ラベル 河合優実 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 河合優実 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年5月6日火曜日

5月6日火/とにかく「あんぱん」

◇ テレビ・ラジオ

 ゴミをまとめていたが、雨の予報だということを忘れていた。じきに降り出すだろうから、ゴミを出すのはやめて、眠ってしまう。早朝から眠り、起きあがったらNHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。女子師範学校、のぶ・今田美桜は掲示板に体育大会の貼り紙を見つける。教室にいる黒井先生・瀧内公美に「体育大会に応募したいがですが。」とお願いすると、「私の一存では決めかねますが、志願する理由は?」「走りたいきです。」 黒井はのぶの顔を見て、目をぱちぱちさせる。「私は子どものころから、いつも走ってました。ただ走りたいがです。」「それなら、そのへんの野原でも走ってなさい。」 のぶが外のベンチに座っていると、そこにうさ子・志田彩良もやってきて、隣りに座る。「のぶちゃん、だめやって。あんなこと言うたら、出してもらえんに決まっちゅうやろ。」「わかっちゅう…」「ほいたらなんで? 走りたいきらあて、子どもやあるまいし。」「女子師範学校の名誉のために走ります、というたらよかったかえ?」「それじゃあまだ足りん。学校の名誉と、忠君愛国の精神や。」「走るときにそんなこと考えれんて…。」「うちはのぶちゃんのため思うて言うがで。うちらは、黒井先生の精神に倣うべきや。そうせんと、大会にも出してもらえんし。なにより、のぶちゃんがいちばんつらいやろ。」 昭和12年7月。朝田家では、家族が朝食をとっていた。豪・細田佳央太が勢いよくたいらげる様子を蘭子・河合優実が見ている。「豪ちゃん、おかわり?」「いただきます。」 蘭子がご飯をよそいにいく。メイコ・原菜乃華「のぶ姉ちゃん、夏休み戻ってくるろうかね?」 母・江口のりこ「うん、そりゃ戻ってくるやろ。」 メイコ「ちゃんとやりゆうがやろか?」 蘭子「うちはあんたのほうが心配や。」 メイコ「えっ、なんで?」 ラジオからは盧溝橋事件のニュースが流れる。ヤムさん・阿部サダヲが外から入ってきて、ラジオを見る。母「また支那といくさですか?」 豪は神妙な顔をする。祖父・吉田鋼太郎「うーん、ま、すぐ片づくじゃろ。」 場面は女子師範学校の教室に。黒井「ニッポンは一丸となり、勝利に向かって一致団結する。そうなればおそらく、敵などは外周一色、しかし、油断はなりません。ひとたび男子が戦場におもむけば、その銃後を守るのは女子の役目。女性教師は、その規範となるべき存在です。時勢にうかれず、日々の務めをまっとうせねばなりません。今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」「はい!」と返事をする生徒たちだが、のぶだけはその声を出せずにいる。たかし・北村匠海の学校では、ヌードデッサンをしていた。ケンちゃん・高橋文哉「こりゃあ天国ばい。俺ちょっと、向こうの角度からも見たかとせず。」 座間先生・山寺宏一「とりあえず、手を動かそうか。」 たかしの絵を覗き込み、「うん、悪くない。」「ありがとうございます。」「でも、こことか、ここのタッチが硬いなあ。ヘンミくんの見てみようか。」といって、たかしは座間とヘンミの絵を見に行く。あの馬の絵を描いていた生徒だ。たかしは驚きの表情になる。座間「ヘンミくん、ひょっとして天才?」「だめです。なんか変だ。こんなもんじゃないです。」「そんなもんでいいよ。これ以上上手いと、私の立場がなくなるし。」 校舎の外、たかしとケンちゃんが並んで座っている。たかし「どうしたらあんな絵が描けるんだろう。」 ケンちゃん「考え込むのやめりい。どげんもならんとよ。そげんとよりも、見てみい、あそこば。」 廊下ではヌードモデルの女性が帰ろうとするのを座間先生が呼び止めていた。「今日はありがとうございました。銀座にいい店を知ってるんですけど、ご一緒にどうです?」「ごめんあそばせ。」といって、ヌードモデルは帰ってしまう。ケンちゃん「先生、ふられたばい!」「ケンちゃん、声が大きいんだって。」 歌い出す座間「ワッサワッサワッサリンの、モンチキリンのホーイ。」 ケンちゃん「なんか、呪文唱えだしたとよ。」 座間「ヤカンリッカンが、ヒッキリモッキリのリー。」「なんかこっちきよっちゃけど…。」とおびえるふたり。場面は教室に替わる。座間はさっきの歌の歌詞を黒板に書く。「これ、図案科の歌だ。」 たかし「歌ですか?」 ケンちゃん「ぜんぜん意味がわからんちゃけど。」「まあ、俺もわからん。」 たかし「先生もわかってないんですね?」「つまり、自由ってことだ。柳井、お前、この歌詞を解釈してみろ。」 たかし「えっ?」 ケンちゃん「先生、こげんヘンテコな歌詞に意味とかなかでしょ?」 しかし、たかしは独自の解釈を始める。「嬉しいじゃないか、みんなで騒ごうぜ…。」 ケンちゃん「適当に言うやろ?」 座間「柳井くん、きみいいね。」 たかしは立ちあがり、続ける。「難しい理屈なんて、茶化してしまえ。自由に生きよう。」 画面にはセリフのとおりにテロップが出る。先生「ワサビ酒ひっかけ、シャッポふってブラボー。」 たかし「鬱な気分よ、バイバイ。」 座間は笑顔になり、「柳井くん、いいね。いいよ!」「いっちょもわからんちゃけど、柳井くん、よかよか。」といって、ケンちゃんが拍手を始めると、まわりの生徒たちも拍手する。たかしは銀座の街に立ち、スケッチブックに絵を描く。場面は女子師範学校の教室に替わる。暗くなった教室に、のぶがひとり座っている。黒井先生の「今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」という言葉が思い返される。いっぽう、たかしは銀座の本屋だろうか、書棚から井伏鱒二の「厄除け詩集」を抜き出し、手にとっていた。場面は替わり、カフェにいる座間先生と生徒たち。ウエイターに「先生、あの歌聴かせてよ、あのヘンテコな歌。」と言われ、「うん、いいよ、お前らももう覚えたよな?」「はいっ、完璧です。」「さすが年の功、9年浪人したキュウちゃん!」 たかしとぶつかったあの生徒だ。ヘンミ「あんな変な歌、ここでは歌いたくないです。」 座間は無視して、「店長、ギターあったよね?」 たかし「座間先生、ギター弾けるんですか?」「いや。」「えっ?」「誰か弾けない?」 つぎの場面では、みんなであの図案科の歌を元気よく歌い始める。ギターを弾いているのはケンちゃんだ。ほかのお客からも「アンコールだ! もう一回歌ってくれ!」と声がかかる。そこに軍人がふたり店に入ってくる。盛りあがっていると、軍人がふり向き「騒がしいな…」とつぶやく。「おい、そこの学生!」 静かになる店内。「ふざけた歌はやめろ。うるさくて話ができん。」 座間「ふざけた歌? わが校の図案科で歌い継がれた名曲ですよ。」「なにい?」「もういっぺん、あたまからいこう。弾け! ほい、ほれ!」と、ケンちゃんにギターを弾かせ、座間だけがひとり元気よく歌い続ける。「やめろといったらやめんか!」 座間は「やめん!」と言い返し、歌うのをやめない。「その精神、たたきなおしてやる!」 カフェのウエイターが軍人を止め、替わりに謝る。たかしたちは戸惑いの表情。場面は替わり、朝田家。豪がなにかに目を落としている横顔。帰ってきた母が「豪ちゃん、どういたがて。」と声をかける。「豪ちゃん?」と言われ、豪がふり向く。豪が赤い紙を手にしているのがぼんやりと映る。母はそれに気がつき、豪は母と一緒にうちのなかに入ってくる。座っている祖父母に「親方、入隊が決まりました。」と声をかける。祖母・浅田美代子は立ちあがり、「豪ちゃん…」とつぶやく。豪は笑顔を作り、「わしも、ひとなみにご奉公できます。」 祖父も嬉しいことのように「おめでとう、豪。」 母も「おめでとうございます。」 豪「ありがとうございます。親方、すみません、石屋の仕事ができんなるので、入隊までしっかり働きます。」「ああ」といって、祖父は豪の肩をたたく。そこに蘭子が「ただいま」といって帰ってくると、赤紙に気がつき、表情が変わる。豪の顔を見る蘭子は、少しの沈黙のあと、「おめでとうございます。」といって、あたまを下げる。つぎの場面では、のぶが走って帰ってくる。朝田パンでは蘭子がひとりで店番をしていた。のぶはぼんやりしている様子の蘭子をいぶかしみながら「蘭子、ただいま。」と声をかける。蘭子は普段の蘭子に戻り、嬉しそうに「おかえり」と答える。「豪ちゃん、どうしゆう?」「ずっと作業場におる。入隊までに少しでも多く仕事するがやって。」 小さくうなずく蘭子に、のぶも小さくうなずき返す。母はのぶに説明する。「豪ちゃんのご両親はとうにいのうなっておらんけんど、足摺岬にひとりで暮らしゆうお婆ちゃんがおるがやと。そこに寄ってから入隊するがやって。せめて、壮行会でも開いちゃりたいと思うて。」「そやね。」 豪にはその会話が聞こえていたかどうか、目の届くところで仕事をしていた。蘭子の部屋、蘭子がひとりでいるところにのぶが入ってくる。「こないだ、好きなひとがおるって言いよったでね。」 蘭子は笑う。「あれは、豪ちゃんのことやないが?」「なに言いゆうがで。」 蘭子の顔を見ているのぶの顔を蘭子は見返す。蘭子はまた違うほうを向き、「そうやとしても、どうにもならんがやない。」「そんなことない。ちゃんと伝えたほうがいいと思う。」「どういて…?」「蘭子の気持ち知ったら、豪ちゃん、なにがなんでも死なんと、戻ってくるかもしれん。豪ちゃん、優しいき、蘭子を悲しませんために、必死に生き抜いてくるって。」「でも…」「戻ってきてほしいがやろ?」 のぶの顔をちらっと見て、蘭子は黙ってうなずく。蝉の鳴く声。今日はここで終わり。

 配信終了間近の番組に「あんぱん」のスペシャルトークショーというのがあり、録画しそこねてしまったと思ったが、これは3月に放送されたものの再放送で、一度観ていた番組だった。しかし、もう一度観なおしてしまった。ドラマをここまでの1か月観て、どんなドラマかをわかってから観るとなお面白い。登場人物たちにすっかり情が入ってしまう。

 5月3日放送「インタビューここから」は今田美桜がゲストだった。インタビュアーは「あんぱん」ではナレーションを担当している林田理沙アナ。「あんぱん」のオーディションが行われた部屋でインタビューが行われたのだが、今田美桜ぐらいのすでに売れてる女優でもこういうシビアなオーディションがあるんだな。書類審査、ビデオ審査、グループオーディション、最終カメラテストという段階を踏み、ビデオ審査では「アンパンマンのマーチ」の歌詞にお芝居をつけるというものがあった。なぎなたをふる審査もあったのだ。今田美桜は、福岡ではモデルをやりながら地元のテレビの情報番組のリポーターをやっていた。ドラマで共演した中井貴一が「お前は30点でいけ」と言ってくれた話など。やなせたかしについては「なんかきっと、やなせさんってすごく、深いけど、でもわりとシンプルで、今、みんな、当たり前にしてることの大切さみたいなのを教えてくれてる気がしてて。食べるとか、よく笑うとか、そういうのを改めて気づかされるなあって思う日々ですね、作品撮りながら。」 戦争を追体験しているかたちでもあるこのドラマのなかで、どんなことを感じますかという質問があり、このインタビューのときにはちょうど戦時中、戦後を撮っていたようだ。「のぶさんは学校の先生でもあり、学生のときから愛国の鑑と呼ばれてるひとだったので、子どもたちに、戦争はこうあるべきだ、男の子はこうでなくてはいけない、戦争に行くために立派な兵隊さんになりなさいって教えを説いてるんですけど、でも、当時の先生もきっとそうだっただろうし、だけどやっぱり身内が亡くなったり自分の大切なひとが亡くなったらそういうわけにもいかないし、ていうその、学校の先生としての正義と、ひとりの人間としての正義と、なんかやっぱりそれはいろんな角度でまったく違うもので、どちらかが見たらそれは悪だし、どちらかが見たらそれは正義で、ひとつの戦争をいろんな角度から描いてると思うので、うーん、なんかそこの感情を、揺れ動く感情みたいなのは、あの、ぜひ、なにか感じ取ってもらえたら嬉しいし、より身近に起こってたみなさんの思いっていうのを、今回「あんぱん」では表現してるんじゃないかなあとは思います。」

 昨日、こどもの日に放送された「探検ファクトリー」には、永瀬ゆずなちゃんと木村優来くんが出演。中川家とすっちーが工場見学をする番組だが、今回はあんぱんの工場を訪れている。ゆずなちゃんは江口のりこと一緒に食堂に行っていたとか、優来くんは阿部サダヲとめっちゃ仲良くなったということなどを話していた。

 今日の午後に放送された「あの日あのときあの番組」では、「あんぱん」に合わせ、2011年9月放送「爆問学問」のやなせたかしの回を再放送した。司会は森田美由紀アナ、ゲストに河合優実を迎え、一緒にこの番組を観る。蘭子のモチーフはロールパンナちゃんなんだそうで、正義の心と悪の心をあわせもっているというキャラクターなのだ。そして、「爆問学問」。爆笑問題がやなせたかしの仕事場を訪ねる。やなせたかしは 92歳、爆笑問題も40代。当時も観ているはずだが、震災後に「アンパンマンのマーチ」が脚光を浴び、この番組はそのタイミングだったのだ。手塚治虫についてずいぶん語っていたんだな。やなせたかしがのぶさんについて話している映像も、2004年放送「スタジオパークからこんにちは」、1999年放送「土佐熱烈観察団」という番組から流された。

 昨日放送された「視点・論点」の再放送では、中野晴行がやなせたかしについて語っていた。中野はやなせたかしの忘れられない言葉として、やなせが90歳のときに言った「僕はサンカク人生だ」という言葉をあげる。「僕は絵を描く 詩を書く 恥をかく」の「3カク」という意味、失敗を恐れずに大いに恥をかく人生ということだ。やなせは、1960年には永六輔のミュージカルで舞台美術を担当、このときの音楽を担当したいずみたくと「手のひらを太陽に」を作る。談志師匠との「まんが学校」にも触れられた。そして、「千夜一夜物語」の美術監督を担当、それが虫プロとの縁になり、自身の絵本「やさしいライオン」を原作にしたアニメを監督。そのフレーベル館からもう一冊と頼まれて出したのが「あんぱんまん」なのだ。1973年には「詩とメルヘン」が創刊。1999年には「ノスタル爺さん」でメジャーデビュー。Spotify で検索してみたら、配信されていた。

 NHKプラスで、昨日から再放送が始まった「とと姉ちゃん」も観始める。その前に、高畑充希がインタビューされていた再放送のPR番組も観たのだが、「暮らしの手帖」の大橋鎮子と花森安治の物語がこのドラマだったと改めて認識し、これは観ておいたほうがいいんじゃないかと思った。しかし、「あんぱん」と同じような深度で観ていたら時間がいくらあっても足りなくなってしまう。2016年放送、脚本は西田征史。まず初回、物干し台に登るシーンは、なにで観たのかはわからないが見覚えがあった。ただ、1話を観たかぎりでは、やっぱり「あんぱん」ほどは惹かれるものはないのだ。逆に、「あんぱん」は自分にとっては突出して好きなドラマなのだとも確信する。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」も万博の会場から公開収録、ゲストはコシノ三姉妹。コシノ三姉妹は岸和田出身なのだ。コシノジュンコは今度の万博に参加もしている。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は、元日の東野幸治がゲストの回の続き。東野と井口の出会いはテレビ朝日の「みえる」という番組。最近気になる芸人はいますかという井口からの質問に、東野はランジャタイの名をあげる。

 バラバラマンスリー枠で、昨夜から始まった「松井ケムリのモクモク旅」という番組。ケムリが「モクモクスポット」をめぐる番組ということなのだが、初回は、森進一の息子のHiroとゴー☆ジャス、3人で焼肉屋に行く。ケムリとHiroは同い年、もともと友だちなんだそうだが、ケムリとゴー☆ジャスは初対面。スタッフなし、手持ちカメラで撮影される。

 先月、2週にわたって放送された「秋山アーカイブ映像センター」は、家に眠るホームビデオをなんとかする番組。調布市でチラシを配布して募集した。ロバート秋山のアシスタントはなぜか剛力彩芽。まず、最初のビデオは現在54歳の女性から、36年前のハワイの家族旅行の映像が出される。1989年のハワイだが、これはドキュメンタリーとしてすごく面白い。なんの作為もない面白さ、なんてことのないこのホームビデオを、テレビの編集のプロのスタッフたちが秋山の指示で加工していくという企画なのだが、加工する前のほうがだんぜん面白いのだ。2組目の家族がもってきたのはDVDだったが、なんと、56年前の8ミリフィルムをコピーしてきたものだという。老夫婦の若かりしころのデートの映像に感動させられる。2週目、3組目の家族は29年前に撮影された祖母の古希祝いで行われたかくし芸大会の映像。クロマキーにより、秋山がここに参加する映像に加工される。応募された映像には子どもやペットのショート動画が多かったそうで、この番組ではそれらの映像もなんとかしてみせ、「何も起こらない調布の日常映像10連発」として流された。

 録画残量を空けねばならず、ずっと観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」をようやく観る。去年2月の放送はAマッソとバンドを組む企画。3月には「お笑い蠱毒王」という企画があり、永野、ダブルブッキング川元、みなみかわ、エル上田が出演していた。エル上田は5年ぶりのテレビ出演。永野は、エル上田と川元は「負け顔」ができないと指摘する。「PON!」の企画で、屋上に100人の芸人が立っているなかにエル・カブキもいたそうだが、まったく面識のない上田のところに永野がやってきて、「お前のそういう複雑な心模様、テレビいらねえんだからな。」と言われたという。最終回の前週には、「ブチギレ-1」をふり返るというニセ企画で集められたメンバーが「がんばれ地上波!」はなぜ終わるのかというテーマで討論をする。最終回は「終王ノブ」。千鳥ノブを使ってやりたい放題、最終回なのにランジャタイは最後までまったく出てこなかった。

 今夜の「さんま御殿」は「旅のトラブル大報告会」というテーマ。銀シャリ鰻が先週に引き続き出演。この番組の歴史のなかで、2週連続の出演は初めてだそうだ。浜野謙太や元NHKの中川安奈が初登場、「地球の歩き方」の元編集長も出演した。

