2024年6月12日水曜日

6月12日水曜日/「トノバン」など

◇ テレビ

 朝、ゴミを出しに行ってから、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」では、ハ・ヨンスとの再会があった。昨夜の「#バズ英語」は世界のライブカメラを特集する。XXCLUB の映画コーナーは「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」を紹介、原作・脚本家のレイチェル・ジョイスにリモートインタビューをする。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」は「ポイ」を学ぶ企画。「ポイ」というものは見たことはあったが、これが「ポイ」という名称だというのは初めて知った。MIZYU のツインテールはまさにポイの動きをしている。

 昨夜の「ワルイコあつまれ」は、まず、「ワルプロジェクト101」という新企画があった。「歌うまワルイコ」を発掘するというオーディション番組のパロディになっている。司会はクリス・ペプラー。香取慎吾、稲垣吾郎が審査員を演じるコント仕立てで、審査員にはアンミカも並んでいる。挑戦者の男の子に対し、香取、稲垣は、きびしいことを言う審査員を演じるのだが、歌を披露すると驚き、最後にはベタボメするという展開だった。続く「美味しゅう字」のコーナーには初めてゲストを迎え、片桐仁が参加した。「国宝だって人間だ!」のコーナーには狂言の茂山七五三が登場。もしかするとと思い、確認してみたら、去年9月に横浜能楽堂で観ていた。そのときには国宝だとは知らず、なんのありがたみも感じずにもったいないことをした。国宝になったばかりだったはずだが、そんなことはなにも言ってなかったんじゃないか。この番組で初めて知ったが、このひとは 40歳までは銀行員と狂言師を兼業していたという変わり種なのだ。そんなひとでも人間国宝になれるというのにはちょっと驚く。「人間国宝でも狂言でスベりますか?」という子どもからの質問に、茂山七五三は「しょっちゅう」と即答した。狂言では「スベる」なんて言葉は使うのかいなと思うが、その場合はアドリブでギャグを入れるという。最後に子どもたちに伝えたいことを訊かれ、「日本の芸能というのは、確立されたのが、室町から以降。ですから、日本の芸能のルーツを探ると同時に、話術、というのをやっぱり見て、日本のよさを充分に知ってもらいたいと僕は思います。」と話した。「話術」とはなんだろうかな。

 今日の「徹子の部屋」は渡部絵美がゲスト。母がフィリピンのひとだということを今まで知らなかったな。両親は戦禍のフィリピンで出会ったという。スケート選手としての現役時代を知らないから、渡部絵美のことを改めて知る機会も今までなかった。引退直後の1980年、21歳のときに出演した回の映像も流された。

 午後から外出。いよいよ暑くなってきた。うちを出る前に、SNSから桂ざこばの訃報を知る。横浜駅の東口から日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。シンフォステージの隆昌酒家という店を初めて利用し、よだれ鶏の定食を食べた。900円。

◇ 映画

 キノシネマ横浜みなとみらいにて、観たかった映画「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」をようやく観る。16時50分の回。この劇場、JCBのカードが使えず、現金払いになってしまってひやひやした。水曜サービスデイ、1300円。ここは前方の席でも観やすかったと思い、空いている2列目の席に座った。映画は加藤和彦のドキュメンタリー。ここ数ヶ月ほど、この映画のことをまったく意識していたわけではないのだが、4月にはたまたま観覧を申し込んでいたトークイベントできたやまおさむの話を聴く機会があり、その前には牧村憲一の本を読んでいたりとか、不思議とつながっていったという感じがある。加藤和彦について、ある程度の知識はあったが、知れば知るほど、もっと知りたくなっていく人物だ。関係者たちの証言によってたどられていく加藤和彦の軌跡。映画は、若い世代によるトリビュートバンドが「あの素晴らしい愛をもう一度」をレコーディングによって締めくくられ、そこにはきたやまおさむと坂崎幸之助もいる。

 夜遅くに帰宅し、また改めて「トノバン」に関することを検索して調べていたら、つのだ☆ひろのウィキペディアから、石井明美の「CHA-CHA-CHA」の冒頭の英語のセリフはつのだ☆ひろだということを初めて知った。


2024年6月11日火曜日

6月11日火曜日/「世界の喜劇人」を読む

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝早く、ゴミを出すために起きあがると、昨夜のうちに玄関にまとめておいたゴミの袋がネズミに食い破られている。まったくなんなんだろうな。散らかしたゴミ屑を搔き集めて、袋に入れなおして出してくる。朝のうちにブログの更新をしようとするが、眠くなってだめ。

