2025年1月1日水曜日

新年のごあいさつ2025

 

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

2025年 正月 

佐藤晋 ドジブックス

 

巳年

(野毛山動物園にて、2024年12月27日撮影。)

 

十大事件に書いたとおり、昨年は珍しい出来事がたくさんあり、この日記にどれだけ反映されているかはわからないが、生活が大きく変わった一年でした。(といっても、あいかわらず、テレビを観ることと本を読むことで生活の大半はつぶれていく。)

世の中も、政治を見ても芸能を見ても大きな変化を感じる一年で、それらの変化にはいずれもネットが関係している。ネットの声が世の中に影響力を持ち始めてからはざっと二十年というところだろうか。SNSの時代になってからは十数年が経つ。

個人的には最初のブログを始めたのが2004年でした。ブログを始めた時期としてはこれはかなり早いほうで、大学は理系だったせいもあり、新しい機械には強そうに思われるのだが、携帯電話を持ち始めたのはその前年、2003年からのことで、われわれの世代ではこれはかなり遅い。そういえば、仲間内では自分だけが携帯電話を持っていないという状態がしばらくあった。

あれから二十数年。たった二十数年にも思えるが、すさまじい時代の変化のなかを生きてきたんじゃないかという気にもなってくる。歴史のなかで、これだけの大きな変化は過去にどれだけあっただろうか。時代の変化からふり落とされ、消えていくものの多さがその証明になってやしないか。

今年は昭和100年だそうです。われわれ昭和50年生まれは50歳になります。


日記は現在、約8ヶ月遅れで絶賛更新中。8ヶ月前で更新が止まっているわけではありませんので。よろしくどうぞ。


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2024年12月31日火曜日

2024年の十大事件

 1位:母の骨折、入院!(10月~)

 2位:借金完済!(4月)

 3位:機種変した! (10月)

 4位:身分証の再発行に苦労した!(1月~5月)

 5位:警察を呼んだ!(10月)

 6位:法事の施主になる!(6月)

 7位:土地の売買を経験した!(7月)

 8位:ネズミを駆逐する!

 9位:太田光さんにサインをいただいた!(8月)

 10位:日本喜劇人協会の一般会員になった!(12月)

 次点:石破政権発足!(9月)

◆ 2024年に読んだ本・十選

 ウディ・アレン「唐突ながら ウディ・アレン自伝」(2022/河出書房新社)(1月28日)

 若杉実「Jダンス JPOPはなぜ歌からダンスにシフトしたのか」(2021/星海社新書)(3月7日)

 阿部昭「新編 散文の基本」(2022/中公文庫)(3月18日)

 ニコ・ニコルソン 佐藤眞一「マンガ 認知症」(2020/ちくま新書)(3月31日)

 清水ミチコ「カニカマ人生論」(2022/幻冬舎)(5月29日)

 小林信彦「決定版 世界の喜劇人」(2024/新潮社)(6月11日)

 本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」(2021/イースト・プレス)(6月17日)

 中島岳志「ガンディーに訊け」(2018/朝日文庫)(8月1日)

 中村計「笑い神 M-1、その純情と狂気」(2022/文藝春秋)(12月20日)

 太田光「芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編」(2024/朝日新聞出版)(12月31日)

(読んだ順)

今年は101冊の本を読んだ。→ 読書メーター

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◆ 2024年によく聴いた音楽・五選

 TOWA TEI feat. 石野卓球「TYPICAL!」(2024)

 1999 WRITE THE FUTURE「hella (˃̣̣̥╭╮˂̣̣̥) ✧ ♡ ‧º·˚」 (2024)

 Bolis Pupul「Letter To Yu」(2024)

 芸能山城組「AKIRA REMIX」(2024)

 木梨憲武「木梨ソウル」(2024)






◆ 2024年・ベストライブ

 ギターウルフ VS 永野@下北沢 SHELTER(5月5日)

 クレイジーケンバンド@山下公園「ハマフェス」(5月26日)

 レッツゴーよしまさ@滝野川会館大ホール(9月15日)

 チャラン・ポ・ランタン@あつぎ国際大道芸(11月10日)

◆ 2024年・ベスト演劇

 日本喜劇人協会「シン・おんな剣劇 仇討ち道中」@銀座・博品館劇場(11月28日)

◆ 2024年・ベスト映画

 「ナミビアの砂漠」(監督・山中瑶子)(9月11日)

◆ 2024年・ベストドラマ

 「不適切にもほどがある!」(TBS)

 「地面師たち」(Netflix)

 「極悪女王」(Netflix)

◆ 2024年・ベストテレビ

 「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日・ABCテレビ)

◆ 2024年・ベストラジオ

 「土曜朝6時 木梨の会。」(TBSラジオ)

◆ 2024年・ベストタレント

 とんねるず

◆ 2024年・ベスト漫才師

 エバース

◆ 2024年・ベスト獅子舞

 深川バロン倶楽部

◆ 2024年・ベストご飯

 東戸塚・オリンピックのフードコート「ピッコリ―」の羽根付き餃子定食

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

 

(注:有料部分にはなんにも書いてありません。)  

codoc

2024年9月10日火曜日

9月10日火曜日/スプーンは使わない派

◇ 雑誌・ラジオ・テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。それから、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「サンデー毎日」に「松本人志「米国進出」の可能性」という記事があったが、本当かいな。書き手は本多圭。「FLASH」では、小泉進次郎に「知的レベルの低さで恥をかくのでは」と質問した田中龍作に取材をしている。「SPA!」の「エッジな人々」には長与千種とゆりやんレトリィバァが登場。聞き手は吉田豪だ。

 先週火曜の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴きそびれていて、タイムフリーでようやく聴いた。東貴博が「24時間テレビ」の欽ちゃんのドラマの話をしているから、これは聴いておきたかった。ドラマ以外の部分では、ダーツの旅のロケのなかでお札で顔を拭くネタをやっていたのにすべてカットされていたという話もしていた。チャリティ番組だからそりゃそうか。東貴博が欽ちゃんのバティオスのライブに出るというので、チケットを確認してみたが、先週火曜の発売だったのに、あんなに狭い会場なのにまだ売り切れてないんだ。行ってみたかったが、その日はほかのライブのチケットを買ってあったからだめだ。今日の「ビバリー」のオープニングも聴くと、今日もそのライブの告知をしている。