 ブログの更新をようやくひとつ。一回中断してしまうと、また一週間ぐらい空いてしまう。深夜はラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。ラランドニシダが太田の「笑って人類!」の書評を書いてくれたそうで、お返しに、太田がニシダの小説について語る。それから「デララバ」にやってきた清水ミチコの話になるのだが、そのときの会話を「ビバリー」で話していたことがぜんぜん違うといって怒っている。名古屋では内田恭子と古舘伊知郎に会い、古舘がゲストだった「ビバリー」の話にもなった。

2025年5月5日月曜日

5月5日月/リキッドルームまで

◇ あんぱん・ラジオ

 ほとんど眠れずに目が覚めてしまい、早朝、NHKプラスで、土曜の朝に放送された「まだ間に合う!あんぱん」という20分番組を観た。ここまで5週間のダイジェストが20分にまとめられているのだが、最後のこれからの放送の予告はちょっとネタバレがすぎやしないか。そんなに知りたくなかったというところまで知らせてくれた。

 早朝から眠りなおそうとするが、また数時間で目覚めてしまう。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。ナレーション「たかしが東京へ旅立つ日がやってきました。」 時代は昭和12年になった。御免与駅、たかし・北村匠海が柳井家のみんなに見送られる。たかしはメガネをかけるようになった。叔父・竹野内豊「おもいっきり好きな絵を描いて、学んでき。」 たかし「叔父さん、いろいろとご負担をかけて、すみません。」「気にすな。出世払いじゃ。あとでたんまりふんだくっちゃお。」といって、叔父はたかしのあたまをつかむ。叔母・戸田菜穂「ちゃんとご飯食べるがで。」 ちひろ・中沢元紀「兄貴、落ち着いたら手紙くれ。」 そこに自転車のベルの音が聞こえ、ヤムさん・阿部サダヲがやってきた。たかし「ヤムさん。わざわざ見送りにきてくれたんですか?」 ヤムさんはたかしに「これ、俺の気持ち。」といって、封書を渡す。「汽車で、読んでな。」「気持ち悪ぃ…」と小さくつぶやくたかし。列車が到着し、たかし「では、みなさん、ありがとうございます。行ってきます。」 汽車のなか、「ヤムさんの気持ちって…」とつぶやきながら封を開くと、中身はのぶ・今田美桜からの手紙だった。「嵩、東京行っても頑張りよ! うちも頑張るき! のぶ」 いっぽう、朝田家では、のぶはひとり、黒田先生・瀧内公美の言葉を思い返していた。「あなたはおのれに負けたのです。愛する祖国のために、全身全霊で尽くすこころがないから、負けたのです。」 うさ子・志田彩良に負けたなぎなたの試合が思い出される。のぶは竹の棒を手にして、威勢よくふりまわし、稽古をする。ナレーション「のぶたちに後輩ができました。」 女子師範学校の寮、のぶとうさ子に後輩ふたりがおじぎをする。うさ子「し、室長の小川です。」 のぶ「2年の朝田です。」 互いに目を見合わせ、うさ子はたどたどしく説明を始める。「ま、まず、廊下は私語禁止。先輩に会うたら、一礼し、道をゆずること。先輩は、後輩の1時間前に起床し、後輩の、洗濯や、靴磨きはすべて先輩…」 のぶ「うさ子ちゃん、逆、逆。」 うさ子「ああ、逆です、逆!」 こういうところはまだ、昔のうさ子ちゃんのままなのだ。教室、黒田先生が話している。「卒業まで、あと1年しかありません。1年後には、あなたたちが指導する側になるのです。小川さん!」「はい。」「どんな教師になりたいですか?」「私は裁縫を教えて、銃後を支える立派なおなごを育てたいがです。」 先生は小さくうなずく。「朝田さんは?」「私は、子どもらあに体操の楽しさを教えたいと思うちょります。」「では、あなたが思う、立派な教師とは?」「それは…」とくちごもると、「返事が遅い!」と一喝。「立派な教師とは!」 生徒みんなが「大和魂をもつ、教師です。」と答える。「ニッポンが誇る、先哲の教えを自らの血肉とし、それをもって、子らを教え、導かなければなりません。」「はい!」とちから強く返事する生徒たち。一拍遅れて、のぶも「はい」と返事する。場面はたかしの学校の教室に替わる。所在なさげにうろうろしているたかし。スケッチブックに馬の絵を描いている生徒を後ろから覗き込み、「上手い…」とつぶやくと、その生徒は黙ったまま、スケッチブックを抱えて逃げていってしまう。たかしもその場を移動しようとすると、別の生徒にぶつかり、じっと見られる。「あっ、すいません。」と謝るが、相手は無言。そこに「あれっ、柳井くん?」という声。声の主はケンちゃん・高橋文哉だった。「柳井くんやなかとねえ?」といって、駆け寄ってくる。「ケンちゃん?」「柳井くん、受かっとったとね? すごかあ。」「あれっ? 落ちたんじゃなかった?」「補欠合格で拾われたとよお。」「はああ、そうかあ。よかったあ。ほんとによかったあ。」と、ケンちゃんの肩をたたく。「ここの制服、すごかねえ。殺し屋みたいっちゃも。」「うん、ネクタイとか、すごい…」「怖かあ。ばってん、俺が着たら、大道芸人みたいに見えん?」「うん」というたかしに「なんでえ!」といって、じゃれあうふたり。そこに「おーはーよ!」という声。先生、山寺宏一がついに登場。「おーはー」かと思ったら「おーはーよ」だった。「はい、着席ィー。」 着席する生徒たち。「担任の座間です。」 見るからに明るく面白そうな先生は黒田雪子とは対照的だ。たかしを指差し、「きみ。名前は?」「あっ」といって立ちあがり、「えっと…、柳井たかしと申します。」「柳井くん、きみは将来、なにになりたい?」「絵描きではメシが食えないといわれて、図案科に…。将来は…、まだ…」「なにごにょごにょ言ってんのお?」とおどけた口調で訊くと、生徒たちから少し笑いが起こる。たかし「すみません…」「まあ、いいんだそれで。きみらの将来は真っ白だ。何色に染まるかは、きみら次第だ。デザインの学校に入ったからって、デザイナーになる必要なんてない。小説家でも、タップダンサーでもいいんだ。」 少しざわつく生徒たち。ケンちゃんが手をあげ、「先生、タップダンサーってなんね?」と訊くと、先生は教壇の上で、少しタップを踏んでみせる。「どげんしたと? 足がかゆかとですか?」 また少し笑いが起こる生徒たち。「まあまあ。机で学ぶことはなにもない。お前ら、銀座に行け。世の中を、こころとからだで感じてこい。話はそれからだ。」 場面は路面電車が走る銀座に替わり、制服姿のたかしとケンちゃんが歩いている。ショーウィンドウを見たケンちゃんが「かっこよかあ。すごかねえ。」と驚く。映画館の客席に座るふたりは「フランケンシュタイン」を観ていた。劇場を出ながら、ケンちゃんが「こげん話思いついたやつ、あたまとっちらかっとるばい。ねえ?」というと、たかしは看板を見上げ、「いや、この映画を作った監督は天才だよ。怪物役のボリス・カーロフもすごい。衝撃的だったあ。」と興奮気味に語る。ケンちゃんは道行く女性を見て「衝撃ばい…」とつぶやく。つぎつぎに通る女性たちに「柳井くん、銀座に美女がうじゃうじゃおるげな。」 ケンちゃんが女性の顔を見ていたら会釈をされる。「どげんしよう、みんな美人に見えるっちゃけど。柳井くん、俺、ちょっと、美人がどんぐらいおるか、数えてきてもよか?」「うん、どうぞ。」と受け流すたかし。ひとりになったたかしは、銀座の風景を眺め、スケッチブックを取り出し絵を描き始める。下宿先に帰ってきたたかしは銀座で描いた絵を脇に置き、手紙を書いていた。すると、戸をたたく音がする。「はい、どちらさまですか…?」 たかしがそろそろとふすまを開けると、そこに立っていたのはケンちゃんだった。「えっ!? ケンちゃん?」「138人。」といって、チェックした痕が書かれている手帳を渡す。「今日見つけた美人の数たい。」「なに、これを報告しにきたの?」 笑いながら部屋に入ってくるケンちゃん。「狭か部屋やねえ、おんぼろやし。まあ、男ふたりなら、ちょうどよかよね。」「うん。うん、ん? え?」「親戚んちに世話になっとったっちゃけど、学校から遠かとよ。やけん、ここでよかあ。」といって、部屋に寝そべる。「ごめん、なに言ってるかわかんないんだけど。」「家賃も食費も、ふたりで折半のほうが安かろうもん。よかろ?」「はああ、ケンちゃん…。」 場面は女子師範学校の寮に替わる。のぶが歩いていると「朝田さん」と呼び止められ、事務員さんに「お手紙ですよ。」といって、手紙を渡された。封書の裏には「柳井嵩子」と書かれていた。のぶは部屋で手紙を読み始める。「前略のぶちゃん、お元気ですか? 東京はたいそう面白いところです。学校も街もひとも、すべてが刺激的です。下宿先の部屋は狭いです。そのうえ、新しくできた友人が転がり込んできて、さらに狭くなりました。」 のぶは「たかし、もう友だちできたがかい…」とつぶやく。「その友人と毎日、銀座の街をぶらぶら散策しています。のぶちゃん、子どものころ、銀座の話をしたのを覚えてますか?」 子どもの頃に会話した場面が挿入される。のぶ「銀座って、どこにあるが? あの山の向こうかい?」 たかし「あの山越えて、海越えて、ずっとずっと遠く。」 思い返しているのぶの表情。「のぶちゃん、いつか東京においで。ここには自由があるんだ。」「自由…」とつぶやくのぶ。「のぶちゃんと、銀座の景色を見たい。驚いたことに、銀座を歩いている女のひとは美女ばっかりです。友人も驚いています。銀座には美女しかいないけど、どうなってるのかと。」「はあ?」と声を出すのぶ。しみじみしたBGMも止まる。「そんなわけで、とにかく僕は楽しくやってます。」 手紙の最後には、銀座の街でたかしとケンちゃんが美女たちとフランケンシュタインに囲まれた絵が描かれていた。のぶは憎たらしい口調で「そんりゃあよかったですね。たっせえがあのたかしのくせに、生意気じゃ…。」 場面は道場に替わり、なぎなたの稽古をする生徒たち。「のぶちゃん、いつか東京においで。ここには自由があるんだ。」というたかしの声がリフレインされる。なぎなたを「やあ!」と突くのぶ。「自由とはほど遠く、もがくのぶでした。」というナレーションで今日は終わり。涙と笑いのバランスが素晴らしい。たかしもだんだんユーモアのある青年になっていってる感じがする。

 SNSから知った YouTube の動画で、「あんぱん」のキャストでNHKプラスをPRする1分のミニドラマをやっているのも観た。阿部サダヲと江口のりこがパンを作っていると、三姉妹が順番にやってくる。蘭子がこの時代になぜかスマホをもってくるのだが、阿部サダヲと江口のりこが面白いのはもちろん、河合優実のコメディセンスが冴えている。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。ナベプロヒストリーを語り出したら止まらなくなる高田先生。12時台ゲストは泉麻人。「冗談画報」の本を作っているというからこれは楽しみだ。松本明子も「冗談画報」にはビッグサースデーの一員として出たことがあり、高田先生は「ぐちっこダンサーズ」の推薦人として出演したそうだが、「ぐちっこダンサーズ」なんて名前はまったく初めて聴いた。高田先生が春やすこ・けいこの座付き作家をやっていたというのも知らなかった。滝大作が亡くなっていたというのも知らなかったが、検索すると、去年の10月に亡くなっていたのか。恒例の「ベスト3」は「忘れられない昭和の名曲」、泉麻人は、太田裕美、三田明、クレージーキャッツを選んだ。泉麻人は石破茂の同級生でもあった。

 昨日から慢性鼻炎のクスリを飲み始めたが、ぜんぜん効いている感じがしない。飲み続けると効果があるのかどうか。今日は腹も減らないし、眠くもない。しかし、どうも腹にガスが溜まっているようで、呼吸に問題があるからのような気がする。

◇ 新横浜・恵比寿・自由が丘

 午後から外出。天気がよく、パーカーではやや暑くなりそうだが、夜は気温が下がるだろう。東横線直通、まずは新横浜に出る。図書館の本が予約が入っていたために延長できず、返却しなければならなくなったが、二俣川の行政サービスコーナーは祝日は休み。どこか寄れる図書館はないかと考え、新横浜から歩いて行ける港北図書館で返却することにした。横浜アリーナの横をひさしぶりに歩いていく。グーグルマップを見ると、それほど時間はかからないだろうと思ったが、歩いていくつもりの道がじつは地下を通っていることがわかり、歩行者が通れる道ではなかったから少し遠まわりになった。港北図書館は初めて利用する。2冊返却し、新たになにか借りていこうと、閉館時刻まで40分ぐらい棚を眺めてまわったが、これというものが見つからず、無理して借りることもないかと思い、借りずに出ていく。

 菊名駅まで歩き、東横線の各停に乗り、代官山に移動する。代官山からさらに恵比寿に歩いていく。どういうわけか腹が減らず、しかし、さすがになにも食べないわけにはいかないから店を探すと、富士そばがあった記憶があったが、あったはずの店が見つけられず、グーグルマップで検索してみると、その店は閉業していた。もう1店、駅の近くにも富士そばがあり、そちらで食べていく。かつ丼、600円。

 恵比寿にわざわざやってきたのは、リキッドルームにて開催されている「石野卓球の地獄温泉EXPON」を観るため。「石野卓球の地獄温泉」15周年を記念し、これまでの歴史をたどる展示がされていて、入場無料でもあるからこれはぜひ足を運んでおきたいと思った。しかし、入り口では大々的に宣伝されているわけでもなく、案内が非常に小さい。念のため、入場無料をよく確認してから入っていく。お客さんがぞろぞろと詰めかけているわけでもなく、恐る恐る階段をあがっていくが、リキッドルームは何度もきているのだが、ライブでしか入ったことがないからどこで展示をしているのかわからなかった。奥がカフェになっていて、案内の矢印がそこに向かって出てはいるのだが、入っていいものかと少し様子を見ていると、ほかのお客が入っていったので、ついていくように一緒に入った。カフェのさらに奥にはギャラリーみたいなスペースがあった。会場には過去のDJ音源が流されていて、若い女の子のスタッフが2名いた。ごく小さいギャラリーだが、ひとまわりして、過去のグッズ、Tシャツ、ポケットティッシュ、手ぬぐい、入場者に配られたドングリなどを眺めていく。「地獄温泉」は初期には通ったが、何回ぐらい行ったかな。記憶がはっきりしないが、行かなくなってしまったのは自分の経済的な事情だ。今回の展示の図録があり、見本をぱらぱらと見てから買おうと思い、スタッフの女の子に訊くと、なんと、すでに売り切れていた。図録だけでなく、今回のためのグッズはすべて売り切れ。残念だが、高額だったので少しほっとする。場内の写真を撮っていいか、確認してから、ひととおり写真を撮っていく。会場にいたのは15分ぐらいだったろうか。

 再び、代官山まで歩き、東横線に乗る。せっかく都内まで出てきたのだからブックオフに寄っていこうと思い、まずは自由が丘に移動する。駅前の書店が閉店するというニュースを見たのはいつだったか、駅前の風景はこれから変貌しそうだ。わざわざ寄ったブックオフだが、これといっていいものなし。110円文庫本をなんとか1冊見つけ出していく。ゴールデンウィークの20パーセントオフセール中だが、この店は価格設定が単行本は550円以下、文庫本は330円以下となっていて、そもそもが高い。

◇ テレビ・ラジオ

 自由が丘から綱島に移動し、西口のブックオフにも寄ってから、夜遅くに帰宅する。帰りの電車内から少し苦しくなっていたが、こらえていた咳をし始めたら止まらない。げえげえ吐き気もする。夕方にかつ丼を食べただけなのに、腹がぱんぱんに張っているのが変だ。

 テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は万博の会場から公開収録、ゲストは桂文枝。5年ぶりの出演。前回は山瀬まみと一緒の出演だった。公開収録では文枝は客席に向かって語りかけ、ここでは文枝のほうがホームグラウンドのようだ。文枝は前の万博のときには27歳、渥美清、仁鶴、淀川長治らと一緒に司会をした番組があったという。そのあとには、妻を亡くし、アレクサとの暮らしを語るのだが、この前の「演芸図鑑」に出ていた弟子よりも、文枝のほうがよっぽど感覚が若々しい。ウクレレも演奏し、歌声を褒められた文枝が「ハニーボイスと言われてるんですよ。」というと、徹子さんが「犯人ぽい?」と聴き間違えていた。

 深夜には、土曜の「木梨の会」をタイムフリーで聴いた。いつもの所ジョージに加え、清水ミチコが生出演していた。憲武とミチコさんの接近が嬉しい。このふたりは漠然と同世代かと思っていたが、ミチコさんのほうが3歳上だとはちょっと驚いた。所ジョージの古希祝いのパーティーのことはこの番組でも話していたが、この放送でもミチコさんに芸をやらせる。憲武でなければ、こんな展開はないだろう。

