ラベル アタック西本 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アタック西本 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年9月1日日曜日

9月1日日曜日/欽ちゃんはオトンと呼ばれている

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。どういうわけかエラーが出て、画像がアップできなくなったが、もうそのまま更新してしまう。録画していた今朝の「サンデージャポン」には、小島健、谷田ラナ、向井怜衣らが出演。成田悠輔はアメリカからリモート出演だった。まずは自民党総裁選と立憲民主党の代表選の話題。スタジオでは、岸博幸、宮本晴代が解説する。続いては、兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラおねだり疑惑問題を扱う。そのあとのアメリカ大統領選の話題では、石井てる美がハリスのものまねでインタビューを再現するVTRがあった。スタジオでは例のごとく、湯浅卓が解説する。

 今朝の「ワイドナショー」は、今田耕司、西川貴教、豊崎由里絵、さや香新山が出演。さや香は今年は「M-1」には出ないのか。自民党総裁選の話題では、岩田明子が解説役として登場する。西川貴教が青山繫晴の名前をわざわざ出していたのはなんなんだろうか。西川「ほかの報道でもすごく少ないですけども、青山繫晴先生とかは名前載ってないんですよ。こういうことされるってどうなんですかと。いちばん最初になんなら出馬表明されてるの青山先生でした。なのにも関わらず、まったく扱われてない。」 

 タイムフリーで、昨日の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、ニュース解説は泉房穂の担当。台風のため、リモート出演だった。今日の「爆笑問題の日曜サンデー」は途中からオンタイムで聴いた。14時台ゲストは世良公則。サザンは戦友、ゴダイゴは意地悪好きな先輩だったという。世良公則が唯一サインをいただいたのは沢田研二。

 夕方から外出。今日も雨降り、降ったり止んだりしている。駅前のドトールで読書しようというつもりだったが、なんと、エアコンが故障していた。ドトールはやめて、ライフのマクドナルドに行ってみると、こちらはアップルパイが在庫切れだった。しょうがないから、アイスコーヒーだけ飲んだ。

◇ 読書

 マクドナルドで、図書館で借りていた大石始「ニッポン大音頭時代」を読み終えた。2015年刊、河出書房新社。大石始の名前は以前から音楽雑誌などでよく目にしていたが、1975年生まれ、同い年だということはこの本を手にとってみて初めて知った。扱う音楽の守備範囲から、勝手にもっと歳上のひとのような気がしていた。同い年だとわかれば、たとえば、「胸に手をあてて考えてみてほしい。夏祭りの夜、町内会のチープなスピーカーから流れる「アラレちゃん音頭」を小馬鹿にしたことはないだろうか? 僕にはある。」という告白なども体験的に理解できる。この本は「「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち」とサブタイトルがついているように、著者は音頭を「伝承音頭」と「新作音頭」に区別し、「新作音頭」を対象としたその変遷をたどっていくのだが、これが、コミックソング、ノベルティソングにつながっていくから、自分の興味のなかでは避けて通れないテーマだった。さらには、アニソン音頭やアイドル音頭、オリエンタリズムを含んだ「祭り歌謡」、山本正之にまで取材をしているのも面白かった。以下、興味をもった箇所をいくつか引用。

P13「そして、一遍上人らによって切り開かれた〈踊り念仏〉の道は、中世特有の〈風流〉という美学によって、より煌びやかで芸能的側面を強めたものへと発展していく。」

P16「単純に言って、労働者や僧侶たちの歌はリズムもヨレていただろうし、音程にしたって人によって違っていただろう。芸のプロフェッショナルである芸妓たちの手が加わることによってリズムは安定し、不安定だったメロディーラインは落ち着いていく。」

P22「現在のように流行歌を歌う職業歌手が存在しないレコード産業黎明期において、花柳界で厳しい芸のトレーニングを積んできた〆治のような芸妓たちは貴重なレコーディング・アーティストとなった。(略)そのため、レコーディングされた演目は花柳界のお座敷で流行っていたものか、都市部の寄席や舞台で人気を博していたものが選ばれていたらしい。」