 午後から外出。なんだかんだで、それなりに暑い日が続いている。鶴ヶ峰に出て、ココロットのすき家で食べようかと思っていたら、ココロットが休館だった。替わりに松屋に入り、親子丼を食べる。590円。トレイにスプーンと箸が乗せられていたが、親子丼はスプーンという客が多いんだろうか。スプーンは使わずに、すべて箸で食べる。

 ドトールに入り、読書をしていく。ブックオフに寄り、110円のコミックを4冊買う。図書館で借りている本をもう少し読んでいきたくなり、帰る前にライフのマクドナルドにも寄っていく。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は傑作選「気になる家族の「秘密」」。高橋英樹・真麻親子、高嶋弘之・高嶋ちさ子親子、林家三平・国分佐智子夫妻、コシノ三姉妹の過去の出演回の映像が流された。 

 今夜の「うたコン」はフォークソング特集。クレイジーケンバンドが出演するから録画したのだが、横山剣さんはフォーク特集から参加していた。南こうせつを中心にして、出演者みんなで「若者たち」を歌う。剣さんは南こうせつのラジオを聴いていて、その体験を語った。そのあとにはなんと、剣さんが岡林信康の「山谷ブルース」を歌い、これは録画しておいてよかった。特集のあとにはクレイジーケンバンドでも出演。曲の披露の前に横浜グルメを紹介するVTRがあり、中華街のお店とブギー・カフェが紹介されたが、NHKは店名は出せないのか。谷原章介も横浜のひとだからお店をよく知っている。曲は「ハマのビート」。

 昨夜の「キョコロヒー」は、今週も齋藤京子の代わりに紅しょうが稲田が出演。勝俣州和とぼる塾田辺さんの「差し入れ頂上決戦」という企画。田辺さんが差し入れをしにシンエイ動画を訪問する。

 Netflix で「サンクチュアリ」の第7話と第8話を観た。最終回の第8話だけは32分と短いので、これはいっぺんに観てしまった。しかし、大評判のわりにはそれほど面白いとは思えないドラマだった。相撲界のタブーを扱っているということが評判だったんだろうけど、ドラマは類型的ではないか。ヤンキーマンガのようなドラマだと思ったが、それでも投げ出さずに最後まで観たのだから、けしてつまらないというわけでもなかったのだけど。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、今日の「大竹紳士交遊録」は中島岳志の担当。石破茂と小泉進次郎の違いを解説していたのがわかりやすくて面白かった。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴く。「サンジャポ」にやってきたやす子の話をするのだが、磯山さやかはフワちゃんのものまねをふられるんじゃないかと思ってひやひやしていたという。そこから、太田はニッポン放送の対応を批判する。これはまったく太田に同意だ。さらに、「新宿野戦病院」の最終回だけが1週早く配信されていないといって、フジサンケイグループへの不満になっていった。

2024年9月9日月曜日

9月9日月曜日/個人として発言する

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。すんなり更新するはずが、ネットの接続に不具合あって手間取った。なぜなんだろうな。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「おかべろ」(ゲスト・井上咲楽)を観る。昨日早朝の「桂文珍の演芸図鑑」は、林家あずみと鯉昇の「うなぎ屋」、対談のゲストは伊達公子。

 土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」は「ゲスト向上芸人」のヤーレンズに加え、真空ジェシカ、みなみかわが登場した。真空ジェシカ川北は陣内に扮している。永野と陣内のつかみ合いを再現するように、川北に中津川弦さんが捕まった。ランジャタイの「陣ちゃん」のネタがBGMとしてすぐに用意され、本人の陣内が中津川さんにつかみかかるという流れになる。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」の巻頭グラビアには吉本新喜劇の特集があり、執筆者は中村計。たけしの連載では、自民党総裁選について語っている。「その点、政治資金パーティーについてもきちんと訂正やら個別の対応をすると言った石破(茂)さんは評価したい。毎度のことだけど、「政治家としての覚悟」が最も見える総理候補ではあると思うぜ。だけど、いかんせん議員仲間からの人気が悲しいほどねェというさ(笑)。これは皮肉というか、矛盾した話だよ。「派閥政治は終わらせなければいけない」というのは正論だと思うんだけど、一方で総裁選に勝つためにはその派閥を軸に〝多数の支持〟を取り付けなきゃならないというさ。そうなると、議員という〝オイシイ仕事〟にメスを入れようとする正直者は馬鹿を見るという世界なんだよな。」

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストはイジリー岡田。先週のふかわりょうに続き、高田先生とは珍しい顔合わせが続く。松本明子と共演する舞台の公演があるそうで、これがあるからゲストになったのかな。イジリー岡田の歴史が詳しく語られることもなかなかないが、フジテレビの素人ものまね番組からホリプロに誘われ、ホリプロのお笑い第1号になったという。「キットカット」というコンビでニッポン放送の鶴光の番組のレギュラーになったが、相方の遅刻が多くてクビになる。イジリー岡田という芸名は雑誌の「Momoco」の連載で使ったのが最初だったのだ。そして、イジリー岡田を有名にしたのはなんといっても「ギルガメッシュないと」だが、「ギルガメ」は冬季オリンピックに視聴率で勝ってしまったこともあるという。恒例の「ベスト3」は「芸能界で感謝しているひとベスト3」。3位はモト冬樹。「ギルガメ」でのキャラに困っていたときにアドバイスをもらったという。2位はなぎら健壱。なぎらは「ギルガメ」を本当は半年早く辞める予定だったが、岡田を育てるまで辞めないと言ってくれていたという。1位は出川哲朗。「ギルガメ」のキャラを1回きりの約束で「アメトーーク!」でやったときに、それを観ていた出川に伝統芸だからやるべきだと言われたという。天才だった飯島愛の思い出も最後に語られた。

 午後から外出。ずっと晴れていたのに、雨降りになってしまった。三ツ境のケンタッキーにひさしぶりに入り、月見ツイスターセットを食べた。890円。ここのケンタッキーは以前に利用したのは記憶にないくらいの昔だ。外からガラス超しに店内を見て、意外と広いことに気がついたが、利用してみたらなかなか居心地がいい。ここで読書をしていく。

