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2024年1月13日土曜日

1月13日土曜日/ハットは重かった

◇ みなとみらい・関内・桜木町

 朝から外出。みなとみらいに用があり、そのあとには、ワールドポーターズから赤レンガのほうに歩いていった。赤レンガ前にはスケートリンクができている。象の鼻テラスの前を通り、産業貿易センタービルに入る。正午前に昼食、たみやに入り、ラーメンの半カレーのセットを食べた。750円。ボリュームたっぷり。満腹。

 放送ライブラリーに寄り、まずは上階の展示フロアに。「アメリカ横断ウルトラクイズ」の展示が見たかった。おなじみのあの解答席が作られ、その上には解答者がかぶるハットが置いてある。このハットが金属製で、放送を観ていたころには考えもしなかったが、手にとってみると実物は重いのだ。早押しボタンからコードが伸びて、ハットにつながっている。今だったらもっと軽く作れそうだけれども、当時の技術ではこんなもんだったんだな。解答席もハットも、近くで見ると傷だらけで、じつに年季が入っている。それらを輸送するケースも一緒に展示されていた。展示を見ていたら、放送ライブラリーのスタッフのかたが写真を撮りましょうかと声をかけてくれたが、恥ずかしいからそれは遠慮した。下の階の視聴ブースに降り、山田太一作品をなにか観ていきたいと思い、「木下恵介アワー」の「3人家族」という25分のドラマと、「ながらえば」という1時間強のドラマを観たが、それぞれ、眠気がひどくなり、筋がよくわからなくなった。もっと有名作品を観たほうがよかったかな。

 開港記念会館前のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、スレッズとインスタに投稿。しばらく読書をしていく。夕方になり、ベローチェの外に出ると小雨がぱらついていた。天気予報をまるで気にしていなかったが、SNSでは、雪が降っているという情報もあった。

 ラジオを聴きながら、桜木町まで歩く。風が強い。コレットマーレのリアットに寄りたかった。年末に財布と一緒にカギも失い、部屋から合鍵を見つけたからなんとかなったが、これをなくしたら今度こそ終わりだから、また改めて合鍵を作っておきたかった。合鍵を作るなんてことは今までの人生では一度もなく、初めてなのだが、値段を訊いたら五千円もするので躊躇する。いや、事前にホームページを見ていたのだが、もっと安かったんだけどな。鍵の種類によって違うのか。いったん保留にし、どうしようかと考えながら、さらに横浜駅まで歩いた。平沼のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。

◇ テレビ・ラジオ

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「ミュージックステーション」2時間スペシャルは、2023年の放送のなかから「最強パフォーマンス」ベスト30 を発表する。去年の4月に BUCK-TICK が出演していたんだな。1988年放送、BUCK-TICK 初登場の映像も流された。ここで去年に亡くなったアーティストの特集もあり、ミッシェル・ガン・エレファントが t.A.T.u. の代わりに歌った映像も流れた。「最強パフォーマンス」のランキングは、タモリは新しい学校のリーダーズを1位に予想したが、新しい学校のリーダーズと高校ダンス部のコラボは2位にランクインしていた。1位はなんだろうと思ったらサザンだった。

 今朝の「週刊フジテレビ批評」では、能登半島地震ではメディアはどのように機能したのかというテーマの対談があり、専修大学の山田健太教授、フジテレビ報道局の平松秀俊、奥寺健アナウンサーが出演した。石川テレビの稲垣真一アナウンサーとも中継をつなぐ。報道局編集長の平松秀俊が「ひとの顔が見える報道内容がいちばん視聴者に伝わる」という持論を語り、だから「遺族の取材というのは必ず必要」であり、「格段の配慮をしたうえで取材をし、報道をするというスタンス」でいるというのだが、取材中心のような言いかたがどうも引っかかる。山田健太教授は、東日本大震災を報道する全国紙と地元紙を調査した結果、「全国のメディアは美談になりがち」と指摘していた。

