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2024年7月12日金曜日

7月12日金曜日/SNSの罠

◇ テレビ・ラジオ・SNS・読書

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「アメトーーク!」はゴールデン特番の延長戦。「ミスタードーナツ芸人」「家電芸人」「沖縄大好き芸人」の未公開シーンを放送する。昨夜の「NHK MUSIC SPECIAL」はレベッカの特集。午後の「徹子の部屋」は土田晃之がゲスト。82歳の母が心肺停止で倒れた話をしていたのだが、病院で吸引したクスリによってアレルギーが引き起こされたというのだから怖いな。病院だったので、その後の対応も早かったから助かったということだけれども。池畑慎之介や岩崎宏美との意外な交流もあり、ふたりからのコメントのVTRも流れた。

 午後になってから、タイムフリーで「ビバリー昼ズ」を聴く。オープニングでは、高田先生がポレポレ東中野で観てきたというイエスの方舟のドキュメンタリーの話をする。12時台ゲストは田川寿美。そういえば、田川寿美は早坂好恵の同級生でもあった。

 スレッズにまた都知事選のことを投稿したのだが、都知事選というよりも、選挙後のリベラルたちの反応のことだ。石丸伸二を攻撃してもただのうさばらし以上の意味はないのではないか。鈴木涼美が朝日新聞に寄稿した文章を、大根仁がスレッズにあげていた画像から読んだが、それが時間差で炎上している。少し検索してみると、町山智浩や内田樹はオッサンが書いたものと勘違いして攻撃していた。隠岐さや香が鈴木涼美の両親について書いていたのもひどい。なにがどうなってるんだかな。

 午後から外出。今日は朝から雨降りで、部屋にいても涼しい。予報ではまた降りそうだから、傘をもっていく。鶴ヶ峰に出て、まず、昼食。ココロットのすき家に入り、シーフードカレーを食べた。730円。それから、印鑑証明書が必要になったため、区役所に寄らなければならなかった。用紙に記入して、それと母のマイナンバーカードがあればいいのだと思っていたが、代理人の場合は印鑑登録証の番号を記入しなければならなかった。1枚300円を2通。すぐに発行してもらえる。

 ブックオフにも寄っていくが、いい本がまるで見つからない。雑誌を1冊だけ買っていく。ブックオフを出ると雨降りになった。傘をもってきてよかった。鶴ヶ峰から星川に移動し、保土ヶ谷図書館に。読みかけの本を返却する。うちにも読む本がたくさんあるのだが、また1冊借りていく。駅前のマクドナルドに入り、今日もひたすら読書。

 マクドナルドで、島田さんの「長い読書」を読み終えた。みすず書房。いや、これは島田さん渾身の一冊だな。島田さんの今までの著書はほとんど読んでいるけれども、それらの本とあまり印象は変わらず、いつもの島田さんという感じがすると思って読んでいると、終盤に迫力を感じる。生活綴方で会ったときにちょっと話したが、そこで話したことはこの本に書かれていたんだ。自分とのシンクロもあり、これはずしっとくる。本を閉じて、少し呆然とする時間があった。「長い読書」というタイトルは別に謎めいたものではなく、本全体を表しているものだと思って読んでいたら、最後にそういうわけかとわかる。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「ミュージックステーション」をざっと観て、それから、「A-Studio+」は松尾諭がゲスト。松尾諭はやしきたかじんのドラマで鶴瓶を演じたことがあるんだ。「ネタパレ」は「ニュースターパレードSP」。今回は3部門に分かれ、まずは漫才部門。らくちんペクチン、ナチョス、ポテトカレッジが挑戦し、ナチョスが勝ち抜き。続いて、コント部門。DOG FOOD PARTY、サルベース、大阪男塾が挑戦し、DOG FOOD PARTY が勝ち抜き。最後はオーバーエイジ部門。ネコニスズ、エクソシストまーくん、ツーライスが挑戦し、ネコニスズが勝ち抜いた。オーバーエイジ部門は面白かった。ネコニスズはいよいよ売れかけているか。エクソシストまーくんはダーヨシという芸名だったひと。ツーライスのボディクラシックも印象を残したんじゃないか。