◇ 読書

 ケンタッキーで、TVOD「政治家失言クロニクル」を読み終えた。2021年刊、Pヴァイン。TVODの本は以前に「ポスト・サブカル焼け跡派」を読んだが、これが2冊目の本になるんだろうか。「テキストユニット」という肩書きをほかに名乗っているひとがいるのかはわからないが、プロフィールには生年の表記がなく、そのくらい書いてもらいたい。ふたりの対談形式になっているのは前著と同じ。政治家の失言を時系列に語り、日本の戦後史を浮かびあがらせていく。自分が生まれて以降の時代には特に興味が湧くが、逢坂巌「日本政治とメディア」という本には80年代の政治番組について書かれているそうで、1983年の参院選では「タモリの選挙でいいとも!!」という番組があったという。また別のときの選挙特番では、おニャン子クラブと、安倍晋太郎、竹下登、宮澤喜一が共演したコーナーもあったようだ。以下、引用した箇所は政治よりもごく近年のSNSに関すること。

P130-131 パンス「ゼロ年代から起こっていた「炎上」や「祭り」に典型的ですが、あるトピックにワッと人が集まって、集団化した状態がひとつの現象として受け止められることが日常化しました。盛り上がるのですが、しばらくしたら完全に忘れ去られてしまう。そして次のトピックに移る。そうなると、歴史というか時間に対する感覚が変わっていくんです。現時点で起きている事象が過去からの系譜にあるという意識は希薄になり、なんなら非常に抽象化されて認識されるようになりました。(略)ちょっと前まで持ち上げられてたものでも、適当に何かレッテルを貼って拡散させれば印象をガラッと変えることができるようになりました。その場でどうバズるか――人をどう集めるか、つまり数字を取ることが重視されているので、時間やら系譜について考えるなんてまどろっこしい。そういう空間を、市民も政治家も同じように共有しており、「失言」もそこから生まれる。だからこそ、ある種反時代的かもしれませんが、時系列的にその「系譜」を追ってみます。」

P131-132 コメカ「個人的には複雑な気持ちがあって、理不尽な社会状況に対しては怒りを込めてそれぞれが自分の意見を言うべきだ、とぼくは2015年頃からネット上で盛んに言っていたし、今でもそのこと自体は否定したくない気持ちがある。ただ、SNSを通して大喜利的に定期提出されるネタに対して個々の怒りが動員・回収され、「祭り」として次々と消費されていく状況がいま現在間違いなくある。ある意味、怒りを自分自身=個人のものとして保持することが難しくなっているとも言える。自分がひとりの人間として感じていた怒りも、集団的な流れのなかに飲み込まれやすくなっている。大喜利化、つまりいま現在バズっているネタに対してひと言モノ申す、というやり方が一般化してしまったから、状況がループしがちなんだよね。議論が積み重ねられることなく、ひとつひとつの「祭り」が終わるたびに問題が忘れられていってしまいがち。」

P154 コメカ「現状を踏まえて改めて思うのは、自分が言いたいこと、そして怒りも含めた自分の感情を、如何に個人的な形で言葉に変えていくか、その方法論を見つけたい、ということ。SNSで日々行われているような、支持を集めている他人の言葉にひと言何か被せることで自分の意見とする、みたいな、いっちょ噛み的なやり方から離れる。クラスタ集団内でのコミュニケーションを通して自分の意見を固めていくようなやり方からも離れる。モノローグ的に自分の考えをひとりで少しずつ言葉にして、ゆっくりとしたスピードでいいからそれを少しずつ他人に伝えていく、というようなやり方がいいんじゃないかと思っている。」

P155 パンス「「数字を取る」ことを第一義的にしないというのが僕の考えです。目立とうとしないとか、多くの人に承認されるとか、そういう思考と逆をやってみたら、必然的に発する言葉も変わっていくのかなと。「反主流派になる」と言っても良いですが、それは「なんでも反対する」とか、最近の言葉で言うなら「逆張り」をやるとか、そういう行為とは違います。「逆張り」は、逆の層にアプローチして数字を取るということでしかないので。主流を外れることを恐れず、そのうえでどう他者とやり取りするかということだと思います。」

P197-198 コメカ「だから本当に当たり前の話ではあるんだけど、「個人として発言する」という態度をなんとか成立させないといけないわけだよな。結局いま現在の政治家の失言も、それに対するSNSでの批判や擁護も、どういう「クラスタ」に向けて言葉を提出するか、という意識に誰もがとらわれ過ぎているというか。いち個人としての自分の信念を表明することではなく、「クラスタ」からの歓心・アテンションを集めることばかりが目的化されるようになってしまった。戦後日本における政治家たちの失言の変化……というか言ってしまえば「劣化」とは、つまりそういうことだったのかなあと。とにかくアテンションを集めて数を取ることで、自分が寄って立つ「クラスタ」がでっかくなればそれでいいんだ、自分なりの信念も具体的な説明も必要ない、という態度の全面化。」

P198 パンス「もうSNSでは難しいんじゃないかと思うようになってきたな。たとえ「信念」があったとしても流れていっちゃうし、意見が合うところまでしか届かないし。意見を集めて、雰囲気を作っていくような効果まではあると思うけど、それ以上やるには、地道な作業が必要になっていくんじゃないかしら。その点は、昔も今も変わらない。とはいえ、インターネット自体がだめと言いたいわけでもなくて、ちょっとした工夫でどうにかなるのかなと思っているけれど。」

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「しゃべくり007」は江口のりこがゲスト。6年ぶりの出演。江口のりこがテンションがあがる人物として、松尾諭も登場する。舞台で共演する松尾が、稽古中、江口のりこがなにでテンションがあがるかを調査する。

 Netflix で「サンクチュアリ」を続きを観る。仙道敦子の名がクレジットされているけど、どこに出ているのかわからず、第6話まで観て、ようやく認識できた。しばらく観ていなかったから若いころのイメージで探してしまっていたが、最近になって、また活躍しているんだな。

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2024年9月8日日曜日

9月8日日曜日/ベネチアにいるたけし

◇ ラジオ・テレビ・YouTube

 朝、ラジオをつけていたら、「ONE-J」のゲストが清水ミチコだった。本仮屋ユイカは清水ミチコのファンのようで、どうやら木曜の「ビバリー」も聴いているし、清水ミチコの著書に書かれていたことも話題に出していた。室井佑月の通訳までこなしていて優秀だった。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「NHK短歌」は9月の第2週目、書道家の根本知がゲスト。今年度はずっと「光る君へ」を題材にしているのだが、どうも興醒めする。俵万智はドラマの細部まで楽しそうにしゃべっているが、ヒコロヒーは観てるのかな。

