ラベル 北村匠海 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 北村匠海 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年12月31日水曜日

2025年の十大事件

 1位:母の退所・入居!(10月~)

 2位:家をかなり掃除した!

 3位:TVer、NHKプラスをフル活用するように!(2月~)

 4位:アメブロを始める!(7月~)

 5位:「あんぱん」に夢中!(4月~)

 6位:はま寿司によく行くように!(1月~)

 7位:生まれ育った屛風ヶ浦を歩いた!(9月)

 8位:ワイヤレスイヤホンにした!(6月~) 

 9位:獅子舞に夢中!(11月)

 10位:「ビバリー昼ズ」でメールが読まれた!(8月)

◆ 2025年に読んだ本・十選

 レジー「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」(2022/集英社新書)(2月28日

 万博学研究会:編「万博学 Expo-logy」創刊号(2022/思文閣出版)(3月12日

 遠山啓「数学と人間」(2022/中公文庫)(3月14日

 森本あんり「宗教国家アメリカのふしぎな論理」(2017/NHK出版新書)(3月28日)

 ヒコロヒー「きれはし」(2021/Pヴァイン)(6月4日)

 橘玲「80's エイティーズ ある80年代の物語」(2020/幻冬舎文庫)(6月11日)

 今村夏子「木になった亜沙」(2023/文春文庫)(6月24日)

 津田正太郎「ネットはなぜいつも揉めているのか」(2024/ちくまプリマー新書)(7月16日)

 根井雅弘「経済学はこう考える」(2009/ちくまプリマー新書)(9月13日)

 梶本修身「すべての疲労は脳が原因」(2016/集英社新書)(12月30日)

(読んだ順)

今年は114冊の本を読んだ。→ 読書メーター

◆ 2025年によく聴いた音楽・五選

 Shing02「抒情詩歌 / JOJOSHIKA」(2025)

 Shoko Igarashi「Kokoro no Kibi」(2025)

 Quadeca「Vanisher, Horizon Scraper」(2025)

 ニジーズ「インディゴブルー」(2025)

 IKURA「WOMAN」(2025)

◆ 2025年・ベストライブ

 テレビ大陸音頭@寿町フリーコンサート(8月13日)

 山下洋輔トリオ@さくらホール「赤塚不二夫祭」(12月11日) 

◆ 2025年・ベストお笑いライブ

 「川原と米良」@茅ヶ崎市民文化会館(8月16日) 

◆ 2025年・ベスト落語会

 「立川吉笑真打昇進披露興行 IN 高円寺」@座・高円寺1(6月25日)

◆ 2025年・ベスト映画

 「ドマーニ!」(監督:パオラ・コルテッレージ)(5月12日)

 「ひとつの机、ふたつの制服」(監督:ジャン・ジンシェン)(12月9日)

◆ 2025年・ベストドラマ

 「あんぱん」(NHK)

◆ 2025年・ベストテレビ

 フジテレビ10時間半記者会見(フジテレビ)

 藤井風出演「ミュージックステーション」(テレビ朝日)

◆ 2025年・ベストラジオ

 「彬子女王のオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送)

 「みうら五郎」(TBSラジオ) 

◆ 2025年・ベストタレント

 藤井風

◆ 2025年・ベストアクター

 北村匠海 

◆ 2025年・ベスト漫才師

 はりけ~んず

◆ 2025年・ベスト水上人形劇

 ベトナムフェスタ(9月14日)

◆ 2025年・ベストご飯

 はま寿司

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

2025年5月6日火曜日

5月6日火/とにかく「あんぱん」

◇ テレビ・ラジオ

 ゴミをまとめていたが、雨の予報だということを忘れていた。じきに降り出すだろうから、ゴミを出すのはやめて、眠ってしまう。早朝から眠り、起きあがったらNHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。女子師範学校、のぶ・今田美桜は掲示板に体育大会の貼り紙を見つける。教室にいる黒井先生・瀧内公美に「体育大会に応募したいがですが。」とお願いすると、「私の一存では決めかねますが、志願する理由は?」「走りたいきです。」 黒井はのぶの顔を見て、目をぱちぱちさせる。「私は子どものころから、いつも走ってました。ただ走りたいがです。」「それなら、そのへんの野原でも走ってなさい。」 のぶが外のベンチに座っていると、そこにうさ子・志田彩良もやってきて、隣りに座る。「のぶちゃん、だめやって。あんなこと言うたら、出してもらえんに決まっちゅうやろ。」「わかっちゅう…」「ほいたらなんで? 走りたいきらあて、子どもやあるまいし。」「女子師範学校の名誉のために走ります、というたらよかったかえ?」「それじゃあまだ足りん。学校の名誉と、忠君愛国の精神や。」「走るときにそんなこと考えれんて…。」「うちはのぶちゃんのため思うて言うがで。うちらは、黒井先生の精神に倣うべきや。そうせんと、大会にも出してもらえんし。なにより、のぶちゃんがいちばんつらいやろ。」 昭和12年7月。朝田家では、家族が朝食をとっていた。豪・細田佳央太が勢いよくたいらげる様子を蘭子・河合優実が見ている。「豪ちゃん、おかわり?」「いただきます。」 蘭子がご飯をよそいにいく。メイコ・原菜乃華「のぶ姉ちゃん、夏休み戻ってくるろうかね?」 母・江口のりこ「うん、そりゃ戻ってくるやろ。」 メイコ「ちゃんとやりゆうがやろか?」 蘭子「うちはあんたのほうが心配や。」 メイコ「えっ、なんで?」 ラジオからは盧溝橋事件のニュースが流れる。ヤムさん・阿部サダヲが外から入ってきて、ラジオを見る。母「また支那といくさですか?」 豪は神妙な顔をする。祖父・吉田鋼太郎「うーん、ま、すぐ片づくじゃろ。」 場面は女子師範学校の教室に。黒井「ニッポンは一丸となり、勝利に向かって一致団結する。そうなればおそらく、敵などは外周一色、しかし、油断はなりません。ひとたび男子が戦場におもむけば、その銃後を守るのは女子の役目。女性教師は、その規範となるべき存在です。時勢にうかれず、日々の務めをまっとうせねばなりません。今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」「はい!」と返事をする生徒たちだが、のぶだけはその声を出せずにいる。たかし・北村匠海の学校では、ヌードデッサンをしていた。ケンちゃん・高橋文哉「こりゃあ天国ばい。俺ちょっと、向こうの角度からも見たかとせず。」 座間先生・山寺宏一「とりあえず、手を動かそうか。」 たかしの絵を覗き込み、「うん、悪くない。」「ありがとうございます。」「でも、こことか、ここのタッチが硬いなあ。ヘンミくんの見てみようか。」といって、たかしは座間とヘンミの絵を見に行く。あの馬の絵を描いていた生徒だ。たかしは驚きの表情になる。座間「ヘンミくん、ひょっとして天才?」「だめです。なんか変だ。こんなもんじゃないです。」「そんなもんでいいよ。これ以上上手いと、私の立場がなくなるし。」 校舎の外、たかしとケンちゃんが並んで座っている。たかし「どうしたらあんな絵が描けるんだろう。」 ケンちゃん「考え込むのやめりい。どげんもならんとよ。そげんとよりも、見てみい、あそこば。」 廊下ではヌードモデルの女性が帰ろうとするのを座間先生が呼び止めていた。「今日はありがとうございました。銀座にいい店を知ってるんですけど、ご一緒にどうです?」「ごめんあそばせ。」といって、ヌードモデルは帰ってしまう。ケンちゃん「先生、ふられたばい!」「ケンちゃん、声が大きいんだって。」 歌い出す座間「ワッサワッサワッサリンの、モンチキリンのホーイ。」 ケンちゃん「なんか、呪文唱えだしたとよ。」 座間「ヤカンリッカンが、ヒッキリモッキリのリー。」「なんかこっちきよっちゃけど…。」とおびえるふたり。場面は教室に替わる。座間はさっきの歌の歌詞を黒板に書く。「これ、図案科の歌だ。」 たかし「歌ですか?」 ケンちゃん「ぜんぜん意味がわからんちゃけど。」「まあ、俺もわからん。」 たかし「先生もわかってないんですね?」「つまり、自由ってことだ。柳井、お前、この歌詞を解釈してみろ。」 たかし「えっ?」 ケンちゃん「先生、こげんヘンテコな歌詞に意味とかなかでしょ?」 しかし、たかしは独自の解釈を始める。「嬉しいじゃないか、みんなで騒ごうぜ…。」 ケンちゃん「適当に言うやろ?」 座間「柳井くん、きみいいね。」 たかしは立ちあがり、続ける。「難しい理屈なんて、茶化してしまえ。自由に生きよう。」 画面にはセリフのとおりにテロップが出る。先生「ワサビ酒ひっかけ、シャッポふってブラボー。」 たかし「鬱な気分よ、バイバイ。」 座間は笑顔になり、「柳井くん、いいね。いいよ!」「いっちょもわからんちゃけど、柳井くん、よかよか。」といって、ケンちゃんが拍手を始めると、まわりの生徒たちも拍手する。たかしは銀座の街に立ち、スケッチブックに絵を描く。場面は女子師範学校の教室に替わる。暗くなった教室に、のぶがひとり座っている。黒井先生の「今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」という言葉が思い返される。いっぽう、たかしは銀座の本屋だろうか、書棚から井伏鱒二の「厄除け詩集」を抜き出し、手にとっていた。場面は替わり、カフェにいる座間先生と生徒たち。ウエイターに「先生、あの歌聴かせてよ、あのヘンテコな歌。」と言われ、「うん、いいよ、お前らももう覚えたよな?」「はいっ、完璧です。」「さすが年の功、9年浪人したキュウちゃん!」 たかしとぶつかったあの生徒だ。ヘンミ「あんな変な歌、ここでは歌いたくないです。」 座間は無視して、「店長、ギターあったよね?」 たかし「座間先生、ギター弾けるんですか?」「いや。」「えっ?」「誰か弾けない?」 つぎの場面では、みんなであの図案科の歌を元気よく歌い始める。ギターを弾いているのはケンちゃんだ。ほかのお客からも「アンコールだ! もう一回歌ってくれ!」と声がかかる。そこに軍人がふたり店に入ってくる。盛りあがっていると、軍人がふり向き「騒がしいな…」とつぶやく。「おい、そこの学生!」 静かになる店内。「ふざけた歌はやめろ。うるさくて話ができん。」 座間「ふざけた歌? わが校の図案科で歌い継がれた名曲ですよ。」「なにい?」「もういっぺん、あたまからいこう。弾け! ほい、ほれ!」と、ケンちゃんにギターを弾かせ、座間だけがひとり元気よく歌い続ける。「やめろといったらやめんか!」 座間は「やめん!」と言い返し、歌うのをやめない。「その精神、たたきなおしてやる!」 カフェのウエイターが軍人を止め、替わりに謝る。たかしたちは戸惑いの表情。場面は替わり、朝田家。豪がなにかに目を落としている横顔。帰ってきた母が「豪ちゃん、どういたがて。」と声をかける。「豪ちゃん?」と言われ、豪がふり向く。豪が赤い紙を手にしているのがぼんやりと映る。母はそれに気がつき、豪は母と一緒にうちのなかに入ってくる。座っている祖父母に「親方、入隊が決まりました。」と声をかける。祖母・浅田美代子は立ちあがり、「豪ちゃん…」とつぶやく。豪は笑顔を作り、「わしも、ひとなみにご奉公できます。」 祖父も嬉しいことのように「おめでとう、豪。」 母も「おめでとうございます。」 豪「ありがとうございます。親方、すみません、石屋の仕事ができんなるので、入隊までしっかり働きます。」「ああ」といって、祖父は豪の肩をたたく。そこに蘭子が「ただいま」といって帰ってくると、赤紙に気がつき、表情が変わる。豪の顔を見る蘭子は、少しの沈黙のあと、「おめでとうございます。」といって、あたまを下げる。つぎの場面では、のぶが走って帰ってくる。朝田パンでは蘭子がひとりで店番をしていた。のぶはぼんやりしている様子の蘭子をいぶかしみながら「蘭子、ただいま。」と声をかける。蘭子は普段の蘭子に戻り、嬉しそうに「おかえり」と答える。「豪ちゃん、どうしゆう?」「ずっと作業場におる。入隊までに少しでも多く仕事するがやって。」 小さくうなずく蘭子に、のぶも小さくうなずき返す。母はのぶに説明する。「豪ちゃんのご両親はとうにいのうなっておらんけんど、足摺岬にひとりで暮らしゆうお婆ちゃんがおるがやと。そこに寄ってから入隊するがやって。せめて、壮行会でも開いちゃりたいと思うて。」「そやね。」 豪にはその会話が聞こえていたかどうか、目の届くところで仕事をしていた。蘭子の部屋、蘭子がひとりでいるところにのぶが入ってくる。「こないだ、好きなひとがおるって言いよったでね。」 蘭子は笑う。「あれは、豪ちゃんのことやないが?」「なに言いゆうがで。」 蘭子の顔を見ているのぶの顔を蘭子は見返す。蘭子はまた違うほうを向き、「そうやとしても、どうにもならんがやない。」「そんなことない。ちゃんと伝えたほうがいいと思う。」「どういて…?」「蘭子の気持ち知ったら、豪ちゃん、なにがなんでも死なんと、戻ってくるかもしれん。豪ちゃん、優しいき、蘭子を悲しませんために、必死に生き抜いてくるって。」「でも…」「戻ってきてほしいがやろ?」 のぶの顔をちらっと見て、蘭子は黙ってうなずく。蝉の鳴く声。今日はここで終わり。

