2021年7月25日日曜日

7月25日日曜日/茶化しているものは

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から県央地区に。まっすぐ帰る気にならず、本厚木に寄るが、食欲もなく、それよりもひと休みしたく、ベローチェに入る。アイスコーヒーとベーコンマヨパンを食べ、読書するモードにようやくなれたというところだったが、どうも没入できない。疲れと、漠然とした、なにか不安感のようなものがある。すっきりせず、平日だったらカラオケにでも行ってしまいたかったが、ひさしぶりに、厚木戸室のブックオフまで足を延ばしてみることにした。少し歩くことになるから、めったに行こうという気にはならない店だ。20分ほど歩き、ブックオフに到着。110円の文庫本を3冊と、210円の単行本を1冊と、これだけじゃあ乏しいので、CDの棚も見ると、「座敷女」のCDブックを 290円で見つけて、これも買っていく。本厚木駅のほうまで戻り、アミューあつぎのブックオフにも寄ろうかと思っていたが、めんどくさくなり、やめた。歩いたせいか、ようやく食欲が出てきて、からやまに入り、焼き鳥定食を食べた。

 帰りの電車で、松本隆「エッセイ集 微熱少年」を読み終えた。2016年刊、立東舎文庫。親本は1975年刊。ということは、これが書かれたとき、松本隆は二十代だ。つい、現在の松本隆の語り口を思い浮かべてしまうが、まだ、歌謡曲のヒットメイカーにはなっていない、それ以前の、そうなることも知らない若い松本隆の文章だということを意識して読んだ。


◇ ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。開会式の中継の裏番組に爆笑問題が出ることは知っていたが、長時間の番組なので、録画はあきらめてしまった。漫才の最中に、太田が小林賢太郎に「戻ってこい」とかなんとか、呼びかけたというのはその日のツイッターで知ったが、ここでも改めて、それについて、リスナーからメールが届いていた。優しさと指摘するメールに、太田は「あいつのことなんか、俺、好きでもなんでもないからね、言っとくけど。あんな気取ったコント…、そこがだめなんだよ、小林! アーティストぶってっから、お前は。だから戻ってこいっつってんだよ。」と、太田のラーメンズに対する態度は昔から一貫している。そのメールは、私(リスナー)も小学校時代に同級生に意地悪したことがあり、今、それを蒸し返されて、プロジェクトをひっくり返されたらたまらないという内容で、そのメールのほどのよいユーモアも含めて、オープニングのここまでの流れには、笑いというものの治癒の効果を強く感じた。傷をいじることがなぜ笑いになるのかというと、治癒になるからというのが、おそらく、その答えのひとつになる。そして、そのほうが、放っておくよりも回復が早いのだ。それから、14時台には、宮藤官九郎がゲストで登場した。まず始めに、「いだてん」が今回のオリンピックの騒動を予見していたという話になり、そのあとの、太田の「俺の家の話」の分析も面白かった。それからやっと、宮藤官九郎のプロフィールが紹介されると、太田「宮藤さんもね、過去のネタほじくり返されたらね…(笑)」 宮藤「やばいですよね。おとなしくしといたほうがいいですよ、ほんと。」 太田「あんまり、だからね、国に関わる仕事やんないほうがいいよ」 宮藤「やんないほうがいいことがわかりました。なんにもいいことないですよね。(笑)」 田中「だからみんな、辞退するだろうね、今後」 宮藤「今後、絶対やんないですよ誰も、たぶん。」

 早めに眠ろうとしていたが、深夜に目覚め、すぐに眠りなおそうとするが、気が立って眠れない。しかたがないから、ブログの更新をして、それから、録画していた「サンジャポ」を観た。この番組もまずは結果速報から。それから、開会式の様子を伝える。その日、青山通りの様子をレポートしているテリー伊藤を目撃したが、その場面はまったく使われていなかった。番組後半では、テリー伊藤は選手村からもレポートしていた。オリンピックミュージアムの前からは山本里菜アナがレポートしていて、あの花火の瞬間には自分もあの場にいたのに、ひとがいっぱいいたから知らなかった。開会式について、デーブ・スペクターは「現場でがんばったひとたちはさておいて、165憶円て言われている予算に値するコンテンツなんですかと、本当に訊きたいんですよ。」と、とても辛い評価で、そのとおりなのだが、デーブが例に出す代替案はひとつも面白くない。そして、開催までの解任のどたばたも、この番組ではしっかりと扱っていた。問題とされたラーメンズのコントについて、太田「解任はある程度、まあ、あれはしかたないのかなあっていうか、かといって、俺は当然だとはちょっと思えないんだけど、あれをこう、なんていうのかな、解任するときに、小林賢太郎がね、あのネタのなかで、ホロコーストとか大虐殺をあたかも茶化したかのようにとられてるのは、ちょっと説明してほしいなって、俺は、組織委員会とか政府に…、要するに、ユダヤの人権団体のひとに、解任するっていうことでもいいんだけども、ただ、あのネタの趣旨っていうのは、ちょっとそういうことではなくて、彼自身がそれを茶化してるってことではなくて、っていうのを説明してほしいと思うのは…、ただ、その説明っていうのがとっても難しい、外国人には」と、そのあとは、コントの説明を詳しくする。つまり、あのコントはNHKの教育番組のパロディであり、虐殺があったという事実を茶化したのではなく、教育番組の偽善性を茶化したのであり、善と正反対のものとしてあのセリフを選んだということ。「説明すんのは難しいけど、選んだかぎりは、ぱっと解任して切り捨てるんじゃなくて、少なくともその説明はしてほしい。それ、押しつけろってことではないんですけど、それはお願いしたいと思います、政府と組織委員会に。」と結んだ。

ブログ アーカイブ

1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...