P34「三波は歌い手として「東京音頭」に一定の評価を与えているようだが、それでも「浅い、浅い(笑)」と手厳しい。隠し味的なものがなくて浅く、異様に不毛で、土のニオイのしないもの――確かに「東京音頭」はそういうものかもしれないし、「東京音頭」の大ヒットによって本格的に始まった新作音頭の歴史自体が浅くて土のニオイのしないものではあるかもしれない。」

P105「勝井の口から「音頭なら政治性から逃げられる」根拠が示されているわけではないが、音頭であれば〈あくまでも盆踊りのためのものですよ、決してシリアスなものじゃないですよ〉とでもいったムードをまとうことができるだろうし、それを隠れ蓑として使用することができるだろう。重要なのは、「音頭なら政治性から逃げられる」根拠ではなく、ここまでに挙げてきた例のなかに音頭の持つ二つの側面がはっきりと表れているということだ。ひとつは〈思想教育に適したツール〉という側面。もうひとつは〈政治性を無化する享楽的な娯楽〉という側面。」

P142(「スーダラ節」について)「だが、強烈なインパクトを放つこのイントロは、〈ドドンガドン〉を咀嚼したリズムであり、別の表現をすると〈ドドンガドン〉を内蔵したリズムでもある。フランキー堺とシティ・スリッカーズのように「炭坑節」という音頭の大ネタをイジって笑いを生み出すのではなく、萩原哲晶は音頭のニュアンスを用いて未知のリズムを生み出してしまったわけだ。」

P156「フランキー堺とシティ・スリッカーズ~クレージーキャッツに至る流れにおいて、〈音頭のネタ化〉とは〈音/リズムのネタ化〉として進められたとも言える。クレージーキャッツの楽曲において音頭はあくまでも音/リズム面でのスパイスとして採り入れられたが、それに対してザ・ドリフターズが押し進めたのは歌そのもののネタ化であり、音頭を取り巻く記号(浴衣やハッピ、盆踊り風の振付けなど)のネタ化である。」

P211「そうしたデフォルメされた形の〈和〉の表現が世に提示されたのは、六〇年代末に佐渡で結成された和太鼓集団、鬼太鼓座の影響が大きい。よく知られているように、褌を締めた半裸の状態で和太鼓を叩く風習は決して日本の伝統ではない。」

P215「一九八四年の「前略、道の上より」は彼ら最大のヒット曲だが、この曲は鬼太鼓座のセルフ・オリエンタリズムのストリート・ヴァージョンであり、「お祭りマンボ」以降の祭り歌謡の系譜に連なるものでもある。」