 昨夜の「Nキャス」を観ていると、首都圏の冠水の特集があり、雨水と汚水が分かれる分流式と合流式というのがあって、東京23区はほぼ合流式なのだという。これが大雨であふれ出しているのか。ノルウェーの王女が霊媒師と結婚したというニュースも気になり、このデュレク・ベレットというひとのインスタも見てしまった。

 今朝の「サンデージャポン」には、やす子、ゆうちゃみ、磯山さやか、石田健らが出演。自民党総裁選の話題から始まる。良原アナが街頭演説中の小泉進次郎を直撃取材。進次郎の出馬表明記者会見では記者の失礼な質問があり、エックスでも話題になっていたようだが、田中龍作というこのジャーナリストの失礼な質問がむしろ進次郎の評価をあげることになっている。それを読めないというのは救いようのない鈍さだ。進次郎のものまねをするかずみんがVTRに登場すると、やす子だけがかずみんに大きく反応する。スタジオでは、岸博幸、政治部デスクの川瀬善路が解説。続いての話題は、兵庫県の斎藤知事のおねだり疑惑について。パワハラはともかく、おねだりはどうでもよくないか。そのあとの闇バイト連続質店強盗事件のニュースには驚く。神奈川県郊外でこんな事件が起きているのか。小川泰平が現地を取材する。最後は「24時間テレビ」のマラソンを終えたやす子の特集があった。「東京の母」こと、あっぱれ婦人会の天野さんがVTRに登場する。あっぱれ婦人会を解散し、今は「純喫茶・ウバ」という新コンビを結成しているようだ。

 YouTube で、たけしのベネチアの会見を観た。浅野忠信と大森南朋に挟まれて座り、たけしは記者の質問に答える。たけしはチャットやインターネットをかなり見ているようで、今度の新作はインターネットの間になっているというようなことを話していた。コメディ映画に関する質問が出ていたのも興味深く、発言していた名前は誰のことだかよく聴きとれなかったが、ベネチアだからそう答えたのかもしれないが、ヨーロッパのコメディをよく観ていることがこの受け答えからは推察できる。会見が終わったあとにはサイン攻めにあっていた。ベネチアのファンたちがうらやましい。日本のほうがむしろ、サインをもらう機会なんてあるものではないよ。


 午後から外出。吉野家に寄り、月見牛とじ丼を食べる。688円。月見牛とじ丼は二度目。二俣川まで歩き、直配できるものがひとつあったので、グーグルマップを確認しながら南本宿町のほうまで行ってきた。行ってみるとまたわかりにくいお宅で、ほかの家に囲まれた真ん中にそのお宅はあって、家は見えるのだけど、どこから入っていっていいのかわからない。まごまごしていたら、近所のお婆さんが声をかけてくれて、入りかたを教えてくれた。助かった。

 二俣川駅に戻ってきて、ドトールに入り、ひと休み。読書をしてから帰る。行き帰りは歩きながらタイムフリーでラジオを聴いた。木曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」はパートナーがヒコロヒーだった。ヒコロヒーが履いていたひざが破れたジーパンを、大竹まことにファッションとしてずれているのではと言われていた。砂山アナにはひざがきれいだと褒められていた。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「笑点」の演芸は母心。和装の女装をする以前のスタイルにまた戻ってしまったんだな。

 今朝の「ワイドナショー」は、森泉が初登場のほか、田村淳、ヒロミ、呂布カルマが出演。自民党総裁選、立憲民主党代表選をまとめて扱い、それから、川崎の路上ライブの騒音問題、令和のコメ騒動、兵庫の斎藤知事のパワハラ問題など。最後は、パリ五輪 3000メートル障害の三浦龍司選手がスタジオに登場。

 今夜の「だれか to なかい」は西島秀俊と三谷幸喜がゲスト。まずは西島秀俊が登場する。ムロツヨシとは東京アクターズスタジオ出身という共通点があった。オーディションに受かると無料になるのだが、ふたりともそれには落ちて、有料コースだったという。番組開始10分ほどのところで、もうひとりのゲスト、三谷幸喜が登場。三谷は中居正広とは萩本欽一と3人で対談したことがあったようだ。「古畑任三郎」の「黒塗りの件」というのも知らなかったな。西島秀俊は影響を受けた人物として、真っ先にたけしの名をあげ、「首」の撮影現場の話が語られる。三谷からは「ビートたけしのつくり方」のエピソードが出た。最終回にたけしがなかなか現場に現われず、プロデューサーからは「おうちにオバケが出たらしくてきません」と言われたという。腹が立った三谷だったが、打ち上げの席で先に帰ろうとした三谷を見つけたたけしが立ち上がり、「おう」と手を挙げてくれた。三谷はそれに感動したという。西島秀俊からは「首」のオファーの話もあり、バラエティ番組の廊下で会ったたけしに「聞いてる?」と言われ、「あっ、なんとなく」と答えたら「頼むな」「はい」という会話があり、それだけだったようだ。中居が三谷に「たけしさんと対談してほしいなあ」と言うと、西島がすかさず「変なこと言っちゃだめですよ」と三谷を注意した。

 深夜になり、ブログの更新をひとつ。Netflix で「サンクチュアリ」の続きを観てから眠る。

2024年9月7日土曜日

9月7日土曜日/パイを食べたかった

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・配信

 深夜から眠らず、ブログの更新をしたところで、早朝にゴミを出しに行ってくる。それから眠っていたら、今日も昨日と同じ、それだけで午前中がつぶれてしまった。また暑くなる。録画していたテレビ番組をいくつか。「虎に翼」の今週のダイジェストを観て、それから、「勝手にテレ東批評」を観る。池谷アナがテレビ東京を辞めることについて、ネットニュースにもなっていたが、この番組でもきちんと発表された。大学院に通うということらしい。ゲストはノブコブ徳井。

 午後はラジオ。「田村淳のNewsCLUB」をつける。ニュース解説は小原ブラス、ゲストはクリエイティブディレクターの大木秀晃。タイムフリーで、今朝の「木梨の会」も聴く。所ジョージが木梨サイクルで、たけしの電動自転車を購入したようだ。