 今朝の「ワルイコあつまれ」には、「国宝だって人間だ!」のコーナーに五街道雲助師匠が登場していた。ボタンが押されると、酒の小咄が始まるシステム。

 放送中の「Nキャス」も追っかけ再生で観てしまう。まずは能登半島地震のニュース。石川県の死者は220名に。松本の芸能活動休止のニュースもけっこう大きく扱っていた。「週刊文春」に勝訴したことがある東国原が取材に応えてコメントしていた。たむらけんじのラジオでの発言も放送する。番組では、どのような裁判になるかを詳しく解説し、コメンテーターの菊間千乃が弁護士だからここは話がわかりやすい。スピードワゴン小沢も今日になって芸能活動自粛を発表した。この話題のあいだ、三谷幸喜はずっと無言だった。続けて、八代亜紀の訃報を扱う。趣味の絵と歌の表現の違いについて、八代亜紀が「歌は代弁者」「絵は自分の内面がぜんぶ映し出される」と話す場面があった。

 パソコンのラジコの地域判定が狂ったまま、まだ大阪になっているので、これ幸いと、さんまの「ヤングタウン」を放送直後に聴いた。さんまは今、IMMシアターのこけら落としの舞台の真っ最中だ。さすがに地震の話から始めるが、松本の件にも触れ、活動休止は岡本社長から先に連絡があったという。活動休止にしたのは「子どものためっていうのがかなり大きいような気がするね。」と推察していた。

2023年12月1日金曜日

12月1日金曜日/「首」という怪作

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 昨夜はよく眠れた。朝、遅めに起きあがり、まず、ブログを更新しようとするが、書きあげられずに途中まで。ブログを書く時間がちっとも作れず、どういうわけだか、つねに時間のなさを感じている。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」では、菊地凛子の「別れのブルース」を聴けた。水曜に放送された「週刊ナイナイミュージック」は、初回のサザン以来、ライブ潜入取材の第2弾として、ユーミンの50周年記念コンサートをナイナイが取材する。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。畑正憲、水木一郎、佐藤蛾次郎、もんたよしのり、ダークダックス遠山一の過去の出演回の映像が流れる。楽天マガジンでは、「GQ」の「MEN OF THE YEAR」に選ばれた新しい学校のリーダーズとヒコロヒーのインタビューを読んだ。

 スレッズから、山田太一の訃報を目にして驚いた。89歳。今朝には出ていた訃報だが、午後まで知らなかった。スレッズはついに検索可能となり、いずれはそうなるとは予告もされていたとは思うが、これでもう、エゴサーチと無縁の世界は終わりか。しかし、それでも、ツイッターだけの空気に支配されるよりかは2大SNS時代のほうが望ましいだろう。

 午後から外出。平沼橋に出て、紅葉坂まで歩いていく。歩きながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。磯山さやかが「爆笑問題の日曜サンデー」に出ていたのを聴きそこねてしまったが、そこで言っていたのか、小林稔侍のファンなんだそうで、それを知った高田先生が小林稔侍作品のベスト3を言わせる流れに笑う。


 紅葉坂まで歩いたのは図書館に寄りたかったからで、県立図書館、野毛山の中央図書館と順に寄っていく。そのあとは桜木町駅まで歩き、川村屋に入り、あじ天そばを食べた。510円。とり肉そばを食べたいのだが、とり肉そばはいつも人気で売り切れている。

◇ 映画

 横浜ブルク13 にて、ついに「首」を観る。17時40分の回。待ちに待った北野映画最新作であるから、ここはもう奮発して、IMAXで観ることにした。「首」はまず、初期作を別にすれば、オフィス北野のKマークが出ない初めての北野映画なのだが、それだけに、序盤のシーンに柳憂怜がいるのを見つけたのは嬉しくなった。キャスト的には過去の北野映画とつながっているかのようで、勝村政信と寺島進の共演にもやっぱり強い嬉しさがあったが、それと同時に、大杉漣の不在も感じずにはいられない。しかし、柳憂怜などは見せ場があるわけでもなく、その他大勢のように映っているだけで、画面は流れるように移動してしまうので、よく観ていないとわからない。ほかの俳優に対してもやはり、北野映画にはひんやりとした距離感がある。同じく、北野映画の常連俳優たち、日野陽仁、芦川誠、お宮の松の出演場面をきちんと観逃さなかった自分を褒めてやりたくなったが、エンドクレジットを見て、ああこんなひとも出ていたのかとわからなかったひともけっこういた。劇団ひとりに気がつけなかったのは悔しいところだ。この映画は一時はお蔵入りかとも言われ、公開をずいぶん待たされ、6年ぶりの新作公開となったが、原作小説は前作が公開された2年後には出版されていた。(この公開を待たされる期間に、たけしは小説を書きまくることになるという副産物もあった。)北野映画としては初めて、映画を観る前に原作小説を読んでいたのだが、その時点では配役はわからなかったが、秀吉のセリフにたけし本人の心情が表れているのではと感じられる箇所があった。そこに表れていたのは天下獲りのむなしさだ。戦国時代の天下獲りの物語を、芸能界で実際に天下を獲ってみせた人物が描いているという、こんな構造の作品はたけし以外には作り得ないものだ。ある面では黒澤明に挑んだようなスケールの、時代劇版「アウトレイジ」のような娯楽作品に見えつつ、極めてパーソナルな映画ともいえる。ただひたすら、天下獲りのむなしさを描いた映画のように感じられる。今年のベストワンというような性質の映画ではないんだけど、北野映画史的には重要といっていいのではないか。近年は「アウトレイジ」シリーズが北野映画のイメージとして広まっている感があるが、個人的には「アウトレイジ」シリーズよりも「首」のほうによっぽど血が騒ぐ。一筋縄ではいかない作品だろう。