 つけっぱなしだったラジオは、パンサー向井の「#ふらっと」が始まる。火曜のパートナーはココリコ田中。9時台ゲストには太田光が登場した。爆笑問題とココリコとは「はばたけ!ペンギン」で共演していた関係だ。あるとき、ココリコの楽屋に遊びに行ったら今田耕司に出会ったという話をしていた。考えてみたら、爆笑問題は、ココリコ、今田東野、ダウンタウンと、そのときどきで肩を並べる相手が変わっていっているのだ。そのあとには新刊の「芸人人語」について話す。向井はこの本も読んでるし、爆笑問題のラジオも聴いていて、太田のことをとてもよくわかっている。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「NHKニュース7」を観ると、寒川町の工場が火事になり、それを生中継で伝えていた。昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画の「もしものピンチ対策会議」。ゲストは滝沢カレン。今回も勝俣の模範回答に感心させられる。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「SPA!」の「エッジな人々」にはピエール瀧とマッコイ斎藤の対談が、「昭和50年男」では土屋敏男と喰始が対談していた。

 部屋が暑くなり、冷風扇を今季初めて使う。下に差し込む水槽が汚れてしまい、それを風呂場にもっていって、洗うところから始める。ラジオを聴きながら少し眠りなおし、水道局から料金未払いの通知がきていたから、それの確認の電話をする。引き落としがうまくいってなかったのがそのままになっていたようで、振り込み用紙とクレジットカードの登録の用紙を届けてもらうことになった。ひとつひとつ片づけていくしかない。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、東貴博が今週も熱海五郎一座の話をする。東は伊東四朗にときどき「八っちゃん、元気?」と訊かれるんだそうで、舞台をこなすほどしっかりはしていても、そこはうちの母と変わらないのだろう。

 夕方から外出。だんだん暑くなってきた。あてもなく、とりあえず横浜に出て、昼食にする。ジョイナス地下の大龍に入り、餃子定食を食べた。990円。有隣堂に寄り、現物を見てみたかった「月刊Takada」をようやく確認する。「Hanada」と同じく、オピニオン誌の売り場に1冊だけ差してあった。表紙はまるで「Hanada」だが、中身は「笑芸人」みたいな本だと思った。東口に移動し、ドトールに入る。読書に専念しようと思うが、眠くなり、まず、音楽を聴きながら1時間ぐらい眠ってしまった。それから読書をする。

◇ 読書

 4月から読んでいた、小林信彦「決定版 世界の喜劇人」をようやく読み終えた。3年前に買った「決定版 日本の喜劇人」と同じく、この本も渋谷のシネマヴェーラの上映会にて、サイン本を購入した。もう何年も前からだが、うちには一生かかっても読みきれない量の本がつねにあるから、このような4千円近くもする本を新刊で買うことは今やとても珍しいことである。「決定版 日本の喜劇人」を読んだときと同じく、文庫版と比較しつつ、この本もていねいに読んでいこうと思っていたのだが、しかし、「日本の喜劇人」と比べると、そもそもの自分の知識量が及ばず、なかなかそこまで深く読み込むような根気はなかった。「日本の喜劇人」も「世界の喜劇人」も初めて読んだのは新潮文庫版だった。十代か、ハタチ過ぎかというころだったろう。「日本の喜劇人」に関しては、普段から自分が触れている現在の芸能の世界とつながるものであり、興味が尽きることはなく、何度かくり返し通読しているし、それ以上にたびたび参照してきた。それに比べると、「世界の喜劇人」に対する興味はかなり手前にある。いや、初めて読んだときは本当にわからない記述が多く、だから、読みなおすこともほぼなかったし、そのころからすると、今はかなり理解できるようになったとは思うのだが、それもアマゾンプライムなどで古い喜劇映画を簡単に観ることができるようになったからで、ごく最近になってからがらりと状況が変わったということだ。やっぱり、この手のものは観ないことにはわからない。小林信彦も、自身が観たものに対象を限定している。この「決定版」は全体の4分の3はその新潮文庫版を底本としているのだが、残りは、それ以降の喜劇に関するエッセイがほかの本から搔き集められていて、編集者のセンスの問題だが、これで決定版だと言われてもという気はちょっとする。改めて読んでみると、誤解していたことに気がついたのはジェリー・ルイスに対する評価だ。小林信彦はジェリー・ルイスを評価していないのだと思っていたのだが、辛辣なことも書きつつ、そのいっぽうでは「そんなに腹が立つなら見なきゃいいじゃないかといわれるかも知れないが、何度も裏切られながら、一つでも面白いギャグがあればと、小屋に足を運ぶのは、こっちが芯から〈好き〉だからなんだ。それほど意地が汚く、それほどギャグに飢えているのである。少しはこちらの気持も察してもらいたいというものである。」ということも書いている。小林信彦といえばマルクス兄弟で、マルクス兄弟やウディ・アレンについては多くのページが割かれているが、メル・ブルックス、ジョン・ランディス、ジム・キャリー、スティーヴ・マーティンといったあたりの評価も面白い。むしろ、こういうところにこそ、小林信彦の考えが読みとれる気がする。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「さんま御殿」の2時間スペシャルを観る。前半は女子高出身特集。ヤバいTシャツ屋さんのありぼぼというひとが初登場。どんぐりたけしと結婚したのはこのひとか。後半は「いろんなバイトを経験した苦労人」という特集。オードリー若林がこの番組には7年ぶりの出演。若林がウーバーイーツを始めた話をしたのだが、それに対して、岡田義徳が 37歳のときに派遣のバイトをやっていたという話にも驚きがあった。芸能活動を休んで、強制撤去の仕事などをやっていた時代があったのだ。