 夕方から外出。駅前のドトールはまだエアコンが故障していて、ライフのマクドナルドに行く。月見パイを食べたかったが、こちらはこちらでパイの販売を停止中。アップルパイもなく、アイスコーヒーだけを飲んで、読書をした。

 図書館で借りた、小山田圭吾が表紙の「ミュージック・マガジン」7月号を読んだ。特集は「アンビエントの時代」。柴崎祐二によるコーネリアスインタビュー、小野島大による後藤正文インタビューが載っている。後藤正文がアンビエント作品を作っていることをここで初めて知った。ディスクガイドも役に立つ。読みながら Spotify で探し、どんどんお気に入りに入れていく。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。2月に放送された「白黒アンジャッシュ」を観そびれていた。1000回記念のゲストに東野幸治とフットボールアワー後藤が登場。アンジャッシュとフットボールアワーの初共演は「笑う子犬の生活」だったか。「白黒アンジャッシュ」の初回は2004年。「お笑い向上委員会」の1回の収録を3週に分けて放送するスタイルは、さんまが「白黒アンジャッシュ」に出たときに考えついたんだそうだ。

 23時からラジオ。「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴く。島津亜矢のアレサ・フランクリンのカバー曲をかけていて、剣さんは島津亜矢の「俵星玄蕃」にも興味を示していた。ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。

 深夜、Netflix で「サンクチュアリ」の第4話を観る。エンドクレジットにけーすけの名があったが、どこに出ていたのかわからなかった。

2024年9月6日金曜日

9月6日金曜日/夏の終わりの長者町

◇ 日ノ出町・伊勢佐木町・長者町

 早朝に起きあがり、ゴミを出してくる。ペットボトル、瓶、缶、金属。それから眠りなおしたら、午前中がつぶれてしまった。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。午後、録画していた「徹子の部屋」を観る。ゲストはカルーセル麻紀。現在、81歳。88歳の姉とふたり暮らしをしているという。「同じ歳の友だちがね、みんな出ないんですよ、電話に。使えないっていうの。」 ほんと、この年代はそう。うちの母を見ているとよくわかる。

 午後から外出。京浜急行の日ノ出町に出て、まず、中央図書館に寄り、4冊借りていく。野毛坂を下り、イセザキモールに抜け、ブックオフに寄る。110円の文庫本を1冊だけ買う。ドン・キホーテの向こうまで歩き、遅めの昼食にする。黄金という店に入り、もやしつけ麺と半チャーハンのセットを食べた。おもてのメニューには 680円と書かれていたのに、会計時に1010円というので一瞬動揺した。どうやら、ランチメニューが出しっぱなしになっていただけのようだ。レジの後ろの棚にそのメニューがしまってあるのが見えた。まあ、680円では安すぎるほどのボリュームではあったからいいんだけども。

 マクドナルドに入ろうかと思っていたが、混んでいてやめる。関内方面に戻るが、金を盗まれたドトールにはまだ入る気にならず、ましてや、今日はそのときと同じシチュエーションだ。となると、ベローチェが改装中だから行き場を失ってしまう。吉田町にミニストップがあったことを思い出すが、行ってみると、イートインスペースはいつの間にかつぶされ、物置のようになっていた。いよいよあてがなくなり、日ノ出町駅のほうに戻ってくる。イートインのあるコンビニはほかに見つけられず、ちょっと落ち着きたい用があったから困ったが、ひとまわりしてイセザキモールに戻り、大通りに進むと、バス停の近くにベンチを見つけた。ここに座って少し時間をつなぐことにすした。読書はまるでできなかった。

 今夜は長者町の試聴室その3にて、「MELODY KOGA ワンマンライブ ~夏の終わりのチー9タイム~」。20時開演に間に合うように到着する。カウンターに三沢さんではない別のひとがいたのだが、ドリンク代が多かったみたいで、あとで三沢さんが席まで500円を返しにきてくれた。MELODY KOGA さんのライブは今回はリズムが入り、前回も新境地だったが、ここ最近は新しい試みをしている。ここにくると誰かに会えるのだが、今日はサラダくんにひさしぶりに会えた。コロナ前以来だが、サラダくんは「ブックオフ大学」の感想をツイッターに書いてくれて、なのに、自分がツイッターを離れてしまったもんだからそれっきりになっていて、ちょっと気にしていたから会えてよかった。

 深夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「ミュージックステーション」を早送りでざっと観る。「ネタパレ」には、宮下草薙、レインボー、真空ジェシカ、金の国、家族チャーハン、や団が出演。今週は珍しく、6組のネタを普通に放送した。いつもこれでいいんだけども。

 SNSから、浅草キッドのライブがもう発売されていて、とっくに売り切れていたことを知った。配信もあるんだけども、しかし、東洋館のキャパで、S席、A席、B席と差をつけているのは本当に意味がわからないよ。深夜に明日のゴミの準備をして、そのまま、朝までにブログの更新をひとつ。

2024年9月5日木曜日

9月5日木曜日/禿げ議連の資格とは

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝、目が覚めると、つけっぱなしだったラジオは森本毅郎が休みで、替わりに武田砂鉄がしゃべっている。TBSラジオは武田砂鉄のほかに頼れる人間はいないのだろうか。ブログをひとつ更新して、それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜に放送された「ワルイコあつまれ」を観ると、「子ども記者会見」は「地球温暖化を考える」という特別企画だった。気候科学者の江守正多、気象キャスターの斉田季実治が出演。日曜に放送された「おかべろ」は、1月に関西地区で放送された「大阪VS東京 ガチ徹底比較」という企画。大阪側に、メッセンジャー黒田、アンミカ、なるみ、東京側に、ヒロミ、ベッキー、カンニング竹山、ウエストランド井口。ブラックマヨネーズはなぜか大阪側に吉田、東京側に小杉と分かれていた。同じく、日曜の「情熱大陸」は aiko に密着。現在、48歳。声帯に負担をかけないよう、地声ではなく裏声でしゃべることが多くなったという。今日の「徹子の部屋」は岩崎宏美がゲスト。現在、65歳。初孫が誕生したそうだ。1991年に出演した回の映像が出され、そのときには長男が生まれたことを語っていた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」に、宮沢博行と堀井学の「禿げ議連」に小泉進次郎が接近していたという記事があった。「禿げ議連」には祖父や父親がハゲなら入会できる「遺伝枠」が存在しているというのだが、宮沢「進次郎氏は〝祖父はハゲていた〟と言い張るのですが、証拠となる写真を見せて欲しいと言っても示してくれなかったので、未だ入会を認められていません。」 女性議員でも名前の字に「光」が入っていれば有資格者なんだそうで、生稲晃子にも声をかけたけど、断られたって。