 昼にスレッズに書いたポストにリプライがきて、それに返信していたら眠れなくなってしまった。なんだか石丸を弁護しているようでそれも不本意なのだが、これはSNSの罠だ。敵か味方かを強く表明したほうが楽になるのである。

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2024年2月17日土曜日

2月17日土曜日/無知学とは

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた先週の「ワルイコあつまれ」を観ると、「子ども記者会見」に川合俊一が登場していた。なぜ今、川合俊一なのか。唐突な気がしたが、2022年から、日本バレーボール協会の会長という立場に就いているのだ。

 昨夜の「ネタパレ」は、ダウ90000、Gパンパンダ、カゲヤマ、5GAPが出演した。ゲストの斎藤工は5GAPとはつき合いが長いようだ。ダウ90000 は、蓮見、吉原、上原の3人によるコント。後半の「勝ち抜きパレード」には、ソマオ・ミートボール、十九人、家族チャーハンが出演し、家族チャーハンが勝ち抜いた。斎藤工は十九人に投票した。

 昨夜の「不適切にもほどがある!」第4話では、歌謡曲のコンプラがネタにされる。「さすが秋元、地獄に落ちるぜ!」というセリフに笑う。インティマシー・コーディネーターが導入されたドラマ撮影現場と、ムッチ先輩と純子のシーンが重なる仕掛けがドラマの山場。デリケートな問題を扱いながら、最後はミュージカルになってしまうのがやっぱりすごいところで、視聴者をうまく解放させている。

◇ 平沼橋・日ノ出町・横浜

 午前中から外出。平沼橋に出ると、歩道橋を渡った先、駅前の一角が更地になっている。ここにあった小さいお店、タバコ屋かなんかだったか、買いにくい雑誌をここでこっそり買った記憶があるが、もう30年前になるのか。その風景がつい最近まで変わらずに残っていたという気がする。

 平沼橋から野毛山まで歩いていく。中央図書館に寄り、借りる必要のある本があったのだが、検索機からレシートを出し、棚を探してみるが見つからない。誰かが勝手に持ち出してるのかと思ったが、カウンターで訊いてみたら、書架に入っているから出してくれるという。レシートに「書架」と書いてあるのはそういうことなんだ。知らなかった。10分から15分かかるというので、そのあいだにほかの棚を見て時間をつなぎ、4階のカウンターに戻ると、きちんと用意されていた。図書館の利用法にはまだまだ知らないことがある。ついでに、昼食もここで食べていく。図書館の1階別棟にある「ふれあいショップのげやま」を初利用。横浜市が運営している障害者が働くお店なのだが、営業時間が短く、なかなか寄る機会がなかった。カレーライスを食べる。700円。

 日ノ出町から横浜駅まで、ラジオを聴きながら歩いていく。叔父たちと待ち合わせる約束があり、会ってから店を探すが、土曜の横浜駅周辺はどこも混んでいて、落ち着くまでに苦労する。そごうの上階から順番に覗き、7階のカフェにようやく入れた。ひとりでは絶対に入らないような高級な店。アイスカフェオレとケーキをいただく。

◇ 読書

 叔父たちと別れたあとに、マクドナルドに入り、しばらく読書をしていく。図書館で借りてきた「現代思想」2023年6月号の「無知学/アグノトロジーとは何か」という特集に興味をもち、読んでみたくなった。「無知学」とはなんだろうか。最初に載っていた隠岐さや香と塚原東吾の対談がまず、とても刺激的な議論だった。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P11 塚原「知という明るい光の下に、森羅万象から博物・人間精神の隅々まで照らし出すことによって、世の中は良くなるという発想がある。アグノトロジーやイグノランススタディが目指していることの一つはそちらに近くて、無知をあぶりだしたあと、そこについての知を充実させようという要請、すなわち新たな啓蒙が必要であるという主張も隠れていると、僕は思っています。新たな啓蒙は必要なのですが、無知学が新たな啓蒙主義であると言うと、それはそれでまずいところもあると思います。つまり、どこから、だれがどのように当てる光なのか、それはそもそも光なのかという問題が出てくる。」