 映画館の向かいのサンマルクカフェに入り、ブレンドとチョコクロを食べる。インスタに投稿。帰りの電車内では、スレッズに投稿した。映画を観終わり、2時間ぐらい経ってもまだ「首」の興奮が続いていて、「首」のことを考え続けてしまう。これは怪作としか言いようがない。

 深夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。NHKの「ニュース7」と、それから、「ミュージックステーション」をざっと早送りで観る。この番組は今や1時間の通常回のほうが珍しいくらいだ。Vaundy が初登場だったが、スタジオではなく、ライブ中の横浜アリーナから生中継での登場だった。GLIM SPANKY はユーミンの「真夏の夜の夢」のカバーを披露し、ユーミンがVTR出演した。ユーミンもこの番組には初登場だそうで、タモリとの初対面はおよそ50年前、その初対面のときかはわからないが、1985年の「週刊平凡」の対談記事の誌面が画面に出された。

2023年11月10日金曜日

11月10日金曜日/天津麺を食べた

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログをひとつ更新してから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」は、今週最後に「ラッパと娘」のステージをびしっと決めてくれた。趣里がいよいよ笠置シヅ子になってきた。しかし、当時の観客ってこんなにうまく手拍子できるかな。菊地凛子の淡谷のり子もついに登場。YouTube には「ラッパと娘」のフルバージョンがアップされているということを知り、これも確認する。先週土曜に放送された「土スタ」も「ブギウギ」特集なので録画しておいた。この番組、普段は観てないからよく知らないんだけど、この回は大阪から公開生放送。近藤春菜、足立梨花、佐々木芳史アナが司会を務める。ここに趣里と翼和希が出演し、柳葉敏郎、水川あさみ、橋本じゅん、蒼井優からもコメントのVTRが届いた。そして、客席には子ども時代のスズ子役の子がじつは最初から座っていて、歌いながら舞台に登場する。澤井梨丘さんというこの子、もっと小さい子なのかと思っていたが、じつは13歳なんだ。放送をリアルタイムで観ていたときよりも、今になって子ども時代の回の映像を観ると、この子があんなに成長したんだという感情にさせられる。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは宅間孝行。午後もそのまま、「中川家 ザ・ラジオショー」を聴いた。今日は剛がお休み、ハリウッドザコシショウが代打を務め、14時台ゲストにはなだぎ武が登場した。礼二、ザコシショウ、なだぎのトーク。今日は中断できずに、オンタイムで最後まで聴いた。

 録画していた「徹子の部屋」もすぐに観た。ゲストは高橋ひとみ。寺山修司の晩年につき合いがあり、亡くなるまで3年間、ずっとそばにいたという言いかたをしていた。「仕事のことはわからないんですけど、プライベートでどっか行ったとか、ご飯食べたとか、一緒になにをしたとか、そういうことしかないんですけど。」 高橋ひとみの経歴をよく知らなかったが、ウィキペディアにあたると、寺山修司の舞台でデビューしてるんだ。高橋ひとみを有名にした「ふぞろいの林檎たち」も、寺山修司が山田太一にお願いして出演することになったという。「若者の群像劇を山田さんがお書きになるってうかがって、寺山さんは山田さんのおうちにひとりで行って、高橋ひとみという子がいるんだけど、出してくれないかって、お願いしてくださって。もともと、伊吹夏恵という役だったんですけど、その役はなかったんですけど、書いてくださって。」 1990年放送、30歳のときに出演した回の映像も流れ、そのときにもそのことを話していた。寺山修司が亡くなってからそのことがわかったのだ。