 タイムフリーで、太田光がゲストだった先週金曜の「武田砂鉄のプレ金ナイト」をようやく聴いた。この番組は今まで聴いたことがなかったが、オープニングでは武田砂鉄がえんえんとひとりしゃべりをするのか。タブレット純のライブの案内の時間が間違っていて、もし遅刻していたら、同じ列の数席左には高田文夫、数席右には加藤登紀子がいて、どちらかを立たせることになっていたという話。これを聴いた高田先生が「ビバリー」でもそのまま話していた。オープニングのあと、ゲストの太田がすぐに登場する。TBSラジオのチン毛事件の話題から始まるが、この番組でも話題の中心は新刊の「芸人人語」だ。さすがは太田で、武田砂鉄の著書をちゃんと読んだうえで臨んでいたが、ゲストのコーナーは 30分強ぐらいであっさりと終わってしまった。続けて、深夜は「爆笑問題カーボーイ」。太田は気象予報士の長谷部愛さんの本も読んでいて、その内容を細かく説明できるくらいにちゃんと読んでいるのには驚かされる。太田はあれだけの仕事量をこなしながら、どうしてこんなに本を読めるのだろう。

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2024年6月10日月曜日

6月10日月曜日/高田文夫と大人計画

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」は花岡の死から始まる。轟とよねさんがひさしぶりに登場した。戦争のあと、生きているかもわからなかった。

 昨日の「ワイドナショー」は、今田耕司、鈴木おさむ、河井ゆずる、三田友梨佳が出演。今田耕司が鈴木おさむのお疲れ会を開催したそうで、お笑い勢に混じり、談春師匠も参加したようだ。靖国神社の落書き事件は、TBSの番組では観なかったニュースだが、フジテレビのこの番組では扱っていた。しかし、このニュースを扱いながら、政治的なこと、歴史的なことを話せるコメンテーターがひとりもいないのはまずいんじゃないか。そのあとには、ボディビルの大会で優勝した東京ホテイソンのショーゴが、コンビでスタジオに登場した。

 昨夜の「だれか to なかい」は杏とロバート秋山がゲスト。先に杏が登場し、10分ぐらいしてからロバート秋山が登場した。杏がギターを弾き、「TOKAKUKA」をコラボした。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴いた。この番組をオンタイムで聴くのは初めて。パートナーは増山さやか、テーマは「ブームに乗りました」。続けて、「ビバリー昼ズ」を聴く。TBSの武田砂鉄の番組を聴いたという高田先生、太田がゲストだったから聴いたんだろう。武田砂鉄がタブレット純のライブに行った話をしていたそうで、客席にいた高田先生の名前を出していたようだ。12時台ゲストは阿部サダヲ。「不適切にもほどがある!」で使われた「チョメチョメ」という言葉だが、山城新伍の「アイ・アイゲーム」のクイズは高田先生が作っていたというのは初めて知ったかもしれないな。作家陣の下には三谷幸喜もいたという。高田先生は「笑アップ歌謡大作戦」の作家もやっていたそうで、山城新伍の話はあんまりしないけど、座付き作家のように仕事をしていた時期があったんだな。阿部サダヲがまた改めて話していたけど、阿部サダヲはトラックの運転手をしながら、当時、始まったばかりの「ビバリー」を聴いていて、「OWARAIゴールドラッシュ」で優勝した吹越満のライブを観に行くようになり、そこで大人計画のチラシと出会ったのだ。宮藤官九郎もそうだが、松尾スズキもまた「ビートたけしのオールナイトニッポン」を聴いていたわけで、高田文夫という存在が大人計画にもたらしている影響はまったく小さくないものではないだろうか。それにしても、今日は高田先生のツッコミがぽんぽん飛び出る。笑いっぱなし、ずっと面白かった。

 聴きそびれていた先週火曜に放送された「トーキョー・エフエムロヒー」は、前週に予告されていたとおり、ミイナ・オカベがゲストだった。ミイナ・オカベのファンだというヒコロヒーだが、ミイナ・オカベもヒコロヒーのことを認識していた。

 夕方から外出。明日の予定がなかなか決まらず、この時間まで身動きができずに困っていた。どうも疲れていて、だるさがある。二俣川に出て、ジョイナステラス3のフードコートに行ってみるが、ここは無駄に値段の高い店ばかりだ。下の階に戻り、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べる。530円。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は小林幸子がゲスト。16年ぶりの出演。1980年に出演した回の映像が流れたが、この前年に「おもいで酒」がヒットし、そのときに知名度があがったということなのかな。小林幸子はいかりや長介にアフリカに行くことを薦められていたそうだ。