2025年5月1日木曜日

5月1日木/うちのなかが不衛生

◇ テレビ・雑誌

 朝、NHKプラスで、放送直後の今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜がまた朝田家に帰ってきた。外にしゃがんでいる豪・細田佳央太に「豪ちゃん、ただいま。」と声をかける。豪「のぶさん、お帰りなさい。」「あれ?」「のぶ」「お帰り」「急にどういたが?」という声がする。祖母・浅田美代子、母・江口のりこ、メイコ・原菜乃華が座っている。のぶ「蘭子は? イワオと縁談進んじゅうってほんま? 蘭子どこ?」 メイコ「イワオさんに返事するゆうて、さっき出かけた…。」「えっ?」 団子屋にはたかし・北村匠海とちひろ・中沢元紀がいた。ちひろ「先に読みや、わしはあとでいいき。」といって、「受験の友」を兄に渡す。「お前、いいやつだな。」「兄貴のほうがせっぱつまっちゅうやろ?」 笑いながら「やな弟だな。」といって、たかしはにやにやしながら雑誌を開く。横から覗いたちひろがマンガに気がつき、「兄貴やないかい?」 雑誌には「珍舞踊浪人人形」というマンガが載っている。「そう、お前に言われて送ってみたんだよ。」「へえ。」 そのふたりの前を、のぶが全速力で横切っていく。たかしは団子をかじりながら「のぶちゃん!」 ちひろ「ただごとやないねえ。」 あとから「お姉ちゃん!」といって、メイコも追いかけていく。喫茶店、イワオ・濱尾ノリタカと蘭子・河合優実がテーブルに向かい合う。「お祖父さまが腰を痛められたそうですね。なんなら、うちの使用人を何人か手伝いにいかせましょう。」 おじぎをする蘭子。「それで、あの…、蘭子さん。」「はい。このあいだのお返事ですけんど…。」「はい。」といったところで足音が聞こえ、のぶが扉を開けて飛び込んでくる。息を切らしながら「蘭子! 早まったらいかん!」「なんなん、のぶやんか。」 のぶはイワオに向き合い、「いやあ…、別にあんたに、恨みはないけんど、蘭子はまだ、お嫁にはいかんき!」「は? おまんの返事は聞いちゃあせん!」「お姉ちゃんは引っ込んじょって!」「蘭子さんもこうおっしゃいゆうやんか。」「蘭子は、うちの家を助けるために結婚しようとしゆう。そうながやろ、蘭子。」「は…」と小さい声を出す蘭子。のぶは蘭子のほうに向く。「なんでひとりで背負いこむやけ。なんでうちにも背負わせてくれんがで。みんな、蘭子に幸せになってほしいがよ。」「それじゃまるで、蘭子さんは好きでもない男と金目当てで結婚するみたいやんか。」とイワオがいうと、蘭子とのぶが同時に「いいえ」「はい」 のぶに「はいやと?」とイワオ。そこにメイコも「蘭子お姉ちゃん!」といいながら入ってくる。「蘭子お姉ちゃん言いよったやんか、イワオさんがパン食い競争でズルしててたとき…。」 蘭子「メイコ! それは言うたらいかん!」「蘭子さんは、わしのことをなんと?」「食パンの角にあたまぶつけて死んでしまえあんなやつ! って…。」 強く印象づけられたセリフがここで再登場した。イワオは呆然とした顔で蘭子の顔に向きなおすと、蘭子は目をそむける。のぶ「イワオ、ごめんなさい、うちの姉妹は3人ともくちが悪うて。」 メイコ「なかでも蘭子姉ちゃんがもういっちばんきつうて。ほんまのこと言うて、ごめんなさい!」といって、のぶとメイコはあたまを下げる。「いえ…」とイワオはちからない返事。「そういうことやき、連れて帰ります!」といって、のぶとメイコは蘭子をむりやり引っぱっていく。「ご迷惑、おかけしました! 失礼します。」といって、のぶは扉を閉める。「違う、違います!」という蘭子の声がしながら、ふたりに連れていかれる。このあたりはドタバタコメディだ。場面は朝田家に替わり、部屋でぼんやりしている蘭子のところにのぶが入ってくる。「うんと悩んだがやろうね。ごめんね。」 蘭子「なんでお姉ちゃんが謝るが?」「うちがちゃんと長女らしゅう、みんなのそばにおったら、蘭子にそんな思いさせんかった。」 少しの間のあと、蘭子「お姉ちゃん…? うち、そんなええ子やない。」「え?」「お姉ちゃんが思うちゅうような、ええ子やないがやき。」 のぶは戸惑いの顔をする。「どういて…?」 蘭子はのぶに背を向けたまま、顔だけふり返っている。「好きなひとがおって、そのひとはうちのことらなんちゃあ思っちゃあせんてわかったがやき。そしたら、誰に嫁いだっておんなじやん。お金持ちなら儲けもんやし。」 蘭子の思いを知るのぶ。「蘭子…。」 のぶは蘭子のそばに座りなおし、蘭子を抱き寄せる。蘭子ものぶに甘え、抱き合うふたり。昭和11年8月、ナレーション「8月、ベルリンオリンピックが開催され、ひとりの女性選手の活躍に、日本中のひとびとが熱狂していました。」 柳井家では叔父・竹野内豊たちがラジオにかじりついていた。叔父「たかしも呼んでけ!」 叔母・戸田菜穂「勉強しゆる場合やないわ!」 部屋で勉強しているたかしをちひろが呼びにいく。「兄貴! 前畑が泳ぐで。早よ!」 ラジオを囲み、夢中になって前畑を応援する家族、叔父も珍しく「行げ! 行げ!」と大声を出している。同じころ、朝田家でもラジオに夢中になっていた。大声をあげて応援する家族、祖父・吉田鋼太郎が「静かにせえ! 静かに! 聞こえん!」といって興奮し、豪のあたまをひっぱたく。ここは可笑しい場面。ラジオの音声に耳を傾ける家族は、前畑が勝ったとわかり、盛りあがる。祖父は「あああ!」と声を出しながらラジオを抱きしめる。季節は秋となり、女子師範学校の道場では、のぶとうさ子・志田彩良がなぎなたの稽古をしていた。「うさ子ちゃん、いつの間にそんなに腕あげたがね。」と、うさ子の上達にのぶは嬉しそう。雑巾掛けをしながら、うさ子「うちね、のぶちゃんが週末、御免与町に帰っちゅうときも、ここに残ってずっと稽古しよったがよ。」「そうなが?」「先輩だけやのうて、黒井先生にも指導してもろた。」「えっ?」「うち、思うたがよ。もっと強うなって、黒井先生に認められたい。うちは、黒井雪子先生みたいに強うなるがやき!」 うさ子の変化にのぶは戸惑いの顔をする。うさ子は立ちあがり、教育勅語を暗唱しながら歩き始める。近くにいた室長とその子分の女学生、子分はうさ子と並び、一緒に暗唱を始める。室長はのぶのそばにやってきて、「なにボケっとしちゅう。朝田さんもやりなさい。」「はい」といって、のぶは立ちあがる。室長「小川さんも休みのときも励んで、感心なが。」 のぶの表情。暗唱する教育勅語にエコーがかかる。昭和12年3月、ナレーション「年が明け、いよいよたかしの受験の日がやってきました。」 まだ薄暗い早朝、柳井家の前では、学生服のたかしが家族に見送られる。「では、行ってきます。」 叔母「受験票、持った?」 たかしは胸ポケットの受験票を確認する。「はい、持ちました。」 叔父「たかし、もっとちからを抜け!」 叔父はたかしの両肩を叩き、「よし、がんばってこい!」「はい。」 叔母「名前、書き忘れんようにね。」 ちひろ「兄貴、やりきってこい!」「うん、行ってきます!」 ヤムさん・阿部サダヲに遭遇し、ヤム「おっ、いよいよ試験か?」「試験は明日なんです。今日は汽車と船を使って、京都へ。」「おう、ご苦労なこったな。どこ受けるんだ?」「まずは、京都の高等工芸学校、あとは東京の学校。」「うん、当たって砕けてこい!」「砕けちゃだめなんです。」「また、線路で寝ることにならきゃいいけどな。」「受験生のこころ不安にさせるのやめてください。もう僕は1年前と違うんです。」 たかしが朝田家を覗くと、ヤム「あっ、のぶならいねえよ。」「わかってますよ。ちょっと見ただけです。それじゃあ。」といって歩いていこうとするたかしに「おい! 忘れもんだ。」とって、ヤムさんは紙袋を放り投げる。たかしが紙袋を開くと、合格パンが入っていた。「ヤムさん、ありがとう。」「二度目だな。三度目はないといいな!」とからかうヤムさんに、呆れるように「行ってきます!」というたかしだが、たかしは紙袋を大事そうに抱えていく。場面は替わり、京都の高等工芸学校の試験会場。とんとんと進み、その合格発表が届く柳井家。家族みんなで覗き込みながら叔父が電報を開くと、「チル」の文字が書かれていた。叔母はため息をつき、「あとは、東京の学校やね。」 ちひろ「はい。」 女中さん・瞳水ひまり「どっちが、難しいがですか?」 叔父「倍率は東京のほうが…。」 ちひろ「うんと高いです。」 ナレーション「一縷の望みは東京高等芸術学校。全国から大勢の受験生が押し寄せ、たかしが受ける学科に合格するのは、わずか20名の狭き門です。」 場面は試験会場、近くの席の男がたかしのほうにふり返り、「あんた、京都にもおったろうも?」と笑顔で話しかけてきた。高橋文哉が初登場の場面。「あんた絵が上手かったけ。顔を覚えとったとって。」 試験官の先生を見て、「なあなあ、あのひと、誰かに似とらあ? 誰やったかいなあ。」 たかしが「フクちゃん?」というと、「ああ、フクちゃんばい!」と大声を出し、まわりに見られる。また小声になり、「俺な、フクちゃん好かんとって。最初、主人公ケンちゃんやったとよ。俺、カラシマケンタロウ。あだ名がケンちゃん。やけん応援しよったのに、いつの間にかフクちゃんが主役になっとっちょ。」 たかし「横山先生が、フクちゃんに思い入れが強くなったんじゃないかな?」 ケンタロウは感心して「詳しいやんか。マンガ好きと?」「同じ高知出身だから、横山先生は応援してる。」「高知からきとったとね?」 会話をしていると、「そこ、うるさいぞ!」と試験官に注意される。ケンタロウは立ちあがり、「すみません」と謝ると、「フクちゃんに怒られたばい。」といって、またたかしのほうを向く。御免与町では、のぶがお稲荷さんに手を合わせていた。そこにちひろもやってくる。「のぶさん、戻ってきちょったがですか?」「うん、春休みやき。たかし、がんばりゆうろうか。今度こそ受かるとええがやけんど。」「昔っから兄貴は、幸運と不運の分量が極端ながですよ。当たりゃあでかい。」「外れたら?」「やき、神頼みにきました。」 場面は試験会場に戻り、試験が始まる。ナレーション「サクラ咲くか、サクラ散るか。結果は明日。ほいたらね!」といって今日は終わり。

 少し眠りなおしたらもう昼になってしまった。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。楽天マガジンのチェックをすると、「ニューズウィーク日本版」には映画プロデューサー業を始めたMEGUMIのインタビューがあった。映画はずっと好きだったのだが、タレントの仕事が忙しくなり、事務所に映画に出たいとはなかなか言えなくなってしまっていたが、出産を機に、初めてお芝居の先生を付け、事務所に女優になると宣言した。コロナ禍になったときに、俳優はオファーがなければ動けないから自分もなにか発信しようと思い、それがプロデューサー業につながっていったという流れになる。「グラビアという、芸能界では本当にタフなフィールドから始まって、体を張って、バンジージャンプもして、毒舌も吐いて(笑)。でもあのときに頑張って、体力と気合を内蔵できたから今があるなと、昔の自分に感謝しています。気が付けば「日本の映画と文化を世界に」という活動をしていて、ふとわれに返るとびっくりしますね。」

 「FLASH」には「あんぱん」に便乗した本物のあんぱんの特集があり、真壁刀義、芝田山親方、横山めぐみ、安田美沙子がおすすめのあんぱんを紹介している。そのほか、松本人志のサプライズ復帰構想の記事もあった。「ダウンタウンDX」では今年最初の放送から松本が復帰する構想があり、最初はVTR出演がいいだろうということになり、そのVTRも収録済みだったというテレビ局関係者の証言。それが中居正広のスキャンダル報道があったために頓挫したようだ。しかし、読売テレビに取材をすると、そのようなVTRについては否定する解答があったという。復帰していれば番組終了もなかったのだろうが、浜田も休養したことにより、複数のスポンサーが撤退したという事情があるようだ。

 「週刊大衆」には研ナオコのインタビューがあった。映画「うぉっしゅ。」に関するインタビューが導入だが、芸能生活55年をふり返る話をしている。最近のテレビで面白い若手はいますかという質問に「千鳥。千鳥の番組は無条件で出演OKしてます。」「千鳥は受かれていないし、自分が育ってきたルーツをちゃんと、おなかの中に持っていて芯になっている。芸にも生かされていると感じます。相手をけっして軽んじないし、人間としてもステキだね。」 これまで印象に残っている出来事はという質問には「デビュー曲をレコーディングしているときと、中島みゆきちゃんに会ったとき。忘れられないです。」

◇ 面会・なか卯

 午後から外出。部屋にいても暖かく、ステテコを脱いでしまったが、外に出てみるとまだそこまでは暖かくはないか。三ツ境のバスターミナルから長坂まで。今日も旭陵高校の生徒がたくさん乗ってきて、そのあと、ズーラシアでも混むだろうなとは思っていたが、バス停には大行列ができていた。全員乗りきれないほど、バスは超満員になった。つぎのバス停では、後ろの扉を開けて乗せていた。乗降に時間がかかり、長坂には10分ぐらい遅れて到着する。車内では、タイムフリーで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。パートナーはヒコロヒー。

 老健の面会に到着する直前に母から着信があり、折り返し電話はせずに向かったが、スマホはまた充電してもらったようだ。スマホを見せてもらうと、ホーム画面のレイアウトが変わっていて、どうしてそんなにいじることがあるんだろうか。マスクを切らしてしまったようで、減っていたことに気がついてなかった。次回に買ってくるまで、一週間は空いてしまう。連休中にはほかに誰かくるだろうか。暖かくなり、介護士のベトナム人の女の子は半袖のポロシャツ姿になっていた。

 面会のあと、いつもははま寿司に寄るのだが、昨日もはま寿司だったから、今日はなか卯にする。親子丼とはいからうどんのセットを食べる。700円。ラジオを聴きながら、鶴ヶ峰まで歩く。

 鶴ヶ峰から星川に移動し、定期券が切れてからは行かなくなっていたからひさしぶりだ。保土ヶ谷図書館に寄り、本を2冊借りていく。イオン天王町のフードコートにて、マクドナルドのアイスコーヒーとアップルパイを食べる。朝から鼻水がひどかったが、また一段とひどくなってきた。気温の変化でも出る症状だからさほど気にしていなかったが、今朝はのども少し痛かった。体調を崩してはまずい。昨日は少し歩いただけでやけに疲れてしまったとも思ったが、もしかすると、もうまずい兆候だったのか。読書をするつもりだったが、音楽を聴きながら少しぼんやりする。

 21時閉店間際のコーナンに寄り、封筒とダンボール板を買ってから帰る。これを買わなければならなかったから、体調が心配でもすぐに帰るわけにはいかなかった。帰りもひどいくしゃみが続き、マスクのなかは鼻水でぐちょぐちょになった。

 夜に帰宅し、NHKプラスで「ニュース7」だけ観て、風邪薬を飲んでおく。階段がほこりっぽいのが気になっていたが、思い立ち、雑巾がけをしてみたら、たちまち雑巾が真っ黒になった。こんなところを行ったりきたりして生活していたら、からだが悪くなるのも無理はない。ずっとうちにいるだけなのになぜ体調を崩すのかというと、うちのなかが不衛生だからだ。

 読みかけの本を少し読んでから、横になって、ラジオを聴く。今日の「ゴールデンラジオ!」の続きを Spotify のポッドキャストで聴いた。ゲストはチャンス大城、3年ぶりの出演だそうだが、前回もヒコロヒーがパートナーの日だった。前回は自伝を出したタイミングだったが、今回は心霊の本を出版した。ヒコロヒーはじつは心霊が苦手だった。「大竹紳士交遊録」のコーナーは高橋源一郎の担当、生成AIの話をしていた。