 夕方、少し外出する。雨上がり。駅前まで出て、遅めの昼食。餃子の王将に入り、天津麺と餃子を食べた。918円。天津麺が食べられる気候にようやくなったと思ったが、外に出てみると、半袖で歩いているひとがまだいる。買いものして、1時間ぐらいで帰ってくる。

 Spotify のポッドキャストで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。パートナーははるな愛、ゲストは井戸田潤。スタジオには錦笑亭満堂がきていて、満堂も登場させられる。末高斗夢の時代は、スピードワゴンと同じホリプロコムの所属だったんだ。真打の披露目の会を武道館でやることをここで初めて知ったが、金にものを言わせている感じがしてなんとも気持ちが悪い。小朝に名前を決めてもらっておきながら、小朝の武道館公演の価値を下げることにならないか。このスタジオには大竹まことに口上に出てもらいたいとお願いにきたわけだが、放送中には断られていた。武道館にはスピードワゴンも出演するようだ。

 ポッドキャストで「ゴールデンラジオ!」の聴きそびれていた回を順に聴いていく。一昨日水曜のゲストは酒井順子。新刊「本棚には裏がある」の話が中心になるが、学生運動に関心があるという酒井順子は、その時代にはまだ物心がついていない年齢だったが、大竹まことはその時代にはどうしていたのかということを訊いていた。大竹「わたしもその真っただ中におったわけですけど。わたしはね、傍観者でした。」「ノンポリっていうのが当時いてね。風間杜夫なんかは参加していたほうで、そこをどけえみたいな、こう、おまわりさんをちょっと、なんか、一生懸命、注目してるみたいな感じで、生きてたひとの横で、わたしはのほほんとなにも知らずに。大学行ってなかったもんですからね。」 あるいは、新刊のなかで紹介されている別の本には、サハリンを訪ねた宮沢賢治のことが書いてあり、大竹まことはそこに関心を寄せる。大竹は、宮沢賢治の詩集だけは読まずにカバンのなかにずっと入っているのだという。

 11月2日放送、中山秀征がゲストの回も聴いた。この日のパートナーはにしおかすみこ。中山秀征は大竹まこととは6年ぶり、この番組に出て以来だそうだが、大竹まこととの関係は「夕やけニャンニャン」が最初だ。はちゃめちゃなことを大竹がやっていたというと、めちゃくちゃな先輩がいたからねと、やしきたかじんと上岡龍太郎という「西の両巨頭」の話になっていく。そうだ、中山秀征がナイツの番組でも話していた、やしきたかじんが味の素がなくてキレたエピソードだが、そのときにその場にいたのが中山秀征と大竹まことなんだ。テレビ朝日の「M10」という番組だが、ウィキペディアを見ると、しゃべっていることは詳細なのだが、事実には少し違いがあるようだ。

◇ 映画

 アマゾンプライムで映画を観ようと、「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」を見つけたので、これをまず観たいと思っていたのだが、いざ観始めてみたら、これ、日本語の字幕がどうやらないんだな。そんなのあるのか。英語の字幕で観るのはさすがに無理だ。しかし、映画を観る態勢をせっかく作ってしまったから、なにかしらほかの映画を1本観たく、これも観ようと思っていた「三文役者」を観ることにした。先日、「文藝別冊 竹中直人」を読んだから、竹中直人の出演作をなにか観たいと思ったのだが、アマゾンプライムには意外と少ないんだ。「三文役者」は 2000年の公開作。新藤兼人監督が殿山泰司の生涯を描いている。竹中直人と荻野目慶子が夫婦となり、若い時代から年をとるまで、かなりの年月を通して演じている。乙羽信子が語り手となり、殿山泰司が出演する実際の映画の映像もときどき差し込まれる。過去の話なのに風景は現代で、ジョナサンが映っていたりして、この時代はいったいいつなんだと思う場面もあった。ある種、ファンタジーのような映画だ。終盤には、今村昌平ら、映画監督たちの証言もあり、ドキュメンタリーのようになっていった。新宿ピットインの場面では、サックスを吹く菊地成孔のすがたがあった。

 録画残量を作る必要があり、録画していたテレビ番組を夜にも観て、深夜にブログをもうふたつ、がんばって更新した。深夜3時半頃に眠る。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...