 今夜の「しゃべくり007」は大泉洋がゲスト。大泉洋の娘が中学生になったそうで、今どきの中学生の気持ちを学ぶため、娘と同世代の中学生女子たちがスタジオに集められた。番組後半には、大泉洋の娘の推しだというIVEが登場した。大泉洋とレギュラーメンバーが即興コントになる場面もたくさんあって面白かった。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。ジャッキー・チェンの「プロジェクトA」を観た。ジャッキー・チェンの新作映画が公開されていて、劇場で観たいと思っているのだが、その前に過去作をいくつか観ておきたくなった。ジャッキー・チェンの映画はアマゾンプライムではたくさん配信されているのだが、まずはこの代表作。ところが、「プロジェクトA」を字幕版で観ようとすると、「見放題」になっているのはどうやら吹替版のみのようだ。いきなり出鼻をくじかれたようだが、しかたなく、吹替版で観ることにする。「プロジェクトA」を観るのは、もしかすると、小学生ぶりかもしれない。それも、小学生だから意識的に観ているわけではなく、テレビで放送されていたものを、おそらく、ところどころ観ているだけなのだが、こうして改めて観てみると、覚えている場面はたくさんあったが、終盤の展開はまるで記憶になかった。当然、惹き込まれるのはアクションシーンで、しかし、時計台から落下してみせるようなシーンよりも、ダンス的に華麗な部分が楽しい。ドラマとして惹き込まれるかといったら難しい。コメディとしてもかなり無邪気で、大笑いするような場面はなかった。香港映画の無邪気な時代でもあるだろうか。吹替のちからで笑いにしている部分も多い。

2024年6月9日日曜日

6月9日日曜日/黄金町バザール

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「Nキャス」は、前の時間帯のバレーボール中継が早く終わったのかなんなのか、普段よりも早く番組を始めていたようだ。そんなこともあるのか。都心からカラスが消えたという特集をやっていた。カラスの代わりに猛禽類が増えているらしい。増山江威子の訃報も扱われる。去年、毒蝮三太夫の YouTube に出演していたそうで、その音声が流された。

 昨夜の「ゴッドタン」は恒例企画の「みなみかわの相談相手オーディション」。まずはオズワルド伊藤が登場、続いて、きしたかのが登場し、高野と伊藤が大ゲンカになる。きしたかのと伊藤は同期なのだ。

 今朝の「サンデージャポン」には、ホリエモン、カズレーザー、山崎怜奈らが出演。TBSで中継するバレーボールの話題をさらっとやって、それから、都知事選の話題に移る。少子化対策に関しては、ホリエモンの移民の受け入れというのがいちばん正しい気がする。続く、裏金問題では、太田が語ったところでいつもならば話がまとまるのだが、そのあとに堀江が異論を長々と語り、それに対して太田がまた応える。つぎのコーナーに進むはずが、この対話に時間が割かれ、ここは生放送の面白さだった。しかし、堀江が生放送中に指をぽきぽき鳴らしていたのが気になる。耳障り。番組終盤になり、松本人志の裁判の話題も扱う。

 「TVタックル」も追っかけ再生で観てしまう。東国原、泉房穂、前田裕二、長谷川ミラらが出演。こちらでも都知事選の話題。小池百合子、蓮舫のほかは、どこの番組も石丸伸二と田母神敏雄だけしか取りあげないのだが、この番組ではその他の全候補者の名をテロップでは出していた。しかし、たけしは蓮舫に対してまったくコメントせずか。歴代都知事の選挙戦をふり返るVTRもあり、こうして観ると、青島幸男はやっぱりかっこいと思ったな。


◇ 日ノ出町・黄金町

 午後、15時近くなってから外出する。ずいぶん遅くなってしまった。気候が半端だが、半袖のポロシャツで出る。京浜急行の日ノ出町に出て、中央図書館に寄ってから、「黄金町バザール」をまわる。今日が会期の最終日、19時に終了する本当にぎりぎりに慌ただしくまわることになった。黄金町アートブックバザールに着いたのは16時頃だったか、まずはパスポートを引き換えるところから始まる。

 途中で雨に降られ、ガード下で雨宿りをする時間もあったが、2時間ほどでまわり終えた。アートを鑑賞したというよりも、義務を果たしたという感じだ。ここでようやく遅めの昼食にする。イセザキモールの錦珍楼に入り、肉野菜炒め定食を食べた。800円。それから、関内方面に歩き、ブックオフに寄ってから、横浜駅までは歩いていく。平沼のブックオフにも寄ってから帰る。帰宅前にまた雨に降られた。

 夜遅くに帰宅し、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。ゲストコーナーは Spotify のポッドキャストで聴いた。今日の14時台ゲストは野間口徹。爆笑問題とは「さんま御殿」で共演していた。太田が野間口を意識したのは「ブラッシュアップライフ」だというからつい1年前からなのだが、そういえば、太田は「VRおじさんの初恋」も観ていたのだ。親族代表というユニットでコントをやっていたプロフィールを知ると、太田はタイタンライブに誘う。妻も俳優だということはここで初めて知った。どこかの舞台で観ているかもしれないな。続けて、聴きそびれていた先週の回も聴く。先週のゲストは平泉成。経歴をまるで知らなかったが、市川雷蔵、勝新太郎、寺山修司といった名前が出てきて、とても興味深かった。