2025年4月30日水曜日

4月30日水/普通郵便で送ることにした

◇ テレビ・ラジオ

 早朝にいったん目覚め、ゴミを出してからもう少し眠りなおす。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。朝、例の男が黒紋付き袴姿で朝田家を訪ねてきた。「ごめんください!」という声に出ていく母・江口のりこ。「朝早くからすみません。」「うちはいつも早いき、ええがですけんど。なんでしょうか?」「失礼します!」といって入っていく男に、外にいる祖父・吉田鋼太郎が「おいおい、おいおい、おい」と声を出す。座敷にあがり、手をつく男。「蘭子さんを嫁にください!」といって、あたまを下げる。蘭子・河合優実は「えっ?」と小さく声を出す。正面には祖父、上手に母と祖母・浅田美代子、下手には蘭子とメイコ・原菜乃華が座っている。「パン食い競争の手伝いにきちょった蘭子さんに、わしはひと目惚れをしました。郵便局で働くすがたも麗しく、ずっと、お慕いもうしておりました!」といって、またあたまを下げる。祖父はくちごもりながら「徴兵検査も受けんうちに、なんじゃ…。」「お言葉ですが、お祖父さま。」「お祖父さま?」「わしも、家業を継ぐ目処が立ちましたので、お願いにあがった次第です。」と大きな声を出す。母が「あんまり急なお話なもんで…。蘭子はまだ若いですし。」とやんわり言っても、「わしの母も、数えで十七んとき、父に見初められて結婚しました。まだ女学生やったき、人力車でうちから女学校まで通うたと聞いちょります。」といってゆずらない。「それはそれは」と祖母。「蘭子さんも、なんなら、うちから郵便局まで、運転手付きの自動車で通わせてもええです。」 祖父は驚きの顔をする。祖母「じ、自動車で郵便局…? たんまあ。」 様子をうかがう蘭子が「すみません、出勤する時間なので。」と立ちあがると、「じつにええにゃあ!」と男はまた大声を出す。蘭子が「はい?」と言うと、「蘭子さんのそういうきちっとしたところに惚れたがです!」と言われ、蘭子は余計に戸惑う。「失礼しました! 返事はまた改めて聞かせてください。」とあたまを下げて、男は帰っていった。緊張が解けた母「いやあ、びっくりしたわあ。」 メイコ「玉の輿かええ?」 祖母「田川さんて、材木の商いで、大成功しちゅうがあろ?」 立ちあがっていた蘭子は家族のほうを向き、間を置いてから「行ってきます!」といって出ていく。「行ってらっしゃい」と送る家族。蘭子が外に出ると、豪・細田佳央太が後ろ向きで仕事をしていた。豪の背中をじっと見てから、蘭子はそろそろと出勤していく。場面は女子師範学校に。なぎなたの授業風景、フォームがきれいなのぶ・今田美桜に比べ、うさ子・志田彩良はうまくできない。「のぶちゃん、すごい…」とつぶやくうさ子。先生・瀧内公美「たしかにスジはいい、初心者にしては。」 のぶ「ありがとうございます!」「小川うさ子! あなたにも真剣になってもらいます。素振りではつまらんでしょうから、試合形式で。」と言われ、うさ子は弱々しい声を出す。うさ子は先生を相手になぎなたをかまえる。先生の掛け声、すぐになぎなたを払われ、うさ子は手を放し、尻餅をつく。なぎなたの先端をうさ子に向け、「立ちなさい! これからのニッポン婦人は、温順貞淑なだけではいけません。いったん国家が非常時となったら、男は勇躍戦場へ。女も決然として、あらゆる道で祖国のために、尽くさなければならなのです! 立ちなさい、ボウフラ!」 見かねたのぶが飛び出し、尻餅をついているうさ子に寄り添う。「あんまりです、先生!」「あなたは自分が強いとでも思ってるんですか? 弱いものを守れると?」「勇ましさは持ち合わせちゅうつもりです。」 先生はうさ子に突きつけていたなぎなたを持ちなおす。「準備なさい。」 今度はのぶを相手に試合をする。のぶが「やあ!」となぎなたをふりまわすと、先生はそれをあっさりと払い、のぶになぎなたを突きつける。「やああ!」と再びふりかかると、なぎなたを一発でふり落とされ、のぶは床に倒れた。互いにじっと見るのぶと先生。「朝田のぶ! あなたはじつに弱い。ボウフラを守ることさえできない!」 先生は並ぶ生徒たちのほうに向き、「もっと強くなりなさい! 強くなければ、お国の役に立てません! 強くなれ!」「はい!」と答える生徒たち。のぶとうさ子は道場に残り、縁側に座っていた。「うちのせいで、いつもごめんで。」「ううん、でも、悔しいわ。」「ねえ、のぶちゃん。一緒に、強うならん?」「うちもおんなじこと考えちょった。」 場面は柳井家に替わり、たかし・北村匠海は勉強をしている。猫の鳴き声。様子を見に、叔父・竹野内豊が部屋に入ってくる。ノートを後ろから覗き込み、「うん、それが解けんがか?」 何分粘ったかと訊くと、半日と答えたたかしに「さっさと答えを見てみい。」と背中を叩く。「たかし、どういても数学が苦手やったら、数学は丸暗記や。」 叔父が1階に降りていくと、縁側に叔母・戸田菜穂が座っていた。「千代子?」「あなたのウイスキー、どんな味がするがやろかと思って。」 お盆に乗ったグラスのウイスキーをひとくち飲むと、叔母は咳き込んでしまう。「ようこんなもんが飲めますね?」 妻の様子を感じとり、叔父は近づき、叔母の隣りに座る。優しい口調で「どういたがな?」と声をかけると、「柳井医院は、ほんまに、あなたの代で終わってしもうてええがでしょうか?」「そのことはもうええ。」「あなたはいっぺんも責めんけんど、跡取りを産めんかった、わたしのせいです…。」「なに言うがな…。」 叔父は座りなおし、正座になる。「そんなん誰のせいでもない。」「けんど…」といって、叔母はため息をつく。叔父は「きみはこの家と結婚したがか? わしと結婚したがやないがか?」といって、叔母の顔を覗き込む。「わしより、この家に縛られたいがか? ん?」 叔母は黙っている。「わしは、千代子に惚れて、一緒になれて、これ以上の人生はないと思っちゅう。」 涙をこらえる叔母。「ひろしさん…。」 頬に手をあて、「そんなに見つめんといてください。」といって笑うと、叔父は叔母の肩を引き寄せる。夕方、場面は朝田家に替わる。帰ってきた蘭子が、重い石をもちあげようと苦労している豪を見て、「そんなん、ひとりじゃ無理やき。お祖父ちゃんは?」「また、腰痛めて休んじょります。」 蘭子は「豪ちゃん…」とかわいい声を出す。「うちの縁談、どう思う?」 豪はそう訊かれると、少し間を置いてから「お金持ちやし、ええ話やと思います。」と答える。蘭子は複雑な表情を見せるが、「そう…。そうでね。」といって、笑顔になる。豪は無表情。蘭子はその場を離れていく。朝田家には白衣を着たたかしの叔父がきていた。母「どうもありがとうございました。」 祖母「ありがとうございました。」 外に出てきた叔父に、蘭子が「先生、お祖父ちゃん?」と訊くと、「ああ、心配するほどのことはないき。」といって帰っていく。夜、そろばんを弾いている母のそばに「お母ちゃん」といって蘭子がやってきた。「ん?」といって、母はそろばんを続けていたが、そばに座った蘭子のほうを見る。「うち、あの話、お受けしようと思う。」 母は「ええ?」と驚きの声を出す。「よさそうなひとやし、こんなええ縁談もないかもしれんき。」「ちっと待ちなさい。蘭子はこのうちがいちばんええ言いよったやろ。」「ちゃんと考えて決めたがや。」「そんな大事なこと、あわてて決めたらいかん。ちっと待っちょき。」といって、母は赤い箱をもってくる。フタを開けると、なかには父からの手紙が入っていた。「お父ちゃんが出張に行くたびにくれた手紙や。」「たまるかあ。こんなにようけ…。」「なか読んだら、もっと驚くでえ。お父ちゃん、出張でほとんどうちにおらんかったけんど、いっつも手紙で伝えてくれた。お母ちゃんのこと、とればあいっつもいっつも思うちゅうか。」 蘭子は笑顔で話を聞いている。「蘭子にも、そういう大切なひとがおるがやない? うちのこと考えてくれるがはありがたいけど、自分をいちばん大切にせんと、いかんで。」「これ読んでいい?」と蘭子が訊くと、母は「あんたが本当に好きなひとと結婚するがやったら、読んでええ。」といって箱を差し出す。「ほいたらええわ。」「蘭子。」「うちもう決めたがよ。」といって、蘭子は階段をあがっていってしまう。手紙の入った箱を抱きしめる母。「結太郎さん…、どうしたらええですろうか…。」 母が悩むところで、今日は終わり。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストはあぁ~しらき。ラジオを聴きながら梱包作業。大きなサイズの注文があり、今日は老健の面会に行くつもりでいたが、これを出さなければならなくなったからバスの時間には間に合わなくなった。ぼろぼろに傷んだ写真集なのだが、レターパックでは遅れないことはわかっていたが、いい値段をつけているからかまわないだろうと思って出品していた。測ってみると、長い辺は36センチを超えている。どう送っていいものか、郵便局のホームページを見ても判断がつかないから、とりあえず、梱包だけしておいて、郵便局で直接訊いてみるのがいいだろうと考えた。

◇ 郵便局・はま寿司・読書

 午後から外出。少し暑いくらいだが、金曜にまた寒くなるという予報なので、服を変えるのがめんどうになる。郵便局に行く前に、三ツ境の銀行に寄っていく。ゴールデンウィークに金の心配をせずにいられるとは、数年前からすると信じられないことだ。

 郵便局にて、梱包した本を見せ、どう送ったらいいかを相談すると、最初にまず、ゆうパックを提案された。これはホームページでも確認していて、ゆうパックならば1200円になるのだが、郵便局に直接持ち込むと100円ぐらい安くなる。ほかの方法としては、普通郵便でも送れるそうで、こちらは920円。届くのが連休明けになってしまうかもしれないというのだが、少しでも安いほうがいいから普通郵便で送ることにした。ただし、配送状況の確認はできず、そこは不安ではある。宛名のシールを記入し、お願いしたが、しかし、よく考えてみると、おそらく受取確認もないのだ。連休中に届かなかった場合、問い合わせでもあったらどう答えたらいいのか。

 荷物が軽くなり、eモールのはま寿司に。あぶらがれい、大葉真いか握り。肉じゃが、ハンバーグは初挑戦。えび天握り、豚塩カルビ、それと、今日までのクーポン券を使うため、濃厚ガトーショコラを初めて注文した。110円引きになり、924円。はま寿司にいるあいだに母から電話があり、しょうがないから出たが、要領をえない会話だ。老健の面会には明日こそ行くつもりだが、一週間以上空いてしまうのは施設の都合以外では初めてだ。

 瀬谷の手前のマクドナルドに入り、スイーツは食べてしまったから、ここではアイスコーヒーとポテトを食べた。320円。「bounce」をようやく読みながら新譜のチェック、少し仮眠をしてから、読書をする。

 図書館で借りている、速水健朗「1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀」を読み終えた。2023年刊、東京書籍。速水健朗が「田村淳のNewsCLUB」でこの本の話をしていたのを聴いて、世代が近いこともあって面白そうだと思ったのだが、実際に読んでみると、この世代が体験してきた流行や事件を時系列に並べてみせただけで、かなり物足りない本だった。それぞれのトピックは別に「1973年生まれ」だけが体験しているわけではないだろう。速水健朗自身の体験もときどき書かれているのだけど、自分よりは2歳上という差はあるものの、うちにも2歳上の兄がいたからまったく知らないわけではないが、どうもあんまり共感のできないものが多かった。幼少期の体験は家庭ごとの差が大きくなってしまう。

◇ テレビ

 夜になってから帰宅し、テレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観てから、今日の「徹子の部屋」を観る。ゲストは研ナオコ・野口典夫夫妻、夫婦での出演は4年ぶり、2021年以来。

 月曜深夜に放送された「耳の穴かっぽじって聞け!」では、久保田が2ヶ月ぶりに復帰した。元日に放送された東野幸治がゲストの回の続きがお蔵入りになっていて、それがようやく放送された。コンビを組もうと思ったことはないのかと井口に訊かれると、東野は「ない」と即答する。さんま、紳助がヒーローだったから、ピン同士のそのスタイルに憧れたという。今田耕司とは若いときはずっと一緒にいて、同じような感性だったが、今は離れて仕事しているから考えがまったく違うようになってきているそうだ。今田と違う思考になっているから、コンビではないこのやりかたが正解だと思うようになったという話だった。

 昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画の「芸能界もしものピンチ対策会議」。菊池風磨が出演。もらった著書を読んでなかったらどうするかという話題で、「ミュージックステーション」では、放送後にタモリの楽屋に並んでCDを渡すという流れがあるのだという話をしていた。Timelesz の新メンバー、原嘉孝もVTR出演。番組最後には、齊藤京子も出演している菊池風磨主演映画の宣伝があった。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」はフットボールアワー後藤がMCを務めた。ついに「電気イスゲームトーナメント」の決勝戦だが、浜田は決勝を観ることがなく、休養してしまった。1回戦で負けた劇団ひとりが今回はパネラー席に座っている。決勝は小籔千豊と千原ジュニアの対決。ジュニアがまず電流を食らうが、得点をリード。かと思えば、互いに電流を食らい、0点同士になった。接戦になるが、最終的には小籔が電流を3回食らい、千原ジュニアが優勝した。7回にわたった電気イスゲームがこれで終了した。この完成度の高いゲームをこれっきりで終わらせはしないだろうが、これだけのメンバーでやってしまったあとにはどんなメンバーを集められるだろうか。番組後半は「ハニートラップ1年後に「今度はホントに…」と誘えば再び食らわせることも可能説」。お見送り芸人しんいちをターゲットにしたドッキリの1年ぶりの続編にあたる。この企画も電流によってドッキリが明かされる仕掛けで、どこで電流に引っかかるかを仕掛ける「電気イスゲーム ハニートラップ特別編」になった。一発目から引っかかるしんいちだが、しかし、なぜかドッキリだとは気がつかない。だんだん状況を理解していくしんいちだったが、理解したのに、勝ったらエッチできるとまだ思ってるのがくだらない。仕掛け人の女性、三輪晴香も電流に当たり、なぜかいい勝負になってしまい、最終的には三輪晴香が勝利し、5万円を獲得した。

 今夜の「あちこちオードリー」は、先週は若林が声が不調のまま出演していたが、今週は不在になった。春日ひとりだけの「あちこちオードリー」に、ゲストは、ウエストランド井口、ラランドサーヤ、蓮見翔という3人。この特殊状況で「自作自演ですが、反論してイイですか?」という新企画になる。サーヤは「「Xはおしまい」言ったのに続けてて草」という自作の悪口に「あなたが怒りを向けるべきは政治なんです。」と反論する。蓮見は「ダウは演劇の感じが苦手で見てられない」と自作、それに対し、「全体の空気がもう終わってるんで、演劇って。」「お前らが客足途絶えさせたんだろっていう。ねえ、佐久間さん!」 蓮見の演劇界への悪口が止まらなくなる。

2025年4月21日月曜日

4月21日月/彬子女王のすべらない話

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 早朝に起きあがり、タイムフリーで、昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」の続きを聴いた。この日は16時台にゲストがあり、大島由香里が登場した。小中学生のころはラジオ少女で、「OH!デカ」や「古田新太のオールナイトニッポン」を聴いていたというので、検索して年齢を調べてしまった。ゴミを出してからもう少し眠りなおし、昼前に起きあがる。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜は学校の先生になりたいという夢が見つかった。先生・ソニンに「女子師範学校を目指すとはええ心がけです。」と褒められ、「心がけは素晴らしい。」といって通知簿を渡される。席に着いてから通知簿を開くと、乙と丙ばかりが並んでいた。柳井家では、たかし・北村匠海とちひろ・中沢元紀が食卓に並び、叔母・戸田菜穂から小言を食っていた。「たかしさん、受験まであと半年しかないがですよ。もうちょっと危機感をもってもらわんと。ちひろさんは病院を継がんらあて言い出すし…。」 そこにやってきたたかしの母・松嶋菜々子が「ご心配なく、たかしが継ぎますから。」 叔母は「通知簿をご覧になってください。」といって、母に見せる。「すごいじゃない、甲ばっかり。」 たかし「それはちひろのです。」 たかしの通知簿は乙と丙が多く、数学にいたっては「丁」がついていた。たかしは試験中、数学の問題の意味すらわからず、先生の似顔絵を描いていたら怒られた。ちひろは笑いながら「どんなマンガ描いたがな?」 たかし「先生がそれは破り捨てた。」 叔母「笑いごとじゃないですよ!」 母「たかしはまだ本気で勉強していないだけです。やればできるわよねえ。」「わたしが環境を整えますので」という母に、叔母「あら? まるで今までの環境が悪かったみたいなもの言いですねえ?」 母「いいえ、そうは言ってませんけど。進路を決める大事なときですから。」 叔母「いっつも、ご立派なお心遣いですこと。」 たかしは困った表情になる。朝田家では、のぶは母・江口のりこに励まされていた。「大丈夫、あんたはおもいっきり走れる子やき、きっと勉強も本気でやりゃあ間に合う。」 のぶ「お父ちゃんも昔、そう言うてくれた。」「へええ? お父ちゃん、なんて。」「夢が見つかったら、思いっきり突っ走ればいい。のぶは足が早いき、いつでも間に合うって。」 のぶと母は柱にかけられた父の帽子を見る。祖母・浅田美代子は家事仕事をしながら「けんど、受験は徒競走のように行くかね。」 母「そうや、たかしくんに勉強教えてもろたら?」 母はたかしの母から、たかしは高知第一高等学校を受け、ゆくゆくは医者を継ぐことを聞いていた。のぶ「たまるかあ! たかし、お医者さん目指しようがやあ。」 夏休みになり、ラジオ体操が始まる。のぶが前に立ち、朝田家の家族たちが体操をする。祖母は首の向きが祖父・吉田鋼太郎と逆になってしまう。たかしたちも参加していて、体操をしながら、母はたかしに話しかける。「たかしくん、たかしくん、お願いがあるがやけど。夏休みのあいだだけ、どうかのぶの勉強を見ちょってくれんやろか。」「僕でよければ」と、たかしは簡単に引き受ける。のぶと三女のメイコ・原菜乃華があんぱんを売り歩いていると、そこにヤムさん・阿部サダヲが自転車で通りがかる。ヤムが受験を心配して声をかけると、メイコ「のぶ姉ちゃん、今日からたかしさんに勉強教わるがやて。お母ちゃんも大船に乗った気でおるがやき。」 ヤムは「それは泥船だぞ。」とつぶやいて去っていく。たかしは部屋を一生懸命片づけている。のぶが勉強を教わりに柳井家にやってくると、玄関でばったり、たかしの母に会う。のぶ「先日はどうも。」 母「なにしにいらしたの?」 のぶ「たかしくんに勉強を教わりにきました。」 たかしが2階から降りてくる。「ほら、のぶちゃんちは石屋さんの音でにぎやかだから、うちのほうがはかどるだろ?」 母「たかしの邪魔だけはしないでね。」 のぶはたかしの部屋にあがる。女中さん・瞳水ひまりがお茶を出し、「ドアは開けちょきますね。」と気を遣う。のぶは数学の問題に難しい顔をする。たかしに訊くと「のぶちゃん、僕に訊かないで。わかんない。」「ん?」「あのね、この問題も、そのつぎの問題も、ていうか、問題の意味すらわからない。数学…、丁なんだよね。」「…たまるかあ! ん? えっ? 丁?」「丁。」「丁?」「丁。」「丁かい!?」と驚くのぶ。「医者継ぐがじゃなかったが?」「すぐバレると思ったんだけど、ちょっと、かっこつけちゃって。」 のぶはため息を吐く。たかしの教科書の隅にはマンガが描かれていた。のぶ「マンガで受験できたら、合格間違いなしやのにね。」 たかし「のぶちゃん、怒んないの?」「怒りゅうひまらない。うちも数学は丙や、急いで一緒にどうにかせんと。」 ちひろが2階にあがってくる。「あっ、のぶさん。」 のぶ「ちひろくん、お邪魔してます。」 たかしはちひろを招き寄せ、数学の問題の解きかたを訊くと、ちひろがふたりに数学を教えてくれる。のぶ「ちひろくん、中学2年やのに、すごいねえ。よっぽど勉強好きだがやね。」 ちひろ「好きやないです。せんわけにはいかんき。ここの叔父さんと叔母さんにほんまの親以上のことしてもらいよき、勉強ばあせんと。」 よくできた弟に、たかしが複雑な表情をする。のぶが「ちひろくん、理科もできる?」と訊くと、ちひろは「それほどでもないです。」と答える。たかし「謙遜すんなよ、学年でいちばんだろ。」 場面は朝田家に替わり、のぶはノートを開きながら部屋のなかを歩き、ぶつぶつ言っている。母とメイコは料理をしていて、そこに次女の蘭子・河合優実が帰ってくる。母「やっぱり、たかしくんに教わってよかったねえ。」 メイコ「泥船らしいで…。」 祖父も入ってきて、「のぶぅ、そんなにコン詰めなあ。」 祖父は玄関先でうがいをしながら、のぶに女子師範学校に行かなくてもいざとなったら石屋を継げばいいという。「豪、どうな? のぶと石屋やらんか?」 弟子っ子の豪・細田佳央太は「えっ?」と戸惑う声を出す。メイコが「のぶ姉ちゃんと豪ちゃんがあ!?」といって、大きな声をあげる。のぶは「たまるかあ!」といって大笑いする。それを聞いている蘭子の表情が変わる。母「いきなりそんなあ、豪ちゃん、面食ろうてしまいますき。」 祖父「わしゃあ、本気で言うようがぞ!」 家族に沈黙が走る。蘭子は豪と祖父の顔をちらっと見比べ、「豪ちゃん、墓石みたいに固まってしもうたやんか。」 メイコ「なんで蘭子姉ちゃんが怒るが?」 蘭子「怒っちゃあせん。」 母の表情は蘭子を気にしている。豪「親方、すみません。それはできません。」 祖父「豪、のぶを嫁にもらうのはいやか!?」 のぶも戸惑いの顔から笑顔を作り、「ごめんで。うち、ハチキンやきん。」 豪「いや、うちは小学校もろくに行っちゃあしません。読み書きも、尺の使いかたも、石のことも、ぜんぶ親方から教わりました。親方がわしの学校でした。」 祖父「豪…。」 豪「のぶさんが目指す小学校の先生は、難しい学校へ入れんと、なれんがですろ? 石にかじりついてでも、がんばってください。」 のぶは「ありがとう、豪ちゃん。」 といって笑顔になる。蘭子は豪をじっと見ていた。柳井家では、たかしが部屋でひとり、「あああ」と声を出していた。階段を降りていくと、ちひろが叔父・竹野内豊の部屋にいることに気がつく。叔父「ちひろ、お前、ひょっとして、たかしのために医者になるがを辞めたがやないか? たかしが後継ぎになれば、あいつがこの家で長男として大事にされる、そう思うたがやないか?」 たかしはそれを盗み聴きしてしまった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは古舘伊知郎。息子の古舘祐太郎が「日曜サンデー」に出ていたのを高田先生もやっぱり聴いていた。古舘によると滝野川は芸能の街、早野凡平、イエス玉川、シャンバロー、倍賞千恵子・倍賞美津子の出身、馬風の愛人も住んでいた。古舘は石井亮次のボード読みを絶賛し、読むことに拘泥せずに自分の言葉で語るテクニックにみのもんたの香りを感じるという。古舘伊知郎は景山民夫に「タモリ俱楽部」に呼んでもらったという話もしていた。スキマさんの菅原正豊の本を高田先生も読んでいた。

