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2024年11月7日木曜日

11月7日木曜日/面会者は用紙を書く

◇ テレビ

 早朝、ブログをひとつ更新してから、ラジオを聴きながら眠る。昼前に起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は男子校女子高は必要かというテーマ。くるまの持論に三谷紬アナが反論し、本気の討論番組みたいになった。今日の「徹子の部屋」は清水ミチコがゲスト。石破茂、河野太郎、小池百合子のものまねを立て続けに披露。徹子さんとの仲がいいやりとり、定期的に聴きたいな。恒例の武道館公演には今度は松尾スズキが岡本太郎の役で出演するそうで、その写真が出される。その流れで、1986年放送、岡本太郎が出演した回の映像も流された。

 午後から外出。つい最近まで夏のようだったのに、あれよあれよという間にずいぶん寒くなった。しかし、服の準備がないからまだ同じような服で出る。冬はどんな服を着ていたのか毎年わからなくなる。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。まず、昼食。なか卯に入り、カツ丼とはいからうどんのセットを食べる。820円。

◇ 病院

 上白根病院に向かうが、30分ぐらい前に着信があることに気がつき、すぐに着いてしまうから折り返し電話せずに直接受付で訊くと、面会者の用紙を書いてくださいというので、なにを言われたのかすぐにわからなかったのだが、本当は面会者はここで用紙を書いていかなければならなかったんだ。そんなことは知らず、今までまったく無視してエレベーターからすぐに病室に向かっていた。着信はそれとは関係なく、相談室のかたからだった。待っているとやってきて、お話があったのだが、区役所に確認しなければならないことができる。病室に入ると、今日は珍しく4床のベッドがすべてカーテンを開けていた。母はわりと元気そう。置いてある歯磨き粉をふと見ると、ほかのひとの名前が書かれたテープが貼ってあり、うちからもってきた歯磨き粉ではない。病室の名前を確認すると、隣りのベットのひとの名前だった。通りすがりの看護師さんを呼び止め、歯磨き粉を見せると、隣りのベッドの歯磨き粉と入れ替わっていたようで、新人らしい看護師さんはなんでもないことのように取り替えてくれたが、しかし、些細なことだけれども気持ちが悪い。

 病院を30分程度で出て、鶴ヶ峰まで歩く。歩きながら、タイムフリーで、先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴く。14時台ゲストは松本明子。83年デビュー組のアイドルの話から始まり、不遇の時代からバラエティでの活躍、果てはキャンピングカーをレンタルする副業や、溺愛する息子について。松本明子のトークのじつに面白いこと。四国の出身だが、中川家に合わせて、その口調は関西弁になった。

 旭図書館に寄り、3冊返却し、また2冊借りていく。そのまま、ブックオフまで歩き、110円のコミックを1冊だけ買っていく。鶴ヶ峰から星川に移動し、イオン天王町のフードコートにて、ひと休み。マクドナルドのホットコーヒーと、三角チョコパイの新商品、クッキー&クリームを食べた。少し眠ってから読書する。

◇ 読書

 図書館で借りている、杉山恒太郎「広告の仕事 広告と社会、希望について」を読み終えた。2022年刊、光文社新書。著者は「ピッカピカの一年生」で知られる電通の広告クリエイター。読み始めてみると、先に読んでいた「応援消費」と同じく、「利他」「ボランティア」について語られている。中身を確認して借りたわけではないのに、これは思いがけない偶然だった。「「利他」とは何か」の中島岳志の文章が引用され、中島岳志の本も並行して読んでいたから、自分の関心でばらばらに選んだ読みかけの本がじつはすべてつながっていたことに興奮があった。文章は平易で読みやすく、二枚目の文章という感じがする。ほかの著書からの発言の引用も多い。最終章は山口周との対談。杉山は「広告批評」とは距離を置いていたが、天野祐吉が亡くなる前にいちばん会っていたのは杉山で、「広告批評」について、天野から「君なら全部渡す」と言われていたという。気になった箇所をいくつか引用。

P41「もっというと「相手の価値観の変容を促す」のがアドバタイジングで、日本の広告はどちらかというとSP(セールスプロモーション)に近い、ということになる。実は僕は、どちらかというと「アドバタイジング」の意味で「広告」という言葉を使っていることが多い。」

P59「この四、五年、コンシューマー(消費者)なんてどこにもいないということがいわれ始めている。「消費者なんていない、そこには生の人間がいるだけだ、人を見て仕事しろ」と。僕はこれが基本だと思う。コンシューマーなんてマーケティング用語に過ぎず、人をコンシューマーと定義するのは、本来、失礼なことだ。自分たちは消費するために生きているわけでも、消費するために生まれてきたわけでもない。」