◇ 瀬谷

 午後から外出。三ツ境に出てから、電車に乗り、瀬谷に移動する。ひさしぶりに瀬谷図書館に寄る。2冊借りて、駅前に戻ってくる。天一書房に寄り、雑誌の立ち読み。ダイソーで買いものしてから、マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーと月見パイを食べる。310円。眠気で朦朧とする時間もあったが、「ハリスの旋風」の8巻を読んだ。これでようやく全巻読み終えた。自分が生まれる前のマンガ。帰りは歩くことにして、ブックオフに寄っていく。110円文庫本を1冊、コミック文庫を1冊、220円文庫本を1冊買う。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。土曜に放送された「ゴッドタン」は恒例企画の「お笑いを存分に語れるBAR」。紅しょうが、さや香が出演。話題はまず、急増する芸人の海外挑戦についてだったが、そのなかで、清川雄司の名があがる。そのつぎには note で稼ぐ芸人が増えているという話題。最後は今年の賞レースで活躍しそうな若手について。熊元プロレスからは素敵じゃないか、石井からはシスター、新山からはぐろう、三遊間、空前メテオの名が出た。

 録りためてあった「私のバカせまい史」を順に観ているのだが、やっと、今年2月放送の回までたどりついた。この回はまず、「バカせま始まり史」という企画があった。さまざまな始まりを調査する企画で、ひとつ目は「ドッキリ番組落とし穴の始まり」。1975年放送、日本テレビの「どっきりカメラ」の映像が出され、芸能人第1号は宍戸錠だと断定する。「スモーク演出の始まり」は 1975年放送の「夜のヒットスタジオ」で、最初の映像はわけあって使えないらしいが、初期の沢田研二の映像が流された。「放送NG発言隠しの始まり」は、1988年、読売テレビの「パペポTV」から。「ドッキリ番組マンボBGMループの始まり」は、1977年、「スターどっきり秘報告」にて、ジェットコースターに乗る小野ヤスシだった。これは、日本で初めてジェットコースターにカメラを乗せた撮影でもあった。しかし、この番組のすごみをもっとも感じさせたのは「電車で寝ていた女性がおじさんのよだれを吸うエピソードの始まり」の調査だった。いろんなひとが語りすぎていて誰のエピソードかわからないというのが出発点なのだが、2019年「世界仰天ニュース」で話していた女性タレントはノーコメント。同年にはTKO木本が「じっくり聞いタロウ」で話していたが、これはマネージャーに教わった話と発覚、ただし、そのマネージャーはノーコメント。2018年「5時に夢中」ではダイアナ・エクストラバガンザが話していて、その映像もあったが、本人はいっさい記憶がないとコメントする。2014年「アメトーーク!」でもある芸人が語っていたが、これもノーコメントだというからよっぽどだ。調査は、2013年の「ばくおん!!」というマンガによく似たエピソードを、2009年には Yahoo!知恵袋に同じエピソードを発見するが、最終的には、1994年「ごきげんよう」にて、磯野貴理子が話していたことに突き当たり、その映像が流された。スペシャルサンクスには、堀井憲一郎、戸部田誠の名があった。後半はヒコロヒーがプレゼンターとなった「「犬神家の一族」スケキヨの目史」。「犬神家の一族」のスケキヨの目に対象をしぼった調査だが、これもしつこい調査がとても面白い。目が大きいスケキヨは2作とも市川崑監督なのだが、それは市川崑が目の演技に執着があったからで、演じた尾上菊之助が番組のアンケートに答えている。あおい輝彦は色付きのコンタクトレンズを付けようと打診されたが拒否したそうだ。1990年、石黒賢のスケキヨには涙袋があるが、これは石黒賢の顔から型をとったため。1994年の椎名桔平も同様。1977年、田村亮のスケキヨは目が小さい。工藤栄一は市川崑とは同じにしたくなかったのか。工藤栄一は市川崑監督の「犬神家の一族」は観てないという証言も出てくる。調査は、1954年公開、現存するフィルムがない「犬神家の謎 悪魔は踊る」という作品に突き当たるが、金田一耕助マニアの木魚庵という人物が取材に答える。この人物はそのときのスケキヨを演じた石井一雄の私物の写真を落札し、そこにはマスクをかぶった人物が写っていた。この回は大充実の2本立てだった。

 聴きそびれていた、先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやくタイムフリーで聴いた。14時台ゲストには高田文夫先生が登場。吉幾三がついに漫才協会に入ったようで、高田先生は吉幾三とコンビを組み、「よしいきそう」という芸名にしようと考えている。BSの鶴瓶と阿川佐和子の番組をまた話題にして、高田先生ひとりがずっとしゃべり倒して帰っていった。はるかさんはほとんど声すら出していなかった。

2024年9月4日水曜日

9月4日水曜日/多国籍娯楽映画

◇ ラジオ・映画・テレビ

 朝、ゴミを出してからもう少し眠りなおし、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は小倉智昭がゲスト。同い年の寺尾聡とは大親友だという話をしていた。今日の「ビバリー昼ズ」は午後にタイムフリーで聴いた。台風のために中止になった菊水丸の公演に乾さんも行くはずだったんだ。12時台ゲストは林家彦いち。55歳というと意外と若いという感じがするのだが、彦いちは若くから活躍していたからだろうな。今は寄席でも新作がかけられることが増えていて、それには、古典にやりにくい噺が増えているという事情もあるようだ。

 午後から外出。横浜東口、ポルタから日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。キノシネマ横浜みなとみらいにて、「ポライト・ソサエティ」を16時20分の回で観る。監督のニダ・マンズールは1990年生まれ、パキスタン系のイギリス人女性。映画の主人公もパキスタン系イギリス人の女の子。スタントウーマンを目指しているのだが、思春期ならではの悩みを抱えている。唯一の理解者だった姉の結婚の裏側にある陰謀と戦うというストーリー。カンフー映画プラス、ボリウッド。かっこよくて、面白い。タランティーノ的なオタク趣味満載の多国籍娯楽映画だった。浅川マキの曲も使われていた。100分ちょっとというサイズもいい映画。