2024年6月8日土曜日

6月8日土曜日/法要家族

◇ 法要

 今日は法要のため、母と一緒に朝から都内に。スーツを着ることはめったになく、ネクタイとカバンは当日朝になってから確認、ワイシャツはドン・キホーテで昨日買っておいたが、開封してみたら間違えて半袖を買っていた。朝9時には家を出たかったが、母がカバンを選ぶのに時間がかかり、9時半になった。

 大井町のお寺まで。法要は11時からだったが、到着したのは10分前。うちが施主なのに、うちがいちばん最後の到着になってしまった。御布施、お供物を先に住職に渡しに行く。今日は祖父母の二十七回忌と父の十七回忌をまとめてやってしまおうという法要で、母が高齢になったために自分に施主の役割がまわり、本当は兄がいるから兄がやればいいのだが、兄はどこにいるんだか連絡がつかないという有り様である。ほかには叔父夫妻たちといとこが少し、10人程度が出席した。11時から読経が始まり、お焼香も自分がトップバッターを務める。お焼香の正式なやりかたもどこで教わったということもなく、間違えたところでなんの罰則があるわけでもないから別にいいんだけど、適当にそれらしくやって、そそくさと席に戻ってきたが、続く母もいい加減にやっていたからうちはそういう家族なのだろう。このあとはどうすればいいんだっけと考えていたせいか、読経はすぐに終わってしまったように感じた。われわれはこのあとはお墓のほうに行ってしまうから、住職に会うのはここが最後になり、これだけでいいのかなという物足りない気になる。線香と花は叔母が用意してくれていた。

 みんなで大井町駅に戻り、いとこのひとりはここで帰った。東急大井町線に乗り、自由が丘の鰻屋に移動する。叔父たちの要望で、うちが高級な鰻をふるまうことになった。めったにないことだから観念するしかない。年寄りだらけだからスムーズに移動できるかが心配だったが、予約していた時間にはゆうゆう間に合った。長細いテーブルの席に案内され、真ん中に母と向かい合って座った。献杯の発声は叔父にまかせる。鰻屋だがコース料理になっていて、真打ちが登場するまでが長く、見たことのない料理がいろいろと出てきて、それだけでも満腹になったような気になるが、胃にもたれないからやっぱり高級なだけあるのか、鰻重も無理なく平らげることができた。母たちにはさすがに量が多く、食べられないぶんはおみやげにしてもらった。難しいのは会計のタイミングだった。馬鹿みたいな金額をいつどのようにして支払えばいいのか。不安でならなかったが、お開きになる前になんとなく席を離れ、クレジットカードで無事に支払いを済ませた。このクレジットカードは利用できませんとなったらどうしようかと、それがとても不安だった。

 自由が丘駅で解散し、母方の叔父夫妻とは横浜駅まで一緒に戻ってきて、もう少しお茶をしていこうということになった。コーヒーチェーンの店をいくつかあたるが、どこも混んでいて入れない。空いてる店を探しまわるのはもうめんどうだということになり、ベイシェラトンホテルのラウンジにしようと叔父が言い出し、1杯二千円近いアイスコーヒーを叔父にごちそうしてもらった。父方の叔父も母方の叔父も、どうもうちとは金銭感覚が違うらしいということに今回改めて気がついた。

◇ テレビ

 帰宅は夜になり、疲れてしまい、すぐに横になる。タイムフリーで、ラジオを聴いていた。深夜近くなってから起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「勝手にテレ東批評」は、欅坂の菅井友香というひとがゲスト。「なんでも鑑定団」の新MCだそうだが、この番組の初期のレポーターだった伊集院からも番組のエピソードがばんばん出る。池谷アナが欅坂1期生のオーディションを受けていたことも判明した。

 昨夜の「ネタパレ」は、家族チャーハン、ちゃんぴおんず、金の国が出演。「ニュースターパレード」には今回は4組、破壊ありがとう、らくちんペクチン、ボートヨットカヌー、牛ペペが挑戦した。4組とも勝ち星をひとつ獲得しているグループばかり。ルールが勝ち抜き制ではなくなったのか。今回で、らくちんペクチンが2つ星になった。

 今夜の「さんまのお笑い向上委員会」はオンタイムで観てしまう。ウエストランド井口が関西のバラエティに出演したときに雛壇のメンバーがわからなかったことに文句を言ったらネットニュースになったそうだ。それを言うなら、この番組にボンボンブラザースが出たときの陣内智則だってひどかった。「THE SECOND」の前に出演したタイムマシーン3号のネタをチェックするという展開になり、このあとに登場するはずのゲスト向上芸人の真空ジェシカも先に登場してしまう。真空ジェシカもつかみをやりたがり、飯尾とママタルトもつかみチャレンジをやるという流れになった。