 楽天マガジンのチェック。「週刊プレイボーイ」には、天竺鼠川原と浅野忠信の対談の後編が載っている。浅野「僕は駆け出しの頃、ナチュラルな芝居とか自然体な芝居とかってよく言われたんですね。でも、なぜかというと、僕がそれに一番こだわってたから。本当に自然体なわけではなくて、ものすごく作ってたんで。パントマイムをしている状態。でも、28歳くらいの頃、そのやり方にやっぱり飽きましたね。真逆なことがやりたいって思うようになって。それまでは、ちょっとわざとらしく見える演技とか大げさなものはやらないようにしてたんですけど、30代からそっちを頑張ったんです。そしたら、そういう役もいただけるようになりました。」「僕ね、俳優の『M-1グランプリ』みたいなものをつくってほしいなと思ってるんですよ。(略)争えばいいわけじゃないけど、章レースに向けて頑張った結果、本当にみんなおもしろいじゃないですか。俳優ってそれがないから、演技以外で評価されることも正直あるんです。(略)僕、本当に一度、『M-1』に出てみたいと思いました。例えば、山田孝之くんとかと僕が真剣に演技をして漫才をやったら、「お笑いじゃねえじゃん、でも泣いちゃった」みたいになるかもしれない。そうなったら、それは本物だなって。(略)お笑いの人が映画やドラマに出ることはよくあるけど、われわれがお笑いに参加させてもらうことってほとんどないんですよ。だから、ハードルは高いけど、僕らもそこにチャレンジするべきなんじゃないかなって。「俳優じゃねえか」って冷たい目で見られることを乗り越えてちゃんと笑わせられたら、演者としてもフェアですしね。」

 昨日、裏のお宅から郵便受けに手紙をもらい、町内会費の集金のことで電話をしなければならないのだが、集金にくるとなると、玄関を片づけなければならない。置きっぱなしだったウォーターサーバーの水が入ったダンボール箱を部屋のなかに片づける。まったく掃除が進まない部屋を覗かれてはまずいから、ひさしぶりに扉を閉めた。裏に住んでいるお宅の名前を知るのも初めてだったが、電話をすると、出たのは男性だ。町内会費は1年分、2400円だと教わり、それなら今すぐに払えるから、家にいるといったら、取りにきてくれることになった。ひとのことは言えないが、平日のこの時間に家にいるひとなのか。ところが、財布には百円玉が足りなかった。百円玉ぐらいないかと、散らかっている部屋を探すとすぐに見つかったのだが、そのとき、どこを触ってそうなったのか、指を切ったようで、お札に血がついてしまった。2400円を用意したところで、裏のお宅が集金にやってくる。出てみると、よく日焼けしたおじさんだったが、そんなに怖そうなひとではなかったからほっとした。

 昨日の疲れがひどく、寝そべったまま、テレビを観続けてしまう。今日の「徹子の部屋」は Mr.マリックとマギー司郎がゲスト。出会いは60年前、豊島公会堂で行われたアマチュアの発表会で、お互い本名だった。今ではプライベートで一緒に温泉にも行く仲、ネイルサロンも一緒に行っている。スタジオではコラボマジックを披露する。

 土曜に放送された「Nキャス」では、エリック・クラプトンのインタビューがあった。YouTube の演奏動画でいつも新しいものを探しているというクラプトンに、日本人ギタリストの演奏も聴くのかと質問すると、取材時には名前が思い出せなかったが、後日、わざわざ連絡があり、副島俊樹という名前があげられた。本人に取材し、サプライズでそれが伝えられたのだが、ここでVTRが止まってしまう珍しい事故が発生。なんと、サーバーが壊れたためになにもVTRが出せないという状態になったようだ。こんな事故は観たことがない。スタジオでは、それまでのニュースを映像なしでふり返る。ようやく復旧したのは5分以上が経ってからだった。

 これも土曜に放送された「ものまね紅白歌合戦」はスペシャルMCに松田元太が登場。審査員ではなく、オーディエンスゲストに、松嶋尚美、前田敦子、向井理、福本莉子、シソンヌ長谷川という謎のメンバーが並ぶ。まずは「ものまねドリームカバー」というコーナーから、松浦航大が米津玄師のものまねで「勝手にしやがれ」を、ななみななは吉田美和の「Tomorrow never knows」、荒牧陽子は中島みゆきの「ultra soul」、ミラクルひかるは工藤静香の「はいよろこんで」など。「ご本人はどっち!?」や「MONOMANE STATION」のコーナー、それから、「小道具ものまねHOWマッチ!?」という新企画があり、小道具の費用が発表されてからものまねが披露されるというもので、三戸キャップ、うえのやま保育、ハギノリザードマン、ペリカンたまご、佐橋劇団が出演した。最新ヒットソングのコーナーでは、よよよちゃんの Ado、エハラマサヒロの Creepy Nuts などがあったが、ビューティーこくぶが AKASAKI の「Bunny Girl」を歌う後ろにバニーガールのキンタローが踊っていたのがばつぐんにくだらない。キンタローはよよよちゃんと一緒に CUTIE STREET のものまねもあり、ご本人も登場したのだが、途中からはホンモノが歌ってるなかにキンタローが混じってるだけで、これもくだらなかった。キンタローは本人の前で前田敦子のものまねもやってみせる。コーナー以外、ひとりネタでは、山本高広が石破茂のものまねをやった。石破茂のしゃべりのものまねから松崎しげるになり、「愛のメモリー」を歌う。ミラクルひかるの新ネタはちゃんみな、ホリとJPは南海キャンディーズ。松村邦洋は鶴瓶の「A-Studio+」のものまねで、北村一輝、西村まさ彦、高橋克実も登場させる。スペシャルエキシビションとして、松田元太と成田寛巳の KinKi Kids もあった。松田元太と前田敦子は「人事の人見」の撮影のために途中退席。最後は霜降り明星のショートネタコーナー。今回、栗田貫一はついに出ていなかった。

 昨夜の「日曜日の初耳学」は桑田佳祐インタビューの後編。桑田佳祐はカラオケに行くとなにを歌うのかという質問があり、知り合いの新橋のスナックでレッド・ツェッペリンを歌ったら、ぽかんとされてプライドが傷ついたという話をしていた。90年代にはサザンが売れなくなっていた時代があって、「イエローマン」は8万枚だったが、そのつぎの「TSUNAMI」が 293万枚の売り上げをたたき出す。これが「未来日記」のタイアップだったわけだ。最後に、トークの感想を歌で表現してほしいという番組からの要望があり、即興作詞作曲、生演奏をやってみせる。しかし、ひと昔前の番組だったら、この楽曲をきちんと完成させ、林修のレコードを作るかもしれない。

 昨夜の「家、ついて行ってイイですか?」は、曽我部恵一が出演するというのて録画しておいた。この番組、きちんと観るのは初めてだ。スタジオのゲストには GLAY の HISASHI がいる。番組前半には GLAY のファンの女性が登場したのだが、2年越しで取材していることにちょっと驚かされた。そして、場面は下北沢になり、ご飯を食べた帰りの親子が映されると、スタジオにいるビビる大木が曽我部恵一だと気がついた。曽我部が運転するクルマにスタッフが同乗する。スタッフは知らずに声をかけたのかと思ったら、曽我部恵一じゃないかと思って声をかけたようで、車内で名前を確認していた。息子は高校生、シングルファーザーで、3人の子どもを育てているんだな。息子は映画が好きで、脚本を書いている。明後日から留学に行くそうだ。曽我部恵一の部屋は地下にあって、亡くなったドラマーのこと、同世代のチバユウスケのこと、別れた妻のことなどを話す。家の柱に子どもの背の高さのしるしをつけていて、そういえば、うちでも同じことをやっていたのを思い出した。こんなことは今まで思い出したことがなかった。番組最後にもうひとり、木更津のラーメン屋店主を取材していたが、これはなんと、8年越しで取材しているものだった。

 昨夜の「情熱大陸」は、近藤一博という疲労の研究者に密着していた。ブルーバックスから出した本が話題になったのか。まったく知らないひとだったが、興味をもって観る。

 昨夜の「おかべろ」は伊原六花がゲスト。「ブギウギ」で共演したメッセンジャー黒田について、黒田がお弁当を作って趣里に差し入れしていたという石田からの情報が語られる。

 配信終了が迫る「くりぃむナンタラ」を2回分、先々週、先週と放送された「松竹クイズ!間違えたら即脱竹スペシャル」をまとめて観た。岡田圭右、クロちゃん、ヒコロヒー、なすなかにし、篠宮暁、森本サイダーが出演。岡田がくりぃむしちゅーに「ひとの事務所気にしてる場合かお前ら!」 いじりかたがアップデートされてない上田が、松竹のみんなに「団長だ!」と突っ込まれる。

 夜もラジオ。今日18時から放送されていた「彬子女王のオールナイトニッポンPremium」をタイムフリーで聴いた。ニッポン放送開局70周年特別番組。「ごきげんよう、彬子女王です。」という言葉で始まり、始まって4分ぐらいで、志の八さんが登場した。志の八さんが呼ばれたのは「師匠がいちばん頼みやすかったから」という理由のようだ。呼び名はどうするかというと、「彬子さま」でいいという。「女王」は敬称ではなく身位、「殿下」が敬称なのだ。志の八「よくあの「女王様とお呼び」っていうのは合ってるわけですね?」 女王「そうそう」 志の八「まあ、よくは言わないですけど。」 女王「(笑)よく言いますか?」 リスナーからは、ネットを利用するときに名字を入力しなければならないときはどうするのかという質問があり、知り合いがやってるようなACサイトだったら、姓に「彬子」、名を「女王」にするが、本名にするとややこしいものに関しては「三笠彬子」にしているそうだ。「彬子女王」なので出席番号は1番が多い。イギリスの大英博物館のレクチャーを聴きに行ったときには、リストに名前が載っていなかったので、日本人の受付のひとに「彬子女王です。」と言ったら、ローマ字で「akiko」と書いたあとに「joe でよろしいですか?」と訊かれ、「でしたら、princess のほうでよろしいですか?」と答えたという。志の八「矢吹丈のジョーってことですよね?」 女王「立つんだジョーですね。」 志の八「彬子さまのすべらない話。」 女王も「すべらない話」を認識しているのか。エックスでもリアルタイムで番組の感想をつぶやいてくださいといって、女王「ハッシュタグは「#彬子女王のANNP」です。PPAPみたいですよね。」 40分を過ぎたあたりで、ゲストの中村勘九郎も登場。勘三郎の代から家族ぐるみの付き合いがあり、勘九郎よりもむしろ前田愛と息子たちのほうがよく会っているという。3人の共通の話題はマンガ、女王は「キングダム」を勘九郎に薦められた。女王「立場上、あまりこう、このマンガが面白いとか、好きだとか言えないんですけど、この「キングダム」に関しては、「キングダム」の映画の監修をされているわたくしの学習院時代の恩師の鶴間和幸先生が、「彬子さまも「キングダム」読んでるよ」って言ってしまったので(笑)」 女王はコロナ前には漫画喫茶もよく行っていたそうで、「彬子女王」の名で会員証を作っている。番組後半は心游舎の活動についての話になる。女王が初めて観た落語は志の八さん、しかも、コロナ禍にズームで観て、おなかを抱えて笑ったって。SNSからこの番組の収録風景の写真を見ると、3人だけでなく、ラジオブースのなかに側衛がいるのがすごい。

2025年4月17日木曜日

4月17日木/海岸で相撲をとるシーン

◇ テレビ・雑誌

 朝、NHKプラスで「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜は祖父・吉田鋼太郎に向かって夢を決意した。夜中に起きあがり、並んで寝ている妹たちに、パン食い競争のときに転びそうになったのぶの背中を押して助けてくれたひとがいたことを話す。あれは誰だったのだろうかとのぶは不思議に思っていた。のぶは歩きながらもノートを見て勉強していた。うさ子ちゃんと一緒に歩いていると、中尉が休暇が終わって海外に帰ってしまうことをうさ子ちゃんが教えてくれる。お礼を言ってなかったことを思い出したのぶは、走って、駅まで中尉を追いかけに行った。のぶは中尉のおかげで夢が見つかったことを話し、もうひとつ、転びそうになったのぶを助けてくれたのは誰だったかを訊くと、2等の学生だったと教えてくれた。助けてくれたのはちひろ・中沢元紀だったのだ。たかし・北村匠海は封筒の中身を覗きながら嬉しそうに歩いていた。朝田パンの前に座っていたヤム・阿部サダヲに呼び止められ、「お前のマンガ、面白かったよ。」と言われる。たかしは為替を換金してきたところだった。ヤムはその金を取って、のぶの妹たちに「たかしが奢ってくれるってさ。」「たまるかあ!」と大喜びする三女のメイコ・原菜乃華。たかし「だめ、だめです、このお金は。弟に小遣いやらないと。あいつのおかげで賞金もらえたから。だからだめ。」 のぶがそこに帰ってくる。「ちひろくんは?」と訊くと、ちひろは柔道部の合宿に行っているとたかしは答える。「ちひろくんに会うたら、ちゃんと言わんといかんことがあるがよ。」と言われ、たかしは複雑な表情になり、「そうなんだ。」と答える。メイコがのぶにたかしがマンガで賞金をもらったことを教えると、「ええっ!」と大きな声を出す。のぶ「たかし、すごいやんか。おめでとう!」 みんなに拍手されて、嬉しそうなたかし。うちに帰ってきたたかしは、自分のマンガが載った新聞を見る。つぎの日曜日、のぶが机に向かって勉強していると、母・江口のりこが部屋に入ってきて、パン食い競争のおかげで大口の注文が入ったと言う。ヤムおじさんと一緒に、のぶたち三姉妹は配達に行くことになった。配達を済ませたらしい4人、海岸に座り、かき氷を食べている。メイコが無邪気に「美味しい!」と声をあげる。ヤムおじさんが奢ってくれたようだ。そこにたかしとちひろもやってくる。ふたりはヤムに呼ばれたようだ。たかし「あれっ、のぶちゃんたちもきてたの?」 のぶ「うん、配達の帰りや。そっちは?」 たかし「ヤムさんに呼ばれて。」 次女の蘭子・河合優実「そういえば、お姉ちゃん。ちひろくんに言わんといかんことがあるがやって。」 ヤムは「さあっ、今日はたかしの奢りだ!」と勝手に決めてしまう。メイコ「じゃあ、たかしさん! ラムネもええですか?」 海岸にふたり、のぶとちひろが向き合う。「ちひろくん、ずっとお礼言いたがったがよ。」といって、パン食い競争で助けてくれたことをのぶはちひろに訊いた。「ありがとう。」「いえ、あのときはとっさにからが動いただけで。」 いつの間にかふたりきになっていたのぶとちひろに、ラムネをもって戻ってきたたかしと妹たちが遠くから気がつく。のぶはラジオのお礼を話し、それから、1等になれたおかげで大切なことを思い出したという。「おなごでも思いっきり夢を追いかけていいがやって。」 のぶは配達の残りのあんぱんを「食べて」といってちひろに渡す。「わし、大好きです。」 ちひろに言われ、のぶの表情が少し変わる。それを見ていたたかしの表情も変わる。少しの間のあと、「朝田パンのあんぱん。」 と言うちひろ。のぶとたかしの表情が細かく変化する。メイコ「たあまるかあ。お姉ちゃんのことかと思った!」 のぶ「たかしのぶんもあるで。」 小さくうなずくたかし。三姉妹が海岸をはしゃぎながら歩く。たかしはちひろに小遣いをあげる。「お前のおかげで賞金もらえたから。」「すまんにゃあ、兄貴。また頼むき。」 メイコが遠くから大きな声で、「たかしさん! かき氷とラムネ、ごちそうさまでした!」「どういたしまして!」 三姉妹は手をふって先に帰っていく。ちひろ「三人、仲ええねえ。」 たかし「なんか、俺、めちゃめちゃ暴れたくなった。」 たかしは立ち上がり、伸びをすると、たかしは笑顔で「ちひろ、かかってこい!」と言う。「子どものころ、お前はからだが弱かったから手加減したけど、今日は手加減しないから。」 海岸で相撲をとる兄弟、押し倒されるちひろ、投げ返されるたかし。三姉妹はそれをまだ遠くから見ていた。「男ってアホやねえ。」「ほんまやねえ。」 メイコは「おなか空いた。早よ、帰ろう。」 団子屋の店先、たかしがヤムさんと並んで座っている。ヤム「どうしたんだよ、浮かない顔して。なんなんだよ、そのため息は。」 たかし「ヤムさん、ジェラシー感じたことはありますか?」 ヤム「ジェラシー? 焼きもちか? 俺が焼くのはパンだけだ。」というと、たかしに「そうですか」と流され、ヤム「なんだよう」という呼吸が可笑しい。ヤム「焼いて焼かれて、だからこそ、人生は面白いんじゃないか。うん? ぴんときてない顔だなあ。」 そこにのぶが走ってやってくる。「あっ、ここにおった。」といって、ヤムを見つけると、「ヤムおいちゃん、たまにはうちでご飯食べたら?」と訊く。ヤムは「いや、やめとく。」 たかしに向き、「今日はごちそうさま。」「うん」といって、たかしが帰っていこうとすると、通りの向こうから歩いてきたのは母・松嶋菜々子だった。たかしに気がつき、「たかし?」と声をかける。「ひさしぶり、元気だった?」 たかし「お母さん…。」 母「たかし、こんなに大きくなって。」 ナレーション「8年間音沙汰のなかった、たかしとちひろの母、登美子が町に帰ってきました。」