 配信終了間近の番組に「あんぱん」のスペシャルトークショーというのがあり、録画しそこねてしまったと思ったが、これは3月に放送されたものの再放送で、一度観ていた番組だった。しかし、もう一度観なおしてしまった。ドラマをここまでの1か月観て、どんなドラマかをわかってから観るとなお面白い。登場人物たちにすっかり情が入ってしまう。

 5月3日放送「インタビューここから」は今田美桜がゲストだった。インタビュアーは「あんぱん」ではナレーションを担当している林田理沙アナ。「あんぱん」のオーディションが行われた部屋でインタビューが行われたのだが、今田美桜ぐらいのすでに売れてる女優でもこういうシビアなオーディションがあるんだな。書類審査、ビデオ審査、グループオーディション、最終カメラテストという段階を踏み、ビデオ審査では「アンパンマンのマーチ」の歌詞にお芝居をつけるというものがあった。なぎなたをふる審査もあったのだ。今田美桜は、福岡ではモデルをやりながら地元のテレビの情報番組のリポーターをやっていた。ドラマで共演した中井貴一が「お前は30点でいけ」と言ってくれた話など。やなせたかしについては「なんかきっと、やなせさんってすごく、深いけど、でもわりとシンプルで、今、みんな、当たり前にしてることの大切さみたいなのを教えてくれてる気がしてて。食べるとか、よく笑うとか、そういうのを改めて気づかされるなあって思う日々ですね、作品撮りながら。」 戦争を追体験しているかたちでもあるこのドラマのなかで、どんなことを感じますかという質問があり、このインタビューのときにはちょうど戦時中、戦後を撮っていたようだ。「のぶさんは学校の先生でもあり、学生のときから愛国の鑑と呼ばれてるひとだったので、子どもたちに、戦争はこうあるべきだ、男の子はこうでなくてはいけない、戦争に行くために立派な兵隊さんになりなさいって教えを説いてるんですけど、でも、当時の先生もきっとそうだっただろうし、だけどやっぱり身内が亡くなったり自分の大切なひとが亡くなったらそういうわけにもいかないし、ていうその、学校の先生としての正義と、ひとりの人間としての正義と、なんかやっぱりそれはいろんな角度でまったく違うもので、どちらかが見たらそれは悪だし、どちらかが見たらそれは正義で、ひとつの戦争をいろんな角度から描いてると思うので、うーん、なんかそこの感情を、揺れ動く感情みたいなのは、あの、ぜひ、なにか感じ取ってもらえたら嬉しいし、より身近に起こってたみなさんの思いっていうのを、今回「あんぱん」では表現してるんじゃないかなあとは思います。」

 昨日、こどもの日に放送された「探検ファクトリー」には、永瀬ゆずなちゃんと木村優来くんが出演。中川家とすっちーが工場見学をする番組だが、今回はあんぱんの工場を訪れている。ゆずなちゃんは江口のりこと一緒に食堂に行っていたとか、優来くんは阿部サダヲとめっちゃ仲良くなったということなどを話していた。

 今日の午後に放送された「あの日あのときあの番組」では、「あんぱん」に合わせ、2011年9月放送「爆問学問」のやなせたかしの回を再放送した。司会は森田美由紀アナ、ゲストに河合優実を迎え、一緒にこの番組を観る。蘭子のモチーフはロールパンナちゃんなんだそうで、正義の心と悪の心をあわせもっているというキャラクターなのだ。そして、「爆問学問」。爆笑問題がやなせたかしの仕事場を訪ねる。やなせたかしは 92歳、爆笑問題も40代。当時も観ているはずだが、震災後に「アンパンマンのマーチ」が脚光を浴び、この番組はそのタイミングだったのだ。手塚治虫についてずいぶん語っていたんだな。やなせたかしがのぶさんについて話している映像も、2004年放送「スタジオパークからこんにちは」、1999年放送「土佐熱烈観察団」という番組から流された。

 昨日放送された「視点・論点」の再放送では、中野晴行がやなせたかしについて語っていた。中野はやなせたかしの忘れられない言葉として、やなせが90歳のときに言った「僕はサンカク人生だ」という言葉をあげる。「僕は絵を描く 詩を書く 恥をかく」の「3カク」という意味、失敗を恐れずに大いに恥をかく人生ということだ。やなせは、1960年には永六輔のミュージカルで舞台美術を担当、このときの音楽を担当したいずみたくと「手のひらを太陽に」を作る。談志師匠との「まんが学校」にも触れられた。そして、「千夜一夜物語」の美術監督を担当、それが虫プロとの縁になり、自身の絵本「やさしいライオン」を原作にしたアニメを監督。そのフレーベル館からもう一冊と頼まれて出したのが「あんぱんまん」なのだ。1973年には「詩とメルヘン」が創刊。1999年には「ノスタル爺さん」でメジャーデビュー。Spotify で検索してみたら、配信されていた。

 NHKプラスで、昨日から再放送が始まった「とと姉ちゃん」も観始める。その前に、高畑充希がインタビューされていた再放送のPR番組も観たのだが、「暮らしの手帖」の大橋鎮子と花森安治の物語がこのドラマだったと改めて認識し、これは観ておいたほうがいいんじゃないかと思った。しかし、「あんぱん」と同じような深度で観ていたら時間がいくらあっても足りなくなってしまう。2016年放送、脚本は西田征史。まず初回、物干し台に登るシーンは、なにで観たのかはわからないが見覚えがあった。ただ、1話を観たかぎりでは、やっぱり「あんぱん」ほどは惹かれるものはないのだ。逆に、「あんぱん」は自分にとっては突出して好きなドラマなのだとも確信する。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」も万博の会場から公開収録、ゲストはコシノ三姉妹。コシノ三姉妹は岸和田出身なのだ。コシノジュンコは今度の万博に参加もしている。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は、元日の東野幸治がゲストの回の続き。東野と井口の出会いはテレビ朝日の「みえる」という番組。最近気になる芸人はいますかという井口からの質問に、東野はランジャタイの名をあげる。

 バラバラマンスリー枠で、昨夜から始まった「松井ケムリのモクモク旅」という番組。ケムリが「モクモクスポット」をめぐる番組ということなのだが、初回は、森進一の息子のHiroとゴー☆ジャス、3人で焼肉屋に行く。ケムリとHiroは同い年、もともと友だちなんだそうだが、ケムリとゴー☆ジャスは初対面。スタッフなし、手持ちカメラで撮影される。

 先月、2週にわたって放送された「秋山アーカイブ映像センター」は、家に眠るホームビデオをなんとかする番組。調布市でチラシを配布して募集した。ロバート秋山のアシスタントはなぜか剛力彩芽。まず、最初のビデオは現在54歳の女性から、36年前のハワイの家族旅行の映像が出される。1989年のハワイだが、これはドキュメンタリーとしてすごく面白い。なんの作為もない面白さ、なんてことのないこのホームビデオを、テレビの編集のプロのスタッフたちが秋山の指示で加工していくという企画なのだが、加工する前のほうがだんぜん面白いのだ。2組目の家族がもってきたのはDVDだったが、なんと、56年前の8ミリフィルムをコピーしてきたものだという。老夫婦の若かりしころのデートの映像に感動させられる。2週目、3組目の家族は29年前に撮影された祖母の古希祝いで行われたかくし芸大会の映像。クロマキーにより、秋山がここに参加する映像に加工される。応募された映像には子どもやペットのショート動画が多かったそうで、この番組ではそれらの映像もなんとかしてみせ、「何も起こらない調布の日常映像10連発」として流された。

 録画残量を空けねばならず、ずっと観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」をようやく観る。去年2月の放送はAマッソとバンドを組む企画。3月には「お笑い蠱毒王」という企画があり、永野、ダブルブッキング川元、みなみかわ、エル上田が出演していた。エル上田は5年ぶりのテレビ出演。永野は、エル上田と川元は「負け顔」ができないと指摘する。「PON!」の企画で、屋上に100人の芸人が立っているなかにエル・カブキもいたそうだが、まったく面識のない上田のところに永野がやってきて、「お前のそういう複雑な心模様、テレビいらねえんだからな。」と言われたという。最終回の前週には、「ブチギレ-1」をふり返るというニセ企画で集められたメンバーが「がんばれ地上波!」はなぜ終わるのかというテーマで討論をする。最終回は「終王ノブ」。千鳥ノブを使ってやりたい放題、最終回なのにランジャタイは最後までまったく出てこなかった。

 今夜の「さんま御殿」は「旅のトラブル大報告会」というテーマ。銀シャリ鰻が先週に引き続き出演。この番組の歴史のなかで、2週連続の出演は初めてだそうだ。浜野謙太や元NHKの中川安奈が初登場、「地球の歩き方」の元編集長も出演した。