 日が暮れかけているが、遅めの昼食にしようと、マークイズのフードコートに行ってみるが決められずに戻ってきた。サンマルクカフェのあとにできたコメダ珈琲に初めて入ってみる。カフェオーレと手づくりたまごドッグを食べる。1160円。コメダは高くつくからもうあんまり入らないようにしよう。インスタに投稿をするだけで時間がつぶれ、読書はできずに出る。平沼のブックオフに寄りたかったから、あんまり長居はできなかった。平沼のブックオフでは、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。跨線橋を渡り、ビブレのブックオフにも寄る。110円のコミックを1冊買っていく。

 夜遅くに帰宅すると、冷蔵庫に知らない弁当とパンが入っている。母が自分で買いものに行ったのだと思うが、本人に訊いても行ってないという。こっちはこっちで弁当を買ってきてしまっているから、食べきれるかも心配になるが、しょうがないから、昨日買ってあったうどんを食べる。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。「新宿野戦病院」の先週の予告が気になり、これを先に観ることにした。この第10話では、新種ウイルス「ルミナ」が発生する。アメリカから帰国した歌舞伎町のホストが感染者第1号だったことから「歌舞伎町ウイルス」と呼ばれることになる。このホストを戸塚純貴が演じる。レイシストも描かれ、かなり挑戦している内容だ。終盤になり、しっかりとすごみを出してきた。来週はいよいよ最終回。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「国道ラーメンマラソン」の第2弾。アンジェラ佐藤と、きしたかの高野とみなみかわのペアが対決する。後半は「ひょうろくキャラ作ってるんじゃないか説」。過去の映像が掘り起こされ、ひょうろくにそのような疑惑が発生しているというのだが、それを逆手にとったドッキリを榎本ゆいなというタレントに仕掛ける。男っぽくふるまうひょうろくの演技が上手い。仕掛け人のさらば青春の光のふたりも笑いをこらえるくらいなのだが、さらばがモニタリングをしながら指示を出すようになってからのひょうろくの演技がさらにすごかった。これは傑作回だ。

 ネズミ捕りにネズミがさっぱり捕まらなくなったと思っていたのだが、ここ数日は子ネズミがつぎつぎに引っかかるようになった。夜にまた、新たにネズミ捕りを置いたら、すぐに一匹引っかかる。ここ数日で、6匹の子ネズミが捕まった。つまり、それだけたくさんの子ネズミが産まれているということなのだけれども、親ネズミが捕まってくれないと困るんだよな。

2024年9月3日火曜日

9月3日火曜日/雨には降られなかった

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 今朝は雨降りの予報だったから、ゴミを出す用意をやめてしまったのだが、朝はまだ雨が降っていなかった。ブログをひとつ更新してから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」では、余貴美子が老年性痴呆症に。出演者が重なるだけでなく、「新宿野戦病院」とはテーマも重なってきた。

 昨夜の「キョコロヒー」は齋藤京子が体調不良のために不在、京子の席には紅しょうが稲田が座った状態で始まる。恒例企画の「もしものピンチ対策会議」。ゲストはゆうちゃみ。日曜の「ボクらの時代」は、先週に引き続き、同期芸人の特集。さや香新山、オズワルド畠中、コットンきょんという顔合わせ。芸歴13年目、賞レース準優勝という共通点があり、同じマンションに住む3人でもあった。高校生のころに「M-1」ではブラックマヨネーズやチュートリアルを観ていた世代。

 土曜の「お笑い向上委員会」は「27時間テレビ」の5日後の収録。さんまはまだ声ががらがらの状態で、番組は、ホリケン、陣内、飯尾の3人で代打MCを務めさせようと考えていたが、さんまはスケッチブックを用意していた。「27時間テレビ」に続き、ハナコが出演。ハナコとさんまの共演が新鮮。トンツカタン森本とお抹茶が初登場。「ゲスト向上芸人」はヤーレンズ。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「ナイツ ザ・ラジオショー」も続けて聴いた。先週火曜は14時台ゲストに中川家が登場。「M-1」の審査員コメントは3枚先ぐらいまでカンペが出ているんだって。先週水曜の14時台ゲストは伊集院光。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「SPA!」の大島育宙の「松本人志論」はなんともう最終回だ。松本を論じる難しさ、松本には結果的に「批評を封殺する力」が働いていたと分析する。1992年生まれの大島が松本を論じるアドバンテージについて、大島の体感的には、若手芸人たちのあいだでも松本人志作品による洗礼は、30代前半と後半のあいだに分水嶺があるということも書いている。

 夕方に外出。雨は止んでいたが、夜にも降る予報だから傘をもって出る。まず、吉野家まで足を延ばし、月見牛とじ丼を食べる。688円。今季初の月見メニュー。駅前まで戻ると、ドトールはまだエアコンが故障中。またライフのマクドナルドに行って、読書をする。眠気で朦朧としていたが、「ハリスの旋風」7巻を読んだ。買いものしてから夜に帰ってくるが、結局、雨には降られなかった。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。「#バズ英語」がずいぶんひさしぶりに放送されていた。XXCLUB の映画コーナーは「インサイド・ヘッド2」のケルシー・マン監督とプロデューサーのマーク・ニールセンに対面インタビュー。今夜の「さんま御殿」は「世代ギャップに悩んでいる有名人SP」。16歳のひまひまちゃんから、還暦の出川哲朗まで。上の世代と下の世代に分かれて座るのだが、40歳手前のウエンツ瑛士はぎりぎり下の世代側に、41歳の風間俊介は上の世代側に座らされる。若者世代とおじさんおばさん世代という構図をわかりやすく作っているわけでもないキャスティングだった。こんなテーマなのに SUGIZO が初登場。花澤香菜もこの番組は初登場だった。