 午前中にブログの更新をふたつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。楽天マガジンのチェックをすると、「週刊文春」では、能町みね子のコラムが古市憲寿の中居擁護の発言をちくちくと批判していて、内容には賛同する部分はあるが、「昭和」が悪口だと思っているのがよくわからない。能町の論理はまるで人間のすべての行動は意志に基づいているかのようだ。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は傑作選「痛快!「オンナ友達」に乾杯」。草笛光子と岸恵子(2011年)、中尾ミエと和田アキ子(2018年)、北斗晶と辻希美(2021年)という3組のダイジェストだったが、どの回も観た記憶があいまいで、中尾ミエと和田アキ子の回は徹子さんも含めた3人のやりとりが新鮮に面白かった。北斗晶と辻希美の回は観なかったのか、ひどいバッシングをされていた辻ちゃんを北斗晶が励ましてくれたといって、思い出して涙する辻ちゃんにもらい泣きしそうになった。

 昨夜の「ひっかかりニーチェ」にはニューヨーク屋敷が登場。ニューヨークやさらば青春の光はお笑い界の希望だといって、ニューヨークには初期のとんねるずみたいになってもらいという永野は、「ひっかかりニーチェ」のスタッフをいつか野猿みたいにしたいと言い始める。永野とさらば森田の違いは、森田はゴシップ好きだが、じつは悪口は言わない。永野は陰口が好きで、嫌いな言葉は「文句あるなら本人の前で言え」。芸人になったらおもてで会話をたくさんするようになるから、ひとの気持ちがわかるようになったという話も面白かった。三谷アナが「やべっちFC」をやっていたとき、矢部に子どもがいないころは毎週飲み会があったそうで、スポーツ選手との関わりがない永野は楽しくないのではと心配するが、次回のこの番組のゲストが槙野智章であることが明かされる。ゴールがわかっているのに行かず、いやなことを手前でずっと言ってるのが楽しいのに、槙野は解決してくれそうという勝手なイメージ、「警察がきたみたいな」という例えに笑う。この番組はくるまがいなくなってから、ゲストを迎える側になった永野の面白さをすごく感じられるようになった。

 TVer で、去年放送された「そのコントやってみます」という番組が配信されていた。オードリー、ハライチ、アルコ&ピース、ノブコブ吉村、ベッキーが出演、ナレーションはノブコブ徳井。お題に沿って、即興コントを演じる番組。設定は「恋愛リアリティショー」、途中のマスト演出として「「糸」の音楽に合わせて悲しい過去を告白」、オチのセリフは「全部、ベッキーのせい」というのが決まっている。観客を入れた公開収録なのだが、しかし、「スジナシ」なんかと比べるとあまり緊張感がないし、リアリティの擦り合わせもないままに進行してしまう。「さんまのお笑い向上委員会」とも違うのはコンダクターが存在しないからだろう。2本目のコントは「バカヤロウ、まだ始まってもいねえよ」というオチのセリフが決められたが、「キッズ・リターン」のセリフとしては不正確だ。マスト演出はミュージカルだったが、誰もミュージカルがわかっていないのもひどい。構成は樅野太紀、谷口マサヒト。

 今夜の「アメトーーク!」は「ボケツッコミ分かりにくい芸人」。アンガールズ、三四郎、ウエストランド、さや香、囲碁将棋が出演、MC側にはノンスタ石田、渋谷凪咲が座る。

 日付が変わり、深夜にも楽天マガジンのチェック。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載コラムは最終回。最後はオフコース「さよなら」を取りあげる。オフコースのベーシストだった清水仁が在籍していたザ・バッド・ボーイズのライブの手伝いを、剣さんは17歳のころにやっていたことがあるという縁があるのだ。20代のころには付き合っていた女番長が熱狂的なオフコースのファンだったために、武道館公演に連れて行かれたことがあるって。聖光学院出身の小田和正と鈴木康博も横浜の出身。ウィキペディアを見ると、鈴木康博は屛風ヶ浦の出身なのだ。たけしの連載はトランプについて、後半には万博にも触れている。「そもそも今「万博」というものをやる意義みたいなものがぼやけているのが気になるんだよな。それは、この万博が「カジノ誘致」と密接に結びついていることが透けて見えてしまうからなんだろうな。」「カジノができたらどうなるか。いの一番に「パチンコ業界」が苦しくなるだろう。」

 「日経エンタテインメント」には今田美桜のインタビューがあり、「あんぱん」のオーディションの話をしている。「オーディションは、グループ審査やカメラテストがありましたが、最初のビデオ審査でけっこう悩みました。『アンパンマンのマーチ』の歌詞の1番から3番まで、それぞれに設定が設けられて、その感情に乗せてお芝居をするというもので、今まで受けたオーディションのなかで1番難しかったです。でも改めて、歌詞にある「そんなのはいやだ!」のフレーズがすごく好きだと思いました。」

 中園ミホ脚本作をもっと観たいと思い、アマゾンプライムで「ドクターX」を観始める。2012年放送。内容をほとんど知らずに観始めたが、ナレーションが田口トモロヲで、「プロジェクトX」を思わせる作りになっているんだな。

2025年4月16日水曜日

4月16日水/母の誕生日

◇ テレビ・ラジオ

 朝8時半頃に起きあがり、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜がパン食い競争で1等賞になったところで昨日は終わったが、ヒゲの先生が近寄ってきて、「のぶ、失格!」と告げられてしまう。「そもそも、おなごの出場は禁止やけえ。」「1等は朝田のぶ」と読みあげた中尉も「まあ、しかたないにゃあ。のぶもわかっちょって走ったがやろ。」 たかし・北村匠海は遠くから見ている。大喜びしていた妹たちも「えっ!?」と声を出して戸惑う。呆然とするのぶは平静を装っているようでもある。その場を離れていくのぶを、ちひろ・中沢元紀が目で追う。のぶが歩いていった先には、参加を断られた小さい女の子がいた。女の子が近寄ってきて笑うと、のぶも笑顔になる。夕方、「ぎっこんばったん」の丸太のところにのぶがいると、そこにたかしがやってきた。「失格なんてひどいね。」「うちがアホやった。」「のぶちゃんは悪くない。みんな、女子に負けて悔しいんだ。」 怒っているたかしを、のぶは珍しそうに見つめる。「たかしでも怒ることあるがやね。」「おなかくだしたなんてウソやろ。」 照れて否定するたかしに「ありがとう。ラジオはもらえんかったけんど、必死に走って走って、いちばんに着いたとき、うち、こじゃんと気持ちよかった。このからだが、風になったみたいやった。」 小さいときは走ったら風になってどこにでも行けそうだった、どんな夢でも叶いそうな気持だったというのぶに、たかしは「今は違うの?」と訊くが、のぶは答えない。たかし「そうか、「おなごはつまらん」か。」 そこにちひろがラジオを抱えてやってきた。1等になった男はひもをゆらした反則で失格になり、ちひろが繰り上げ1等になったのだ。「おめでとう」というのぶに、ちひろ「1等賞はのぶさんや。これはのぶさんが受け取ってください。」「うちには父のラジオがあるし、これは本当の1等賞ののぶさんがもらうべきや。」 たかし「のぶちゃん、よかったね。元気100倍だね。」 ちひろはラジオをたかしに渡し、去っていく。のぶ「たかし、ええ弟持ったね。」 たかし「できすぎだよ。」 朝田家では、ラジオをもらえなかった弟子の豪・細田佳央太が祖父・吉田鋼太郎に謝っていた。そこにのぶがラジオを持って帰ってくる。驚く家族。ちひろがゆずってくれたというと、「たまるかあ!」といって祖母・浅田美代子は大喜びする。「早よお、聴こう!」という三女・原菜乃華。さっそく、そっとラジオをつけ、ラジオを囲み、家族は放送に耳を傾ける。おおっと声をあげる祖父、はしゃぐ三女。聴こえているのはどうやらオリンピックの中継だ。次女・河合優実「お姉ちゃんは女吉岡や。」 のぶは笑顔でラジオを見る。つぎの朝、家族や近所の子たちを集め、のぶが前に立ち、みんなでラジオ体操をしている。かわいらしい光景。そこにたかしとちひろがやってくる。笑顔ののぶは、たかしに向かって「うち、見つけたかもしれん。」 のぶは走っていく。息を切らしながらえんえんと走り、パン食い競争の会場だった神社にたどりついた。のぶはあの女の子の顔を思い浮かべる。朝田家、のぶは祖父の前に正座し、決意を打ち明ける。母、祖母、妹たちものぶの後ろに正座している。「うち、お父ちゃんに最後に言われたこと、ずっと考えよったがよ。なりたいもんが見つかったら、思いっきり突っ走れ。お父ちゃん、そう言うてくれた。それがなにか、やっとわかった気がするがよ。なりたい夢が見つかったがやき、将来は、学校の先生になりたいがです。」 驚く母と祖母。祖父は「学校の先生じゃとお!?」と大声を出す。のぶ「はい、子どもらに、体操や勉強の楽しさを教えたいがです。」 祖父「いかんいかんいかん!」 女子師範学校は学費免除の制度もあるから迷惑をかけることもないといって、のぶはあたまを下げるが、祖父は「いかんいかんいかん! 嫁に行きそびれるに決まっちゅう!」 これからは店の手伝いをして、母に楽をさせないといけないといって祖父は怒っている。祖母も祖父に賛成する。母・江口のりこは神妙な顔をして黙って聞いていた。次女が「うちはお姉ちゃんを応援する。」と言うと、家族は次女のほうにふり向く。次女「パン食い競争でお姉ちゃんが走りゆうのを見たとき、なんか、胸がすーっとしたがよ。男のひとらをどんどん追い抜いて、かっこよかった。お姉ちゃんの夢はうちの夢や。」 祖父「蘭子もなに言うがな! おなごはおなごらしゅう…!」 母「お言葉ですけんど、お父さん! おなごらしゅうってなんですろうか?」 祖父はうろたえた声を出す。母「結太郎さんが亡くなる前に言いよったやないですか。海の向こうの国やったら、社会に出て男に負けんば活躍しゆる女のひとらがおる。日本もいつかそういう時代がくる。のぶ、自分の夢をあきらめるなんて…。」 母は祖父にあたまを下げる。「お願いします、のぶの夢をつぶさんといてください!」 のぶもあたまを下げる。次女は父の帽子を取り、かぶると、「お父ちゃんの代わりに、うちもお願いします。」 三女はその帽子を取り、祖父にかぶせ、「お爺ちゃん」といって祖父の顔を笑顔で覗き込む。外から見ていた弟子の豪も遠くからあたまを下げる。かわいい三女になにも言えなくなる祖父だった。場面は学校、のぶは数学の授業を熱心に聞いている。ナレーション「家族の助けも得て、のぶは学校の先生を目指すことになりました。」 ノートを見ながら歩いているのぶ、その後ろを学生服のたかしが歩いている。「のぶちゃんはもう、見つけたんだな。」 たかしがうちに帰ると、ちひろが封書をもってくる。たかしが新聞に応募したマンガの結果が届いていた。「がっかりしたくないから」といって開けたがらないたかしだが、ちひろが開けてみると、「兄貴、入選しちゅう。賞金10円の為替や!」「えっ」といって、たかしもあわてて封書を見る。「たまるかあ。」と声を出したところで今日は終わり。

 テレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」は「バラエティ条約会議」という企画。ママタルト、ネコニスズが登場。これからバラエティに多く出演する2組のための密約を交わしておくという企画だった。昨夜の「勝手にテレ東批評」はラランドニシダがゲスト。「即今日話」「川島明の辞書で呑む」「アノ人、消しときました…」に出演している。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・春風亭昇羊)をつけておく。ラジオを聴きながら作業したかったのだが、積みあげている本が盛大な雪崩を起こしてしまい、これを積みなおすだけで30分ぐらいつぶれた。

◇ 面会

 午後から外出。三ツ境のバスターミナルから横浜旭陵高校坂下まで。HACに寄り、飲みものとパンを買って食べておく。老健の面会だが、今日は母の誕生日なので、母のお友だちがいらっしゃることになっていたからいつもより早めにやってきた。3階にあがると、すでにお友だちのおふたりはいらしていて、母と一緒に面会の席にいた。職員さんが椅子をもうひとつもってきてくれる。母がテレビ局で働いていた時代のお友だちで、当時の写真をもってきてくれていて、自分にとっても初めて見る写真だった。お花とケーキも買ってきてくれて、ケーキを食べるために、みんなの紅茶を外の自販機まで買いにいってくる。テレビ局にいたころの話は母からもほとんど聞いたことがなく、その時代の話をいろいろと訊きたい気もしたのだが、どうしても、母の現状の話が多くなる。働いていたのは1年だけだということも今日まで知らなかった。おふたりはテレビ局の社員と結婚したそうだが、母はそのころにはもう父と出会っていたようだ。それが不幸の始まりだな。お帰りになる前に3人並んだ写真を撮影する係をする。自分のスマホでも撮りたかったが、言い出せなかった。何時からいらしていたのかも訊きそこねてしまった。

 花を部屋に置いていくために名前を書いたテープを貼ろうとしていると、職員さんがやってきて、花は置いていけないと言われてしまった。おふたりには悪いが、これはうちに持って帰るしかない。せっかくだから、母に花を持たせて写真は撮っておく。

 1階に降りていくと、ケアマネジャーさんに呼び止められた。入居時にも会っているお兄さんだが、今後のことについてお話があるというので、あとの予定もなく、入り口の横のテーブルで話を聞いていくことになった。こっちから訊ねなければなにも教えてくれないのではないかと思っていたので、こうして呼び止めてもらえて安心した。ついさっき、お友だちに母がいつから入居しているのと急に訊かれ、とっさには正確なことが思い出せなかったのだが、昨年の11月末からだった。母のここでの生活はもう5ヶ月になろうとしている。当初は足が治ったらうちに帰らせるというつもりでいたが、ケアマネジャーさんはうちの状況も考慮してくれて、つぎの施設に入ることを一緒に提案してくれるという話になった。正直にいえば、自分にとっては今の状況は楽ではあるのだが、今日のようにお友だちがきてくれたり、親戚がやってくるには不便で申し訳ないこと、それと、やっぱり、母がこの状況を望んではいないだろうということは話した。あとは予算の問題もあるが、それは詳しくは話さなかった。さらに、うちの掃除が思うように進まないことも話したが、しかし、片づいたところでこのうちは暮らしやすいだろうか。もっとうちから通いやすい施設があればとは漠然と考えてはいたのだが、これからどのように提案してもらえるだろうか。

 いつもどおり、はま寿司に寄っていく。ケーキを食べてしまったので少なめに、まぐろ、サーモン、牛カルビ、合鴨ガーリックソース、活〆ぶり、とろびんちょう。6皿、748円だが、クーポン券を使い、600円弱。鶴ヶ峰まで歩き、ドトールに寄っていく。

 SNSから、石橋貴明がコメントを発表したことを知る。全文を読むと、まず、病状についての報告があり、咽頭癌も併発していたことが書かれている。無事に手術を終えたが、集中治療室から一般病棟に戻ったのが一昨日で、それから報道を知ったということだ。第三者委員会の調査については、病気の発覚と重なり、検査と入院準備の時間に追われていたこと、また、心の余裕のなさから対応できなかったと謝罪している。報道の内容については、会食はした覚えはあるが、かなり深酒をしていたために詳細は覚えていないのが正直なところだという。そのまま受け止めれば、記憶がなくなるくらいに泥酔して、はめをはずしたということだろう。女性に対する謝罪もあり、叶うのであれば直接会って謝罪したいと書いている。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、テレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観ると、石橋貴明が謝罪コメントを出したことが報じられていた。今日の「徹子の部屋」は城田優がゲスト。スタジオで歌を2曲、尾崎豊の「I LOVE YOU」と、美空ひばりの「川の流れのように」を歌ったのだが、「川の流れのように」は世代ではないが徹子さんに喜んでもらえるのではと思って選曲したといって、徹子さんもこの歌は大好きだといったが、あまりにも漠然とした印象に基づく選曲だ。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」にも浜田が出演している。浜田はいつまで収録してあるんだろう。まずは「電気イスゲーム」の続きから、準決勝第2試合は千原ジュニアと今田耕司。今田は1回戦とは打って変わって、最初に電流を食らわされ、ジュニアが終始リードし、5回で40点を先取した。番組後半は「鉄道マニア細分化されすぎててもはやどんな「◯◯鉄」が出てきても信じちゃう説」。囲碁将棋が鉄道博物館をレポートし、根建にドッキリが仕掛けられる。

 今夜の「あちこちオードリー」のゲストは、里崎智也、島谷敬、糸井嘉男、野球解説者3人が並ぶ珍しい回だった。あんまり興味ないなと思いながら観始めたら、けっこう面白かった。