 ブログの更新をようやくひとつ。一回中断してしまうと、また一週間ぐらい空いてしまう。深夜はラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。ラランドニシダが太田の「笑って人類!」の書評を書いてくれたそうで、お返しに、太田がニシダの小説について語る。それから「デララバ」にやってきた清水ミチコの話になるのだが、そのときの会話を「ビバリー」で話していたことがぜんぜん違うといって怒っている。名古屋では内田恭子と古舘伊知郎に会い、古舘がゲストだった「ビバリー」の話にもなった。

2025年5月5日月曜日

5月5日月/リキッドルームまで

◇ あんぱん・ラジオ

 ほとんど眠れずに目が覚めてしまい、早朝、NHKプラスで、土曜の朝に放送された「まだ間に合う!あんぱん」という20分番組を観た。ここまで5週間のダイジェストが20分にまとめられているのだが、最後のこれからの放送の予告はちょっとネタバレがすぎやしないか。そんなに知りたくなかったというところまで知らせてくれた。

 早朝から眠りなおそうとするが、また数時間で目覚めてしまう。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。ナレーション「たかしが東京へ旅立つ日がやってきました。」 時代は昭和12年になった。御免与駅、たかし・北村匠海が柳井家のみんなに見送られる。たかしはメガネをかけるようになった。叔父・竹野内豊「おもいっきり好きな絵を描いて、学んでき。」 たかし「叔父さん、いろいろとご負担をかけて、すみません。」「気にすな。出世払いじゃ。あとでたんまりふんだくっちゃお。」といって、叔父はたかしのあたまをつかむ。叔母・戸田菜穂「ちゃんとご飯食べるがで。」 ちひろ・中沢元紀「兄貴、落ち着いたら手紙くれ。」 そこに自転車のベルの音が聞こえ、ヤムさん・阿部サダヲがやってきた。たかし「ヤムさん。わざわざ見送りにきてくれたんですか?」 ヤムさんはたかしに「これ、俺の気持ち。」といって、封書を渡す。「汽車で、読んでな。」「気持ち悪ぃ…」と小さくつぶやくたかし。列車が到着し、たかし「では、みなさん、ありがとうございます。行ってきます。」 汽車のなか、「ヤムさんの気持ちって…」とつぶやきながら封を開くと、中身はのぶ・今田美桜からの手紙だった。「嵩、東京行っても頑張りよ! うちも頑張るき! のぶ」 いっぽう、朝田家では、のぶはひとり、黒田先生・瀧内公美の言葉を思い返していた。「あなたはおのれに負けたのです。愛する祖国のために、全身全霊で尽くすこころがないから、負けたのです。」 うさ子・志田彩良に負けたなぎなたの試合が思い出される。のぶは竹の棒を手にして、威勢よくふりまわし、稽古をする。ナレーション「のぶたちに後輩ができました。」 女子師範学校の寮、のぶとうさ子に後輩ふたりがおじぎをする。うさ子「し、室長の小川です。」 のぶ「2年の朝田です。」 互いに目を見合わせ、うさ子はたどたどしく説明を始める。「ま、まず、廊下は私語禁止。先輩に会うたら、一礼し、道をゆずること。先輩は、後輩の1時間前に起床し、後輩の、洗濯や、靴磨きはすべて先輩…」 のぶ「うさ子ちゃん、逆、逆。」 うさ子「ああ、逆です、逆!」 こういうところはまだ、昔のうさ子ちゃんのままなのだ。教室、黒田先生が話している。「卒業まで、あと1年しかありません。1年後には、あなたたちが指導する側になるのです。小川さん!」「はい。」「どんな教師になりたいですか?」「私は裁縫を教えて、銃後を支える立派なおなごを育てたいがです。」 先生は小さくうなずく。「朝田さんは?」「私は、子どもらあに体操の楽しさを教えたいと思うちょります。」「では、あなたが思う、立派な教師とは?」「それは…」とくちごもると、「返事が遅い!」と一喝。「立派な教師とは!」 生徒みんなが「大和魂をもつ、教師です。」と答える。「ニッポンが誇る、先哲の教えを自らの血肉とし、それをもって、子らを教え、導かなければなりません。」「はい!」とちから強く返事する生徒たち。一拍遅れて、のぶも「はい」と返事する。場面はたかしの学校の教室に替わる。所在なさげにうろうろしているたかし。スケッチブックに馬の絵を描いている生徒を後ろから覗き込み、「上手い…」とつぶやくと、その生徒は黙ったまま、スケッチブックを抱えて逃げていってしまう。たかしもその場を移動しようとすると、別の生徒にぶつかり、じっと見られる。「あっ、すいません。」と謝るが、相手は無言。そこに「あれっ、柳井くん?」という声。声の主はケンちゃん・高橋文哉だった。「柳井くんやなかとねえ?」といって、駆け寄ってくる。「ケンちゃん?」「柳井くん、受かっとったとね? すごかあ。」「あれっ? 落ちたんじゃなかった?」「補欠合格で拾われたとよお。」「はああ、そうかあ。よかったあ。ほんとによかったあ。」と、ケンちゃんの肩をたたく。「ここの制服、すごかねえ。殺し屋みたいっちゃも。」「うん、ネクタイとか、すごい…」「怖かあ。ばってん、俺が着たら、大道芸人みたいに見えん?」「うん」というたかしに「なんでえ!」といって、じゃれあうふたり。そこに「おーはーよ!」という声。先生、山寺宏一がついに登場。「おーはー」かと思ったら「おーはーよ」だった。「はい、着席ィー。」 着席する生徒たち。「担任の座間です。」 見るからに明るく面白そうな先生は黒田雪子とは対照的だ。たかしを指差し、「きみ。名前は?」「あっ」といって立ちあがり、「えっと…、柳井たかしと申します。」「柳井くん、きみは将来、なにになりたい?」「絵描きではメシが食えないといわれて、図案科に…。将来は…、まだ…」「なにごにょごにょ言ってんのお?」とおどけた口調で訊くと、生徒たちから少し笑いが起こる。たかし「すみません…」「まあ、いいんだそれで。きみらの将来は真っ白だ。何色に染まるかは、きみら次第だ。デザインの学校に入ったからって、デザイナーになる必要なんてない。小説家でも、タップダンサーでもいいんだ。」 少しざわつく生徒たち。ケンちゃんが手をあげ、「先生、タップダンサーってなんね?」と訊くと、先生は教壇の上で、少しタップを踏んでみせる。「どげんしたと? 足がかゆかとですか?」 また少し笑いが起こる生徒たち。「まあまあ。机で学ぶことはなにもない。お前ら、銀座に行け。世の中を、こころとからだで感じてこい。話はそれからだ。」 場面は路面電車が走る銀座に替わり、制服姿のたかしとケンちゃんが歩いている。ショーウィンドウを見たケンちゃんが「かっこよかあ。すごかねえ。」と驚く。映画館の客席に座るふたりは「フランケンシュタイン」を観ていた。劇場を出ながら、ケンちゃんが「こげん話思いついたやつ、あたまとっちらかっとるばい。ねえ?」というと、たかしは看板を見上げ、「いや、この映画を作った監督は天才だよ。怪物役のボリス・カーロフもすごい。衝撃的だったあ。」と興奮気味に語る。ケンちゃんは道行く女性を見て「衝撃ばい…」とつぶやく。つぎつぎに通る女性たちに「柳井くん、銀座に美女がうじゃうじゃおるげな。」 ケンちゃんが女性の顔を見ていたら会釈をされる。「どげんしよう、みんな美人に見えるっちゃけど。柳井くん、俺、ちょっと、美人がどんぐらいおるか、数えてきてもよか?」「うん、どうぞ。」と受け流すたかし。ひとりになったたかしは、銀座の風景を眺め、スケッチブックを取り出し絵を描き始める。下宿先に帰ってきたたかしは銀座で描いた絵を脇に置き、手紙を書いていた。すると、戸をたたく音がする。「はい、どちらさまですか…?」 たかしがそろそろとふすまを開けると、そこに立っていたのはケンちゃんだった。「えっ!? ケンちゃん?」「138人。」といって、チェックした痕が書かれている手帳を渡す。「今日見つけた美人の数たい。」「なに、これを報告しにきたの?」 笑いながら部屋に入ってくるケンちゃん。「狭か部屋やねえ、おんぼろやし。まあ、男ふたりなら、ちょうどよかよね。」「うん。うん、ん? え?」「親戚んちに世話になっとったっちゃけど、学校から遠かとよ。やけん、ここでよかあ。」といって、部屋に寝そべる。「ごめん、なに言ってるかわかんないんだけど。」「家賃も食費も、ふたりで折半のほうが安かろうもん。よかろ?」「はああ、ケンちゃん…。」 場面は女子師範学校の寮に替わる。のぶが歩いていると「朝田さん」と呼び止められ、事務員さんに「お手紙ですよ。」といって、手紙を渡された。封書の裏には「柳井嵩子」と書かれていた。のぶは部屋で手紙を読み始める。「前略のぶちゃん、お元気ですか? 東京はたいそう面白いところです。学校も街もひとも、すべてが刺激的です。下宿先の部屋は狭いです。そのうえ、新しくできた友人が転がり込んできて、さらに狭くなりました。」 のぶは「たかし、もう友だちできたがかい…」とつぶやく。「その友人と毎日、銀座の街をぶらぶら散策しています。のぶちゃん、子どものころ、銀座の話をしたのを覚えてますか?」 子どもの頃に会話した場面が挿入される。のぶ「銀座って、どこにあるが? あの山の向こうかい?」 たかし「あの山越えて、海越えて、ずっとずっと遠く。」 思い返しているのぶの表情。「のぶちゃん、いつか東京においで。ここには自由があるんだ。」「自由…」とつぶやくのぶ。「のぶちゃんと、銀座の景色を見たい。驚いたことに、銀座を歩いている女のひとは美女ばっかりです。友人も驚いています。銀座には美女しかいないけど、どうなってるのかと。」「はあ?」と声を出すのぶ。しみじみしたBGMも止まる。「そんなわけで、とにかく僕は楽しくやってます。」 手紙の最後には、銀座の街でたかしとケンちゃんが美女たちとフランケンシュタインに囲まれた絵が描かれていた。のぶは憎たらしい口調で「そんりゃあよかったですね。たっせえがあのたかしのくせに、生意気じゃ…。」 場面は道場に替わり、なぎなたの稽古をする生徒たち。「のぶちゃん、いつか東京においで。ここには自由があるんだ。」というたかしの声がリフレインされる。なぎなたを「やあ!」と突くのぶ。「自由とはほど遠く、もがくのぶでした。」というナレーションで今日は終わり。涙と笑いのバランスが素晴らしい。たかしもだんだんユーモアのある青年になっていってる感じがする。