 Netflix の「サンクチュアリ」を3話まで観た。伊勢佐木町、有隣堂の脇でロケをしていた。財布を盗まれる場面だったから、自分事のように観てしまった。財布を盗まれるといえば伊勢佐木町というイメージでもあるんですかね。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。「24時間テレビ」の欽ちゃんのドラマの話から、初回の「24時間テレビ」の思い出が語られる。初回には、欽ちゃん、巨泉、タモリが出演していた。のちに、「24時間テレビ」的なものを否定するたけしに影響を受ける太田だったが、「24時間テレビ」の2年目には太田は会場に募金をもって駆けつけ、関根勤と握手をしている。ドラマにあった欽ちゃんの結婚発表の記者会見は太田も田中も覚えていないという。「24時間テレビ」の裏でやっていたサンドウィッチマンの「博士ちゃん」では昭和の歌手の特集をしていて、それも太田は観ていた。そのあと、話題は変わり、WAHAHA本舗40周年を語り始める田中。そこから若いころに出会った大御所作家の記憶になっていった。

 深夜、スレッズを見ていたら、いしかわじゅんのポストから川崎ゆきおが亡くなったことを知った。あれはもう何年前になるのか、ロフトプラスワンのエレベーターで川崎ゆきおとふたりきりになったことを思い出す。

2024年9月2日月曜日

9月2日月曜日/ふかわりょうの勘違い

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」では、塚地武雅が演じる雲野先生が死んでしまった。おにぎりを手に取り、「おにぎりが大好きなんだ」と言ったら倒れてしまった。きっと「裸の大将」を踏まえた演出だろう。「新宿野戦病院」でも大活躍していた俳優塚地の充実ぶりだが、塚地が「裸の大将」を演じたのは35歳か。芦屋雁之助だって49歳のときなんだから、35歳の塚地には荷が重すぎた役だ。今の塚地が「裸の大将」をやりなおしたら面白いかもしれない。

 昨日の「TVタックル」には、田崎史郎、石田健、萱野稔人、山崎怜奈らが出演。山崎怜奈は初出演かな。まずは自民党総裁選の話題から始まる。阿川佐和子「個人的な気持ちですけれども、あの小泉(進次郎)さんの発言のわかりにくさは、外国のひとたちは、逆にいいんじゃないかなって。要するに、なに言ってるかわかんない日本人っていう。」 大竹まこと「阿川さんねえ、俺もそう思う。」 

 夕方から外出。定期券が8月いっぱいで切れ、二俣川まで歩いていく。雨降りの合い間、晴れたから歩くにはちょうどいいかと思ったが、晴れたら晴れたで暑くなる。まず、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに寄り、図書館の本を2冊返却する。2冊とも、1ページも読まなかった。それからすぐに郵便局に、不在通知があった郵便物を引き取りに行く。品物はクレジットカードだった。

 二俣川駅に戻り、ドトールに入り、ひと休み。「紫電改のタカ」を先に読んでしまったために間隔が空いてしまった「ハリスの旋風」の続きを読む。6巻まで読んだ。それから、ドン・キホーテの売り場を覗いていく。電気スタンドを買いたいと思っていて、気に入る電気スタンドがあったのだが、見本は出ているのに売りものが品切れのようだ。ダイソーも覗いていくと、もっと安い550円の電気スタンドがあり、これでいいやと思い、これを買っていく。

 行き帰りは歩きながら、タイムフリーで「伊集院光のタネ」を聴いた。先週水曜の回のパートナーは上柳昌彦、テーマは「壊れかけでも現役」。この週は生放送の日をリスナーに当てさせるクイズをやったいたのだが、この日は隠す気なし、同じ日に伊集院がゲスト出演した「ナイツ ザ・ラジオショー」の話をしていた。先週木曜の回はパートナーに飯田浩司が初登場、テーマは「鉄道マニアに言わせれば」。飯田浩司の鉄道の知識がすごい。続けて、今日の「ちょいタネ」も聴いた。パートナーは前島花音、今週のテーマは「果物総選挙」。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は楠田枝里子がゲスト。18年ぶりの出演。72歳という年齢に少々驚いた。昨日の「桂文珍の演芸図鑑」は、風藤松原の漫才、神田蘭の講談「源氏物語 藤壺の宮」、最後は文珍と伊達公子の対談。

 先週土曜の「Nキャス」は台風の被害状況から始まる。なんと、スタジオに鳩がまぎれこんでいるという珍しい状況。「イマドキ教科書の新常識」という特集が面白かった。さくらんぼ計算というものを初めて知った。リットルは今、大文字の「L」だっていうのも知らなかったな。英語の筆記体の必修が終わったとか、工場の地図記号が消えたとか、元素記号が増えているということだとか、知らなかったことばかりだ。

 タイムフリーで、夜になってから今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。「24時間テレビ」の欽ちゃんのドラマを高田先生も観ていた。それから、NHK-BSのドラマ、小泉今日子と小林聡美が出演する「団地のふたり」を絶賛する。12時台ゲストはふかわりょう。この番組には10年ぶりの出演だそうだ。スタートするなり、なぜか泣いているふかわ。高田先生がふかわりょうが優勝した「S-1グランプリ」の審査員だったといって、どうやらそれで泣いているのだが、それはふかわの勘違いだ。黒鉄ヒロシと間違えてるんじゃないか。「S-1グランプリ」は放送当時に観ているが、優勝したふかわを高く評価したのは黒鉄ヒロシだった。その黒鉄ヒロシを高田先生だったと間違えて泣いていたのだとするとやばいな。高田先生のことを「師匠」と呼ぶのも間違っている。高田先生に向かって「お前黙ってろよ!」と突っ込む場面もあったが、高田先生にそのツッコミはないよ。目上のひとに失礼なことを言ってみせる押し引きが上手くないのだ。ふかわりょうって、ずっと過小評価されてきた面もあるのだが、いっぽうでは過大評価するファンもつねにいて、なんだかあんまり適切な評価をされてこなかったひとだという気がする。そのあと、聴いていると音声が消されている箇所があった。なにをしゃべったんだろうと気になり、YouTube で違法アップロードを探して聴いてみたら、石塚英彦のインスタの話をしているだけだった。石塚のインスタの話は放送に不適切なんだろうか。

ブログ アーカイブ

8月19日木曜日/田中康夫の演説を聴く

◇ ラジオ・雑誌  今朝もまず、ブログの更新をひとつ。それから、聴きそこねていた「ザ・ラジオショー」を聴いていく。今週はナイツが夏休みで、月曜の代打はニッチェ、火曜は中川家、水曜は三四郎が務めた。(パートナーは通常どおり) まずは、火曜の中川家の日から聴いておきたかった。オープニ...