◇ 武蔵小杉
布団が心地好く、珍しく一度も目が覚めずに朝までよく眠る。ゴミを出しに行ってから、もう少し眠りなおす。午前中からあわただしく外出、横須賀線に乗り、武蔵小杉まで。川崎市コンベンションホールにて、「カナガワ リ・古典プロジェクト in 川崎」という公演があり、その公演の前に、正午から外の噴水広場で行われるミニステージを観たかった。3種の獅子舞の演舞が予定されていたが、強風のため、インドネシアの獅子舞は獅子なしの演奏のみになった。続いて、中国の獅子舞はおなじみだが、最後は愛川町に伝わる三増の獅子舞。ダイナミックな中国の獅子舞に比べると、日本の獅子舞はのんびりしている。ちゃんと伝承されてるんだろうかという気もしてしまう。
ミニステージは予定よりも早めに終わり、先に昼食にしようと、武蔵小杉を歩きまわる。ある店に入り、ランチメニューのラムカレーセットを食べようとしたら、カレーは切らしたと言われた。ぐるぐる歩きまわり、結局、戻ってきて、ホールの下の階にあるニイハオという店に入る。日替わり定食の長ネギと豚肉炒めを食べた。900円。
上階の川崎市コンベンションホールにて、改めて「カナガワ リ・古典プロジェクト in 川崎」。この「カナガワ リ・古典プロジェクト」というのは神奈川県のあちこちで不定期に行われているようで、今年の2月に海老名の公演を観ているが、つい先月にもじつは鶴見で公演があり、これは知らずに行きそこねてしまった。無料の公演なので、抽選に申し込むだけでいい。14時開演。来賓のあいさつがあり、まずは小向獅子舞保存委員会による「小向の獅子舞」の演舞があった。続いて、川崎大師双盤講による「川崎大師引声念仏」。休憩を挟み、世界の獅子舞がみっつ、これがすこぶる面白かった。最初は横浜中華学校校友会国術団による中国の獅子舞。これはさっき外でも観たし、中華街でもよく観ている。2番目に登場したのは、アンデミノルムセによる韓国の獅子舞だ。踊りも演奏も、中国の獅子舞のような激しさはないが、獅子の面が平べったく、じつにかわいらしい。3番目に登場したのは深川バロン倶楽部によるインドネシアの獅子舞。いや、このインドネシアの獅子舞には度肝を抜かれてしまった。装飾が施された獅子舞の異様な迫力。ガムランも最高に心地好く、異界に連れていかれるようだった。世界の獅子舞がこんなにやばいものだとは驚いた。日本の獅子舞なんかはどうしても保存会というようなまじめなものになってしまうのだが、世界の獅子舞は躍動している。芸のレベルがぜんぜん違うと思った。また休憩を挟み、川崎沖縄芸能研究会による沖縄の民俗芸能。それからもうひとつ休憩を挟み、本日の大トリは新城郷土芸能囃子曲持保存会による「新城の囃子曲持」。こんな芸能があることもまったく知らなかったのだが、重い米俵をもちあげて力自慢をする芸能なのだ。最後は腹の上に米俵を4つ重ねてその上で餅つきをする。たけし軍団の「ガンバルマン」のようだが、いや、保存会でもこれはまじめにやっているのが可笑しい。郷土芸能に爆笑させられるとは思わなかった。今日は観たことのない芸能をたくさん観ることができた。なんと、3時間半という長丁場。想像を大きくうわまわる刺激を得られた。
横浜駅まで戻り、地下のドトールに入り、ひと休み。インスタの投稿と読書をしていく。SNSからは「M-1」の準決勝進出者の発表を確認した。
◇ テレビ・ラジオ
夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。「勝手にテレ東批評」(ゲスト・新井恵理那)を観て、それから、今夜の「Nキャス」を観る。また野球が延長して、30分遅れのスタートだった。大谷のMVPとスポーツの話題がもうひとつ、八村塁が協会に苦言という話はここで初めて知った。火野正平の訃報、北の富士の訃報に続き、兵庫県知事選の話題になる。この番組では立花孝志のことも扱っている。SNSで拡散されたという相生市の谷口市長が机を叩きながらしゃべっている映像が出たが、昨日、釈明会見をしたのか。そして、稲村和美候補に対するデマ、立花孝志が百条委員会の奥谷氏を誹謗中傷していることについて、さらに、斎藤元彦から広報全般を任されたとするPR会社の問題も出てきた。
今夜の「にちようチャップリン」は「華はないけど実力派芸人」の特集。ハンジロウ、豆鉄砲、センチネル、タイムマシーン3号が出演。「ゴッドタン」は恒例企画の「みなみかわの相談相手オーディション」。まずはウエストランドが、続いて、相席スタート山添が登場。
これも今夜放送された「みんなテレビ」という番組、6月に一度、特番で放送され、今夜からまた6週連続で放送される。令和ロマンくるまとラランドサーヤが出演。「未読書感想文」という企画では、小学生たちが「走れメロス」と「注文の多い料理店」を読まずに感想文を書く。さらに実在しない本の感想文を書いてもらう。「人の顔を折り曲げよう」という企画は、芸能人の宣材写真を折り曲げて面白い顔にする。6月の特番のときには痛烈な笑いをやっていたが、今回はくだらなさのほうに寄っている。最後の歌のコーナーだけは皮肉が効いていた。
タイムフリーで、今日の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、来週放送される藤井健太郎の特番の話をしていた。ニュース解説は石戸諭。新刊「嫌われ者の正体」についても話す。