 SNSから知った YouTube の動画で、「あんぱん」のキャストでNHKプラスをPRする1分のミニドラマをやっているのも観た。阿部サダヲと江口のりこがパンを作っていると、三姉妹が順番にやってくる。蘭子がこの時代になぜかスマホをもってくるのだが、阿部サダヲと江口のりこが面白いのはもちろん、河合優実のコメディセンスが冴えている。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。ナベプロヒストリーを語り出したら止まらなくなる高田先生。12時台ゲストは泉麻人。「冗談画報」の本を作っているというからこれは楽しみだ。松本明子も「冗談画報」にはビッグサースデーの一員として出たことがあり、高田先生は「ぐちっこダンサーズ」の推薦人として出演したそうだが、「ぐちっこダンサーズ」なんて名前はまったく初めて聴いた。高田先生が春やすこ・けいこの座付き作家をやっていたというのも知らなかった。滝大作が亡くなっていたというのも知らなかったが、検索すると、去年の10月に亡くなっていたのか。恒例の「ベスト3」は「忘れられない昭和の名曲」、泉麻人は、太田裕美、三田明、クレージーキャッツを選んだ。泉麻人は石破茂の同級生でもあった。

 昨日から慢性鼻炎のクスリを飲み始めたが、ぜんぜん効いている感じがしない。飲み続けると効果があるのかどうか。今日は腹も減らないし、眠くもない。しかし、どうも腹にガスが溜まっているようで、呼吸に問題があるからのような気がする。

◇ 新横浜・恵比寿・自由が丘

 午後から外出。天気がよく、パーカーではやや暑くなりそうだが、夜は気温が下がるだろう。東横線直通、まずは新横浜に出る。図書館の本が予約が入っていたために延長できず、返却しなければならなくなったが、二俣川の行政サービスコーナーは祝日は休み。どこか寄れる図書館はないかと考え、新横浜から歩いて行ける港北図書館で返却することにした。横浜アリーナの横をひさしぶりに歩いていく。グーグルマップを見ると、それほど時間はかからないだろうと思ったが、歩いていくつもりの道がじつは地下を通っていることがわかり、歩行者が通れる道ではなかったから少し遠まわりになった。港北図書館は初めて利用する。2冊返却し、新たになにか借りていこうと、閉館時刻まで40分ぐらい棚を眺めてまわったが、これというものが見つからず、無理して借りることもないかと思い、借りずに出ていく。

 菊名駅まで歩き、東横線の各停に乗り、代官山に移動する。代官山からさらに恵比寿に歩いていく。どういうわけか腹が減らず、しかし、さすがになにも食べないわけにはいかないから店を探すと、富士そばがあった記憶があったが、あったはずの店が見つけられず、グーグルマップで検索してみると、その店は閉業していた。もう1店、駅の近くにも富士そばがあり、そちらで食べていく。かつ丼、600円。

 恵比寿にわざわざやってきたのは、リキッドルームにて開催されている「石野卓球の地獄温泉EXPON」を観るため。「石野卓球の地獄温泉」15周年を記念し、これまでの歴史をたどる展示がされていて、入場無料でもあるからこれはぜひ足を運んでおきたいと思った。しかし、入り口では大々的に宣伝されているわけでもなく、案内が非常に小さい。念のため、入場無料をよく確認してから入っていく。お客さんがぞろぞろと詰めかけているわけでもなく、恐る恐る階段をあがっていくが、リキッドルームは何度もきているのだが、ライブでしか入ったことがないからどこで展示をしているのかわからなかった。奥がカフェになっていて、案内の矢印がそこに向かって出てはいるのだが、入っていいものかと少し様子を見ていると、ほかのお客が入っていったので、ついていくように一緒に入った。カフェのさらに奥にはギャラリーみたいなスペースがあった。会場には過去のDJ音源が流されていて、若い女の子のスタッフが2名いた。ごく小さいギャラリーだが、ひとまわりして、過去のグッズ、Tシャツ、ポケットティッシュ、手ぬぐい、入場者に配られたドングリなどを眺めていく。「地獄温泉」は初期には通ったが、何回ぐらい行ったかな。記憶がはっきりしないが、行かなくなってしまったのは自分の経済的な事情だ。今回の展示の図録があり、見本をぱらぱらと見てから買おうと思い、スタッフの女の子に訊くと、なんと、すでに売り切れていた。図録だけでなく、今回のためのグッズはすべて売り切れ。残念だが、高額だったので少しほっとする。場内の写真を撮っていいか、確認してから、ひととおり写真を撮っていく。会場にいたのは15分ぐらいだったろうか。

 再び、代官山まで歩き、東横線に乗る。せっかく都内まで出てきたのだからブックオフに寄っていこうと思い、まずは自由が丘に移動する。駅前の書店が閉店するというニュースを見たのはいつだったか、駅前の風景はこれから変貌しそうだ。わざわざ寄ったブックオフだが、これといっていいものなし。110円文庫本をなんとか1冊見つけ出していく。ゴールデンウィークの20パーセントオフセール中だが、この店は価格設定が単行本は550円以下、文庫本は330円以下となっていて、そもそもが高い。

◇ テレビ・ラジオ

 自由が丘から綱島に移動し、西口のブックオフにも寄ってから、夜遅くに帰宅する。帰りの電車内から少し苦しくなっていたが、こらえていた咳をし始めたら止まらない。げえげえ吐き気もする。夕方にかつ丼を食べただけなのに、腹がぱんぱんに張っているのが変だ。

 テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は万博の会場から公開収録、ゲストは桂文枝。5年ぶりの出演。前回は山瀬まみと一緒の出演だった。公開収録では文枝は客席に向かって語りかけ、ここでは文枝のほうがホームグラウンドのようだ。文枝は前の万博のときには27歳、渥美清、仁鶴、淀川長治らと一緒に司会をした番組があったという。そのあとには、妻を亡くし、アレクサとの暮らしを語るのだが、この前の「演芸図鑑」に出ていた弟子よりも、文枝のほうがよっぽど感覚が若々しい。ウクレレも演奏し、歌声を褒められた文枝が「ハニーボイスと言われてるんですよ。」というと、徹子さんが「犯人ぽい?」と聴き間違えていた。

 深夜には、土曜の「木梨の会」をタイムフリーで聴いた。いつもの所ジョージに加え、清水ミチコが生出演していた。憲武とミチコさんの接近が嬉しい。このふたりは漠然と同世代かと思っていたが、ミチコさんのほうが3歳上だとはちょっと驚いた。所ジョージの古希祝いのパーティーのことはこの番組でも話していたが、この放送でもミチコさんに芸をやらせる。憲武でなければ、こんな展開はないだろう。

2025年5月2日金曜日

5月2日金/うちもちゃんと停電する

◇ テレビ・ラジオ・停電・読書・音楽

 朝、のどの痛みがまだ続き、鼻水もひどい。気温も低くなったようで、ヒーターをつける。NHKプラスで今朝の「あんぱん」を観る。今日はオープニング映像からスタート。いよいよ合格発表、たかし・北村匠海が受験票を見ながらゆっくり歩いていると、試験会場で出会ったケンちゃん・高橋文哉に再会する。「また会ったやあ。怖かねえ。合格発表、見たくながよ。でも、結果知らんと、なんも始まらんけ。行くばい。」といって、先に進んでいくが、たかしは立ち止まってしまう。「どげんしたと?」「ごめん、用事があって…。先行ってて。」 柳井家では、叔母・戸田菜穂が女中のしんちゃん・瞳水ひまりと合格発表を待っていた。「そろそろやねえ。どきどきするわ。」「はい、今度こそ、受かっちゅうといいですね。」「落ちたら、また医者目指してくれるやろか。」「奥さま…。」「冗談やき!」といって、肩を叩く。「どうか、合格しますように!」といって、ふたりで電話のほうを向いて手を合わせる。合格発表の会場では、名前を見つけた受験生たちが喜びの声をあげている。少し離れたところにいるたかし、元気なく、石垣に腰をおろすと、そこに「なにしゆうがな。」という叔父・竹野内豊の声。驚くたかし。「なんでここに?」「学会の帰りに、東京まで足伸ばしたがじゃ。」「…なんで?」「決まっちゅうやろ。おまんが心配で。」 さびしい音楽が流れ始める。叔父は元気のないたかしの隣りに座り、「もう結果は見てきたがかい?」 たかしが黙っていると、「そうかい…。けんど、それは、おまんががんばった証拠ながや。恥じることらはない。結果はどうあれ、たかしは胸張って、高知に帰れ。おまんのことを嗤うやつはこのわしが許さん!」「叔父さん…。」「現実を受けとめて、前に進め。絶望の隣りは、希望や。」「はい。」「ほいたら、銀座で美味いもんでも食うて帰ろう。」 立ちあがる叔父を「あっ、叔父さん。」と呼び止める。さびしい音楽も止まる。「まだ合格発表、見てないです…。」「はあ!?」と叔父。ここはお手本のような喜劇だ。「わしゃ、てっきり…! なにしゆうがな、行ぐぞ!」といって、たかしの手を引っぱって合格発表を見にいく。すると、そこにうなだれたケンちゃんが歩いてくる。「ケンちゃん!」「世話になったばい…。」「なに言ってんだよ、こちらこそ…。」 ケンちゃんは叔父とたかしのあいだを通り、とぼとぼと去っていく。たかしは受験番号を手にして、自分の名前を探している。場面は柳井家、叔母としんちゃんがいるところに、柔道着のちひろ・中沢元紀が急いで帰ってきた。「ただいま! 結果は?」 しんちゃん「まだ、お電話ありません。」「なにをしゆるがな兄貴は。」 叔母「こんなに連絡が遅いっていうことは、ね…。」 そこに電話のベルが鳴る。おそるおそる電話に出る叔母。「たかしさん? どうやった?」 叔母の表情が驚きからうれし泣きに変わり、ちひろとしんちゃんのほうを向いてうなずいた。喜ぶふたり。叔母「おめでとう! たかしさん、ほんっまにおめでとう!」「兄貴がやったで。やりきったでえ。さすがわしの兄貴や!」と叫ぶちひろ。電話ボックスから出てくるたかし。「叔父さん、ちょっとまだ、夢のなかみたいで。もう一回見てきていいですか?」「はっはっは、なんべんでも見てみい。」 叔父と一緒にまた合格発表の名前を確認に行く。たかし「数学の試験のとき、叔父さんに丸暗記しろって言われた公式を使った問題がそのまま出たんです。」「たまるかあ! 出たかあ?」「たまるかあです。叔父さんのおかげです。」 丸暗記しろという叔父のセリフにはここにつながる意味があったのだ。この合格発表の会場には、なんと、母・松嶋菜々子のすがたもあった。叔父は「がんばったがは、たかしじゃ。たかし! おまんががんばったからじゃ!」といって、たかしを抱きしめる。「ようがんばった!」 その後ろでは母が見ていた。母はふたりには気がつかれずに去っていく。いっぽう、女子師範学校では、のぶ・今田美桜がなぎなたの授業を受けていた。黒井先生・瀧内公美「朝田さん! 小川さん! 試合をしなさい。」「えっ」と小さい声をあげるのぶだが、うさ子・志田彩良は「はい」と返事をする。真剣な表情のうさ子、のぶのなぎなたを払うと「のぶちゃん、本気出さんと試合にならん!」 いつの間にか強くなっていたうさ子に、のぶは戸惑う。なぎなたを払い落とされ、のぶは床に倒れ込む。のぶは座りなおし、「負けました。」とおじぎをする。「うさ子ちゃん、ほんまに強うなったね。」と声をかけるが、うさ子はそれを無視し、ほかの生徒たちのほうを向くと、教育勅語を大声で唱え始める。呆気にとられるのぶ。黒井先生「小川さん、修練に励んだ成果が出ましたね。教師として、あなたを誇りに思います。」「ありがとうございます。」「これからのおなごは小川うさ子! 彼女のようにたくましく、かつ、ニッポン女子の美徳であるしとやかさ、節度! 両方を兼ねそなえるべきです!」「はい!」と返事をする女学生たち。「朝田のぶ、あなたはおのれに負けたのです。信念のないおのれに負けたのです。」「信念…。」「まだわからないのですか? 愛する祖国のために、全身全霊で尽くすこころがないから、負けたのです。」 黙っているのぶの表情。場面は銀座に替わる。叔父「合格祝いやゆうのに、あんぱんか?」 店を探しながら歩くたかしは「美村屋」という看板の店を見つける。「ここにきたかったんです。僕がまだ東京で暮らしてたころ、父さんがよく、ここでパンを買ってくれて、母さんと、まだ小さかったちひろとよく食べたんです。母さんは、自分のぶんを僕たちにくれて、みんな笑ってて…。」 くり返し思い出される父・二宮和也と一緒に家族みんなでパンを食べている幼いころの場面。「ずっと消えない、幸せな記憶です。」 叔父はたかしの肩に手を置き、「きよしが生きちょったら、おまんの合格をさぞかし喜んだやろうにゃあ。たかし、なんのために生まれて、なんのために生きるか。わしは思うがよ。それは、ひとを喜ばせることや。おまんのあんな嬉しそうな顔見てわしもこじゃんと嬉しかったわ。」「叔父さん…」「人生は、喜ばせごっこや。」といって笑う叔父。「さあ、パンを買うぞ。」といって、ふたりは美村屋に入る。たかし「あんぱんを、8個と5個に分けてください。」 用意されるまでの時間に、たかしは店内に飾ってある写真に気がつく。その白黒写真には若き日のヤムさん・阿部サダヲが写っていた。場面は御免与駅、のぶが帰ってきた。改札を出ると、ヤムおじさんが待っている。「ヤムおんちゃん、どういたがで?」「ああ、ちょっとな。」「たかし、どうやったろか?」「知らねえのか?」といって、笑うヤムさん。「ほら、出てきたぞ。」「えっ? おんなじ汽車やったが。」 改札からたかしと叔父も出てくる。「たかし」といって、のぶが駆け寄ると、「のぶちゃん、聞いてくれ。」というたかし。ヤムさん「その学校、大丈夫か? たかしを合格させるなんて。」「へっ? 合格!?」「ちょっとヤムさあん。」「ほんまに?」「うん、ちょっとあのおじさんに先に言われちゃったけど。」「よかったねえ。おめでとう。」 叔父「のぶちゃん、いろいろありがとにゃあ。それ、たかしから東京みやげや。」 風呂敷包みを解き、箱を開けると、なかには美村屋のあんぱんが入っている。「あんぱんや!」 ヤム「あんぱん屋の娘にあんぱん!? おいたかし、みやげならもっと気の利いたもん買ってこいよ。ほれ、合格祝い!」といって、ヤムさんはたかしに紙袋を渡す。「ありがとう」といって、紙袋を開くと、「祝」の文字が入った大きなあんぱんが出てきた。「でか!」と声を出すたかし。笑うのぶ。ヤム「あんぱんとあんぱんの物々交換になっちゃったじゃねえかよ。」といって、たかしをげんこつで小突くと、たかしも小突き返す。3人は駅を出て、自転車を停めてあるヤムさんを置いて帰っていく。ヤムさんはあわてて自転車に乗って追いかけていく。「おめでとう、たかし。また来週。ほいたらね。」というナレーションで今週は終わり。明るく終わったが、次週予告ではいよいよ戦争に突入するようだ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは「うぉっしゅ。」の岡崎育之介監督と主演の中尾有伽。映画の製作費をクラウドファンディングで集めていたら、なんと、研ナオコからギャラの倍額の振り込みがあったという。

