現在の話では、カトリーヌ・ドヌーヴが主演の「スピリット・ワールド」という海外の映画に出演したようで、検索してみると、監督はエリック・クーというシンガポールのひとだ。辰巳ヨシヒロの映画を撮った監督か。公開は来年になるようだ。

 タイムフリーで、オープニングだけ聴いていた昨日の「ビバリー昼ズ」の続きを聴いた。12時台ゲストは怒髪天の益子直純。音声が消されている箇所があって、クドカンの話もさんざんしていたのだが、そのそばからいったいどんな不適切な発言があったのか。そのあとには、通りがかったという好楽師匠が登場。エンディングまで聴くと告知があり、金曜にはついに伊集院が出るようだ。

 朝から午後にかけて、ラジオを聴きながらブログの更新を3本。調子が出始めると、一気にぽんぽん書けるようになるものだ。昼間は大雨だったが、雨が止んだころを見計らい、夜になってから近所のスーパーまで買いものに行ってきた。ついさっきまで激しい豪雨だったから、弁当がずいぶん売れ残っていて、欲張って多めに買っていく。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。「不適切にもほどがある」を観そびれていたら、ずいぶんたまってしまった。5話から7話までを続けて観る。第5話では、純子(河合優実)の高校の先生役に矢作兼が出演した。1986年の世界では「大沢悠里のゆうゆうワイド」が始まる。第4話の最後に登場した古田新太は純子の結婚相手、仲里依紗は孫だったことが判明する。神戸で暮らす娘家族を阿部サダヲが訪ねる、その日が1995年1月16日。第6話では、仲里依紗の同僚として、ファーストサマーウイカが登場した。昭和に戻った阿部サダヲは、純子を令和の未来に連れていく。阪神大震災で死ぬ未来がわかってしまった人生。松村雄基に会って、無邪気に喜びの声をあげる純子に胸を打たれてしまった。ミュージカル場面では、池田成志と松村雄基がさすがの活躍を見せていた。第7話では、池田成志が演じる脚本家がエゴサーチをして、降板するという流れになる。いつの段階で書かれたのか、現実とシンクロしているかのような脚本だ。純子の江ノ島デートがエモかった。そして、ムッチ先輩(磯村勇斗)がついに未来にやってくる。

 今日の「さんま御殿」は恒例の沿線対決。さんまが小岩に住んでいた時代のエピソードから始まった。初登場のあおぽんってひとは「水曜日のダウンタウン」で100万円を払って出演していたあのひとか。

 先週の「あちこちオードリー」は録画しそこねてしまい、これは TVer で観た。U字工事、タイムマシーン3号、なすなかにし中西というロケが得意な3組が出演。最終的にはチャンカワイのロケのスキルが高く評価されていた。今夜の「アンタウォッチマン!」は「お父さん、どんな子育てしてますか?」という新企画。どうも企画が定まらない番組だが、この番組でもチャンカワイの子育て術が注目を集めていた。

 深夜、「爆笑問題カーボーイ」が始まる前に眠ってしまい、朝方近くなってからタイムフリーで聴いた。先日の「ENGEIグランドスラム」の裏話があり、オープニングのあとには街裏ぴんくが登場した。「R-1」では、本来は10分のネタを4分に縮めていたから、あの早さでテンションをあげていたというわけか。

2024年2月20日火曜日

2月20日火曜日/ベンチには先客がいる

◇ 虎ノ門・日比谷・六本木

 朝から都内に。今日は暖かくなる予報だが、一歩外に出るともう暖かい。ジャンパーを着て出たが、パーカーでもよかったかもしれない。だけど、明日からはまた寒くなる予報だ。昼は虎ノ門から新橋方面に歩き、適当に歩いていて見つけた「らいどん」という店に入り、ぶた丼を食べた。850円。豚丼(表記は「ぶた丼」だった。)から想像するものとはちょっと違って、ご飯の上には豚角煮と煮玉子が乗っている。そのあとはベローチェにでも入ろうかと計画していたが、日比谷公園に行ってみたくなり、ベンチでひと休みするのもいいかと考えた。ところが、着いてみると、花壇の工事だとかで真ん中の広場がフェンスでふさがれていた。そうなると、ベンチの数は自ずと少なくなり、どれもすでに先客がいる。野音の脇に空いているベンチをようやく見つけ、そこに座り、しばらく読書をしていく。

 そのあとは六本木に行くことになり、六本木ヒルズを通り抜け、六本木駅から帰ろうとしていると、老紳士に道を訊かれてしまい、教えられるほどは詳しくはないから、役に立てずに申し訳なかった。わかりませんという態度をすぐに示したのに、老紳士はなぜかそれでもしつこく訊いてくる。わからないものは答えようがない。知ってるのに隠してるとでも思われたのだろうか。