2024年6月7日金曜日

6月7日金曜日/チケット購入に挑戦

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、スマホをいじろうとしたら電波が入らず、もしかしたら料金が未払いのせいかなと心配になった。確認しなければとは思っていたが、なんの通知もないから油断していた。しかし、パソコンのほうは問題なくネットにつながる。ゴミを出しに行ってから、ブログの更新をひとつ。ブログを書きながら、今日から配信が始まった新しい学校のリーダーズのアルバム「AG! Calling」を聴いていた。30分強のこじんまりしたアルバム。先行シングルのジャポニズムな作品よりも、それ以外の曲が面白いと思った。クレジットを見ながら、参加アーティストをいちいち検索してしまう。

 もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観る。小林薫が演じる穂高先生は古い考えかたのひとなんだけど、すごくいいひとでもあるから、このひとがどう変わっていくかが楽しみだ。石田ゆり子に抱かれた赤ちゃんがくしゃみをしてしまった場面がかわいかった。そのくしゃみにちゃんとリアクションしつつ、みんなで芝居を続けたのが見事だった。この回の最後には花岡の死が知らされる。

 昨夜の「SONGS」は新しい学校のリーダーズの特集。メンバーがブレイク前の下積み時代を過ごした、以前の事務所を訪ねる。「オトナブルー」が作られた4年前はまだこんな状態だったのかという驚きがある。「オトナブルー」のジャケットが「古い日記」のオマージュだったというのも今まで気がついてなかったが、そんな状況から海外のレーベルと契約するという劇的な展開がしびれてしまうところだ。「SONGS」の香取慎吾の回に一緒に出演していたときの映像も出され、その当時にも観ていたが、あれが2年前になるのか。スタジオライブでは3曲を披露。「オトナブルー」は去年観ていたときよりもだいぶ軽やかにやっている感じがする。「Tokyo Calling」はコーチェラのリハーサル風景、ライブの映像も流された。最後は新曲の「Arigato」。最後に MIZYU が「尊い」というセリフを言うのが「セーラー服と機関銃」のようだ。

 11時から「ザ・東京漫才」のチケットが発売になり、挑戦するが、カンフェティから別サイトに飛ぶのがめんどくさく、そっちの登録にまず手間取り、つぎに空席を押さえようとすると、瞬間、瞬間で、みるみる残席が減っているようで、先に取られてエラーになってしまう。ようやく取れたと思ったら、クレジットカードの登録をしているあいだに無効になってしまった。なんで仮押さえにしてくれないんだよ。そうこうしているうちに完売。今回の出演者ではすぐに売れないだろうと侮っていたら、10分もしないうちに完売になってしまった。しかし、同じように購入までたどりつけなかったひとはほかにもいるだろうと、少し経ってから再アクセスすると、案の定、空席がまた戻っていた。それを買おうとすると、また瞬殺で売り切れてしまうのだが、あきらめずにそれを何度かくり返してみたら、なんとか購入までたどりつくことができた。最後はもう席を選ばず、おまかせにすることで時間を短縮した。11時18分にチケット購入完了。ところが、届いたメールを見てみると、料金が二重に引き落とされている。エラーになったぶんも決済されていやがった。のちに返金されるにせよ、この金がないときにたまらないなと思ったが、これは30分ほど経ったらあっさりと返金された。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、今日もオープニングでは高田先生の新刊「月刊Takada」について話す。それから、「笑点」に出演した山田雅人についてしみじみと語った。12時台にはいつもの「IQクイズ」のコーナーがあり、途中で1曲、椎名林檎とのっちのコラボ曲をかけたのだが、それで思い出したのか、高田先生が昨夜の「SONGS」について語り始める。「昨日あれ、「SONGS」、新しい学校のリーダーズの特集やってたろ、30分。すげえよかったな! 30分ぜんぶリーダーたちだよ? たっぷり。それで、向こうでやったろ、公演。アメリカで。それ、客が盛りあがってさ。すごいんだよ。すごいなあいつら、やっぱり。自分たちで振り付けぜんぶ考えんだよ。振付師がいるわけじゃないのよ。4人で考えてこうやってこうやって、動きぜんぶ作んのよ。もうクリエーターなんだよ。」 熱のこもった口調で語る高田先生。本当は45分番組なんだけど、あまりにもよかったから高田先生には30分に感じられたに違いない。

 夕方から外出。半袖のポロシャツで出る。まず、二俣川に出て、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館の本を1冊返却。くまざわ書店も覗いていく。それから、鶴ヶ峰に移動。銀行に寄る必要があった。ココロットのサイゼリヤに入り、ひと休み。ドリンクバーとソーセージピザを食べた。600円。少し居眠りしてから、読書をしていく。二俣川に戻り、明日の法要のためにドン・キホーテでワイシャツを買った。

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をあれこれと。NHKの「ニュース7」を観ると、横浜中華街で火災が発生したって。昨日行ったばかりなので、余計に驚いた。