 テレビ番組をあれこれと。昨日の「徹子の部屋」は勝野洋・キャシー中島夫妻がゲスト。キャシー中島は浅野忠信の母と親しいんだそうで、浅野忠信の母の順子さん、サリーさんとは仲のいい3人組、ミッキー吉野も15歳のときからの友だちなのだ。番組終了間際に娘と息子が登場、その続きが今日放送された。勝野洋・キャシー中島夫妻に、娘の勝野雅奈恵、洋輔が加わり、一家4人での出演は初めて。いや、うちとはまったく違う家族だが、親子とも世代が近く、同じ横浜だから観ながら重ねてしまう部分があった。

 昨夜の「アメトーーク!」は「こんなにいたぞ!! 宮崎県出身芸人」。とろサーモン、永野、イワクラ、やす、かみちぃ、オカリナ、カラタチ前田が出演、MC側には博多華丸が座る。ずいぶん前に収録されたもののようだが、久保田が復帰したからようやく放送ということになったようだ。南郷旅館に泊まると不思議なパワーがあるという話で、とろサーモン村田が「オフレコなんですけど」と言いつつ、「日曜劇場が決まりそうです。」とマネージャーに言われたことを明かしたが、これはもうオフレコではなくなったということか。

 水曜の「5時に夢中!」には松田ゆう姫とヒコロヒーが出演、この曜日だけ面白くて観ている。以前にこの番組で扱った好楽師匠の写真集発売のその後を本人に取材していたのだが、好楽師匠はヒコロヒーに電話する仲のようで、ヒコロヒーだけでなく、松田ゆう姫とも共演したことがあり、よく知っているようだ。火曜に放送された「心おどる あの人の本棚」は鈴木敏夫の回。永六輔の蔵書をゆずり受けていたとは知らなかった。日曜深夜に放送された「Tiny desk concerts」にはASKAが登場。ASKAがこういう番組に出るのは新鮮だと思ったが、ASKA自身もやっぱり珍しそうにしている。楽天マガジンで読んだ「BUBKA」の西寺郷太と川谷絵音の対談にもちょうどASKAの名前が出ていたところだった。

 夕方、部屋で読書をしていたら、急に電気が消えたかと思うと、つぎの瞬間にはすさまじい落雷の音。停電になった。パソコンは充電式だから大丈夫だが、しかし、このうちに長年暮らしていて、停電なんていうのは初めての経験だ。あの震災のときでも計画停電は免れたから、なにか重大な施設が近所にあるのではと思っていたのだが、このうちもちゃんと停電するのだということがわかった。今日は朝から雨降り、天候は悪いものの、まだ真っ暗にはならない時間だった。スマホのバッテリーが切れたらまずいと思ったが、それほど心配する間もなく、数分であっさりと復旧してくれた。それにしてもすさまじい音だったが、電気が消えたあとに音がしたということは、それでも意外と遠くに落ちたということかな。

 なにごともなく、読書を続け、広末涼子「ヒロスエの思考地図」を読み終えた。2022年刊、宝島社。今回のスキャンダルがなければ手にとることはなかったかと思うが、開いてみると、この本は哲学者や思想家、賢人たちの言葉をピックアップし、その言葉を出発点にした60本のエッセイが書かれている。広末が早稲田に入学したことは有名だが、知的な面に触れられるかと思えば、しかし、実際に読んでみるとこれといった深い思索はなく、ごく平凡なタレントの身辺雑記だ。しかし、平凡なりに広末の知らなかった面を知ることはできた。「子どもの頃から私は『よしもと新喜劇』が大好き。好きなテレビ番組は、『志村けんのだいじょぶだぁ』に『ダウンタウンのごっつええ感じ』。高校時代は、『タモリのボキャブラ天国』が好きで、昨日も友近さんの舞台「神社にラブソングを」(2部構成で、第1部は友近さん主演のお芝居、第2部は水谷千重子と倉たけしのコンサート。笑)の昼公演を観るため明治座に行ってきた私。」 小学生のころには「『ごっつええ感じ』のコントのキャラクターを完コピしてクラスの友だちを笑わせたり、新喜劇のアホの坂田の真似やパチパチパンチで場を盛り上げたり、みんなが笑っている空気が好きな私は、まるでクラスのお笑い芸人だった(笑)。」というのだが、担任の女性教師からは「広末さん、女の子がやき、そんなふざけてばっかりおるがはやめなさい」と注意されたという。「女子はふざけたらいかんがか……。」と、高知弁で悩む広末に「あんぱん」ののぶを重ねたくなる。広末はハチキンだったということか。執筆時期はコロナ禍とまるまる重なり、文章には不安感もかなり反映されている感じがする。この本には写真も収録されているのだが、どうやら、広末はこの原稿を原稿用紙に手書きで書いていたようで、広末の浮き世離れした部分がここにもあるだろうか。こんな本を読んでいたら、ちょうどこのタイミングで、SNSから広末涼子の芸能活動休止が発表された。双極性感情障害であることも公表される。

 Spotify からニューリリースのチェックをしてみると、想像力の血というアーティストの新アルバムが面白い。初めて知ったアーティストだが、しかし、検索してみると、佐々木敦が絶賛していてなんだか萎えてしまった。鈴木慶一と一緒にライブをやっていたりもするようで、古い音楽ファンをすでにうまい具合に巻き込んでいるようだ。