P12 隠岐「啓蒙は確かに暴力的なものともなりえます。」

P13 塚原「アグノトロジーでは無知の状態に意味を認め、なかでも「有徳な無知」という概念を唱えています。有徳な無知というのは、知らないことを大事にしておこう、それ自体に意味と価値があるという概念です。」

P15 塚原「科学史のなかでも江戸時代の科学や中国の数学、インドの天文学などを研究していると、やはりそれぞれに固有の知があります。その知が結果としてライプニッツやニュートン、そしてホイヘンスらと一緒だったとしても、それだけですべてが評価できるわけではない。ある場所で違う形で知を生み出してきたことの意味がある。これはだから無知学だけではなく、オルタナティブの知の歴史、非西欧の科学史という枠組みでのものの見方になると僕は考えています。」「すべての問題を知と無知の問題といったん結びつけることができるという意味で、僕はアグノトロジーは「係留・繁留点」になる、という言葉を使うのがいいと思っています。」

P16 塚原「科学史の観点から、もうひとつ言っておきたいのは、数学が無知の問題に大きく関わっているということです。(略)数値化されるものを、ガリレオは数学的な知としたこと、世界はまさに数学のことばで書かれている。そして数値化・数学化されえないものを無知と切り捨てたという観点から、科学史における無知の歴史は、再検討されるべきでしょう。何かを無視しないと数値化や数学が成り立つとは言えない、これがフッサールの指摘した、ガリレオによる「壮大な無知の創出」で、それこそが近代の「危機」の発端なのだと指摘していたのだと言えます。」

P16-17 塚原「僕が無知学を通じて言いたいことの一つに、部分が集まれば全体になるかというと、そうではないということがあります。(略)無知学で帰るところは、ソクラテスの無知の知ではないかなと僕は考えています。自分は何も知らないということを知るということです。」

P17-18 塚原「無知の知は倫理的な要請というよりは、思想的・哲学的な前提です。無知というところに係留点として綱を持っていたい。あるものが知とされるときに別のものが無知とされるのはなぜかを明確にしておいたほうがいい。」

P23 塚原「パブリック・アンダースタンディング・サイエンスという領域があって、そこでは無知であることの優越性を主張します。それもまたサイエンスの権威に対する一種のイコノクラズムですが、STSでも盛んに議論になるところです。つまり、自分が持っている生活世界の意識のなかで、おかしいと思うものは、科学の権威や国家のお墨付きの御用学者が何と言おうとも、おかしいと言えばいいという考え方で、実はそのような、知の発信者の立場性にまで気を配った感覚のほうが、さらなる合理性、いわばサンドラ・ハーディング的にいうなら、科学者の「弱い客観性」より、「強い客観性」をもつ、という考え方です。」

◇ テレビ

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。「光る君へ」第6話は今日の再放送で録画していた。紫式部と清少納言の出会いがあり、清少納言を演じるのはファーストサマーウイカだ。「太田光のつぶやき英語」では、XXCLUB がジェーン・カンピオンにインタビューしていた。「ピアノ・レッスン」の4Kデジタルリマスター版が公開されるんだな。ジェーン・カンピオンからの質問に大島が適当にあいづちを打ってしまう場面があり、太田「命がけでやってないからこういうことになるんですよ。」

 今日の「Nキャス」は蘇民祭の生中継から始まる。この番組で追いかけているジュニアゴルフの須藤弥勒ちゃんは、なぜか相撲大会に出場していた。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...