 今日の「徹子の部屋」は松原智恵子がゲスト。来年80歳。今まであまり興味のないひとだったけど、若いころにかわいらしかっただろう感じが急に想像ができた気がする。

 観そびれていた「バカリヅカ」をまとめて。この5月から新シリーズが始まったのだが、昨年の第1シーズンを観終わっていなかった。昨年12月放送の第5回、牽引車でドライブロケをする企画では、車中の会話で、イッセー尾形について話していた部分がとても興味深かった。バカリズムはピンになったときに、まず、イッセー尾形の資料を集めて観たという。バカリズム「起承転結じゃないから。単純にもう、イッセーさんは切り取って演じるっていう作りかただから。」 飯塚も「俺もけっこう影響受けてるかもな。」 第1シーズンの最終回は「行きか?帰りか?クイズ」という企画。京急空港線の大鳥居から羽田空港までを歩きながら、すれ違うひとに「行き」か「帰り」かを訊いて当てるクイズ。5人連続で当てると帰れる。当てないと歩き続け、羽田空港に着いてしまったら負けというルール。これはちょっと、想像以上の面白さだった。あまりにも正解しないため、羽田目前でルールが変更され、2連続で正解すればいいことになる。羽田空港が商業施設としても利用されているという意外な発見もあった。かつての「タモリ俱楽部」のような面白さ。「タモリ俱楽部」の後期はただのニッチなマニアのための番組になってしまったが、本来はこういう馬鹿馬鹿しい企画をやる番組だったはずだ。そして、5月から始まった新シリーズだが、第2シーズンはゲストが入るようになったのか。初回は「思い出の匂いを当ててみよう!」という企画で、アンタッチャブル柴田、オードリー春日も出演した。なんかバカリズムと飯塚ふたりだけの雰囲気がよかったんだけどな。こうなると、一気に凡庸な番組になった感じがする。

 21時から、ジャッキー・チェンの舞台挨拶のチケットが発売になり、ジャッキー・チェンを一度生で観てみたいと思い、パソコンから丸の内ピカデリーのホームページにアクセスしてみるが、予想はしていたが、待機の画面になる。6000人以上が待っているという表示が出て、待機時間も出してくれるのはいらいらしないからありがたいのだが、舞台挨拶は2回あり、もうひとつの回も同時にスマホから買おうと試みるが、こちらは8000人待ちという表示が出た。しかし、冷静に考えてみれば、丸の内ピカデリーの座席が6000も8000もあるわけがないのだ。待っていたところで買えるわけがない。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をいくつか。先週金曜に放送された「えんがわ」を聴いてみると、太田が玉袋の本について語っていたことを外山さんが知らせていた。玉袋はその放送を聴いてないふりをしていて、太田の「芸人人語」に反撃をする。同じく、先週金曜に放送された「中川家 ザ・ラジオショー」では、オープニングが始まってすぐに、亡くなったくるよ師匠の思い出をしゃべっていた。これは聴き逃してはならなかった。

2024年6月6日木曜日

6月6日木曜日/横浜トリエンナーレ

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」を観ると、このドラマでは戦争をしっかりと描いている。過去の朝ドラは知らないが、「ブギウギ」でも戦争をしっかりと描くんだなと思ったが、「虎に翼」の描きかたのほうがさらにショッキングだ。ナチスの資料映像も挿入される。

 4月に放送された「日曜美術館」を、横浜トリエンナーレの特集だから録画しておいたのだが、過去の録画を確認してみると、4年前のトリエンナーレのときの特集も録画したまま観ていなかった。この番組を観るのもひさしぶりだが、ちょうどこの回から司会が新しくなり、坂本美雨と守本奈実アナウンサーが務めている。ゲストの井上涼とともにトリエンナーレの会場をまわる。坂本美雨はだんだん矢野顕子成分が増してきたな。

 楽天マガジンのチェックをすると、「週刊新潮」に島田さんの「長い読書」の書評が載っていた。「Tarzan」の特集は「カラダを蝕む悪いクセ」。「利き脳」のタイプというものがあるのを初めて知った。指の組みかた、腕の組みかたでそのタイプがわかる。やってみると、インプットは左脳、アウトプットは右脳となり、自分は「ブレないマイルール」というタイプだった。これもまた、分析を読むともっともな感じがする。

 家を出るまではラジオをつけておく。今日の「ビバリー昼ズ」は清水ミチコがお休み、ナイツと鈴木拓が出演している。

◇ みなとみらい

 正午過ぎから外出する。気温が半端で服装に困るが、夜は涼しくなるかと思い、カバンにパーカーを入れたものの、外に出てみると日差しがけっこう強い。しかし、半袖で平気な気候になれば、あとは一気に猛暑に突入しそうでいやだ。

 横浜東口、ポルタから日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。ドラッグストアに寄りたいと思い、グーグルマップで探していたら、グランモールの手前、シンフォステージという建物の1階にクリエイトがあるのを見つけた。先月にオープンしたばかりのようだ。ここにクリエイトがあるのは助かる。さっそく寄り、パンをひとつ買って、グランモールのベンチで食べる。

 会期終了が迫る横浜トリエンナーレをまわる時間がようやく作れた。3月から開催されていたのに、結局、終了間際になってしまうんだな。会場とチケットの複雑さがそうなってしまう要因のひとつで、どうやったらうまくまわれるだろうかと、きちんと調べて、計画を立てようと考えているうちに、その手間を果たせもせず、こうして大急ぎでまわるはめになる。しかし、最終週は開催時間も延びているから、気楽にまわれるのではないだろうか。