2025年5月1日木曜日

5月1日木/うちのなかが不衛生

◇ テレビ・雑誌

 朝、NHKプラスで、放送直後の今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜がまた朝田家に帰ってきた。外にしゃがんでいる豪・細田佳央太に「豪ちゃん、ただいま。」と声をかける。豪「のぶさん、お帰りなさい。」「あれ?」「のぶ」「お帰り」「急にどういたが?」という声がする。祖母・浅田美代子、母・江口のりこ、メイコ・原菜乃華が座っている。のぶ「蘭子は? イワオと縁談進んじゅうってほんま? 蘭子どこ?」 メイコ「イワオさんに返事するゆうて、さっき出かけた…。」「えっ?」 団子屋にはたかし・北村匠海とちひろ・中沢元紀がいた。ちひろ「先に読みや、わしはあとでいいき。」といって、「受験の友」を兄に渡す。「お前、いいやつだな。」「兄貴のほうがせっぱつまっちゅうやろ?」 笑いながら「やな弟だな。」といって、たかしはにやにやしながら雑誌を開く。横から覗いたちひろがマンガに気がつき、「兄貴やないかい?」 雑誌には「珍舞踊浪人人形」というマンガが載っている。「そう、お前に言われて送ってみたんだよ。」「へえ。」 そのふたりの前を、のぶが全速力で横切っていく。たかしは団子をかじりながら「のぶちゃん!」 ちひろ「ただごとやないねえ。」 あとから「お姉ちゃん!」といって、メイコも追いかけていく。喫茶店、イワオ・濱尾ノリタカと蘭子・河合優実がテーブルに向かい合う。「お祖父さまが腰を痛められたそうですね。なんなら、うちの使用人を何人か手伝いにいかせましょう。」 おじぎをする蘭子。「それで、あの…、蘭子さん。」「はい。このあいだのお返事ですけんど…。」「はい。」といったところで足音が聞こえ、のぶが扉を開けて飛び込んでくる。息を切らしながら「蘭子! 早まったらいかん!」「なんなん、のぶやんか。」 のぶはイワオに向き合い、「いやあ…、別にあんたに、恨みはないけんど、蘭子はまだ、お嫁にはいかんき!」「は? おまんの返事は聞いちゃあせん!」「お姉ちゃんは引っ込んじょって!」「蘭子さんもこうおっしゃいゆうやんか。」「蘭子は、うちの家を助けるために結婚しようとしゆう。そうながやろ、蘭子。」「は…」と小さい声を出す蘭子。のぶは蘭子のほうに向く。「なんでひとりで背負いこむやけ。なんでうちにも背負わせてくれんがで。みんな、蘭子に幸せになってほしいがよ。」「それじゃまるで、蘭子さんは好きでもない男と金目当てで結婚するみたいやんか。」とイワオがいうと、蘭子とのぶが同時に「いいえ」「はい」 のぶに「はいやと?」とイワオ。そこにメイコも「蘭子お姉ちゃん!」といいながら入ってくる。「蘭子お姉ちゃん言いよったやんか、イワオさんがパン食い競争でズルしててたとき…。」 蘭子「メイコ! それは言うたらいかん!」「蘭子さんは、わしのことをなんと?」「食パンの角にあたまぶつけて死んでしまえあんなやつ! って…。」 強く印象づけられたセリフがここで再登場した。イワオは呆然とした顔で蘭子の顔に向きなおすと、蘭子は目をそむける。のぶ「イワオ、ごめんなさい、うちの姉妹は3人ともくちが悪うて。」 メイコ「なかでも蘭子姉ちゃんがもういっちばんきつうて。ほんまのこと言うて、ごめんなさい!」といって、のぶとメイコはあたまを下げる。「いえ…」とイワオはちからない返事。「そういうことやき、連れて帰ります!」といって、のぶとメイコは蘭子をむりやり引っぱっていく。「ご迷惑、おかけしました! 失礼します。」といって、のぶは扉を閉める。「違う、違います!」という蘭子の声がしながら、ふたりに連れていかれる。このあたりはドタバタコメディだ。場面は朝田家に替わり、部屋でぼんやりしている蘭子のところにのぶが入ってくる。「うんと悩んだがやろうね。ごめんね。」 蘭子「なんでお姉ちゃんが謝るが?」「うちがちゃんと長女らしゅう、みんなのそばにおったら、蘭子にそんな思いさせんかった。」 少しの間のあと、蘭子「お姉ちゃん…? うち、そんなええ子やない。」「え?」「お姉ちゃんが思うちゅうような、ええ子やないがやき。」 のぶは戸惑いの顔をする。「どういて…?」 蘭子はのぶに背を向けたまま、顔だけふり返っている。「好きなひとがおって、そのひとはうちのことらなんちゃあ思っちゃあせんてわかったがやき。そしたら、誰に嫁いだっておんなじやん。お金持ちなら儲けもんやし。」 蘭子の思いを知るのぶ。「蘭子…。」 のぶは蘭子のそばに座りなおし、蘭子を抱き寄せる。蘭子ものぶに甘え、抱き合うふたり。昭和11年8月、ナレーション「8月、ベルリンオリンピックが開催され、ひとりの女性選手の活躍に、日本中のひとびとが熱狂していました。」 柳井家では叔父・竹野内豊たちがラジオにかじりついていた。叔父「たかしも呼んでけ!」 叔母・戸田菜穂「勉強しゆる場合やないわ!」 部屋で勉強しているたかしをちひろが呼びにいく。「兄貴! 前畑が泳ぐで。早よ!」 ラジオを囲み、夢中になって前畑を応援する家族、叔父も珍しく「行げ! 行げ!」と大声を出している。同じころ、朝田家でもラジオに夢中になっていた。大声をあげて応援する家族、祖父・吉田鋼太郎が「静かにせえ! 静かに! 聞こえん!」といって興奮し、豪のあたまをひっぱたく。ここは可笑しい場面。ラジオの音声に耳を傾ける家族は、前畑が勝ったとわかり、盛りあがる。祖父は「あああ!」と声を出しながらラジオを抱きしめる。季節は秋となり、女子師範学校の道場では、のぶとうさ子・志田彩良がなぎなたの稽古をしていた。「うさ子ちゃん、いつの間にそんなに腕あげたがね。」と、うさ子の上達にのぶは嬉しそう。雑巾掛けをしながら、うさ子「うちね、のぶちゃんが週末、御免与町に帰っちゅうときも、ここに残ってずっと稽古しよったがよ。」「そうなが?」「先輩だけやのうて、黒井先生にも指導してもろた。」「えっ?」「うち、思うたがよ。もっと強うなって、黒井先生に認められたい。うちは、黒井雪子先生みたいに強うなるがやき!」 うさ子の変化にのぶは戸惑いの顔をする。うさ子は立ちあがり、教育勅語を暗唱しながら歩き始める。近くにいた室長とその子分の女学生、子分はうさ子と並び、一緒に暗唱を始める。室長はのぶのそばにやってきて、「なにボケっとしちゅう。朝田さんもやりなさい。」「はい」といって、のぶは立ちあがる。室長「小川さんも休みのときも励んで、感心なが。」 のぶの表情。暗唱する教育勅語にエコーがかかる。昭和12年3月、ナレーション「年が明け、いよいよたかしの受験の日がやってきました。」 まだ薄暗い早朝、柳井家の前では、学生服のたかしが家族に見送られる。「では、行ってきます。」 叔母「受験票、持った?」 たかしは胸ポケットの受験票を確認する。「はい、持ちました。」 叔父「たかし、もっとちからを抜け!」 叔父はたかしの両肩を叩き、「よし、がんばってこい!」「はい。」 叔母「名前、書き忘れんようにね。」 ちひろ「兄貴、やりきってこい!」「うん、行ってきます!」 ヤムさん・阿部サダヲに遭遇し、ヤム「おっ、いよいよ試験か?」「試験は明日なんです。今日は汽車と船を使って、京都へ。」「おう、ご苦労なこったな。どこ受けるんだ?」「まずは、京都の高等工芸学校、あとは東京の学校。」「うん、当たって砕けてこい!」「砕けちゃだめなんです。」「また、線路で寝ることにならきゃいいけどな。」「受験生のこころ不安にさせるのやめてください。もう僕は1年前と違うんです。」 たかしが朝田家を覗くと、ヤム「あっ、のぶならいねえよ。」「わかってますよ。ちょっと見ただけです。それじゃあ。」といって歩いていこうとするたかしに「おい! 忘れもんだ。」とって、ヤムさんは紙袋を放り投げる。たかしが紙袋を開くと、合格パンが入っていた。「ヤムさん、ありがとう。」「二度目だな。三度目はないといいな!」とからかうヤムさんに、呆れるように「行ってきます!」というたかしだが、たかしは紙袋を大事そうに抱えていく。場面は替わり、京都の高等工芸学校の試験会場。とんとんと進み、その合格発表が届く柳井家。家族みんなで覗き込みながら叔父が電報を開くと、「チル」の文字が書かれていた。叔母はため息をつき、「あとは、東京の学校やね。」 ちひろ「はい。」 女中さん・瞳水ひまり「どっちが、難しいがですか?」 叔父「倍率は東京のほうが…。」 ちひろ「うんと高いです。」 ナレーション「一縷の望みは東京高等芸術学校。全国から大勢の受験生が押し寄せ、たかしが受ける学科に合格するのは、わずか20名の狭き門です。」 場面は試験会場、近くの席の男がたかしのほうにふり返り、「あんた、京都にもおったろうも?」と笑顔で話しかけてきた。高橋文哉が初登場の場面。「あんた絵が上手かったけ。顔を覚えとったとって。」 試験官の先生を見て、「なあなあ、あのひと、誰かに似とらあ? 誰やったかいなあ。」 たかしが「フクちゃん?」というと、「ああ、フクちゃんばい!」と大声を出し、まわりに見られる。また小声になり、「俺な、フクちゃん好かんとって。最初、主人公ケンちゃんやったとよ。俺、カラシマケンタロウ。あだ名がケンちゃん。やけん応援しよったのに、いつの間にかフクちゃんが主役になっとっちょ。」 たかし「横山先生が、フクちゃんに思い入れが強くなったんじゃないかな?」 ケンタロウは感心して「詳しいやんか。マンガ好きと?」「同じ高知出身だから、横山先生は応援してる。」「高知からきとったとね?」 会話をしていると、「そこ、うるさいぞ!」と試験官に注意される。ケンタロウは立ちあがり、「すみません」と謝ると、「フクちゃんに怒られたばい。」といって、またたかしのほうを向く。御免与町では、のぶがお稲荷さんに手を合わせていた。そこにちひろもやってくる。「のぶさん、戻ってきちょったがですか?」「うん、春休みやき。たかし、がんばりゆうろうか。今度こそ受かるとええがやけんど。」「昔っから兄貴は、幸運と不運の分量が極端ながですよ。当たりゃあでかい。」「外れたら?」「やき、神頼みにきました。」 場面は試験会場に戻り、試験が始まる。ナレーション「サクラ咲くか、サクラ散るか。結果は明日。ほいたらね!」といって今日は終わり。

 少し眠りなおしたらもう昼になってしまった。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。楽天マガジンのチェックをすると、「ニューズウィーク日本版」には映画プロデューサー業を始めたMEGUMIのインタビューがあった。映画はずっと好きだったのだが、タレントの仕事が忙しくなり、事務所に映画に出たいとはなかなか言えなくなってしまっていたが、出産を機に、初めてお芝居の先生を付け、事務所に女優になると宣言した。コロナ禍になったときに、俳優はオファーがなければ動けないから自分もなにか発信しようと思い、それがプロデューサー業につながっていったという流れになる。「グラビアという、芸能界では本当にタフなフィールドから始まって、体を張って、バンジージャンプもして、毒舌も吐いて(笑)。でもあのときに頑張って、体力と気合を内蔵できたから今があるなと、昔の自分に感謝しています。気が付けば「日本の映画と文化を世界に」という活動をしていて、ふとわれに返るとびっくりしますね。」

 「FLASH」には「あんぱん」に便乗した本物のあんぱんの特集があり、真壁刀義、芝田山親方、横山めぐみ、安田美沙子がおすすめのあんぱんを紹介している。そのほか、松本人志のサプライズ復帰構想の記事もあった。「ダウンタウンDX」では今年最初の放送から松本が復帰する構想があり、最初はVTR出演がいいだろうということになり、そのVTRも収録済みだったというテレビ局関係者の証言。それが中居正広のスキャンダル報道があったために頓挫したようだ。しかし、読売テレビに取材をすると、そのようなVTRについては否定する解答があったという。復帰していれば番組終了もなかったのだろうが、浜田も休養したことにより、複数のスポンサーが撤退したという事情があるようだ。