 六本木から日比谷線、中目黒から東横線に乗り換え、東白楽で降りる。神奈川図書館に寄り、それから、東神奈川駅前のドトールに入り、ひと休み。コンセント席は埋まっていて使えなかった。昨日買った「週刊文春」の松本の記事をここでようやく読む。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」は「蘇る「昭和歌謡」秘話」という傑作選。ゴダイゴ(2021年放送)、じゅん&ネネ(2017年放送)、サーカス(2018年放送)、ビリーバンバン(2022年放送)、狩人(2002年放送)の、それぞれの過去の出演回の映像が流れた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「サンデー毎日」の高橋源一郎の連載エッセイが「不適切にもほどがある!」を好意的に評価していた。「『不適切』では、登場人物が繰り返し「こんな時代だから」と呟く。そこでは、その人間の「価値観」ではなく、時代の「価値観」が優先される。だから、時代が変われば、その人はまったく別のことを言うだろうし、かつてと違うことを言っても、なんの痛みも感じないはずである。敗戦直後の大半の日本人たちのように。なにしろ、言うべきことを決めるのは「自分」ではなく「時代」なのだから。」 エッセイの最後には、大江健三郎「政治少年死す」と深沢七郎「風流夢譚」につなげてみせる荒業。「サンデー毎日」では、松尾潔による天童よしみロングインタビューの連載も始まった。

 「FLASH」には、「ブラタモリ」の終了が発表されたタイミングで、タモリのプライベートの散歩写真が掲載されていた。終了は体力的な問題もあるようだが、タモリの決断を後押ししたのは「旧ジャニーズの性加害問題」だったと「NHK関係者」なる人物が語っている。「事務所の圧力でテレビに出づらくなった草彅さんを心配したタモリさんは、草彅さんの居場所を確保するために番組を続けていたところもあるんです。しかし、草彅さんは一連の性加害問題で〝ジャニーズの軛〟から自由になった。タモリさんはこれで安心できると思ったのでしょう。」 このNHK関係者は、タモリは「ブラタモリ」の後任に草彅剛を提案したとも語っている。「タモリさんは'25年8月、80歳になったタイミングで芸能界を引退すると、かたくなです。」と、「芸能記者」なる人物の証言も。

2024年2月10日土曜日

2月10日土曜日/昭和にワープだ

◇ 立会川・大森

 朝から都内に。眠い。京浜急行に乗り、立会川まで。昼は大井競馬場の近く、ウィラ大井の瀬戸うどんにて、天丼の満腹丼セットを食べた。780円。大森まで歩き、北口のベローチェに入ろうと思っていたが、混んでいたのでやめる。もう1店、南側の商店街のほうにもベローチェがあり、そちらに入った。スマホの充電をして、音楽を聴きながら少し眠る。それからラジオを聴くが、これも聴きながら眠る。ようやく目が覚めるが、読書はまったくできなかった。西友のブックオフに寄り、110円のコミック文庫を1冊、220円の単行本を2冊買っていく。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 帰りの電車内でようやく読書をして、武田百合子「遊覧日記」を読み終えた。1993年刊、ちくま文庫。親本は1987年刊。浅草に始まり、青山、代々木公園、上野など、街(町)を遊覧するように書かれたエッセイ。ここに登場する土地に行く用があるときになるべく合わせて、ちびちび読んでいた。東京だけでなく、後半には富士山麓、京都も出てくる。写真は娘の武田花。

 夜遅くに帰宅して、録画していたテレビ番組をいくつか。「勝手にテレ東批評」は、先週に引き続き、今週もまた出川哲朗の特集。出川のテレビ東京初出演は「名門パープリン大学日本校」。「浅ヤン」よりも先なんだったっけ。

 昨日放送された「不適切にもほどがある!」第3話は、冒頭、ロバート秋山の架空の番組「早く寝ナイトチョメチョメしちゃうぞ」で始まる。山城新伍というよりもケーシー高峰か。八嶋智人が本人役で登場し、大活躍していた。この役を引き受ける八嶋智人もすごい。今回は昭和のテレビと令和のテレビの対比だ。恒例のミュージカルシーンでは、山本耕史がさすがだった。八嶋智人がカムカムミニキーナの告知をしていたのが気になり、検索してみると、この告知はホンモノだった。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴くと、横山剣さんも「不適切にもほどがある!」を話題にしていた。まさに「昭和にワープ」なドラマだ。

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2024年2月3日土曜日

2月3日土曜日/観たことがない番組

◇ ラジオ・テレビ

 朝、つけっぱなしで眠っていたラジオから「ナイツのちゃきちゃき大放送」が流れる。「常連さん」のコーナーはえのきどいちろうの担当。浅草の「スターの手形」が発表されたニュースがあり、亡くなった正楽師匠も選ばれていたんだな。えのきどいちろうと正楽師匠が親しかったとは知らなかった。小正楽の時代に「TVチャンピオン」の「手先が器用選手権」で一緒に審査員をやったことがあるという縁。10時台、外山惠理さんの中継コーナーでは、立川の節分のイベントをレポートする。鬼のすべり台がある鬼公園というのがあるようだ。インタビューする子どもたちがみんなかわいい。外山さんの訊きかたがまた上手いんだな。

 ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワルイコあつまれ」は「慎吾ママの部屋」に小澤征悦が登場し、チェ・ゲバラを演じる。小澤征悦は「ワルイコソーラン」も踊った。「勝手にテレ東批評」は出川哲朗がゲスト。この「テレ東批評」をよく観ているという出川は、池谷アナのひがみキャラも把握している。「充電旅」のキャスティングはほとんど出川がやっているんだそうで、「充電旅」がゴールデンになる際に、ルールを増やす、ゲストを増やすという局側の意向と戦ったという話もしていた。それが出川の考えのとおり、きちんとうまくいっているんだ。

 今朝の「週刊フジテレビ批評」は、梅田恵子、吉田潮、木村隆志、大島育宙による、恒例の「冬ドラマ辛口放談」。それぞれがあげたベスト3には、4人全員が「不適切にもほどがある!」を入れていた。吉田潮は「シングルの親の子育てみたいなテーマがあるのかしら」と指摘。3人が1位にしていたなか、木村隆志だけが3位にしていて、タイムスリップものという設定に辛い。木村隆志は木梨憲武主演の「春になったら」を1位にしていて、大島育宙も3位に入れていた。木村隆志が言う「専業俳優じゃない良さ」「ノリさんを愛でるみたいな感じ」というのはよくわかる。「どうせお涙頂戴」と思いながらも明るいという吉田潮、「映像に品がある」という梅田恵子の指摘。

 午後にはまたラジオ。「田村淳のNewsCLUB」を聴く。ニュース解説は木村草太が担当、ゲストコーナーには共産党の新委員長になった田村智子が登場した。田村淳はインタビュアーとしては面白いかな。「ワイドナショー」なんかではどうも期待はずれなことが多く、教養があるわけでもないし、批評性もないのだが、しかし、「NewsCLUB」を聴いていると非常にフェアな態度だと感じる。司会者とコメンテーターとでは職能が違うだろうに、「ワイドナショー」という番組は司会者ばかりが並んでいるから変なんだ。単に、話がうまくまわっているだけのときがある番組だ。

 今日は外出せず、部屋で読書をしつつ、ラジオを聴いたり、テレビを観たりなどして、眠くなったら眠っていた。夜になり、ブログの更新をもうひとつ。

 月曜に放送された「しゃべくり007」をようやく観た。ハリセンボンをゲストに迎えた「クイズ!私のこと覚えてますか?」。「10カラット」で共演していた元マチコの勝又が登場し、その番組の共演者たち、バッドボーイズ、オジンオズボーン篠宮、コンマ二センチ堀内もあとから登場した。クイズに登場したひとたちのなかには番組で出会ったひとたちがほかにもいたが、その当時は人気番組だったのかもしれないが、どれもこれも観ていない番組ばかりだ。「10カラット」という番組もまったく観たことがない。10年前ぐらいのテレビ、地デジ化されてからの数年間は、それまで使っていたレコーダーが急に使えなくなってしまったから、テレビを観る量が極端に減っていた時期だ。その当時はまだ、違法アップロードに対する意識もゆるい社会だったから、話題になった番組はネットで探せば観ることができると思っていて、実際にそうしていたのだが、あとになってみると、やっぱり、まるで全体像がつかめていなかったんだなと気がつく。

 今日の「太田光のつぶやき英語」は、洋楽の歌詞から英語を学ぶ特集。ゲストは、医師の加藤友朗が二度目の登場。洋楽で英語を勉強するラジオ番組をやっているんだそうで、加藤友朗が言うには、テイラー・スウィフトは英語の勉強に適していて、なぜならば、発音が明瞭、今どきの生きた英語がふんだんに使われているがスラングはあまりないのだという。XXCLUB の映画コーナーは、「コット、はじまりの夏」のコルム・バレード監督にリモートインタビューをする。

 今日の「Nキャス」は、1ヶ月が経った能登半島地震の状況をまず伝えていた。「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子さんが亡くなった件については、三谷幸喜が脚本家の立場からかなりたっぷりと語る時間があった。

ブログ アーカイブ

1月14日日曜日/太田光と松本人志

◇ テレビ・ラジオ  朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、安藤優子、西川貴教、オズワルド伊藤というメンバー。堂本剛と百田夏菜子の結婚、八代亜紀の訃報などを先に扱い、CMをまたいでから、松本人志の活動休止を扱った。松本の「ワイドナショー」出演...