P61「人間には形式知と暗黙知があって、自分が欲しいものは九〇%ぐらいわかっていないといわれる。消費者は自分が欲しいものを知らないというのと同じことだ。」

P70「彼ら(シドニー五輪のプレゼンコンサルチーム)がいうには、プレゼンテーションというのはボイストーンなんだと。プレゼンテーションは内容ではない。ボイストーンだ、説得力というのは声の質だ。それぞれ、おまえはこのボイストーンの領域で話せと決められ、トレーニングを受けた。それを初めて体験して驚いた。」

P83「「コンテンツ」という言い方は、インターネットが出てきたからだよね。当時、クリエイティブなんて面倒くさいことをする必要はない、コンテンツだから買えばいいんだっていう言い方があった。」

P118「ビジネスに置き換えると、テクニックとはマニュアル化できるものだろう。(略)一方、スキルというのは状況判断なので教えられない。でも、間違いなくスキルがある人とない人がいる。それはかなり全人格的なものだ。」

P178 杉山「アマチュアとはプロになれない人をいうのではなくて、プロになりたくない人のことをいうんだ。話が錯綜しちゃうかもしれないけど、アマチュアといっても素人ではないのよ。プロのアマチュアなんだね(笑)。(略)僕はそれがすごくいいと思っている。良くないのは「えせプロ」。」

P181 山口「(略)マーケティングの手段やスキルを知らないことがアドバンテージになっている、ということなんです。こういうことが二一世紀に入っていろんなところで起こっていると思うんです。「知らない」「スキルがない」ということが競争優位の形成につながっている。このことを僕は「ネガティブ・アドバンテージ」といっています。逆にいうと「ポジティブ・ディスアドバンテージ」でしょうか。」 

 帰宅前、財布からパスモを出し入れする際に、パスモの上のポケットが空になっていることに気がつく。クレジットカードがないんだ。スーパーのセルフレジに置いてきてしまったかと焦ったが、カバンのなかに見つけた。無意識に変なところに入れていた。怖いな。ほぼ毎日使っているものだから、またいつやらかすかわからない。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「NHKニュース7」はアメリカ大統領選の話題から。今夜の「アメトーーク!」は「芸人矢印トーク」の第2弾。モグライダー芝、ジャングルポケット太田、岡野陽一、コットンきょん、きしたかの高野、さらば青春の光森田、ニューヨーク屋敷、ビスケットブラザーズ原田、マユリカ阪本、真空ジェシカ川北というメンバー。さらば森田は川北からどう見られているかを気にしている。宮迫は蛍原の名前を使う際に、いちいち確認の電話がかかってくるという。ブログを途中まで書いてから眠る。夜がいよいよ寒くなってきた。

2024年10月10日木曜日

10月10日木曜日/病院

◇ 病院

 朝早くに起きあがり、録画していた昨夜の「NHKニュース7」を観る。衆議院解散のため、1時間18分の拡大版になっていた。石破の会見を生中継していて、ビデオニュースの神保哲生が質問していた。石破らしさを阻むものとはなんなのかという質問だったが、それに対して石破は、総裁選で掲げたことをすべて実現するというのは民主主義政党のやることではない、自民党のなかできちんと議論をしてコンセンサスを得ていかなければならない、ていねいなプロセスを踏んでいきたいと説明する。「党内融和をわたくしは優先するつもりはございません。党内融和よりも国民のみなさまがたの共感を得る、ということが大事だと思っております。」「ご期待に背くようなことがあってはならない、ということはわたくし自身、よく承知を致しております。」

 午前中に病院に行くつもりでいたのだけど、病院から電話があり、主治医の先生とお話することになって、それが午後ということになった。時間に少し余裕ができる。それでも、出発するのは午前中なのだが、もっと早く家を出るつもりでいたので、昼前に腹が減ってしまった。クリエイトに寄り、パンをひとつ買って食べておく。今日はやや寒い。鶴ヶ峰に出て、西友に寄り、マスクだけ買っていく。なにが必要なのかがまだわからない。そういえば、保険証を忘れていたが、なにも言われなかったからなくてもいいのだろうか。

 鶴ヶ峰のバスターミナルから、西ひかりが丘行きの相鉄バスに乗る。バスはなかなか混んでいた。ここからはもう記憶がはっきりしないのだが、なぜかかなり早い時間に到着し、病院の周辺を少し歩いている。約束の時間に病院に向かい、主治医から説明を受け、病室にいる母に会った。左足を骨折し、手術をすることになる。