 「週刊大衆」には研ナオコのインタビューがあった。映画「うぉっしゅ。」に関するインタビューが導入だが、芸能生活55年をふり返る話をしている。最近のテレビで面白い若手はいますかという質問に「千鳥。千鳥の番組は無条件で出演OKしてます。」「千鳥は受かれていないし、自分が育ってきたルーツをちゃんと、おなかの中に持っていて芯になっている。芸にも生かされていると感じます。相手をけっして軽んじないし、人間としてもステキだね。」 これまで印象に残っている出来事はという質問には「デビュー曲をレコーディングしているときと、中島みゆきちゃんに会ったとき。忘れられないです。」

◇ 面会・なか卯

 午後から外出。部屋にいても暖かく、ステテコを脱いでしまったが、外に出てみるとまだそこまでは暖かくはないか。三ツ境のバスターミナルから長坂まで。今日も旭陵高校の生徒がたくさん乗ってきて、そのあと、ズーラシアでも混むだろうなとは思っていたが、バス停には大行列ができていた。全員乗りきれないほど、バスは超満員になった。つぎのバス停では、後ろの扉を開けて乗せていた。乗降に時間がかかり、長坂には10分ぐらい遅れて到着する。車内では、タイムフリーで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。パートナーはヒコロヒー。

 老健の面会に到着する直前に母から着信があり、折り返し電話はせずに向かったが、スマホはまた充電してもらったようだ。スマホを見せてもらうと、ホーム画面のレイアウトが変わっていて、どうしてそんなにいじることがあるんだろうか。マスクを切らしてしまったようで、減っていたことに気がついてなかった。次回に買ってくるまで、一週間は空いてしまう。連休中にはほかに誰かくるだろうか。暖かくなり、介護士のベトナム人の女の子は半袖のポロシャツ姿になっていた。

 面会のあと、いつもははま寿司に寄るのだが、昨日もはま寿司だったから、今日はなか卯にする。親子丼とはいからうどんのセットを食べる。700円。ラジオを聴きながら、鶴ヶ峰まで歩く。

 鶴ヶ峰から星川に移動し、定期券が切れてからは行かなくなっていたからひさしぶりだ。保土ヶ谷図書館に寄り、本を2冊借りていく。イオン天王町のフードコートにて、マクドナルドのアイスコーヒーとアップルパイを食べる。朝から鼻水がひどかったが、また一段とひどくなってきた。気温の変化でも出る症状だからさほど気にしていなかったが、今朝はのども少し痛かった。体調を崩してはまずい。昨日は少し歩いただけでやけに疲れてしまったとも思ったが、もしかすると、もうまずい兆候だったのか。読書をするつもりだったが、音楽を聴きながら少しぼんやりする。

 21時閉店間際のコーナンに寄り、封筒とダンボール板を買ってから帰る。これを買わなければならなかったから、体調が心配でもすぐに帰るわけにはいかなかった。帰りもひどいくしゃみが続き、マスクのなかは鼻水でぐちょぐちょになった。

 夜に帰宅し、NHKプラスで「ニュース7」だけ観て、風邪薬を飲んでおく。階段がほこりっぽいのが気になっていたが、思い立ち、雑巾がけをしてみたら、たちまち雑巾が真っ黒になった。こんなところを行ったりきたりして生活していたら、からだが悪くなるのも無理はない。ずっとうちにいるだけなのになぜ体調を崩すのかというと、うちのなかが不衛生だからだ。

 読みかけの本を少し読んでから、横になって、ラジオを聴く。今日の「ゴールデンラジオ!」の続きを Spotify のポッドキャストで聴いた。ゲストはチャンス大城、3年ぶりの出演だそうだが、前回もヒコロヒーがパートナーの日だった。前回は自伝を出したタイミングだったが、今回は心霊の本を出版した。ヒコロヒーはじつは心霊が苦手だった。「大竹紳士交遊録」のコーナーは高橋源一郎の担当、生成AIの話をしていた。

2025年4月25日金曜日

4月25日金/浅野忠信と山田五郎

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝から眠り、10時前に起きあがる。吉笑の真打昇進披露興行のチケットを買わねばと待ちかまえたが、直前になって気がついた、発売は明日だ。これを気にしていたから眠りも浅く、だったら、もう少し眠っていればよかった。せっかく発売日を忘れずにいられたと思ったのに、明日もきちんと覚えていられるか不安だ。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。次女の蘭子・河合優実が急ぎ足で帰ってくる。クールな蘭子が走ってくるのがいい。「お姉ちゃん、合格したがやって!? おめでとう!」 家族が集まっているなかに、ヤムさん・阿部サダヲも混じっている。のぶ・今田美桜「ありがとう、蘭子。」 母・江口のりこ「ほんまにようがんばったねえ。お母ちゃん、泣きそうやけえ。」 笑う家族。三女のメイコ・原菜乃華はみんなにパンを配る。祖父・吉田鋼太郎「わしは、受かると信じちょったぞ。」 祖母・浅田美代子「ウソばっかり言うて。ねえ、豪ちゃん。」 のぶ「みんな、ありがとう。うち、こんなお祝いしてもろて、ええがやろが。蘭子も働きゆうのに、うちだけずっと勉強させてもろて。」 蘭子「なに言うがあ。学費も免除やし、寮に入ってくれたら3人で寝ゆう部屋もメイコとふたりで広うなる。いいことづくめやんか。お姉ちゃんが夢を叶えてくれることが、うちの夢や。」 のぶ「ありがとう。」 柳井家では重い空気が流れていた。家族5人が食卓を囲んでいる。たかし・北村匠海「叔父さん、叔母さん、母さん、すみませんでした…。」 叔父・竹野内豊「なにを謝る必要があるがな。結果はともかく、たかしはせいいっぱいようやった。」 女中さん・瞳水ひまりが玄関から入ってくる。「のぶさんらが、あんぱんを届けてくださいました。」 のぶ、ヤムさんも入ってくる。のぶ「あの…、うちの家族は、嬉しいときも、しんどいときも、あんぱん食べるがです。さしでがましいかもしれませんけんど。」といって、紙袋に入ったあんぱんを食卓に置き、「元気出して。」と、たかしに声をかける。たかし「ありがとう。」 のぶが「では、わたしらはこれで…。」といって、帰ろうとすると、母・松嶋菜々子「のぶさんは合格したんですってね。だからそんなふうに明るく言えるのよ。」 のぶは立ち止まる。母「あなた、たかしに勉強を教わりにきてたのよねえ。そのあなたは受かって、たかしは落ちたの! たかしはあなたのせいで勉強ができなかったんじゃないかしら?」 黙って聞いていたちひろ・中沢元紀がくちを開く。「のぶさんに八つ当たりするなんて最低や…」「今、なんて…?」と、母はちひろをにらむ。ちひろ「兄貴が高知高校行こうと、誰のためにがんばっちょったと思うちゅうがな。あんたのためやろ! 母親やったら、どういて理解しちゃろうとせんがな! 兄貴、もうこのひとの言いなりになるがはやめちょげや。」といって、ちひろは部屋を出ていく。ヤム「あのう、お取込み中、すみません。あんぱん10個で、しめて40銭になります。」 のぶが「おおっ、お金はいりません!」といって、ヤムさんをあわててさえぎる。「うちも商売なんで。」「お金はいりません! お邪魔しました。」 のぶはヤムさんを引っぱって帰っていく。場面が替わり、たかしの母がトランクケースをもって歩いていく。たかしが追いかけてきて、「母さん!」と大きな声を出して呼び止める。「行っちゃうの? 僕のせいだよね?」というたかし。「叔父さんに頼んだんだ。1年浪人させてくれって。叔父さん、承諾してくれた。」「そう。」「つぎこそ、高知第一高等学校に受かってみせるから。」「1年なんて、待てないわ。」という母。「もういいわ、好きにしなさい。私の言いなりになるなって、ちひろにも言われたでしょ?」 たかしは黙っている。「ふたりとも、このおなかを痛めて産んだ子なのにね。」 母は「じゃあね、たかし。」といって、また歩いていく。「駅まで送るよ!」というたかしに、「いいの、ここで。」という母。「ごきげんよう。さようなら。」 たかしが川原にたたずんでいると、釣りにやってきたヤムさんがたかしを見つけ、「よっ」と声をかける。「びっくりした…。」というくらいにたかしは周囲に意識がない。「ヤムさん、僕ってなんのために生きてるんだろう。受験で取り寄せた戸籍を見て、思った。僕って、ひとりぼっちなんだなあって。」 ヤムは釣りを始めながら「ひとりぼっちも気楽でいいじゃねえか。」 たかし「叔父さんが言ってた。なんのために生まれて、なにをして生きるのか。」「今日は釣れる気がしねえな。」というヤムさん。「どうせ一回こっきりの人生だよ。自分のために生きろ。」 朝田家では、のぶが朝田パンの店番をしながら元気がない。母「なんか元気ないねえ。」 のぶ「たかしは落ちるわけないって、勝手に思い込んじょった。なんちゃあ、いえん気持ちや。」 そこに友だちのうさ子ちゃん・志田彩良がやってくる。うさ子ちゃんはのぶを店の外に呼び、話をする。「うさ子ちゃん、まさか、お嫁に行くの?」「違う違う」といううさ子、じつはのぶに感化され、のぶには黙って、女子師範学校を受験していたのだ。のぶ「たまるかあ!」 うさ子「ほんでね、合格した。」「たまるかあ!」と手を取り合って大喜びするふたりだが、通行人の邪魔になって謝る。ナレーション「このときまだ、のぶたちは知りませんでした。女子師範学校の寮生活がどんなにきびしいものか。」 怖い雰囲気で廊下を歩く先生・瀧内公美の影。夕方、のぶとヤムさんが外で片づけをしていると、朝田家にちひろが訪ねてくる。「ちひろくん、どういたが?」「こんな時間にすみません。兄貴がまだ帰ってこんがです。」「へっ!?」と驚きの顔をするのぶ。「あれからずっと、ふさぎこんじょって、心配で。あっ、ヤムさんも、兄貴の行きそうなところ知りませんか?」「昼間、川原で会ったぞ。」 のぶとヤムさんは大声でたかしの名を呼びながら走りまわる。叔父が自転車で帰ってきて、そこに遭遇する。「裏のおばあがなっかなか帰してくれんで遅うなった。のぶちゃんも一緒にどういた?」 ちひろ「兄貴が行方不明ながやき。」「ええっ!?」と驚く叔父。家では叔母・戸田菜穂が心配して待っている。柱時計は深夜0時を指していた。のぶ、ちひろ、ヤムさんは駅にやってきた。ヤム「汽車でどっか行っちまったのかな?」 叔父もそこに駆け込んでくる。「おお、みんなそろうちょったか。」 叔父は顔に汗をかいている。「御免与町はひととおり探したがやけんど。」 ヤムさんがなにかを思い出したように急に立ちあがる。「あそこかもしれない。」 みんなで駆けつけたのは線路だった。たかしは線路を枕にして寝ていた。のぶ「おった…。たかし…、たかし…。」と、たかしの名を呼びながら駆け寄るのぶ。しゃがみこんだのぶは「たかしのドアホ!」と叫ぶ。たかしは目を開き、のぶに気がつき、起きあがる。「なに…? のぶちゃん…。」 のぶは泣きながら「こんなところでなにしよがかえ。死にたいがかえ!」 たかし「みなさん…、心配かけて…。」「ほんまや…。どれば…、どれば心配したと思いちゅるかね…!」「違うんだ、のぶちゃん。」「なにに違うのん…!」「僕は…、母さんひとりも笑顔にできんかった。」 のぶは泣き顔になり、たかしの顔を見る。「僕はなんのために生きてるんだろう。そんなことを考えてたら…。」 ヤムさんがたかしの言葉をさえぎり、「バァカ。ここで寝てたのか?」 たかし「はい。」「無事でよかった…。」と泣き声ののぶ。「うちは…、うちは死ぬば心配してたがやき…。」 夜が明けて、周囲が明るくなる。叔父「泣いても笑おうても、日はまた昇る。」 叔父はたかしに向き、言葉をかける。「たかし、絶望の隣りはにゃあ、希望じゃ。」 線路の上にいる5人のすがたを映し、今週は終わり。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。続けて、「ビバリー昼ズ」の12時台ゲストは名取裕子。名取裕子のファンだという磯山さやかだけでなく、松村も「金八」のものまねを連発。午後は文化放送に切り替え、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングはタイムフリーで聴いた。もし、中川家のドラマを作るとしたら、両親は誰が演じるかという話をしていた。