◇ テレビ・ラジオ・配信

 夜に帰宅して、録画していた「24時間テレビ」内で放送されたドラマ「欽ちゃんのスミちゃん」をさっそく観る。ドラマの前に少しドキュメンタリーの部分がある。ナレーションを草彅剛が務めるのだが、草彅剛がテレビ初出演した「欽きらリン530‼」の映像も出された。13歳の草彅剛を挟んで立っていたのは松原桃太郎と堀部圭亮だ。1976年、萩本欽一は突然、記者会見を開き、結婚していたことを発表する。その実際の会見の映像も流される。欽ちゃんに3人の息子がいることも知らなかったが、その3人と欽ちゃんが集まって母のことを語る場面があり、長男だけが顔出ししていたが、次男が「オトン」「オカン」と言っているのにはちょっと驚いた。自分の年齢を基準にすると、欽ちゃんはうちの親よりも世代が上だが、結婚が1976年だから、子どもたちは歳下になるのか。まさか、欽ちゃんの息子がダウンタウン世代だとは想像もしなかった。同時代感がぐんと増す。さて、ドラマは、伊藤淳史が欽ちゃんを演じ、波留が妻のスミちゃんを演じる。東八郎を演じる東貴博がかっこいい。坂上二郎の役はアタック西本。「裏番組をブッ飛ばせ!!」やコント55号のコントは実際の映像が流された。伊藤淳史とアタック西本ではコントは再現しないのだ。香取慎吾が演じたマネージャーの佐藤というのは佐藤企画の社長だろう。結婚会見の場面には、芸能レポーターの役で錦鯉の渡辺隆が登場する。このドラマのとおりならば、妻に知らせることもなく、記者会見でいきなり結婚していることにしたのか。引退覚悟の会見だったが、予想に反し、多くのメディアが好意的に受けとめてくれたというのは欽ちゃんの著書でも読んだことがある。会見と同年、1976年にテレビ朝日の「欽どこ」がスタートする。他局だが、これも映像が流された。1978年には「24時間テレビ」の初回が放送。偽善と批判されたこともきちんと折り込まれていた。3回目の「24時間テレビ」が放送される前に三男が誕生、1979年には「仮装大賞」がスタート。そのあとには、2000年代に始めたゴールデンゴールズまで時代が飛んでしまった。それから、2007年の「24時間テレビ」でマラソンランナーを務めた映像。2015年には駒澤大学に入学。スミちゃんに癌が見つかったのは2016年のことだった。スミちゃんが亡くなるまでのドラマだったが、最後には現在の欽ちゃんが新宿バティオスでやっているライブの映像も流した。

 タイムフリーで、今日の「土田晃之 日曜日のへそ」のゲストが電気グルーヴだったから、これは聴かなければならなかった。土田は「とんねるずのオールナイトニッポン」を聴いていたから、後任が電気グルーヴになったときに「なんでミュージシャンがやるんだよ」と思っていたが、3歳下の妻は「電気グルーヴのオールナイトニッポン」を聴いていて、土田は電気を毛嫌いしていたけれども、妻が録音していたのを聴いたら面白かった。「U-turn のオールナイトニッポン」はリスナーから「とんねるずっぽいね」「電気グルーヴっぽいね」と言われていたが、それは土田がその2番組しか聴いていなかったため、その2番組からしか影響を受けていなかったからだという。土田と卓球は初対面だそうだが、瀧が飯野賢治とやっていた番組に U-turn で出演していたことがあるんだな。この番組はゲストのコーナーを一気に聴かせてくれず、あいだに別のコーナーが入り、続きは13時台に飛ぶ。これは恒例なのか、懐かしい曲を流すというコーナーがあり、それぞれの思い出の曲というテーマでは、瀧は三田村邦彦の「想い出の糸車」、卓球は「大江戸捜査網のテーマ」を選んだ。懐かしいアニメ主題歌というテーマでは、瀧は子門真人 with ブッシュ・シンガーズの「UFO少年団」、卓球は「巨人の星」劇中歌のオーロラ三人娘の「クールな恋」。アイドルソングというテーマでは、瀧も卓球もアイドルにハマったことがなく、思い浮かぶものがなし。青春時代によく聴いた曲というテーマでは、瀧はデペッシュ・モード「ニュー・ライフ」、卓球はシリコン・ティーンズ「レッド・リバー・ロック」を選んだ。卓球はこの曲を「タモリのオールナイトニッポン」のフィラーに使われていて知っていたという。

 深夜、Netflix で「サンクチュアリ」を観始める。まずは第1話だが、ここにも瀧が出演している。大評判だったドラマだが、しかし、タブーを扱っているというだけで、ドラマとしては平凡にも感じられる。深夜にブログをもうひとつ更新してから眠る。

ブログ アーカイブ

8月19日木曜日/田中康夫の演説を聴く

◇ ラジオ・雑誌  今朝もまず、ブログの更新をひとつ。それから、聴きそこねていた「ザ・ラジオショー」を聴いていく。今週はナイツが夏休みで、月曜の代打はニッチェ、火曜は中川家、水曜は三四郎が務めた。(パートナーは通常どおり) まずは、火曜の中川家の日から聴いておきたかった。オープニ...