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2024年3月11日月曜日

3月11日月曜日/しながわ区民公園

◇ 八潮・大森

 朝から都内に。京浜急行の立会川に出て、八潮のほうに歩いていく。昼はパトリア品川、肉のヤマ牛に入り、牛カルビ焼肉丼を食べた。690円。建物内にいるとわからなかったが、外に出てみると暖かい。かもめ橋を渡り、大森方面に向かう。

 昨日のうちにグーグルマップで確かめていて、しながわ区民公園を歩いていくと、大森海岸駅のすぐ近くに出ることがわかった。南北に延びる細長い公園で、南端にしながわ水族館がある。しながわ水族館はオープン間もない頃に一度だけ行ったことがあった。中学生のころか。昨日、一応、料金も調べてみたら、おとな1350円とわかり、ひとりでふらっと入るにはちょっと高いかという気になる。公園を写真を撮りながらふらふらしていたら、池にかかる橋のところで、東南アジア系の外国人の女の子ふたり組に写真を頼まれた。気軽に引き受けたのだが、写真だけでなく、動画も頼まれ、他人に動画の撮影を頼まれるなんてことは初めての経験で、彼女たちは橋を歩いてくるだけなのだが、ぶれないようにちゃんと撮ってあげられるか少し緊張した。

 公園を南端まで歩き、もうひとつ、鈴ヶ森刑場跡というのがすぐ近くにあることも知り、これも見てみたくなった。公園を少し戻り、国道に出る。落語や映画では知る鈴ヶ森だが、行ってみると、道路に挟まれた細長い敷地内に、石碑やらなにやら、ごちゃごちゃといろんなものが建てられている。搔き集めてここに並べてみせたというふうで、刑場のイメージもなにもないのだが、井戸も残されていて、さすがに井戸の位置はその時代からは動かせないだろう。この井戸を手掛かりにして、イメージをふくらませるしかない。

 大森海岸駅の脇を曲がり、JRの大森駅のほうに進む。西友のブックオフに寄り、220円の文庫本を2冊、単行本を1冊買う。レコードも見てみたくなり、いつもはブックオフでレコードを物色なんてしないのだが、110円のEP盤だけをざっと見て、2枚買っていく。

 電車が空いている時間に移動してしまおうと思い、大森から京浜東北線に乗り、横浜に戻ってくる。電車内ではぐったり眠り、鶴ヶ峰に移動。読書をしていきたく、ドトールに入る。しかし、この店がまた混んでいて、おばさんたちが大声でしゃべっている。「あたし、ネグレクトしちゃうのよ、いじめてるわけじゃないけど!」という声が聴こえて、狭い店内全体がぎょっとしたような空気に一瞬なるが、意味はわかって言ってるのか。いい歳のおばさんたちだと思ったが、自分とはそんなに歳は変わらないのかもしれない。

◇ 読書

 ドトールに長居して、東浩紀「コンテンツの思想」を読み終えた。2007年刊、青土社。対論集というのか、収録されているものは4本、1本目は新海誠と西島大介と、2本目は神山健治と、3本目は伊藤剛と夏目房之介と、4本目は桜坂洋と新城カズマと対論している。ここで語られているマンガやアニメには読んでいないもの、観ていないものも多く、ライトノベルに至ってはまったく知らないのだが、わからないなりに興味をもって読んだ。この時代のキーワードである「セカイ系」や、「キャラ」という概念に関する議論など、あるいは、現在からすると、ネットについて語られている部分が面白く、この時代にはツイッターもまだないのだが、今でもまだ有効な話をしている。しかし、戦争について語られている部分は、逆に、今とはギャップを感じもした。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P9「(略)それら戦後日本が作り出してきたサブカルチャーの分析において、伝統的な「批評」「研究」の蓄積がほとんど役立たないことにある。美術批評の言葉を用いてマンガについて、映画批評の言葉を用いてアニメについて、文芸批評の言葉を用いてライトノベルについて語ろうと試みたことのあるひとであれば、そこで批評の言葉と消費者の実感がいかに乖離してしまうか、説明の必要はないと思う。作品の分析が、業界事情の紹介でもまた個人の感想でもなく、「分析」であるためには、やはり一定の理論や体系が必要となる。しかし、私たちには、まさにその部分の蓄積が決定的に欠けているのだ。」

P41 西島「『イノセンス』とか『スチームボーイ』がジブリ作品になれないのは、ローソンでチケットが売られるようなステージに上げられたときに、そういうマスな相手をまったく意識できないからですよ。オタク的なフィールドから公衆のまえに出てきたとき、あれだけの対応のできなさを見せてしまう。それは、オタクのナイーブさがネガティブな方向に露呈してしまったということだと思うんです。」