 楽天マガジンのチェック。「WiLL」に上祐史浩のインタビューが載っているのだが、その前に編集部による文章があり、前号の記事が国会で問題視されたということが書いてある。「特別研究 日本保守党の素顔」という記事なのだが、「オウム真理教の再来であり、社会の敵」ということが書かれていたようで、それを日本保守党の議員が問題にし、SNSでも話題になっていたようだ。その記事も読んでいないし、ぜんぜん知らなかった。今号の記事を読むと、オウムと日本保守党の類似点として、「異議を認めない」「最初は面白がってメディアが報じた」「陰謀論」「閉鎖性」「国粋主義的一面とポピュリズム的政策」「代表のカリスマ性」「目的が手段を肯定」があげられている。そのあとの上祐のインタビューでは、「ほとんど知られていない事実ですが、麻原には国粋主義的側面がありました。一九九五年に出した『日出づる国、災い近し』(オウム出版)の中で、麻原は国粋主義者の一面があると明言しています。」 ここから続く、宗教政党はなぜ右派的政策と結びつきやすいのかという上祐の分析が面白い。「現在、世界的に陰謀論などを背景として、「カルト性」を帯びた政治家が増えているように思われます。その心理的な特徴は、自分は常に正しく、他者は間違っているという極端な思考にあります。(略)「聖なる自分」と「邪なる他者」という構図が形成されると、違法な手段でさえも肯定されてしまいます。これは宗教でいえば「聖域」の構図と同じです。私はこれを「カルト的世界観」や「カルトマインド」と呼んでいます。(略)カルトは宗教的なものに限りません。「政治カルト」「経済カルト」「国家カルト(ナショナルカルト)」といった分類も可能です。(略)当時、アメリカ政府は、日本を「宗教カルト国家」と認定していたとされます。こうした政治カルトや陰謀論が国家に広がれば、国際対立が激化し、世界情勢はさらに不安定になります。今現在の日本においては、こうした傾向は比較的抑えられているように思います。日本は戦争の敗北という深い傷と、過去の過ちに対する反省があるため、極端な思想には比較的染まりにくいのです。さらに、お前が言うなという話になりますが、オウム真理教や統一教会といった宗教団体による事件を経験したことも、カルトに対する社会的免疫となっていると思います。」

 「男の隠れ家」はやなせたかし特集。全ページ、スクショを撮っておくが、しかし、「あんぱん」のドラマの画像は楽天マガジンではカットされている。ほかの週刊誌なんかでは、ドラマの画像も普通に配信されているのにな。今田美桜のインタビュー、そして、里中満智子のインタビューが載っている。日本漫画家協会の会議のときにやなせたかしがうなだれていて、妻に癌が見つかったという。癌を治療していた里中満智子は実体験をもとにアドバイスをし、そこから親交が深くなっていったようだ。暢さんが亡くなったあと、やなせの喜寿のパーティーの際に、里中満智子に花嫁役を頼み、架空結婚式を行ったこともあった。その後、やなせは舞台演出に目覚め、主催するパーティーは本格的なミュージカル仕立てになっていったという。

 午後、NHKプラスで「あんぱん」もう一度観るが、二度観てもまた感動してしまう。ほぼ毎日、この深さで観ている。今週は歩きすぎたせいか、腰が痛くてしかたがなく、夕方、ラジオを聴きながら少し眠る。しゃきっとせず、夜になってから、ラジオを聴きながら掃除をする。今日放送、友近の「シン・ラジオ」は川西賢志郎がゲスト。けっこう真剣な芸論を話していた。

 夜もまた、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はGLAYのTERUがゲスト。放送されたばかりの「タモリステーション」は新幹線の特集。木村佳乃はこの番組はレギュラーなんだろうか。新幹線同士がすれ違うのが好きだと木村佳乃が言うと、タモリが「あれはね、僕と亡くなられた小松政夫さんと一緒に「新幹線のすれ違い」とう芸があるんですよ。」といって、少し実演してみせた。

 先週と今週の「スイッチインタビュー」は、浅野忠信と山田五郎の対談。山田五郎は浅野の指名だそうで、浅野忠信は絵を描きながら山田五郎の YouTube を観ている。初対面のふたり、浅野は山田五郎の事務所を訪ねる。浅野は山田の話術にも注目していて、なにかの役で真似したいと思っているという。浅野の絵が並べられたのを観た山田は「ぱっと見上手いですよね。」「描き慣れてるひとの絵だなって。」「言葉悪いけど、どれもそれなりにいいじゃん。」「欲しいっていうひといる絵じゃん、これみんな。そこがすごいなあと思って。」 山田五郎のプロフィール紹介で「実家はカトリック」というナレーションがあったが、配信では「「実家がカトリック」という情報は誤りでした」というテロップが大きくつけられていた。山田は絵自体は子どものころから観ていたが、「自分で好きになった最初って、たぶん横尾忠則さんなんですよ。」 といって、横尾忠則が表紙をデザインしていた黄金期の「少年マガジン」の話をする。エッシャーを日本で紹介したのは「少年マガジン」がいちばん早かったそうだ。その話を受け、浅野忠信は父が横尾忠則のファンで、「忠信」という名前はじつは「忠則」からとられていることを明かした。ウィリアム・ターナーが好きだった浅野は、「どうやって行き着いてんだろう?」「なんでこういうことになったんだろう?」と思いながら描いているんだそうで、その話を聞いた山田は「論理的に絵を描いてるんですね。」といって、浅野がたくさん描いている白黒の絵は「なんかやってるひとが多い」と指摘し、ゴッホが描く穴を掘るひとを思い出したというと、浅野はまさに「DIGMAN」というマンガを描いていた。アメリカでアニメを作ろうとしていたが、同名のアニメを先に作られてしまい、お蔵入りしたという。山田は「線の絵はもっと進化すると思ってるんですよ。」「ほんとに僭越ながら、まだ線多い気がするんですよ。もうちょっと洗練できると思ってる。」「線を多くするのは迷いだよ。迷いが線を増やすよ。」 高校中退でまったく勉強してこなかった浅野は、山田五郎が学校の先生だったらよかったということを言うと、山田は先生はコンプライアンスがあるから大変だという。どの学問も細分化・専門化されすぎていて、研究者が言えないことが多いが、山田は乱暴なことも言えるから、そこが学者でも先生でもない自分の役割だと思っているということだ。

 そして、今日放送された後編では、山田が浅野に演技について訊く。ゴールデングローブ賞の受賞スピーチのことだが、バンドをやってるからMCに慣れていたというのが大きかったようだ。修行期間として、つまらない脚本ほど率先して引き受けるようにしていたという話も面白い。父親がマネージメントをしなくなってからは仕事のやりかたを変え、もう嫌われてもいいから、本当に感じる役しかやりたくないと思ったという。それまでの修行期間で充分に挑んできたから、賞をもらったときに、神様からもういい加減やめろと言われた気がしたという。山田に、本当にやりたい役とは具体的なイメージはあるのかと訊かれると、浅野は「50歳のなんでもないひとりの男ですね。」と答える。「世の中の事件にからめてない話がいいです。なんかどうしてもやっぱり社会的なテーマだったりとか、なんか、弱者を描くようなことがありがちだと思いますけど、そういうものではなく、なんでもない普通の話がいいですね。」 絵やバンドをなぜ続けられるのかという山田の疑問に、浅野は若いときに「役者なんかやることないじゃん」と思ったという。俳優の練習ってなんだろうと思ったときに、浅野は生活以外ないだろうと考えた。「じゃあ、バンドちゃんとやっとかなきゃとか、絵ぇ描かなきゃってなって、そうすると、なにかをやってるひとになるじゃないですか、僕も。役者ではなくて。そうすると、役がきたときに、あっ、あんときのこれに当てはめられるとか、絵ぇ描いてるときの自分のあれと同じだとかって当てはめられやすくなって、それからはだからもうほんとに、なんかやってなきゃって思いました。俳優のために。」

 今夜の「A-Studio+」は多部未華子がゲスト。めんどくさがりな多部未華子が面白い。近所に住む二宮和也に鶴瓶が取材し、多部未華子が言うには、ニノの家のテレビは映っている人間の色がおかしいそうで、さんまの家のテレビと同じだな。鶴瓶は松尾スズキにも取材。松尾スズキとの出会いは2010年、野田秀樹の「農業少女」を、松尾が演出、多部未華子のほか、山崎一、吹越満、江本純子が出演していた。藤ヶ谷太輔は、ヘアメイク、スタイリストに取材する。多部未華子は自分にセンスがないと思っていて、まわりにプロがいてくれるのだったらなんでもいいよと任せてしまう。

 昨夜に放送された「NHK MUSIC SPECIAL」はAdoの特集。浜辺美波との対談があり、浜辺美波が「Adoのオールナイトニッポン」に出演したのがきっかけで仲よくなったそうで、「どんちゃん」「かっちゃん」と呼び合う仲。Adoが「どんちゃん」というのが先に決まり、それに対応するように、「太鼓の達人」のキャラクターから「かっちゃん」になった。1曲目は「うっせぇわ」、2曲目は「紅白」初出演時の東本願寺で歌った「唱」をまるまる放送。「唱」の作曲者のひとり、TeddyLoid のインタビューもあった。そのあとには海外のファンたちとオンラインでトークをするコーナーがあり、ファンたちの話を聴いているうちに、ファンたちに励まされていることを実感し、Adoは涙声になってしまう。

 深夜になっても眠気が飛んでしまい、Netflix で、配信が始まったばかりの「新幹線大爆破」のリメイクを観ようとするが、観始めたらかなり眠くなってしまった。人間ドラマの部分が安っぽく、まるで惹きつけられない映画だ。

ブログ アーカイブ

人気急上昇中の投稿です

6月12日土曜日/「キングオブコントの会」

◇ ラジオ・テレビ  昨夜から眠れず、朝から2時間ほど眠り、9時からラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。出水アナがいじられていて、わからずに検索したが、カトパンの結婚相手が出水アナの元彼だったとは、カトパンの結婚にまったく興味がなく、ぜんぜん知らなかった。「常連さん」は...