 病院のすぐ近くのなか卯に入り、とろたま炙り鶏丼とミニはいからうどんのセットを食べる。810円。バスで戻り、旭図書館の前で降りたんだったか、旭図書館で3冊借りていったはずだ。鶴ヶ峰のドトールに入り、ひと休み。メールの返信をして、少し眠っていた。

 夕方には帰宅する。病院から電話があり、折り返し電話をする。介護認定を受けなおす必要があるとのこと。早い時間に少し眠る。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、清水ミチコとナイツが昨夜の「水曜日のダウンタウン」の「意外とデカい芸能人」を話題にしていた。大谷翔平の横にいた水原一平もじつはでかいんじゃないかという話になったら、スタッフがすぐに調べ、186センチだとわかった。本当にでかいんだ。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」のゲストは塩野瑛久という知らない俳優だったが、劇団EXILEのひとなんだ。大河ドラマに出ているらしい。

 昨夜の「永野&くるまのひっかかりニーチェ」を観る。「芸人さんがよく言う「大人に怒られた」」にひっかかるという視聴者の投稿に、くるまは「指摘の角度自体はネットに毒されてる」「レスバのノリ」「言葉尻が過ぎる」「一生そういう同じ豆知識言う人間とかになっちゃうよ」と分析。永野がくるまに「論破ってしたい?」と訊くと、くるま「いっさい思わないです。」「ありゃいいだろ、最後までずっとふたつの考えかたが。」「あれは1個のエンタメとして面白いはわかるんです。(略)悪影響ではあるよなっていう、リアルな悪影響というか。」「会話に付随するやつって脳にこびりつくんで。」

 今夜の「私のバカせまい史」は、バカリズムがプレゼンターの「言っていない名言史」。カエサルの「ブルータス、お前もか」、毛利元就の三本の矢、明智光秀「敵は本能寺にあり」などはじつは言っていないのだ。坂本龍馬の「日本の夜明けは近いぜよ」は、70年代に「笑点」で木久扇師匠が嵐寛寿郎のものまねで「杉作、日本の夜明けは近い!」と言ったセリフが、なぜかひとり歩きして、坂本龍馬の名言になったのだという。知らなかった。いったいどういう経緯なんだか、このセリフはそもそも鞍馬天狗も言ってないようだ。川上哲治の「ボールが止まって見える」は同時代に活躍していた小鶴誠選手の言葉。石田純一の「不倫は文化」はスポーツ紙の見出し。たけしの「ダンカン、バカヤロウ」は松村が広めたというのは違うんじゃないかな。織田裕二の「ずっちーな」、木村拓哉の「ちょ、待てよ」は実際に言っている。

2024年10月3日木曜日

10月3日木曜日/人間は不完全な生き物

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・読書

 早朝に起きあがり、ブログを更新しようとするが眠くなり、2時間ぐらい眠りなおしてからようやく更新する。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「おむすび」を観て、それから、火曜に放送された「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・岸井ゆきの)を観る。火曜の「NHKニュース7」も観そびれていた。この日は石破茂が第102代総理大臣となり、1時間の拡大放送だった。楽天マガジンのチェックをすると、「週刊新潮」に王楽が七代目円楽襲名という記事がある。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、ミチコさんがさっそく高市早苗のものまねをやっている。

 夕方から外出。昨日買った眼帯はつけ心地が悪く、代わりに目の下に絆創膏を貼ってみたら、紫に変色した部分はだいぶ隠せるからこれで外出してしまおうということにした。視界を狭めた状態で外出するほうが怖い。胸もじわじわ痛くなり、うつぶせの姿勢でいると苦しくなる。今日は朝から雨降り。この時間には止んでいたが、傘をもっていく。なにも考えずに半袖で出てきたら、ちょっと寒い。