P55-56 東「いわゆる大塚さん的、というか新人類世代の一部の見方によると、僕たち団塊ジュニアは、ひ弱で物語消費に手なずけられやすく(笑)、先行世代が用意した想像力をリミックスして楽しむぐらいしかできないということになっていた。ところが、新海さんはそういう重みからとても自由なんですね。」 西島「上の世代を気にする必要はない。文脈を押える必要はない、文脈は断絶されてしまってよいのだ、ということですよね。」

P95 東「最近ある研究会で話題にしたんですが、僕は、結局、いまの日本のネットで起こっていることの中核にあるのは「悪口によって繋がる欲望」なんじゃないかと思うんです。ネットワーク社会のせいで人はばらばらになっていくんですが、その反動として、共通言語としてだれかを攻撃したいという傾向が出てくる。2ちゃんねるなどの匿名メディアはそういう傾向を加速した。」

P116 東「(略)しかし、イデオロギーがなくなった世界では、みんななにも思い込まなくなってしまう。そのときに生理的な不快感、「おまえキモイ」が絶対化される。(略)こうなると、批評性なんてなくていいわけです。作品に批評性がないということではなく、観客に批評性を許さない構造になっているんですよ。そこには、気持ちいいかよくないか、という生理的判断しかない。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」では羽鳥善一(草彅剛)の作曲二千曲記念ビッグパーティーがあり、福来スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)が「東京ブギウギ」を踊った。今日の「徹子の部屋」は池上季実子がゲスト。2年前にコロナに感染していたことをここで初公表する。同じ年に母と父も続けて亡くなり、コロナ禍にも「徹子の部屋」からオファーを受けたが、やんわりと断ったという。徹子さんがすごく元気なので、コロナにかかったことを言いたくなかったのだと。

 観そびれていた先週金曜の「NHKニュース7」を今ごろになって観たら、鳥山明の訃報で、1982年に放送された「NHK教養セミナー 現代社会の構図マンガ熟年期」という番組に出演したときのインタビュー映像が流されていた。鳥山明、27歳。1984年の別の番組の映像も流され、番組名がクレジットされなかったが、この番組では鳥山明は関西弁をしゃべってるように聴こえた。三河弁かな。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生が鳥山明について語っていた。高田先生が鳥山明を、こんなに熱をこめて語るとは思わなかったな。長男次男が鳥山作品を読んでいた世代なのだ。

 聴きそびれていた先週木曜の「伊集院光のタネ」を聴くと、この回で、4月からも番組が継続されることが発表されていた。番組が午前中と夕方に分割されるというかたちになり、夕方は20分番組に、そして、午前中にはなんと、「ビバリー」の直前に10分番組をやるんだ。午前中に生放送をやることも期待できるだろうか。

2023年11月24日金曜日

11月24日金曜日/お昼は牛カルビ焼肉丼

◇ 大崎・天王洲アイル

 朝から都内に。予報では今日も暖かくなるようなので、Tシャツにジャンパーで出る。風が強い。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を電車のなかで聴いた。この週も剛がお休み、代打にケンドーコバヤシが出演していて、これは聴き逃してはならなかった。昼は大崎、大崎ニューシティの肉のヤマ牛に入り、牛カルビ焼肉丼を食べた。690円。夕方には天王洲アイルのほうに移動する。新馬場まで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をした。

◇ 読書・テレビ

 林丈二「路上探偵事務所」を読み終えた。2005年刊、講談社文庫。親本は1990年刊。なにか軽めのエッセイを読みたくなり、少し前に買っておいたこの本を読み始めたのだった。著者の名は路上観察学会のメンバーとして知っていたが、この著者の本を読むのは初めて。「吾輩は猫である」の猫の子孫を探す調査に始まり、右回転と左回転の調査、擬宝珠、狛犬、招き猫、駅の点線、吊り革、痰壺、マンホールなど。調査や研究のパロディのようなもので、それよりも読みもの度が高いのがよかった。文化解説は久住昌之。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」を夜になって観るが、ツイッターを覗いたらトレンドに本上まなみの名があり、これじゃあほぼネタバレだ。もったいない。母の死をさらっと描き、さて、風呂屋はどうなるかというところで、宇野祥平の過去が明らかになる。見事に人情噺になった。このドラマは人情喜劇だということがだんだんわかってきた。

 のどが痛くなり、夜に風邪薬を飲んでおく。ツイッターを覗いてみたら、伊集院静の訃報に思わず声が出た。深夜0時半頃に眠る。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...