2025年4月15日火曜日

4月15日火/食パンの角にあたまを

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画・SNS

 早朝から眠り、昼前に起きあがる。まず、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜がパン食い競争の出場を反対されたところで昨日は終わり。「タンクタンクロー」を読んでいるたかし・北村匠海、そこにのぶがやってくる。「ぎっこんばったん」の丸太にたかしは座っていた。叔母・戸田菜穂にマンガを読んでることを注意されたからたかしは外で読んでいた。のぶ「それでも、たかしはええなあ。おなごはつまらん。」「パン食い競争にも出られんがやって。だめながはわかっちゅう。けんど、死んだお父ちゃん言いよった。」 回想シーン、父・加瀬亮に言われた「おなごも遠慮せんと、大志を抱けや。」というセリフが思い出される。のぶ「けんど、おなごはつまらん。」 シーソー遊びをしながら会話をするふたり、子どものころから変わらない風景がある。そして、祭りの当日の朝、朝田家では、ヤムおじさん・阿部サダヲ、母・江口のりこと三姉妹がパンを作っていた。200個のパンが焼きあがる。神社の入り口にあるパン食い競争の受付、のぶは先生と一緒に出場者を募る声をあげている。そこにやってきたのはのぶの幼なじみたち、たかしの弁当をよこせと言っていたかつてのあの悪ガキたちだった。幼なじみたちはただで美味しいパンが食べられることに惹かれて参加する。ひとりの男はお手伝いをしている妹の蘭子・河合優実が気になる様子だ。ちひろ・中沢元紀も出場しにやってくる。そこへ小さい女の子がやってきて、名前を書こうとすると、先生が「おなごは出場できへんぞ。」「そうなんが?」とさみしそうな女の子。のぶは怒った声で「先生、あくまで子どもの部です。女の子が参加してもええがじゃないですか?」 先生「いかんいかん、おなごの参加はいかん。」 のぶ「どういてですか?」 先生「いかんもんはいかん。」 のぶは女の子に「ごめんね」と言って、せめてあんぱんをあげようと妹たちのところに行くと、あんぱんが足りなくなっていた。のぶはうちに走って、あんぱんの追加をもらいに行く。うちでは祖父母のそばで、弟子っ子の豪・細田佳央太が仕事をしていた。祖父・吉田鋼太郎は「豪に頼みがある」といって、パン食い競争に出て、優勝賞品のラジオをもらってきてくれという。のぶが追加のパンを走ってもっていくと、さっきの女の子はもういなくなっていた。ちひろたちが準備運動しているところにたかしもやってくる。たかしもいやいや参加するようだ。たかしも幼なじみの悪ガキたちに再会する。蘭子が受付をしていると、豪が参加しにやってきた。蘭子「応援するきね。」 豪「しないでください。わし、足は遅いがです。」 蘭子「ちからは強いのに。」 名前を書く豪を蘭子は見ている。中尉が会場にやってくると、女学生たちが色めきたつ。準備をしているのぶに中尉は声をかける、それを目にするたかし。来賓が座るテントには優勝賞品のラジオがどっしりと置いてあった。それを見ている子どもが「ラジオやあ」と声を出す。いよいよ始まったパン食い競争、まずは少年の部。のぶはパンを運ぶのに忙しく働いている。幕の影からさっきの女の子が覗いている。そして、青年の部。豪に声援を飛ばす祖母・浅田美代子と妹たち。足が遅い豪はビリになってしまったが、蘭子は小さく拍手を贈った。パン食い競争は最後の組になるが、それに出場するはずのたかしが変なところにいるのをのぶは見つける。のぶ「たかし、どういたがね?」と訊くと、たかし「僕は棄権する。」「はあ? たかし、たっすいがあはいかん!」と怒るのぶをなだめながら、たかしは「めちゃくちゃおなかが痛い。」と言って、タスキをのぶに渡して逃げて行ってしまう。最後の競争がスタートすると、その後ろに現れたのは雪駄を脱ぐのぶの足元。祖母と妹たちがちひろを応援しながら観ていると、その後ろからものすごいスピードで走ってくるのぶのすがたに気がつく。ここはコメディ的展開。「ハチキンおのぶじゃ!」と騒然とする来賓席。参加できなかった女の子もそれを観ている。引っ込ませようとする先生を「まあええやないですか」と中尉はなだめる。のぶにびっくりするちひろ。祖母たちはのぶに声援を贈る。パンがぶらさがるロープをひじで引っかけようとする男、それを見た三女のメイコ・原菜乃華「ああ! あのひと、ズルしよる!」 蘭子「こすい! 食パンの角にあたまぶつけて死んでしまえ!」 追いついたのぶ、なんでのぶがと驚く男たち。パンをかじったのぶが全速力で走っていく。たかしも見守る。ズルをした男を追い抜き、のぶが僅差で1等になってしまった。

 午前中にブログの更新をひとつ。インスタを開いたら、新しい学校のリーダーズのアカウントがストーリーズでたくさん動画をシェアしていて、ライブを撮影自由にしているのだ。そのまま、観客たちが撮ったたくさんのライブの動画を長々と観続けてしまった。こんなことで午前中が終わりかけてしまう。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは渡辺正行。

 午後、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は藤田ニコルがゲスト。10年前、17歳のときに出演した映像から始まる。徹子さんのことを「てつぽよ」と呼ぶ傍若無人ぶり。しかし、テレビをあまり観ていない時期だったから、このころの藤田ニコルの印象がまったくない。結婚式で父親役をやってくれたという梅沢富美男からコメントのVTRもあった。

 今朝の「The Wakey Show」は「コントライターズ」のコーナーだけを観る。第2回目はかが屋賀屋が担当。今のところ、このコーナーはかが屋のふたりでしかまわしていない。サンプラーを使ったコントだが、まったく、かが屋らしくないコントだ。演者がこれでは苦労するだろうな。

 昨夜の「激レアさんを連れてきた。」には変面を独学でマスターしたという少年が登場し、これはとても面白かった。河合優実、飯尾和樹という出演者陣もよく、録画しておけばよかった。昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」には、さらば青春の光がふたりそろって登場。昨夜の「松井ケムリの老後ドリーム」には、いとうあさこ、チャンス大城が出演。今回はスタジオで高級老人ホームを紹介する。昨夜放送の「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」は浅丘ルリ子がゲスト。先週土曜放送の「人生最高レストラン」は岡部たかしがゲスト。この番組でも東洋館のチラシが出され、録画するチャンスを二度も逃してしまった。

 夕方、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を再見する。一回、普通に観て、それから、もう一度観なおし、日記用にメモを作るというのが習慣になってしまった。こんなことを半年続けるんだろうか。エックスでは「食パンの角」というのがトレンドにあがり、面白いセリフだから話題になったのかと思えば、「死んでしまえ」に批判的な投稿があったというのである。「豆腐の角にあたまをぶつけて死んでしまえ」という言いまわしをそもそも知らないのだろう。しかし、SNSでは年齢が見えないが、そんな言いまわしもわからないような若い世代にもこの「あんぱん」は観られているということではないのか。いい歳した人間がうろたえるような話ではない。それをネット記事にしているデイリースポーツの記者は馬鹿なのだけれども。

 夕方から2時間ぐらい眠り、夜、ブログの更新をもうひとつ。ひさしぶりに1日2本更新できた。楽天マガジンのチェックをすると、「週刊女性」にも広末の記事。そのほか、水道橋博士の「事務所辞めます」発言というのはぜんぜん知らなかったが、エイプリルフールの投稿に関して、その真意を本人に直撃取材している。「14歳」という新コンビを組んで漫才をやっているようだが、あいかわらず、なにやってるんだかなあ。「アサヒ芸能」のテリー伊藤の連載対談には藤原喜明が登場し、クマと戦った番組のことを話している。動物愛護団体から虐待だと言われたが、藤原喜明は「クマのほうが強いんだから虐待されるのは俺だ」と思ったって。

 アマゾンプライムで映画を1本。去年の話題作、「侍タイムスリッパー」をようやく観た。アマゾンプライムは今月から広告が入るようになったというニュースを見ていたが、最初に短いCMが入るだけで、作品が中断されるわけではなかったから安心した。古風な喜劇をていねいに作っている。時代劇への思い、誠実さを感じる映画だった。登場人物たちがガラケーを使っていて、いったいいつから撮影されていたんだろうか。無名の俳優たちばかり、助監督役の女優さんは実際の助監督だというのが話題になっていた記憶があるが、ウィキペディアにあたると肩書きは女優になっていて、むしろ、女優さんが助監督をしていたということか、さすがにシロウトだとしたら上手すぎる。山口馬木也という俳優は蜷川幸雄の舞台でデビューしているようだ。

 深夜1時からはラジオ。今夜の「爆笑問題カーボーイ」は田中の仕事の都合で生放送。聴きながら、オープニングを聴き終わらないうちに眠ってしまった。

2025年3月14日金曜日

3月14日金/「数学と人間」

◇ テレビ・雑誌

 朝、ブログの更新をひとつ。TVer から、テレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「女性役やってる芸人」。チュートリアル徳井、空気階段かたまり、ハナコ岡部、男性ブランコ平井、マンボウやしろ、レインボー池田、コットンきょん、かが屋のふたりというメンバー。MC側には森香澄、空気階段もぐら、男性ブランコ浦井が座る。

 昨夜の「私のバカせまい史」は、さらば森田がプレゼンター「人類最強のお笑いウェポン屁史」。古代ギリシャから屁の歴史をたどりつつ、中世ヨーロッパの放屁師や、おならの語源は室町時代の女房詞にあるとか、江戸時代の屁合戦絵巻などにも触れていく。志村けんは屁の音のレコード「ワンダープーランド」を使用していて、音響デザイナーの和田則彦が本物の屁を録音したものだが、そのレコードに収録されている「黄色いサクランボ」が流された。「ひょうきん族」ではたけしがアドリブでよく屁をこいていたこと、そして、浜田は屁ツッコミを編み出す。にぎりっぺは英語で「cupcake」というトリビアもあった。最後はスタッフや観覧客も含め、誰かが屁をするまで終われないという展開になった。そういえば、すっかり忘れていたことを思い出したが、ずいぶん昔にダウンタウンの番組で、屁の企画の観覧に行ったことがあった。「ごっつええ感じ」だったんだろうか、神保町の会場で、観覧客みんなにイモかなにかがふるまわれ、屁が出そうになった観覧客がステージにあがって、屁をしていたような気がする。なにを目標にしていた企画だったのかはぜんぜん覚えていない。検索してもわからない。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「中川家 ザ・ラジオショー」をつけっぱなしにしておく。ラジオを聴きながら部屋の掃除をする。奥の部屋の入り口を埋めつくしていたチラシの処分についに手をつけるが、ここは夏に使っていたコンパクトクーラーのために水びたしになり、今でも湿り気が残っていた。ずいぶんひどい状態にしたままで、何年も過ごしてきてしまったものだ。

 楽天マガジンのチェック。「婦人公論」には「名優たちの転機」という関容子による連載インタビューがあり、今号は石倉三郎がゲストだった。俳優になる経緯、転機となる仕事がたどられていく。橋爪功と共演した「ゴドーを待ちながら」について語られるなかで、お笑いをやっていた時代に「ゴドーを待ちながら」は星セントがやっていたのを何度か観ていたのだという。「セントがやったんだから俺だってできるだろ、ぐらいのことなんでね。それがまぁ、初めての「新劇」ですかね。」

 録画していたテレビ番組のなかから、観そびれていた番組をひとつ。2020年放送の「ザ・ノンフィクション」から「就職先はさる軍団」というドキュメンタリー。村崎太郎が代表を務めるモンキーエンタープライズの新入社員の就職説明会の場から始まる。おなじみの猿軍団であるかのようなナレーションが入るが、かつての日光猿軍団とは別モノという説明がない。もう5年前の放送になるが、村崎太郎のパワハラ気質がぷんぷんしている。新人の教育係はゆりありくのゆりあが担当していて、ゆりあが入ったときは一門に入門するというイメージだったのが、今の子たちは会社に入社するという意識になっているというのだが、実際、会社化しているのだし、冒頭のシーンを観ると完全に入社風景だ。

 NHKプラスから、今日の「ニュース7」を観ると、石破が一年生議員に商品券を贈っていたという問題を扱っている。スレッズにも書いてしまったが、左派は自民党を批判したい、自民党内右派は石破を降ろしたいだけで、これはぜんぜん国民のための動きではない。ヘタに石破を降ろし、やばいやつにしゃしゃり出てこられても困るのだ。野党の発言力が強い状態の石破政権というのは、今までの何十年からするとそうとうベターだろう。そのほか、立花孝志が襲われ負傷したという明るいニュースも。

 今夜放送される日本アカデミー賞授賞式を観る前に、TVer だけで配信されていたウェルカムレセプションの様子を観る。ナビゲーターは若林が今年も続投、パートナーは佐藤栞里になった。授賞式の司会は安藤サクラと羽鳥慎一。「キングダム」チームの大沢たかお、山﨑賢人、佐藤信介監督が登場したが、大沢たかおは若林が神泉のカフェでバイトしていたときの常連客だったそうだ。さらにもう1本。これも配信限定のレッドカーペットの様子を観る。俳優陣以外の裏方たちが歩く様子は放送にはぜんぜん出ないから、これは今までも観たことのないものだ。優秀主演女優賞では、ひとり遅れてなかなか出てこないと思ったら草笛光子だ。若い女優たちと一緒に、内野聖陽にエスコートされてレッドカーペットを歩く草笛光子がたまらなく素敵だった。

 そして、放送された日本アカデミー賞授賞式。まずはレッドカーペットのダイジェストを観ながら若林と佐藤栞里がしゃべる時間があり、すぐに最優秀助演男優賞の発表になった。内野聖陽、大沢たかお、岡田将生、佐藤二朗、山田孝之がノミネート。司会の安藤サクラと羽鳥慎一がインタビューし、最最優秀には大沢たかおが選ばれた。最優秀賞に選ばれると、若林と佐藤栞里のところにやってきて、ふたりにインタビューを受ける。最優秀助演女優賞には、芦田愛菜、清原果耶、土屋太鳳、山田杏奈、吉岡里帆がノミネート。吉岡里帆だけ、舞台出演のために会場にはこれず、事前に収録されたリモートインタビューの出演になった。最優秀賞には吉岡里帆が選ばれる。最優秀主演男優賞には、綾野剛、草彅剛、山口馬木也、山﨑賢人、横浜流星がノミネート。草彅剛がひとりだけ軽いトーンでいて、隣りに座るほぼ初対面だという綾野剛にマイクを向けたりする。最優秀賞には横浜流星が選ばれた。最優秀監督賞には、佐藤信介、塚原あゆ子、藤井道人、三宅唱、安田淳一がノミネート。最優秀賞は「正体」の藤井道人。最優秀主演女優賞には、石原さとみ、上白石萌音、河合優実、草笛光子、満島ひかりがノミネート。草笛光子だけ壇上に呼ばれないのかと思ったが、最後に壇上に呼ばれ、インタビューされた。最優秀賞には河合優実が選ばれたが、受賞作は「あんのこと」で、「ナミビアの砂漠」には触れられないのが不思議だ。若林と佐藤栞里のインタビューで気がついたが、そうか、来年は河合優実が司会になるわけか。ここで各部門の発表があったが、河合優実は「ルックバック」もあった。ミセスが受賞した主題歌賞というのは新たに新設された賞なのか。会長功労賞に選ばれた、木村大作、里見浩太朗のスピーチ。西田敏行には協会栄誉賞が贈られた。最後は最優秀作品賞、「キングダム」「侍タイムスリッパー」「正体」「夜明けのすべて」「ラストマイル」がノミネートされたが、どれも観てない作品ばかり。最優秀賞は「侍タイムスリッパー」に決まる。

 今夜の「A-Studio+」は吉岡里帆がゲスト。鶴瓶とはドラマで親子役を演じた。この放送時には能登の舞台に出ていることをこの番組で話していた。鶴瓶は、吉岡里帆と舞台で共演した渡辺えりに取材。藤ヶ谷太輔は仲のいい筧美和子とチャラン・ポ・ランタンももに取材していた。

◇ 読書

 深夜に読書。図書館で借りている、遠山啓「数学と人間」を読み終えた。2022年刊、中公文庫。なんとなく、数学に関する本を読んでみたいという気になり、遠山啓という著者のことは知らなかったが、なんか雰囲気のいい本だなと思って借りてみたらこれが大当たり。文章が平易なのもよく、随想感がある。巻末には大岡信による「弔詩」と、森毅による「異説遠山啓伝」が収録されている。ここに描かれている遠山啓という人物がまたとても面白く、読んでいて興奮させられたほどだ。以下、気になった箇所をたくさん引用する。

P16「二十世紀になってからの現代の数学というのは、ある意味で小学生の数学の考え方に非常に近づいているともいえる。だから最近は、現代の数学の考え方を小学校から教えようという動きが世界全体に出てきた。これは決して不可能なことではなくて、むしろ当然なことであります。つまり発展のいちばん先端のところがいちばんやさしいところと結びつく。こういうところがまた学問の発展の面白いところであります。数学者が長い間かかって考えたことが、いちばんむずかしいといわれているところが、小学生の考え方と似てきたというところもたいへん面白いことであります。」

P35「この『方法序説』というものの中に四つの研究の方法というものを挙げている。これはどういうことかというと、第一は、簡単にいうと「今までいろんな本が書かれ、偉い人といわれている人がいろんなことをいっているが、それは全部疑ってかかれ、それはウソかもしれん、まず第一に疑え」ということが書いてある。」

P56-57「このニュートンの法則があると、科学が今までの過去のことを説明するだけではなくて、未来も予言できるようになった。(略)だからニュートンの力学が出る前と後とでは科学そのものがたいへん変わってきた。」

P62「関数というコトバは日本では数学だけしか使わないことばですが、ヨーロッパでは function という日用語です。function を字引で引いてみますと、まっ先に「機能」という訳語がでてきます。これは日本では日用語です。」

P70「だから関数は大昔からそういう目で見れば幾らでもあったわけですけれども、そういう見方をするということが新しい。数学というのはそういう点では、いろいろな絵とか文学とそう変わらないものです。つまり新しい見方を教えてくれる。」

P74-75「和算、つまり日本の数学は江戸時代に急速に発展して、当時のヨーロッパにくらべても決して劣らないような数々の成果を生みだしました。しかし、そこでは関数の概念はついに生まれなかったといわれております。それは数学以外の物理学や天文学が発展していなかったために、そこから刺激を受けることができなかったためでしょう。その時代には数学だけが孤立しながら発展していたのです。そのために、自然、数学の内部だけに閉じてもらわざるを得なくなったのです。つまり数学は学問的自閉症にかかっていたわけです。そのことが関数の概念を生み出さなかった本当の原因であろうと思われます。」

P83-84「幾何学というのは、数学とわれわれの住んでいる世界、あるいは客観的世界とのつながりを問題にせざるをえない学問であります。(略)幾何学ほどそういう問題がはっきりでてくるものはない。そういう意味で、われわれの住んでいる世界、あるいは客観的な実在というものをどう見るかというようなところでいろいろな考え方がでてくる。それが幾何学はいちばんはっきりでてくる。これは私の考えですが、そういう意味で幾何学が歴史の区切りになっていると思います。」

P85-86「まず、ユークリッドのばあいには、幾何学の出発点となるところの点とか直線とか平面とかいうものが「何であるか」ということが決めてあります。(略)ところが、ヒルベルトにはそれがない。点、直線、平面の、いわゆる普通の意味の定義がないのです。こういうものをヒルベルトは「無定義語」という。点、直線、平面ということばは普通と同じように使っておりますが、それはその本を読んだときよっぽど気をつけなければならないけれども、ヒルベルトが頭の中に描いているのはそういうものではない。ただ慣習によってそういっているにすぎないということであります。こういう点が素人にはたいへんわかりにくい考えであります。何であるかをまず決めないで、議論を始めるのはおかしいではないか。そこのところがわかると現代の数学というのは半分ぐらいわかったといってもよい。そこのところがいちばんむずかしい。」

P87-88「だから点といっているのは定義しないというよりは、つまり実在とのかかわり合いを決めておかないほうが都合がいい。融通無碍にしておいたほうがいい、つまり無定義語にしておいたほうが都合がいいのです。」

P103-104「がんらい無限については古来から二つの対立する見方がありました。その一つは可能性の無限であり、それはアリストテレスによって代表されるものです。(略)この可能性の無限に対してカントルが対置したのは「実無限」といわれるもので、それは数えつくされた無限ともいうべきものです。」

P119-120「さっきいった数学という学問の特徴は、たとえば三すくみの例を三つあげましたが、石、紙、鋏はどういうものであるか、一つ一つのものの性質を研究するのは数学の任務ではなくて、もののほうは一応棚上げにして、相互関係のタイプに重点を置いて研究するのが数学だ。そういう意味で数学を「構造の科学」と想定することができる。いろいろな構造が数学という学問の中にストックされている。(略)数学は名前によりますと、数の学となっています。ところがそれはちょっと違うのです。数学というのは数の計算をやる計算術だというふうに誤解されやすいのですが、特に現代の数学は、数の研究もやりますけれども、それは一部分であって、むしろ構造の研究が主である。」