 二俣川に出て、南口の日高屋に入る。中華そばと餃子のセットを食べる。670円。西友のイタリアントマトに入り、読書してから帰る。

 夜に帰宅し、まず先にブログの更新をもうひとつ。それから、読書の続き。「山藤章二のブラック・アングル25年 全体重」を読み終える。2002年刊、朝日新聞社。古本屋で安く売っているのを見つけて、めったに見ないかと思って買っておいた本。重い、厚い。「ブラック・アングル」25年間の傑作選が収録されていて、すいすい読めるかと思っていたが、ひとコママンガをじっくり読もうとすると、なかなか情報量が多い。傑作選のあとには全作品が小さいサイズで掲載されているページもあり、これもざっと眺めるだけでは惜しく、老眼だからメガネを外し、見えるかぎり、じっくりと目を通した。問題となったあの「虱の党」の回は、ウィキペディアで掲載号も確認したが、この本には未掲載だった。すでに出された単行本に収録された解説もすべて再録されている。井上ひさし、山口瞳、星新一、筒井康隆、三浦雅士、糸井重里、飯沢匡、長部日出雄、景山民夫、天野祐吉、岡崎満義、清水義範、赤瀬川原平、猿谷要、古舘伊知郎、ナンシー関、加藤芳郎、山田太一、テリー伊藤、太田光、佐高信、町田康、ねじめ正一という錚々たる書き手が並ぶなか、1998年の時点でここに太田光を連ねたのは改めて慧眼ではないか。「人間は不完全な生き物であり、その不完全さは、滑稽で、その、不完全で滑稽な人間の起こす出来事は、たとえそれがどんなに深刻な問題でも、ある角度から見れば、必ず笑ってしまえるモノである。その角度こそが、ブラック・アングルなのだと、私は思う。」というこの部分には、むしろ、太田の考えがよく表れている。一昨日の「カーボーイ」で語っていたこともここには書かれていた。「山藤さんが、その絵を描いた時、どんな気持ちであったかは、いつも絵の隅っこにいる、小さな山藤さんが、どんな態度をとっているかで、少し想像出来る。その態度に山藤さんの意志が感じられる。」「談志師匠のガンの手術が成功した時には、お馴染みの談志師匠の絵の隅に、小さな山藤さんが、綺麗な花束を持って登場している。でも、その目は花の陰に隠れて見えなくなっている。それを見ると、談志師匠に対する、山藤さんの思いが伝わってくる。」

 夜もまた、録画していたテレビ番組を観る。4月に放送された「永野と見る怖いコント」をまだ観ていなかった。「ネット上の「怖いコント御三家」」というのがあるというのを知らなかったが、この番組によると、バナナマン「ルスデン」、ラーメンズ「採集」、千原兄弟&渡辺鐘「ダンボ君」がそれだという。この番組は永野がコントの映像を観て、それについて語る。永野の批評性が際立つ番組だ。まず初回は、かもめんたるの「砂浜店長」というコントだった。永野はう大を「冷たい熱帯魚」のでんでんと並べる。「ちょっと戯曲感が臭うっていうか」「下北の劇団とかとの付き合いを切ればいと思いますね。」「戯曲の評価が足引っ張ってるコンビかなと思いましたね。」「もうちょっと田舎のひととかも笑わしてくれよって思いました。」 2回目は、元祖いちごちゃんの「公園」、ニッポンの社長の「夫婦」というコント。第3回はガクヅケの「令和の怪物」、鬼ヶ島の「大好きなお母さん」、第4回はサツマカワRPGの「練習」、トンツカタンの「気づいて」。第3回での永野のコメント「「怖いコント」っていう歴史が、じゃあ、初回にやった伝説の3本あたりからはっきりと始まったとすれば、90年代あたりから。あのね、鬼ヶ島とかもめんたるはまだうまく使いこなせてなかったのかなというか。若いやつらって、もっと無邪気にやってますね、「怖いコント」っていうのを。」

 続けて、7月から始まった新番組「永野&くるま クレバーなクレーマー」もようやく観る。テレビ朝日に届いた視聴者の意見を「クレバーなクレーマー」なのか「ただの言いがかり」なのかを永野とくるまが判定する。投稿者に連絡し、この番組で使うことはきちんと承諾を得ている。9分の番組なのに収録時間が45分。ときどき、1.75倍速にして放送していく。

 そして、今週水曜から始まった新番組が「永野&くるまのひっかかりニーチェ」。視聴者から届いた「なんだか妙にひっかかること」についてトークする番組。出演者は、永野、くるま、三谷紬アナの3人。シンプルにトーク番組になるのだとしたら面白そうだ。お互いを認め合う始まりかたに「松本紳助」がよぎる永野。初回は「陰キャ」について。番組最後の1分に「本編とバランスをとる時間」というのがあり、ここにだけケムリが出演する。ナレーターは岩井ジョニ男。

ブログ アーカイブ

6月30日日曜日/弘明寺と野田クリスタル

◇ 弘明寺  朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「にちようチャップリン」はトリオコント師の特集。や団、青色1号、ゼンモンキー、インスタントジョンソンが出演。しかし、眠気がひどくてしかたがない。横になり、ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠りなおした。午後になり、あわただし...