 まずは横浜美術館からまわりたいとは思っていた。13時半過ぎに入場する。平日の昼間なのに、けっこう少なくない客がいる感じがする。チケットはとっくに買ってあった。スマホにQRコードを出し、読んでもらって、入り口のエスカレーターを昇っていく。最初に入ったのは「密林の火」というエリアだった。「密林の火」とはなんだろうか。わからない。壁には言葉が書かれていて、これは厨川白村というアーティストの作品のようだ。このアーティストの作品は別の部屋にもあった。小林昭夫とBゼミの作品、浜口タカシという報道写真家の写真に惹かれる。つぎの円形の部屋には富山妙子という画家の作品が展示されている。この部屋は撮影不可だった。続いては「流れと岩」というエリアだった。「流れと岩」とはなんだろうか。わからない。エクスパー・エクサ―というパフォーマーが使った道具が展示されていたのは面白かった。なかなか過激な活動をやっているひとのようだ。李平凡というひとを中心にした日中版画交流相関図というものにも興味をもった。この部屋には有名なラリー・クラークの写真も展示されていた。カーブしている部屋を通り抜けると、その先は「鏡との対話」というエリア。佃弘樹というアーティストの絵には目を奪われる。このエリアでは縄文の特集もあった。つぎの四角い部屋には你哥影視社というグループの作品。ひとまわりして、下の階に降りていく。階段に展示されている作品はチケットなしでも観ることができたのかな。グッズ売り場を覗き、その先の外のギャラリーにある展示も観ていく。けっこうのんびりと眺め、ここまでで2時間ぐらいかかった。これだけでなく、横浜美術館のランドマークプラザ側の外壁にもダイナミックに作品が描かれている。

 別会場の作品に寄りながら移動していく。クイーンズスクエアには森村泰昌と北島敬三の作品が展示されていた。ランドマークプラザから動く歩道を通り、桜木町駅前から市役所のほうに進む。市役所の隣りにある旧第一銀行横浜支店が二番目の大きい会場になっている。ここは以前は「BankART」の名前がついていた。ここでは松本哉と山下陽光の作品が展示されていた。3階まで覗いてから降りてくる。向かいにも会場があり、「BankART KAIKO」というギャラリーが KITANAKA BRICK & WHITE という商業施設の1階にあるのだが、この建物自体、前を通ることすら今までなかった。いつの間にできていたんだろうという感じがする。ペッパーくんを使った作品があり、しゃべるペッパーくんと会話を試してみたくもあったが、こういうときはひとり客では恥ずかしくてできない。

 トリエンナーレの有料会場はこれですべてまわり終えた。馬車道駅にも展示があり、地下に降りていく。それから、象の鼻テラスの展示を観て、最後は元町・中華街駅の通路にある展示を確認した。マリンタワーにも展示があるようだが、これはスルーを決める。桜木町駅から元町・中華街駅まで歩いてくるだけでもけっこうな距離になり、時間もかかった。今日は時間をたっぷり見ていたから、黄金町バザールもいっぺんにまわれるんじゃないかとも考えていたが、とてもじゃないけど無理だ。過去には巡回バスが出ていたこともあったんだけど、ここから黄金町には移動するだけでも厄介だ。

 黄金町バザールは日を改めざるをえないとして、中華街にて、遅めの昼食にする。秀味園に入り、魯肉飯セットを食べた。990円。さて、今日はこれで終わりにするかと思ったのだが、1箇所、新高島の「BankART Station」に先に寄っておかなかったのは失敗だった。しかし、スタートは横浜美術館からのほうが気分が出るという考えがあったのだ。会期は日曜まで。黄金町バザールをまわる日は作れるとしても、新高島を残しているのは厄介だ。今日のうちに寄れないだろうかと考え、新高島までまた歩いて戻ることにした。中華街にいたときにはまだ明るく、意外といいペースでまわれてしまったなと思ったのだが、新高島に戻ってきたときにはすっかり日が暮れた。「BankART Station」は横浜トリエンナーレとは別のイベントなのだが、セット券を買ったからここも入れるのだ。ここでもスマホにQRコードを出し、パスポートを引き換えてくれるという形式になっている。パスポートだったら、会期の最初のほうに引き換えておいてもよかったんだな。それぞれのルールが複雑だから、なかなか把握が難しい。受付では、パスポートと一緒に、けっこうしっかりとした冊子ももらえた。急いでやってきたが、作品はここにあるだけでなく、横浜のあちこちにあるということらしい。もうぜんぶ観るのは無理だ。

 横浜駅に戻ってきたときには20時を過ぎていた。もうどこも寄らずに帰る。今日は読書はまったくできなかった。帰宅してからは、疲れてしまって、寝そべってだらだらする。横浜トリエンナーレのフロアマップを改めて確認してみると、見逃している展示があることにも気がついた。坂本龍一の展示があったことを知らなかった。それこそ、坂本美雨が出ていながら「日曜美術館」でなぜ教えてくれないんだ。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...