P123「そういった非常に広く解釈すると、人間の創造的活動は必ず何かの構造に関係がある。新しい構造をつくりだすのがある意味で創造力かもしれない。(略)ところが、あまり一般化してしまうと、何でもかんでも数学になってしまう、あまり広げてしまうと数学者は作曲もしなければならないし、絵もかかなければならないということになって、これはたいへん具合が悪い。そこで一応ふろしきを広げておいてから、今度はつぼめないといけない。数学という学問が研究する構造というものをある程度限定しようというのです。」

P136-137「数学というのは問題があって、きちんと計算して答えを出し、合えばマル、違えばバツをもらうものであった。計算して答えを出すのが数学という学問だった、というふうにお考えかもしれないけれども、実は、それも数学の一部分であるにはちがいないけれども、それよりもっと大事なものは、いわゆる構造を理解する、あるいはもっと広くいって、いろいろな物事を構造的にとらえるということが数学を勉強するいちばん大きな狙いだということになってくると、問題の答えを出すのを少しぐらい間違えたって、構造というものを正しくとらえることができれば零点にしなくてもいいのではないかと思う。そうなると見方がかなり変わってくる。」

P137-138「こういうことになってくると、今までの数学の四つの時代の特徴は、簡単なことばでいうと、古代は経験である。そして帰納的である。中世は演繹的である。しかしそれは動的でなくて静的である。近代は動的である。現代はいまいったように構成的である。また構造をつくり出す、こういうふうになってきているといってよろしい。」

P140-141「もう少し広いことばでいうと、近代までの数学は、芸術のことばを借りると自然主義、あるいは写実主義等にたいへん近い。ありのままのものを忠実に写しとる写真のようなものである。現代の数学は必ずしもそうではなくて、二十世紀になってでてきたアブストラクトの絵だとか、あるいはシュール・リアリズムのような傾向をかなり持っている。」

P147「西瓜を割ってみる方法を解剖法とかりにいうとすれば、叩いてみるのは打診法です。人間は打診によって、中をみないでもいろんなものの構造がよくわかる方法をいろんなところで知っているわけです。(略)解剖がやれないときは打診する。ちょうど群論は打診法に当たるわけです。ものをある操作でもって動かしてみる。その動き方でその構造を知る、こういうやり方がでてきた。」

P159「人間にとっても概念の世界は不連続であるが、感覚の世界は連続的であるといえるだろう。そこに恐らく人間の避けることのできない宿命のようなものがあるといえるかもしれない。」

P165「読んで字のごとく、微分は無限に細かく分けることであり、積分は一度細分したものをもう一度積み重ねてもとにもどすことである。数学の言葉でいうと、微分と積分は逆演算、すなわち逆の手続きである。たとえば「はいる」と「でる」、「売る」と「買う」、「昇る」と「降りる」のようなものである。そのことに初めて気づいたニュートンとライプニッツが微分・積分学をつくりだしたのである。」

P173「二十世紀の数学に新しい出発点を与えたのはゲオルク・カントルの集合論であった。集合論の特徴が本質的には何であるかについてはいろいろの異論があり得よう。数学に現われる無限の理論に確立する点に集合論の意義をみとめようとする人もあろう。しかし、私は当面の目標にふさわしいものとして、集合論のもう一つの特徴である分析的な手法をここでは強調してみたいのである。」

P176「しかしここで忘れてならないのは、原子にまで分解されるのは図形だけではない、ということである。図形に関するもろもろの法則そのものがまた分解の対象となるのである。」

P179「英国の数学者ハーディが「数学者は、画家や詩人と同じように、型作り人である」といったが、彼のいったように数学者は型をつくり、型をしらべるのである。」

P193「それまでの数学が研究の対象としたのは、数にせよ、文字にせよ、図形にせよ、おしなべてそれは「もの」の概念であった。それがどのように抽象的であるにしても、実態概念であることに変わりはなかった。しかしガロアが問題にしたのは「はたらき」、操作であり、機能概念であった。もちろんそれまででも操作そのものは数学のなかにしばしば現われてきたが、それはあくまでも実体につきまとう付随的なものとしてであった。しかしガロアは操作そのものを数学の中心課題としたのである。」

P212-213「教育学の人に言わせると、数学は人間形成と関係がない、数学は用具学科だという。何か大きな目的に対する手段として利用する学科だというのである。この考えは古くからいわれているらしいが、戦後では社会科が重要視されているのと関係があると思われる。(略)しかし、私はそうは考えない。数学をやることによっても人間はできる、望ましい人間形成ができると思う。数学者および数学教育者も人間形成を考えていいと思う。数学だけではなく、すべての学科が人間を作ることをめざすべきで、たんなる用具学科は教育の中にないほうがよいと思う。」

P214-215「今まで昔からあった数学軽視の傾向について述べたが、もう一つ、戦後に起きた生活単元学習的な考えが数学軽視の傾向を助長したと思う。生活単元学習と、その背後にあるプラグマティズムは数学と相いれないものを持っている。その人たちの考えによれば、数学はたいして必要のないものとして軽視されるのである。数学では小学校一年からすでに自然数がはいってくる。これはわれわれから見れば何でもないことであるが、一面から見ると、この中にはすでに高度の抽象がある。一匹、一羽、一個は存在しても、〝1〟そのものはそれらの抽象である。未開人種の中には、この抽象がまだできていないものもあるとい。数学はこのように最初の出発から高次の抽象によってはじまっている。これはプラグマティズムでいう生の経験を主とする考えとは相いれないものである。だから、生活単元学習では必要以上に数学を低く見てしまっている。」

P217「漱石の『坊っちゃん』では、主人公の〝坊っちゃん〟と〝山あらし〟はふたりとも数学の先生である。その筋を追ってみても、ふたりが数学の教師である必要はまったくないのである。それにもかかわらず、漱石がなぜふたりを数学の先生にしたかというと、彼は数学者かたぎというものがあり、数学が、やはり、何か人間形成に影響があり、人間の性格のある望ましい面を作ると認めたからであろう。一口にいえば、坊っちゃんは単純、山あらしは頑固である。ところが、単純さと頑固さは数学の大きな特徴である。漱石は、数学の、この性格を二人の人物の中に具体化してみせたのだと思う。」

P219-220「リンカーンは貧しい家庭に育った人で、少数の本を精読した人であるが、その中にユークリッドの幾何学があった。彼は論証の力をねるために読んだと言っている。しかし、数学そのものは彼の実務の役には立たず、財政のやりくりはへたであったそうである。リンカーンから四代後の大統領・ガーフィールドはピタゴラスの定理の新しい証明を発見している。フランクリンはアメリカ的合理主義の元祖であると言われているが、彼のほかにも米国の初めの時代には大統領や政治家に数学の好きな人が多かった。そのころの政治家は理屈の通る健康な社会を目ざして奮闘していたと思われる。力のあるものが出世できる社会の気分が数学の気分と似ていたと考えるのはあながちこじつけではないと思う。(略)数学の好きなリンカーンの時代と、プラグマティズムがはばをきかせている現在のアメリカの社会とに大きな相違があることは、やはり、数学が人間の社会に影響されることを示す一つの証明になると思う。」

P228「山あらしは非常な正義感で勇敢な男であるが、正確に偏狭なところがないではない。彼の偏狭さをもっと寛容にするには芸術などの他の学科で補うべきである。数学がたんなる用具学科でないこと、数学もまた人間形成に大切な学科であるということを、われわれ数学教師もいちおうまとめておかないと、他の教科の人に議論を吹きかけられたときに太刀打ちできないので、以上のようなことを考えてみた。」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

数学と人間 (中公文庫 と38-2) [ 遠山啓 ]
価格:1,034円(税込、送料無料)

2025年2月17日月曜日

2月17日月/心揺さぶられる「小学校」

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 ラジオをつけっぱなしにして眠っていると「#ふらっと」が始まり、パンサー向井が冬休みで、代打のパーソナリティーが松井ケムリだった。このタイミングだが、もともとケムリだけのオファーだったようだ。パートナーは滝沢カレン、ゲストは三四郎相田。

 楽天マガジンで雑誌のチェック。「週刊現代」の政治の記事、財政に対する立場を表す相関図が載っていて、財政になるとまた違う構図が見えてきて面白い。梅沢富美男の連載は今週もフジテレビ問題について語っている。山田五郎の対談連載には安齋肇が登場、安齋肇にはもともと尖ったイメージがあったというのだが、みうらじゅんと出会ってから「おもしろ系」に行ったのだという。「山田五郎」誕生の経緯も今までよく知らなかったが、ナンシー関と一緒に考えた架空のキャラクターによる雑誌の連載が始まりだったのだ。その「山田五郎」としてラジオに出ているうちにテレビ出演の話がきたという流れになる。

 「週刊プレイボーイ」では、オール巨人の連載がバッテリィズについて語っている。そのほか、単独ライブを開催するフットボールアワーのインタビューがあり、漫才師としての原点を訊かれると、岩尾はダウンタウンに衝撃を受けたというのだが、後藤は姉が漫才が好きで、漫才番組をよく観させられていて、はな貫太・いま寛大が特に好きだったという。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「ガキの使いやあらへんで!」は「芸人考案動画で TikTok を伸ばそう」という企画。フットボールアワー後藤がMCを務めるが、14年ぶりの出演だという。月亭方正は TokTok をやっているそうだが、プレゼンターとして、まずはウエスPが登場した。バズる動画はAIが判断しているから、方正がリンゴ飴を食べているだけの動画がバズったのは赤ちゃんだと判断された可能性があるという。プレゼンターにはそのあと、ヨネダ2000、ランジャタイ国崎が登場した。

 録画したままで観そびれていた「スイッチインタビュー」をこつこつ観ている。昨年12月放送、バカリズムと堀井雄二の回は、まず、堀井雄二の事務所から始まり、バカリズムが堀井雄二をインタビューする。堀井雄二がいちばん影響を受けたものを訊かれると、手塚治虫の「ふしぎな少年」をあげた。ファミコン時代は容量との戦い、「ドラクエⅢ」のタイトルは文字だけだった。「ドラクエⅣ」の視点からバカリズムが受けた影響がフジテレビのドラマ「かもしれない女優たち」に反映されている。後編は場所を移し、堀井雄二がバカリズムをインタビュー。バカリズムのドラマの脚本は「世にも奇妙な物語」が初めてだったのか。身近なひとに感想を訊き、その感想によって展開を変えるというのは意外に感じたが、しかし、それは作家というよりも芸人らしい感覚かもしれない。「素敵な選TAXI」はゲームの発想。バカリズムがノートでゲームを作っていたというのは同世代としてよくわかる話だ。非現実的な設定と現実的な人物設計のバランスの話も面白い。普段の生活のなかで聞こえてくるひとのセリフを使えることはあるのかと訊かれると、バカリズムはそれはまったくないという。パソコンの前に座ってから考え出すのだが、イメージ的には全録のビデオのように一週間の記憶を探していくという作業をするという。この収録時には「ホットスポット」を執筆中。

 そして、Netflix で「ホットスポット」第6話を観たが、今回はずっと面白かった。大きな展開がない回のほうが笑いどころが多い。「水曜日のダウンタウン」の大鶴肥満が酔いつぶれる回をいただいたのではとも思えたが、ほかにも選挙や多様性など、時事を搔き集め、ちょっと苦労して作りあげたような感じもあった。「スイッチインタビュー」では5話まで書き、先の展開は決まってないようだったが、この先は「ブラッシュアップライフ」のように大きな物語になるのか、それとも小さな話で終わるのだろうか。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。オープニングでは、高田先生がカンニング竹山のライブに行ったら、島崎和歌子と和田アキ子に会ったという話をしていた。12時台ゲストはみうらじゅん。年明け2週目に出るはずだったが、体調不良のために今日までずれることになった。体調不良は吉田松陰グッズをたくさん買っていたせいだった。毎年恒例、みうらじゅん賞の解説だが、まずはクロミちゃんから。サンリオは唯一、みうらじゅんが就職試験を受けた会社。牛のマンガを描いているから、牛のグッズをサンリオから出してくださいと言ったら、自分でやってくださいと言われた。2組目、萩原健太はヴァギナーズをプロデュースしたという関係。3組目はブルボンのアルフォート。みうらじゅんはアルフォートブルーに注目する。4組目は沢地優佳。あかひげ薬局のイメージガールだった熟女グラビアアイドル。みうらじゅんは紙の写真集をプロデュースした。5組目は奈良の鹿。6組目はウクレレえいじ。去年、「ビバリー」にマドロスえいじとして出してかわいそうなことをしたからという受賞理由。最後は芋観音。恒例のベスト3は「2025年これに注目ベスト3」。3位はティモシー・シャラメ。ボブ・ディランを演じている俳優。2位はクロミフル。クロミちゃんをフルでまとうコーディネート。1位は白川郷。「集活」という集めかたの提案。

◇ 映画

 午後から外出。今日は暖かいと思っていたら、外に出てみると風が強い。横浜から京浜急行に乗り、日ノ出町まで。横浜シネマリンにて、山崎エマ監督の「小学校 〜それは小さな社会〜」を観る。一度は上映が終わってしまい、観そこねていたのだが、アンコールでまた上映してくれた。16時25分の回はなかなか混んでいた。世田谷区の小学校に密着したドキュメンタリー。塚戸小学校というのは「ビバリー」で高田先生の母校だと言っていた。海外のプロデューサーが入り、観る前には日本の小学校の特異性に注目したドキュメンタリーだと思っていて、そうではあるのだけど、ただ硬くてまじめなドキュメンタリーというものではなかった。視点は柔らかく、被写体に接近している。まだ小さい1年生たちが入学する春から映画は始まる。コロナ禍の特殊な状況、オンライン授業もある。算数カードの「2+9」がなくなってしまうというのは1年生の女の子にとっては大事件だ。あるいは、図書委員に立候補した男の子が投票で負けるが、ゆずってもらう場面など、いじらしくなることたびたび。まさか、大太鼓のオーディションにこんなにも心揺さぶられるとは思わなかった。オーディションに落ちてシンバルの担当になった子を、男の先生がみんなの前で強く叱る場面のもどかしさ、それを慰める女の先生の優しさにも感動する。しかし、本番になるとどこか成長しているように感じられる、この年齢の子の一年の成長にも驚かされる。子どもたちだけではなく、先生たちもこの映画の主役だ。丸坊主の若い兄ちゃんの先生には、殻を破るのはもういいよと思ってしまうが、ほかの先生たちもいい先生かなと思うと、どうしちゃったんだと思うところもある。しかし、この映画は観る側の年齢によって感じかたが変わるだろう。自分はいい歳だから、若い先生たちの未熟さも理解したくなる。先生たちに向けた指導の言葉で出てきた諸刃の剣というのがまさに重い。そこに批判的な視点を向けるドキュメンタリーもあるだろうが、そうではなく、しかし、美化するわけでもない。観ていて、そうなっちゃうよなあというやるせなさは感じるのだ。それにしても、ところどころにぼかしは入るものの、よくこれだけの関係者の許可がとれたものだ。並大抵のことではないだろう、そこにも感嘆させられた。


 イセザキモールのブックオフに寄り、220円の新書を1冊だけ買っていく。有隣堂を覗き、それから遅めの昼食。とんかつはまやに入り、タレかつ丼を食べた。900円。キャベツが別の小皿で出されるのが嬉しい。ベローチェに入り、ひと休み。インスタの投稿と日記の下書き。NHKプラスで、今日の「ニュース7」を観てしまう。読書は少ししかできなかった。横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄り。390円の単行本を1冊買う。歩きながら、タイムフリーで、先週土曜の「SAYONARAシティボーイズ」を聴いた。ロボット三原則を説明し始める斉木しげるが、三つ目を覚えていないのが可笑しい。大竹まことは亡くなった森永卓郎について話す。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、TVer でテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・斉藤由貴)を観て、それから、放送直後の「キョコロヒー」を観る。ヒコロヒーが脚本を書いた「トーキョーカモフラージュアワー」の主演の松倉海斗が出演。

 録画していたテレビ番組もいくつか。観そびれていた「スイッチインタビュー」の続き、1月に放送された河合優実と MIKIKO の回。MIKIKO のプロフィールはまったく知らないものだった。MIKIKO がアーティストに振り付けるときは、そのひとのなかに入って振り付けてるというイメージ。自分ではなく、そのひとのからだになって作るというのだが、「角度がからだに入ってくるみたいな感覚」という表現が面白い。Perfume と確立したスタイルについて、手が長いからもてあまし、手の動かしかたを悩んでいたときに、たとえば、手を固定して、型をはめていくとほかの部分が動かしやすくなるというふうに、あいまいさを消していくという説明をしていた。前編の最後に MIKIKO が河合優実に即興で振り付けをすると、収録ではどのくらいやったのかわからないが、河合優実の飲み込みの早さがやっぱりすごい。河合優実の表現の原点はじつはダンスにあった。後編はNHKの試写室に移り、MIKIKO が河合優実をインタビューする。MIKIKO が河合優実を初めて知ったのは山下達郎のミュージックビデオ。河合「ダンスとお芝居って大きな括りでつながってて、自分は地続きでやってると思ってたけど、やっぱりすごい別の脳みそが必要なんだみたいな。難しかったのを覚えてます、あのとき。」 河合優実が俳優としての意識が変化した作品がふたつあり、それが「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」と「あんのこと」。「ナミビアの砂漠」のケンカのシーンは、ダンスの振り付けを曲なしで覚えるみたいに、かなり長い時間、ぜんぶ順番を決めて動きをつけたという。演出は「間が命」だという MIKIKO は、河合優実に芝居の間はどう意識しているかという質問をすると、河合「それは絶対、事前に考えてはできないし、あんまり考えるべきじゃないこと? そこで生まれるものだから。」「ここで入ってきたらいちばん気持ちいいっていうのって、ほんとに狭いじゃないですか、そのタイミングって。」

 日付が変わり、楽天マガジンで雑誌のチェック。「サンデー毎日」を読むと、中野翠の連載コラムが、ちょうど、1969年の「紅白」のことを書いていた。その話題ともうひとつ、ボブ・ディランの映画「名もなき者」を紹介している。これは今日、「ビバリー」でみうらじゅんが話していた映画だ。西田亮介の連載対談には三宅香帆が登場。「FLASH」には「御上先生」の脚本家、詩森ろばのインタビューがあった。深夜2時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

人気急上昇中の投稿です

6月12日土曜日/「キングオブコントの会」

◇ ラジオ・テレビ  昨夜から眠れず、朝から2時間ほど眠り、9時からラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。出水アナがいじられていて、わからずに検索したが、カトパンの結婚相手が出水アナの元彼だったとは、カトパンの結婚にまったく興味がなく、ぜんぜん知らなかった。「常連さん」は...